JP2004106944A - 排紙処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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横田 理彦
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Abstract

【課題】簡易な構成でシートの取り出し易さを向上させる排紙処理装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】排紙トレイ452に載置されたシート材と後から排出されたシート材とを仕切る仕切りシート151と、仕切りシート151を本体部から送り出し及び前記本体部に収納するローラ対154と、を有し、ローラ対154は、排紙ローラ451と排紙トレイ452との間に設けられたシート保持部152から仕切りシート151を排紙トレイ452に載置されたシート材の上に送り出すことを特徴とする。これにより、簡易な構成でシートの取り出し易さを向上することが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像信号を記録媒体であるシート材に対して作像する画像形成装置に関するもので、特に、複写機、プリンター、印刷機、ファクシミリ等に利用される排紙処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置に用いられている記録紙スタッカ等の排紙処理装置では、画像形成装置の記録紙スタッカに長時間放置された記録紙が存在する場合、新たに複数枚のシートが既存のシート上に排出されると、取り出しにくいという課題があった。
【0003】
この課題に対して、特許文献1によれば、以下の提案がなされている。
【0004】
ビントレイの紙検知センサが受信原稿有りを検知し出力信号を出すと、システム制御部を介してコレータ制御部はタイマーを動作させる。このタイマーは、ビントレイの上に受信原稿を収納してから紙検知センサが原稿無しの信号を出すまでの時間を検知するものであり、一定時間経過しても原稿無しの信号が検知されない場合、コレータ制御部より集積トレイ制御部へ指示信号が出され、集積トレイ制御部は、駆動ローラを回転させて駆動ベルトを介して、一定時間経過した原稿が有るビントレイの下方のビントレイの横あたりに、集積トレイを位置させることにより受信原稿を回収収納する。
【0005】
また、特許文献2によれば、以下の提案がなされている。
【0006】
画像出力動作が終了すると、ソータ制御部は、ソート紙検知センサの出力を参照して、ソートビン上に用紙が存在しているか否かを判別する。そして、ソートビン上に用紙が存在している場合に、画像出力動作が終了してから所定時間経過する、本体制御部から画像出力部に対して画像を出力すべき旨の命令が出される、人体検知センサによって人体が検知される、などのイベントのうち1つでも発生すると、取出装置を駆動して、ソートビン上の用紙をスタック部にスタックする。
【0007】
また、特許文献3によれば、以下の提案がなされている。
【0008】
排紙構造体は、長期休暇などの完全な無人状態が長期に続く場合や、短時間の間に多数枚の原稿の受信が予定される場合などに、あらかじめ排紙トレイ上に設置される。ファクシミリ受信すると搬送ベルトは環状の無限軌道に沿って駆動され、排紙ローラ対により排紙口から排出される記録紙が装置本体外へ落下するように搬送され、記録紙は排紙ローラ対部分における装置本体の排紙口近傍に積載されたままの状態にならず、このため前に排出された記録紙が障害になって、後に排出される記録紙がジャムする等の不具合は生ぜず、無人状態であっても受信したすべての原稿画像が適正に出力される。
【0009】
また、ステイプル・ソータにおいて、ステイプルされたシート束を下方に落下させて一まとめにする提案が、例えば特許文献4、特許文献5などで提案されている。
【0010】
【特許文献1】
特許第2872362号公報
【特許文献2】
特開平10−048899号公報
【特許文献3】
特開平11−98312号公報
【特許文献4】
特開昭55−151457号公報
【特許文献5】
特開平4−122697号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術を、画像読取装置を記録手段の上部に備え、記録紙を画像読取り手段と記録手段との間の空間に排出する、いわゆる機内排紙の画像形成装置にそのまま応用すると、以下のような不都合が生じる。
