JP2004104444A - 無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】2系統の音声入力のいずれでもVOX機能を使用可能とすること。
【解決手段】音声検出手段13が、送話音声を検出し、送受信切替手段2,19が、受信状態で音声検出手段13により音声が検出された場合に受信状態から送信状態に切り替える。また、切替手段12が、2系統の音声入力のいずれか一方を音声検出回路13に接続する。そして、設定手段18が、受信状態での切替手段12の接続状態を設定し、制御手段17が、設定手段18による設定に従って切替手段12を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線機は、送信回路と受信回路を有し、さらに、送信回路により送話する送信状態および受信回路により受話する受信状態を切り替える送受信切替回路を有し、ユーザにより送信状態が所望される際にPTT(Push To Talk)スイッチがオンされると、その送受信切替回路により無線機の状態が受信状態から送信状態に切り替えられる。
【0003】
また、従来の無線機には、PTTスイッチを操作しなくてもマイクロホンに向かって話すだけで送信状態になり、話すことを止めると受信状態に戻るいわゆるVOX(Voice Operated Transmitter)機能を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−295136号公報(従来技術欄)
【0005】
その他、従来の無線機には、パーソナルコンピュータなどの外部機器からの音声を入力するための外部音声入力端子と、その外部音声入力の送信を指示する信号(以下、外部PTT信号という)を入力するための外部PTT信号入力端子を備えたものもある。
【0006】
図3は、VOX機能と外部音声入力端子および外部PTT信号入力端子とを備えた従来の無線機の構成例を示すブロック図である。以下、図3に示す従来の無線機の動作について説明する。
【0007】
外部機器31は、必要に応じて、外部音声入力端子10および外部PTT信号入力端子11に接続される。
【0008】
外部機器31が接続された状態では、制御回路101は、PTTスイッチ22からのPTT信号および外部機器31のPTTスイッチ32からの外部PTT信号を受け取り、これらのPTT信号に応じてスイッチ12を制御する。図4は、図3に示す従来の無線機における制御回路101による制御様式を示す図である。図4に示すように、制御回路101は、PTTスイッチ22がオン状態である場合には、スイッチ12にマイクロホン21を選択させ、外部機器31のPTTスイッチ32がオン状態である場合には、スイッチ12に外部機器31を選択させる。
【0009】
ただし、制御回路101は、PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオン状態である場合には、マイクロホン21を優先させ、スイッチ12にマイクロホン21を選択させる。また、制御回路101は、PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオフ状態である場合には、マイクロホン21を優先させ、スイッチ12にマイクロホン21を選択させる。なお、外部PTT信号の値は、外部機器31が接続されていない場合と、外部機器31が接続され外部機器31のPTTスイッチ32がオフ状態である場合とで同一になるため、外部機器31が接続されていない場合にマイクロホン21およびPTTスイッチ22により動作を可能とするためにマイクロホン21およびPTTスイッチ22が優先されている。
【0010】
また、受信状態において、PTTスイッチ22または外部機器31のPTTスイッチ32がオン状態とされると、論理和回路19は、PTT信号または外部PTT信号の変化に応じて、送受信切替スイッチ2を切替動作させ、受信回路(高周波増幅回路3、周波数変換回路4、復調回路5および低周波増幅器6)に接続されていたアンテナ1を送信回路(低周波増幅器14、変調回路15および電力増幅回路16)に接続させる。
【0011】
これにより、PTTスイッチ22をオン状態とすることで、マイクロホン21を使用した送話が可能となり、外部機器31のPTTスイッチ32をオン状態とすることで、外部機器31を使用した送話が可能となる。
【0012】
次に、従来の無線機のVOX機能について説明する。
【0013】
PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオフ状態である場合、従来の無線機は受信状態にある。この場合、上述のように、スイッチ12によりマイクロホン21が選択され、マイクロホン21とVOX回路13とが電気的に接続された状態となっている。
【0014】
