JP2004105654A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者に対して特別図柄表示装置の可変表示に最後まで興味をひきつけることができるパチンコ機を得る。
【解決手段】パチンコ機1の遊技盤14には作動チャッカー17及び特別図柄表示装置22が設けられ、作動チャッカー17への打球の入賞に基づいて特別図柄表示装置22において図柄が可変表示される。図柄は一般には予め定めたライン上に当り図柄が揃わなければ当り状態とはならないが、この特別図柄表示装置22では、一旦外れ図柄を表示した後に再度可変表示を開始してライン上に当り図柄が表示されるように表示制御される。これにより、特別図柄表示装置22の表示が最終的に確定するまで遊技者は表示状況に注視することとなる。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面において図柄を可変表示する図柄表示装置を備え、その図柄表示装置の有効ライン上に確定表示される図柄の組合せが当り図柄を表示することを条件に当り遊技状態を発生させるとともに、前記図柄表示装置の表示画面には有効ライン上の図柄と隣接する図柄の全部又は一部を目視可能に表示する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、表示画面において図柄を可変表示する図柄表示装置を備え、その図柄表示装置の有効ライン上に確定表示される図柄の組合せが当り図柄を表示することを条件に当り遊技状態を発生させるパチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機においては、予め設定されている有効ライン上に特定の図柄の組合せ(当り図柄)が確定表示されると、当り遊技状態となって、大入賞口が開放したりビッグボーナスゲームに突入するようになっている。
【0003】
かかる遊技機においては、有効ライン上の図柄とは別に当該図柄に隣接する図柄の全部又は一部が表示画面中において目視できるようにしたものが多い(例えば、特許文献1参照)。この場合、有効ライン上には当り図柄が表示されなかったものの、有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組み合わせが当り図柄を構成している表示が偶発的になされる場合がある。
【0004】
遊技者は、このような有効ライン以外のところで当り図柄が成立している表示状況を見ると、「もう少しで当りだったのに。」、「もうすぐ当りになるのではないか。」といった印象を強くもつ場合が多い。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−233043号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組み合わせが当り図柄を構成した表示となっていても、表示制御上は何等の意図もなく偶発的にそのような表示となったにすぎず、遊技者がもつ上記印象とは大きくかけはなれたものとなっているのが実状である。
【0007】
そこで、本発明は、遊技者のもつ上記印象を表示制御の上で有効活用すべく、図柄表示装置の表示画面中において有効ラインとは異なる部分に当り図柄が成立する表示を積極的に行い、かつそのような表示がなされた場合にはその遊技回(同一表示回)において有効ライン上に当り図柄を確定表示させることができるようにし、以って遊技者の期待を裏切らず遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
【0009】
手段1.表示画面において図柄を可変表示する図柄表示装置を備え、その図柄表示装置の有効ライン上に確定表示される図柄の組合せとして当り図柄が表示された場合に当り遊技状態を発生させるとともに、前記図柄表示装置の表示画面には有効ライン上の図柄と隣接する図柄の全部又は一部を目視可能に表示する遊技機において、
前記有効ライン上に当り図柄が成立せず、かつ有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組合せを当り図柄とするように、前記図柄の可変表示を一旦停止させる第1表示制御手段と、
その第1表示制御手段によって有効ライン以外の当り図柄を一旦表示した後、同一遊技回において再度可変表示を実行して有効ライン上に当り図柄を確定表示する第2表示制御手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。
【0010】
手段1によれば、第1表示制御手段によって、有効ライン上に当り図柄が成立せず、かつ有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組合せが当り図柄となるように、前記図柄の可変表示が一旦停止する。かかる状況を偶発的ではなく積極的に行うことによって、遊技者に対して「もう少しで当りだったのに。」、「もうすぐ当りになるのではないか。」といった印象を強くもたせることができる。そして、かかる一旦停止後、第2表示制御手段によって同一遊技回中に再度可変表示を実行して有効ライン上に当り図柄を確定表示する。これによって、遊技者がもった上記印象を現実のものとして当り遊技状態へと導くこととなるため、遊技者の期待を裏切らず遊技の興趣を高めることができる。
【0011】
手段2.上記手段1において、前記表示画面のうち有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組合せは、有効ラインと並行する仮想ライン上において成立するものである遊技機。
【0012】
手段2によれば、仮想ラインが有効ラインと並行していることから、遊技者が「もう少しで当りだったのに。」、「もうすぐ当りになるのではないか。」といった印象を一層強くもつこととなり、その期待を裏切らない点で遊技者の心理状況を巧みに利用して遊技の興趣を一層高めることができる。
【0013】
なお、有効ライン、仮想ライン等は表示画面上に現実のラインとして表示されている必要はなく、図柄の並びによって必然的にそのようなラインが想定されているものとして認識できるものであればよい。
【0014】
手段3.上記手段1または手段2において、前記第2表示制御手段は、有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組合せ(手段2では仮想ライン上の図柄の組合せ)によって構成される当り図柄と同一の当り図柄を有効ライン上に確定表示するものであることを特徴とする遊技機。
【0015】
手段3によれば、一旦停止して遊技者が直感的に惜しいと感じた当り図柄を実際に有効ラインにまで導くものであるから、遊技者の感性に訴えた独特の遊技性を付与することができる。
