JP2004107938A - 建設機械の操作装置 - Google Patents

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Takeshi Yamaguchi
山口 毅
Tatsuo Takishita
滝下 竜夫
Takatomi Miyakubo
宮窪 孝富
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Abstract

【課題】第三者によって操作者の意図しない操作パターンに切り換えられるのを防止できる建設機械の操作装置を提供する。
【解決手段】下部走行体2上に旋回可能に設けた上部旋回体3と、上部旋回体3に伏仰可能に設けた多関節型のフロント装置6と、上部旋回体3及びフロント装置6を駆動する複数の油圧アクチュエータとを有する建設機械に設けられ、十字操作式の操作レバー36L,36Rと、操作レバー36L又は36Rの操作に応じた操作量信号L1,L2又はR1,R2を出力するレバー変位検出器49L,50L又は49R,50Rとを有する建設機械の操作装置37L又は37Rにおいて、操作レバー35L,35Rの各操作方向に操作対象を対応づけた例えば4つの操作パターンを記憶し、キースイッチ33により設定開始指示があったときに操作レバー35Lの操作方向に応じて実際に使用する操作パターンを選択し設定するコントローラ39とを有する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係わり、特にその建設機械に備えられた各油圧アクチュエータを操作する建設機械の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建設機械の1つである油圧ショベルは、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に設けた上部旋回体と、この上部旋回体に伏仰可能に接続され、ブーム、アーム、及び作業具(例えばバケット、以下適宜、単にバケットという)を含む多関節型のフロント装置とを備えている。
【0003】
これら下部走行体、上部旋回体、及びフロント装置は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置の被駆動部材を構成している。この油圧駆動装置は、一般に、エンジン等の原動機と、この原動機によって駆動する少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記ブーム、アーム、バケットをそれぞれ駆動するブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダ、及び前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記下部走行体を走行させる走行用油圧モータ、及び前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記上部旋回体を下部走行体に対し旋回させる旋回用油圧モータを含む複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータをそれぞれ操作する操作手段とを有している。
【0004】
操作手段としては、通常、操作者が着座する運転席の左・右両脇に位置する十字操作式の手動操作レバーと、運転席の前方に位置する左・右走行用操作レバー(足でも操作可能)とが設けられている。
【0005】
手動操作レバーは、通常、上記複数の油圧アクチュエータのうち旋回用油圧モータ、ブーム用油圧シリンダ、アーム油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダを操作するようになっている場合が多いが、左・右2つの操作レバーの左右方向・前後方向への操作方向(都合合計4方向)の操作対象を、それぞれいずれのアクチュエータに対応づける(割り当てる)かについては、元来、各建設機械メーカごとに種々のパターンがあった。
【0006】
例えば、あるパターンでは、左側の操作レバーの前後方向操作が旋回右・左で左右方向操作がアームダンプ・クラウドとし、右側の操作レバーの前後方向操作がブーム下げ・上げで左右方向操作がバケットクラウド・ダンプとなっている。また別のパターンでは、左側の操作レバーの前後方向操作がブーム下げ・上げで左右方向操作がバケットダンプ・クラウドとし、右側の操作レバーの前後方向操作がアームクラウド・アームダンプで左右方向操作が旋回左・右となっている。さらに別のパターンでは、左側の操作レバーの前後方向操作がブーム下げ・上げで左右方向操作がバケットダンプ・クラウドとし、右側の操作レバーの前後方向操作がアームダンプ・クラウドで左右方向操作が旋回左・右となっている。
【0007】
そして、これらまちまちの操作パターンの統一規格として、JIS規格としての操作パターンが定められている。この操作パターンによれば、左側の操作レバーの前後方向操作がアームダンプ・クラウドで左右方向操作が旋回左・右とし、右側の操作レバーの前後方向操作がブーム下げ・上げで左右方向操作がバケットクラウド・ダンプとなっている。
【0008】
これに応じて、各製造メーカの製造する各機種にあっても、自社の操作パターンのみならず上記JIS規格にも適用可能なように、あるいは他社の操作パターンに慣れた操作者でも運転可能なように(特にレンタル用途の場合にはこのニーズが大きい)、複数の操作パターンを切換可能としたものが既に提唱されている。
【0009】
例えば、操作レバーが電気レバー方式である場合において複数の操作パターンを切り換える従来技術としては、例えば特公平3−61811号公報、特開平4−143325号公報、特開昭63−312431号公報(、特開平10−152867号公報)等に記載のものがある。電気レバー方式の場合、操作レバーの操作量をセンサで検出し電気信号に置き換え操作信号として出力するものであるが、これらの従来技術では、センサからの電気操作信号をコントローラ(制御部、制御装置)を介し各コントロールバルブ(電磁比例弁)のソレノイド部に出力するようにしている。そして、操作パターン切換用の入力手段(ボタン、キーボード、操作ノブ、選定スイッチ等)の入力操作に応じてコントローラが各電気操作信号の行き先を切り換えることにより、操作パターンを切り換え可能となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には以下の課題が存在する。
通常、操作者には自分がいつも使用する慣れ親しんだ特定の操作パターンが存在し、それ以外の操作パターンでは作業性が低下する。
ここで、上記従来技術では、操作パターン切換用の入力手段で操作パターンを切り換える構成である。しかしながら、この入力手段については誰でも容易に操作可能となっている(特定の者にしか操作できないようにする点について特に配慮なし)ため、本来の操作者が不在中(例えば夜間の無人留置中、昼休み時間における食事休憩中等)に知らないうちに第三者がその入力手段を操作し、操作パターンが切り換えられるのを未然に防止するのは困難である。この場合、戻ってきた本来の操作者が操作パターンが切り換えられたことに気づかずに操作を開始し、思いもかけぬ誤作動が発生する可能性がないとはいえない。
【0011】
