JP2004106748A - 車両用ホイール - Google Patents
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Abstract
【課題】一層のリム組み作業性の向上と共にシール性劣化を招くことがなく、良好な安全走行性を保障する車両用ホイールを提供する。
【解決手段】ビードシート4の車軸方向内側に周方向に沿って複数の嵌合溝7を設け、該嵌合溝7にビードストッパー8を出没自在に挿入すると共に、該ビードストッパー8の下部に該ビードストッパーを押し上げる流体駆動手段9を配置した構成からなる車両用ホイールである。
【選択図】 図1
【解決手段】ビードシート4の車軸方向内側に周方向に沿って複数の嵌合溝7を設け、該嵌合溝7にビードストッパー8を出没自在に挿入すると共に、該ビードストッパー8の下部に該ビードストッパーを押し上げる流体駆動手段9を配置した構成からなる車両用ホイールである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は車両用ホイールに関し、さらに詳しくは、リム組み作業性と安全走行性とを両立可能にした車両用ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤを装着する車両用ホイールは、車軸方向の中央部に半径方向に凹んだウェルを有し、そのウェルの両側にビード部を支持するためのリムを有するように構成されている。両側のリムにはそれぞれ最外側にリムフランジが設けられ、その内側にビード部を支持するビードシートが車軸方向に対して5°または15°の角度で傾斜するように設けられ、さらにビードシートの車軸方向内側にビード部がウェル側に落ち込まないようにするためのハンプが外径方向に突出するように設けられている。
【0003】
このような車両用ホイールに対する空気入りタイヤの組付け操作は、まず両ビード部をウェルに落とし込み、次いでタイヤ内部に空気を充填しながらビード部を車軸方向の外側に向けて徐々に押し広げていき、ハンプを乗り越えさせてビードシートに滑り込ませると共に、リムフランジに密着させる。
【0004】
上記ハンプはタイヤのリム外れ防止のために設けられたもにであるが,その突出高さが大きくなるほどビード部の乗り越しに大きな内圧を必要とし、リム組み作業性を困難にする。しかし、リム組み作業性を容易にするためにハンプ高さを低くすると、空気圧が低下したときビード部がウェルの方向にハンプを乗り越して、リム外れを起こすため、安全走行性に支障を来すようになる。したがって、タイヤのリム組み作業性と走行安全性とは相反する関係にあり、従来からその両立を図ることが当業界における重要な課題になっていた。
【0005】
このような課題の解決手段の一つとして、特許文献1には、ビードシートにハンプが形成される箇所にリムを貫通するようにビードストパーを固定し、その固定用ナットの調整によりビードストパーを突出させたり、引っ込めたりするものが提案されている。この手段は、リム組み時はビードストパーを引っ込めて作業するため良好な作業性が得られ、かつリム組み後はビードストパーを突出させるため、リム外れを起こさず安全走行が保障され、リム組み作業性と走行安全性との両立を可能にするものであった。
【0006】
しかしながら、上記手段は従来のハンプ乗り越しのための困難性は解消するものの、ナットの回動操作に時間がかかる点で必ずしも作業性が良好とはいえず、かつリムを貫通するようにビードストパーを設けらるため、何回もナット回動操作を繰り返すうちにナット固定部が劣化し、ビードストパー貫通箇所のシール性が低下するという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−348504号公報(要約、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、一層のリム組み作業性の向上と共にシール性劣化を招くことがなく、良好な安全走行性を保障する車両用ホイールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の車両用ホイールは、ビードシートの車軸方向内側に周方向に沿って複数の嵌合溝を設け、該嵌合溝にビードストッパーを出没自在に挿入すると共に、該ビードストッパーの下部に該ビードストッパーを押し上げる流体駆動手段を配置したことを特徴とするものである。
【0010】