【0016】
手段4.上記手段1ないし手段3のいずれかにおいて、前記図柄表示装置の表示画面には、有効ライン上の図柄と隣接する図柄の全体を目視可能に表示されることを特徴とする遊技機。
【0017】
手段4によれば、有効ラインに導かれる当り図柄が一旦停止の段階で全て画面上に表示されることになり、遊技者に対して一旦停止後に再可変表示をする意義を容易に理解させることができ、遊技の混乱を避けることができる。
【0018】
手段5.上記手段1ないし手段3のいずれかにおいて、前記図柄は複数の部品図柄を組み合わせて一つの図柄を構成したものであり、前記図柄表示装置の表示画面には、有効ライン上の図柄と隣接する図柄のうち、特定の部品図柄の全体を目視可能に表示されることを特徴とする遊技機。
【0019】
手段5によれば、手段4と同様の効果が得られるが、もしも再可変表示のきっかけとなった図柄全体を一旦停止時に表示するとなると、図柄表示領域が限られている場合には実現が困難となるか或いは表示される図柄を小さくしなければならない等の不利益がある。
【0020】
この点、本手段によれば、複数の部品図柄(実施の形態では犬の絵図柄と、数字図柄)のうち特定の部品図柄(数字図柄)のみ完全に遊技者に見える状況としていることから、上記不利益を回避しつつ遊技者にわかり易い表示演出を実行し得る。また、一旦停止時に完全に見せる特定の部品図柄は他の部品図柄よりも小さい方の部品図柄とすることが一層好ましい。
【0021】
手段6.上記手段1ないし手段5のいずれかにおいて、前記第2表示制御手段により再度可変表示を行う前に、そのような可変表示を行う旨あるいはその可能性がある旨を教示する教示手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【0022】
手段6によれば、何の前ぶれもなく再可変表示されると遊技者にとっては何が生じたのか理解できない事態も想定されるが、その旨を教示することで遊技上の混乱を避けることができ、また再可変表示が実行されること或いはその可能性を知った遊技者は一層遊技に集中することができる。なお、教示手段は、表示によって行う場合には第1又は第2の表示制御手段に兼用させればよい。
【0023】
手段7.上記手段6において、前記教示手段は、前記図柄が一旦停止後再可変表示する前に当該再可変表示を行う旨あるいはその可能性がある旨を教示することを特徴とする遊技機。
【0024】
手段7によれば、図柄の可変表示が一旦停止した後に再可変表示の可能性について教示を行うものであるから、遊技者は図柄の一旦停止の段階でリーチ、当り表示がなされない場合であってもその遊技回の終盤に大当りのチャンスがまっているとの期待感を強くもつこととなり、遊技の興趣が高められる。
【0025】
手段8.上記手段1ないし手段7のいずれかにおいて、前記第1表示制御手段及び第2表示制御手段の表示制御は、内部抽選によって当り表示を行う場合にのみ所定確率で実行されるようにしたことを特徴とする遊技機。
【0026】
手段8によれば、内部抽選によって当り表示を行う場合に限って再可変表示を実行するようにしたので、再可変表示が行われた段階で当りが確定したことが遊技者にわかることとなる。その結果、再可変表示に対する期待感、ひいては各遊技回の終盤における期待感を盛り上げることができる。
【0027】
手段9.上記手段1ないし手段8のいずれかの遊技機は、遊技球を弾発する球発射装置と、その発射された遊技球が落下する遊技領域を備え、遊技領域の一部に前記図柄表示装置が設けられている弾球及び球払出遊技機であること。
【0028】
手段9によれば、パチンコ遊技機等の弾球及び球払出遊技機のような図柄表示装置の表示結果を遊技者が受動的に視認するタイプの遊技機において、遊技の興趣を高めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機1の正面図であり、図2はパチンコ機1よりガラス扉枠4及び下皿ユニット8を取り外した状態を示す正面図である。
【0030】
図1,図2に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持された前面枠3と、該前面枠3の前面側に開閉可能に設けられたガラス扉枠4とを備えている。外枠2はパチンコ機1のベースとなる枠であり、木製の板材により全体として矩形状に構成されている。また、前面枠3は合成樹脂、具体的にはポリカーボネート樹脂により構成されている。前面枠3の開閉軸線はパチンコ機1の正面からみて左側に上下に延びるように設定され、ガラス扉枠4の開閉軸線も同様にパチンコ機1の正面からみて左側に上下に延びるように設定されている。ガラス扉枠4の左右方向の長さは、前面枠3とほぼ同等であり、該ガラス扉枠4によって前面枠3の下部を除くほとんどの部分が覆われるようになっている。
【0031】
ガラス扉枠4には略円形状の窓部5が形成され、この窓部5には透明なガラス6がはめ込まれている。そして、この窓部5を通じて、後述する遊技領域が外部より視認可能となっている。また、ガラス扉枠4には、遊技時の補助的な演出効果を得るための様々な装飾用部材が設けられている。例えば、窓部5を囲むようにして、各種ランプ等の発光手段を内装した電飾部材7が設けられている。この電飾部材7によれば、大当り時や所定のリーチ時等の遊技状態に応じて点灯、点滅のように発光手段の発光態様が変更制御され、それに伴い遊技中の演出効果が高められるようになっている。
【0032】
一方、ガラス扉枠4の存在していない前面枠3下部には、例えばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂よりなる下皿ユニット8が設けられている。下皿ユニット8のほぼ中央部には下皿9が設けられており、その下皿9の右方には、手前側に延びるようにして遊技球発射ハンドル10が配設されている。これに対し、上皿11はガラス扉枠4に一体的に設けられている。ここで、上皿11は、遊技球を遊技球発射装置の方へ導く前に一旦遊技球を貯留するための球受皿を構成し、下皿9は、上皿11が満タンとなり余剰となった遊技球を排出するための別の球受皿を構成する。なお本実施の形態では、ガラス扉枠4に一体に上皿11を設けたが、これに代えて、ガラス扉枠4とは別体として上皿ユニットを設ける構成であっても良い。また、下皿11を省略して球受皿を一つだけとした構成とすることも可能である。
【0033】
