JP2004108058A - 蓄光鋲 - Google Patents

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Kunihiro Shiraishi
白石 国廣
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SHIRAISHI DORO SHISETSU KK
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SHIRAISHI DORO SHISETSU KK
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Abstract

【目的】製造及び維持コストを極めて小さいものにしながら夜間の歩行者や車椅子などの利用者にも蓄光鋲の存在を有効に告知することができる蓄光鋲を提供する。
【構成】本発明による蓄光鋲は、道路などの公共設備又は建物などの外表面に固定して使用する蓄光鋲であって、自動車の進行方向に対してほぼ直交する方向又は斜め方向に延びる面に配置された、自動車などのライトの光を反射するための反射板と、人の進行方向とほぼ平行に延びる面に配置された、太陽光又は自動車などのライトの光を蓄積して夜間に発光するための蓄光板と、が備えられている。なお、望ましくは、前記蓄光板は、約75〜85重量%の透明性合成樹脂と、約15〜25重量%の蓄光材料とから構成されている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車道と歩道又は中央分離帯の境界に配置された縁石、道路の端(道路と側溝との境界)に配置された縁石、又は、港湾の海との境界に配置された縁石などの公共設備又は建物などの存在を夜間に利用者に知らせるための蓄光鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車道と歩道又は中央分離帯の境界に配置された縁石の存在を夜間の利用者に知らせるために縁石鋲が使用されている。この縁石鋲は、そのほとんどが、自動車のヘッドライトを反射させる反射板を備えて、自動車のヘッドライトの反射光により、ドライバーに縁石鋲の存在を知らせるようにしている。
【0003】
他方、ライトを所持していない歩行者にも縁石鋲の存在を知らせることができるように、太陽電池で昼間に発生させた起電力を蓄電池に充電して、夜間に蓄電池からの電力で発光ダイオードを点灯させるようにした「自発光型の縁石鋲」も知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【特許文献1】
特開平10−159033号公報
【特許文献2】
特願2000−64234号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような「自発光型の縁石鋲」は、太陽電池、蓄電池、及び発光ダイオードなどを組み合わせたものであるため、製造時のコストが増大してしまうという問題があり、また、設置後も、太陽電池、蓄電池、及び発光ダイオードなどの保守管理のための時間と費用が発生して長期的には多大な維持コストが発生してしまうという問題がある。
【0005】
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、製造及び維持コストを極めて小さいものにしながら夜間の歩行者や車椅子利用者などにも障害物としての縁石などの公共設備又は建物の存在を有効に告知することができる蓄光鋲を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような従来技術の課題を解決するための本発明による蓄光鋲は、道路などの公共設備又は建物などの外表面に固定して使用する蓄光鋲であって、自動車の進行方向に対してほぼ直交する方向又は斜め方向に延びる面に配置された、自動車などのライトの光を反射するための反射板と、人の進行方向とほぼ平行に延びる面に配置された、太陽光又は自動車などのライトの光を蓄積して夜間に発光するための蓄光板と、が備えられていることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明による蓄光鋲は、道路などの公共設備に備えられた縁石の上面に固定して使用する蓄光鋲であって、自動車の進行方向に対してほぼ直交する方向又は斜め方向に延びる側面に配置された、自動車などのライトの光を反射するための反射板と、人の進行方向とほぼ平行に延びる上面に配置された、太陽光又は自動車などのライトの光を蓄積して夜間に発光するための蓄光板と、が備えられていることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の蓄光鋲においては、前記蓄光板は、約75〜85重量%の透明性合成樹脂と、約15〜25重量%の蓄光材料とから構成されている、ことが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1実施形態による蓄光鋲を説明する。図1は本実施形態による蓄光鋲を示す斜視図、図2はその平面図、図3は図2のA−A線断面図である。
【0010】
図1−3において、1はプラスチック製の枠体であって長方形状の底面から上方に延びる4つの側面が略テーパー状に傾斜するように形成されている枠体、2は自動車のヘッドライトを反射させるための反射板、である。前記反射板2は、多数の小さなプリズムが配置・内蔵されて成るもの(プリズムレンズ)である。
【0011】
前記反射板2は、本実施形態の蓄光鋲が例えば歩道や中央分離帯の縁石の上に固定されたとき、車道を通る自動車の進行方向とほぼ直交する方向に延びる2つの側面に、それぞれ配置・固定されている。また、前記反射板2は、前記枠体1の側面に予め形成されている凹部の中に嵌め込まれて、接着・固定されている。
【0012】
また、図1−3において、3は昼間の太陽光や夜間の自動車のヘッドライトの光を蓄積して発光する蓄光板、である。前記蓄光板3は、前記枠体1の上方の面(歩道を歩く人の進行方向とほぼ並行に延びる面)に配置・固定されている。また、前記蓄光板3は、前記枠体1の上方に予め形成されている「ほぼ水平方向に延びる浅い(例えば、約2mmの深さの)凹部」(図3の符号4参照)の中に嵌め込まれて、接着・固定されている。
【0013】
