JP2004108969A - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際のラウンダバウトの形状に近い表示パターン(デフォルメ図)を作成し、ラウンダバウト分岐での方向案内を精度良く行うことを可能にする。
【解決手段】地図データを格納したメモリ手段と表示手段と制御手段とを備えた車載用ナビゲーション装置において、制御手段が、地図データを参照して、ラウンダバウトRA1上の誘導経路GRの入口側の分岐に対応する出口分岐点P8から入口分岐点P1までの第1の距離d8を算出すると共に、入口分岐点P1からラウンダバウトRA上の誘導経路GRの出口側の分岐に対応する出口分岐点P2までの第2の距離d1を算出して、両距離を加算し、この加算した距離のラウンダバウトRA1の全長LAに対する比率:(d1+d8)/LAを算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを表示手段の画面上に表示させる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用ナビゲーション装置に関し、特に、目的地までの誘導経路上にラウンダバウト(Round−About) が含まれている場合においてそのラウンダバウトを所定の形状にデフォルメしてディスプレイ画面に表示する際にそのラウンダバウト分岐での方向案内を精度良く行うのに適応された車載用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
ここに、「ラウンダバウト」とは、進路を変更するための道路であり、交差点とは違い、ロータリーのようにループ形状で、かつ複数箇所にそれぞれ経路(本線)に接続される分岐を有する道路をいう。このようなラウンダバウトは、主として欧米等で見かけられる。
【0003】
【従来の技術】
従来の典型的な車載用ナビゲーション装置においては、ナビゲーションに係る一切の処理を制御するCPU、地図データを予め記憶させたCD−ROMやDVD−ROM等の記憶装置、ディスプレイ装置、自車の現在位置を検出するためのGPS(Global Positioning System) 受信機、自車の進行方位や走行速度等を検出するためのジャイロや車速センサ等を備えており、CPUにより、自車の現在位置を含む地図データを記憶装置から読み出し、この地図データに基づいて自車位置の周囲の地図画像をディスプレイ画面に描画すると共に、自車の現在位置を指示する車両位置マークをディスプレイ画面に重ね合わせて表示し、自車の移動に応じて地図画像をスクロール表示したり、地図画像を画面に固定して車両位置マークを移動させたりして、自車が現在何処を走行しているのかを一目で判るようにしている。
【0004】
また、車載用ナビゲーション装置には、通常、ユーザが目的地に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるように案内する機能(経路誘導機能)が搭載されている。この経路誘導機能によれば、CPUにより、地図データを用いて出発地(典型的には自車の現在位置)から目的地までを結ぶ最適な経路を、横型探索法やダイクストラ法等のシミュレーション計算を行って探索し、その探索した経路を誘導経路として記憶しておき、走行中、地図画像上にその誘導経路を他の道路とは識別可能に(例えば、色を変えたり、線幅を太くして)表示したり、また自車が誘導経路上で進路を変更すべき交差点に所定距離内に近づいたとき、地図画像上にその交差点の拡大図を表示したりすることで、目的地に向けた最適な経路をユーザが把握できるようになっている。
【0005】
また、かかる車載用ナビゲーション装置において、目的地までの誘導経路上に上述したようなラウンダバウトが含まれている場合には、例えば図12に示すように、表示対象のラウンダバウトRAを所定の形状(通常は円形)にデフォルメして、ディスプレイ画面50にその表示パターンRPを表示している。図12の例では、自車(車両位置マークCM)からラウンダバウトRAへの進入方向に対し180°右方向(つまり、直進方向)に進路を変更する旨の案内表示と共に、ラウンダバウトRA上の誘導経路の出口に至る途中の出口についてもその表示が行われている。
【0006】
従来の技術では、このようなラウンダバウトの表示パターンRP(デフォルメ図)の作成に際し、CPUが、CD−ROM等に記憶された地図データを参照して、当該ラウンダバウト上の誘導経路の入口側の分岐点から出口側の分岐点までの距離を算出し、この算出した距離の当該ラウンダバウトの全長に対する比率に応じて、デフォルメ図に表示すべき対象出口の位置(図12の例では進入方向に対し180°右方向の位置)を決定するようにしている。
【0007】
例えば図13に示すように、自車(CM)からラウンダバウトRAへの入口側の分岐点P1から見て、1番目の出口位置は、入口側の分岐点P1から当該出口の分岐点P2までの距離d1のラウンダバウトRAの全長LA(=d1+d2+d3+d4)に対する比率:d1/LAに応じて決定される。また、2番目の出口位置は、分岐点P1から当該出口の分岐点P3までの距離(d1+d2)のラウンダバウトRAの全長LAに対する比率:(d1+d2)/LAに応じて決定され、以下同様にして3番目、4番目の各出口位置が決定される。図示の例において4番目の出口位置とは、自車(CM)が進入した分岐点P1を指し、ラウンダバウトRAを一周してUターンを行う場合に相当する。