このようにビードシートの車軸方向内側の箇所に複数の嵌合溝を周方向に沿って設け、これら嵌合溝にビードストパーを流体駆動手段で出没するように挿入しているので、リム組み時はビードストパーを没入させてビード部を円滑にビードシートに装着させることが出来、かつリム組み後はビードストパーを突出させてリム外れを起こさないようにすることができる。しかも、上記ビードストパーの出没は流体駆動手段で行うので一操作で行うことができ、繰り返し操作を行う必要がないから、一層の作業性の向上を図ることができる。また、嵌合溝は構造上リムを貫通させる必要がないので、何回もリム組み操作を行うことでシール性を阻害されることもない。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の車両用ホイールを乗用車用の場合について例示したものである。
【0012】
図1〜3に示す実施形態において、Hは本発明の車両用ホイール、TはホイールHに装着された空気入りタイヤである。車両用ホイールHは、ハブ1と、このハブ1から放射状に延びる複数本のスポーク2と、これら複数本のスポーク2の外端に連接する環状のリム3から構成されている。
【0013】
リム3は、車軸方向の左右両側に車軸方向に対して5°の傾斜をなすビードシート4を有し、そのビードシート4の外側にリムフランジ5を形成している。また、左右両側のビードシート4の間には、ビードシート4よりも外径が小さいウェル6が形成されている。
【0014】
上記ビードシート4の車軸方向内側の箇所には、周方向に間隔をおいて複数の嵌合溝7が設けられている。嵌合溝7の数は2以上であれば特に限定されない。これら複数の嵌合溝7はビードシート4の周方向に等間隔に配置されることが望ましい。図示の例では、5カ所に等間隔に配置されている(図3参照)。
【0015】
上記各嵌合溝7にはビードストッパー8が挿入され、さらにビードストッパー8の下側に流体駆動手段9が挿入されている。ビードストッパー8としては、特に材料は限定されないが、金属または樹脂からブロック状に形成されたものがよい。このビードストッパー8はバネ10により嵌合溝7の底面に連結され、常にそのバネ10の弾性力(収縮力)が嵌合溝7の底面に向けて付勢されていることが望ましい。
【0016】
バネ10の付勢力は流体駆動手段9により支えられており、かつその流体駆動手段9の膨張収縮作用によりビードストッパー8を嵌合溝7の深さ方向に上下動させるため、その上部側をビードシート4から上方へ突出させたり、没入させたりする。本発明において、上記バネ10は必ずしも必要とするものではないが、これを設けることにより、ビードストッパー8の没入動作を俊敏に行うことができる。
【0017】
流体駆動手段9は、ゴム、弾性樹脂などの非通気性弾性材から形成された袋体9aと、その袋体9aに連結した封止バルブ9bから構成されている。封止バルブ9bから空気または作動油などの加圧流体を袋体9aに圧入すると、袋体9aは加圧流体の圧力の大きさに応じて膨張し、上記したようにビードストッパー8をビードシート4の表面から突出させる。ここで封止バルブ9bは逆止弁の機能を有し、圧入した加圧流体を一時的に保持することにより袋体9aを膨張状態に維持する。また、封止バルブ9bから流体を抜き出すと袋体9aは収縮するので、ビードストッパー8はバネ10の収縮力で引っ張られることによりビードシート4の表面から内側へ没入する。
【0018】
本発明の車両用ホイールは上記のように構成されているので、このホイールHに空気入りタイヤをリム組みするときは、流体駆動手段9の袋体9a内の加圧流体を封止バルブ9bから放出させ、ビードストパー8を嵌合溝7内に引き込みビードシート4の表面から没入した状態にする。したがって、ウェル6に落し込んだビード部をタイヤTに内圧をかけながらウェル6からビードシート4上を移動させるとき、リムフランジ5に当接するまで何ら阻止されることなく装着することが出来る。
【0019】
また、リム組み終了後は、流体駆動手段9の袋体9a内に加圧流体を圧入すると、袋体9aが膨張してビードストパー8を押し上げ、その上部をビードシート4の表面から突出させるため、たとえタイヤの内圧が低下してもビード部をウェル6側へ滑り落ちないようにし、安全走行を可能にする。
【0020】
また、上記ビードストパー8の出没は流体駆動手段9で行うので、一操作で簡単に行うことができ、従来のナット回動操作のように繰り返し動作を伴わないので、リム組み操作性を一層向上することが出来る。また、嵌合溝7は構造上リムを貫通させない有底構造にできるので、何回もリム組み操作をしても貫通孔を設けた従来構造のようにホイールHのシール性を損なうことがない。
【0021】
なお、上述した図示の実施形態では乗用車用ホイールの場合について説明したが、本発明は乗用車用に限定されることなく、トラック用、バス用など他の車両用一般にも使用することができる。
【0022】
【発明の効果】
