JP2004104166A - デュアル機能移動電話装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2G網に比べてサービスエリアの狭い3G網で、利用者にとって使い勝手のよいデュアル機能移動電話装置を提供する。
【解決手段】2Gプロトコルおよび3Gプロトコルでの通信を行うことが可能であるデュアル機能移動電話装置において、3Gプロトコルでの発信や着信をした際に、通話相手の電話番号を記憶メモリ6に記憶しておく。通話の切断時にこの切断原因を判断し、これが自端末が2Gのサービスエリアに移動したためであると判断した際に、記憶した通話相手の電話番号をディスプレイ7に表示することで、よりサービスエリアの広い2Gプロトコルでの発信操作を容易に行うことができ、引き続き通話を行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】2Gプロトコルおよび3Gプロトコルでの通信を行うことが可能であるデュアル機能移動電話装置において、3Gプロトコルでの発信や着信をした際に、通話相手の電話番号を記憶メモリ6に記憶しておく。通話の切断時にこの切断原因を判断し、これが自端末が2Gのサービスエリアに移動したためであると判断した際に、記憶した通話相手の電話番号をディスプレイ7に表示することで、よりサービスエリアの広い2Gプロトコルでの発信操作を容易に行うことができ、引き続き通話を行うことができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局と2以上の異なる通信技術規格、例えば第2世代通信技術規格と第3世代通信技術規格での通信を可能とするデュアル機能移動電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体通信機が基地局に対して無線圏外に移動したことで通信不可能となる不具合を解消するために、以下の従来技術1、2がある。
【0003】
従来技術1では、無線子機を用いて移動通話中に基地局からの電波が受信できずに使用不可となった場合に直ちに通話が切断される不具合を回避するために、通話中の無線子機と基地局の電波強度が所定値以下となり、かつ、このとき他の基地局からの電波が検出されない場合には圏外に近い旨の情報をその無線子機の利用者に通知するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
従来技術2では、移動電話機からメッセージを送信したが送信相手が通信圏外であったり、通話中であったり、自機が通信圏外にあったりして送信未完了の場合にメッセージの再送を行うオートリダイヤルが記載されている。特に、オートリダイヤルを単に所定期間間隔で行う場合には、送信未完了の状態で再送を繰り返すと、リダイヤル回数が上限に近づき、オートリダイヤル機能の存在意義が失われる不具合があるので、係る不具合を回避するために、送信未完了から所定時間の経過後であって、かつ、自機が通信圏内に入り次第、メッセージの再送を試みるものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
一方、近年、基地局と異なる2以上の通信技術規格、例えば第2世代通信技術規格(以下、「2Gプロトコル」と略記する)と第2世代通信技術規格にはない優れた機能を有する第3世代通信技術規格(以下、「3Gプロトコル」と略記する)での通信が可能なデュアル機能移動電話装置(以下、デュアル移動機)が開発されている。
【0006】
3Gプロトコルは、2Gプロトコルの普及後に決定された新規な通信技術規格であり、2Gプロトコルが普及率が高いことによりその適用範囲(以下、「サービスエリア」という場合がある)が広いのに較べて、3Gプロトコルは2Gプロトコルに較べて新規で普及率が低いために適用範囲が狭く、サービスエリアが特定範囲、例えば都市部等に限定されることとなる。
【0007】
デュアル移動機は、2Gプロトコルと3Gプロトコルの両方のサービスエリアでの通信が可能であり、例えば、3Gプロトコルのサービスエリア圏内では高機能を備えた3Gプロトコルでの通信、通話を行い、3Gプロトコルのサービスエリア圏外では、2Gプロトコルでの通信、通話を可能とするもので、サービスエリアの狭い3Gプロトコルを比較的サービスエリアの広い2Gプロトコルで補完する形で利用できる。
【0008】
上記利用形態が可能なデュアル移動機では、3Gプロトコルでの通話中にそのサービスエリア圏外に移動した場合には、従来技術1と同様に急に通話が切断され、また、その場合2Gプロトコルでの再ダイヤルが必要である。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−248077号公報(第3頁)
【特許文献2】