本発明の目的は、第三者によって操作者の意図しない操作パターンに切り換えられるのを防止できる建設機械の操作装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に設けた上部旋回体と、この上部旋回体に伏仰可能に設けられブーム、アーム、作業具からなる多関節型のフロント装置と、前記ブーム、前記アーム、前記作業具、前記上部旋回体をそれぞれ駆動するブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、作業具用油圧シリンダ、旋回用油圧モータを含む複数の油圧アクチュエータと、原動機と、この原動機により駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式の複数のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁とを有する建設機械に設けられ、複数の方向に操作可能な少なくとも1つの操作レバーと、前記操作レバーの操作方向を検出しそれに応じた信号を対応する前記電磁弁に出力する検出手段とを有する建設機械の操作装置において、前記操作レバーの各操作方向ごとに、前記ブーム用油圧シリンダ、前記アーム用油圧シリンダ、前記作業具用油圧シリンダ、及び前記旋回用油圧モータのうちいずれか1つを当該操作方向の操作対象として対応づける操作パターンを複数種類記憶する記憶手段と、前記操作パターンの設定開始を操作者が指示入力可能な指示手段と、この設定指示手段で前記設定開始の指示入力があったときに前記検出手段で検出した前記操作レバーの各操作方向に応じて、前記記憶手段に記憶した前記複数の操作パターンの中から1つの操作パターンを実際に使用する操作パターンとして選択し設定する設定手段とを有する。
【0013】
本発明においては、操作パターン切り換え時には、操作レバーを所望の方向に操作しつつ例えばキースイッチ等の指示手段で操作パターンの設定開始を指示入力すると、そのとき検出手段で検出された操作レバー操作方向に応じて設定手段が対応する1つの操作パターンを記憶手段から読み出して実際に使用する操作パターンとして選択し設定する。このように、本来の操作者以外は操作パターンを切り換えるための手段とは気づかない電気レバー方式の操作レバーそのものを使用することにより、誰でも容易に操作可能なボタン、キーボード、操作ノブ、選定スイッチ等により操作パターンを切り換える従来構造と異なり、第三者によって操作者の意図しない操作パターンに切り換えられるのを防止できる。
【0014】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記指示手段は、前記原動機の起動を指示するキースイッチである。
【0015】
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記検出手段は、前記操作レバーの操作方向と操作量とを検出し、前記設定手段は、前記検出した操作量が所定のしきい値以上であったかどうかに応じて、前記設定を有効とするか無効とするかを切り換える。
【0016】
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記設定手段は、前記検出手段で操作レバーが同時に複数の操作方向に操作されたことが検出された場合には、それらのうち操作量の大きいほうの操作方向に応じて、前記記憶手段に記憶した前記複数の操作パターンの中から1つの操作パターンを実際に使用する操作パターンとして選択し設定する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
本発明の第1実施形態を図1〜図8により説明する。
図1は、本実施形態による建設機械の操作装置の適用対象である小型の油圧ショベル(ミニショベル)の全体構造を表す側面図であり、図2は、本実施形態による建設機械の操作装置の適用対象である油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。なお、以降、油圧ショベルが図1及び図2に示す状態にて操作者が運転席に着座した場合における操作者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
【0019】
図1及び図2において、この油圧ショベルは、走行手段としての左・右の無限軌道履帯(クローラ)1L,1Rを備えた下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、この上部旋回体3の基礎下部構造をなす旋回フレーム4に垂直ピン(図示せず)を中心にして水平方向に回動可能に取り付けられたスイングポスト5と、このスイングポスト5に上下方向に回動可能に(俯仰可能に)取り付けられた多関節型の作業フロント(フロント装置)6と、旋回フレーム4上に設けられたいわゆるキャノピータイプの運転室7と、旋回フレーム4上の運転室7以外の大部分を覆う上部カバー8とを備えている。
【0020】
下部走行体2は、略H字形状のトラックフレーム9と、このトラックフレーム9の左・右両側の後端近傍に回転自在に支持された駆動輪10L,10R(但し10Lのみ図1に図示)と、駆動輪10L,10Rをそれぞれ駆動する左・右走行用油圧モータ11L,11R(但し11Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9の左・右両側の前端近傍に回転自在に支持され、履帯1L,1Rを介し駆動輪10L,10Rの駆動力でそれぞれ回転される従動輪(アイドラ)12L,12R(但し12Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9の前方側に上下動可能に設けられ、ブレード用油圧シリンダ13により上下動する排土用のブレード14とを備えている。また下部走行体2の中央部には旋回台軸受(旋回輪)15が配置され、この旋回輪15の中心近傍に、下部走行体2に対し旋回フレーム4を旋回させる旋回用油圧モータ16(後述の図4参照)が内蔵されている。
【0021】
スイングポスト5は、垂直ピン(図示せず)を介し旋回フレーム4に対し水平に回動可能となっている。またスイングポスト5は、旋回フレーム4に設けられたスイング用油圧シリンダ17に、連結ピン(図示せず)を介して連結されており、スイング用油圧シリンダ17の伸縮でスイングポスト5全体が鉛直方向の軸心まわりに回動することによって、作業フロント6が左・右にスイングするようになっている。
【0022】
作業フロント6は、ブーム18と、ブーム18に回動可能に結合されたアーム19と、アーム19に回動可能に結合されたバケット20とを備えている。そして、ブーム18、アーム19、及びバケット20は、それぞれブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、及びバケット用油圧シリンダ23により動作する。
【0023】
運転室7は、上記した旋回フレーム4上の左側に設けられており、操作者が着座する座席(運転席)24と、この座席24の上方に設けられたルーフ25と、このルーフ25を支持する支柱26とを有している。図3は、この運転室7内の詳細構造を表す図1中矢印A方向から見た矢視俯瞰図である。
【0024】