前面枠3は、外形が前記外枠2とほぼ同一形状をなす樹脂ベース13を主体に構成されており、その樹脂ベース13の後側には遊技盤14が着脱可能に装着されている。遊技盤14は、その周縁部が樹脂ベース13(前面枠3)の裏側に当接した状態で取着されており、図2では、遊技盤14の前面部の略中央部分だけが樹脂ベース13の窓孔13aを通じて前面枠3の前面側に露出した状態となっている。遊技盤14には、ルータ加工が施されることによって複数の開口部が形成されており、各開口部には普通入賞口15、スルーチャッカー16、作動チャッカー17、可変入賞装置18、可変表示装置19等が配設されている。その他に、遊技盤14にはアウト口20が設けられており、各種入賞装置等に取り込まれなかった遊技球はこのアウト口20を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。
【0034】
ここで、可変表示装置19には、スルーチャッカー16の通過をトリガとして普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置21と、作動チャッカー17への入賞をトリガとして特別図柄を変動表示する図柄表示装置としての特別図柄表示装置22とが設けられている。普通図柄表示装置21は、普通図柄用の表示部23と保留ランプ24とを有し、遊技球がスルーチャッカー16を通過する毎に表示部23による表示図柄(普通図柄)が変動し、その変動表示が所定図柄で停止した場合に作動チャッカー17が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。遊技球がスルーチャッカー16を通過した回数は最大4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ24にて点灯表示されるようになっている。なお、表示部23は、複数のランプの点灯を切り換えることにより変動表示される構成の他、特別図柄表示装置22(液晶表示装置)の一部で変動表示される構成等であっても良い。
【0035】
また、特別図柄表示装置22は液晶表示装置として構成されており、後述する第1及び第2の表示制御手段または教示手段としての表示用制御装置60により表示内容が制御される。特別図柄表示装置22には、図4に示すように、上段U、中段M、下段Lの上下3段の図柄列が設定されており、各段毎に左図柄、中図柄、右図柄の3個の図柄(特別図柄)が変動表示される。一連の図柄は、キャラクタとしての犬の絵図柄(第1部品図柄)と数字図柄(第2部品図柄)とを組み合わせた主図柄と、ハートの絵図柄からなる副図柄とにより構成され、周期性を持って主図柄と副図柄が右から左へと変動表示される。
【0036】
主図柄としては、本実施の形態では、図5に示すように、(1)犬種「ボストン・テリア」に数字「1」を付した主図柄、(2)犬種「ピーグル」に数字「2」を付した主図柄、(3)犬種「ポメラニアン」に数字「3」を付した主図柄、(4)犬種「パグ」に数字「4」を付した主図柄、(5)犬種「キャバリア」に数字「5」を付した主図柄、(6)犬種「ウェルシュ・コーギー」に数字「6」を付した主図柄、(7)犬種「ヨークシャ・テリア」に数字「7」を付した主図柄、(8)犬種「シー・ズー」に数字「8」を付した主図柄、(9)犬種「パピヨン」に数字「9」を付した主図柄、がそれぞれ設定されている。このとき、キャラクタ(犬)の左下に、すなわち図柄変動方向の先頭側にそれぞれに対応する数字が付されている。そして、基本的に上記(1)〜(9)の主図柄が昇順又は降順に表示されると共に、各主図柄の間にハートからなる副図柄が配されて一連の図柄列が構成されるようになっている。
【0037】
より詳しくは、上段Uにおいては、上記一連の図柄が降順(すなわち、主図柄の番号が減る順)に表示され、また、中段M及び下段Lにおいては、同じく上記一連の図柄が昇順(すなわち、主図柄の番号が増える順)に表示される。そして、上段U→下段L→中段Mの順に変動表示が停止し、その停止時に特別図柄表示装置22上の有効ライン、すなわち縦左ラインL1、縦中ラインL2、縦右ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5の何れかのラインで主図柄が当り図柄の組合せ(本実施の形態では、同一の主図柄の組合せ)で揃えば大当りとして特別遊技動画が表示されるようになっている。なお以下の説明では便宜上、上記(1)〜(9)の主図柄を、各々に付された数字で記述することとし、具体的にはそれぞれ「1」図柄、「2」図柄、「3」図柄、・・・「9」図柄と記述する。
【0038】
因みに、例えば下段Lでは上記主図柄が昇順に変動表示され、「9」図柄までくると、次には「1」図柄に戻るよう構成されている(上段Uの場合は逆に、「1」図柄→「9」図柄の順)。これに対し、中段Mに限っては、「9」図柄と「1」図柄との間に「4」図柄が付加的に設定されており、図柄が「9」→「4」→「1」の順に変動表示されるよう構成されている。
【0039】
また、上述の通り特別図柄表示装置22の表示画面には上下3段の図柄列が設定されると共に上下各段に3つずつの図柄が表示され、上記5つの有効ライン(L1〜L5)における停止図柄で大当りか外れかが決まるが、特別図柄表示装置22にはこれら有効ライン上の図柄に加え、それよりも外側に図柄の一部が視認できるようになっている。すなわち、図4に示すように、表示画面の右端(ラインL3よりも右側)で上記主図柄の何れかが停止すると、当該主図柄のほぼ前半分が視認され、特に各図柄の先頭部分に付された数字も併せて視認できるようになっている。なお、表示画面の左端(ラインL1よりも左側)で上記主図柄の何れかが停止すると、当該主図柄のほぼ後半分が視認される。
【0040】
可変入賞装置18は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当りの際に遊技球が入賞しやすい開状態と通常の閉状態とに繰り返し作動されるようになっている。より詳しくは、作動チャッカー17に遊技球が入賞すると特別図柄表示装置22の図柄が変動表示され、その停止後の確定図柄が上記5の有効ライン(L1〜L5)の何れかで揃ったことを必要条件に特別遊技状態が発生する。そして、可変入賞装置18の大入賞口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球が入賞しやすい状態(大当り状態)になるよう構成されている。また、遊技球が作動チャッカー17を通過した回数は最大4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ25にて点灯表示されるようになっている。
【0041】
なお周知のとおり、前記普通入賞口15、作動チャッカー17、可変入賞装置18に遊技球が入賞することに基づいて、上皿11(場合によっては下皿9)に対し所定数の景品球が払い出されるようになっている。また、遊技盤14には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されていると共に、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