特開2000−341760号公報(第2−3頁)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デュアル移動機での3Gプロトコルでの通話から2Gプロトコルでの再接続を実行する場合には、上記従来技術1、2を単に適用することはできない。すなわち、従来技術1、2は共に自機がサービスエリア圏内にある場合の手段であのに対して、デュアル移動機では3Gプロトコルサービスエリア圏内から圏外(2Gプロトコルサービスエリア)に移動した条件下で積極的に再接続を行うものであり、その使用条件が全く異なるためである。すなわち、デュアル移動機では、従来技術1、2にはない2Gプロトコルサービスエリアでの通信を考慮する必要がある。
【0011】
本発明は、前記の問題点を解消するためになされたものであり、3Gプロトコルでの通話が切断されたときに2Gプロトコルでの再発信を容易に行うことができるデュアル移動機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、デュアル機能移動電話装置には、第1の通信技術規格での通信を行う第1の通信手段と、第1の通信技術規格にはない優れた機能を有するものの、第1の通信手段よりもサービスエリアの狭い第2の通信技術規格での通信を行う第2の通信手段と、を設け、第1の通信手段よりもサービスエリアの狭い第2の通信手段での通信時には、その通信相手の電話番号を記憶手段に記憶しておく。
【0013】
そして、その第2の通信手段を用いた通信が切断した場合には、判定手段にてその切断原因がデュアル機能移動電話装置が第2の通信技術規格の第2のサービスエリア外(第1のサービスエリア)に移動したためであるか否かを判定する。
【0014】
その判定結果が、デュアル機能移動電話装置が第2のサービスエリア外に移動したためである場合には、発信指示部が第1の通信手段に対して記憶手段に記録した電話番号に発信指示を行う。
【0015】
係る構成により、デュアル機能移動電話装置が第2の通信技術規格のサービスエリア外に移動したため通信が切断された場合には、第2の通信技術規格のサービスエリアよりも広いサービスエリアを有する第1の通信技術規格の通信を行う第1の通信手段での発信に速やかに移行できる。
【0016】
また、判定結果がデュアル機能移動電話装置が第2のサービスエリア外に移動したためである場合には、電話番号を表示手段に表示することで、通信相手を容易に把握できる。
【0017】
さらに、表示手段に、通信相手の名前も前記電話番号と同時に表示することで、発信する相手が分かりより使い勝手をよくすることができる。
【0018】
また、発信指示部を、ユーザが操作する、電話番号のダイヤルを代替する短縮ダイヤル部で形成することで、ユーザは短縮ダイヤル部を単に押したり触れたりする等の操作で、簡単に広いサービスエリアを有する第1の通信手段での発信に速やかに移行できる。
【0019】
また、発信指示部を、自動的に第1の通信手段に対して発信指示を行う制御部で形成することで、ユーザは自動的に広いサービスエリアを有する第1の通信手段での発信に移行できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデュアル移動機の構成を示すブロック図である。
【0021】
デュアル移動機は、装置内の各部を制御するCPU1と、3Gプロトコル用無線処理部2と、3Gプロトコル用アンテナ3と、2Gプロトコル用無線処理部4と、2Gプロトコル用アンテナ5と、記憶メモリ6、とディスプレイ7と、マイク8と、スピーカー9と、操作ボタン10と、を有している。
【0022】
記憶メモリ6は、氏名とその電話番号等を対応づけて管理する図示しない電子電話帳をCPU1の管理(書込み、変更、消去等)の下で、検索可能に設けている。
【0023】
図2は、図1のデュアル移動機が3Gプロトコルから2Gプロトコルでの通信に移行する遷移状態を示すフローチャートである。
【0024】
デュアル移動機は、電源をONした後、待ち受け状態となり(ステップSt1)、3Gプロトコル用アンテナ3が、図示しない基地局から3Gプロトコルでの着信を受けた場合、着信状態となる(ステップSt2)。
【0025】
この着信状態となった場合、3Gプロトコル用無線処理部2とCPU1の処理下で、呼設定情報に載せられた通話相手の電話番号をCPU1の制御の下で移動機内部の記憶メモリ6に記憶し(ステップSt3)、マイク8やスピーカー9を用いた通話中状態へと遷移する(ステップSt6)。
【0026】
一方、前記ステップSt1の状態からCPU1と3Gプロトコル用無線処理部2の処理の下で3Gプロトコル用アンテナ3を用いて3Gプロトコルでの発信を行った場合(ステップSt4)は、ステップSt5で呼設定情報に載せられた通話相手の電話番号をCPU1の制御の下でメモリ6に記憶し、ステップSt6の通話中状態へと遷移する。
【0027】
デュアル移動機は、ステップSt6の通話中状態から通話(通信)が切断されると(ステップSt7)、通話(通信)が切断した原因をCPU1が判定する(ステップSt8)。該判定方法は、切断時の電界強度が一定の閾値以下の場合、サービスエリア外による切断であると判断する。
【0028】
ステップSt8でデュアル移動機が3Gサービスエリア外に移動したためと判定された場合には、ステップSt9に遷移し、CPU1がステップSt3又はステップSt5にて記憶した通話相手の電話番号をデュアル移動機のディスプレイ7に表示し、ステップSt1へもどり待ち受け状態となる。これにより、再接続するための通話相手の電話番号を利用者に提示できる。
