JP2004105242A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者の視覚および聴覚の疲労を低減し得ると共に、遊技盤への振動伝播による遊技者に苛立ちや不快感を与えることを回避し、遊技者がリラックスした状態で遊技をしながら、風圧により報知を認識でき、必要なときに遊技盤に集中してゲームを楽しむことができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機本体枠1の正面側に遊技盤2が設けられており、ハンドル3の制御により図示しない発射装置から、図示しない遊技球を遊技盤2内に発射する構成になっている。本発明では、このハンドル3またはその近傍に空気流排出孔34が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段により発生された空気流を空気流排出孔34から排出することにより報知する報知手段が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】遊技機本体枠1の正面側に遊技盤2が設けられており、ハンドル3の制御により図示しない発射装置から、図示しない遊技球を遊技盤2内に発射する構成になっている。本発明では、このハンドル3またはその近傍に空気流排出孔34が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段により発生された空気流を空気流排出孔34から排出することにより報知する報知手段が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばパチンコ遊技機のようなパチンコ玉をハンドルの操作により発射して遊技を楽しむ遊技機のように、遊技の進行を制御するハンドルを有する遊技機に関する。さらに詳しくは、遊技中に遊技者に大当りなどの特定モードへの移行やその予兆を風圧により報知する報知手段が設けられた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえばパチンコ遊技機は、遊技盤の適所に複数の入賞口が設けられており、これら入賞口に発射部から遊技盤上に発射されたパチンコ玉などの遊技球が入球すると、所定数の賞球が得られるように構成されている。
【0003】
近時、かかる遊技機では、所定の条件下で、大当りモードなどに移行し、遊技者にとってよりインパクトのある有利な遊技状態を創出できるようにした機種が主流となっている。ここに、大当りモードとは、通常モードよりも短時間で多数の賞球を獲得できるモードである。
【0004】
このような大当りモードに移行した際には、たとえば、ランプを点灯または点滅させたり、電子音を発生させたりすることで、大当りモード移行を報知し、遊技者の興趣を盛り上げている。
【0005】
また、上述の大当りモードを有するパチンコ遊技機では、さらに大当りモードに移行した際だけでなく、大当りモードへの移行の前提である、いわゆるリーチ状態に入ったことを遊技者に報知したり、リーチ状態に入った場合には大当りモードへの移行を期待させるべく、大当りモード移行の可能性を遊技者に予め知らせることにより、大当りモード移行への期待感を高めるために、ランプを点灯させ、または点滅させたり電子音を発生させることにより報知する演出もなされている。さらには、期待感の時間を長くし、または機会を多くするため、リーチの予兆を報知する演出も行われている。ここでリーチ状態とは、いくつかのステップにより大当りモードへ移行する場合であって、最終ステップ以外は当たりとなる条件を満たしている場合をいう。たとえば、複数の図柄を同一図柄に揃えることで大当りモードに移行するような機種の場合には、最後に停止する図柄以外の各図柄が当たりとなるための条件を満たしている場合をいう。
【0006】
しかしながら、パチンコ遊技機は、遊技場内で隣接して並んでおり、互いに隣接するパチンコ遊技機もリーチ状態などに入る度に光や電子音を発するため、自分で遊技しているパチンコ遊技機で発せられているのか、隣接するパチンコ機で発せられているのか、わかりにくいものとなっている。そのため、遊技者は、図柄表示や光を確認するために常に遊技盤を注視し続けなければならず、また、電子音を確認するために常に耳を傾け、判別しなければならず、精神的に集中することを強いられ視覚および聴覚のみならず肉体的にも非常に疲労することとなる。そればかりか、遊技者が疲労をとるために遊技を休止することが多くなり、遊技場にとっても、稼働率の低下を招いてしまうことにも繋がり、好ましくない。
【0007】
一方、大当りモード移行への期待感を高めるために、ランプを点灯させ、または点滅させたり、電子音を発生させるような工夫に加えて、ハンドルを振動させ、遊技者に予見を与えるパチンコ機も提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−190772号公報(第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来の予兆などの報知による演出はランプの点灯もしくは点滅、電子音の発生またはハンドルの振動により行われている。しかし、ランプの点灯もしくは点滅による報知は遊技盤を見続けていないと認識することができず、また電子音による報知も遊技盤を注視していないと隣接台との誤認を招きやすく非常に遊技者の疲労をもたらすという問題がある。
【0010】
さらには、ハンドルの振動による報知では、遊技者の手元に微妙なずれを生じさせ、また、同時に遊技盤にも幾らかの振動が伝播することになり、この振動により遊技球の通過コースが変化してしまい、遊技者が意図するコースに遊技球が通過せず、遊技者に苛立ちや不快感を与え、遊技続行への意思を損なわせることにも繋がるという問題がある。
【0011】
そこで、本発明者は、遊技者にハンドルからの風圧による触覚を与えることにより、上記の事態に対処できるのではないかと着想した。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、遊技者の視覚および聴覚の疲労を低減し得ると共に、遊技盤への振動伝播による遊技者に苛立ちや不快感を与えることを回避し、遊技者がリラックスした状態で遊技をしながら、風圧により報知を認識でき、必要なときに遊技盤に集中してゲームを楽しむことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による遊技機は、遊技機本体の正面側に遊技球の発射を制御するハンドルおよび遊技盤が設けられ、ハンドルを操作することにより遊技球を遊技盤上に発射して遊技を行う遊技機であって、該ハンドルまたは該ハンドルの近傍に空気流排出孔が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段により発生させた空気流を前記空気流排出孔から排出することにより報知する報知手段を有することを特徴とする。
【0014】
かかる構成にすることにより、互いに隣接するパチンコ遊技機から発せられる光や電子音に惑わされることなく、自分で遊技している遊技機が特定の状態にあることを触覚で感じることができ、図柄表示や光を確認するために常に遊技盤を注視し続けたり、電子音を確認するために常に耳を傾ける必要がなくなる。その結果、視覚および聴覚が疲労することがなくなり、長時間連続遊技することが可能となると共に、隣接する遊技者に知られることなく予兆を楽しむことができ、非干渉状態で遊技を楽しむことができる。さらに、風圧で報知することになるため、遊技盤への影響も全くなく、遊技者が意図するコースに遊技球が通過することになり遊技者の遊技続行への意思を損なわせることにもならないと共に、ハンドルを手で握りしめていても、時々空気流が排出されるため、汗でベトつくことがない。