この図3、及び前述の図1、図2において、運転室7内の操作者が着座する座席24より前方には、左・右走行用油圧モータ11L,11Rをそれぞれ駆動し油圧ショベルの前進又は後進走行等をさせるための手でも足でも操作可能な左・右走行用操作レバー27L,27R(但し27Lのみ図1に図示)が設けられている。
【0025】
左走行用操作レバー27Lのさらに左側足元部分には、オプション用油圧アクチュエータ(例えばブレーカ用油圧モータ)を駆動するためのオプション用操作ペダル28Lが設けられている。右走行用操作レバー27Rのさらに右側足元部分には、スイング用油圧シリンダ17を駆動しスイングポスト5(言い換えれば作業フロント6全体)を左・右にスイングさせるためのスイング用操作ペダル28Rが設けられている。それら左・右走行用操作レバー27L,27R及び操作ペダル28L,28Rの前側には、操作者の前方への転落防止のための前ステー29が設けられている。
【0026】
座席24の左側には、操作者の左側への転落防止のためのサイドステー30と、左コンソール31とが設けられ、座席24の右側には、前側又は後側に操作することでブレード用油圧シリンダ13を駆動しブレード14を上下動させるためのブレードレバー32と、キースイッチ33及びモニター等を備えた右コンソール34と、燃料タンク(図示せず)からの燃料供給を制御するための燃料レバー35とが設けられている。
【0027】
そして、座席24の左・右両側には、十字操作式の手動操作レバー36L,36Rを備え、操作対象(上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23、及び上記旋回用油圧モータ16)に作動指令を与える電気レバー方式の操作装置37L、37R(後述の図4参照)が設けられており、それら十字操作式の手動操作レバー36L,36Rのさらに左・右両側にはパイロットポンプ等の油圧源からの元圧を遮断させる誤操作防止用のロックレバー38L,38Rが設けられている。また、座席24の下側には、後述するコントローラ39(図4参照)が収納されている。
【0028】
上部カバー8は、その内部に、エンジン40(後述の図4参照)、このエンジン40に駆動される油圧ポンプ41(後述の図4参照)、エンジン40の燃料を貯留する燃料タンク、及び油圧ポンプ41の圧油源となる作動油タンク、バッテリ(電源)42(後述の図4参照)等の機器を収納している。
【0029】
以上説明した構成において、左・右無限軌道履帯1L,1R、上部旋回体3、スイングポスト5、ブレード14、ブーム18、アーム19、及びバケット20は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置により駆動される被駆動部材を構成している。
【0030】
図4は、上記油圧駆動装置のうち上部旋回体3、ブーム18、アーム19、及びバケット20の駆動に係わる要部構成を本発明の操作装置の一実施形態とともに表す油圧回路図である。
【0031】
この図4において、上記エンジン(原動機)40と、このエンジン40により駆動される上記油圧ポンプ41と、この油圧ポンプ41から吐出される圧油によって駆動される上記旋回用油圧モータ16、上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23を含む複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプ41からそれら旋回用油圧モータ16、ブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、バケット用油圧シリンダ23等に供給される圧油の流量をそれぞれ制御する例えば電気−油圧変換弁タイプの旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、バケット用コントロールバルブ46を含む弁ユニット47と、上部旋回体3、ブーム18、アーム19、及びバケット20の動作を指示する上記十字操作式の左・右手動操作レバー36L,36Rをそれぞれ備えた上記電気レバー方式の操作装置37L、37Rと、上記コントローラ39と、この種のものとして公知の上記キースイッチ33と、上記バッテリ42と、後述する操作パターン設定時等に吹鳴駆動するブザー48とが設けられている。
【0032】
操作装置37Lは、中立点から前後方向及び左右方向に変位可能な上記十字操作式の左手動操作レバー36Lと、前後方向の変位を検出するレバー変位検出器49Lと、左右方向の変位を検出するレバー変位検出器50Lとを備えている。これらレバー変位検出器49L,50Lは、左手動操作レバー36Lの変位方向(十字方向のいずれの方向であるか)及び変位量(操作量)をそれぞれ検出し、これに応じた作動指令信号(操作量信号)L1,L2をコントローラ39にそれぞれ出力するようになっている。
【0033】
また、操作装置37Rは、上記操作装置37Lの構成と同様、中立点から前後方向及び左右方向に変位可能な上記十字操作式の右手動操作レバー36Rと、前後方向の変位を検出するレバー変位検出器49Rと、左右方向の変位を検出するレバー変位検出器50Rとを備えている。これらレバー変位検出器49R,50Rは、上記レバー変位検出器49L,50L同様、右手動操作レバー36Rの変位方向及び変位量をそれぞれ検出し、これに応じた操作量信号R1,R2をコントローラ39にそれぞれ出力するようになっている。
【0034】
図5は、上記左手動操作レバー36Lの変位量に対応するレバー変位検出器49L,50Lの操作量信号L1,L2を表す特性図である。
【0035】
この図5において、横軸は左手動操作レバー36Lの前後方向及び左右方向の変位量を、縦軸はレバー変位検出器49L,50Lの操作量信号(出力電圧)L1,L2を示す。レバー変位検出器49Lの操作量信号L1は、操作レバー36Lの前側操作領域(中立点から前側最大位置まで)のほぼ全域にわたってその変位量に対応して減少し、後側操作領域(中立点から後側最大位置まで)のほぼ全域にわたってその変位量に対応して増加するようになっている(言い換えれば前側最大位置から後側最大位置に向かって単調増加の特性となっている)。また、レバー変位検出器50Lの操作量信号L2は、操作レバー36Lの左側操作領域(中立点から左側最大位置まで)のほぼ全域にわたってその変位量に対応して減少し、右側操作領域(中立点から右側最大位置まで)のほぼ全域にわたってその変位量に対応して増加するようになっている(言い換えれば左側最大位置から右側最大位置に向かって単調増加の特性となっている)。
【0036】
また、レバー変位検出器49L,50Lの操作量信号L1,L2は、例えば供給電圧5Vのうち、その上限側(例えば4.5〜5.0Vの範囲)が短絡検知領域、下限側(例えば0〜1.5Vの範囲)が断線検知領域にそれぞれ設定されているので、出力電圧の通常使用範囲が例えば0.5〜4.5Vとなるように構成されている。すなわち、操作量信号L1は、前側最大位置において最低出力電圧値0.5V、後側最大位置において最大出力電圧値4.5Vとなり、また操作量信号L2は、左側最大位置において最低出力電圧値0.5V、右側最大位置において最大出力電圧値4.5Vとなる。また、レバー変位検出器49L、50Lは、左手動操作レバー36Lの前後方向及び左右方向の変位量がゼロのとき(言い換えれば操作レバー36Lが中立点にあるとき)、操作量信号L1,L2の電圧値が最大出力電圧値4.5Vと最低出力値0.5Vの中間値約2.5Vとなるようにそれぞれ調整されている。