【0008】
このようなラウンダバウトの表示案内に関連する他の従来技術としては、ロータリー(ラウンダバウトに相当)に入る道路と出る道路とのなす角度に基づいて方向案内を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、ロータリー等からの分岐路を示すリンクに、当該分岐路を特定するための固有情報としての分岐路番号を付加し、その分岐路番号の検出に基づいて当該出口番号を報知するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−51684号公報
【特許文献2】
特開2001−317956号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際のラウンダバウトの形状としては、例えば図14(a)に例示するように、ラウンダバウトRAB上の各分岐(4本の経路R1,R2,R3,R4にそれぞれ接続されている)が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっているものが存在する。
【0011】
図示の例では、ラウンダバウトRABにおいて、経路R1に対応する分岐は、当該経路からの入口分岐点P1と当該経路への出口分岐点P8の2つからなっており、経路R2に対応する分岐は、当該経路からの入口分岐点P3と当該経路への出口分岐点P2の2つからなっており、経路R3に対応する分岐は、当該経路からの入口分岐点P5と当該経路への出口分岐点P4の2つからなっており、経路R4に対応する分岐は、当該経路からの入口分岐点P7と当該経路への出口分岐点P6の2つからなっている。
【0012】
このような形状を有するラウンダバウトRABに対し、図13に関連して説明したような出口位置の決定方法をそのまま単純に適用すると、以下の不都合が生じる。すなわち、今仮に自車(CM)が経路R1からラウンダバウトRABを介して経路R2に誘導されているものとすると、図13の決定方法によれば、先ず入口側経路R1に接続される入口分岐点P1から出口側経路R2に接続される出口分岐点P2までの距離d1が算出され、次にこの算出された距離d1のラウンダバウトRABの全長LAに対する比率:d1/LAが算出され、この算出された比率に応じて対象出口の位置が決定されることになる。
【0013】
このため、デフォルメ図に表示される矢印で示す出口の位置は、図12の例では実際の位置にほぼ等しいのに対し、図14(a)の例では、図14(b)に示すように実際の位置(破線で示す部分)から距離が短くなる方向に若干ずれたものとなってしまう(表示パターンRPB1)。つまり、ディスプレイ画面に表示される案内情報としてのラウンダバウトの表示パターンRPB1が、本来表示すべき形状(破線で示す部分)からずれてしまうといった不都合があった。
【0014】
このように実際の形状からずれた表示パターン(デフォルメ図)によるラウンダバウトの案内表示は、ラウンダバウト分岐での方向案内の精度を低下させるものであり、ユーザにとっては違和感があり、場合によっては案内表示の誤認識をひき起こすことにもなる。
【0015】
特に、現在走行中の経路をUターンする場合には、図14(c)に示すように実際の位置(破線で示す部分)からずれた表示パターンRPB2によるラウンダバウト表示が行われるため、矢印で示す出口の位置が、現在走行中の経路を指しているのか、あるいは別の出口経路を指しているのかを瞬時に見極めるのは困難である。
【0016】
また、実際のラウンダバウトには、図14(a)に示したような円形の他に、楕円のものや出口が斜めに接続するなど、多種多様な形状のものが存在する。そのため、特許文献1に記載されるような、ロータリー(ラウンダバウトに相当)に対する出口角度を求めてデフォルメする手法では、実際のラウンダバウトの形状に近い表示パターンを作成することは困難である。
【0017】
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作されたもので、誘導経路上に含まれているラウンダバウトの表示案内に際し、実際のラウンダバウトの形状に近い表示パターン(デフォルメ図)を作成可能とし、ひいてはラウンダバウト分岐での方向案内を精度良く行うことができる車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明の基本形態によれば、目的地までの誘導経路上に含まれているラウンダバウトの表示案内を行う機能を備えた車載用ナビゲーション装置であって、案内情報を提供する表示手段と、地図データを格納したメモリ手段と、前記表示手段及びメモリ手段に動作可能に接続された制御手段とを備え、該制御手段は、前記地図データを参照して、前記ラウンダバウト上の複数の分岐の各々が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている場合には、前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の入口側の分岐に対応する出口分岐点から入口分岐点までの第1の距離を算出すると共に、該入口分岐点から前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の出口側の分岐に対応する出口分岐点までの第2の距離を算出して、該第2の距離に前記第1の距離を加算し、該加算した距離の前記ラウンダバウトの全長に対する比率を算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを前記表示手段の画面上に表示させることを特徴とする車載用ナビゲーション装置が提供される。