【0015】
ここに特定の状態とは、リーチ状態、大当りモード状態、リーチおよび大当たりの予兆(予兆は結果としてリーチ状態または大当たりモード状態にならないことも含む)をいう。
【0016】
前記報知手段が、前記空気流発生手段からの空気流を、間欠的に、または一定期間連続的に前記排出孔から排出する手段とすることで、報知手段に変化をもたせ、遊技者の退屈感を発生させることを防止することができる。さらには、大当りモードへの移行の前提であるいわゆるリーチ状態時にも継続させることによって、リーチ状態中に遊技者が手を離すことによる稼働率の低下を防ぐこともできる。
【0017】
より具体的には、前記報知手段を、前記間欠的に空気流を排出する手段の排出時間の変化、排出間隔の変化、間欠的または連続的に排出する排出期間、およびこれらの組合せの少なくとも1つを採用することにより、前記特定の状態に応じてその内容を識別する手段とすることができる。それによって、遊技者に予兆を与えることができ、大当りモードへの移行への期待感をさらに昂揚させ、より遊技を楽しむことができる。
【0018】
さらに、前記遊技機本体に設けられた制御回路の制御信号に基づき、電磁弁により前記空気流発生手段に設けられた開閉スイッチを制御することにより、前記排出時間の変化、排出間隔の変化、および排出期間が制御されることにより、種々の特定の状態を即座に、それぞれを区別して報知することができる。
【0019】
さらに、前記報知手段がランプおよび/または効果音による報知手段と併用されることで、空気流による報知まではリラックスして遊技しながら、空気流による報知を受けてから遊技盤に集中することができ、臨場感や昂揚感を有効に刺激することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明による遊技機は、図1にその一実施の形態であるパチンコ遊技機の外観を示す概略正面図が示されるように、遊技機本体枠1の正面側に遊技盤2が設けられており、ハンドル3の制御により図示しない発射装置から、図示しない遊技球を遊技盤2内に発射する構成になっている。本発明では、このハンドル3またはその近傍に空気流排出孔34が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段10(図2参照)により発生された空気流を空気流排出孔34から排出することにより報知する報知手段が設けられていることに特徴がある。
【0021】
本体枠1には、透明窓と一体となった窓枠が遊技盤2の前面を覆うように内縁に嵌め込まれている。また本体枠1の前面における窓枠の下方には、上皿5および下皿6が設けられている。さらに下皿6の右手には、遊技球の発射を制御するハンドル3、下方には、効果音などの音声を出力するスピーカー8がそれぞれ設けられている。また、本体枠2の上部左右には装飾ランプ7が設けられている。
【0022】
遊技盤2には、大当り入賞部21、図柄変動表示装置24を作動させる契機となる始動入賞口22、遊技球の落下経路の方向を変化させるための回転誘導部材23、図柄変動表示装置24、普通入賞口25などが任意に設けられている。
【0023】
大当り入賞部21は、大入賞口21aと、この大入賞口21aの開閉を司るシャッター21bが上下開放自在に設けられている。大入賞口21aの奥には、通常球通過孔と特定球通過孔とが形成されている。
【0024】
シャッター21bは、大当りモードに移行した場合に開放状態となるように、ソレノイド26(図3参照)によって駆動される。このシャッター21bは、開放されると、所定時間あるいは所定入賞球数に達するまで開放が継続される。そして、シャッター21bが開放中に大入賞口21aの特定球通過孔への入球があることを条件として、たとえば16回の所定回数を上限としてシャッター21bの開放が行われる。遊技球が大入賞口21aに入賞すると、所定個数の賞球が上皿5または下皿6から払出される。
【0025】
つぎに、ハンドルの構成について、図2を参照しながら説明する。ハンドル3は、本体枠1から突設し正面視略円形で、本体枠1とねじ状の固定具35を介して接続される中空状の固定ハンドル部31と、固定ハンドル部31に対して回動自在に取り付けられて回転度合いに応じて遊技球発射装置を所定の強弱で作動させて遊技球を発射させる略リング形状の可動ハンドル部32と、可動ハンドルの回転度合いを遊技球発射装置に伝えるシャフト33からなっている。本発明ではこの固定ハンドル部31のうち、たとえば操作時に遊技者の手の平で覆われる部分に複数の空気流排出孔34が設けられている。
【0026】
空気流排出孔34は、後述するように、特定の状態にある場合に空気流発生手段10により発生される空気流を排出するための孔であり、遊技者の手の平に空気流による風圧触覚を与えるものである。排出する空気流の強さは、空気流が遊技者の手の平に触覚される程度の大きさであればよく、単一の孔であってもよいが、手の平を覆うように小さな孔が複数ある方が触感を伝える上で望ましい。また、空気流排出孔34は、手の平で覆われる部分に限定されることなく、ハンドル3のいずれかの部分、またはハンドル3の近傍、たとえば固定具35近傍の本体枠1などに設けられてもよい。要するに、操作時に遊技者の手の平に触覚されることのできる位置に設ければよい。
【0027】
空気流発生手段10は、エアコンプレッサの他、扇風機、スピーカーのようなものであってもよい。具体的には、たとえば図2に示されるように、エアコンプレッサを用いる場合には、遊技機内のいずれか、または複数の遊技機に共通に設けられたエアコンプレッサにホースを接続してそのホース(ノズル)の先端部を固定ハンドル部31内に配設する構造とすることができる。また、固定ハンドル31内に小型のエアコンプレッサや扇風機が直接設けられていてもよい。また、スピーカーで空気流を発生するときは、効果音と同期して報知することができる。この空気流発生手段10には開閉スイッチが設けられており、電磁弁などにより、その排出および停止を短時間で切り替えられるようになっている。
【0028】
上記構成により、上皿5に貯留されている遊技球(パチンコ玉)が可動ハンドル部32の回動角度に応じた強さで遊技盤2に発射されるようになっている。発射された遊技球は、遊技盤2の周縁に設けられたガイドレール26に沿って遊技盤2の上部へと案内され、遊技盤2の前面に植設された複数の障害釘などに衝突しながらその進行方向を変え、遊技盤2の下方へと落下することになる。
【0029】
図3は、上記パチンコ遊技機の回路ブロック図である。このパチンコ遊技機は、CPU41、ROM42、RAM43からなる主制御基板40を備え、主制御基板40のインターフェース回路I/O44、45を介して、各種入力部及び出力部と接続されている。
【0030】
入力部には、普通入賞口センサ25a、始動入賞口センサ22a、大入賞口21aに設けた大入賞口センサ21cのほか発射ハンドル操作検知用センサ(図示せず)などからの信号が入力されるようになっている。普通入賞口センサ25aは普通入賞口25に入球したことを検出するためのものであり、また大入賞口球センサ21cは大入賞口21aに入賞した遊技球を検知して大入賞口21a開放時の入球数をカウントするためのものであり、これらのセンサによる検知信号はCPU41に供給される。また、図示しないが、大入賞口21aには大入賞口21a開放時に、遊技球が入賞し、かつ大入賞口21a内の特定球通過孔(図示せず)を通過することによって、大入賞口21aの閉鎖後に再び大入賞口21aの開放を継続させるための大入賞口特定球通過孔検知用センサも設けられている。