【0042】
また、遊技盤14には、レールユニット26が取り付けられている。レールユニット26はリング状をなす樹脂成型品にて構成されており、内外二重に一体形成された内レール27と外レール28とを有する。内レール27と外レール28とにより誘導レールが構成され、これら各レール27,28が所定間隔を隔てて並行する部分により球案内通路が形成されている。レールユニット26の内周部(内外レール)により略円形状の遊技領域が区画形成されている。従って、遊技球発射装置から発射された遊技球はレールユニット26の誘導レールを通って遊技領域の上部に案内される。
【0043】
パチンコ機1の裏面には、動作制御の中枢をなすメイン制御装置40が搭載されている。そこで、メイン制御装置40及びその周辺の電気的構成について、図3を用いて説明する。
【0044】
図3に示すように、メイン制御装置40は、CPU41を中心とするマイクロコンピュータにて構成されており、CPU41には電源を供給する電源回路42の他に、各種処理プログラムを記憶するROM43や一時的にデータを記憶するRAM44、所定周波数の矩形波を出力するクロック回路45、入出力処理回路46がバス47によって接続されている。
【0045】
メイン制御装置40には、遊技球がスルーチャッカー16を通過したことを検出する普通図柄始動スイッチ51や、遊技球が作動チャッカー17に入賞したことを検出する特別図柄始動スイッチ52が接続され、これら各スイッチ51,52の検出信号が入力される他、賞球カウントスイッチ、Vカウントスイッチ、普通入賞スイッチなど、他のスイッチ群53による検出信号等が入出力処理回路46を介して適宜入力される。また、メイン制御装置40からは、普通図柄表示装置21への駆動信号、特別図柄表示装置22の表示制御を司る表示用制御装置60への制御信号、作動チャッカー17への駆動信号、可変入賞装置18への駆動信号、保留ランプ24,25への点灯信号、スピーカ62が接続された音声用制御装置61への制御信号や、その他賞球の払い出しを司る賞球制御装置などの他の出力装置63への駆動信号などが入出力処理回路46を介して出力される。表示用制御装置60は、必要に応じて音声用制御装置61へ制御信号を出力したり図示しない装飾ランプへの点灯信号を出力したりする。
【0046】
表示用制御装置60についてはその詳細な説明は割愛するが、略述すれば、本表示用制御装置60は、特別図柄表示装置22に表示するための画像の処理を実行するCPUと、特別図柄表示装置22への上段U、中段M、下段Lの各図柄列の変動表示や背景図の表示を制御する画像コントローラとしてのVDPとを中心として構成されている。そして、この表示用制御装置60により、メイン制御装置40からの表示コマンドなどに基づき各図柄列の停止図柄のキャラクタが選別され、当該キャラクタの色データ等が特別図柄表示装置22に出力される。これにより、特別図柄表示装置22の各図柄列の図柄が表示されるようになる。
【0047】
次に、上記の如く構成されたパチンコ機1の動作について説明する。図6は、メイン制御装置40のCPU41により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば2msec毎)に繰り返し実行される。
【0048】
メインルーチンが実行されると、CPU41は、図7に例示する始動入賞処理(ステップS100)、図8に例示する変動開始処理(ステップS200)、図9に例示する変動停止処理(ステップS300)、図10に例示するカウンタ更新処理(ステップS400)を実行し、その後、図11に例示する外れ図柄カウンタ更新処理(ステップS500)を残余時間中繰り返し実行する。説明の便宜上以下には、先ずカウンタ更新処理と外れ図柄カウンタ更新処理とを説明し、その後その他の各処理について説明する。
【0049】
図10に示すカウンタ更新処理において、CPU41は、ステップS401で内部乱数カウンタC1、リーチ乱数カウンタC2、大当り図柄カウンタC3、変動パターンカウンタC4の各々のカウンタ値を更新(インクリメント)する。図12に示すように、内部乱数カウンタC1は、大当りか否かを判定する際に用いられるカウンタであり、本実施の形態では0〜599までを順に1ずつインクリメントし、最大値(つまり599)に達した後再び0に戻るループカウンタである。リーチ乱数カウンタC2は、外れ時にリーチ遊技を行うか否かを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施の形態では0〜11までを順に1ずつインクリメントし、最大値(つまり11)に達した後再び0に戻るループカウンタである。大当り図柄カウンタC3は、大当りのときに特別図柄表示装置22で変動表示している上段U、中段M、下段Lの変動停止時の図柄(大当り図柄)を決定する際に用いられるカウンタであり、本実施の形態では0〜44までを順に1ずつインクリメントし、最大値(つまり44)に達した後再び0に戻るループカウンタである。変動パターンカウンタC4は、特別図柄表示装置22の上段U、中段M、下段Lを変動表示させるパターンを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施の形態では0〜99までを順に1ずつインクリメントし、最大値(つまり99)に達した後再び0に戻るループカウンタである。
【0050】
こうして各カウンタを更新すると、続くステップS402では、各カウンタの値をRAM44の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに格納し、本カウンタ更新処理を終了する。
【0051】
次に、図11に示す外れ図柄カウンタ更新処理を説明する。ここで、図12に示すように、外れ図柄カウンタとしては、外れ図柄上段カウンタCU、外れ図柄中段カウンタCM、及び外れ図柄下段カウンタCLが用意されている。これら各カウンタCU,CM,CLは、外れのときに特別図柄表示装置22で変動表示されている上段U、中段M、下段Lの変動停止時の図柄(外れ図柄)を決定するためのものであり、各々のカウンタ値に基づき各段の外れ図柄が決定されるようになっている。すなわち、外れ図柄上段カウンタCUにより上段Uの左図柄、中図柄、右図柄が決定され、外れ図柄中段カウンタCMにより中段Mの左図柄、中図柄、右図柄が決定され、外れ図柄下段カウンタCLにより下段Lの左図柄、中図柄、右図柄が決定される。なお本実施の形態では、各カウンタCU,CM,CLは何れも0〜図柄の組合せ数から1を減じた数までを順に1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタである。