【0012】
(1)本体装置外に別の記録紙収納手段が必要となり、装置占有面積を大きくしてしまう。
【0013】
(2)記録紙を別の場所へ移動させる移動手段が必要となり、装置のコストアップになる。
【0014】
(3)ステイプル・ソータの公知例で示されているような構成では、一旦トレイ上にシート束を支持した後、下方へ落下させるため、装置が大型化したりコストアップになる。
【0015】
本発明は、上記の従来技術の課題を鑑みなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成でシートの取り出し易さを向上させる排紙処理装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る排紙処理装置にあっては、
画像情報を記録したシート材を排出する排出部と、
前記シート材を載置する載置部と、
前記載置部に載置されたシート材と後から排出されたシート材とを仕切る仕切り手段と、
前記仕切り手段を収納可能な本体部と、
前記仕切り手段を前記本体部から送り出し及び前記本体部に収納する出し入れ手段と、を有し、
前記出し入れ手段は、前記排出部と前記載置部との間に設けられたガイド部から前記仕切り手段を前記載置部に載置されたシート材の上に送り出すことを特徴とする。
【0017】
ここで、前記排出部と前記載置部との間に設けられとは、排出部から排出されたシート材が載置部に載置されることを妨げず、また、載置部に載置されたシート材の上に前記仕切り手段を送り出すことが出来るような位置に前記ガイド部が設けられていればよい。
【0018】
また、前記仕切り手段は、シート状の部材であることが好適である。
【0019】
また、前記出し入れ手段は、前記シート状の部材を挟持し送り出す一対のローラ部材を有することが好適である。
【0020】
また、前記ガイド部は、前記排出部と前記載置部との間を移動可能に設けられ、前記出し入れ手段により前記仕切り手段が送り出された量に応じて前記載置部側に移動することが好適である。
【0021】
ここで、仕切り手段が送り出された量に応じて移動するとは、必ずしも送り出された量に比例する場合に限定されるものではなく、送り出された量と移動する量が対応していればよい。
【0022】
また、前記ガイド部は、前記排出部側に付勢若しくは牽引する弾性部材により移動することが好適である。
【0023】
ここで、弾性部材とは、ばねやゴム等の部材を用いることができ、ガイド部を排出側から牽引しても、載置側から付勢してもよい。この構成により、特に動力源を必要とせず簡便な構成で仕切り手段の自重によりガイド部を移動することが出来る。
【0024】
また、前記ガイド部は、前記載置部に載置されたシート材に上から当接し前記ガイド部の移動を規制する規制部を前記ガイド部の下部に有することが好適である。
【0025】
この構成により、前記ガイド部の下部に設けられた規制部により、前記ガイド部が前記仕切り手段の自重により移動する場合に、載置されたシート材より下方に移動することを規制し、仕切り手段がガイド部とシート材の後端との噛み合い部で挟まれ送り出せなくなることを防止することができる。
【0026】
また、前記載置部にシート材が載置されたまま所定の時間が経過した後に新たなシート材を排出する場合に、
載置されたままの前記シート材の上に前記仕切り手段を送り出し、
前記仕切り手段の上に前記新たなシート材を積載することが好適である。
【0027】
この構成によれば、所定の時間が経過する前に、仕切り手段を送り出す必要がなくなり、装置の耐久性が増すことになる。
【0028】
また、前記仕切り手段の上に前記新たなシート材を積載したまま所定の時間が経過した場合に、
前記仕切り手段を前記本体部に収納することが好適である。
【0029】
この構成によれば、新たなシート材についても放置された状態が続き、その後に更に別のシート材が排出されるような場合に、仕切り手段を再度本体部に収納し次のシート材が排出される前に放置されたシート材の上に送り出すことで、常に、最後に排出されたシート材の取り出し易さの向上を図ることができる。
【0030】
また、前記載置部に載置されているシート材の有無を検出する検出手段を設け、前記載置部にシート材が載置されていない場合、前記仕切り手段を送り出さないことが好適である。
【0031】