【0031】
出力部には、装飾ランプ類7の点灯駆動を制御する発光ランプ制御基板7a、図柄変動表示装置24の表示制御を行う液晶表示装置制御基板24a、大入賞口21aの各開閉駆動用ソレノイド26を制御する大入賞口駆動ソレノイド制御回路26a、空気流発生手段制御回路10aのほか、効果音発生用スピーカーの音声制御基板(図示せず)、遊技球発射装置の発射制御回路(図示せず)、貸球または入賞球の球排出装置の遊技球排出制御基板(図示せず)などが含まれている。
【0032】
空気流発生手段制御回路10aは、空気流発生手段10に設けられる開閉スイッチを制御信号により駆動するための制御回路である。この制御回路10aにより、後述するように、特定の状態に応じた報知をすることが可能である。
【0033】
CPU41は、ROM42に格納されている遊技制御プログラムに基づいて動作し、上記入力部からの検出信号などに応じて出力信号を生成して、インターフェース回路I/O45を介して各種の表示装置7、24やソレノイド駆動回路26などに供給する。ROM42には、上記遊技制御プログラムや、大当り抽選用乱数、報知処理抽選用乱数などの各種予め決められた固定のデータや、排出パターン、BGM、効果音などの音声データなどが記憶されている。RAM43は、CPU41にワークエリアを提供し、上記遊技制御プログラムで用いる変数値などを一時的に記憶する。
【0034】
また、保留ランプ27は、点灯により遊技処理の保留回数を示すものであり、始動入賞口22に遊技球が入球した際に遊技処理が実行されているとその入球回数を記憶し、一般的に4回の保留回数を限度として点灯表示される。さらに、装飾ランプ7は、遊技状態が特定の状態にある場合、たとえば大当りモードへ移行した際やリーチ状態となったときに点滅または点灯する。
【0035】
つぎに、CPU41および報知手段の制御によって行われる報知処理を図4および図5のフローチャートを参照して説明する。
【0036】
図4は、遊技球検出処理ルーチンの制御の流れを示すフローチャートである。
この遊技球検出処理ルーチンは、予め実行されるパチンコ遊技機のパチンコ遊技を制御する遊技制御プログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行される。
【0037】
CPU41は、一般入賞口25または始動入賞口22に遊技球が入球したか否かを判別し(ステップS1)、遊技球が入球したと判別したときには、CPU41は、入球した入賞口の種類に応じて予め定められた球数の遊技球の払出処理を実行する(ステップS2)。
【0038】
ついで、ステップS2の処理を実行したときには、CPU41は、球検知センサーからの検知出力に基づき、始動入賞口22に遊技球が入球したか否かを判別し(ステップS3)、始動入賞口22に遊技球が入球したと判別したときには、CPU41は、以下の遊技処理を実行する(ステップS10)。
【0039】
本発明による報知処理を行うか否かの処理を主体とするCPU41による遊技処理(ステップS10)の概略を図5のフローチャートによって説明する。まず、始動入賞口22への入球ごとに抽選処理を実行する(ステップS11)。この抽選処理においては、乱数を発生させ、発生した乱数値とROM42に格納されている当り判定テーブル、報知判定テーブルの内容とを比較して、大当りか否か、報知処理するか否かなどが吟味され、乱数値に応じて抽選処理が行われる。この抽選処理では大当りか否か、リーチ予兆をするか否か、大当り、リーチもしくはこれらの予兆を報知するか否か、大当りの場合に大当たりモード中の報知をするか否か、停止図柄の組合せ、などが抽選され、それぞれの組合せが乱数値により決定される。
【0040】
前述のように始動入賞口22に遊技球が入賞した場合、自動的に抽選が行われ(ステップS11)、その後抽選の結果が大当りか否かが判定され(ステップS12)、それぞれに場合について報知処理を行うか否か判定される(ステップS13、S23)。
【0041】
大当りで、かつ、報知処理を行う場合、まず、リーチ予兆の報知処理を行うと抽選により決定したか否かが判定され(ステップS14)、リーチ予兆を行う場合はその報知処理を実行する(ステップS15)。この報知処理においては後述する所定の複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。つぎに、ステップS15の処理を実行した場合、または、リーチ予兆の報知処理を行わないと抽選により決定(ステップS14で判定)された場合には、大当りの予兆を報知処理するか否かを判定する(ステップS16)。大当りの予兆の報知処理を行うと抽選により判定された場合には、大当り予兆の報知処理を実行する(ステップS17)。この場合の報知処理もステップS15の処理と同様に複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。ステップS17の処理を実行した場合、または、大当りの予兆の報知処理を行わないと抽選により決定(ステップS16で判定)された場合には、大当りモード中に報知処理をを行うか否かを判定する(ステップS18)。大当りモード中に報知処理を行うと抽選により判定された場合には、大当り図柄表示処理を実行し(ステップS19)、その後、大当り中に報知処理を実行する(ステップS20)。この場合の報知処理もステップS15、S17の処理と同様に実行される。大当りモード中に報知処理を行わないとステップS18で判定された場合、およびステップS13で報知処理を行わないと判定された場合には、大当り図柄表示処理を実行する(ステップS21)。上記ステップS19、S21の大当たり図柄表示処理としては後述するが、図柄を変動表示した後にステップS11で抽選された大当たり図柄の組合せで停止表示する処理のことである。その後、大当たりゲーム処理が実行される(ステップS22)。
【0042】
ステップS12で大当りにならないで、ステップS23により報知処理を行うと判定された場合、まず、リーチ予兆の報知処理を行うと抽選により決定したか否かが判定され(ステップS24)、リーチ予兆を行う場合はその報知処理を実行する(ステップS25)。この報知処理においても後述する所定の複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。つぎに、ステップS25の処理を実行した場合、または、リーチ予兆の報知処理を行わないと抽選により決定(ステップS24で判定)された場合には、大当りの予兆を報知処理するか否かを判定する(ステップS26)。大当りの予兆の報知処理を行うと抽選により決定(ステップS26で判定)された場合には、大当り予兆の報知処理を実行する(ステップS27)。この報知処理においても後述する所定の複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。ステップS27の処理を実行した場合、または、大当りの予兆の報知処理を行わないとステップS26で判定された場合、およびステップS23で報知処理を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄表示処理を実行する(ステップS28)。
【0043】
このように報知処理に抽選機能をもたせ、抽選に選ばれた際にだけ空気流を排出して報知することで、遊技者に希少価値を覚えさせ、遊技者の期待を昂揚させることができる。また、抽選で大当りに当選しなかった場合(ハズレ)には、自動的に報知処理抽選もハズレとするようになるようにすることも可能であり、また、大当りで報知する場合には、空気流の排出方法を特別な間隔で行うなどの方法で、必ず大当り判定がなされたことを、手の平に届く風圧により遊技者は体感でき、大当りモードに移行することを確信させることもできる。