【0019】
本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、ラウンダバウト上の誘導経路の入口側の分岐に対応する入口分岐点から出口側の分岐に対応する出口分岐点までの第2の距離(図14に示す従来のラウンダバウトRABにおいて入口分岐点P1から出口分岐点P2までの距離d1に相当)に、誘導経路の入口側の分岐に対応する出口分岐点と当該入口分岐点との間の第1の距離を加算することで、ラウンダバウトに占める誘導経路の距離(つまり、加算した距離のラウンダバウト全長に対する比率)を補正している。そして、この補正された比率に基づいて当該ラウンダバウトの形状をデフォルメし、その表示パターンを表示手段の画面上に表示するようにしている。例えば、図8に示すラウンダバウトRA1を参照すると、対象出口(1番目の出口位置)は、ラウンダバウトRA1上の誘導経路GRの入口側の分岐に対応する出口分岐点P8から出口側の分岐に対応する出口分岐点P2までのトータルの距離(d1+d8)のラウンダバウトRA1の全長LAに対する比率に基づいて決定される。
【0020】
従って、誘導経路上に含まれているラウンダバウトの表示案内に際し、実際のラウンダバウトの形状に近い表示パターン(デフォルメ図)を作成することができ、これによってラウンダバウト分岐での方向案内を精度良く行うことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係る車載用ナビゲーション装置の構成を概略的に示したものである。
【0023】
図示の車載用ナビゲーション装置30において、1はDVD−ROMドライブを示し、このDVD−ROMドライブ1によって駆動されるDVD−ROM1aには、縮尺レベル(1/12500、1/25000、1/50000等)に応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切られた地図データが予め格納されている。この地図データは、経緯度で表現された点(ノード)の座標集合で表されており、また、道路は2以上のノードの連結からなり、2つのノードを連結した部分はリンクと呼ばれる。地図データは、道路リスト、ノードテーブル、交差点構成ノードリスト、交差点ネットリスト、ラウンダバウト構成ノードリスト、ラウンダバウト・ネットリスト等からなるマップマッチング用及び経路探索用の道路レイヤ、地図画面上に道路、公園、河川、目印となる建物や施設等の各種物件を表示するための背景レイヤ、市町村名などの行政区画名、道路名、交差点名、ラウンダバウト名、建物の名前等の文字や地図記号等を表示するための文字・記号レイヤなどから構成されている。
【0024】
地図データを構成する各種レイヤのうち本発明に関連するのは道路レイヤであり、そのデータ構造について特に図示はしないが、道路リストは、道路別に、道路の種別、道路を構成する全ノード数、道路を構成するノードのノードテーブル上での位置と、次のノードまでの幅員等のデータから構成されている。また、本発明に関連するラウンダバウト構成ノードリストは、地図上の各ラウンダバウト毎に、当該ラウンダバウトに連結するリンク(道路)のノード(ラウンダバウト構成ノード)のノードテーブル上での位置の集合からなっている。ノードテーブルは地図上の全ノードのリストであり、ノード毎に位置情報(経度、緯度)、該ノードがラウンダバウトであるか否かを指示するラウンダバウト識別フラグ、ラウンダバウトであればラウンダバウト構成ノードリスト上での位置を示し、ラウンダバウトでなければ道路リスト上で当該ノードが属する道路の位置を示すポインタ等によって構成されている。また、ラウンダバウト・ネットリストは、ラウンダバウトを構成する各ノードを特定するID情報、ラウンダバウト構成ノード数、隣接するラウンダバウトのシーケンシャル番号、隣接するラウンダバウトまでの距離と道路の属性(道路種別、幅員)等のデータからなっている。
【0025】
また、2は後述するナビゲーション装置本体10を操作するための操作部を示し、例えば、リモコン送信器の形態を有している。特に図示はしないが、かかるリモコン送信器には、ディスプレイ装置(後述)の画面上の各種メニュー、各種項目等を選択したり、選択したメニュー等を実行させるための各種操作ボタン、ジョイスティック等が適宜設けられている。また、3は各種のサービスセンタと通信するための車載電話機等の通信機、4は電波ビーコン又は光ビーコンから送られてくるVICS(道路交通情報通信システム)情報を受信するVICS受信機、5はGPS衛星から送られてくるGPS信号を受信して自車の現在位置の経度及び緯度を検出するGPS受信機、6は自立航法センサを示す。この自立航法センサ6は、自車の進行方位を検出するためのジャイロ等の角度センサ6aと、一定の走行距離毎にパルスを発生する距離センサ6bとにより構成されており、自車の走行速度を検出するのに用いられる。
【0026】
