JP2004106558A - シート材折り込み装置及びシート材折り込み方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 包装袋の製造を高速化する。
【解決手段】 シート材に中央折り線を形成し、この中央折り線上の基点と当該シート材の両端における2つの隅部とを結ぶ区間を前記中央折り線の折り曲げ方向と同方向に折り曲げられる斜線折り線を形成して三角翼を有する舟形部材を形成するシート材折り込み装置において、前記シート材が挿入される挿入口と、前記シート材を前記挿入口に押し込むシート押し込み手段とを備える。そして、前記挿入口を、前記中央折り線を形成せしめるスリット状の中央折り線形成部と、この中央折り線形成スリット両側にて前記三角翼を形成せしめる三角翼形成部とで構成し、前記シート押し込み手段に、前記シート材の長手方向に延びて、前記シート材を前記中央折り線形成部に挿入せしめる中央折り線形成板を設ける。
【選択図】   図13

Description

 本発明は、シート材を舟形に折り込む際に使用するシート材折り込み装置及び折り込み方法、特に底面が平坦に形成されるフラットボトム袋の底面部を形成するシート材折り込み装置及びシート材折り込み方法に関する。
 本件出願人は、肉薄の包装材料からなるフラットボトム(平坦底面)を有する包装袋の製造方法について特許文献1において開示している。
 すなわち、図20に示すような包装袋1の形成方法を開示している。この包装袋1は内容物を完全に入れると、折りたたまれていた底部2が平坦になり、いわゆる起立形になるものである。この包装袋1は、平坦な対向する平面部3、3とこの両平面部3、3の両端部分を接続し、内側に折り線4aにより折り込まれるようになっている側面部4、4と、この平面部3と側面部4からなる筒状体の底面を閉塞する底面部2とからなっている。この底面部2は、図23に示すような底面形成シート10を準備し、これを長手方向中心線で折り返して底部折り線11を形成し(図21、図24)、この底部折り線11の両端近傍でそれぞれ任意の一点P、Pを基点とし、この基点P、Pからシート10の両端までを前記底部折り線11をもとの折り方向とは逆方向に折り曲げることにより折り線11a、11aを形成する。これと同時にシート10の両端における2つの隅部から基点P、Pまでを結ぶ線を袋の内側方向に凸となる4つの稜線12、12…12として折り込んで袋の側面の折り襞に対応する開き面13、13を形成する。このように折り込まれた底面形成シート10を、平面部3と側面部4からなる筒状体の底部に挿入して、図22に示すように折り込まれたシート10の外側の外面底縁部20、21が平坦部3の内面および側面部4の内面とそれぞれ溶着したシール部Sを形成する。
 なお、正面部3と側面部4とを適宜シールしてシール部Sを形成する(図23)。
特願平6−114803号
 かかる平坦な底面(フラットボトム)を有する包装袋の具体的な製造装置および製造方法は前記出願中には開示されていないので、本発明は、かかる包装袋を高速で、しかも不良品なく製造できるようなフラットボトムとして使用できるような、シート材折り込み装置およびシート材折り込み方法を提供することを課題とする。
 そこで、本発明では、シート材にその長手方向に延びる中央折り線を形成し、この中央折り線上における、当該シート材の両側近傍に位置する任意の点をそれぞれ基点とし、この基点と当該シート材の両端における2つの隅部とをそれぞれ結ぶ区間を前記中央折り線の折り曲げ方向と同方向に凸となるようにそれぞれ折り曲げられる斜線折り線を形成して当該シート材の両側に三角翼を有する舟形部材を形成するシート材折り込み装置において、前記シート材が挿入される挿入口と、前記シート材を前記挿入口に押し込むシート押し込み手段とを備え、前記挿入口は、前記シート材の長手方向に延びるスリット状の中央折り線形成部と、この中央折り線形成部の両側にて前記シート材に前記三角翼を形成せしめる三角翼形成部とから構成されている一方で、前記シート押し込み手段は、前記シート材の長手方向に延びて、前記シート材を前記中央折り線形成部に挿入せしめる中央折り線形成板を備えたシート材折り込み装置を採用した。
