JP2004108265A - 二次空気供給装置 - Google Patents

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Shigemasa Hirooka
広岡 重正
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】、二次空気供給装置において、過度の二次空気の供給を抑制して、排気浄化触媒の床温を適正温度まで上昇させることができる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気系10に設けられ排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒12と、排気浄化触媒12の上流の排気中へ二次空気を供給する二次空気供給手段20と、内燃機関1の運転が停止されてから経過した時間を算出する経過時間算出手段29と、内燃機関1の前回停止から今回始動するまでの間の経過時間算出手段29により算出された時間が所定の時間以内のときに二次空気供給手段による二次空気の供給を禁止する二次空気供給禁止手段28と、を具備した。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気中へ空気を供給する二次空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の内燃機関では、排気浄化触媒へ電動エアポンプにより二次空気を供給する二次空気供給機構を設けることがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、機関始動時に二次空気を供給する技術があった(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−128320号公報(第4−7頁)
【特許文献2】
特開平5−248230号公報(第3−4頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、機関の運転と停止とを短期間内に繰り返し行うと、その都度二次空気供給機構により二次空気の供給が実行されるため、電動エアポンプに過度の負担がかかり、該電動エアポンプの耐用期間が短くなる虞があった。さらに、繰り返し二次空気が供給されて排気浄化触媒の劣化を誘引する虞があった。
【0006】
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、二次空気供給装置において、過度の二次空気の供給を抑制して、排気浄化触媒の床温を適正温度まで上昇させることができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明による二次空気供給装置は、以下の手段を採用した。即ち、第1の発明は、
内燃機関の排気系に設けられ排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒の上流の排気中へ二次空気を供給する二次空気供給手段と、前記内燃機関の運転が停止されてから経過した時間を算出する経過時間算出手段と、
前記内燃機関の前回停止から今回始動するまでの間の前記経過時間算出手段により算出された時間が所定の時間以内のときに前記二次空気供給手段による二次空気の供給を禁止する二次空気供給禁止手段と、
を具備することを特徴とする。
【0008】
本発明の最大の特徴は、前回の機関運転時に上昇した排気浄化触媒の温度が低下する前に機関運転が再開された場合には、排気浄化触媒を昇温する必要がないため、二次空気供給禁止手段により二次空気の供給を禁止することにある。
【0009】
このように構成された二次空気供給装置では、機関運転中に排気の温度若しくは二次空気供給手段により排気浄化触媒の温度が上昇される。排気浄化触媒の温度が上昇した後に機関を停止しても、該排気浄化触媒の温度が活性温度以下に低下する前に再度機関を始動させた場合には、二次空気を供給する必要はない。このような場合、二次空気供給禁止手段により二次空気の供給を禁止することにより、排気浄化触媒の過熱を抑制することが可能となる。
【0010】
本発明においては、前記内燃機関が前回停止してから今回始動するまでの間の前記経過時間算出手段により算出された時間が前記所定の時間以内であっても、前回機関運転時の前記二次空気供給手段による二次空気の供給状態により、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することができる。機関停止時間が短くても前回の機関運転時に排気浄化触媒が所定の温度以上に上昇していない場合には、二次空気を供給することにより排気浄化触媒の温度上昇を図ることが可能となる。
【0011】
本発明においては、前記内燃機関が前回停止してから今回始動するまでの間の前記経過時間算出手段により算出された時間が前記所定の時間以内であっても、前記二次空気供給禁止手段が前回二次空気の供給を禁止した後の前記二次空気供給手段による二次空気の供給状態により、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することができる。短期間内に期間の始動、停止が繰り返された場合には、前回以前の機関運転時に供給された二次空気により排気浄化触媒の温度が上昇されている。しかし、機関停止時間が短くても前回以前の機関運転時に排気浄化触媒が所定の温度以上に上昇していない場合には、二次空気を供給することにより排気浄化触媒の温度上昇を図ることが可能となる。
【0012】
本発明においては、前回以前の機関運転中の二次空気供給手段による二次空気の供給時間が所定時間よりも短いときには、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することができる。機関運転中の排気浄化触媒の温度と二次空気の供給時間とには相関関係がある。従って、排気浄化触媒の温度上昇に必要となる二次空気の供給時間を予め求めておき、前回以前の機関運転時の二次空気供給時間と比較することにより、二次空気供給時間に基づいた二次空気の供給が可能となる。
【0013】
本発明においては、前回以前の機関運転中の二次空気供給手段による二次空気の供給時に前記内燃機関に吸入された新気の量が所定量よりも少ないときには、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することができる。機関運転時に吸入された新気の量と排気浄化触媒の温度とには相関関係がある。従って、前回以前の機関運転中の二次空気供給手段による二次空気の供給時に前記内燃機関に吸入された新気の量が少ないと排気浄化触媒の昇温が不十分となる。機関運転時に吸入された新気の量と排気浄化触媒の温度との関係を予め求めておくことにより、機関運転時に吸入された新気の量に基づいた二次空気の供給が可能となる。
【0014】
本発明においては、前記経過時間算出手段により算出された時間に基づいて前記排気浄化触媒の温度を推定する触媒温度推定手段と、該触媒温度推定手段による触媒の推定温度に基づいて二次空気の供給量を決定する二次空気量決定手段と、をさらに備えることができる。機関始動時の排気浄化触媒の温度は、機関停止時間や外気温度等により変化するため、触媒温度推定手段はこれらの値に基づいて排気浄化触媒の温度を推定する。ところで、機関始動時の排気浄化触媒の温度により、排気浄化触媒を所定の温度まで上昇させるために必要となる二次空気の量が異なる。ここで、二次空気量決定手段により決定された量の二次空気を供給することにより、排気浄化触媒を所定の温度まで上昇させることが可能となる。
【0015】
上記課題を達成するために本発明による二次空気供給装置は、以下の手段を採用した。即ち、第2の発明は、
内燃機関の排気系に設けられ排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒と、