また、7はLCD等のディスプレイ装置を示し、後述するナビゲーション装置本体10からの制御に基づいて、基本的にはナビゲーションに係る案内情報(自車の現在位置(車両位置マーク)及びその周囲の地図、出発地から目的地までの誘導経路、その他の案内情報等)を画面上でユーザ(特に運転者)に提供するものであり、さらに、後述するように車載用ナビゲーション装置30が行うラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理に関する情報を画面上に表示するものである。8はスピーカを示し、後述するナビゲーション装置本体10からの制御に基づいて、上記のナビゲーションに係る案内情報を音声によりユーザに提供するものである。
【0027】
また、ナビゲーション装置本体10において、11はDVD−ROMドライブ1を介してDVD−ROM1aから地図データを読み取るための地図データ読取制御部、12は地図データ読取制御部11により読み出された地図データを一時的に格納するバッファメモリ、13,14,15,16及び17はそれぞれ操作部2、通信機3、VICS受信機4、GPS受信機5及び自立航法センサ6に接続されるインタフェース(I/F)を示す。
【0028】
また、18はマイクロコンピュータ等により構成された制御部を示し、この制御部18は、ナビゲーション用のプログラム(経路探索の処理やそれに基づく経路案内に必要な表示出力制御等を行うためのプログラム)を内蔵しており、このプログラムに従い、GPS受信機5から出力される信号に基づいて自車の現在位置を検出したり、自立航法センサ6から出力される信号に基づいて自車の走行速度(車速)を算出したり、地図データ読取制御部11を制御して、表示させたい地図のデータをDVD−ROMドライブ1を介してDVD−ROM1aからバッファメモリ12に読み出したり、バッファメモリ12に読み出された地図データを用いて設定された探索条件で出発地(自車の現在位置)から目的地までの誘導経路を探索するなど、ナビゲーションに係る種々の処理を実行する。さらに制御部18は、後述するように車載用ナビゲーション装置30が行うラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理を制御する機能を有している。
【0029】
また、19はバッファメモリ12に読み出された地図データを用いて地図画像の描画処理を行う地図描画部、20は動作状況に応じて各種メニュー画面(操作画面)及び車両位置マーク、カーソル等の各種マークを生成する操作画面・マーク発生部、21は誘導経路に関するデータを格納しておくための誘導経路記憶部を示す。この誘導経路記憶部21には、制御部18によって探索された誘導経路の出発地から目的地までの道路を構成する全てのノード(経緯度で表現された点の座標)に関するデータが記憶される。また、22は誘導経路描画部を示し、誘導経路記憶部21から誘導経路のデータ(ノード列)を読み出して、当該誘導経路を他の道路とは異なる表示態様(色を変える、線幅を太くするなど)で描画する機能を有している。
【0030】
また、23は制御部18からの制御に基づいてラウンダバウトの描画処理を行うラウンダバウト描画部を示し、後述するようにバッファメモリ12に読み出された地図データに含まれる誘導経路上のラウンダバウトに対し、制御部18が行うラウンダバウトの表示案内に係る各種の演算処理(後述)に基づきデフォルメされたラウンダバウトを描画する機能を有している。
【0031】
また、24は画像合成部を示し、制御部18からの制御に基づいて、基本的には地図描画部19で描画された地図画像に、誘導経路描画部22で描画された誘導経路、操作画面・マーク発生部20で生成された操作画面及び各種マーク等を重ね合わせて、ディスプレイ装置7の画面上に表示させる機能を有している。さらに画像合成部24は、後述するように車載用ナビゲーション装置30が行うラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理に関する情報をディスプレイ装置7の画面上に表示させる機能も有している。25は音声出力部を示し、制御部18からの制御に基づいて音声信号(ナビゲーションに係る案内情報)をスピーカ8に出力する。
【0032】
以上のように構成された車載用ナビゲーション装置30において、DVD−ROM1aは「メモリ手段」に、自立航法センサ6は「車速検出手段」に、ディスプレイ装置7は「表示手段」に、制御部18は「制御手段」にそれぞれ対応している。
【0033】
図2は、本発明を特徴付けるラウンダバウトの表示案内に係る画面表示の一例を示したものである。図示の画面表示例では、ディスプレイ装置7の表示画面40に表示された地図画像41に、自車の現在位置を指示する車両位置マークCMと共に、自車位置(CM)から目的地へ向かう誘導経路GR及び当該誘導経路上に含まれるラウンダバウトRA1を表示し、さらに、表示画面40の右側(ラウンダバウト表示領域42)に、後述するように制御部18が行う所定の演算処理に基づいてデフォルメされたラウンダバウトRA1の表示パターンRP1(デフォルメ図)を表示した場合の一例が示されている。図示の例では、表示対象のラウンダバウトRA1への進入方向に対し90°右方向に進路を変更する旨の案内表示が行われている。
【0034】
また、誘導経路GRは、ユーザが識別し易いように他の道路とは異なる表示態様(例えば、線幅を太くしたり、目立つ色で表示したりするなど)で表示されている。図2に示す画面表示例では、誘導経路GRの終点である目的地が画面上に表示されていないが、これは以下の理由による。目的地までの誘導経路GRの全行程を同一画面上に表示させようとすると、目的地までの距離にも依るが、一般に画面の表示縮尺率を相当小さくする必要があり、この場合に画面が見づらくなる。そこで、ユーザによる操作部2からの設定操作により、画面の表示縮尺率を少なくとも自車位置(CM)周辺の誘導経路GRが把握できる程度の表示スケールに調整する(画面表示を拡大する)。図2は、この表示スケールを調整したときの画面表示例を示したものである。