【0029】
また、ステップSt9では、図示しない電子電話帳にステップSt3又はステップSt5にて記憶した通話相手の名前、電話番号等の前記特定情報が既に登録されている場合は、その通話相手の名前も合わせてデュアル移動機のディスプレイ7に表示することで、発信する相手が分かり、より使い勝手がよくなる。
【0030】
ステップSt9でディスプレイ7に発信する相手の電話番号、又は、電話番号と名前を表示した状態で、操作ボタン10を押すこと(短縮ダイヤル操作)で、ディスプレイ7に表示された相手に2Gプロトコルでの発信の指示が行われる。
【0031】
前記操作ボタン10の操作により、CPU1は2Gプロトコル用無線処理部4にディスプレイ7に表示された相手への発信指示を行い、2Gプロトコル用アンテナ5を介して、通話(通信)が切断してしまった相手に2Gプロトコルでの発信を実行する(ステップSt10)。
【0032】
ステップSt10により、通話切断原因が3Gサービスエリア外に移動した場合には、自動的に2Gプロトコルでの発信指示が表示されるので、利用者は通話切断原因を考えることなく単に操作ボタン10の操作指示で発信を実行でき、簡単に再接続ができる。
【0033】
一方、ステップSt8にてステップSt7での通話切断原因が、デュアル移動機が3Gサービスエリア圏外に移動したこと以外での切断であると判定された場合には、ステップ1へ遷移し待ち受け状態となる。
【0034】
以上により、2Gプロトコルおよび3Gプロトコルでの通信を行うことが可能であるデュアル機能移動電話装置において、3Gプロトコルでの発信や着信をした際に、通話相手の電話番号を記憶し、通話の切断時にこの切断原因を判断し、これが自端末が3Gのサービスエリア外に移動したためであると判断した際に、記憶しておいた通話相手の電話番号を通話終了後にディスプレイ表示することで、よりサービスエリアの広い2Gプロトコルでの発信操作を容易に行うことができ、引き続き通話を行うことができる。
【0035】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんである。
例えば、異なる2以上の通信技術規格として、第2世代通信技術規格(2Gプロトコル)と第3世代通信技術規格(3Gプロトコル)を例に説明したがそれに限定するものではなく、その他の通信技術規格でもよい。
【0036】
また、上記実施の形態では、通話切断原因が3Gサービスエリア外に移動した場合には、2Gプロトコルでの発信操作を操作ボタン10の操作で可能としたが、自動的に再ダイヤルしたり、ディスプレイ7に表示された電話番号等を参照して利用者自身がダイヤルする形態としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、第1の通信技術規格と第2の通信技術規格での通信を行うことが可能なデュアル機能移動電話装置において、サービスエリアは第1の通信技術規格の第1のサービスエリアよりは狭いものの、第1の通信技術規格にはない優れた機能を有する第2の通信手段での通信時に、デュアル機能移動電話装置が第2のサービスエリア外(第1のサービスエリア)に移動することで通信が切断されても、第1の通信技術規格により簡単、速やかに同一の相手に再度、接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデュアル機能移動電話装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデュアル機能移動電話装置の要部動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 3Gプロトコル用無線処理部
3 3Gプロトコル用アンテナ
4 2Gプロトコル用無線処理部
5 2Gプロトコル用アンテナ
6 記憶メモリ
7 ディスプレイ
8 マイク
9 スピーカー
10 操作ボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局と2以上の異なる通信技術規格、例えば第2世代通信技術規格と第3世代通信技術規格での通信を可能とするデュアル機能移動電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体通信機が基地局に対して無線圏外に移動したことで通信不可能となる不具合を解消するために、以下の従来技術1、2がある。
【0003】
従来技術1では、無線子機を用いて移動通話中に基地局からの電波が受信できずに使用不可となった場合に直ちに通話が切断される不具合を回避するために、通話中の無線子機と基地局の電波強度が所定値以下となり、かつ、このとき他の基地局からの電波が検出されない場合には圏外に近い旨の情報をその無線子機の利用者に通知するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