前記排気浄化触媒の上流の排気中へ二次空気を供給する二次空気供給手段と、前記内燃機関の運転が停止されてから経過した時間を算出する経過時間算出手段と、
前記経過時間算出手段により算出された時間に基づいて前記排気浄化触媒の温度を推定する触媒温度推定手段と、
前記触媒温度推定手段により推定された前記排気浄化触媒の温度が所定の温度以上の場合に二次空気の供給制御を行う二次空気供給制御手段と、
を具備することを特徴とする。
【0016】
本発明の最大の特徴は、機関始動時の排気浄化触媒の温度に基づいて、二次空気の供給制御を行うことにある。
【0017】
このように構成された二次空気供給装置では、機関停止後から排気浄化触媒の温度が低下していく。ここで、排気浄化触媒の低下温度と内燃機関の運転停止時間とには相関がある。この関係を予め求めておくことにより、排気浄化触媒の温度に基づいた二次空気の供給制御が可能となる。
【0018】
本発明においては、該触媒温度推定手段による触媒の推定温度に基づいて二次空気の供給量を決定する二次空気量決定手段をさらに備えることができる。排気浄化触媒の温度により必要となる二次空気の量が異なるため、機関始動時の排気浄化触媒の温度を推定し、この推定温度により二次空気の供給量を決定すれば、適正量の二次空気を供給することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る二次空気供給装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。ここでは、本発明に係る二次空気供給装置を車両駆動用のガソリン機関に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0020】
図1は、本実施の形態に係るエンジンとその吸排気系及び二次空気供給機構の概略構成を示す図である。図1に示すエンジン1は、4つの気筒2を有する水冷式の4サイクル・ガソリン機関である。
【0021】
エンジン1には、吸気枝管3が接続されており、吸気枝管3の各枝管は、各気筒2の燃焼室と吸気ポート1aを介して連通している。
【0022】
前記吸気枝管3は、吸気管4に接続されている。前記吸気管4における吸気枝管3の直上流に位置する部位には、該吸気管4内を流通する吸気の流量を調節するスロットル弁5が設けられている。このスロットル弁5には、スロットル開度に応じた電気信号を出力するスロットルセンサ6が取り付けられている。また、スロットル弁5の上流の吸気管4には、該吸気管4内を流通する吸気の質量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ7が取り付けられている。
【0023】
また、吸気枝管3には、各気筒2に流入する吸気中へ燃料を噴射する燃料噴射弁8が備えられている。各燃料噴射弁8は、燃料を分配する燃料分配管9に接続されている。
【0024】
このように構成された吸気系では、吸気は吸気管4を介して吸気枝管3に流入する。吸気枝管3に流入した吸気は、各枝管を介して各気筒2の燃焼室へ分配される。この際に燃料噴射弁8に駆動電流が印加されて燃料噴射弁8が開弁し、その結果、燃料噴射弁8から吸気枝管3内若しくは吸気ポート1a内へ燃料が噴射される。吸気枝管3内に噴射された燃料は吸気とともに混合気となって各気筒2に流入する。気筒2内では点火プラグ(図示省略)により点火された混合気が燃焼する。
【0025】
一方、エンジン1には、排気枝管10が接続され、排気枝管10の各枝管が排気ポート1bを介して各気筒2の燃焼室と連通している。
【0026】
前記排気枝管10は、排気管11と接続され、この排気管11は、下流にてマフラー(図示省略)に接続されている。
【0027】
前記排気管11の途中には、三元触媒12が設けられている。この三元触媒12は、還元雰囲気でNOxを還元浄化することができる。一方、三元触媒12は、リーン空燃比のときに酸化作用が活発となり、炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)等を酸化させ浄化させることができる。そして、理論空燃比近傍のときに三元触媒12は最も有効に働く。
【0028】
前記三元触媒12より上流の排気管11には、該排気管11内を流通する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する空燃比センサ13が取り付けられている。一方、三元触媒12より下流の排気管11には、該排気管11内を流通する排気の酸素濃度に対応した電気信号を出力する酸素濃度センサ14が取り付けられている。空燃比センサ13により、三元触媒12へ流入する排気の空燃比をフィードバック制御することができる。また、酸素濃度センサ14により、大気中へ放出される排気が三元触媒12により実際に浄化されているか否か検出することが可能となる。
【0029】
このように構成された排気系では、エンジン1の各気筒2で燃焼された混合気(既燃ガス)が排気ポート1bを介して排気枝管10へ排出され、次いで、排気管11を介して三元触媒12へ流入し、有害ガス成分が浄化された後マフラーを介して大気中に放出される。
【0030】
また、エンジン1には、各気筒2からの排気中に二次空気を供給するための二次空気供給機構が備えられている。
【0031】
二次空気供給機構は、各気筒2から排気ポート1b若しくは排気枝管10へ流入する排気中へ二次空気を噴射する二次空気噴射弁20を備えている。各二次空気噴射弁20は、空気分配管21に接続されている。空気分配管21には、空気導入管22aの一端が接続され、該空気導入管22aの他端は吸気枝管3の負圧を導入して開閉するエアスイッチングバルブ(ASV)24に備わる二次空気室24bの出口側に接続されている。このASV24は、吸気枝管3の負圧を導入する負圧室24a、二次空気が流通する二次空気室24b、負圧室24aに負圧が導入されたときに該負圧室24a方向へ移動するロッド24c、該ロッド24cの移動により開閉する開閉弁24d、エアポンプ23側から二次空気噴射弁20側へのみ空気を流通させるリードバルブ24eを備えて構成されている。
【0032】
二次空気室24bの入口側には空気導入管22bの一端が接続され、該空気導入管22bの他端は、エアポンプ23に接続されている。このエアポンプ23は、電気モータを駆動源として作動するポンプである。エアポンプ23とASV24との間の空気導入管22bには、該空気導入管22bを流通する二次空気の圧力に応じた電気信号を出力する圧力センサ27が取り付けられている。
【0033】
また、負圧室24aは負圧導入管25を介して吸気枝管3と接続されている。負圧導入管25の途中には、駆動電圧の印加により開閉するバキューム・スイッチング・バルブ(VSV)26が設けられている。
【0034】
このように構成された二次空気供給機構では、エアポンプ23に電力を供給すると該エアポンプ23が回転し、その回転に応じた空気が吐出される。エアポンプ23から吐出された空気は、空気導入管22b内の圧力を上昇させる。一方、VSV26に駆動電圧が印加されると、該VSV26が開弁して、負圧室24aに吸気枝管3の負圧が導入される。負圧室24aに導入された負圧により、ロッド24cが負圧室24a側に誘引される。ロッド24cと接続された開閉弁24dは開弁し、空気導入管22aと空気導入管22bとを連通させる。エアポンプ23により昇圧された空気は空気導入管22bから空気導入管22aを流通して空気分配管21に到達する。そして、空気分配管21に到達した空気は、各二次空気噴射弁20に分配され、各二次空気噴射弁20から排気ポート1b若しくは排気枝管10内に噴射される。排気ポート1b若しくは排気枝管10内に噴射された空気は、排気中の未燃燃料と反応して排気の温度を上昇させる。この温度が上昇した排気により、三元触媒12の温度を上昇させることが可能となる。