【0044】
一方、抽選で大当りに当選した場合に、非常に高い確率で自動的に報知処理抽選も当りとなるようにすることも可能であり、この場合には、報知処理が行われた場合、大当りになる可能性が高いことを感じ、大当りモードへの期待感をさらに昂揚させることができる。
【0045】
上記の大当りまたはハズレの図柄表示処理は、図柄変動表示装置24の画面上において、たとえば変動表示される3つの図柄の組合せが揃うか否かの表示演出によって行われる。大当りの場合、変動図柄が、リーチ状態(たとえば「77□」を経て同じ図柄(たとえば「777」)が揃った状態で停止する。これによって、遊技者に大当りの発生が報知される(ステップS19、S21)。一方、ハズレの場合、変動図柄が、それぞれ異なる図柄で停止する(たとえば「123」場合や(ステップS28)、変動図柄が、リーチ状態を経て最後の一つの図柄(たとえば「774」)が異なった状態で停止する(ステップS28)。
【0046】
つぎに、報知の具体的な処理について説明する。上記報知処理抽選で報知処理を行うことになった場合に、CPU40は、ROM22に格納されている排出パターンを読み出し、空気流発生手段制御回路10aに検知信号を送り、その排出パターンに従い空気流発生制御回路10aは空気流発生手段10に対して信号を送る。すなわち、リーチ予兆か、大当り予兆かなどの特定の状態に応じて、空気流を間欠的に排出したり、一定期間連続的に排出したり、または間欠的に排出する排出間隔や、排出時間などを変化させることにより、何の報知であるかを知らせることができる。空気流発生手段10は、その信号の通り固定ハンドル部31にある空気流排出孔34より空気流を排出する。
【0047】
空気流発生手段10からの空気流を間欠的に、または一定期間連続的に空気流排出孔34から排出される報知手段とすることが、排出パターンに変化をもたせ、遊技者に大当りモードへの移行の期待させ、遊技者の気持ちを高揚させる点から望ましい。また、保留ランプ27が全灯している場合やリーチ状態になっている場合であっても、報知処理が行われる可能性があるため、遊技者が手を離すことがなくなり、稼働率の低下を防ぐこともできる点でも望ましい。
【0048】
間欠的とは、図6(a)に示されるように、数回に亘って空気流を排出する場合をいい、一定期間連続的とは、図6(b)に示されるように、排出期間内中、排出し続けることをいう。
【0049】
具体的には、空気流を排出する時間t1の変化、排出間隔t2の変化、排出期間t、およびこれらの組合せの少なくとも一つを採用することにより、特定の状態に応じてその内容を識別することができる排出パターンを形成することができる。これにより遊技者に種々の遊技状態の予兆を与えることができ、遊技者は他人に知られることなく、大当りモードなどへの移行への期待感をさらに昂揚させることができ、より一層興趣をそそることができる。
【0050】
なお、空気流排出量、空気流排出間隔、空気流排出期間のデータ、それらの組合せからなる排出パターンなどは、あらかじめROM22に内蔵されているため、抽選の結果に応じて所定の排出パターンで報知することができる。より具体的には、たとえば、いわゆるスーパーリーチ状態の場合には、遊技者は大当りモードに移行することを非常に期待しているため、このスーパーリーチ専用の排出パターンを行うことで、遊技者に大当りモードへ移行することを大いに予兆させ、遊技者の気持ちを高揚させることができる。
【0051】
空気流を排出する時間の変化、排出間隔の変化、および排出期間の制御は、遊技機本体に設けられた制御回路の制御信号により、空気流発生手段10のいずれかに設けられる開閉スイッチを電磁弁により制御することで行うことができる。
すなわち、電磁弁にオンオフ信号を送り、固定ハンドル部31外に設けられるエアコンプレッサに接続してハンドル3の固定ハンドル部31内に先端部が設けられるホースのいずれかの位置に設けられる開閉スイッチを電磁弁により制御したり、ハンドル3の固定ハンドル部31内に設けられている小型エアコンプレッサや扇風機を電磁弁で制御する。たとえば遊技場にエアコンプレッサを設置し、各遊技機にホースで分配し、各遊技機でホースに開閉スイッチを設けて、電磁弁により制御することにより、複数の遊技台に対して一台のエアコンプレッサで空気流を供給することが可能となり、実用上好ましい。
【0052】
さらに、上述の風圧による報知手段がランプ、演出画像、または効果音ならびにこれらの組合せによる報知手段と併用されることで、普段は遊技盤を見ないでリラックスして遊技しながら、風圧を受けた状態で遊技盤を注視することにより、触覚に視覚および聴覚も加えて非常に臨場感を高めて遊技することができ、少ない疲労で臨場感、昂揚感のあふれる遊技を楽しむことができる。ランプによる報知を追加する場合は、たとえば装飾ランプ7または別途設けた照明手段を用いて行えばよく、上記ステップS11の抽選処理においていかな排出パターンとするかを抽選して実行すればよい。また、効果音による報知を追加する場合においては、スピーカー8を用いて同様にステップS11で抽選した排出パターンで実行すればよい。
【0053】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その他本発明の請求の範囲内での種々の設計変更および修正を加え得ることは勿論である。たとえば、特定図柄で大当りすると次回の大当りまで確率変動するような機種やある特定箇所に入賞することによって大当りモードに移行する機種においても、特別の状態にある場合に本発明を適用できる。さらに、パチンコ機に限らず雀球遊技機、アレンジボール遊技機などにも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、遊技者の視覚および聴覚疲労を低減し得ると共に、遊技盤への振動伝播による遊技者に苛立ちや不快感を与えることを回避することができる。
【0055】
また、本発明による報知手段により、ハンドルの固定ハンドル部の空気流排出孔より遊技者の手の平に空気流が排出され、遊技者は、自分で遊技している遊技機が特定の状態にあることを風圧触覚で感じることができ、図柄表示や光を確認するために常に遊技盤を注視し続けたり、電子音を確認するために常に耳を傾ける必要がなくなり、視覚および聴覚が疲労することがなくなり長時間連続遊技することが可能となる。
【0056】
さらに、とくに重要な予兆をする場合、従来のランプ類や効果音による報知を行わないで、本発明による空気流による報知手段のみ用いれば、隣接する他人に気付かれず、1人で満足感を味わうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機の実施形態1であるパチンコ遊技機の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示されるハンドルの外観を示す側面図である。
【図3】図1に示されるパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】遊技球検出処理ルーチンの制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明での報知手段を主体とした遊技処理ルーチンにおける制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明での報知手段における空気流排出パターンの例を示すパターン図である。
【符号の説明】
2 遊技盤