したがって、受信状態において、ユーザがマイクロホン21に向かって話すと、そのユーザの音声信号がマイクロホン21からマイクロホン端子9およびスイッチ12を介してVOX回路13に到達する。
【0015】
VOX回路13は、その音声信号を検出すると、送信指示信号を論理和回路19に供給する。論理和回路19は、その送信指示信号が供給された場合、送受信切替スイッチ2を切替動作させ、受信回路(高周波増幅回路3、周波数変換回路4、復調回路5および低周波増幅器6)に接続されていたアンテナ1を送信回路(低周波増幅器14、変調回路15および電力増幅回路16)に接続させる。
【0016】
これにより、VOX回路13による音声検出に応じて、従来の無線機の状態が送信状態に切り替わり、マイクロホン21を使用した送話が可能となる。
【0017】
なお、VOX機能を有するその他の従来の無線機としては、例えば特許文献2に記載のものがある。
【0018】
【特許文献2】
特開平8−139665号公報(段落0002〜0007)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の無線機では、外部音声入力端子10および外部PTT信号入力端子11に接続された外部機器31を使用して送話する場合には、外部機器31のPTTスイッチ32をオン状態とする必要があり、VOX回路13があるにも拘わらずVOX機能を利用することが困難である。
【0020】
なお、外部機器31に音声検出手段などを設け、その音声検出手段により音声が検出された場合に、外部PTT信号を変化させることも考えられるが、そのようにすると、音声検出手段などの追加に起因して外部機器31などのコストが高くなってしまう。例えば、外部機器31としてパーソナルコンピュータを使用する場合には、音声を検出して外部PTT信号を変化させるようなプログラムを新たにインストールする必要があり、プログラムの購入コストまたは作成コストがかかったり、インストールする手間がかかったりしてしまう。
【0021】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、2系統の音声入力のいずれでもVOX機能を使用可能とする無線機を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の無線機は、送話音声を検出する音声検出手段と、受信状態で音声検出手段により音声が検出された場合に受信状態から送信状態に切り替える送受信切替手段と、2系統の音声入力のいずれか一方を音声検出手段に接続する切替手段と、受信状態での切替手段の接続状態を設定する設定手段と、設定手段による設定に従って切替手段を制御する制御手段とを備える。
【0023】
さらに、本発明の無線機は、上記発明の無線機に加え、外部機器を接続可能であってその外部機器からの音声信号を入力される外部音声入力端子を備え、切替手段が、2系統の音声入力としてマイクロホンおよびその外部機器のいずれか一方を音声検出手段に接続するようにしたものである。
【0024】
さらに、本発明の無線機は、上記発明の無線機のいずれかに加え、制御手段が、設定手段による設定に加えて、2系統の音声入力にそれぞれ対応して2つのPTTスイッチから供給される信号に従って切替手段を制御するようにしたものである。
【0025】
さらに、本発明の無線機は、上記発明の無線機のいずれかに加え、制御手段が、2系統の音声入力にそれぞれ対応して2つのPTTスイッチから供給される信号がオフ状態である場合には、設定手段による設定のみに従って切替手段を制御するようにしたものである。
【0026】
さらに、本発明の無線機は、上記発明の無線機のいずれかに加え、制御手段が、設定手段による設定より2つのPTTスイッチから供給される信号のオン/オフ状態を優先して切替手段を制御するようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係る無線機の構成を示すブロック図である。図1において、アンテナ1は、送信時には電波を放射し、受信時には電波を感受する送信用および受信用のアンテナ装置である。
【0029】
また、送受信切替スイッチ2は、制御信号に従って、受信系の高周波増幅回路3および送信系の電力増幅器16のいずれかをアンテナ1に電気的に接続するスイッチである。
【0030】
高周波増幅回路3、周波数変換回路4、復調回路5および低周波増幅回路6は、受信回路を構成する。高周波増幅回路3は、アンテナ1で感受された高周波信号を増幅する回路である。周波数変換回路4は、高周波増幅回路3により増幅された高周波信号を中間周波数信号に変換する回路である。復調回路5は、中間周波数信号を復調し、音声信号を抽出する回路である。低周波増幅回路6は、音声信号を増幅する回路である。スピーカ7は、音声信号を供給され、音波として出力する装置である。なお、この受信回路には、受信する高周波信号の周波数を選択するための同調回路を設けるようにしてもよい。
【0031】