【0035】
エアポンプ23の回転を停止させ、同時にVSV26を閉弁させると、開閉弁24dが閉じて空気の流通が停止する。この場合、リードバルブ24eは、排気ポート1bからの排気の逆流を防ぐ。
【0036】
エアポンプ23の作動状態は、圧力センサ27の出力信号により監視されている。
【0037】
尚、本実施の形態では、開閉弁24dの開閉をVSV26により制御しているが、これに代えて電磁弁を用いても良い。
【0038】
以上述べたように構成されたエンジン1には、該エンジン1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)28が併設されている。このECU28は、エンジン1の運転条件や運転者の要求に応じてエンジン1の運転状態を制御するユニットである。
【0039】
ECU28には、各種センサが電気配線を介して接続され、上記した各種センサの出力信号がECU28に入力されるようになっている。一方、ECU28には、燃料噴射弁8、エアポンプ23、VSV26等が電気配線を介して接続され、これらを制御することが可能になっている。また、前記ECU28は、各種アプリケーションプログラム及び各種制御マップを記憶している。
【0040】
ここで、従来の二次空気供給装置では、エンジン始動時に二次空気を供給して排気浄化触媒を速やかに昇温させていた。しかし、二次空気供給の実行の可否を冷却水温や吸気温により判断していたため、エンジン暖機中にエンジンの始動、停止が繰り返されると、その都度二次空気の供給制御が行われ、エアポンプ23の耐用期間が短くなったり排気浄化触媒の劣化を誘引したりしていた。
【0041】
そこで、本実施の形態では、エンジン停止(ソーク)時間をカウントするソークタイマ29を備え、ソーク時間が一定の時間を超えない場合には二次空気の供給を停止する。このソークタイマ29は、ECU28に接続されている。
【0042】
ここで、エンジン停止後から触媒の温度が低下するが、触媒の温度が活性温度よりも低くなるまでには時間がかかる。触媒の温度が活性温度よりも低くなるまで二次空気の供給を行わないようにすることで、エアポンプ23の耐用期間の短縮及び触媒の劣化を抑制することができる。
【0043】
図2は、ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値の時間推移を示したタイムチャート図である。ここで、ソークタイマ値とは、前回エンジン停止からの経過時間を示した値である。始動後フラグとは、エンジンが始動して例えば回転数が400回転/分を超えた場合にONとなるフラグである。また、AI実行フラグとは、二次空気を供給する必要がある場合にONとなるフラグである。
【0044】
エンジン始動後フラグがOFFとなった場合には、ソークタイマ値がリセットされる。そして、エンジン停止中にはソークタイマが0からカウントされ、ソークタイマ値が所定の値T1よりも大きくなった場合には、触媒の温度が活性温度よりも低くなったとして、次回エンジン始動時に二次空気の供給を行う。一方、ソークタイマ値が所定の値T1となる前にエンジンが再始動された場合には、触媒の昇温は必要がないとして二次空気の供給は行わない。
【0045】
次に、本実施の形態による二次空気供給制御について説明する。
【0046】
図3は、本実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。
【0047】
ステップS101では、エンジンスイッチがIGの位置となっているか否か判定される。エンジンスイッチがIGの位置となると、エンジン始動に必要な電力が供給され、その後エンジンスイッチをSTARTの位置となることによりエンジンが始動される。従って、エンジンスイッチがIGの位置となった後でなければ、エンジンを始動させることができない。反対に、エンジンスイッチがIGの位置となればエンジン始動の可能性がある。以上により、本実施の形態では、エンジンスイッチがIGの位置となった場合に、二次空気供給実行の可否を判定する。尚、エンジンスイッチがSTARTの位置となったか否かにより判定しても良い。
【0048】
ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS106へ進む。
【0049】
ステップS102では、前回エンジン停止からの今回エンジン始動までの時間(ソーク時間)Tsoakを取り込む。ECU28はソークタイマ29へアクセスしてソーク時間Tsoakを取り込む。
【0050】
ステップS103では、ソーク時間Tsoakが所定値T1以上であるか否か判定する。所定値T1は、三元触媒12の温度が活性温度よりも低くなるまでの時間であり、実験等により予め求めてECU28に記憶させおく。また、三元触媒12の低下温度は外気温度により変化するため、所定値T1は外気温をパラメータとしてマップ化しておいても良い。外気温度は、外気の温度に応じた信号を出力する外気温度センサ(図示省略)を備えることにより検出する。
【0051】
ステップS103で肯定判定がなされた場合にはステップS104へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS106へ進む。
【0052】
ステップS104では、二次空気供給(AI)実行条件が成立しているか否か判定される。AI実行条件は、例えば、(1)冷却水温若しくは吸気温度が所定値以下、(2)バッテリ電圧が所定値以上、(3)AI実行中のエアフローメータ7により検出された吸入空気量の積算値が所定値以下、(4)エンジン負荷が所定値以下、(5)故障診断装置によるAIシステムの診断結果が正常、等である。これらの条件が満たされない場合には、二次空気の供給は行われない。
【0053】
ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS106へ進む。
【0054】
ステップS105では、AI制御が実施され、AI実行フラグに1(ON)が代入される。
【0055】
ステップS106では、AI制御が実施されず、AI実行フラグに0(OFF)が代入される。
【0056】
このようにして、ソーク時間TsoakからAI制御実行の可否を判定することが可能となる。
【0057】
以上説明したように、本実施の形態によれば、エンジン停止(ソーク)時間をカウントするソークタイマ29を備え、ソーク時間が一定の時間を超えない場合には二次空気の供給を停止してエアポンプ23の耐用期間の短縮及び触媒の劣化を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して以下の点で相違する。即ち、本実施の形態では、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても、前回機関運転中の二次空気供給時間が所定時間よりも短い場合若しくは前回機関運転中の二次空気供給時にエアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値が所定値よりも少ない場合には二次空気を供給する。
【0058】
尚、適用対象となるエンジン1やその他ハードウェアの基本構成については、第1の実施の形態と共通なので説明を割愛する。
【0059】
ここで、前回機関運転中に二次空気を供給した時間が短い場合には、触媒へ十分な量の空気を供給できずに触媒の温度上昇が不十分となる虞がある。そこで、本実施の形態では、触媒の温度が活性温度まで上昇するために必要となる二次空気供給時間を所定時間として予め実験等により求めておき、前回機関運転中の二次空気供給時間がこの所定時間よりも短い場合には、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても二次空気の供給を行う。これにより、短期間内に機関の始動、停止を繰り返した場合であっても、触媒の温度を所定の温度まで上昇させることが可能となる。