3 ハンドル
10 空気流発生手段
21 大当り入賞部
22 始動入賞口
34 空気流排出孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばパチンコ遊技機のようなパチンコ玉をハンドルの操作により発射して遊技を楽しむ遊技機のように、遊技の進行を制御するハンドルを有する遊技機に関する。さらに詳しくは、遊技中に遊技者に大当りなどの特定モードへの移行やその予兆を風圧により報知する報知手段が設けられた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえばパチンコ遊技機は、遊技盤の適所に複数の入賞口が設けられており、これら入賞口に発射部から遊技盤上に発射されたパチンコ玉などの遊技球が入球すると、所定数の賞球が得られるように構成されている。
【0003】
近時、かかる遊技機では、所定の条件下で、大当りモードなどに移行し、遊技者にとってよりインパクトのある有利な遊技状態を創出できるようにした機種が主流となっている。ここに、大当りモードとは、通常モードよりも短時間で多数の賞球を獲得できるモードである。
【0004】
このような大当りモードに移行した際には、たとえば、ランプを点灯または点滅させたり、電子音を発生させたりすることで、大当りモード移行を報知し、遊技者の興趣を盛り上げている。
【0005】
また、上述の大当りモードを有するパチンコ遊技機では、さらに大当りモードに移行した際だけでなく、大当りモードへの移行の前提である、いわゆるリーチ状態に入ったことを遊技者に報知したり、リーチ状態に入った場合には大当りモードへの移行を期待させるべく、大当りモード移行の可能性を遊技者に予め知らせることにより、大当りモード移行への期待感を高めるために、ランプを点灯させ、または点滅させたり電子音を発生させることにより報知する演出もなされている。さらには、期待感の時間を長くし、または機会を多くするため、リーチの予兆を報知する演出も行われている。ここでリーチ状態とは、いくつかのステップにより大当りモードへ移行する場合であって、最終ステップ以外は当たりとなる条件を満たしている場合をいう。たとえば、複数の図柄を同一図柄に揃えることで大当りモードに移行するような機種の場合には、最後に停止する図柄以外の各図柄が当たりとなるための条件を満たしている場合をいう。
【0006】
しかしながら、パチンコ遊技機は、遊技場内で隣接して並んでおり、互いに隣接するパチンコ遊技機もリーチ状態などに入る度に光や電子音を発するため、自分で遊技しているパチンコ遊技機で発せられているのか、隣接するパチンコ機で発せられているのか、わかりにくいものとなっている。そのため、遊技者は、図柄表示や光を確認するために常に遊技盤を注視し続けなければならず、また、電子音を確認するために常に耳を傾け、判別しなければならず、精神的に集中することを強いられ視覚および聴覚のみならず肉体的にも非常に疲労することとなる。そればかりか、遊技者が疲労をとるために遊技を休止することが多くなり、遊技場にとっても、稼働率の低下を招いてしまうことにも繋がり、好ましくない。
【0007】
一方、大当りモード移行への期待感を高めるために、ランプを点灯させ、または点滅させたり、電子音を発生させるような工夫に加えて、ハンドルを振動させ、遊技者に予見を与えるパチンコ機も提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−190772号公報(第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来の予兆などの報知による演出はランプの点灯もしくは点滅、電子音の発生またはハンドルの振動により行われている。しかし、ランプの点灯もしくは点滅による報知は遊技盤を見続けていないと認識することができず、また電子音による報知も遊技盤を注視していないと隣接台との誤認を招きやすく非常に遊技者の疲労をもたらすという問題がある。
【0010】
さらには、ハンドルの振動による報知では、遊技者の手元に微妙なずれを生じさせ、また、同時に遊技盤にも幾らかの振動が伝播することになり、この振動により遊技球の通過コースが変化してしまい、遊技者が意図するコースに遊技球が通過せず、遊技者に苛立ちや不快感を与え、遊技続行への意思を損なわせることにも繋がるという問題がある。
【0011】
そこで、本発明者は、遊技者にハンドルからの風圧による触覚を与えることにより、上記の事態に対処できるのではないかと着想した。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、遊技者の視覚および聴覚の疲労を低減し得ると共に、遊技盤への振動伝播による遊技者に苛立ちや不快感を与えることを回避し、遊技者がリラックスした状態で遊技をしながら、風圧により報知を認識でき、必要なときに遊技盤に集中してゲームを楽しむことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による遊技機は、遊技機本体の正面側に遊技球の発射を制御するハンドルおよび遊技盤が設けられ、ハンドルを操作することにより遊技球を遊技盤上に発射して遊技を行う遊技機であって、該ハンドルまたは該ハンドルの近傍に空気流排出孔が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段により発生させた空気流を前記空気流排出孔から排出することにより報知する報知手段を有することを特徴とする。
【0014】
かかる構成にすることにより、互いに隣接するパチンコ遊技機から発せられる光や電子音に惑わされることなく、自分で遊技している遊技機が特定の状態にあることを触覚で感じることができ、図柄表示や光を確認するために常に遊技盤を注視し続けたり、電子音を確認するために常に耳を傾ける必要がなくなる。その結果、視覚および聴覚が疲労することがなくなり、長時間連続遊技することが可能となると共に、隣接する遊技者に知られることなく予兆を楽しむことができ、非干渉状態で遊技を楽しむことができる。さらに、風圧で報知することになるため、遊技盤への影響も全くなく、遊技者が意図するコースに遊技球が通過することになり遊技者の遊技続行への意思を損なわせることにもならないと共に、ハンドルを手で握りしめていても、時々空気流が排出されるため、汗でベトつくことがない。
【0015】
ここに特定の状態とは、リーチ状態、大当りモード状態、リーチおよび大当たりの予兆(予兆は結果としてリーチ状態または大当たりモード状態にならないことも含む)をいう。
【0016】
前記報知手段が、前記空気流発生手段からの空気流を、間欠的に、または一定期間連続的に前記排出孔から排出する手段とすることで、報知手段に変化をもたせ、遊技者の退屈感を発生させることを防止することができる。さらには、大当りモードへの移行の前提であるいわゆるリーチ状態時にも継続させることによって、リーチ状態中に遊技者が手を離すことによる稼働率の低下を防ぐこともできる。
【0017】
より具体的には、前記報知手段を、前記間欠的に空気流を排出する手段の排出時間の変化、排出間隔の変化、間欠的または連続的に排出する排出期間、およびこれらの組合せの少なくとも1つを採用することにより、前記特定の状態に応じてその内容を識別する手段とすることができる。それによって、遊技者に予兆を与えることができ、大当りモードへの移行への期待感をさらに昂揚させ、より遊技を楽しむことができる。
【0018】
さらに、前記遊技機本体に設けられた制御回路の制御信号に基づき、電磁弁により前記空気流発生手段に設けられた開閉スイッチを制御することにより、前記排出時間の変化、排出間隔の変化、および排出期間が制御されることにより、種々の特定の状態を即座に、それぞれを区別して報知することができる。