【0052】
図11においては、CPU41は、先ずステップS501で外れ図柄上段カウンタCUを更新(インクリメン卜)する。続いてステップS502では、外れ図柄上段カウンタCUが値0であるかを判定し、外れ図柄上段カウンタCUが値0であることを条件に、ステップS503で外れ図柄下段カウンタCLを更新(インクリメン卜)する。また、ステップS504では、外れ図柄下段カウンタCLが値0であるかを判定し、外れ図柄下段カウンタCLが値0であることを条件に、ステップS505で外れ図柄中段カウンタCMを更新(インクリメント)する。
【0053】
その後、ステップS506では、図4に示した5つの有効ライン(L1〜L5)の何れかで上段U及び下段Lの主図柄が揃っているか否かを判定する。何れの有効ラインでも上段U及び下段Lの主図柄が揃っていなければステップS507に進み、各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値をRAM44の所定領域に設定された外れ図柄バッファに格納し、本ルーチンを終了する。
【0054】
一方、何れかの有効ラインで上段U及び下段Lの主図柄が揃っていればステップS508に進み、それと同じラインで中段Mの主図柄も揃っているか否かを判定する。ここで中段Mの主図柄は揃っていなければ、いわゆる外れリーチ図柄になるため、ステップS509に進み、各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値をRAM44の所定領域に設定された外れリーチ図柄バッファに格納し、本ルーチンを終了する。また、中段Mの主図柄も揃っていれば、外れ図柄ではないから各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値を外れ図柄バッファや外れリーチ図柄バッファへ格納することなく本ルーチンを終了する。
【0055】
この外れ図柄カウンタ更新処理は、図6に例示したメインルーチンのフローチャートから分かるように、所定時間経過毎にメインルーチンが実行されるまでの空き時間に繰り返し行われる。従って、内部乱数カウンタC1やリーチ乱数カウンタC2などの他のカウンタはメインルーチンが実行される毎にカウントアップされるのに対して、外れ図柄上段カウンタCUはメインルーチンが実行される毎に加えて空き時間に繰り返し実行される毎にカウントアップされる。
【0056】
次に、図7に示す始動入賞処理において、CPU41は、先ずステップS101で遊技球が作動チャッカー17に入賞したか否かを判定する。この判定は、特別図柄始動スイッチ52がオンとされたか否かによって行われる。遊技球が作動チャッカー17に入賞したと判定されると、続くステップS102では、保留球数Nが保留上限値未満であるか否かを判定する。本実施の形態では、保留上限値は4に設定されている。
【0057】
保留球数Nが4未満であれば、ステップS103で保留球数Nを1インクリメントすると共に、続くステップS104で保留ランプ25を左から順に1つ点灯する。さらにステップS105では、図10のカウンタ更新処理のステップS401でRAM44のカウンタ用バッファに格納された内部乱数カウンタ値、リーチ乱数カウンタ値、大当り図柄カウンタ値や、図11の外れ図柄カウンタ更新処理のステップS507でRAM44の外れ図柄バッファに格納された外れ図柄カウンタ集合値(各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値の集合)を、同じくRAM44の所定領域に設定された保留球格納エリアの空き記憶エリアのうち最初のエリアに格納する。保留球格納エリアは、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とから構成され、各エリアにはそれぞれ内部乱数カウンタ値、リーチ乱数カウンタ値、大当り図柄カウンタ値、外れ図柄カウンタ集合値が格納可能となっている。
【0058】
その後、ステップS106で保留球数Nが値0より大きいか否かを判定すると共に、ステップS107で特別図柄表示装置22で上段U,中段M,下段Lの図柄を変動表示中であるか否か、或いは大当り中であるか否かを判定する。保留球数Nが値0でなく、特別図柄表示装置22が変動表示中或いは大当り中でもなければステップS108に進み、変動許可フラグF1(初期設定時はゼロ)に1をセットし、本ルーチンを終了する。また、保留球数Nが値0であるか、特別図柄表示装置22が変動表示中或いは大当り中であれば、変動許可フラグF1に1をセットせずに本ルーチンを終了する。
【0059】
図8に示す変動開始処理では、CPU41は、先ずステップS201で変動許可フラグF1が1であるか否かを判定する。変動許可フラグF1が1でなければ、そのまま本ルーチンを終了する。また、変動許可フラグF1が1であれば、ステップS202で保留ランプ25を右側から順に1つ消灯すると共に、ステップS203で保留球数Nを1デクリメントし、更にステップS204で保留球格納エリアに格納されたデータをシフトさせる処理を実施する。このデータシフト処理は、前述の保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる処理であって、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータがシフトされる。
【0060】
次に、ステップS205では、表示コマンドを決定する処理を実施する。表示コマンドは、特別図柄表示装置22での上段U、中段M、下段Lの停止図柄を設定する停止図柄コマンドと、各図柄列の変動パターンを設定する変動パターンコマンドとから構成されている。そして表示コマンドの決定後、ステップS206では、当該表示コマンドを表示用制御装置60に送信する。また、続くステップS207では、変動許可フラグF1に値0をセットし、本ルーチンを終了する。表示コマンドを受信した表示用制御装置60は、表示コマンドのうちの変動パターンコマンドに従って特別図柄表示装置22の上段U、中段M、下段Lの各図柄列を変動表示すると共に後述する確定コマンドを受信したときに停止図柄コマンドに従って特別図柄表示装置22の上段U、中段M、下段Lの各図柄列の変動表示を停止する。なお、ステップS205の表示コマンド決定処理は図16のフローチャートに例示されるが、その詳細は後述する。
【0061】