【0060】
また、前回機関運転中の二次空気供給時にエアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値は、触媒の温度と相関がある。そこで、触媒の温度が活性温度まで上昇するために必要となる吸入空気量の積算値を所定値として予め実験等により求めておき、前回機関運転中の二次空気供給時にエアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値が前記所定値よりも少ない場合には、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても二次空気の供給を行うようにしても良い。これにより、短期間で機関運転及び停止を繰り返した場合であっても、触媒の温度を所定の温度まで上昇させることが可能となる。
【0061】
図4は、ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値、AI−ONカウンタ値、機関吸入空気量の積算値の時間推移を示したタイムチャート図である。ここで、ソークタイマ値とは、前回エンジン停止からの経過時間を示した値である。始動後フラグとは、エンジンが始動して例えば回転数が400回転/分を超えた場合にONとなるフラグである。また、AI実行フラグとは、二次空気を供給する必要がある場合にONとなるフラグである。AI−ONカウンタは、実際に二次空気を供給した時間を示すカウンタである。AI−ONカウンタの項目では、実線はエンジン運転毎の二次空気供給時のAI−ONカウンタの値(二次空気供給時間)を示し、破線は前回の二次空気供給実行時間(AI実行時間)を示している。積算空気量とは、エアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値である。積算空気量の項目では、実線はエンジン運転毎の二次空気供給時の吸入空気量の積算値を示し、破線は前回二次空気供給時の吸入空気量の積算値を示している。
【0062】
次に、本実施の形態による二次空気供給制御について説明する。
【0063】
図5は、本実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。本フローでは、触媒の温度が活性温度まで上昇するために必要となる二次空気供給時間を所定時間Taiとし、前回機関運転中の二次空気供給時間がこの所定時間Taiよりも短い場合には、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても二次空気の供給を行う。
【0064】
ステップS201では、エンジンスイッチがIGの位置となっているか否か判定される。エンジンスイッチがIGの位置となると、エンジン始動に必要な電力が供給され、その後エンジンスイッチをSTARTの位置となることによりエンジンが始動される。従って、エンジンスイッチがIGの位置となった後でなければ、エンジンを始動させることができない。反対に、エンジンスイッチがIGの位置となればエンジン始動の可能性がある。以上により、本実施の形態では、エンジンスイッチがIGの位置となった場合に、二次空気供給実行の可否を判定する。尚、エンジンスイッチがSTARTの位置となったか否かにより判定しても良い。
【0065】
ステップS201で肯定判定がなされた場合にはステップS202へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS208へ進む。
【0066】
ステップS202では、前回エンジン停止からの今回エンジン始動までの時間(ソーク時間)Tsoakを取り込む。ECU28はソークタイマ29へアクセスしてソーク時間Tsoakを取り込む。
【0067】
ステップS203では、ソーク時間Tsoakが所定値T1以上であるか否か判定する。所定値T1は、三元触媒12の温度が活性温度よりも低くなるまでの時間であり、実験等により予め求めてECU28に記憶させおく。また、三元触媒12の低下温度は外気温度により変化するため、所定値T1は外気温度をパラメータとしてマップ化しておいても良い。外気温度は、外気の温度に応じた信号を出力する外気温度センサ(図示省略)を備えることにより検出する。
【0068】
ステップS203で肯定判定がなされた場合にはステップS204へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS206へ進む。
【0069】
ステップS204では、二次空気供給(AI)実行条件が成立しているか否か判定される。AI実行条件は、例えば、(1)冷却水温若しくは吸気温度が所定値以下、(2)バッテリ電圧が所定値以上、(3)AI実行中のエアフローメータ7により検出された吸入空気量の積算値が所定値以下、(4)エンジン負荷が所定値以下、(5)故障診断装置によるAIシステムの診断結果が正常、等である。これらの条件が満たされない場合には、二次空気の供給は行われない。
【0070】
ステップS204で肯定判定がなされた場合にはステップS205へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS208へ進む。
【0071】
ステップS205では、AI制御が実施され、AI実行フラグに1(ON)が代入される。
【0072】
ステップS206では、前回AI制御が実施された時間(AI実行時間)Taiが読み込まれる。この前回AI実行時間Taiは、図4中のAI−ONカウンタによるカウント値であり、破線で示されている値である。
【0073】
ステップS207では、前回AI実行時間Taiが所定値T2よりも短いか否か判定される。所定値T2は、例えば80秒で触媒の昇温に必要な時間である。前回AI実行時間Taiが所定値T2よりも短い場合には、触媒の昇温が不十分であるとして二次空気の供給を実行する。尚、所定値T2は、水温により変化する変数としても良いし、この値をマップ化したものを使用しても良い。
【0074】
ステップS207で肯定判定がなされた場合にはステップS204へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS208へ進む。
【0075】
ステップS208では、AI制御が実施されず、AI実行フラグに0(OFF)が代入される。
【0076】
このようにして、ソーク時間Tsoak及び前回AI実行時間TaiからAI制御実行の可否を判定することが可能となる。
【0077】
尚、本実施の形態では、前回AI実行時間Taiに代えて前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiに基づいてAI制御実行の可否を判定しても良い。前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiは、触媒の床温と相関関係があるため、この値が小さいと触媒の昇温が不十分であるとして二次空気の供給を行う。例えば、予め実験等により触媒の昇温が十分となるAI実行中の積算吸入空気量を所定値αとして求めておき、前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiが所定値αよりも少ない場合には、二次空気の供給を行うようにしても良い。このように、前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiを用いて二次空気供給実行の可否を判定する場合には、前記ステップS206に代えて、前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiを読み込み、ステップS207に代えて、積算吸入空気量GASUMaiが所定値αよりも少ないか否か判定する。
【0078】