 また、本発明では上記シート材折り込み装置において、前記シート押し込み手段と前記挿入口とは、前記中央折り線形成部とこれに対応する位置における前記シート押し込み手段との相対位置と、前記三角翼形成部とこれに対応する位置における前記押し込み手段の相対位置とが、前記シート押し込み手段の移動方向に関して相互にずらされている。
 また、本発明では上記シート材折り込み装置において、前記三角翼形成部は、前記中央折り線形成部の両側部でこの中央折り線形成部を中心として、この中央折り線形成部に対して交わる方向に延びるスリット状の開口部であることを特徴とする。
 また、本発明では上記シート材折り込み装置において、前記シート押し込み手段は、前記中央折り線形成板の両端に、この中央折り線形成板を中心として、この中央折り線形成板に交わる方向に延びる板材で構成された三角翼形成板を備え、前記中央折り線形成板が前記中央折り線形成部に挿入される一方で、この三角翼形成板が前記三角翼形成部に挿入される。
 さらに、本発明では上記シート材折り込み装置において、前記三角翼形成板は、前記挿入口に向けて先細り状に形成され、その先端が前記中央折り線形成板の配された位置に対応する部分に位置することを特徴としている。
 そして、本発明では上記シート材折り込み装置において、前記シート材の前記中央折り線上における、前記基点と前記シート材の両端との区間について、前記シート材がスライドされて、前記中央折り線の折り曲げ方向と逆側に凸となるように逆折り線を形成する規制板が、前記中央折り線と同方向に延びるように配されるように構成した。
 また、本発明では、上記課題を解決するために、シート材にその長手方向に延びる中央折り線を形成し、この中央折り線上における、当該シート材の両側近傍に位置する任意の点をそれぞれ基点とし、この基点と当該シート材の両端における2つの隅部とをそれぞれ結ぶ区間を前記中央折り線の折り曲げ方向と同方向に凸となるようにそれぞれ折り曲げられる斜線折り線を形成して当該シート材の両側に三角翼を有する舟形部材を形成するシート材折り込み方法において、前記シート材を、このシート材の長手方向中心線と同方向に延びるスリット状の中央折り線形成部と、この中央折り線形成スリット両側にて前記シート材に前記三角翼を形成せしめる三角翼形成部とを備えた挿入口に対して、前記中央折り線形成部に一致される中央折り線形成板を備えたシート挿入手段で挿入して前記舟形部材を形成するシート材折り込み方法を採用した。
 また、本発明では上記シート材折り込み方法において、前記中央折り線形成部とこれに対応する位置における前記シート押し込み手段との相対位置と、前記三角翼形成部とこれに対応する位置における前記押し込み手段の相対位置とを、前記シート押し込み手段の移動方向に関して相互にずらして、前記中央折り線と、前記三角翼とを時間の差を設けて形成することを特徴としている。
 さらに、本発明では上記シート材折り込み方法において、前記シート材の前記中央折り線上における前記基点と前記シート材の両端との区間について、前記シート材を規制板にスライドさせて、前記折り線の折り曲げ方向と逆側に凸となるように逆折り線を形成するようにした。
 本発明によれば、シート材をシート材押し込み手段で挿入口に押し込むだけで複雑な形状の舟形部材を形成できるので、包装袋の製造に適用して包装袋の製造を高速化できる。
 以下、図1乃至図4を参照して本発明の実施形態について説明する。
 図1において、前述したフラットボトム包装袋の側面部4を形成する側面フィルム30、30を立てた状態で平行に流し、この側面フィルム30を垂直方向の長手方向中心軸を中心として左右外側に折り重ねて上下片30a、30bを形成する(図2)。このように2本の平行に流れる側面フィルム30に橋架するように、前記底面形成シート10を図3のように折り曲げ形成したものを、その両側の開き面13の中間で挟み込むようにする。この底面形成シート10は2本の側面フィルム30間に梯子状に所定間隔で係合せしめられ、底面形成シート10と側面フィルム30とが結合された結合フィルムUの上下に図4に示すように包装袋の表面と裏面を形成する平面フィルム31、31が供給されて重ね帯状フィルムBが形成される。その後、この重ね帯状フィルムBをサイドシールおよびボトムシールしてそのサイドをカットラインl1、l1に沿ってボトムおよびトップをカットラインl2、l3に沿って切断すれば、図20に示すような一端が開口したフラットボトムの包装袋が形成される。この包装袋に内容物が充填された後に包装袋のトップの開口部を閉じる。