【0019】
さらに、前記報知手段がランプおよび/または効果音による報知手段と併用されることで、空気流による報知まではリラックスして遊技しながら、空気流による報知を受けてから遊技盤に集中することができ、臨場感や昂揚感を有効に刺激することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明による遊技機は、図1にその一実施の形態であるパチンコ遊技機の外観を示す概略正面図が示されるように、遊技機本体枠1の正面側に遊技盤2が設けられており、ハンドル3の制御により図示しない発射装置から、図示しない遊技球を遊技盤2内に発射する構成になっている。本発明では、このハンドル3またはその近傍に空気流排出孔34が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段10(図2参照)により発生された空気流を空気流排出孔34から排出することにより報知する報知手段が設けられていることに特徴がある。
【0021】
本体枠1には、透明窓と一体となった窓枠が遊技盤2の前面を覆うように内縁に嵌め込まれている。また本体枠1の前面における窓枠の下方には、上皿5および下皿6が設けられている。さらに下皿6の右手には、遊技球の発射を制御するハンドル3、下方には、効果音などの音声を出力するスピーカー8がそれぞれ設けられている。また、本体枠2の上部左右には装飾ランプ7が設けられている。
【0022】
遊技盤2には、大当り入賞部21、図柄変動表示装置24を作動させる契機となる始動入賞口22、遊技球の落下経路の方向を変化させるための回転誘導部材23、図柄変動表示装置24、普通入賞口25などが任意に設けられている。
【0023】
大当り入賞部21は、大入賞口21aと、この大入賞口21aの開閉を司るシャッター21bが上下開放自在に設けられている。大入賞口21aの奥には、通常球通過孔と特定球通過孔とが形成されている。
【0024】
シャッター21bは、大当りモードに移行した場合に開放状態となるように、ソレノイド26(図3参照)によって駆動される。このシャッター21bは、開放されると、所定時間あるいは所定入賞球数に達するまで開放が継続される。そして、シャッター21bが開放中に大入賞口21aの特定球通過孔への入球があることを条件として、たとえば16回の所定回数を上限としてシャッター21bの開放が行われる。遊技球が大入賞口21aに入賞すると、所定個数の賞球が上皿5または下皿6から払出される。
【0025】
つぎに、ハンドルの構成について、図2を参照しながら説明する。ハンドル3は、本体枠1から突設し正面視略円形で、本体枠1とねじ状の固定具35を介して接続される中空状の固定ハンドル部31と、固定ハンドル部31に対して回動自在に取り付けられて回転度合いに応じて遊技球発射装置を所定の強弱で作動させて遊技球を発射させる略リング形状の可動ハンドル部32と、可動ハンドルの回転度合いを遊技球発射装置に伝えるシャフト33からなっている。本発明ではこの固定ハンドル部31のうち、たとえば操作時に遊技者の手の平で覆われる部分に複数の空気流排出孔34が設けられている。
【0026】
空気流排出孔34は、後述するように、特定の状態にある場合に空気流発生手段10により発生される空気流を排出するための孔であり、遊技者の手の平に空気流による風圧触覚を与えるものである。排出する空気流の強さは、空気流が遊技者の手の平に触覚される程度の大きさであればよく、単一の孔であってもよいが、手の平を覆うように小さな孔が複数ある方が触感を伝える上で望ましい。また、空気流排出孔34は、手の平で覆われる部分に限定されることなく、ハンドル3のいずれかの部分、またはハンドル3の近傍、たとえば固定具35近傍の本体枠1などに設けられてもよい。要するに、操作時に遊技者の手の平に触覚されることのできる位置に設ければよい。
【0027】
空気流発生手段10は、エアコンプレッサの他、扇風機、スピーカーのようなものであってもよい。具体的には、たとえば図2に示されるように、エアコンプレッサを用いる場合には、遊技機内のいずれか、または複数の遊技機に共通に設けられたエアコンプレッサにホースを接続してそのホース(ノズル)の先端部を固定ハンドル部31内に配設する構造とすることができる。また、固定ハンドル31内に小型のエアコンプレッサや扇風機が直接設けられていてもよい。また、スピーカーで空気流を発生するときは、効果音と同期して報知することができる。この空気流発生手段10には開閉スイッチが設けられており、電磁弁などにより、その排出および停止を短時間で切り替えられるようになっている。
【0028】
上記構成により、上皿5に貯留されている遊技球(パチンコ玉)が可動ハンドル部32の回動角度に応じた強さで遊技盤2に発射されるようになっている。発射された遊技球は、遊技盤2の周縁に設けられたガイドレール26に沿って遊技盤2の上部へと案内され、遊技盤2の前面に植設された複数の障害釘などに衝突しながらその進行方向を変え、遊技盤2の下方へと落下することになる。
【0029】
図3は、上記パチンコ遊技機の回路ブロック図である。このパチンコ遊技機は、CPU41、ROM42、RAM43からなる主制御基板40を備え、主制御基板40のインターフェース回路I/O44、45を介して、各種入力部及び出力部と接続されている。
【0030】
入力部には、普通入賞口センサ25a、始動入賞口センサ22a、大入賞口21aに設けた大入賞口センサ21cのほか発射ハンドル操作検知用センサ(図示せず)などからの信号が入力されるようになっている。普通入賞口センサ25aは普通入賞口25に入球したことを検出するためのものであり、また大入賞口球センサ21cは大入賞口21aに入賞した遊技球を検知して大入賞口21a開放時の入球数をカウントするためのものであり、これらのセンサによる検知信号はCPU41に供給される。また、図示しないが、大入賞口21aには大入賞口21a開放時に、遊技球が入賞し、かつ大入賞口21a内の特定球通過孔(図示せず)を通過することによって、大入賞口21aの閉鎖後に再び大入賞口21aの開放を継続させるための大入賞口特定球通過孔検知用センサも設けられている。
【0031】
出力部には、装飾ランプ類7の点灯駆動を制御する発光ランプ制御基板7a、図柄変動表示装置24の表示制御を行う液晶表示装置制御基板24a、大入賞口21aの各開閉駆動用ソレノイド26を制御する大入賞口駆動ソレノイド制御回路26a、空気流発生手段制御回路10aのほか、効果音発生用スピーカーの音声制御基板(図示せず)、遊技球発射装置の発射制御回路(図示せず)、貸球または入賞球の球排出装置の遊技球排出制御基板(図示せず)などが含まれている。
【0032】
空気流発生手段制御回路10aは、空気流発生手段10に設けられる開閉スイッチを制御信号により駆動するための制御回路である。この制御回路10aにより、後述するように、特定の状態に応じた報知をすることが可能である。
【0033】
CPU41は、ROM42に格納されている遊技制御プログラムに基づいて動作し、上記入力部からの検出信号などに応じて出力信号を生成して、インターフェース回路I/O45を介して各種の表示装置7、24やソレノイド駆動回路26などに供給する。ROM42には、上記遊技制御プログラムや、大当り抽選用乱数、報知処理抽選用乱数などの各種予め決められた固定のデータや、排出パターン、BGM、効果音などの音声データなどが記憶されている。RAM43は、CPU41にワークエリアを提供し、上記遊技制御プログラムで用いる変数値などを一時的に記憶する。
【0034】