このようにして、ソーク時間Tsoak及び前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiからAI制御実行の可否を判定することが可能となる。
【0079】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ソーク時間Tsoakが一定の時間を超えない場合であっても、前回AI実行時間Taiが短い場合又は前回AI実行中の積算吸入空気量GASUMaiが少ない場合にはAI制御を実行することができる。このようにして、ソーク時間が一定の時間を超えない場合には二次空気の供給を停止してエアポンプ23の耐用期間の短縮及び触媒の劣化を抑制することができるとともに、前回のエンジン運転中に供給された二次空気の量が少ない場合には、触媒を活性化させるために二次空気を供給することができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して以下の点で相違する。即ち、本実施の形態では、エンジン始動、停止が短い期間で繰り返された場合には、前回よりも前のエンジン運転中に供給された二次空気量をも考慮して、二次空気の供給を行う。尚、適用対象となるエンジン1やその他ハードウェアの基本構成については、第1の実施の形態と共通なので説明を割愛する。
【0080】
ここで、前回機関運転中に二次空気を供給した時間が短い場合には、触媒へ十分な量の空気を供給できずに触媒の温度上昇が不十分となる虞がある。エンジンの始動、停止が短期間で繰り返し行われた場合には、前回若しくは、前々回以前に供給された二次空気により触媒が昇温されているため、エンジン始動時には、ある程度触媒の温度は高くなっている。
【0081】
そこで、本実施の形態では、触媒の温度が活性温度まで上昇するために必要となる二次空気供給時間を所定時間として予め実験等により求めておき、前回以前の機関運転中の二次空気供給時間がこの所定時間よりも短い場合には、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても二次空気の供給を行う。これにより、短期間内に機関の始動、停止を繰り返した場合であっても、触媒の温度を所定の温度まで上昇させることが可能となる。
【0082】
また、前回以前の機関運転中の二次空気供給時にエアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値は、触媒の温度と相関がある。そこで、触媒の温度が活性温度まで上昇するために必要となる吸入空気量の積算値を所定値として予め実験等により求めておき、前回以前の機関運転中の二次空気供給時にエアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値が前記所定値よりも少ない場合には、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても二次空気の供給を行うようにしても良い。これにより、短期間で機関運転及び停止を繰り返した場合であっても、触媒の温度を所定の温度まで上昇させることが可能となる。
【0083】
尚、前回以前の二次空気供給量によりエンジン始動時の触媒の温度が変化するため、前回以前の二次空気供給量に基づいて二次空気の供給量を決定するようにしても良い。
【0084】
図6は、ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値、AI−ONカウンタ値、機関吸入空気量の積算値の時間推移を示したタイムチャート図である。ここで、ソークタイマ値とは、前回エンジン停止からの経過時間を示した値である。始動後フラグとは、エンジンが始動して例えば回転数が400回転/分を超えた場合にONとなるフラグである。また、AI実行フラグとは、二次空気を供給する必要がある場合にONとなるフラグである。AI−ONカウンタは、実際に二次空気を供給した時間を示すカウンタである。AI−ONカウンタの項目では、実線はエンジン運転毎のAI−ONカウンタの値(二次空気供給時間)を示し、破線は前回以前の二次空気供給実行時間(AI実行時間)の積算値を示している。ここで、ソーク時間Tsoakが所定値T1以上となった場合には、触媒の温度が低下してしまっているため、前回以前の二次空気供給実行時間(AI実行時間)の積算値を0に戻して二次空気の供給を行う。積算空気量とは、エアフローメータ7で検出された吸入空気量の積算値である。積算空気量の項目では、実線がエンジン運転毎の二次空気供給時の吸入空気量の積算値を示し、破線は前回以前の二次空気供給時の吸入空気量の積算値を示している。ここで、ソーク時間Tsoakが所定値T1以上となった場合には、触媒の温度が低下してしまっているため、前回以前の二次空気供給時の吸入空気量の積算値を0に戻して二次空気の供給を行う。
【0085】
次に、本実施の形態による二次空気供給制御について説明する。
【0086】
図7は、本実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。本フローでは、触媒の温度が活性温度まで上昇するために必要となる二次空気供給時間を所定時間Taiとし、前回以前の機関運転中の二次空気供給時間がこの所定時間Taiよりも短い場合には、ソーク時間Tsoakが所定値T1よりも短い場合であっても二次空気の供給を行う。
【0087】
ステップS301では、エンジンスイッチがIGの位置となっているか否か判定される。エンジンスイッチがIGの位置となると、エンジン始動に必要な電力が供給され、その後エンジンスイッチをSTARTの位置となることによりエンジンが始動される。従って、エンジンスイッチがIGの位置となった後でなければ、エンジンを始動させることができない。反対に、エンジンスイッチがIGの位置となればエンジン始動の可能性がある。以上により、本実施の形態では、エンジンスイッチがIGの位置となった場合に、二次空気供給実行の可否を判定する。尚、エンジンスイッチがSTARTの位置となったか否かにより判定しても良い。
【0088】
ステップS301で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS310へ進む。
【0089】
ステップS302では、前回エンジン停止からの今回エンジン始動までの時間(ソーク時間)Tsoakを取り込む。ECU28はソークタイマ29へアクセスしてソーク時間Tsoakを取り込む。
【0090】
ステップS303では、ソーク時間Tsoakが所定値T1以上であるか否か判定する。所定値T1は、三元触媒12の温度が活性温度よりも低くなるまでの時間であり、実験等により予め求めてECU28に記憶させおく。また、三元触媒12の低下温度は外気温度により変化するため、所定値T1は外気温をパラメータとしてマップ化しておいても良い。外気温度は、外気の温度に応じた信号を出力する外気温度センサ(図示省略)を備えることにより検出する。
【0091】
ステップS303で肯定判定がなされた場合にはステップS304へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS308へ進む。
【0092】
ステップS304では、前回AI制御が実施された時間(AI実行時間)Taiの積算値がクリアされる。ソーク時間Tsoakが所定値T1以上である場合には、触媒の温度が活性温度以下まで低下しているので、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiによらず二次空気の供給が行われる。これに伴い、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiがクリアされる。
【0093】