 次に前記フラットボトム包装袋の製造装置について図5を参照して概略を述べる。
 図5において、幅広の原反ロール50から供給された原反51は繰出しロール52(駆動ロール)によって引出され、4本に分離ロール53から分離され、平面フィルム54、55は上下の第1、2搬送路を通り、上下の2つに分離された側面フィルム56、57は平面フィルム54、55の第1、2搬送路の中央部分を流れながら処理される。
 前記側面フィルム56、57は、それぞれテンション調整装置58によってテンションを同時に調整されつつ分離ロール60に送られ、ここで2方向に分離されて、各折り重ね装置61、62によって図1に示すように側面フィルム30を立てた状態で外方に折り重ねる(図2)。前記側面フィルム56、57のそれぞれは1対の左右側面フィルムからなり、それらは半分にカット装置67、67によって切断されて折り重ね装置61、62に送られる。この分離された側面フィルムの左右の流れが第3、4の搬送路を形成している。図5においては、側面フィルム56、57のそれぞれに第3、4の搬送路が形成されていることになる。一方、前記分離ロール60の前方には、底面シート用ロール63が設けられ、このロール63からのフィルムはダンサローラ164を含む第5の搬送路中に設けたカッタ64によってカットされて図24に示すような矩形の底面形成シート10が形成される。この底面形成シート10は折込み結合機35によって図22に示すように折り込まれるとともに底面形成シート10が2本の側面フィルム30、30に結合され、結合フィルムUが形成される。その後、2本の結合フィルムUは、重ねロール65によって平面フィルム54、55と合わせられ重ね帯状フィルムBが形成される。この重ね帯状フィルムBは重ねロール65(駆動ロール)を駆動するサーボモータによって間欠的に送られる。
 次に、装置の詳細について説明する。
 この包装袋製造装置は、一本の原反ロール50(図5)から最終的に2列の袋の流れを作り、同時に2個の袋がフィルム列から切り出される、いわゆる多面付けを可能としている。前記原反ロール50は、図6に示すように幅広に形成され、原反フィルム51の中央部には4枚の平面フィルム270(aは表側、bは裏側の平面フィルムである)が印刷されている。この平面フィルム270の両側には、側面フィルム271(aは右側の、bは左側の側面フィルムである。)が印刷されている。
 したがって、原反フィルム51には、幅方向に2組の包装袋が同時に製造可能なように印刷が施されている。前記原反ロール50から連続的に繰出しロール52によって繰出された原反は原反フィルム51の走行路に沿って設けられたカッタ70によって原反フィルム51の4つの切断線に沿って切断され分離ロール53通過後に4本の細長のフィルムに分離される。すなわち、平面フィルム270と側面フィルム271とはそれぞれ2組の流れに分離される。
 前記、結合フィルムUの2組の側面フィルム56、57と底面形成シート10との位置合わせおよびこの結合フィルムUと2組の平面フィルム54、55との位置合わせのためには、側面フィルム56、57および平面フィルム54、55とのテンション調整が必要とされる。
 本実施例においては、2組の平面フィルム54、55を前記駆動ロール65(なお、駆動ロールは折込み結合機の下流側に2、3個設けられ、駆動ロールはサーボモータによって回転される)によって常に一定のテンションで送るようになっており、側面フィルム56、57は、テンション調整機構58によってテンションを調整しつつ送るようになっている。
 すなわち、側面フィルム56、57のテンション調整機構58の下流側の適宜位置には、光電センサ175が設けられ、この光電センサ175によって各側面フィルム56、57の送りタイミング(速度)が検出される(図5)。この光電センサ175が側面フィルム56、57の送り速度が基準速度より増大したことを検出すると、図5および図8に示すようなブレーキ装置73、74によって送り速度を制御する。すなわち、ブレーキ装置73、74はガイドローラ77に対向した抵抗バー78を有し、この抵抗バー78はエアシリンダ79の作動によって側面フィルム56、57をガイドローラ77の周面に押し当てて側面フィルム56、57の送り速度(テンション)を調整している。