また、保留ランプ27は、点灯により遊技処理の保留回数を示すものであり、始動入賞口22に遊技球が入球した際に遊技処理が実行されているとその入球回数を記憶し、一般的に4回の保留回数を限度として点灯表示される。さらに、装飾ランプ7は、遊技状態が特定の状態にある場合、たとえば大当りモードへ移行した際やリーチ状態となったときに点滅または点灯する。
【0035】
つぎに、CPU41および報知手段の制御によって行われる報知処理を図4および図5のフローチャートを参照して説明する。
【0036】
図4は、遊技球検出処理ルーチンの制御の流れを示すフローチャートである。
この遊技球検出処理ルーチンは、予め実行されるパチンコ遊技機のパチンコ遊技を制御する遊技制御プログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行される。
【0037】
CPU41は、一般入賞口25または始動入賞口22に遊技球が入球したか否かを判別し(ステップS1)、遊技球が入球したと判別したときには、CPU41は、入球した入賞口の種類に応じて予め定められた球数の遊技球の払出処理を実行する(ステップS2)。
【0038】
ついで、ステップS2の処理を実行したときには、CPU41は、球検知センサーからの検知出力に基づき、始動入賞口22に遊技球が入球したか否かを判別し(ステップS3)、始動入賞口22に遊技球が入球したと判別したときには、CPU41は、以下の遊技処理を実行する(ステップS10)。
【0039】
本発明による報知処理を行うか否かの処理を主体とするCPU41による遊技処理(ステップS10)の概略を図5のフローチャートによって説明する。まず、始動入賞口22への入球ごとに抽選処理を実行する(ステップS11)。この抽選処理においては、乱数を発生させ、発生した乱数値とROM42に格納されている当り判定テーブル、報知判定テーブルの内容とを比較して、大当りか否か、報知処理するか否かなどが吟味され、乱数値に応じて抽選処理が行われる。この抽選処理では大当りか否か、リーチ予兆をするか否か、大当り、リーチもしくはこれらの予兆を報知するか否か、大当りの場合に大当たりモード中の報知をするか否か、停止図柄の組合せ、などが抽選され、それぞれの組合せが乱数値により決定される。
【0040】
前述のように始動入賞口22に遊技球が入賞した場合、自動的に抽選が行われ(ステップS11)、その後抽選の結果が大当りか否かが判定され(ステップS12)、それぞれに場合について報知処理を行うか否か判定される(ステップS13、S23)。
【0041】
大当りで、かつ、報知処理を行う場合、まず、リーチ予兆の報知処理を行うと抽選により決定したか否かが判定され(ステップS14)、リーチ予兆を行う場合はその報知処理を実行する(ステップS15)。この報知処理においては後述する所定の複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。つぎに、ステップS15の処理を実行した場合、または、リーチ予兆の報知処理を行わないと抽選により決定(ステップS14で判定)された場合には、大当りの予兆を報知処理するか否かを判定する(ステップS16)。大当りの予兆の報知処理を行うと抽選により判定された場合には、大当り予兆の報知処理を実行する(ステップS17)。この場合の報知処理もステップS15の処理と同様に複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。ステップS17の処理を実行した場合、または、大当りの予兆の報知処理を行わないと抽選により決定(ステップS16で判定)された場合には、大当りモード中に報知処理をを行うか否かを判定する(ステップS18)。大当りモード中に報知処理を行うと抽選により判定された場合には、大当り図柄表示処理を実行し(ステップS19)、その後、大当り中に報知処理を実行する(ステップS20)。この場合の報知処理もステップS15、S17の処理と同様に実行される。大当りモード中に報知処理を行わないとステップS18で判定された場合、およびステップS13で報知処理を行わないと判定された場合には、大当り図柄表示処理を実行する(ステップS21)。上記ステップS19、S21の大当たり図柄表示処理としては後述するが、図柄を変動表示した後にステップS11で抽選された大当たり図柄の組合せで停止表示する処理のことである。その後、大当たりゲーム処理が実行される(ステップS22)。
【0042】
ステップS12で大当りにならないで、ステップS23により報知処理を行うと判定された場合、まず、リーチ予兆の報知処理を行うと抽選により決定したか否かが判定され(ステップS24)、リーチ予兆を行う場合はその報知処理を実行する(ステップS25)。この報知処理においても後述する所定の複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。つぎに、ステップS25の処理を実行した場合、または、リーチ予兆の報知処理を行わないと抽選により決定(ステップS24で判定)された場合には、大当りの予兆を報知処理するか否かを判定する(ステップS26)。大当りの予兆の報知処理を行うと抽選により決定(ステップS26で判定)された場合には、大当り予兆の報知処理を実行する(ステップS27)。この報知処理においても後述する所定の複数種類の排出パターンの中から選択された報知を実行する。ステップS27の処理を実行した場合、または、大当りの予兆の報知処理を行わないとステップS26で判定された場合、およびステップS23で報知処理を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄表示処理を実行する(ステップS28)。
【0043】
このように報知処理に抽選機能をもたせ、抽選に選ばれた際にだけ空気流を排出して報知することで、遊技者に希少価値を覚えさせ、遊技者の期待を昂揚させることができる。また、抽選で大当りに当選しなかった場合(ハズレ)には、自動的に報知処理抽選もハズレとするようになるようにすることも可能であり、また、大当りで報知する場合には、空気流の排出方法を特別な間隔で行うなどの方法で、必ず大当り判定がなされたことを、手の平に届く風圧により遊技者は体感でき、大当りモードに移行することを確信させることもできる。
【0044】
一方、抽選で大当りに当選した場合に、非常に高い確率で自動的に報知処理抽選も当りとなるようにすることも可能であり、この場合には、報知処理が行われた場合、大当りになる可能性が高いことを感じ、大当りモードへの期待感をさらに昂揚させることができる。
【0045】
上記の大当りまたはハズレの図柄表示処理は、図柄変動表示装置24の画面上において、たとえば変動表示される3つの図柄の組合せが揃うか否かの表示演出によって行われる。大当りの場合、変動図柄が、リーチ状態(たとえば「77□」を経て同じ図柄(たとえば「777」)が揃った状態で停止する。これによって、遊技者に大当りの発生が報知される(ステップS19、S21)。一方、ハズレの場合、変動図柄が、それぞれ異なる図柄で停止する(たとえば「123」場合や(ステップS28)、変動図柄が、リーチ状態を経て最後の一つの図柄(たとえば「774」)が異なった状態で停止する(ステップS28)。
【0046】
つぎに、報知の具体的な処理について説明する。上記報知処理抽選で報知処理を行うことになった場合に、CPU40は、ROM22に格納されている排出パターンを読み出し、空気流発生手段制御回路10aに検知信号を送り、その排出パターンに従い空気流発生制御回路10aは空気流発生手段10に対して信号を送る。すなわち、リーチ予兆か、大当り予兆かなどの特定の状態に応じて、空気流を間欠的に排出したり、一定期間連続的に排出したり、または間欠的に排出する排出間隔や、排出時間などを変化させることにより、何の報知であるかを知らせることができる。空気流発生手段10は、その信号の通り固定ハンドル部31にある空気流排出孔34より空気流を排出する。