次に、図9に示す変動停止処理では、CPU41は、先ずステップS301で大当り中であるか否かを判定する。ここで、大当り中には、大当りの際に特別図柄表示装置22で表示される特別遊技の最中と特別遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。特別遊技終了後の所定時間は、例えばパチンコ機1の各状態を整えるのに要する時間などとして規定される。大当り中ではないと判定されると、ステップS302では、変動パターンにおける変動時間が終了しているか否かを判定する。各変動パターンはパターン毎に変動時間が設定されているため、その時間を経過したか否かによりステップS302の判定が行われる。
【0062】
変動時間が終了していれば、ステップS303に進み、変動の停止と確認のために設定されている停止図柄を確定コマンドとして表示用制御装置60に送信する。また、ステップS304では、今回の停止図柄が大当り図柄であるか否かを判定し、大当りであればステップS305に進み、大当り実行コマンドを表示用制御装置60などに送信し、本ルーチンを終了する。大当り実行コマンドを受信した表示用制御装置60は、停止図柄表示後、特別図柄表示装置22に特別遊技動画を表示させる。またこのとき、メイン制御装置40は可変入賞装置18の開閉駆動を行う。
【0063】
ここで、上記図8のステップS205における表示コマンド決定処理を図13に従い説明する。本処理において、CPU41は、先ずステップS610で保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値に基づき大当りか否かを判定する。具体的には、大当りか否かは内部乱数カウンタ値とその時々のモードとの関係に基づいて判定され、通常時には内部乱数カウンタの数値0〜599のうち7と307が当り値、高確率時には60で割ったときの余りが7となる数(7,67,127,・・・)が当り値と決められている。なお、高確率時とは、予め定められた確率変動図柄によって大当りになると付加価値としてその後の大当り確率がアップした状態、いわゆる確変の時をいい、通常時とは、そのような確変状態でない時をいう。
【0064】
そして、大当りと判定されると、ステップS620では、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている大当り図柄カウンタC3の値に対応する図柄を図示しないテーブル(大当り図柄カウンタ値と図柄との対応関係を表すテーブル)に基づいて求め、その図柄を停止図柄コマンドに設定する。具体的には、大当り図柄は5つの有効(ラインL1〜L5)の何れかで9つの主図柄の何れかが揃うことから45通りあり、大当り図柄カウンタの数値0〜44は45通りの大当り図柄の何れかにそれぞれ対応している。このため、停止図柄コマンドには45通りの大当り図柄の何れかが設定されることとなる。なお、これらの大当り図柄のうち予め定められた特定図柄で揃った場合には以後確変状態に移行するが、非特定図柄で揃った場合には確変状態に移行しない。
【0065】
次に、ステップS630では、図14に例示する大当り時変動パターンコマンド決定処理を実行して変動パターンコマンドに設定する。図14において、ステップS631では、RAM44のカウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を確認する。そして、変動パターンカウンタC4が20未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(ステップS632)、変動パターンカウンタC4が20以上70未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(ステップS633)、変動パターンカウンタC4が70以上85未満のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定し(ステップS634)、変動パターンカウンタC4が85以上のときにはパターンEを変動パターンコマンドに設定する(ステップS635)。各変動パターンについては後述する。
【0066】
一方、ステップS610で大当りではないと判定されると、ステップS640に進み、保留球格納エリアの実行エリアに格納されているリーチ乱数カウンタC2の値に基づきリーチありか否かを判定する。本実施の形態では、リーチ乱数カウンタC2は0〜11の何れかであり、リーチありの値は7に設定されている。従って、リーチありの確率は1/12である。リーチありと判定されると、ステップS650では、RAM44の外れリーチ図柄バッファに格納されている外れ図柄上段カウンタCU,外れ図柄中段カウンタCM,外れ図柄下段カウンタCLの各値を停止図柄コマンドに設定する。
【0067】
次に、ステップS660では、図15に例示する外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理を実行して変動パターンコマンドを設定する。図15において、ステップS661では、RAM44のカウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を確認する。そして、変動パターンカウンタC4が50未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(ステップS662)、変動パターンカウンタC4が50以上85未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(ステップS663)、変動パターンカウンタC4が85以上のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定する(ステップS664)。
【0068】
大当りでもなくリーチでもないと判定されると、ステップS670に進み、実行エリアに格納されている外れ図柄カウンタ集合値を停止図柄コマンドに設定する。また、続くステップS680では、パターンAを変動パターンコマンドに設定し、本ルーチンを終了する。
【0069】
上記図14及び図15においては、大当り時と外れリーチ時とで各パターンの現出比率が相違するように、各パターンに対応する変動パターンカウンタC4の判定値が各自それぞれに設定されている。例えば、図14ではパターンC(後述するスーパーリーチ)の現出比率が最も高く、図15ではパターンB(後述するノーマルリーチ)現出比率が最も高くなるよう変動パターンカウンタC4の判定値が設定されている。
【0070】
本実施の形態では各変動パターンは次のように設定されている。「パターンA」は、外れ図柄を表示するパターンであり、特別図柄表示装置22による上段U、中段M、下段Lの各図柄列の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段Lの図柄変動を停止し、9秒後に中段Mの図柄変動を停止するパターンとして設定されている。
【0071】