上述したように本発明の車両用ホイールによれば、ビードシートの車軸方向内側の箇所に複数の嵌合溝を周方向に沿って設け、これら嵌合溝にビードストパーを流体駆動手段で出没するように挿入しているので、リム組み時はビードストパーを没入させてビード部を円滑にビードシートに装着させることが出来、かつリム組み後はビードストパーを突出させてリム外れを起こさないようにすることができる。しかも、上記ビードストパーの出没は流体駆動手段で行うので一操作で行うことができ、繰り返し操作を行う必要がないから、一層の作業性の向上を図ることができる。また、嵌合溝は構造上リムを貫通させる必要がないので、何回もリム組み操作を行うことでシール性を阻害されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ホイールを例示する図3のY−Y断面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】本発明の車両用ホイールを例示する正面図である。
【符号の説明】
H 車両用ホイール
3 リム
4 ビードシート
5 リムフランジ
6 ウェル
7 嵌合溝
8 ビードストッパー
9 流体駆動手段
9a 袋体
9b 封止バルブ
10 バネ
T タイヤ
【発明が属する技術分野】
本発明は車両用ホイールに関し、さらに詳しくは、リム組み作業性と安全走行性とを両立可能にした車両用ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤを装着する車両用ホイールは、車軸方向の中央部に半径方向に凹んだウェルを有し、そのウェルの両側にビード部を支持するためのリムを有するように構成されている。両側のリムにはそれぞれ最外側にリムフランジが設けられ、その内側にビード部を支持するビードシートが車軸方向に対して5°または15°の角度で傾斜するように設けられ、さらにビードシートの車軸方向内側にビード部がウェル側に落ち込まないようにするためのハンプが外径方向に突出するように設けられている。
【0003】
このような車両用ホイールに対する空気入りタイヤの組付け操作は、まず両ビード部をウェルに落とし込み、次いでタイヤ内部に空気を充填しながらビード部を車軸方向の外側に向けて徐々に押し広げていき、ハンプを乗り越えさせてビードシートに滑り込ませると共に、リムフランジに密着させる。
【0004】
上記ハンプはタイヤのリム外れ防止のために設けられたもにであるが,その突出高さが大きくなるほどビード部の乗り越しに大きな内圧を必要とし、リム組み作業性を困難にする。しかし、リム組み作業性を容易にするためにハンプ高さを低くすると、空気圧が低下したときビード部がウェルの方向にハンプを乗り越して、リム外れを起こすため、安全走行性に支障を来すようになる。したがって、タイヤのリム組み作業性と走行安全性とは相反する関係にあり、従来からその両立を図ることが当業界における重要な課題になっていた。
【0005】
このような課題の解決手段の一つとして、特許文献1には、ビードシートにハンプが形成される箇所にリムを貫通するようにビードストパーを固定し、その固定用ナットの調整によりビードストパーを突出させたり、引っ込めたりするものが提案されている。この手段は、リム組み時はビードストパーを引っ込めて作業するため良好な作業性が得られ、かつリム組み後はビードストパーを突出させるため、リム外れを起こさず安全走行が保障され、リム組み作業性と走行安全性との両立を可能にするものであった。
【0006】
しかしながら、上記手段は従来のハンプ乗り越しのための困難性は解消するものの、ナットの回動操作に時間がかかる点で必ずしも作業性が良好とはいえず、かつリムを貫通するようにビードストパーを設けらるため、何回もナット回動操作を繰り返すうちにナット固定部が劣化し、ビードストパー貫通箇所のシール性が低下するという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−348504号公報(要約、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、一層のリム組み作業性の向上と共にシール性劣化を招くことがなく、良好な安全走行性を保障する車両用ホイールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の車両用ホイールは、ビードシートの車軸方向内側に周方向に沿って複数の嵌合溝を設け、該嵌合溝にビードストッパーを出没自在に挿入すると共に、該ビードストッパーの下部に該ビードストッパーを押し上げる流体駆動手段を配置したことを特徴とするものである。
【0010】