従来技術2では、移動電話機からメッセージを送信したが送信相手が通信圏外であったり、通話中であったり、自機が通信圏外にあったりして送信未完了の場合にメッセージの再送を行うオートリダイヤルが記載されている。特に、オートリダイヤルを単に所定期間間隔で行う場合には、送信未完了の状態で再送を繰り返すと、リダイヤル回数が上限に近づき、オートリダイヤル機能の存在意義が失われる不具合があるので、係る不具合を回避するために、送信未完了から所定時間の経過後であって、かつ、自機が通信圏内に入り次第、メッセージの再送を試みるものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
一方、近年、基地局と異なる2以上の通信技術規格、例えば第2世代通信技術規格(以下、「2Gプロトコル」と略記する)と第2世代通信技術規格にはない優れた機能を有する第3世代通信技術規格(以下、「3Gプロトコル」と略記する)での通信が可能なデュアル機能移動電話装置(以下、デュアル移動機)が開発されている。
【0006】
3Gプロトコルは、2Gプロトコルの普及後に決定された新規な通信技術規格であり、2Gプロトコルが普及率が高いことによりその適用範囲(以下、「サービスエリア」という場合がある)が広いのに較べて、3Gプロトコルは2Gプロトコルに較べて新規で普及率が低いために適用範囲が狭く、サービスエリアが特定範囲、例えば都市部等に限定されることとなる。
【0007】
デュアル移動機は、2Gプロトコルと3Gプロトコルの両方のサービスエリアでの通信が可能であり、例えば、3Gプロトコルのサービスエリア圏内では高機能を備えた3Gプロトコルでの通信、通話を行い、3Gプロトコルのサービスエリア圏外では、2Gプロトコルでの通信、通話を可能とするもので、サービスエリアの狭い3Gプロトコルを比較的サービスエリアの広い2Gプロトコルで補完する形で利用できる。
【0008】
上記利用形態が可能なデュアル移動機では、3Gプロトコルでの通話中にそのサービスエリア圏外に移動した場合には、従来技術1と同様に急に通話が切断され、また、その場合2Gプロトコルでの再ダイヤルが必要である。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−248077号公報(第3頁)
【特許文献2】
特開2000−341760号公報(第2−3頁)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デュアル移動機での3Gプロトコルでの通話から2Gプロトコルでの再接続を実行する場合には、上記従来技術1、2を単に適用することはできない。すなわち、従来技術1、2は共に自機がサービスエリア圏内にある場合の手段であのに対して、デュアル移動機では3Gプロトコルサービスエリア圏内から圏外(2Gプロトコルサービスエリア)に移動した条件下で積極的に再接続を行うものであり、その使用条件が全く異なるためである。すなわち、デュアル移動機では、従来技術1、2にはない2Gプロトコルサービスエリアでの通信を考慮する必要がある。
【0011】
本発明は、前記の問題点を解消するためになされたものであり、3Gプロトコルでの通話が切断されたときに2Gプロトコルでの再発信を容易に行うことができるデュアル移動機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、デュアル機能移動電話装置には、第1の通信技術規格での通信を行う第1の通信手段と、第1の通信技術規格にはない優れた機能を有するものの、第1の通信手段よりもサービスエリアの狭い第2の通信技術規格での通信を行う第2の通信手段と、を設け、第1の通信手段よりもサービスエリアの狭い第2の通信手段での通信時には、その通信相手の電話番号を記憶手段に記憶しておく。
【0013】
そして、その第2の通信手段を用いた通信が切断した場合には、判定手段にてその切断原因がデュアル機能移動電話装置が第2の通信技術規格の第2のサービスエリア外(第1のサービスエリア)に移動したためであるか否かを判定する。
【0014】
その判定結果が、デュアル機能移動電話装置が第2のサービスエリア外に移動したためである場合には、発信指示部が第1の通信手段に対して記憶手段に記録した電話番号に発信指示を行う。
【0015】
係る構成により、デュアル機能移動電話装置が第2の通信技術規格のサービスエリア外に移動したため通信が切断された場合には、第2の通信技術規格のサービスエリアよりも広いサービスエリアを有する第1の通信技術規格の通信を行う第1の通信手段での発信に速やかに移行できる。
【0016】
また、判定結果がデュアル機能移動電話装置が第2のサービスエリア外に移動したためである場合には、電話番号を表示手段に表示することで、通信相手を容易に把握できる。
【0017】
さらに、表示手段に、通信相手の名前も前記電話番号と同時に表示することで、発信する相手が分かりより使い勝手をよくすることができる。
【0018】
また、発信指示部を、ユーザが操作する、電話番号のダイヤルを代替する短縮ダイヤル部で形成することで、ユーザは短縮ダイヤル部を単に押したり触れたりする等の操作で、簡単に広いサービスエリアを有する第1の通信手段での発信に速やかに移行できる。
【0019】