また、前記載置部に載置されたシート材の積載量を検出する積載量検出手段を設け、前記積載量検出手段が前記載置部にシート材の積載量の限界を検知した場合に載置されているシート材の最上面の高さよりも、前記ガイド部を高い位置で移動可能に構成したことが好適である。
【0032】
この構成によれば、ガイド部がシート材により被われることが無く、仕切り手段を安定して載置部に載置されたシート材の上に送り出すことが出来る。
【0033】
また、あらかじめ設定した時間帯に前記仕切り手段が動作しないように設定するための制御部を備えることが好適である。
【0034】
更には、本発明に係る画像形成装置にあっては、
シート材に画像を形成する画像形成部と、
前記シート材を排紙処理する前記排紙処理装置と、
を有することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0036】
(第1の実施の形態)
図1〜図6を参照して、第1の実施の形態について説明する。
【0037】
まず、図4,図5を用いて本発明の排紙処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写装置の全体構成及び動作について説明する。図4は、第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成断面図であり、図5は、第1の実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【0038】
(画像形成装置の全体概要)
1は装置本体、2は原稿Dを複数枚積載して一枚ずつ搬送する原稿搬送部、3は原稿Dの画像情報を読取る画像読取部、4はレーザービームプリンタからなる記録部、5は表示部・入力キー等により構成される操作部、6は複数枚のシート材Sを収納し、一枚ずつ搬送するカセット給紙部、7はMP(マルチペーパー)給紙部、51は装置全体の制御部、9は電源である。
【0039】
装置本体1の上部に画像読取部3が設けられ、画像読取部3は記録部4を支持する記録筐体(図示せず)と、本体制御部51を支持する電装筐体11、及び、画像読取部3の右手前を支持する支柱401によって支持されている。
【0040】
画像読取部3の下方は記録排紙部12が設けられ、いわゆる機内排紙の構成をとっており、記録排紙部12と画像読取部3とは画像読取部3に設けられたリーダー底板516で仕切られている。
【0041】
なお、図5(a)は原稿搬送部2を搭載せず、原稿D圧着板ユニット25を装着した状態の図、図5(b)は原稿搬送部2を搭載した状態の図である。
【0042】
(カセット給紙部)
カセット給紙部6は、装置本体1に対して着脱可能なフィーダ部301と、フィーダ部301に対して着脱可能な給紙カセット302とで構成される。
【0043】
フィーダ部301は装置本体1を下から支持するための構造体としての機能を有しており、複数のフィーダ部を装置本体1の下方に接続することができる。
【0044】
画像は、給紙カセット302に積載されたシート材Sの上面側に記録される。また、給紙カセット302は、装置本体1に対して前面方向に引き出し可能(フロントローディング方式)に構成されている。また、給紙カセット302には、種々のシートサイズ(例えばA3,A4,A5,B4,B5,レター,リーガルの7種類)のシート材が積載可能となっている。
【0045】
給紙カセット302に積載されたシート材Sは、カセット中板304が中板ばね309によって上方に付勢され、半円状のピックアップローラ303に圧接される。そして、シート材Sは、ピックアップローラ303とカセット中板304の先端側に位置する分離爪305との協働により、送り出される。
【0046】
装置本体1内の本体制御部51から、シート材Sを送り出すトリガがかかると、ピックアップローラ303は図示しないモータからの動力を受け、同じく図示しない電磁クラッチによる動力の接続により、シート材Sの送り出し動作を行う。
【0047】
送り出しで重送したシート材Sは、給紙ローラ310aとリタードローラ310bにより、1枚に分離される。
【0048】
分離されたシート材Sは、所定時間後にレジストセンサ209により先端を検出される。給紙が開始されてから所定時間以内にレジストセンサ209がシート材Sの先端を検出しない場合はジャムと判断し、操作部5に表示を行うようになっている。
【0049】
また、上述したカセット給紙部6と装置本体1とが着脱可能であることは既述であるが、当該カセット給紙部6と同様の構成を有する2段目以降のカセット給紙部6をさらに追加することが可能である。
【0050】
(画像形成部)