このようにビードシートの車軸方向内側の箇所に複数の嵌合溝を周方向に沿って設け、これら嵌合溝にビードストパーを流体駆動手段で出没するように挿入しているので、リム組み時はビードストパーを没入させてビード部を円滑にビードシートに装着させることが出来、かつリム組み後はビードストパーを突出させてリム外れを起こさないようにすることができる。しかも、上記ビードストパーの出没は流体駆動手段で行うので一操作で行うことができ、繰り返し操作を行う必要がないから、一層の作業性の向上を図ることができる。また、嵌合溝は構造上リムを貫通させる必要がないので、何回もリム組み操作を行うことでシール性を阻害されることもない。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の車両用ホイールを乗用車用の場合について例示したものである。
【0012】
図1〜3に示す実施形態において、Hは本発明の車両用ホイール、TはホイールHに装着された空気入りタイヤである。車両用ホイールHは、ハブ1と、このハブ1から放射状に延びる複数本のスポーク2と、これら複数本のスポーク2の外端に連接する環状のリム3から構成されている。
【0013】
リム3は、車軸方向の左右両側に車軸方向に対して5°の傾斜をなすビードシート4を有し、そのビードシート4の外側にリムフランジ5を形成している。また、左右両側のビードシート4の間には、ビードシート4よりも外径が小さいウェル6が形成されている。
【0014】
上記ビードシート4の車軸方向内側の箇所には、周方向に間隔をおいて複数の嵌合溝7が設けられている。嵌合溝7の数は2以上であれば特に限定されない。これら複数の嵌合溝7はビードシート4の周方向に等間隔に配置されることが望ましい。図示の例では、5カ所に等間隔に配置されている(図3参照)。
【0015】
上記各嵌合溝7にはビードストッパー8が挿入され、さらにビードストッパー8の下側に流体駆動手段9が挿入されている。ビードストッパー8としては、特に材料は限定されないが、金属または樹脂からブロック状に形成されたものがよい。このビードストッパー8はバネ10により嵌合溝7の底面に連結され、常にそのバネ10の弾性力(収縮力)が嵌合溝7の底面に向けて付勢されていることが望ましい。
【0016】
バネ10の付勢力は流体駆動手段9により支えられており、かつその流体駆動手段9の膨張収縮作用によりビードストッパー8を嵌合溝7の深さ方向に上下動させるため、その上部側をビードシート4から上方へ突出させたり、没入させたりする。本発明において、上記バネ10は必ずしも必要とするものではないが、これを設けることにより、ビードストッパー8の没入動作を俊敏に行うことができる。
【0017】
流体駆動手段9は、ゴム、弾性樹脂などの非通気性弾性材から形成された袋体9aと、その袋体9aに連結した封止バルブ9bから構成されている。封止バルブ9bから空気または作動油などの加圧流体を袋体9aに圧入すると、袋体9aは加圧流体の圧力の大きさに応じて膨張し、上記したようにビードストッパー8をビードシート4の表面から突出させる。ここで封止バルブ9bは逆止弁の機能を有し、圧入した加圧流体を一時的に保持することにより袋体9aを膨張状態に維持する。また、封止バルブ9bから流体を抜き出すと袋体9aは収縮するので、ビードストッパー8はバネ10の収縮力で引っ張られることによりビードシート4の表面から内側へ没入する。
【0018】
本発明の車両用ホイールは上記のように構成されているので、このホイールHに空気入りタイヤをリム組みするときは、流体駆動手段9の袋体9a内の加圧流体を封止バルブ9bから放出させ、ビードストパー8を嵌合溝7内に引き込みビードシート4の表面から没入した状態にする。したがって、ウェル6に落し込んだビード部をタイヤTに内圧をかけながらウェル6からビードシート4上を移動させるとき、リムフランジ5に当接するまで何ら阻止されることなく装着することが出来る。
【0019】
また、リム組み終了後は、流体駆動手段9の袋体9a内に加圧流体を圧入すると、袋体9aが膨張してビードストパー8を押し上げ、その上部をビードシート4の表面から突出させるため、たとえタイヤの内圧が低下してもビード部をウェル6側へ滑り落ちないようにし、安全走行を可能にする。
【0020】
また、上記ビードストパー8の出没は流体駆動手段9で行うので、一操作で簡単に行うことができ、従来のナット回動操作のように繰り返し動作を伴わないので、リム組み操作性を一層向上することが出来る。また、嵌合溝7は構造上リムを貫通させない有底構造にできるので、何回もリム組み操作をしても貫通孔を設けた従来構造のようにホイールHのシール性を損なうことがない。
【0021】