 前記テンション調整装置58は、図7に示すように、フレームに支持されたガイドローラ80…80、81…81を有し、これらガイドローラ80、81の下方にはダンサローラ83、83;84、84が設けられている。これらダンサローラ83、84は平行バー(支持部材)85、86に支持され、前記平行バー85は固定フレームに支点P1を中心として回動自在に取り付けられ、前記平行バー86は固定フレームに支点P2を中心として回動自在に取り付けられている。
 そして、前記平行バー85、86は連結リンク87によって連結され、前記平行バー85、86は互いに平行に回動する。前記平行バー85の先端はエアシリンダ90の作動軸91の先端に連結され、このエアシリンダ90の作動によって側面フィルム56、57のテンションが調整される。前記エアシリンダ90は支点P3を中心として左右に回動するので、前記エアシリンダ90の作動軸91の同一伸縮長に応ずる平行バー85、86の回動角θは、平行バー85、86およびエアシリンダ90の支点P3に対する回動位置によって若干異なってくる。したがって、前記平行バー85の支点P1に検知部材としてのポテンショメータ93が設けられ、このポテンショメータ93によって平行バー85、86の回動位置を検出し、その位置に対応して所望のテンションが得られるように前記作動軸91の伸縮長が調整される。
 なお、側面フィルム56(57)の送り量は図9に示すように、側面フィルム56の左右側面部の中央部に一定間隔で印刷されたマーク100を光電センサ73によって検知することにより測定される。また、重ね帯状フィルムBは、図9と同様の構造のセンサ176によって検出され、このセンサ176の信号とセンサ175との信号の比較によって、平面フィルムと側面フィルムの同期が取られる。なお、前記平面フィルム54、55はテンション調整装置170、171によってそのテンションが調整され、これらテンション調整装置はダンサローラ172と支持バー173と支持バー173の回動位置を検出するポテンショメータ174を有している。
 前記平面フィルム54、55のテンション調整は、先ず重ね帯状フィルムBを送り出す駆動ロールの送り量をサーボモータを調整して定め、前記テンション調整装置の支持バーが水平になるように前記原反の繰出しロール52の回転を調整する。前記支持バーの水平はポテンショメータ174によって調整する。このようにして平面フィルム54、55のテンションは一定に維持される。
 そして、前記側面フィルム56、57のテンションは、テンション調整装置58によって前記平面フィルム54、55のそれよりも若干小さく調整され、この緩めのテンションが前記ブレーキ装置73、74を動作させることにより調整される。
 前記側面フィルム56、57のそれぞれは、前記テンション調整装置58を過ぎた後に、分離ロール60を経てカット装置67(図5)によって、左右の側面フィルムに分離され、側面フィルム56はフィルム56a、56b(図10では、一方の側面フィルム56について説明する)に分離される。左右の側面フィルム56a、56bを図示しないターンバーによって直立させて走行せしめ、この直立させた側面フィルム56a、56bを直立したローラ120a、120bによって直角方向に向きを変え互いに対向して走行させる。前記ガイドローラ120a、120bに隣接してその底辺をガイドローラに接近させた三角板121a、121bが設けられ、この三角板の頂点に相当する先端から側面フィルムの走行方向をやや外方に向けて三角板の頂点近傍に設けた折り重ねローラを通過させることにより両側面フィルムは外側に折り重なった状態となる。これら、ガイドローラ、三角板および折り重ねローラが折り重ね装置61を形成している(図5)。
 次に、図3に示すような結合フィルムUを形成するための折込み結合機35の構造について説明する。