画像形成部4は、作像部14と定着器15からなる。作像部14は、レーザースキャナ701とトナー一体型のプロセスカートリッジ702及び、転写ローラ703とを含み、プロセスカートリッジ702は本体に対して向かって左方向に着脱可能である。
【0051】
(定着部)
作像部14の下流側のシート搬送経路には、熱定着器704、第一の排紙ローラ451が配置されている。
【0052】
熱定着器704は、熱定着ローラ704a、加圧ローラ704b、加圧ローラ704bを熱定着ローラ704aの方向へ付勢する加圧ばね(図示せず)、両ローラの付勢圧を解除する定着解除レバー704c、それらを支持する定着フレーム704dからなり、熱定着ローラ704aの内部にはヒータ704eが設けられ、熱定着ローラ704aの表面に接して温度検知センサ(図示せず)が設けられている。
【0053】
レジストセンサ209の信号に基づいて所定のタイミングでレジストローラ対210が駆動されると、レジストローラ対210によりシート材Sが作像部14に搬送される。所定のタイミングとは、感光体ドラム702aに形成されたトナー像の先端とシート材Sの先端が一致するようなタイミングである。
【0054】
シート材Sは、転写ローラ703により感光体ドラム702a表面に形成されたトナー像が転写された後、シート搬送部705に沿って搬送され、さらに熱定着器704によりトナー像が定着されてから、第一の排紙ローラ451により第一の排紙トレイ452へ排出される。
【0055】
(排紙部)
定着後のシート材Sは第一の反転パス454によって記録画像面を下にしながら3つのローラからなる第一の排紙ローラ451によって第一の排紙トレイ452に排出される。3つの第一の排紙ローラ451は、第一の反転パス454の外側に一つ、内側に二つ設けられており、内側の二つのローラが外側の一つのローラにそれぞれ付勢されている。シート材Sは外側のローラの外周に沿いながら逆カール補正を受ける。
【0056】
第一の排紙トレイ452にシート材Sが大量に積載され、第一の満載検知センサ455で検知されると、操作部5に満載を表示して記録動作を停止する。
【0057】
また、第一の排紙トレイ452の上方にはオプションで第二の排紙トレイ457を設けることも可能である。
【0058】
定着後のシート材Sを第二の排紙トレイ457に排出する場合には、排紙フラッパ456でシート材Sの搬送方向を変え、第二の反転パス458と第二の排紙ローラ459を経て第二の排紙トレイ457に排出される。第二の排紙ローラ459、第二の満載検知センサ460はそれぞれ第一の排紙ローラ451と第一の満載検知センサ455と同様の構成である。
【0059】
第二の排紙トレイ457が装着されている場合には、第一の排紙トレイ452が満載になったときに記録動作を停止せずに第二の排紙トレイ457にシート材Sを排出させることも可能である。
【0060】
また、本装置はコピー機能以外に、ファクシミリ送受信機能、ネットワークプリント機能を有しており、第一の排紙トレイ452、第二の排紙トレイ457の出力用途を選択的に切り替えることが可能である。
【0061】
(制御部)
図6は、記録部にレーザービームプリンタを使用した複写機の本体制御部51のブロック図である。図6において53は複写機全体を制御するCPUであり、MPU53a、MPU53aの制御プログラム等を格納するROM53b、各種データ処理のワークエリアや画像情報の一時的記憶部として使用されるRAM53c、画像の変倍、解像度変換等を行う画像処理部52等により構成されている。
【0062】
またCPU53には公知の構成からなるカレンダ、時計機能などが備えられ、RAM53cのうちワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域はバッテリーバックアップによって停電等の不慮の障害から保護されている。
【0063】
操作部5は図示しない各種キースイッチ等からなる。表示部602は各種メッセージの表示を行うLCDと複数のLED、複写機モードとファクシミリ送信モードを切り替えるモード切替キーからなる(いずれも図示せず)。
【0064】
画像読取部3は、読取モータ等の読取駆動制御部54、画像の読取を行う読取センサ55、読取った画像のシェーディングや2値化、エッジ強調、スムージング等を行う読取画像処理部52、原稿濃度検知等を行う各種検知センサ56からなる。
【0065】
記録部4は、記録モータ等の記録駆動制御部57、レーザースキャナや電子写真プロセスの制御等を行う記録ユニット58、記録する画像のスムージング等を行う記録画像処理部64、記録紙等の検知を行う各種検知センサ62からなる。