ステップS305では、二次空気供給(AI)実行条件が成立しているか否か判定される。AI実行条件は、例えば、(1)冷却水温若しくは吸気温度が所定値以下、(2)バッテリ電圧が所定値以上、(3)AI実行中のエアフローメータ7により検出された吸入空気量の積算値が所定値以下、(4)エンジン負荷が所定値以下、(5)故障診断装置によるAIシステムの診断結果が正常、等である。これらの条件が満たされない場合には、二次空気の供給は行われない。
【0094】
ステップS305で肯定判定がなされた場合にはステップS306へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS310へ進む。
【0095】
ステップS306では、AI制御が実施され、AI実行フラグがONとされ、XAIに1が代入される。
【0096】
ステップS307では、前回ルーチン時のXAIが1で且つ今回ルーチン時のXAIが0であるか否か判定される。即ち、前回ルーチンでは二次空気の供給が行われ、且つ今回ルーチンでは二次空気の供給が行われていないか否か判定される。
【0097】
ステップS307で肯定判定がなされた場合には本ルーチンを終了し、一方、否定判定がなされた場合にはステップS311に進む。
【0098】
ステップS308では、前回以前のAI制御が実施された時間(AI実行時間)の積算値ΣTaiが読み込まれる。この前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiは、図6中のAI−ONカウンタによりカウントされた値を積算したものであり、破線で示されている値である。
【0099】
ステップS309では、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiが所定値T2よりも短いか否か判定される。所定値T2は、例えば80秒で触媒の昇温に必要な時間である。前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiが所定値T2よりも短い場合には、触媒の昇温が不十分であるとして二次空気の供給を実行する。尚、所定値T2は、水温により変化する変数としても良いし、この値をマップ化したものを使用しても良い。
【0100】
ステップS309で肯定判定がなされた場合にはステップS305へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS310へ進む。
【0101】
ステップS310では、AI制御が実施されず、AI実行フラグがOFFとされ、XAIに0が代入される。
【0102】
ステップS311では、AI実行時間Taiの積算値に今回のAI実行時間Taiを加算したものを新たにAI実行時間Taiの積算値として記憶させる。
【0103】
このようにして、ソーク時間Tsoak及び前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiからAI制御実行の可否を判定することが可能となる。
【0104】
尚、本実施の形態では、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiに代えて前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiに基づいてAI制御実行の可否を判定しても良い。前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiは、触媒の床温と相関関係があるため、この値が小さいと触媒の昇温が不十分であるとして二次空気の供給を行う。例えば、予め実験等により触媒の昇温が十分となるAI実行中の積算吸入空気量の積算値を所定値αとして求めておき、前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiが所定値αよりも少ない場合には、二次空気の供給を行うようにしても良い。このように、前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiを用いて二次空気供給実行の可否を判定する場合には、前記ステップS308に代えて、前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiを読み込み、ステップS309に代えて、前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiが所定値αよりも少ないか否か判定する。
【0105】
このようにして、ソーク時間Tsoak及び前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiからAI制御実行の可否を判定することが可能となる。
【0106】
また、本実施の形態においては、ステップS309で肯定判定がなされた場合には、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiから今回の二次空気供給時間を算出しても良い。前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiと今回二次空気供給時間との関係は、予め実験等によりもとめてマップ化しておく。このようにして求めた二次空気供給時間が経過するまで二次空気を供給することにより、触媒を活性化させるために必要となる量の二次空気をより正確に供給する事ができる。
【0107】
同様に、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiに代えて前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiに基づいてAI制御実行の可否を判定した場合であって、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiが所定値T2よりも短いと判定された場合には、前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiから今回のAI実行中の積算吸入空気量を求めても良い。このようにして求めた今回のAI実行中の積算吸入空気量が吸入されるまで二次空気を供給することにより、触媒を活性化させるために必要となる量の二次空気をより正確に供給する事ができる。
【0108】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ソーク時間Tsoakが一定の時間を超えない場合であっても、前回以前のAI実行時間の積算値ΣTaiが短い場合又は前回以前のAI実行中の積算吸入空気量の積算値ΣGASUMaiが少ない場合にはAI制御を実行することができる。このようにして、ソーク時間が一定の時間を超えない場合には二次空気の供給を停止してエアポンプ23の耐用期間の短縮及び触媒の劣化を抑制することができるとともに、前回以前のエンジン運転中に供給された二次空気の量が少ない場合には、触媒を活性化させるために二次空気を供給することができる。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して以下の点で相違する。即ち、本実施の形態では、ソーク時間Tsoakに基づいて三元触媒12の床温を推定し、この温度に基づいて二次空気供給実行の可否を判断する。ここで、ソーク時間Tsoakと三元触媒12の床温(触媒温度)とには相関があるため、ソーク時間Tsoakから三元触媒12の床温(触媒温度)を求めることができる。例えば、ソーク時間Tsoakと三元触媒12の床温との関係を予め実験等により求めておき、これをマップ化しておいても良い。ここで、機関停止時の三元触媒12の温度は、外気温度の影響も受けるため、外気温度とソーク時間Tsoakと三元触媒12の床温との関係を予め求めてマップ化しても良い。外気温度は、外気の温度に応じた信号を出力する外気温度センサ(図示省略)を備えることにより検出する。また、三元触媒12の床温に基づいて二次空気供給時間を決定しても良い。尚、適用対象となるエンジン1やその他ハードウェアの基本構成については、第1の実施の形態と共通なので説明を割愛する。