【0037】
なお、右手動操作レバー36Rの前後方向及び左右方向の変位量に対応するレバー変位検出器49R,50Rの操作量信号(出力電圧)R1,R2は、上述した操作量信号L1,L2同様の特性となっている。
【0038】
図4に戻り、キースイッチ33は、その一方がバッテリ42に接続され他方がコントローラ39及びエンジン40起動回路(図示せず)等に接続されており、例えば操作者が所持する操作キー等をキーシリンダ等に挿入して回転操作されるようになっている。これにより、キースイッチ33が例えば操作位置33aに操作されると電気系統をOFF状態にするとともにエンジン40の駆動停止を指示し、例えば操作位置33bに操作されると電気系統をON状態にするとともにエンジン40の駆動停止を指示し、例えば操作位置33cに操作されると電気系統をON状態にするとともにエンジン40の起動を指示するようになっている。
【0039】
コントローラ39は、上述した操作装置37L,37Rからの操作量信号L1,L2,R1,R2を入力する入力部51と、上述したキースイッチ33の操作によりバッテリ42から電気供給される電源部52と、左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向ごとに操作対象(上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23、及び上記旋回用油圧モータ16のうちいずれか1つ)を対応づけた例えば4つの操作パターン(詳細は後述)に対応する操作テーブルをそれぞれ記憶するとともに設定した操作パターン等の履歴を記録する記憶部53と、例えばキースイッチ33が操作位置33bに操作されたときの操作装置37Lの操作量信号L1,L2等に応じて4つの操作パターンの中から実際に使用する操作パターンを選択し設定し、記憶部53から対応する操作テーブルを読み込み、これに基づいて操作量信号L1,L2,R1,R2に対し所定の演算処理を行う制御部54と、この制御部54で生成した制御信号(駆動指令信号)を旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43B、ブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B、アーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B、及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bへそれぞれ出力する出力部55とを備えている。
【0040】
次に、操作パターン設定における上記コントローラ39の制御手順を説明する。図6は、コントローラ39の上記制御処理内容を表すフローチャートである。
【0041】
この図6において、まずステップ100で、記憶部53にて実際に使用する操作パターンが初期設定として例えば操作パターン1(詳細は後述するが、JIS規格パターン)に記録される。そして、ステップ110に進み、キースイッチ33が操作位置33b又は操作位置33cに操作されて電源部52にバッテリ42から電気供給されたかどうかを判定する。電源部52に電気供給されなかった場合は、ステップ110の判定が満たされず、ステップ110の手順を繰り返す。
【0042】
電源部52に電気供給された場合は、ステップ110の判定が満たされて、ステップ120に移る。ステップ120では、キースイッチ33が操作位置33bに操作されたときの操作装置37Lからの操作量信号L1,L2が制御部54に入力され、ステップ130に進み、後述の操作パターン選択テーブルを参照して操作量信号L1,L2に応じた操作パターンを選択判断する。図7は、この操作パターン選択テーブルの詳細を一例として表す図である。
【0043】
この図7において、縦欄が前後方向の操作による操作量信号L1の出力電圧範囲であり、横欄が左右方向の操作による操作量信号L2の出力電圧範囲である。レバー変位検出器49L,50Lの操作量信号L1,L2は、上述したように、供給電圧5Vの上限側(4.5〜5.0V)が短絡検知領域、下限側(0〜0.5V)が断線検知領域にそれぞれ設定されているので、これらの範囲にある場合(操作量信号L1又はL2が0〜0.5Vの範囲又は4.5〜5.0Vの範囲にある場合)は操作装置37Lの「故障」と判断される。
【0044】
そして、左手動操作レバー36Lが前側に略大きく操作された場合(操作量信号L1が0.5〜1.5Vの範囲、かつ操作量信号L2が1.5〜3.5Vの範囲にある場合)は例えば「操作パターン1」が選択され、後側に略大きく操作された場合(操作量信号L1が3.5〜4.5Vの範囲、かつ操作量信号L2が1.5〜3.5Vの範囲にある場合)は例えば「操作パターン3」が選択される。また、左手動操作レバー36Lが左側に略大きく操作された場合(操作量信号L1が1.5〜3.5Vの範囲、かつ操作量信号L2が0.5〜1.5Vの範囲にある場合)は例えば「操作パターン2」が選択され、右側に略大きく操作された場合(操作量信号L1が1.5〜3.5Vの範囲、かつ操作量信号L2が3.5〜4.5Vの範囲にある場合)は例えば「操作パターン4」が選択される。
【0045】
また、左手動操作レバー36Lが十字方向のいずれの方向にも略大きく操作されなかった場合(操作量信号L1が1.5〜3.5Vの範囲、かつ操作量信号L2が1.5〜3.5Vの範囲にある場合)は操作位置が「中立」と判断され、操作パターンの設定変更はないものとする。また、左手動操作レバーが斜めの方向(前左方向、前右方向、後左方向、後右方向のいずれか)に略大きく操作された場合(操作量信号L1が0.5〜1.5Vの範囲で操作量信号L2が0.5〜1.5V又は3.5〜4.5Vの範囲にある場合、或いは操作量信号L1が3.5〜4.5Vの範囲で操作量信号L2が0.5〜1.5V又は3.5〜4.5Vの範囲にある場合)は操作の「エラー」と判断され、操作パターンの設定変更はないものとする。
【0046】
図6に戻り、ステップ140に進んで制御部54で操作位置の「中立」と判断されたかどうかを判定する。「中立」と判断されなかった場合は、ステップ140の判定が満たされず、ステップ150に移る。ステップ150では操作装置37Lの「故障」と判断されたかどうかを判定する。「故障」と判断されなかった場合は、ステップ150の判定が満たされず、ステップ160に移る。ステップ160では、操作の「エラー」と判断されたかどうかを判定する。「エラー」と判断されなかった場合は、ステップ160の判定が満たされず、ステップ170に移る。ステップ170では、上述のようにして選択した操作パターンXが設定され、ステップ180に進み、この操作パターンXを履歴として記憶部53に記録する。そして、ステップ190に進んで、制御部54で所定の演算処理が行われブザー48を駆動させる制御信号(駆動指令信号)を生成し、この制御信号が出力部55からブザー48に出力されて、ブザー48が例えば単音で吹鳴駆動する。
【0047】