また、PTT端子8は、PTTスイッチ22を接続され、PTTスイッチ22のオン/オフ状態を示すPTT信号を入力される入力端子である。マイクロホン端子9は、マイクロホン21を接続され、マイクロホン21からの音声信号を入力される入力端子である。
【0032】
また、外部音声入力端子10は、外部機器31の音声出力端子などを接続され、外部機器31からの音声信号を入力される入力端子である。外部PTT信号入力端子11は、外部機器31のPTTスイッチ32を接続され、外部機器31からのPTT信号(外部PTT信号)を入力される入力端子である。
【0033】
また、スイッチ12は、制御信号に基づいて、2系統の音声入力であるマイクロホン21および外部機器31のいずれか一方をVOX回路13に接続する切替手段である。VOX回路13は、送話音声を検出し、送話音声を検出した際に送信指示信号を出力する音声検出手段として機能する回路である。
【0034】
低周波増幅回路14、変調回路15および電力増幅回路16は、送信回路を構成する。低周波増幅回路14は、送信される音声信号を増幅する回路である。変調回路15は、音声信号により搬送波を変調して変調信号を生成する回路である。電力増幅回路16は、変調信号を電力増幅する回路である。
【0035】
また、制御回路17は、設定スイッチ18による設定に従って受信状態でのスイッチ12を制御する制御手段として機能する回路である。なお、この制御回路17は、例えば、PTT信号、外部PTT信号、および設定スイッチ18の接続点の電圧を3入力として、1つの制御信号を出力する論理回路として実現可能であり、1つの集積回路としてもよい。設定スイッチ18は、ユーザに操作され、オン/オフ状態を保持し、受信状態でのスイッチ12の接続状態を設定する設定手段としてのスイッチである。なお、この設定スイッチ18は、オン/オフ状態を保持するスイッチであるが、その代わりに、スイッチとラッチ回路などを組み合わせ、そのスイッチが押されるたびにラッチ回路の保持する値が変化するようにしてもよい。
【0036】
また、論理和回路19は、3入力1出力の論理和を演算する回路であって、PTTスイッチ22からのPTT信号を反転入力で供給され、外部機器31からの外部PTT信号を反転入力で供給され、VOX回路13からの送信指示信号を供給され、PTT信号の反転値、外部PTT信号の反転値および送信指示信号の値の論理和を演算し、演算結果の値の制御信号を出力する回路である。
【0037】
なお、送受信切替スイッチ2および論理和回路19は、受信状態でVOX回路13により音声が検出された場合に受信状態から送信状態に切り替える送受信切替手段として機能する。
【0038】
さらに、マイクロホン21は、マイクロホン端子9に接続され、ユーザの音声を集音し、その音声を電気信号に変換した音声信号を出力する装置である。
【0039】
さらに、PTTスイッチ22は、PTT端子8に接続され、ユーザにより送話時にオンされるスイッチを含み、そのスイッチのオン/オフ状態を示すPTT信号を出力する装置である。なお、PTT信号は、PTTスイッチ22がオン状態ではローレベルとなり、オフ状態ではハイレベルとなる。
【0040】
さらに、外部機器31は、必要に応じて、外部音声入力端子10および外部PTT信号入力端子11に接続され、外部音声入力端子10に対して音声信号を供給し、内蔵のPTTスイッチ32から無線機の外部PTT信号入力端子11に外部PTT信号を供給する装置である。なお、外部PTT信号は、外部機器31に対して所定の送話操作がなされるとローレベルとなり、その以外の場合にはハイレベルとなる。すなわち、外部機器31のPTTスイッチ32がオンされると、外部PTT信号がローレベルとなり、その以外の場合にはハイレベルとなる。
【0041】
この外部機器31は、例えばパーソナルコンピュータおよび制御プログラムとして実現され、音声信号および外部PTT信号の出力に使用する各種出力ポートを備える。
【0042】
次に、上記装置の動作について説明する。
【0043】
外部機器31は、必要に応じて、外部音声入力端子10および外部PTT信号入力端子11に接続され、特に必要のない場合には、接続されていなくてもよい。
【0044】
外部機器31が接続された状態では、制御回路17は、PTTスイッチ22からのPTT信号および外部機器31からの外部PTT信号を受け取り、これらの2つのPTT信号の値および設定スイッチ18のオン/オフ状態に応じてスイッチ12を制御する。図2は、図1に示す本実施の形態に係る無線機における制御回路による制御様式を示す図である。図2に示すように、制御回路17は、設定スイッチ18の状態に拘わらず、PTTスイッチ22がオン状態である場合には、スイッチ12にマイクロホン21を選択させ、外部機器31のPTTスイッチ32がオン状態である場合には、スイッチ12に外部機器31を選択させることを基本的に優先させる。
【0045】