【0066】
本装置がファクシミリ送受機として機能する場合の制御系は以下のものから構成される。発呼、着呼、画像データの符号化等を行う通信制御部63はMODEM、NCU等からなる接続部59を持ち、接続部59には通信網59a、ハンドセット59bが接続される。
【0067】
外部インタフェイス60は、CPU53から直接データの送受信を行うインタフェイスであり、本装置は、例えばRS232C、SCSI、LAN、USB、IEEE1394、赤外線等の回線を通じて装置外部のコンピュータや周辺機器と接続することで、外部のコンピュータのスキャナプリンタ等として使用したり、外部周辺機器に対するホストとして機能する。
【0068】
HDD61は、大容量の不揮発性メモリとして画像情報等の保存に使用される。
【0069】
(排紙処理装置)
次に、本実施の形態に係る排紙処理装置の詳細を図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る排紙処理装置の排出部近傍の斜視図である。また、図2及び図3は、本実施の形態に係る排紙処理装置の動作を説明するための図である。
【0070】
仕切り手段の一例である仕切りシート151は、ポリエチレンなどの薄い樹脂性であり、本実施の形態では、シート状のものを用いている。シート状のシート仕切り手段であれば、ロール状に巻いたり折り曲げたりすることができ、本体部に収納する際のスペースのレイアウトに自由度が増すため、装置の小型化、簡易化にも寄与する。
【0071】
保持部152は、排紙部である第一の排紙ローラ451と載置部である第一の排紙トレイ452との間に設けられており、仕切りシート151を保持し、仕切りシート151が出入りするための開口部152aを有する。仕切りシート151はこの開口部152aにおいて自在に出入り可能であり、シート保持部152は、仕切りシート151を出し入れする際のガイド部としても機能する。
【0072】
また、仕切りシート151は、本体1内に設けられたローラ対154によって挟持・保持され、ローラ対154を回転させることによって出し入れすることが可能である。ローラ対154は、仕切りシート151を送り出す場合には正回転し、仕切りシート151を収納する場合は逆回転するように構成されている。
【0073】
このような構成によれば、簡易な機構で仕切りシート151の出し入れが可能となり、装置の小型化を達成できる。特に折り曲げ可能なシート状の仕切りシート151と組み合わせることで、より簡易な構成でシートの取り出し易さを向上させ装置の小型化をも達成できる。
【0074】
シート保持部152は、第一の排紙ローラ451の下方に設けられた開口部156内の両側(手前側は図示せず)のスリット156aに沿って上下に自在に移動できる。
【0075】
シート保持部152の下部には2つのばね155(奥側のばねは図示せず)により、上方(排紙ローラ側)に付勢されたフラッパ157があり、軸157aを中心にして回転移動が可能である。
【0076】
また、フラッパ157は、無負荷の状態のとき略水平方向に起き上がった状態になっており、フラッパ157の水平方向の突出量は、図2(a)で示すように、載置部である排紙トレイ452に積載されたシート束S1の後端側Se(e:END)よりも突出した位置にある。
【0077】
図2(a)において、シート束S1が第一の排紙トレイ452に積載されている状態のとき、最後のシートが排出された時間をt1とする。
【0078】
シート有無検知センサ159でシート束S1の存在が検出され、かつ、次の記録信号が記録制御部57で認識されるまでの時間Δtが所定の時間以上経過している場合、先に排出されているシート束S1を「放置記録紙束」と判断し、新たに出力されるシートS2の取り出し易さを補助する仕切りシート151を第一の排紙トレイ452側に送り出す。
【0079】
本発明の実施の形態では、Δtはユーザーの利便性を鑑み、ユーザーが操作部から独自に設定できるようにしている。この値は本体メモリであるRAM53c(図6参照)内に保持される。
【0080】
仕切りシート151が本体内に収納されている状態では、シート保持部152は、ばね153で上方(排紙部側)に牽引されており、シート束S1の後端Seとフラッパ157との間に空間ができている。なお、本実施の形態では、シート保持部をばねで上方に牽引する方式で説明するが、もちろん、シート保持部をばねで下方から支持する方式を適宜採用しても良い。