「パターンB」は、いわゆるノーマルリーチのパターンであり、特別図柄表示装置22による上段U、中段M、下段Lの各図柄列の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段の図柄変動を停止し(有効ラインL1〜L5の何れかにおいて上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)、その後中段Mの図柄を特別な変化を加えることなく低速で7秒間変動表示させて停止するパターンとして設定されている。
【0072】
「パターンC」は、いわゆるスーパーリーチのパターンであり、パターンBにおける中段Mの図柄の停止タイミングでこの中段Mの図柄の変動表示を停止することなく低速で更に10秒間変動表示した後に当り図柄又は当り図柄の前後の図柄で停止するパターンとして設定されている。
【0073】
「パターンD」は、いわゆるスペシャルリーチのパターンであり、パターンBにおける中段Mの図柄の停止タイミングでこの中段Mの図柄の変動表示を停止することなく高速で更に5秒間変動表示した後に停止するパターンとして設定されている。スーパーリーチやスペシャルリーチでは、単に上段U、中段M、下段Lの各図柄列を変動表示するだけでなく、所定のリーチ遊技やリーチ用アニメーションの表示などが行なわれる。
【0074】
また、「パターンE」は、特別図柄表示装置22による上段U及び下段Lの図柄停止時にリーチになっていなくても、更に中段Mの図柄が停止した時に上段U、中段M、下段Lの図柄が特定の配列となっている場合に再変動を開始して当り図柄に変わるパターンとして設定されている。その詳細を図16,図17の具体例を参照しながら説明する。
【0075】
図16の(a)は、特別図柄表示装置22において上段U、下段L、中段Mの各図柄が一旦停止した状況を示しているが、ここでは、特別図柄表示装置22における上記5つの有効ライン(L1〜L5)で何れも図柄が揃っていない。例えば、ラインL2上では停止図柄が上から「8」図柄−「6」図柄−「6」図柄となっており、これではリーチ図柄も成立しておらずかつ当り図柄ともならない外れ図柄とされている。但し、表示画面の右端では、有効ライン以外の仮想ラインである縦ライン(縦右ラインL3よりも右側のラインLX)で「7」図柄が揃っている。かかる場合、変動パターンコマンドが「パターンE」であれば、全図柄の一旦停止時に有効ライン以外であって主図柄の数字部分が視認できるライン上に同じ主図柄が揃っている状態(図16(a)の状態)から各図柄が一斉に再変動を開始する。そして、所定時間の再変動の後、図16の(b)に示すように、前記有効ライン以外のラインで揃っていた主図柄が有効ライン(図ではL2)上で揃った状態になって各図柄が停止し確定する。つまり、「パターンE」にあってはあたかも、有効ライン以外のラインで一旦揃った主図柄が有効ライン内に移動してくるように図柄が変動表示される。これにより、大当りの状態となる。
【0076】
また、図17の(a)でも、特別図柄表示装置22における上記5つの有効ライン(L1〜L5)で何れも図柄が揃っていないが、表示画面中、有効ライン以外の仮想ラインである右上がりライン(右上がりラインL4よりも右側のラインLY)で「7」図柄が揃っている。かかる場合、変動パターンコマンドが「パターンE」であれば、全図柄の停止時に有効ライン以外であって主図柄の数字部分が視認できるライン上に同じ主図柄が揃っている状態(図17(a)の状態)から各図柄が一斉に再変動を開始する。そして、所定時間の再変動の後、図17の(b)に示すように、前記有効ライン以外のラインで揃っていた主図柄が有効ライン(図ではL4)上で揃った状態になって各図柄が停止し確定する。これにより、大当りの状態となる。
【0077】
さらに、上記の「パターンE」において、全図柄が一旦停止しその後再変動を開始する際には、再変動の開始前に、通常時とは異なる再変動予兆演出がなされるようになっている。具体的には、有効ライン以外の仮想ラインで揃った主図柄(例えば、図16(a)、図17(a)の「7」図柄)が脈を打つように大小変化したり、微小に左右上下等に動いたりする。その他にも再変動予兆演出として、ハートからなる副図柄が脈を打つように大小変化したり、表示画面全体が変色又は発光したり、表示画面内に通常時とは異なる特殊図柄が現れたりする構成であっても良い。特に好ましい態様としては、仮想ラインで揃った主図柄のうち数字図柄部分が画面中に含まれていることから、その数字図柄が仮想ライン上にあることを遊技者に知らせるために、その数字図柄のみを脈打つように大小変化させたり、変色させる態様がある。その他、仮想ラインで揃った主図柄を明示すべく仮想ラインを一時的に表示することも可能である。
【0078】
以上のように、本実施の形態によれば、特別図柄表示装置22における図柄変動パターンとして「パターンE」を備えていることから、全図柄が一旦停止した結果がリーチ図柄でも大当り図柄でもない場合であっても、その後再変動して大当りするかもしれないとの期待感を遊技者に与えることができ、図柄変動途中でその遊技回に対する興味がなくなってしまうおそれがなく、遊技者を常に遊技に集中させることができる。
【0079】
また、「パターンE」は、特別図柄表示装置22における表示画面において、有効ラインとは異なるものの遊技者が有効ラインを直観的に連想するような仮想ライン上に大当り図柄が一旦停止することを条件に再変動して大当りさせるものであるから、遊技者は通常の有効ラインの枠を超えて遊技を楽しむことができる利点がある。
【0080】
また、「パターンE」は、特別図柄表示装置22の表示画面中に外れ図柄を一旦停止した際に、その画面中に大当り図柄を構成する主図柄のうち数字図柄が全て含まれていることから、遊技者に対してはリーチとは無関係にもう少し配列が異なって有効ライン上に停止していれば大当りであったとの感覚をもつものであるが、この感覚を有効利用して再変動しその図柄で大当りさせるので、遊技者の感性に訴えた独特の遊技性を付与することができる。
【0081】
また、「パターンE」は、特別図柄表示装置22において仮想ライン上に一旦停止した主図柄の組合せが存在していることを、再変動予兆演出によって遊技者に教示するものとなっている。その結果、仮想ライン上の図柄を有効ライン上にひきつける表示パターンを遊技者が見逃すことがない。
【0082】
さらに、図14及び図15に示すように、「パターンE」は大当りが抽選された場合にのみ行われる。その結果、仮想ライン上に大当り図柄の組合せが揃って再変動した場合には必ず有効ライン上に大当り図柄が停止し確定するという安心感を遊技者に与えることができる。
【0083】
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0084】