 前記折込み結合機35は、図11および図12に示すように本体300を有し、この本体300の前面に前板301が設けられ、この前板301には、シート材が挿入される挿入口としてのH形の開口302、302が形成され、このH形の開口302を塞ぐようにして上方から所定タイミングで送られた、シート押し込み手段としての底面形成シート10が押え部材303、303によって位置決め固定される。前記前板301のH形の開口302に対向して押し出し成形体304が位置し、この押し出し成形体304は、移動フレーム305を有し、この移動フレーム305には、出入れ可能なガイドバー306、306が取付けられ、このガイドバー306の先端に保持プレート307が固着されている。この保持プレート307の上端部両側には、三角翼形成板としての2枚の成形板308、308が垂直方向に設けられ、成形板308、308はその先端が矢の先端のような形状をなしている。そして、前記成形板308、308は前記前板301のH形開口の、三角翼形成部としての垂直部302a、302aに前記底面形成シートを押込みつつ挿入される(この時、前記押え部材303、303は底面形成シートを開放している)。一方、前記移動フレーム305には、垂直方向に立設された支持フレーム309を有し、この支持フレーム309には、水平に伸びる、中央折り線形成板としての水平押込み板310の後端が支持され、その先端は、前記保持プレート307の上部の開口を貫通して矢先端形状の左右の成形板308間に伸びている。
 今、図11の状態から前記移動フレーム305が図上右側へ移動すると、前記成形板308の矢先状の先端が底面形成シート10の両側近傍を前記前板の開口302の垂直部302a内に押し込む。これよりやや遅れて、前記水平押込み板310の先端が前記H形開口に設けられた、中央折り線形成部としての水平部302b内に挿入され、前記底面形成シート10は図13に示すような形状に形成される。すなわち、この状態で前記底面形成シート10は、両側に形成された三角形の垂直翼部10a、10aと、この中間の折り重ねられた水平部10bとから形成されている。
 保持プレート307が前板301に当接した状態で前記成形板308の押込み動作は終了するが、この状態から更に前記移動フレーム305が前進する。このとき、ガイドバー306は移動フレーム305内に挿入され移動フレーム305と保持プレート307は接近し、前記水平押込み板310は底面形成シート10を更に折込み結合機35内に押え込む。前記前板301の後側には、図12、図14および図15に示すように基板320が展延され、この基板320上には、前記水平押込み板310と底面形成シート10とが通過し得るような若干の間隔を配して規制板321が設けられ、この規制板321は前記水平押込み板310をガイドする縦長のガイド板部322を有し、このガイド板部322の前板301側の両側には補助規制板323、323が設けられ、これら補助規制板323には、図13の前記底面形成シート10の水平部10bの先端を水平押込み板310の先端で基板320上を前進させることにより、底面形成シートの垂直翼部10aの上片が立ち上がって内側に折れるように傾斜辺323a、323aが設けられている。なお、このとき、前記垂直翼部10aの下片は、図15に示すように基板320の前端に形成された拡開辺320a、320a及び基板320の下に設けられた補助基板420の拡開辺420a、420aにガイドされて水平となっている。
 前記底面形成シートの垂直翼部の上片がほぼ垂直上方から内側に折れ、垂直翼部の下片が水平状態にあるときに、前記ガイド板部322上でのガイドローラ330によって案内された2枚折りの左右の側面フィルム56a、56bが垂直翼部の下片と垂直翼部の上片の開き面間に入り込む(図12)。更に、水平押込み板310が前進すると図17に示すように側面フィルムが垂直翼部の上片10a1と垂直翼部の下片10a2間に挟まれることとなる。