制御部54で「中立」と判断された(操作レバー36Lが十字方向のいずれにも略大きく操作されなかった)場合は、ステップ140の判定が満たされて、ステップ200に移る。ステップ200では、制御部54が前回設定した操作パターンX’の履歴を記憶部53から読み込み、ステップ210に進んでこの操作パターンの履歴が正常であるかどうかを判定する(例えば、記憶部53の複数の領域に同一の又は変形した履歴を記録し、これらを比較して履歴が正常であるかどうかを判定する)。操作パターンX’の履歴が正常である場合は、ステップ210の判定が満たされステップ220に進み、制御部54で操作パターンX’が設定される。操作パターンX’の履歴が正常でなかった場合は、ステップ210の判定が満たされずステップ230に進み、制御部54で操作パターン1(詳細は後述するが、JIS規格パターン)が設定される。
【0048】
制御部54で「故障」と判断された場合は、ステップ150の判定が満たされて、ステップ240に移る。ステップ240では、操作装置37Lの故障履歴を記憶部53に記録し、ステップ250に進んで、制御部54で所定の演算処理が行われブザー48への制御信号が出力部55から出力されて、ブザー48が例えば連続して吹鳴駆動する。そして、ステップ200に移り、以降上記同様の手順を行う。
【0049】
制御部54で「エラー」と判断された場合は、ステップ160の判定が満たされて、ステップ260に移る。ステップ260では、操作の失敗(エラー)履歴を記憶部53に記録し、ステップ270に進んで、制御部54で所定の演算処理が行われ、ブザー48への制御信号が出力部55から出力されて、ブザー48が例えば断続して吹鳴駆動する。そして、ステップ200に移り、以降上記同様の手順を行う。
【0050】
コントローラ39の制御部54は、上述した制御手順で設定した操作パターンに対応する操作テーブルを記録部53から読み込み、これに基づいて操作量信号L1,L2,R1,R2に対し所定の演算処理が行われる。図8は、コントローラ39の記憶部53に記憶された4つの操作パターンの操作テーブルの詳細を一例として表す図である。
【0051】
この図8において、各操作パターンにおける左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向(前、後、左、右方向のいずれか)に対応する操作対象(かっこ書きには各操作対象の動作方向)を示している。以下、詳細を説明する。
【0052】
(1)操作パターン1(JIS規格パターン)
コントローラ39の記憶部53から操作パターン1の操作テーブルが読み込まれて制御部54で所定の演算処理が行われる。これにより、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作量信号L1及び左右方向の操作による操作量信号L2に対し、アーム19及び上部旋回体3を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からアーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B及び旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作量信号R1及び左右方向の操作による操作量信号R2に対し、ブーム18及びバケット20を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bにそれぞれ出力される。
【0053】
旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43B、ブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B、アーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B、及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bは、それらコントローラ39からの制御信号に基づき、パイロットポンプ等の油圧源からの1次パイロット圧を減圧して操作パイロット圧を生成し、それぞれ、旋回用コントロールバルブ43のパイロット操作部43a,43b、ブーム用コントロールバルブ44のパイロット操作部44a,44b、アーム用コントロールバルブ45のパイロット操作部45a,45b、及びバケット用コントロールバルブ46のパイロット操作部46a,46bへ出力し、これによって旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、及びバケット用コントロールバルブ46を切り換えるようになっている。
【0054】
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を伸び方向又は縮み方向に駆動しバケット20をクラウド又はダンプさせるようになっている。
【0055】
(2)操作パターン2
コントローラ39の記憶部53から操作パターン2の操作テーブルが読み込まれて制御部54で所定の演算処理が行われる。これにより、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作量信号L1及び左右方向の操作による操作量信号L2に対し、上部旋回体3及びアーム19を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55から旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43B及びアーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作量信号R1及び左右方向の操作による操作量信号R2に対し、上述した操作パターン1同様、ブーム18及びバケット20を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、及びバケット用コントロールバルブ46を切り換えるようになっている。
【0056】
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を右側又は左側に旋回させるとともに、左側又は右側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、上述した操作パターン1同様、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を伸び方向又は縮み方向に駆動しバケット20をクラウド又はダンプさせるようになっている。
【0057】
(3)操作パターン3
コントローラ39の記憶部53から操作パターン3の操作テーブルが読み込まれて制御部54で所定の演算処理が行われる。これにより、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作量信号L1及び左右方向の操作による操作量信号L2に対し、ブーム18及びバケット20を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作量信号R1及び左右方向の操作による操作量信号R2に対し、アーム19及び上部旋回体3を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からアーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B及び旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、及びバケット用コントロールバルブ46を切り換えるようになっている。