【0035】
図3は、本発明を特徴付けるラウンダバウトの表示案内に係る画面表示の他の例を示したものである。図示の例では、表示対象のラウンダバウトRA1への進入方向に対し360°右方向に進路を変更する(すなわち、進入方向と反対方向にUターンを行う)旨の案内表示が行われており(表示パターンRP2)、さらに、ラウンダバウトRA1上の誘導経路の出口に至る途中の出口(この場合、3箇所)についてもその表示が行われている。他の表示内容については、図2に示す画面表示例の場合と同じである。
【0036】
以下、本実施形態に係る車載用ナビゲーション装置30が行うラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理について、その処理フローの一例を示す図4〜図7と共に、各処理フローの補足説明図としての図8〜図11を参照しながら説明する。
【0037】
先ず、初期状態において、自車が目的地に向けて経路案内されているものとする。この経路案内を行うための処理については、本発明の要旨と関係がないので特に図示はしていないが、典型的には以下のようにして行われる。
【0038】
すなわち、ユーザ(例えば運転者)が操作部2(リモコン送信器)を操作して目的地及びその他必要な情報(目的地に至る途中の通過点の情報等)を設定すると、制御部18において、入力された目的地のデータとGPS受信機5で検出された自車の現在位置を出発地として設定された出発地のデータとに基づき、出発地から目的地までが入る範囲の地図データをDVD−ROM1aからバッファメモリ12に読み出し、さらに誘導経路記憶部21に格納されているデータを参照して、出発地から目的地までを結ぶ最適な誘導経路を横型探索法などにより探索する。探索した誘導経路は、図2の画面表示例に示したように、制御部18からの制御に基づき画像合成部24を介してディスプレイ装置7の画面40に、車両位置マークCMと共に地図画像41に重ね合わされて表示される。このとき、誘導経路GRは識別し易いように相対的に目立つ表示態様で表示される。これによって、ユーザは、ディスプレイ装置7の画面40を通して目的地まで自車が案内されるべき誘導経路GRを把握することができる。
【0039】
このようにして自車が誘導経路GRに沿って案内されている状態で、最初のステップS11では、制御部18において、誘導経路GR上で自車が次に進路を変更すべき表示対象のラウンダバウトまで所定の距離(例えば、300m)に達した(YES)か否(NO)かを判定する。この判定は、バッファメモリ12に読み出した地図データ(誘導経路GR及び当該ラウンダバウトを含む)の参照と、自立航法センサ6(距離センサ6b)の出力信号(車速パルス)から算出した自車の走行速度とに基づいて行う。そして、判定結果がYESの場合にはステップS12に進み、判定結果がNOの場合にはその判定処理を繰り返す。
【0040】
次のステップS12では、制御部18が、当該地図データを参照して、その表示対象のラウンダバウトが第1のタイプのもの(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS13に進み、判定結果がNOの場合にはステップS21(図5)にジャンプする。
【0041】
ここに、「第1のタイプのラウンダバウト」とは、図8に示すように、ラウンダバウトRA1上の各分岐が、全て、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている形状を有するものを指す。
【0042】
次のステップS13では、制御部18において、表示対象のラウンダバウトRA1に関して、誘導経路GRの入口側の分岐に対応する出口分岐点P8から入口分岐点P1までの第1の距離d8を算出する。
【0043】
次のステップS14では、制御部18において、当該入口分岐点P1から誘導経路GRの出口側の分岐に対応する出口分岐点P2までの第2の距離d1を算出する。
【0044】
次のステップS15では、制御部18において、ステップS13,S14で算出した第1の距離d8及び第2の距離d1を加算する(d1+d8=L1)。
【0045】
次のステップS16では、制御部18において、ラウンダバウトRA1の全長LA(P1〜P2〜……〜P8〜P1の長さ)を算出し、ステップS15で算出した加算距離L1の全長LAに対する比率:L1/LAを算出する。
【0046】
最後のステップS17では、制御部18において、ステップS16で算出した比率:L1/LAに基づいて当該ラウンダバウトRA1の形状をデフォルメし、ラウンダバウト描画部23及び画像合成部24を介してディスプレイ装置7の画面上に、そのデフォルメしたラウンダバウトRA1の表示パターンRP1を表示する(図2参照)。そして、本処理フローは「終了」となる。
【0047】
一方、ステップS12において表示対象のラウンダバウトが第1のタイプのもの(図8)でない場合には、ステップS21(図5)において、制御部18が、当該地図データを参照して、その表示対象のラウンダバウトが第2のタイプのもの(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS22に進み、判定結果がNOの場合にはステップS31(図6)にジャンプする。