ただし、制御回路17は、PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオン状態である場合には、図2に示すように、設定スイッチ18の状態に拘わらず、マイクロホン21を優先させ、スイッチ12にマイクロホン21を選択させる。
【0046】
また、受信状態においては、PTT信号および外部PTT信号がハイレベルとなっており(すなわち、PTTスイッチ22と外部機器31のPTTスイッチ32が両方ともオフ状態であり)、VOX回路13からの送信指示信号がローレベルとなっているため、論理和回路19は、ローレベルの制御信号を送受信切替スイッチ2に供給して受信回路(高周波増幅回路3、周波数変換回路4、復調回路5および低周波増幅器6)を選択させている。そして、受信状態において、PTTスイッチ22または外部機器31のPTTスイッチ32がオン状態とされると、PTT信号または外部PTT信号の値がローレベルとなる。このため、論理和回路19は、ハイレベルの制御信号を送受信切替スイッチ2に供給し、送受信切替スイッチ2を切替動作させ、アンテナ1を送信回路(低周波増幅器14、変調回路15および電力増幅回路16)に接続させる。
【0047】
これにより、PTTスイッチ22をオン状態とすることで、マイクロホン21を使用した送話(すなわち、音声信号の送信)が可能となり、外部機器31のPTTスイッチ32をオン状態とすることで、外部機器31を使用した送話が可能となる。
【0048】
送信状態においては、マイクロホン21または外部機器31から入力される音声信号がスイッチ12およびVOX回路13を介して低周波増幅回路14に供給される。低周波増幅回路14は、その音声信号を増幅し、増幅後の音声信号を変調回路15に供給する。変調回路15は、所定の変調方式に基づき、その音声信号で搬送波を変調し、変調信号を生成する。電力増幅回路16は、その変調信号を電力増幅する。そして、電力増幅された変調信号は、送受信切替スイッチ2を介してアンテナ1に印加され、電波として放射される。以下、送信状態においては、このようにして音声信号の送信が行われる。
【0049】
一方、受信状態においては、アンテナ1により感受された高周波の変調信号が送受信切替スイッチ2を介して高周波増幅回路3に供給される。高周波増幅回路3は、その高周波の変調信号を増幅し、増幅後の変調信号を周波数変換回路4に供給する。周波数変換回路4は、その変調信号を中間周波数の信号へ変換し、変換後の信号を復調回路5に供給する。復調回路5は、その信号を所定の復調方式で復調し、音声信号を抽出する。そして、低周波増幅回路6は、その音声信号を増幅し、増幅後の音声信号をスピーカ7に出力し、スピーカ7は、その音声信号に対応する音波を発する。以下、受信状態においては、このようにして音声信号の受信が行われる。
【0050】
なお、外部機器31が外部PTT信号入力端子11に接続されていない場合には、外部PTT信号に相当する外部PTT信号入力端子11の電位は、常にハイレベルとなり、外部機器31のPTTスイッチ32がオフ状態であるときに同一になる。また、PTTスイッチ22がPTT端子8に接続されていない場合には、PTT信号に相当するPTT端子8の電位は、常にハイレベルとなり、PTTスイッチ22がオフ状態であるときに同一になる。
【0051】
次に、本実施の形態に係る無線機のVOX機能について説明する。
【0052】
まず、ユーザは、予め設定スイッチ18を操作し、マイクロホン21からの音声入力および外部機器31からの音声入力のいずれに対してVOX機能を使用するかを設定する。
【0053】
設定スイッチ18がオフ状態に予め設定されているとすると、マイクロホン21からの音声入力に対してVOX機能を使用することが優先され、設定スイッチ18がオン状態に予め設定されているとすると、外部機器31からの音声入力に対してVOX機能を使用することが優先される。
【0054】
このように設定スイッチ18の状態が設定される。
【0055】
そして、PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオフ状態である場合、この無線機は受信状態にある。受信状態において、設定スイッチ18がオフ状態にある場合には、図2に示すように、制御回路17による制御に従ってスイッチ12によりマイクロホン21が選択され、マイクロホン21とVOX回路13とが電気的に接続された状態となっている。
【0056】
したがって、受信状態において、ユーザがマイクロホン21に向かって話すと、そのユーザの音声信号がマイクロホン21からマイクロホン端子9およびスイッチ12を介してVOX回路13に到達する。
【0057】
VOX回路13は、その音声信号を検出すると、ハイレベルの送信指示信号を論理和回路19に供給する。論理和回路19は、ハイレベルの送信指示信号を供給された場合、送受信切替スイッチ2を切替動作させ、受信回路(高周波増幅回路3、周波数変換回路4、復調回路5および低周波増幅器6)に接続されていたアンテナ1を送信回路(低周波増幅器14、変調回路15および電力増幅回路16)に接続させる。