【0109】
図8は、ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値、触媒の推定温度、エンジン負荷の時間推移を示したタイムチャート図である。ここで、ソークタイマ値とは、前回エンジン停止からの経過時間を示した値である。始動後フラグとは、エンジンが始動して例えば回転数が400回転/分を超えた場合にONとなるフラグである。またAI実行フラグとは、二次空気を供給する必要がある場合にONとなるフラグである。触媒推定温度は、エンジン運転中はエアフローメータ7で検出される吸入空気量から、エンジン停止中は外気温度及びソーク時間と触媒温度とのマップから求める。
【0110】
次に、本実施の形態による二次空気供給制御について説明する。
【0111】
図9は、本実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。
【0112】
ステップS401では、エンジンスイッチがIGの位置となっているか否か判定される。エンジンスイッチがIGの位置となると、エンジン始動に必要な電力が供給され、その後エンジンスイッチをSTARTの位置となることによりエンジンが始動される。従って、エンジンスイッチがIGの位置となった後でなければ、エンジンを始動させることができない。反対に、エンジンスイッチがIGの位置となればエンジン始動の可能性がある。以上により、本実施の形態では、エンジンスイッチがIGの位置となった場合に、二次空気供給実行の可否を判定する。尚、エンジンスイッチがSTARTの位置となったか否かにより判定しても良い。
【0113】
ステップS401で肯定判定がなされた場合にはステップS402へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを終了する。
【0114】
ステップS402では、前回エンジン停止時の触媒床温Kcatoを取り込む。触媒床温Kcatoは、エンジンに吸入された新気の量と相関がある。そこで、エアフローメータ7により検出される吸入空気量の積算値と触媒床温Kcatoとの関係を予め実験等により求めておくことで、エアフローメータ7の出力信号から触媒床温Kcatoを算出することができる。
【0115】
ステップS403では、前回エンジン停止からの今回エンジン始動までの時間(ソーク時間)Tsoakを取り込む。ECU28はソークタイマ29へアクセスしてソーク時間Tsoakを取り込む。
【0116】
ステップS404では、エンジン停止中の触媒の温度低下Kdownを算出する。エンジン停止中の触媒の温度低下Kdownは、外気温度及びソーク時間Tsoakと相関関係があり、外気温度が低いほど、また、ソーク時間Tsoakが長いほど、温度低下Kdownは大きくなる。温度低下Kdown及び外気温度とソーク時間Tsoakとの関係を実験等により求めてマップ化しておくことにより、外気温度及びソーク時間Tsoakから温度低下Kdownを算出することができる。
【0117】
ステップS405では、前回エンジン停止時の触媒床温Kcatoからエンジン停止中の触媒の温度低下Kdownを減じることにより、現在の触媒温度を算出する。この温度を初期触媒温度Kcatintとして記憶させる。この初期触媒温度Kcatintは、外気温度以上である。
【0118】
ステップS406では、エンジンが始動されたか否か判定する。ここでは、例えばエンジン回転数が400回転/分を超えた場合、即ち、エンジン始動後フラグがONとなっている場合にエンジンが始動されたと判定される。エンジンが始動された場合には、エンジン始動フラグXASTに1が代入されている。
【0119】
ステップS406で肯定判定がなされた場合にはステップS407へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS412へ進む。
【0120】
ステップS407では、触媒の温度が推定される。触媒の推定温度Kcatは、初期触媒温度Kcatintにエンジン負荷マップより求まる温度上昇ΔKを加えて算出される。温度上昇ΔKを求めるためのエンジン負荷マップは、機関回転数と機関負荷(燃料噴射量又はアクセル開度)と温度上昇ΔKとをパラメータするマップであり予め実験等により求めてECU28に記憶させておく。
【0121】
ステップS408では、初期触媒温度Kcatintが所定値K1以下であるか否か判定する。所定値K1は、触媒活性温度であり、初期触媒温度Kcatintが所定値K1よりも高い場合には、二次空気を供給する必要はなく、従って二次空気の供給は行われない。
【0122】
ステップS408で肯定判定がなされた場合にはステップS409へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS413へ進む。
【0123】
ステップS409では、二次空気供給(AI)実行条件が成立しているか否か判定される。AI実行条件は、例えば、(1)冷却水温若しくは吸気温度が所定値以下、(2)バッテリ電圧が所定値以上、(3)AI実行中のエアフローメータ7により検出された吸入空気量の積算値が所定値以下、(4)エンジン負荷が所定値以下、(5)故障診断装置によるAIシステムの診断結果が正常、等である。これらの条件が満たされない場合には、二次空気の供給は行われない。
【0124】
ステップS409で肯定判定がなされた場合にはステップS410へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS413へ進む。
【0125】
ステップS410では、AI制御が実施され、AI実行フラグがONとされ、XAIに1が代入される。
【0126】
ステップS411では、前回ルーチン時のXASTが1で且つ今回ルーチン時のXASTが0であるか否か判定される。即ち、前回ルーチンではエンジン運転中で、且つ今回ルーチンではエンジン停止中であるか否か判定される。
【0127】
ステップS411で肯定判定がなされた場合にはステップS412へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを終了させる。
【0128】
ステップS412では、触媒の温度が推定される。触媒の推定温度Kcatは、初期触媒温度Kcatintにエンジン負荷マップより求まる温度上昇ΔKを加えて算出される。温度上昇ΔKを求めるためのエンジン負荷マップは、機関回転数と機関負荷(燃料噴射量又はアクセル開度)と温度上昇ΔKとをパラメータするマップであり予め実験等により求めてECU28に記憶させておく。
【0129】
ステップS413では、AI制御が実施されず、AI実行フラグがOFFとされ、XAIに0が代入される。
【0130】
このようにして、ソーク時間Tsoakから触媒床温Kcatを推定し、AI制御実行の可否を判定することが可能となる。
【0131】
尚、本実施の形態においては、ステップS408で肯定判定がなされた場合には、初期触媒温度Kcatintに基づいて二次空気供給時間(AI実行時間)を定めても良い。初期触媒温度Kcatintと二次空気供給時間(AI実行時間)との関係は、予め実験等により求めてマップ化しておく。このようにして求めた二次空気供給時間が経過するまで二次空気を供給することにより、触媒を活性化させるために必要となる量の二次空気をより正確に供給する事ができる。
【0132】
同様に、初期触媒温度Kcatintに基づいて今回のAI実行中の積算吸入空気量を求めても良い。初期触媒温度Kcatintと吸入空気量の積算値との関係は予め実験等により求めてマップ化しておく。このようにして求めた今回のAI実行中の積算吸入空気量が吸入されるまで二次空気を供給することにより、触媒を活性化させるために必要となる量の二次空気をより正確に供給する事ができる。