【0058】
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を縮み方向又は伸び方向に駆動しバケット20をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を伸び方向又は縮み方向に駆動しアーム19をクラウド又はダンプさせるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。
【0059】
(4)操作パターン4
コントローラ39の記憶部53から操作パターン4の操作テーブルが読み込まれて制御部54で所定の演算処理が行われる。これにより、上述した操作パターン3同様、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作量信号L1及び左右方向の操作による操作量信号L2に対し、ブーム18及びバケット20を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作量信号R1及び左右方向の操作による操作量信号R2に対し、アーム19及び上部旋回体3を駆動させる制御信号を生成し、これら制御信号が出力部55からアーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B及び旋回用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、及びバケット用コントロールバルブ46を切り換えるようになっている。
【0060】
この結果、上述した操作パターン3同様、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を縮み方向又は伸び方向に駆動しバケット20をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。
【0061】
なお、上記において、バケット20は各請求項記載の作業具を構成し、バケット用油圧シリンダ23は各請求項記載の作業具用油圧シリンダを構成する。また、レバー変位検出器49L,49R,50L,50Rは、操作レバーの操作方向を検出しそれに応じた信号を対応する電磁弁に出力する検出手段を構成する。
【0062】
また、コントローラ39の記憶部53は、操作レバーの各操作方向ごとに、ブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、作業具用油圧シリンダ、及び旋回用油圧モータのうちいずれか1つを当該操作方向の操作対象として対応づける操作パターンを複数種類記憶する記憶手段を構成する。また、コントローラ39の制御部54は、設定指示手段で設定開始の指示入力があったときに検出手段で検出した操作レバーの各操作方向に応じて、記憶手段に記憶した複数の操作パターンの中から1つの操作パターンを実際に使用する操作パターンとして選択し設定する設定手段を構成する。
【0063】
次に、本実施形態の動作及び作用効果を以下に説明する。
例えば十字操作式の手動操作レバー36L,36Rを操作して上部旋回体3を旋回させたり多関節型フロント装置6を所望の態様に屈曲動作させたりして掘削作業等を行う場合、手動操作レバー36L,36Rの各操作方向の操作対象を所望の操作パターン(上述した操作パターン1、操作パターン2、操作パターン3、操作パターン4のいずれか)に変更しようとして、操作者が左手動操作レバー36Lを十字方向のいずれかの方向に略大きく操作しつつキースイッチ33を操作位置33aから操作位置33bに操作すると、コントローラ39がバッテリ42から電気供給されてステップ110の判定が満たされ、ステップ120及び130において左手動操作レバー36Lの変位方向及び変位量に応じた操作量信号L1,L2がコントローラ39の制御部54に入力され、これら操作量信号L1,L2に応じて実際に使用する操作パターンを選択する。そして、ステップ140、150、160を経てステップ170及び180において選択した操作パターンが設定されるとともに記憶部53にその履歴を記録する。また、ステップ190において制御部54で所定の演算処理が行われブザー48への制御信号が出力されて、ブザー48が単音で吹鳴駆動する。
【0064】
その後、操作者がキースイッチ33を操作位置33bから操作位置33cに操作すると、エンジン40が起動し油圧ポンプ41が駆動するとともに、コントローラ39が設定した操作パターンに対応する操作テーブルに基づいて操作レバー装置36L,36Rからの操作量信号L1,L2,R1,R2に対し制御信号を生成し、この制御信号を旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43B、ブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B、アーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B、及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bに出力する。
【0065】
これにより、旋回用コントロールバルブ43のパイロット操作部43a,43b、ブーム用コントロールバルブ44のパイロット操作部44a,44b、アーム用コントロールバルブ45のパイロット操作部45a,45b、及びバケット用コントロールバルブ46のパイロット操作部46a,46bへの操作パイロット圧がそれぞれ制御され、旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、及びバケット用コントロールバルブ46が切り換えられる。この結果、旋回用油圧モータ16、ブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、及びバケット用油圧シリンダ23が駆動する。
【0066】
以上のように、本実施形態の操作装置においては、操作パターン切り換え時には、キースイッチ33で操作パターンの設定開始を指示しつつ左手動操作レバー36Lを所望の方向に操作すると、コントローラ39においてレバー変位検出器49L,50Lからの操作量信号L1,L2に応じて操作パターンを選択し設定する。そして、コントローラ39の制御部54で設定した操作パターンの操作テーブルを記憶部53から読み込んで、これに基づいて所定の演算処理が行われる。このように、本来の操作者以外は操作パターンを切り換えるための手段とは気づかない電気レバー方式の操作装置37Lそのものを使用することにより、誰でも容易に操作可能なボタン、キーボード、操作ノブ、選定スイッチ等により操作パターンを切り換える従来構造と異なり、第三者によって操作者の意図しない操作パターンに切り換えられるのを防止できる。
【0067】
本発明の第2実施形態を図9及び図10により説明する。本実施形態は、上記第1実施形態に、操作パターンを設定する切換モード又は複数の油圧アクチュエータを駆動させる作業モードのどちらかを選択指示するモードスイッチを設けた実施形態である。図9は、本実施形態の操作装置を上記油圧駆動装置のうち上部旋回体3、ブーム18、アーム19、及びバケット20の駆動に係わる要部構成とともに表す油圧回路図である。この図9において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0068】