【0048】
ここに、「第2のタイプのラウンダバウト」とは、図9に示すように、ラウンダバウトRA2上の各分岐のうち少なくとも1つの分岐が、対応する経路からの入口と当該経路への出口が同じである共通分岐点からなっており、かつ、他の全ての分岐が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている場合において、誘導経路GRの入口側の分岐及び出口側の分岐がそれぞれ2つの分岐点からなっている形状を有するものを指す。
【0049】
次のステップS22では、制御部18において、表示対象のラウンダバウトRA2に関して、誘導経路GRの入口側の分岐に対応する2つの分岐点P1,P7の中間点M1を算出すると共に、誘導経路GRの出口側の分岐に対応する2つの分岐点P2,P3の中間点M2を算出する。
【0050】
次のステップS23では、制御部18において、ステップS22で算出した2つの中間点M1,M2間のラウンダバウトRA2上の距離を算出する(d7/2+d1+d2/2=L2)。
【0051】
次のステップS24では、制御部18において、ラウンダバウトRA2の全長LA(P1〜P2〜……〜P7〜P1の長さ)を算出し、ステップS23で算出した距離L2の全長LAに対する比率:L2/LAを算出する。この後、ステップS17(図4)に進む。
【0052】
一方、ステップS21において表示対象のラウンダバウトが第2のタイプのもの(図9)でない場合には、ステップS31(図6)において、制御部18が、当該地図データを参照して、その表示対象のラウンダバウトが第3のタイプのもの(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS32に進み、判定結果がNOの場合にはステップS41(図7)にジャンプする。
【0053】
ここに、「第3のタイプのラウンダバウト」とは、図10に示すように、ラウンダバウトRA3上の各分岐のうち少なくとも1つの分岐が、対応する経路からの入口と当該経路への出口が同じである共通分岐点からなっており、かつ、他の全ての分岐が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている場合において、誘導経路GRの入口側の分岐が2つの分岐点からなり、出口側の分岐が共通分岐点(図示の例ではP2)からなっている形状を有するものを指す。
【0054】
次のステップS32では、制御部18において、表示対象のラウンダバウトRA3に関して、誘導経路GRの入口側の分岐に対応する2つの分岐点P1,P6の中間点M1を算出する。
【0055】
次のステップS33では、制御部18において、ステップS32で算出した中間点M1から出口側の分岐に対応する共通分岐点P2までの距離を算出する(d6/2+d1=L3)。
【0056】
次のステップS34では、制御部18において、ラウンダバウトRA3の全長LA(P1〜P2〜……〜P6〜P1の長さ)を算出し、ステップS33で算出した距離L3の全長LAに対する比率:L3/LAを算出する。この後、ステップS17(図4)に進む。
【0057】
一方、ステップS31において表示対象のラウンダバウトが第3のタイプのもの(図10)でない場合は、ステップS41(図7)において、制御部18が、当該地図データを参照して、その表示対象のラウンダバウトが第4のタイプのもの(YES)か否(NO)かを判定する。判定結果がYESの場合にはステップS42に進み、判定結果がNOの場合にはステップS45に進む。
【0058】
ここに、「第4のタイプのラウンダバウト」とは、図11に示すように、ラウンダバウトRA4上の各分岐のうち少なくとも1つの分岐が、対応する経路からの入口と当該経路への出口が同じである共通分岐点からなっており、かつ、他の全ての分岐が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている場合において、誘導経路GRの入口側の分岐が共通分岐点(図示の例ではP1)からなり、出口側の分岐が2つの分岐点からなっている形状を有するものを指す。
【0059】
次のステップS42では、制御部18において、表示対象のラウンダバウトRA4に関して、誘導経路GRの出口側の分岐に対応する2つの分岐点P2,P3の中間点M2を算出する。
【0060】
次のステップS43では、制御部18において、入口側の分岐に対応する共通分岐点P1からステップS42で算出した中間点M2までの距離を算出する(d1+d2/2=L4)。
【0061】
次のステップS44では、制御部18において、ラウンダバウトRA4の全長LA(P1〜P2〜……〜P6〜P1の長さ)を算出し、ステップS43で算出した距離L4の全長LAに対する比率:L4/LAを算出する。この後、ステップS17(図4)に進む。
【0062】
一方、ステップS41において表示対象のラウンダバウトが第4のタイプのもの(図11)でない場合には、これは、ラウンダバウト上の各分岐が、全て、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口が同じである共通分岐点からなっている場合(図13に示した形状の場合)に相当するので、ステップS45において、従来と同じ演算処理を行い、入口側の分岐点から対象出口の分岐点までの距離のラウンダバウト全長に対する比率を算出する。この後、ステップS17(図4)に進む。
【0063】