【0081】
このようにシート保持部152が通常、例えば一枚も積載されていない第一の排紙トレイ452にシート材を排紙する場合には、排紙部側に牽引支持されており、より多くのシート材を積載することができる。
【0082】
次に、シート有無検知センサ159でシート束S1の存在が検出され、かつ、次の記録信号が認識されるまでの時間Δtが所定の時間以上経過している場合には、図2(b)に示すように、シートS2が出力されるための処理が始まり、ローラ対154が仕切りシート151を送り出す。
【0083】
ここで、シート束S1の上にこれ以上シート材を積載する必要がないため、シート保持部152を、載置部側に移動する。本実施の形態では、シート保持部152の移動を特別な移動装置無しで行っている。
【0084】
具体的には、シート保持部152は、仕切りシート151の重量をうけ、徐々に下方(図2(b)においてy1の方向)に移動し、シート保持部152は、フラッパ157がシート束S1の後端Seの上面に接触しシート束S1を押さえることで停止し、移動が規制される。
【0085】
ここで、シート保持部152を牽引支持するバネ153の弾性係数は、大きくても仕切りシート151の送り出し量が最大の時にシート保持部152がシート束S1の後端の上面まで移動できるように設定されると良い。より好ましくは、ばね153の弾性係数が、仕切りシート151の先端がシート束S1の上面に到達する前に、フラッパ157がシート束S1の後端Seの上面を押さえるように、シート保持部152が移動できるように設定されると良い。このように設定すれば、仕切りシート151の先端がシート束S1の最上面のシートと接触したときにシートをずらすことがなく、積載性を乱すことを防止できる。
【0086】
このようにバネやゴム等の弾性部材によりシート保持部152を支持することで、シート保持部152は、仕切りシート151の送り出し量に応じて移動可能となるため、シート材の積載量が多くても安定して仕切りシート151を動作させることが出来、簡易な構成で積載性を満足した排紙処理装置を提供することができる。
【0087】
なお、仕切りシート151はシートS2の最大長さを記録信号から検出し、その最大長さよりも長い位置まで送り出されるとよい。このような構成により、シートS2がより取り出し易くなる。また、仕切りシート151の幅は、シートS上に仕切りシート151を送り出すことができる程度に適宜選択すればよいが、シートS2の最大幅よりも短くすることで、シート保持部152やローラ対154等を小さくでき、取り出し易さを向上させつつ装置の小型化をも達成できる。
【0088】
次に、図3(a)に示すように、印字されたシート材は次々に仕切りシート151の上に積載され、全て排出が終わって最終的にシート束S2となる。
【0089】
このとき、放置状態にあったシート束S1と新たに出力されたシート束S2との間に仕切りシート151が存在するため、ユーザーは、放置されたシート束S1を別の位置に移動することなく、あらたに出力されたシート束S2を非常に簡単に取り出すことが出来る。また、ユーザーが排紙トレイから一度取り出した記録紙を再び排紙トレイに戻して乱雑になったとしても、仕切りシートを出し入れすることにより、新たに出力されるシート材の取り出し易さを向上させることが出来る。
【0090】
次に、図2(d)に示すように、所定の時間Δtが経過すると、ローラ対154は逆回転し、仕切りシート151を本体内に収納する。シート保持部152は仕切りシート151の重量を失うため、ばね153によって上方(図2(d)においてy2の方向)に牽引され、フラッパ157はシート束S2の後端をかわしながらシート保持部152とともに上昇する。シート束S2は下方(図2(d)においてy3の方向)に落下し、フラッパ157はシート束S2をかわすと跳ね上がり、図2(a)に示した位置に復帰する。
【0091】
したがって、新たに出力されたシート束S2が所定の時間の経過に従って放置シート材と判断して取り出し優先度を下げることで、さらに新たに出力されるシート材の取り出し易さを向上させることが出来る。
【0092】
以上は、放置シート束S1が第一の排紙トレイ452上に積載されているときの仕切りシート151の動作であるが、放置シート束S1が第一の排紙トレイ452上に存在しない場合、シート束の取り出し易さは仕切りシート151の有無に左右されないので、仕切りシート151を送り出さなくてもよい。
【0093】