本実施形態において、モードスイッチ56は、通常操作者が操作しないように例えば配線端末(例えばギボシ端子等で加工された端末)の接続・未設続によってスイッチ機能を有するものであるか、或いは操作者の誤操作を防止するように例えばその周囲をカバー等で保護されたこの種のものとして公知のトグルスイッチ等である。そして、モードスイッチ56がON状態(通電状態)になると、その操作信号がコントローラ39の入力部51に出力されるようになっている。
【0069】
コントローラ39の制御部54は、例えば上記モードスイッチ56からの操作信号が入力された場合、操作装置37Lからの操作量信号L1,L2等に応じて4つの操作パターンの中から実際に使用する操作パターンを選択し、この操作パターンを記憶部53に記録するようになっている。また、例えばモードスイッチ56からの操作信号が入力されなかった場合、記憶部53から記憶した操作パターンに対応する操作テーブルを読み込み、これに基づいて操作量信号L1,L2,R1,R2に対し所定の演算処理を行うようになっている。
【0070】
次に、本実施形態の操作パターン設定における上記コントローラ39の制御手順を説明する。図10は、本実施形態のコントローラ39の上記制御処理内容を表すフローチャートである。
【0071】
この図10において、まずステップ300で、記憶部53にて実際に使用する操作パターンが初期設定として例えば操作パターン1(JIS規格パターン)に記録される。そして、ステップ310に進み、キースイッチ33が操作位置33b又は操作位置33cに操作されて電源部52にバッテリ42から電気供給されたかどうかを判定する。電源部52に電気供給されなかった場合は、ステップ310の判定が満たされず、ステップ310の手順を繰り返す。
【0072】
電源部52に電気供給された場合は、ステップ310の判定が満たされて、ステップ320に移る。ステップ320では、切換モードであるかどうかを、モードスイッチ56からの操作信号入力があるかどうかで判定する。例えばモードスイッチ56で切換モードが選択されている(モードスイッチ56からの操作信号入力があった)場合は、ステップ320の判定が満たされて、ステップ330に移る。ステップ330では、操作装置37Lからの操作量信号L1,L2が制御部54に入力され、ステップ340に進み、上述した図7に示すような操作パターン選択テーブルを参照して操作量信号L1,L2に応じた操作パターンを選択判断する。
【0073】
そして、ステップ350に進んで、制御部54で操作位置の「中立」と判断されたかどうかを判定する。「中立」と判断された(操作レバー36Lが十字方向のいずれにも略大きく操作されなかった)場合は、ステップ350の判定が満たされて、ステップ320に戻って同様の手順を繰り返す。
【0074】
一方、「中立」と判断されなかった場合は、ステップ350の判定が満たされず、ステップ360に移る。ステップ360では、操作装置37Lの「故障」と判断されたかどうかを判定する。「故障」と判断されなかった場合は、ステップ360の判定が満たされず、ステップ370に移る。ステップ370では、操作の「エラー」と判断されたかどうかを判定する。「エラー」と判断されなかった場合は、ステップ370の判定が満たされず、ステップ380に移る。ステップ380では、上述のようにして選択した操作パターンXを履歴として記憶部53に記録する。そして、ステップ390に進んで、制御部54で所定の演算処理が行われ、ブザー48への制御信号が出力部55から出力されて、ブザー48が例えば単音で吹鳴駆動する。ステップ390が終了すると、ステップ320に戻って同様の手順を繰り返す。
【0075】
制御部54で「故障」と判断された場合は、ステップ360の判定が満たされて、ステップ400に移る。ステップ400では、操作装置37Lの故障履歴を記憶部53に記録し、ステップ410に進んで、制御部54で所定の演算処理が行われブザー48への制御信号が出力部55から出力されて、ブザー48が例えば連続して吹鳴駆動する。ステップ410が終了すると、ステップ320に戻って同様の手順を繰り返す。
【0076】
制御部54で「エラー」と判断された場合は、ステップ370の判定が満たされて、ステップ420に移る。ステップ420では、操作の失敗(エラー)履歴を記憶部53に記録し、ステップ430に進んで、制御部54で所定の演算処理が行われブザー48への制御信号が出力部55から出力されて、ブザー48が例えば断続して吹鳴駆動する。ステップ430が終了すると、ステップ320に戻って同様の手順を繰り返す。
【0077】
また、例えばモードスイッチ56で作業モードが選択されている(モードスイッチ56からの操作信号入力がなかった)場合は、ステップ320の判定が満たされず、ステップ440に移る。ステップ440では、制御部54が操作パターンXの履歴を記憶部53から読み込み、ステップ450に進んでこの操作パターンXの履歴が正常であるかどうかを判定する。操作パターンXの履歴が正常である場合は、ステップ450の判定が満たされステップ460に進み、制御部54で操作パターンXが設定される。操作パターンXの履歴が正常でなかった場合は、ステップ450の判定が満たされずステップ470に進み、制御部54で操作パターン1(JIS規格パターン)が設定される。
【0078】
そして、コントローラ39の制御部54は、モードスイッチ56で作業モードが選択されている場合のみ、上述した制御手順で設定した操作パターンに対応する操作テーブル(前述の図8参照)を記録部53から読み込み、これに基づいて操作量信号L1,L2,R1,R2に対し所定の演算処理が行われる。
【0079】
このように、本実施形態においては、操作パターン切り換え時に、モードスイッチ56を切換モードに選択して、左手動操作レバー36Lを所望の方向に操作しつつキースイッチ33を操作すると、コントローラ39においてレバー変位検出器49L,50Lからの操作量信号L1,L2に応じて操作パターンを選択し記録する。そして、モードスイッチを作業モードに選択すると、コントローラ39の制御部54が記録した操作パターンの操作テーブルを記憶部53から読み込んで、これに基づいて操作量信号L1,L2,R1,R2に対し所定の演算処理が行われる。
【0080】
以上のように構成した本実施形態によっても、上記第1実施形態同様、第三者によって操作者の意図しない操作パターンに切り換えられるのを防止できる。また、モードスイッチ56で切換モードを選択した場合のみ操作パターンを設定するので、操作者の誤操作を防止することができる。
【0081】
なお、上記第1及び第2実施形態においては、図7に示す操作パターン選択テーブルにおいて左手動操作レバー36Lが斜め方向に略大きく操作された場合に操作の「エラー」と判断するコントローラ39の制御を例に取り説明したが、これに限らない。すなわち、例えば左手動操作レバー36Lが斜め方向に操作された場合は、それら2つの操作方向のうち操作量の大きい(その電圧値と操作レバーの中立点に相当する電圧値(上記実施形態では約2.5V)との差が大きい)ほうの操作方向による操作量信号に応じて操作パターンを選択するコントローラの制御としてもよい。この場合も上記第1及び第2実施形態同様の効果を得ることができる。