【0133】
また、第1から第3の実施の形態においても、本実施の形態と同様にしてソーク時間Tsoakから触媒床温を算出し、この触媒床温に基づいて二次空気の供給量を決定することができる。
【0134】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ソーク時間Tsoakから触媒床温を算出することができ、触媒床温が低い場合にはAI制御を実行することができる。このようにして、触媒床温が高い場合には二次空気の供給を停止してエアポンプ23の耐用期間の短縮及び触媒の劣化を抑制することができる。
【0135】
【発明の効果】
本発明に係る二次空気供給装置では、機関停止時間から二次空気供給実行の可否を判定し、二次空気の供給が必要でない場合には二次空気の供給を禁止することで、エアポンプの耐用期間の短縮及び触媒の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンとその吸排気系及び二次空気供給機構の概略構成を示す図である。
【図2】ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値の時間推移を示したタイムチャート図である。
【図3】第1の実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。
【図4】ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値、AI−ONカウンタ値、機関吸入空気量の積算値の時間推移を示したタイムチャート図である。
【図5】第2の実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。
【図6】ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値、AI−ONカウンタ値、機関吸入空気量の積算値の時間推移を示したタイムチャート図である。
【図7】第3の実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。
【図8】ソークタイマ値、エンジン始動後フラグ値、AI実行フラグ値、触媒の推定温度、エンジン負荷の時間推移を示したタイムチャート図である。
【図9】第4の実施の形態による二次空気供給制御のフローを示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1・・・・エンジン
1a・・・吸気ポート
1b・・・排気ポート
2・・・・気筒
3・・・・吸気枝管
4・・・・吸気管
5・・・・スロットル弁
6・・・・スロットルセンサ
7・・・・エアフローメータ
8・・・・燃料噴射弁
9・・・・燃料分配管
10・・・排気枝管
11・・・排気管
12・・・三元触媒
13・・・空燃比センサ
14・・・酸素濃度センサ
20・・・二次空気噴射弁
21・・・空気分配管
22a・・空気導入管
22b・・空気導入管
23・・・エアポンプ
24・・・エアスイッチングバルブ(ASV)
24a・・負圧室
24b・・二次空気室
24c・・ロッド
24d・・開閉弁
24e・・リードバルブ
25・・・負圧導入管
26・・・バキューム・スイッチング・バルブ(VSV)
27・・・圧力センサ
28・・・ECU
29・・・ソークタイマ

Claims (8)

  1. 内燃機関の排気系に設けられ排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒の上流の排気中へ二次空気を供給する二次空気供給手段と、前記内燃機関の運転が停止されてから経過した時間を算出する経過時間算出手段と、
    前記内燃機関の前回停止から今回始動するまでの間の前記経過時間算出手段により算出された時間が所定の時間以内のときに前記二次空気供給手段による二次空気の供給を禁止する二次空気供給禁止手段と、
    を具備することを特徴とする二次空気供給装置。
  2. 前記内燃機関が前回停止してから今回始動するまでの間の前記経過時間算出手段により算出された時間が前記所定の時間以内であっても、前回機関運転時の前記二次空気供給手段による二次空気の供給状態により、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することを特徴とする請求項1に記載の二次空気供給装置。
  3. 前記内燃機関が前回停止してから今回始動するまでの間の前記経過時間算出手段により算出された時間が前記所定の時間以内であっても、前記二次空気供給禁止手段が前回二次空気の供給を禁止した後の前記二次空気供給手段による二次空気の供給状態により、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することを特徴とする請求項1に記載の二次空気供給装置。
  4. 前回以前の機関運転中の二次空気供給手段による二次空気の供給時間が所定時間よりも短いときには、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することを特徴とする請求項2または3に記載の二次空気供給装置。
  5. 前回以前の機関運転中の二次空気供給手段による二次空気の供給時に前記内燃機関に吸入された新気の量が所定量よりも少ないときには、前記二次空気供給禁止手段によらず二次空気を供給することを特徴とする請求項2または3に記載の二次空気供給装置。
  6. 前記経過時間算出手段により算出された時間に基づいて前記排気浄化触媒の温度を推定する触媒温度推定手段と、該触媒温度推定手段による触媒の推定温度に基づいて二次空気の供給量を決定する二次空気量決定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の二次空気供給装置。
  7. 内燃機関の排気系に設けられ排気中の有害成分を浄化する排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒の上流の排気中へ二次空気を供給する二次空気供給手段と、前記内燃機関の運転が停止されてから経過した時間を算出する経過時間算出手段と、
    前記経過時間算出手段により算出された時間に基づいて前記排気浄化触媒の温度を推定する触媒温度推定手段と、
    前記触媒温度推定手段により推定された前記排気浄化触媒の温度が所定の温度以上の場合に二次空気の供給制御を行う二次空気供給制御手段と、
    を具備することを特徴とする二次空気供給装置。
  8. 該触媒温度推定手段による触媒の推定温度に基づいて二次空気の供給量を決定する二次空気量決定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の二次空気供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7107762B2 (en) * 2003-06-19 2006-09-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary air supplying apparatus
JP2007120437A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Fujitsu Ten Ltd 二次空気供給制御装置
US9429057B2 (en) 2013-06-05 2016-08-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and an apparatus for warming a catalyst in an internal combustion engine

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