また、上述の排紙処理装置を備えた画像形成装置においては、放置シート材と新たな出力シート材との区別が明瞭となり、シート材の取り出し易さが向上し、利便性の良い画像形成装置を提供することが出来る。
【0094】
図7は、仕切りシートの動作を説明するためのフローチャートである。
【0095】
step2:トレイにシート束S1が無い場合、仕切りシートを戻す(収納する)。
【0096】
step3:予め設定されたΔt内にプリント信号が来た場合、仕切りシートの動作は行わない。
【0097】
step4:Δt内にプリント信号が来ない場合で、かつ、仕切りシートが出っ放しの場合には、一端仕切りシートを本体に収納する(step5)。
【0098】
step6:その後、仕切りシートを繰り出して、積載済みのシート束S1と以降に出力されるシートとを分離する。
【0099】
(第2の実施の形態)
以下に第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ若しくは相当する構成には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。本実施の形態では、ファクシミリ受信機能を有する複合機やファクシミリ装置において、好ましい仕切りシートの送り出すタイミングについて説明する。
【0100】
ファクシミリ受信機能を有する複合機やファクシミリ装置においては、無人運転での記録紙排紙に関してユーザーの取り出し易さを考慮する必要はない。
【0101】
そのため、第1の実施の形態に挙げた最終出力時間と次回出力時間との時間間隔Δtは、無人運転の状態である間だけ∞にしてもよい。
【0102】
この場合、その分、仕切りシート151の繰り出し回数が減り、排紙処理装置の耐久性が向上する。
【0103】
無人運転であると判断する場合としては、例えば、人のいない時間帯にファクシミリを受信する、あるいは、有線ネットワークや無線ネットワークなどを用いて遠隔操作で出力し、排出シート材を取り出しに行く時間が長時間後になることがあらかじめ分かっている場合などである。
【0104】
なお、時間間隔Δtは、あらかじめ操作部上等で設定し、あるいはタイマー等により自動に設定しても良い。
【0105】
(第3の実施の形態)
以下に第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ若しくは相当する構成には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。本実施の形態では、仕切りシート151を利用するか否かをユーザーが設定できる構成について説明する。
【0106】
前記仕切りシート151は、シート材を出力するユーザーがその都度利用するかしないかを前記Δt(最終出力時間と次回出力時間との時間間隔)に関係なく設定する。
【0107】
その方法は、ユーザーが複写機の操作部5からキー入力で仕切りシート151の使用有無を入力する方法と、ネットワークプリンタとして機能する場合に、クライアント側から仕切りシート151の使用の有無を信号送信して設定する方法である。
【0108】
上述のように、本実施の形態においては、ユーザーの使用状況に合わせて仕切りシートの動作制御が可能となるため、利便性が向上し、無駄な動作を省略することによって排紙処理装置の耐久性を向上させることが出来る。
【0109】
なお、本発明には記録手段の形態に限定するものはなく、熱転写、インクジェット、謄写版などあらゆる印刷手段に対して適用可能である。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、仕切りシートを出し入れすることにより、新たに出力されるシート材の取り出し易さが向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る排紙処理装置の排出部近傍の斜視図である。
【図2】実施の形態に係る排紙処理装置の動作を説明するための図である。
【図3】実施の形態に係る排紙処理装置の動作を説明するための図である。
【図4】実施の形態に係る画像形成装置の概略構成断面図である。
【図5】(a)実施の形態に係る画像形成装置の斜視図(原稿搬送部なし)。
(b)実施の形態に係る画像形成装置の斜視図(原稿搬送部あり)。
【図6】実施の形態に係る画像形成装置の本体制御部のブロック図である。
【図7】実施の形態に係る画像形成装置のフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体