【0058】
これにより、設定スイッチ18がオフ状態に設定されていると、VOX回路13による音声検出に応じて、この実施の形態に係る無線機の状態が送信状態に切り替わり、マイクロホン21を使用した送話が可能となる。
【0059】
ただし、VOX機能によりマイクロホン21を使用した送話が可能な場合でも、外部機器31のPTTスイッチ32がオンされると、制御回路17は、スイッチ12を制御して、VOX回路13に外部機器31を選択させる。これにより、外部機器31からの音声信号が送信される。すなわち、スイッチ12の制御に関しては、設定スイッチ18の設定状態より外部機器31のPTTスイッチ32のオン状態が優先される。
【0060】
一方、受信状態において、設定スイッチ18がオン状態にある場合には、図2に示すように、制御回路17による制御に従ってスイッチ12により外部機器31が選択され、外部機器31とVOX回路13とが電気的に接続された状態となっている。
【0061】
したがって、受信状態において、外部機器31から出力された音声信号が、外部音声入力端子10およびスイッチ12を介してVOX回路13に到達する。
【0062】
VOX回路13は、その音声信号を検出すると、ハイレベルの送信指示信号を論理和回路19に供給する。論理和回路19は、ハイレベルの送信指示信号を供給された場合、送受信切替スイッチ2を切替動作させ、受信回路(高周波増幅回路3、周波数変換回路4、復調回路5および低周波増幅器6)に接続されていたアンテナ1を送信回路(低周波増幅器14、変調回路15および電力増幅回路16)に接続させる。
【0063】
これにより、設定スイッチ18がオン状態に設定されていると、VOX回路13による音声検出に応じて、この実施の形態に係る無線機の状態が送信状態に切り替わり、外部機器31を使用した送話が可能となる。
【0064】
ただし、VOX機能により外部機器31を使用した送話が可能な場合でも、PTTスイッチ22がオンされると、制御回路17は、スイッチ12を制御して、VOX回路13にマイクロホン21を選択させる。これにより、マイクロホン21からの音声信号が送信される。すなわち、スイッチ12の制御に関しては、設定スイッチ18の設定状態よりPTTスイッチ22のオン状態が優先される。
【0065】
そして、VOX回路13は、例えば所定の時間、送話の音声信号が供給されないと、送信指示信号をローレベルに変化させる。したがって、そのときにPTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32がオフ状態であれば、論理和回路19および送受信切替スイッチ2により、無線機の状態が送信状態から受信状態へ変更される。
【0066】
以上のように、上記実施の形態に係る無線機は、送話音声を検出するVOX回路13と、受信状態でVOX回路13により音声が検出された場合に受信状態から送信状態に切り替える論理和回路19および送受信切替スイッチ2と、2系統の音声入力のいずれか一方をVOX回路13に接続するスイッチ12と、受信状態でのスイッチ12の接続状態を設定する設定スイッチ18と、設定スイッチ18による設定に従ってスイッチ12を制御する制御回路17とを備える。
【0067】
これにより、2系統の音声入力のいずれでもVOX機能を使用することができる。
【0068】
また、上記実施の形態によれば、外部機器31を接続可能であってその外部機器31からの音声信号を入力される外部音声入力端子10が設けられ、スイッチ12が、2系統の音声入力としてマイクロホン21およびその外部機器31のいずれか一方をVOX回路13に接続する。
【0069】
これにより、オプションとして接続可能な外部機器31からの音声入力でもVOX機能を実現することができる。
【0070】
さらに、上記実施の形態によれば、制御回路17が、2系統の音声入力にそれぞれ対応して2つのPTTスイッチ22,32から供給される信号がオフ状態である場合には、設定スイッチ18による設定のみに従ってスイッチ12を制御する。
【0071】
これにより、受信状態でVOX機能が使用される音声入力が正確に選択される。
【0072】
さらに、上記実施の形態によれば、制御回路17が、設定スイッチ18による設定より、PTTスイッチ22,32のオン/オフ状態を優先してスイッチ12を制御する。
【0073】
これにより、受信状態でVOX機能が使用される音声入力ではない音声入力でも、PTTスイッチ22または外部機器31のPTTスイッチ32を使用することで、送話が可能となる。
【0074】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0075】