【0082】
また、上記第1及び第2実施形態においては、左手動操作レバー36Lを備えた操作装置37Lからの操作量信号L1,L2に応じて操作パターンを選択するコントローラ39の制御を例に取り説明したが、これに限らない。すなわち、例えば操作装置37Lからの操作量信号L1,L2に代えて、右手動操作レバー36Rを備えた操作装置37Rからの操作量信号R1,R2に応じて操作パターンを選択するコントローラの制御でもよい。また、例えば操作装置37L,37Rからの操作量信号L1,L2,R1,R2のいずれにも応じて操作パターンを選択するコントローラの制御でもよく、このとき左・右手動操作レバー36L,36Rが同時に操作された場合は、それらのうち操作量の大きいほうの操作方向による操作量信号に応じて操作パターンを選択するコントローラの制御とすればよい。これにより、操作装置37L,37Rの一方が故障するような場合にも、他方の操作レバーの操作に応じて操作パターンを選択することができる。この場合には、操作装置37L,37Rの一方が故障するような非常状態にあっても、操作パターンの設定を切り換えることで他方の正常な操作装置のみで複数の油圧アクチュエータを一時的に操作することができる。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、第三者によって操作者の意図しない操作パターンに切り換えられるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の操作装置の適用対象である小型の油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の建設機械の操作装置の適用対象である小型の油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。
【図3】図1中矢印A方向から見た矢視俯瞰図である。
【図4】本発明の建設機械の操作装置の第1実施形態を油圧駆動装置のうち上部旋回体、ブーム、アーム、及びバケットの駆動に係わる要部構成とともに表す油圧回路図である。
【図5】本発明の建設機械の操作装置の第1実施形態を構成するレバー変位検出器の操作量信号を表す特性図である。
【図6】本発明の建設機械の操作装置の第1実施形態を構成するコントローラの操作パターン設定機能の制御処理内容を表すフローチャートである。
【図7】本発明の建設機械の操作装置の第1実施形態を構成するコントローラに記憶された操作パターン選択テーブルの詳細を一例として表す図である。
【図8】本発明の建設機械の操作装置の第1実施形態を構成するコントローラに記憶された操作レバーの操作パターンの詳細を一例として表す図である。
【図9】本発明の建設機械の操作装置の第2実施形態を油圧駆動装置のうち上部旋回体、ブーム、アーム、及びバケットの駆動に係わる要部構成とともに表す油圧回路図である。
【図10】本発明の建設機械の操作装置の第2実施形態を構成するコントローラの操作パターン設定機能の制御処理内容を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2   下部走行体
3   上部旋回体
6   フロント装置
16  旋回用油圧モータ
18  ブーム
19  アーム
20  バケット(作業具)
21  ブーム用油圧シリンダ
22  アーム用油圧シリンダ
23  バケット用油圧シリンダ(作業具用油圧シリンダ)
33  キースイッチ(指示手段)
36L 操作レバー
36R 操作レバー
37L 操作装置
37R 操作装置
39  コントローラ(記憶手段、設定手段)
40  エンジン(原動機)
41  油圧ポンプ
43  旋回用コントロールバルブ
43A 電磁比例弁
43B 電磁比例弁
44  ブーム用コントロールバルブ
44A 電磁比例弁
44B 電磁比例弁
45  アーム用コントロールバルブ
45A 電磁比例弁
45B 電磁比例弁
46  バケット用コントロールバルブ
46A 電磁比例弁
46B 電磁比例弁
49L レバー変位検出器(検出手段)
49R レバー変位検出器(検出手段)
50L レバー変位検出器(検出手段)
50R レバー変位検出器(検出手段)
56  モードスイッチ(指示手段)

Claims (4)

  1. 下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に設けた上部旋回体と、この上部旋回体に伏仰可能に設けられブーム、アーム、作業具からなる多関節型のフロント装置と、前記ブーム、前記アーム、前記作業具、前記上部旋回体をそれぞれ駆動するブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、作業具用油圧シリンダ、旋回用油圧モータを含む複数の油圧アクチュエータと、原動機と、この原動機により駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式の複数のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁とを有する建設機械に設けられ、複数の方向に操作可能な少なくとも1つの操作レバーと、前記操作レバーの操作方向を検出しそれに応じた信号を対応する前記電磁弁に出力する検出手段とを有する建設機械の操作装置において、
    前記操作レバーの各操作方向ごとに、前記ブーム用油圧シリンダ、前記アーム用油圧シリンダ、前記作業具用油圧シリンダ、及び前記旋回用油圧モータのうちいずれか1つを当該操作方向の操作対象として対応づける操作パターンを複数種類記憶する記憶手段と、
    前記操作パターンの設定開始を操作者が指示入力可能な指示手段と、
    この設定指示手段で前記設定開始の指示入力があったときに前記検出手段で検出した前記操作レバーの各操作方向に応じて、前記記憶手段に記憶した前記複数の操作パターンの中から1つの操作パターンを実際に使用する操作パターンとして選択し設定する設定手段とを有することを特徴とする建設機械の操作装置。
  2. 請求項1記載の建設機械の操作装置において、前記指示手段は、前記原動機の起動を指示するキースイッチであることを特徴とする建設機械の操作装置。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械の操作装置において、前記検出手段は、前記操作レバーの操作方向と操作量とを検出し、前記設定手段は、前記検出した操作量が所定のしきい値以上であったかどうかに応じて、前記設定を有効とするか無効とするかを切り換えることを特徴とする建設機械の操作装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械の操作装置において、前記設定手段は、前記検出手段で操作レバーが同時に複数の操作方向に操作されたことが検出された場合には、それらのうち操作量の大きいほうの操作方向に応じて、前記記憶手段に記憶した前記複数の操作パターンの中から1つの操作パターンを実際に使用する操作パターンとして選択し設定することを特徴とする建設機械の操作装置。
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