以上説明したように、本実施形態に係る車載用ナビゲーション装置30によれば、ディスプレイ装置7の表示画面40上で目的地までの誘導経路GRを案内している状態で(図2,図3)、次に進路を変更すべき表示対象のラウンダバウトまで所定の距離に達したことを検知したときに、表示対象のラウンダバウトのタイプ(図8〜図11及び図13)に応じてそれぞれデフォルメ図に表示すべき対象出口の位置を決定するための演算処理を行っている。
【0064】
すなわち、第1のタイプのラウンダバウトRA1(図8)に対しては、図4の処理フローに示したように、ラウンダバウトRA1上の誘導経路GRの入口側の分岐に対応する入口分岐点P1から出口側の分岐に対応する出口分岐点P2までの距離d1に、誘導経路GRの入口側の分岐に対応する出口分岐点P8から当該入口分岐点P1までの距離d8を加算することで、ラウンダバウトRA1に占める誘導経路GRの距離、すなわち、加算した距離(d1+d8)のラウンダバウト全長LAに対する比率を補正している。そして、この補正した比率に基づいて当該ラウンダバウトRA1の形状をデフォルメし、その表示パターンRP1をディスプレイ画面40上に表示するようにしている(図2)。これによって、実際のラウンダバウトRA1の形状に近い表示パターン(デフォルメ図)を作成することができる。
【0065】
特に、現在走行中の経路をUターンする場合、従来の表示例(図14(c)参照)では実際の位置(破線で示す部分)からずれた表示パターンRPB2によるラウンダバウト表示が行われていたが、本実施形態に係る演算及び表示処理によれば、図3の画面表示例に示したように、出口方向を指示する矢印を進入経路に重ね合わせて表示することができる。これによって、図2の画面表示例と同様にラウンダバウト分岐での方向案内を精度良く行うことが可能となる。
【0066】
また、第2〜第4のタイプのラウンダバウトRA2,RA3,RA4(図9〜図11)に対しては、それぞれ図5〜図7の処理フローに示したように、当該ラウンダバウト上の誘導経路GRの一方の側の2つの分岐点の中間点M1(M2)を求め、この中間点と他方の側の2つの分岐点の中間点M2(M1)又は共通分岐点との間の距離を算出することで、当該ラウンダバウトに占める誘導経路GRの距離(比率)を補正している。これによって、上述した第1のタイプと同様の効果を奏することができる。
【0067】
なお、上述した実施形態では、第2のタイプのラウンダバウトRA2(図9)に関して、誘導経路GRの入口側及び出口側の各2つの分岐点の中間点M1,M2を求めてその間の距離を算出し、この算出した距離のラウンダバウト全長に対する比率に応じてデフォルメ図に表示される出口位置を決定する方法を例にとって説明したが、かかる方法は、第1のタイプのラウンダバウトRA1(図8)に対しても同様に適用することが可能である。
【0068】
また、上述した実施形態では、ラウンダバウト上の誘導経路の入口と誘導経路の出口との間に本発明に係る演算処理を適用した場合について説明したが、かかる演算処理は、誘導経路の出口でない他の出口(すなわち、ラウンダバウト上の誘導経路の出口に至る途中の出口)に対しても同様に適用可能であることはもちろんである。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、誘導経路上に含まれているラウンダバウトの表示案内に際し、ラウンダバウトに対する誘導経路の入口分岐点から出口分岐点までの距離を補正することにより、実際のラウンダバウトの形状に近い表示パターン(デフォルメ図)を作成することができ、ラウンダバウト分岐での方向案内を精度良く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車載用ナビゲーション装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】ラウンダバウトの表示案内に係る画面表示例(その1)を示す図である。
【図3】ラウンダバウトの表示案内に係る画面表示例(その2)を示す図である。
【図4】図1の車載用ナビゲーション装置が行うラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理の第1の例を示すフロー図である。
【図5】図4の処理フローから派生したラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理の第2の例を示すフロー図である。
【図6】図5の処理フローから派生したラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理の第3の例を示すフロー図である。
【図7】図6の処理フローから派生したラウンダバウトの表示案内に係る演算及び表示処理の第4の例を示すフロー図である。
【図8】図4の処理フローの補足説明図である。
【図9】図5の処理フローの補足説明図である。
【図10】図6の処理フローの補足説明図である。
【図11】図7の処理フローの補足説明図である。
【図12】従来のラウンダバウトの表示案内に係る画面表示例を示す図である。
【図13】従来のデフォルメ図に表示される出口位置の決定方法を説明するための図である。
【図14】従来のラウンダバウト表示における問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1a…DVD−ROM(メモリ手段)、
2…操作部、
4…GPS受信機、
6…自立航法センサ(車速検出手段)、