 すなわち、前記ガイド板部322の前方側には、前記垂直翼部立ち上げ部324とは反対の作用をする傾斜拡開辺325、325を有する垂直翼部閉止部326が設けられ、この下側を底面形成シートが水平押込み板310によって前進させられるときに、左右の側面フィルム56a、56bがそれぞれの上下の垂直翼部間に挟まれる。なお、前記垂直翼部閉止部326は幅方向に広がっており、その傾斜拡開辺325の近傍には、2つの開口330、330が形成され、これら開口330は前記垂直翼部のシール部S(図23)に対応する位置に設けられている。これら開口330に対応して仮止め装置としての加熱棒331、331が設けられ、これら加熱棒331を、開口330へ通して底面形成シート10の垂直翼部に押し当てることにより垂直翼部10a、10aと左右の側面フィルム56a、56bとを接着点340、340において接着させて仮止めする。このようにして、図3に示すような前記結合フィルムUが形成される。なお、この接着点340は、最終的にシールされるシール部Sに対応した位置に存在する。
 前記底面形成シート10は折込み結合機35によって間欠的に形成されるので、結合フィルムUは間欠的に送られることとなる。なお、この送りも図9に示すような方式でコントロールされる。前記底面形成シート10と左右の側面フィルム56a、56bとは、所定のタイミングで所定間隔で行われ、前記折込み結合機35では、フィルムの一つの流れを説明したが、2列のフィルムの流れが同時に処理される。
 前述のようにして形成された結合フィルムUは、折込み結合機35の下流側に設けられた図18に示すような重ねロール65、65によって、上下から送られた平面フィルム54、55と同期して組合わされ前記重ね帯状フィルムBが形成される。
 次いで、この重ね帯状フィルムBは、図19に示すように、先ず、サイドシール部400でそのサイドがシールされ、シールの確実さを確保するために同一個所を2回シールし、次いで、冷却部401でサイドシールした部分を一旦冷却する。
 そして、次に、ボトムシール部402で袋のボトムを2回シールし、冷却部403で冷却される。続いて、カッタ404で重ね帯状フィルムBの中央から左右に分離して2列の帯状袋のフィルムの流れとし、開け口形成部405で袋の開け口がサイドシールされた袋の端縁に形成し、次いで、袋のボトムの両サイドの面取りカットQがカッタ台406で形成され、成形台407で図4に示すように、各カット線に沿ってカットされて図20に示すような上側が開口し起立型の袋が形成される。
側面部として構成される側面フィルムの流れ状態説明図である。 側面フィルムを外側に折り重ねた状態説明図である。 結合フィルムの状態説明図である。 重ね帯状フィルムのカット状態説明図である。 本発明の包装袋を製造するための製造装置の概略構成図である。 原反ロールの斜視図である。 テンション調整装置の概略構成図である。 側面フィルムのテンションを調整するブレーキ装置の傾斜図である。 包装袋フィルムの流れを検知する検知部材の斜視図である。 側面フィルムを2枚折り重ねる折り重ね装置の斜視図である。 折込み結合機の斜視図である。 折込み結合機の本体の斜視図である。 成形体を折込み結合機の前板に挿入したときの底面形成シートの成形状態説明図である。 折込み結合機の本体中における底面形成シートの成形状態説明図である。 折込み結合機の本体の前部の構造を示す斜視図である。 折込み結合機の基板と規制板との縦断面図である。 折込み結合機で成形された底面形成シートと側面フィルムとの結合状態説明図である。 フィルム重ね装置の斜視図である。 重ね帯状フィルムの処理工程図である。 成形されたフラットボトム包装袋の斜視図である。 底面形成シートの成形中間状態斜視図である。 底面形成シートのシール位置説明図である。 フラットボトム包装袋のシール位置説明図である。 底面形成シートの折り状態説明図である。
符号の説明
  1…フラットボトム包装袋
  10…底面形成シート
  31…折込み結合機
  50…原反ロール
  54,55…平面フィルム
  56,57…側面フィルム
  58…テンション調整装置
  61,62…折り重ね装置
  73…光電センサ
  83,84…ダンサローラ
  85,86…平行バー
  300…本体
  301…前板
  302…H形開口
  304…押込み成形体
  B…重ね帯状フィルム
  U…結合フィルム

Claims (9)