なお、上述した図示の実施形態では乗用車用ホイールの場合について説明したが、本発明は乗用車用に限定されることなく、トラック用、バス用など他の車両用一般にも使用することができる。
【0022】
【発明の効果】
上述したように本発明の車両用ホイールによれば、ビードシートの車軸方向内側の箇所に複数の嵌合溝を周方向に沿って設け、これら嵌合溝にビードストパーを流体駆動手段で出没するように挿入しているので、リム組み時はビードストパーを没入させてビード部を円滑にビードシートに装着させることが出来、かつリム組み後はビードストパーを突出させてリム外れを起こさないようにすることができる。しかも、上記ビードストパーの出没は流体駆動手段で行うので一操作で行うことができ、繰り返し操作を行う必要がないから、一層の作業性の向上を図ることができる。また、嵌合溝は構造上リムを貫通させる必要がないので、何回もリム組み操作を行うことでシール性を阻害されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ホイールを例示する図3のY−Y断面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】本発明の車両用ホイールを例示する正面図である。
【符号の説明】
H 車両用ホイール
3 リム
4 ビードシート
5 リムフランジ
6 ウェル
7 嵌合溝
8 ビードストッパー
9 流体駆動手段
9a 袋体
9b 封止バルブ
10 バネ
T タイヤ
Claims (5)
- ビードシートの車軸方向内側に周方向に沿って複数の嵌合溝を設け、該嵌合溝にビードストッパーを出没自在に挿入すると共に、該ビードストッパーの下部に該ビードストッパーを押し上げる流体駆動手段を配置した車両用ホイール。
- 前記流体駆動手段が空気圧または油圧で膨張収縮する袋体からなる請求項1に記載の車両用ホイール。
- 前記袋体に封止バルブを連結し、該袋体内に空気圧または油圧を一時保持可能にした請求項2に記載の車両用ホイール。
- 前記ビードストッパーを金属または樹脂製のブロックで形成した請求項1、2または3に記載の車両用ホイール。
- 前記ビードストッパーをバネで前記嵌合溝の底面側へ常時付勢するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002273612A JP2004106748A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 車両用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002273612A JP2004106748A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 車両用ホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004106748A true JP2004106748A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32270324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002273612A Pending JP2004106748A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 車両用ホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004106748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108297613A (zh) * | 2018-01-25 | 2018-07-20 | 安徽港泰机械制造集团有限公司 | 一种具有防滑功能的公路铁路两用车轮 |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002273612A patent/JP2004106748A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108297613A (zh) * | 2018-01-25 | 2018-07-20 | 安徽港泰机械制造集团有限公司 | 一种具有防滑功能的公路铁路两用车轮 |
CN108297613B (zh) * | 2018-01-25 | 2024-04-30 | 安徽港泰机械制造集团有限公司 | 一种具有防滑功能的公路铁路两用车轮 |
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