3 画像読取部
4 画像形成部
6 カセット給紙部
12 記録排紙部
51 本体制御部
52 画像処理部
52 読取画像処理部
54 読取駆動制御部
64 記録画像処理部
151 仕切りシート
152 シート保持部
152a 開口部
152 保持部(ガイド部)
153 バネ
154 ローラ対
156a スリット
156 開口部
157 フラッパ
157a 軸
159 シート有無検知センサ
451 排紙ローラ
452 排紙トレイ
454 反転パス
455 満載検知センサ
456 排紙フラッパ
457 排紙トレイ
458 反転パス
459 排紙ローラ
460 満載検知センサ
701 レーザースキャナ
702 プロセスカートリッジ
703 転写ローラ
704 熱定着器
705 シート搬送部
S シート材
S1、S2 シート束

Claims (12)

  1. 画像情報を記録したシート材を排出する排出部と、
    前記シート材を載置する載置部と、
    前記載置部に載置されたシート材と後から排出されたシート材とを仕切る仕切り手段と、
    前記仕切り手段を収納可能な本体部と、
    前記仕切り手段を前記本体部から送り出し及び前記本体部に収納する出し入れ手段と、を有し、
    前記出し入れ手段は、前記排出部と前記載置部との間に設けられたガイド部から前記仕切り手段を前記載置部に載置されたシート材の上に送り出すことを特徴とする排紙処理装置。
  2. 前記仕切り手段は、シート状の部材であることを特徴とする請求項1に記載の排紙処理装置。
  3. 前記出し入れ手段は、前記シート状の部材を挟持し送り出す一対のローラ部材を有することを特徴とする請求項2に記載の排紙処理装置。
  4. 前記ガイド部は、前記排出部と前記載置部との間を移動可能に設けられ、前記出し入れ手段により前記仕切り手段が送り出された量に応じて前記載置部側に移動することを特徴とする請求項1,2又は3に記載の排紙処理装置。
  5. 前記ガイド部は、前記排出部側に付勢若しくは牽引する弾性部材により移動することを特徴とする請求項4に記載の排紙処理装置。
  6. 前記ガイド部は、前記載置部に載置されたシート材に上から当接し前記ガイド部の移動を規制する規制部を前記ガイド部の下部に有することを特徴とする請求項4または5に記載の排紙処理装置。
  7. 前記載置部にシート材が載置されたまま所定の時間が経過した後に新たなシート材を排出する場合に、
    載置されたままの前記シート材の上に前記仕切り手段を送り出し、
    前記仕切り手段の上に前記新たなシート材を積載することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の排紙処理装置。
  8. 前記仕切り手段の上に前記新たなシート材を積載したまま所定の時間が経過した場合に、
    前記仕切り手段を前記本体部に収納することを特徴とする請求項7に記載の排紙処理装置。
  9. 前記載置部に載置されているシート材の有無を検出する検出手段を設け、前記載置部にシート材が載置されていない場合、前記仕切り手段を送り出さないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の排紙処理装置。
  10. 前記載置部に載置されたシート材の積載量を検出する積載量検出手段を設け、前記積載量検出手段が前記載置部にシート材の積載量の限界を検知した場合に載置されているシート材の最上面の高さよりも、前記ガイド部を高い位置で移動可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の排紙処理装置。
  11. あらかじめ設定した時間帯に前記仕切り手段が動作しないように設定するための制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の排紙処理装置。
  12. シート材に画像を形成する画像形成部と、
    前記シート材を排紙処理する請求項1乃至11のいずれか1項に記載の排紙処理装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302438A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Nippon Daishowa Paperboard Co Ltd 積層紙用マーカテープ

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