  1.  シート材にその長手方向に延びる中央折り線を形成し、この中央折り線上における、当該シート材の両側近傍に位置する任意の点をそれぞれ基点とし、この基点と当該シート材の両端における2つの隅部とをそれぞれ結ぶ区間を前記中央折り線の折り曲げ方向と同方向に凸となるようにそれぞれ折り曲げられる斜線折り線を形成して当該シート材の両側に三角翼を有する舟形部材を形成するシート材折り込み装置において、
     前記シート材が挿入される挿入口と、前記シート材を前記挿入口に押し込むシート押し込み手段とを備え、
     前記挿入口は、前記シート材の長手方向に延びるスリット状の中央折り線形成部と、この中央折り線形成部の両側にて前記シート材に前記三角翼を形成せしめる三角翼形成部とから構成されている一方で、前記シート押し込み手段は、前記シート材の長手方向に延びて、前記シート材を前記中央折り線形成部に挿入せしめる中央折り線形成板を備えたことを特徴とするシート材折り込み装置。
  2.  前記シート押し込み手段と前記挿入口とは、前記中央折り線形成部とこれに対応する位置における前記シート押し込み手段との相対位置と、前記三角翼形成部とこれに対応する位置における前記押し込み手段の相対位置とが、前記シート押し込み手段の移動方向に関して相互にずらされていることを特徴とする請求項1に記載のシート材折り込み装置。
  3.  前記三角翼形成部は、前記中央折り線形成部の両側部でこの中央折り線形成部を中心として、この中央折り線形成部に対して交わる方向に延びるスリット状の開口部であることを特徴とする請求項1に記載のシート材折り込み装置。
  4.  前記シート押し込み手段は、前記中央折り線形成板の両端に、この中央折り線形成板を中心として、この中央折り線形成板に交わる方向に延びる板材で構成された三角翼形成板を備え、
     前記中央折り線形成板が前記中央折り線形成部に挿入される一方で、この三角翼形成板が前記三角翼形成部に挿入されることを特徴とする請求項3に記載のシート材折り込み装置。
  5.  前記三角翼形成板は、前記挿入口に向けて先細り状に形成され、その先端が前記中央折り線形成板の配された位置に対応する部分に位置することを特徴とする請求項4に記載のシート材折り込み装置。
  6.  前記シート材の前記中央折り線上における、前記基点と前記シート材の両端との区間について、前記シート材がスライドされて、前記中央折り線の折り曲げ方向と逆側に凸となるように逆折り線を形成する規制板が、前記中央折り線と同方向に延びるように配されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシート材折り込み装置。
  7.  シート材にその長手方向に延びる中央折り線を形成し、この中央折り線上における、当該シート材の両側近傍に位置する任意の点をそれぞれ基点とし、この基点と当該シート材の両端における2つの隅部とをそれぞれ結ぶ区間を前記中央折り線の折り曲げ方向と同方向に凸となるようにそれぞれ折り曲げられる斜線折り線を形成して当該シート材の両側に三角翼を有する舟形部材を形成するシート材折り込み方法において、
     前記シート材を、このシート材の長手方向中心線と同方向に延びるスリット状の中央折り線形成部と、この中央折り線形成スリット両側にて前記シート材に前記三角翼を形成せしめる三角翼形成部とを備えた挿入口に対して、前記中央折り線形成部に一致される中央折り線形成板を備えたシート挿入手段で挿入して前記舟形部材を形成することを特徴とするシート材折り込み方法。
  8.  前記中央折り線形成部とこれに対応する位置における前記シート押し込み手段との相対位置と、前記三角翼形成部とこれに対応する位置における前記押し込み手段の相対位置とを、前記シート押し込み手段の移動方向に関して相互にずらして、前記中央折り線と、前記三角翼とを時間の差を設けて形成することを特徴とする請求項7に記載のシート材折り込み方法。
  9.  前記シート材の前記中央折り線上における前記基点と前記シート材の両端との区間について、前記シート材を規制板にスライドさせて、前記折り線の折り曲げ方向と逆側に凸となるように逆折り線を形成すること特徴とする請求項7又は請求項8に記載のシート材折り込み方法。



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