【0047】
空気流発生手段10からの空気流を間欠的に、または一定期間連続的に空気流排出孔34から排出される報知手段とすることが、排出パターンに変化をもたせ、遊技者に大当りモードへの移行の期待させ、遊技者の気持ちを高揚させる点から望ましい。また、保留ランプ27が全灯している場合やリーチ状態になっている場合であっても、報知処理が行われる可能性があるため、遊技者が手を離すことがなくなり、稼働率の低下を防ぐこともできる点でも望ましい。
【0048】
間欠的とは、図6(a)に示されるように、数回に亘って空気流を排出する場合をいい、一定期間連続的とは、図6(b)に示されるように、排出期間内中、排出し続けることをいう。
【0049】
具体的には、空気流を排出する時間t1の変化、排出間隔t2の変化、排出期間t、およびこれらの組合せの少なくとも一つを採用することにより、特定の状態に応じてその内容を識別することができる排出パターンを形成することができる。これにより遊技者に種々の遊技状態の予兆を与えることができ、遊技者は他人に知られることなく、大当りモードなどへの移行への期待感をさらに昂揚させることができ、より一層興趣をそそることができる。
【0050】
なお、空気流排出量、空気流排出間隔、空気流排出期間のデータ、それらの組合せからなる排出パターンなどは、あらかじめROM22に内蔵されているため、抽選の結果に応じて所定の排出パターンで報知することができる。より具体的には、たとえば、いわゆるスーパーリーチ状態の場合には、遊技者は大当りモードに移行することを非常に期待しているため、このスーパーリーチ専用の排出パターンを行うことで、遊技者に大当りモードへ移行することを大いに予兆させ、遊技者の気持ちを高揚させることができる。
【0051】
空気流を排出する時間の変化、排出間隔の変化、および排出期間の制御は、遊技機本体に設けられた制御回路の制御信号により、空気流発生手段10のいずれかに設けられる開閉スイッチを電磁弁により制御することで行うことができる。
すなわち、電磁弁にオンオフ信号を送り、固定ハンドル部31外に設けられるエアコンプレッサに接続してハンドル3の固定ハンドル部31内に先端部が設けられるホースのいずれかの位置に設けられる開閉スイッチを電磁弁により制御したり、ハンドル3の固定ハンドル部31内に設けられている小型エアコンプレッサや扇風機を電磁弁で制御する。たとえば遊技場にエアコンプレッサを設置し、各遊技機にホースで分配し、各遊技機でホースに開閉スイッチを設けて、電磁弁により制御することにより、複数の遊技台に対して一台のエアコンプレッサで空気流を供給することが可能となり、実用上好ましい。
【0052】
さらに、上述の風圧による報知手段がランプ、演出画像、または効果音ならびにこれらの組合せによる報知手段と併用されることで、普段は遊技盤を見ないでリラックスして遊技しながら、風圧を受けた状態で遊技盤を注視することにより、触覚に視覚および聴覚も加えて非常に臨場感を高めて遊技することができ、少ない疲労で臨場感、昂揚感のあふれる遊技を楽しむことができる。ランプによる報知を追加する場合は、たとえば装飾ランプ7または別途設けた照明手段を用いて行えばよく、上記ステップS11の抽選処理においていかな排出パターンとするかを抽選して実行すればよい。また、効果音による報知を追加する場合においては、スピーカー8を用いて同様にステップS11で抽選した排出パターンで実行すればよい。
【0053】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その他本発明の請求の範囲内での種々の設計変更および修正を加え得ることは勿論である。たとえば、特定図柄で大当りすると次回の大当りまで確率変動するような機種やある特定箇所に入賞することによって大当りモードに移行する機種においても、特別の状態にある場合に本発明を適用できる。さらに、パチンコ機に限らず雀球遊技機、アレンジボール遊技機などにも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、遊技者の視覚および聴覚疲労を低減し得ると共に、遊技盤への振動伝播による遊技者に苛立ちや不快感を与えることを回避することができる。
【0055】
また、本発明による報知手段により、ハンドルの固定ハンドル部の空気流排出孔より遊技者の手の平に空気流が排出され、遊技者は、自分で遊技している遊技機が特定の状態にあることを風圧触覚で感じることができ、図柄表示や光を確認するために常に遊技盤を注視し続けたり、電子音を確認するために常に耳を傾ける必要がなくなり、視覚および聴覚が疲労することがなくなり長時間連続遊技することが可能となる。
【0056】
さらに、とくに重要な予兆をする場合、従来のランプ類や効果音による報知を行わないで、本発明による空気流による報知手段のみ用いれば、隣接する他人に気付かれず、1人で満足感を味わうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機の実施形態1であるパチンコ遊技機の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示されるハンドルの外観を示す側面図である。
【図3】図1に示されるパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】遊技球検出処理ルーチンの制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明での報知手段を主体とした遊技処理ルーチンにおける制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明での報知手段における空気流排出パターンの例を示すパターン図である。
【符号の説明】
2 遊技盤
3 ハンドル
10 空気流発生手段
21 大当り入賞部
22 始動入賞口
34 空気流排出孔
Claims (5)
- 遊技機本体の正面側に遊技球の発射を制御するハンドルおよび遊技盤が設けられ、ハンドルを操作することにより遊技球を遊技盤上に発射して遊技を行う遊技機であって、
該ハンドルまたは該ハンドルの近傍に空気流排出孔が設けられており、遊技状態が特定の状態にあることを空気流発生手段により発生させた空気流を前記空気流排出孔から排出することにより報知する報知手段を有することを特徴とする遊技機。 - 前記報知手段が、前記空気流発生手段からの空気流を間欠的に、または一定期間連続的に前記排出孔から排出する手段である請求項1記載の遊技機。
- 前記報知手段が、前記間欠的に空気流を排出する手段の排出時間の変化、排出間隔の変化、間欠的または連続的に排出する排出期間、およびこれらの組合せの少なくとも1つを採用することにより、前記特定の状態に応じてその内容を識別する手段である請求項1または2記載の遊技機。
- 前記遊技機本体に設けられた制御回路の制御信号に基づき、電磁弁により前記空気流発生手段に設けられた開閉スイッチを制御することにより、前記排出時間の変化、排出間隔の変化、および排出期間が制御される請求項3記載の遊技機。
- 前記報知手段がランプおよび/または効果音による報知手段と併用されてなる請求項1ないし4のいずれか1項記載の遊技機。
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