例えば、上述の実施の形態では、制御回路17は、PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオン状態である場合には、外部機器31を優先させ、設定スイッチ18の状態に拘わらず、スイッチ12に外部機器31を選択させるようにしてもよい。あるいは、PTTスイッチ22および外部機器31のPTTスイッチ32の両方がオン状態である場合には、設定スイッチ18の状態に応じて、制御回路17が、スイッチ12にマイクロホン21および外部機器31のいずれかを選択させるようにしてもよい。
【0076】
また、上述の実施の形態では、設定スイッチ18がオフ状態とされると、マイクロホン21からの音声入力に対してVOX機能が使用され、設定スイッチ18がオン状態とされると、外部機器31からの音声入力に対してVOX機能が使用されるが、設定スイッチ18がオン状態とされると、マイクロホン21からの音声入力に対してVOX機能が使用され、設定スイッチ18がオフ状態とされると、外部機器31からの音声入力に対してVOX機能が使用されるようにしてもよい。その場合、制御回路17の制御様式を変更すれば実現可能である。
【0077】
さらに、上述の実施の形態では、PTTスイッチ22をオン状態としたときにPTT信号がローレベルになるようにしているが、PTTスイッチ22をオン状態としたときにPTT信号がハイレベルになるようにしてもよい。その場合には、制御回路17の制御様式を変更し、PTT信号に対する論理和回路19の反転入力を非反転入力(通常の入力)とすればよい。
【0078】
同様に、上述の実施の形態では、外部機器31のPTTスイッチ32をオン状態としたときに外部PTT信号がローレベルになるようにしているが、外部機器31のPTTスイッチ32をオン状態としたときに外部PTT信号がハイレベルになるようにしてもよい。その場合には、制御回路17の制御様式を変更し、外部PTT信号に対する論理和回路19の反転入力を非反転入力(通常の入力)とすればよい。
【0079】
さらに、外部機器31のPTTスイッチ32は、PTTスイッチ22と同様にユーザに直接操作されるスイッチとしてもよいし、外部機器31に対する操作や外部機器31の状態に応じてオン/オフされるスイッチとしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、2系統の音声入力のいずれでもVOX機能を使用することができる無線機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る無線機の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示す実施の形態に係る無線機における制御回路による制御様式を示す図である。
【図3】図3は、VOX機能と外部音声入力端子および外部PTT信号入力端子とを備えた従来の無線機の構成例を示すブロック図である。
【図4】図4は、図3に示す従来の無線機における制御回路による制御様式を示す図である。
【符号の説明】
2 送受信切替スイッチ(送受信切替手段)
10 外部音声入力端子
12 スイッチ(切替手段)
13 VOX回路(音声検出手段)
17 制御回路(制御手段)
18 設定スイッチ(設定手段)
19 論理和回路(送受信切替手段)
22,32 PTTスイッチ

Claims (5)

  1. 送話音声を検出する音声検出手段と、
    受信状態で上記音声検出手段により音声が検出された場合に受信状態から送信状態に切り替える送受信切替手段と、
    2系統の音声入力のいずれか一方を上記音声検出手段に接続する切替手段と、
    受信状態での上記切替手段の接続状態を設定する設定手段と、
    上記設定手段による設定に従って上記切替手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする無線機。
  2. 外部機器を接続可能であってその外部機器からの音声信号を入力される外部音声入力端子を備え、
    前記切替手段は、前記2系統の音声入力としてマイクロホンおよびその外部機器のいずれか一方を前記音声検出手段に接続すること、
    を特徴とする請求項1記載の無線機。
  3. 前記制御手段は、前記設定手段による設定に加えて、前記2系統の音声入力にそれぞれ対応して2つのPTTスイッチから供給される信号に従って前記切替手段を制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線機。
  4. 前記制御手段は、前記2系統の音声入力にそれぞれ対応して前記2つのPTTスイッチから供給される信号がオフ状態である場合には、前記設定手段による設定のみに従って前記切替手段を制御することを特徴とする請求項3記載の無線機。
  5. 前記制御手段は、前記設定手段による設定より前記2つのPTTスイッチから供給される信号のオン/オフ状態を優先して前記切替手段を制御することを特徴とする請求項3記載の無線機。
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