7…ディスプレイ装置(表示手段)、
18…制御部(制御手段)、
19…地図描画部、
20…操作画面・マーク発生部、
22…誘導経路描画部、
23…ラウンダバウト描画部、
24…画像合成部、
30…車載用ナビゲーション装置、
40…表示画面、
41…地図画像、
42…ラウンダバウト表示領域、
CM…車両位置マーク、
GR…誘導経路、
RA1,RA2,RA3,RA4…ラウンダバウト、
RP1,RP2…ラウンダバウトの表示パターン(デフォルメ図)。

Claims (6)

  1. 目的地までの誘導経路上に含まれているラウンダバウトの表示案内を行う機能を備えた車載用ナビゲーション装置であって、
    案内情報を提供する表示手段と、
    地図データを格納したメモリ手段と、
    前記表示手段及びメモリ手段に動作可能に接続された制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記地図データを参照して、前記ラウンダバウト上の複数の分岐の各々が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている場合には、
    前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の入口側の分岐に対応する出口分岐点から入口分岐点までの第1の距離を算出すると共に、該入口分岐点から前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の出口側の分岐に対応する出口分岐点までの第2の距離を算出して、該第2の距離に前記第1の距離を加算し、
    該加算した距離の前記ラウンダバウトの全長に対する比率を算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを前記表示手段の画面上に表示させることを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 前記制御手段は、前記地図データを参照して、前記ラウンダバウト上の複数の分岐のうち少なくとも1つの分岐が、対応する経路からの入口と当該経路への出口が同じである共通分岐点からなっており、かつ、他の全ての分岐が、それぞれ対応する経路からの入口と当該経路への出口の異なる2つの分岐点からなっている場合には、
    前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の入口側の分岐及び出口側の分岐がそれぞれ2つの分岐点からなっているときは、それぞれ2つの分岐点の中間点を算出して、該2つの中間点間の距離を算出し、
    該算出した距離の前記ラウンダバウトの全長に対する比率を算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを前記表示手段の画面上に表示させることを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の入口側の分岐及び出口側の分岐がそれぞれ2つの分岐点及び共通分岐点からなっているときは、該2つの分岐点の中間点を算出すると共に、該中間点から該共通分岐点までの距離を算出し、
    該算出した距離の前記ラウンダバウトの全長に対する比率を算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを前記表示手段の画面上に表示させることを特徴とする請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の入口側の分岐及び出口側の分岐がそれぞれ共通分岐点及び2つの分岐点からなっているときは、該2つの分岐点の中間点を算出すると共に、該共通分岐点から該中間点までの距離を算出し、
    該算出した距離の前記ラウンダバウトの全長に対する比率を算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを前記表示手段の画面上に表示させることを特徴とする請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記第1及び第2の距離をそれぞれ算出して両者を加算する処理に代えて、
    前記ラウンダバウト上の前記誘導経路の入口側及び出口側の各分岐に対応するそれぞれ2つの分岐点の中間点を算出し、該2つの中間点間の距離を算出する処理を行い、
    該算出した中間点間の距離の前記ラウンダバウトの全長に対する比率を算出して、該比率に基づき当該ラウンダバウトの形状をデフォルメしてその表示パターンを前記表示手段の画面上に表示させることを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
  6. さらに、自車の走行速度を検出する車速検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記地図データの参照と前記車速検出手段により検出された走行速度とに基づいて前記誘導経路上で前記ラウンダバウトまで所定の距離に達したことを検知したときに、当該ラウンダバウトの表示案内に係る前記各種の演算処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車載用ナビゲーション装置。
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