また、発信指示部を、自動的に第1の通信手段に対して発信指示を行う制御部で形成することで、ユーザは自動的に広いサービスエリアを有する第1の通信手段での発信に移行できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデュアル移動機の構成を示すブロック図である。
【0021】
デュアル移動機は、装置内の各部を制御するCPU1と、3Gプロトコル用無線処理部2と、3Gプロトコル用アンテナ3と、2Gプロトコル用無線処理部4と、2Gプロトコル用アンテナ5と、記憶メモリ6、とディスプレイ7と、マイク8と、スピーカー9と、操作ボタン10と、を有している。
【0022】
記憶メモリ6は、氏名とその電話番号等を対応づけて管理する図示しない電子電話帳をCPU1の管理(書込み、変更、消去等)の下で、検索可能に設けている。
【0023】
図2は、図1のデュアル移動機が3Gプロトコルから2Gプロトコルでの通信に移行する遷移状態を示すフローチャートである。
【0024】
デュアル移動機は、電源をONした後、待ち受け状態となり(ステップSt1)、3Gプロトコル用アンテナ3が、図示しない基地局から3Gプロトコルでの着信を受けた場合、着信状態となる(ステップSt2)。
【0025】
この着信状態となった場合、3Gプロトコル用無線処理部2とCPU1の処理下で、呼設定情報に載せられた通話相手の電話番号をCPU1の制御の下で移動機内部の記憶メモリ6に記憶し(ステップSt3)、マイク8やスピーカー9を用いた通話中状態へと遷移する(ステップSt6)。
【0026】
一方、前記ステップSt1の状態からCPU1と3Gプロトコル用無線処理部2の処理の下で3Gプロトコル用アンテナ3を用いて3Gプロトコルでの発信を行った場合(ステップSt4)は、ステップSt5で呼設定情報に載せられた通話相手の電話番号をCPU1の制御の下でメモリ6に記憶し、ステップSt6の通話中状態へと遷移する。
【0027】
デュアル移動機は、ステップSt6の通話中状態から通話(通信)が切断されると(ステップSt7)、通話(通信)が切断した原因をCPU1が判定する(ステップSt8)。該判定方法は、切断時の電界強度が一定の閾値以下の場合、サービスエリア外による切断であると判断する。
【0028】
ステップSt8でデュアル移動機が3Gサービスエリア外に移動したためと判定された場合には、ステップSt9に遷移し、CPU1がステップSt3又はステップSt5にて記憶した通話相手の電話番号をデュアル移動機のディスプレイ7に表示し、ステップSt1へもどり待ち受け状態となる。これにより、再接続するための通話相手の電話番号を利用者に提示できる。
【0029】
また、ステップSt9では、図示しない電子電話帳にステップSt3又はステップSt5にて記憶した通話相手の名前、電話番号等の前記特定情報が既に登録されている場合は、その通話相手の名前も合わせてデュアル移動機のディスプレイ7に表示することで、発信する相手が分かり、より使い勝手がよくなる。
【0030】
ステップSt9でディスプレイ7に発信する相手の電話番号、又は、電話番号と名前を表示した状態で、操作ボタン10を押すこと(短縮ダイヤル操作)で、ディスプレイ7に表示された相手に2Gプロトコルでの発信の指示が行われる。
【0031】
前記操作ボタン10の操作により、CPU1は2Gプロトコル用無線処理部4にディスプレイ7に表示された相手への発信指示を行い、2Gプロトコル用アンテナ5を介して、通話(通信)が切断してしまった相手に2Gプロトコルでの発信を実行する(ステップSt10)。
【0032】
ステップSt10により、通話切断原因が3Gサービスエリア外に移動した場合には、自動的に2Gプロトコルでの発信指示が表示されるので、利用者は通話切断原因を考えることなく単に操作ボタン10の操作指示で発信を実行でき、簡単に再接続ができる。
【0033】
一方、ステップSt8にてステップSt7での通話切断原因が、デュアル移動機が3Gサービスエリア圏外に移動したこと以外での切断であると判定された場合には、ステップ1へ遷移し待ち受け状態となる。
【0034】
以上により、2Gプロトコルおよび3Gプロトコルでの通信を行うことが可能であるデュアル機能移動電話装置において、3Gプロトコルでの発信や着信をした際に、通話相手の電話番号を記憶し、通話の切断時にこの切断原因を判断し、これが自端末が3Gのサービスエリア外に移動したためであると判断した際に、記憶しておいた通話相手の電話番号を通話終了後にディスプレイ表示することで、よりサービスエリアの広い2Gプロトコルでの発信操作を容易に行うことができ、引き続き通話を行うことができる。
【0035】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんである。
例えば、異なる2以上の通信技術規格として、第2世代通信技術規格(2Gプロトコル)と第3世代通信技術規格(3Gプロトコル)を例に説明したがそれに限定するものではなく、その他の通信技術規格でもよい。
【0036】