また、前記蓄光板3は、例えば約2mm厚の平板状で、例えば硫化亜鉛系蛍光体、アルミン酸ストロンチウム、ローダミンタングステート、エオシン、シアン化白金バリウム、ユウロピウムなどの蓄光材料(蓄光顔料)と、例えばアクリル樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂などの透明度の高い樹脂材料(透明性プラスチック材料)とが混合された材料により、形成されている。本実施形態では、例えば、前記蓄光材料が約20重量%で前記透明性プラスチック材料が約80重量%というように、前記蓄光材料が約15〜25重量%(より望ましくは約20重量%以上)となるように配合されている。このような配合により、本実施形態による前記蓄光板3は、その昼間の太陽光の吸収による夜間の発光(残光)時間が約6時間以上の長時間という優れた性能を発揮している。
【0014】
以上のように、本実施形態の蓄光鋲によれば、蓄光材料と透明性プラスチック材料から成る蓄光板3を上面に配置するようにし、前記蓄光板3が、昼間の太陽光や夜間の自動車のヘッドライトを吸収して夜間に長時間自発光するようにしたので、夜間に歩行者等だけが通行していて自動車が通行していない場合でも、歩行者や車椅子や無灯火自転車などの利用者に、障害物としての縁石の存在を知らせることができるようになる(従来の反射板だけを備えた縁石鋲は、歩行者等だけが通行していて自動車が通行していない場合は、その存在を歩行者等に知らせることができなかった)。
【0015】
また、本実施形態では、比較的安価な蓄光材料と透明性プラスチック材料を使用して前記蓄光板3を形成し、これを蓄光鋲の上面に設置・固定するようにしているので、蓄光鋲の製造原価を低く押えることができ、また、前記蓄光板3は保守がほとんど不要であるので、従来の太陽電池と蓄電池と発光ダイオードなどを使用した「自発光型の縁石鋲」と比較して、製造及び維持コストを大幅に低減させることが可能になる。
【0016】
さらに、本実施形態では、自動車の進行方向とほぼ直交する方向に延びる側面に前記反射板2が設置されているので、移動速度の速い自動車は前記のほぼ直交する面からの反射光により前記蓄光鋲の存在を遠方からでも容易に知ることができるようになる。また、本実施形態では、歩行者の進行方向とほぼ並行に延びる上面に前記蓄光板3が設置されているので、移動速度の遅い歩行者は、前記蓄光鋲の近くに来たときにその上面からの光により前記蓄光鋲の存在を容易に知ることができるようになる(速度の遅い歩行者にとっては、前記蓄光鋲の存在を近くに来た時に知ることが大切であり、遠方で知っても意味は少ない)。
【0017】
以上、本発明の1実施形態について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、前記の実施形態では、歩道や中央分離帯の縁石の上面に設置・固定される蓄光鋲について説明したが、本発明は、これに限らず、例えば、道路の端(道路と側溝との境界)に配置された縁石、又は、港湾の海との境界に配置された縁石などの公共設備又は建物の外表面などに設置・固定されるものでもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、蓄光材料と透明度の高い樹脂材料から成る蓄光板を蓄光鋲の上方に配置するようにしている。したがって、本発明によれば、前記蓄光板が、昼間の太陽光や夜間の自動車のヘッドライトを吸収して夜間に長時間自発光するので、夜間に歩行者等だけが通行していて自動車が通行していない場合でも、歩行者や車椅子や無灯火自転車などの利用者に縁石の存在を知らせることができるようになる(従来の反射板だけを備えた縁石鋲では歩行者等だけが通行していて自動車が通行していない場合は縁石の存在を歩行者等に知らせることができないという問題があったが、それを解決できた)。
【0019】
また、本発明では、比較的安価な蓄光材料と透明度の高い樹脂材料を使用して前記蓄光板を形成しそれを蓄光鋲の上方に配置して構成しているので、製造原価を低く押えることができ、また、前記蓄光板は保守がほとんど不要であるので、従来の太陽電池と蓄電池と発光ダイオードなどを使用した「自発光型の縁石鋲」と比較して、製造及び維持コストを大幅に低減させることが可能になる。
【0020】
さらに、本発明では、自動車の進行方向とほぼ直交する方向に延びる側面に前記反射板が設置されているので、移動速度の速い自動車はほぼ直交する面からの反射光により蓄光鋲の存在を遠方からでも容易に知ることができる。また、本発明では、歩行者の進行方向とほぼ並行に延びる上面に蓄光板が設置されているので、移動速度の遅い歩行者は、蓄光鋲の近くに来たときにその上面(蓄光板)からの光により、障害物としての縁石その他の公共設備又は建物などの存在を容易に知ることができるようになる(速度の遅い歩行者にとっては、縁石などの障害物の存在は、その近くに来た時に知ることが大切であり、遠方に居るときに知っても意味は少ない)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態による蓄光鋲を示す斜視図。
【図2】本実施形態による蓄光鋲を示す平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 枠体
2 反射板
3 蓄光板
4 凹部

Claims (3)

  1. 道路などの公共設備又は建物などの外表面に固定して使用する蓄光鋲であって、
    自動車の進行方向に対してほぼ直交する方向又は斜め方向に延びる面に配置された、自動車などのライトの光を反射するための反射板と、
    人の進行方向とほぼ平行に延びる面に配置された、太陽光又は自動車などのライトの光を蓄積して夜間に発光するための蓄光板と、
    が備えられていることを特徴とする蓄光鋲。
  2. 道路などの公共設備に備えられた縁石の上面に固定して使用する蓄光鋲であって、
    自動車の進行方向に対してほぼ直交する方向又は斜め方向に延びる側面に配置された、自動車などのライトの光を反射するための反射板と、
    人の進行方向とほぼ平行に延びる上面に配置された、太陽光又は自動車などのライトの光を蓄積して夜間に発光するための蓄光板と、
    が備えられていることを特徴とする蓄光鋲。
  3. 請求項1又は2において、前記蓄光板は、約75〜85重量%の透明度の高い樹脂材料と、約15〜25重量%の蓄光材料とから構成されている、ことを特徴とする蓄光鋲。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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