(a)上記実施の形態では、内部的に大当りが抽選された場合にのみパターンEが選択されるように構成したが、大当り以外(外れ)が抽選された場合にもパターンEが選択されるように構成してもよい。但し、外れ時のパターンEは例えば再変動後も同じ仮想ライン上に大当り図柄が停止する等のようにして有効ライン上に大当り図柄が停止しないように構成する必要がある。このようにすれば、再変動後は大当りを得られるかもしれないという期待感を遊技者に与えることができ、特別図柄表示装置22から目が離せないほど遊技に集中させることができる。
【0085】
(b)再変動予兆演出は、特別図柄表示装置22の表示画面の中でのみ行う必要はなく、他のランプ等の表示手段による間接的な表示演出、スピーカ等の音発生手段による音声演出などを組み合わせてもよい。逆に、全ての表示や音声をなくしてしまうことをもって予兆演出とすることも可能である。ここで、再変動予兆演出は、少なくとも、特別図柄表示装置22における仮想ライン上での大当り図柄の一旦停止後から再変動開始までのうち一時期において行われることが好ましい。また、再変動予兆演出を行ったものの、再変動を行わないパターンを用意しておいてもよい。
【0086】
(c)上記実施の形態では、「パターンE」は、有効ライン以外の仮想ラインに大当り図柄が揃っておりかつその数字図柄が表示画面中に全て視認可能な状態にある場合(ラインLx、Ly)において再変動を行うことを前提とするものであるが、その数字図柄が全て視認可能とはなっていない場合において主図柄が一部見えるようなときに再変動を行うようにしてもよい。例えば図16(a)において左側に一部見えている主図柄の縦仮想ラインに大当り図柄の組合せが成立している場合や、図17(a)において左上がりラインより左側の仮想左上がりラインに大当り図柄の組合せが成立している場合などを含めてもよい。なお、仮想ラインLx,Ly上に相対的に小さい部品図柄である数字図柄が揃っている状態を前提として再可変表示をするようにしてもよい。
【0087】
(d)上記実施の形態では、特別図柄表示装置22における図柄列の変動方向が横方向とされ、有効ラインが縦3ラインと斜め2ラインの計5ラインとしたものについて例示したが、図柄列の変動方向が上下方向とされ、有効ラインが横3ラインと斜め2ラインの計5ラインとしたものについて適用してもよい。
【0088】
また、有効ラインは1ラインとし、その前後に図柄の一部がみえるタイプのものについて適用してもよい。この場合の仮想ラインは有効ライン上の図柄に隣接して一部が見える図柄が並ぶラインである。
【0089】
また、有効ラインは直線的なものでなくてもよい。例えば、くの字に折れ曲がった曲線ラインを有効ラインとしてもよく、これら直線ラインと曲線ラインとが混在した有効ラインを設定してもよい。
【0090】
(e)上記実施の形態では、「パターンE」において一旦仮想ライン上に大当り図柄が停止した後、再変動し、所定時間経過後に有効ライン上にその大当り図柄が停止し確定するものについて説明したが、再変動後に有効ライン上に停止するまでを一瞬で行うようにしてもよい。
【0091】
(f)上記実施の形態で説明したパチンコ機1とは異なるタイプのパチンコ遊技機について実施してもよい。例えば、図柄表示装置に当り表示がなされると特別装置を作動させる権利が1回又は複数回連続して発生するタイプの権利物と称されるパチンコ機に適用してもよい。また、始動入賞口に入賞すると入賞装置が短期間開放し、その開放によって受け入れられた打球が特別入賞口に入賞すると入賞装置が長期間開放するタイプの羽根物と称されるパチンコ機について、図柄表示装置の表示結果によって入賞装置の開放態様に変化を与えるようにして適用してもよい。
【0092】
(g)上記実施の形態では、遊技機としてパチンコ機1について説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットマシン、遊技球を利用して図柄が付されたベルトを周回させる球使用ベルト式遊技機など、他の遊技機に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
【図2】ガラス扉枠を開放するとともに下皿ユニットを取り外した状態における前面枠、遊技盤等を示す正面図である。
【図3】メイン制御装置及びその周辺の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】特別図柄表示装置の表示内容を示す説明図である。
【図5】主図柄を個別に示す説明図である。
【図6】メインルーチンを示すフローチャートである。
【図7】始動入賞処理を示すフローチャートである。
【図8】変動開始処理を示すフローチャートである。
【図9】変動停止処理を示すフローチャートである。
【図10】カウンタ更新処理を示すフローチャートである。
【図11】外れ図柄カウンタ更新処理を示すフローチャートである。
【図12】カウンタ用バッファ及び各種カウンタの説明図である。
【図13】表示コマンド決定処理を示すフローチャートである。
【図14】大当り時変動パターンコマンド決定処理を示すフローチャートである。
【図15】外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理を示すフローチャートである。
【図16】図柄再変動の様子を示す説明図である。
【図17】図柄再変動の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1…遊技機としてのパチンコ機、14…遊技盤、17…作動チャッカー、18…可変入賞装置、22…特別図柄表示装置、52…特別図柄始動スイッチ、60…表示用制御装置、L1〜L5…有効ライン。

Claims (1)

  1. 表示画面において図柄を可変表示する図柄表示装置を備え、その図柄表示装置の有効ライン上に確定表示される図柄の組合せとして当り図柄が表示された場合に当り遊技状態を発生させるとともに、前記図柄表示装置の表示画面には有効ライン上の図柄と隣接する図柄の全部又は一部を目視可能に表示する遊技機において、
    前記有効ライン上に当り図柄が成立せず、かつ有効ライン上の図柄と隣接する図柄の組合せを当り図柄とするように、前記図柄の可変表示を一旦停止させる第1表示制御手段と、
    その第1表示制御手段によって有効ライン以外の当り図柄を一旦表示した後、同一遊技回において再度可変表示を実行して有効ライン上に当り図柄を確定表示する第2表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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