また、上記実施の形態では、通話切断原因が3Gサービスエリア外に移動した場合には、2Gプロトコルでの発信操作を操作ボタン10の操作で可能としたが、自動的に再ダイヤルしたり、ディスプレイ7に表示された電話番号等を参照して利用者自身がダイヤルする形態としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、第1の通信技術規格と第2の通信技術規格での通信を行うことが可能なデュアル機能移動電話装置において、サービスエリアは第1の通信技術規格の第1のサービスエリアよりは狭いものの、第1の通信技術規格にはない優れた機能を有する第2の通信手段での通信時に、デュアル機能移動電話装置が第2のサービスエリア外(第1のサービスエリア)に移動することで通信が切断されても、第1の通信技術規格により簡単、速やかに同一の相手に再度、接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデュアル機能移動電話装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデュアル機能移動電話装置の要部動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 3Gプロトコル用無線処理部
3 3Gプロトコル用アンテナ
4 2Gプロトコル用無線処理部
5 2Gプロトコル用アンテナ
6 記憶メモリ
7 ディスプレイ
8 マイク
9 スピーカー
10 操作ボタン
Claims (5)
- 第1の通信技術規格と第2の通信技術規格での通信を行うことが可能なデュアル機能移動電話装置において、
前記第1の通信技術規格での通信を行う第1の通信手段と、
前記第2の通信技術規格での通信を行う第2の通信手段と、
前記第2の通信手段での通信に伴って、該通信相手の電話番号を記憶する記憶手段と、
前記第2の通信手段を用いた通信の切断原因が、前記デュアル機能移動電話装置が該第2の通信技術規格の第2のサービスエリア外に移動したためであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定結果が、前記デュアル機能移動電話装置が前記第2のサービスエリア外に移動したためである場合には、前記第1の通信手段に対して前記記憶手段に記録した前記電話番号に発信指示を行う発信指示部と、を備えたことを特徴とするデュアル機能移動電話装置。 - 前記判定結果が、前記デュアル機能移動電話装置が前記第2のサービスエリア外に移動したためである場合には、前記電話番号を表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載のデュアル機能移動電話装置。
- 前記表示手段は、前記通信相手の名前も前記電話番号と同時に表示することを特徴とする請求項2に記載のデュアル機能移動電話装置。
- 前記発信指示部は、ユーザが操作する、前記電話番号のダイヤルを代替する短縮ダイヤル部であることを特徴とする請求項1乃至3に記載のデュアル機能移動電話装置。
- 前記発信指示部は、自動的に前記第1の通信手段に対して発信指示を行う制御部であることを特徴とする請求項1乃至4に記載のデュアル機能移動電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002259091A JP2004104166A (ja) | 2002-09-04 | 2002-09-04 | デュアル機能移動電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002259091A JP2004104166A (ja) | 2002-09-04 | 2002-09-04 | デュアル機能移動電話装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002259091A Pending JP2004104166A (ja) | 2002-09-04 | 2002-09-04 | デュアル機能移動電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004104166A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100397922C (zh) * | 2006-06-02 | 2008-06-25 | 中国移动通信集团公司 | 呼叫业务的重试连接方法 |
CN100466797C (zh) * | 2006-10-16 | 2009-03-04 | 中国移动通信集团公司 | 移动通信系统间负荷分担的方法 |
KR101017084B1 (ko) | 2008-09-19 | 2011-02-25 | 주식회사 스타칩 | 이종 네트워크를 판별할 수 있는 자동회선 연결장치 |
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2002
- 2002-09-04 JP JP2002259091A patent/JP2004104166A/ja active Pending
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