JP2004103101A - 光情報記録媒体 - Google Patents

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Kazuya Hisada
久田 和也
Eiji Ono
大野 鋭二
Kazuhide Hayashi
林 一英
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】書換型ディスクではその情報記録層の構成から、再生光の反射率が低い。一方で、再生専用型や追記型の記録媒体においては、一般に用いられる金属膜では、反射率を小さくするような条件を安定に作製することはかなり困難である。書換型と、再生専用型または追記型との再生光に対する反射光量が大きく異なると、記録媒体を再生するシステムのダイナミックレンジが大きくなってしまい、システムが複雑になってしまう。
【解決手段】再生専用型や追記型の記録媒体において、光透過層に、再生光の透過率を減衰させるような材料または構成を設けることで、情報記録層の反射率を下げなくても、実質的な反射光量を下げることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光情報記録媒体、および光情報記録媒体の製造方法に関し、特に例えば、再生専用型あるいは追記型光情報記録媒体からの再生光の反射光量を低下させ、書換型光情報記録媒体とのシステムの互換を容易にする光情報記録媒体および光情報記録媒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報記録の分野では様々な光情報記録に関する研究が進められている。この光情報記録は高密度化が可能であり、また、非接触で記録・再生が行え、それを安価に実現できる方式として幅広い用途での応用が実現されつつある。この光情報記録の媒体として光ディスクがある。この光ディスクは再生専用型、追記型、書換型に大別することができる。
【0003】
再生専用型は音楽情報を記録したコンパクト・ディスク(CD)と称されるディスクや画像情報を記録したレーザ・ディスク(LD)と称されるディスクとして、また追記型は文書ファイルや静止画ファイル等として、さらに書換型はパソコン用のデータファイル等として商品化され、世間に広く普及している。これらの光ディスクは厚さ1.2mmの透明樹脂基板に情報層を設け、それをオーバーコートによって保護した構造、あるいは1.2mmの透明樹脂基板の一方もしくは両方に情報層を設け、それら2枚を貼り合わせた構造をもっている。また、音声だけでなく映画等の動画を情報として記録するために、より大容量の光ディスクであるデジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)が開発・商品化され、既に普及しつつある。DVDでは厚さ0.6mmの樹脂基板2枚を貼り合わせた構造になっている。
【0004】
さらに近い将来には地上波デジタル放送の開始も予定されており、その記録媒体として25GB程度の容量に対するニーズが高まっている。CDやDVDとほぼ同じ大きさの光ディスクでこの容量を実現するために、記録・再生側基板の厚さを0.1mm程度まで薄くし、NAを0.85程度、レーザの波長を400nm程度にすることが提案されている。本構成のディスクにおいては情報記録層を2層、あるいはそれ以上の複数層にし、さらなる大容量化を行うことも提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0005】
【非特許文献1】
N.ヤマダ,外9名,「(Ge,Sn)Te−SbTeメモリフィルムを備えた
2層青色光ディスクの進歩(Advance of Dual−Layer Blue Optical Disk with (Ge,Sn)Te−SbTe Memory Films)」,IEEE
ISOM/ODS2002 ThC.1,2002年,p.404−406
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の情報記録層を有する記録媒体を作製した場合、書換型ディスクではその情報記録層の構成から、情報記録層が1つの場合でも再生光に対する反射率は20%程度、2つになれば、5%程度となることが予想される。一方で、再生専用型や追記型の記録媒体においては、情報層が1つの場合で再生光に対する反射率が70%以上、2つの場合でも25%以上とすることは容易である。このように、書換型と、再生専用型または追記型との再生光に対する反射率が大きく異なると、この記録媒体を再生するシステムのダイナミックレンジが大きくなってしまい、システムが複雑になってしまう。しかし、再生専用型や追記型の記録媒体の反射膜として一般に用いられる金属膜では、5%程度まで反射率を小さくするような条件を安定に作製することはかなり困難である。
【0007】
そこで本発明は、再生専用型または追記型の記録媒体において、再生光の光量を容易に書換型と同程度まで減衰させられることを可能とした光情報記録媒体を提供することを目的ないし解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の光情報記録媒体は、光透過層を介し、情報記録層の信号を再生する光情報記録媒体であって、光透過層が、光情報記録媒体を再生する光の波長に対し、光の透過を減衰させる材料または構成を含むことを特徴とする。上記本発明の光情報記録媒体によって、再生専用型や追記型のような情報記録層の反射率を低くすることが困難な場合においても、情報記録層からの反射光量を下げることができ、書換型と、再生専用型または追記型との再生光に対するシステムのダイナミックレンジを小さくすることができ、その結果システムを簡素化することができる。
【0009】
上記本発明の光情報記録媒体では、光透過層が、情報記録層の信号を再生する光の波長を吸収する色素を含むことが好ましい。これによって、容易に光透過層の透過率を下げ、情報記録層からの反射光量を小さくすることができる。
【0010】
上記本発明の光情報記録媒体では、光透過層が、無機酸化物を主成分とする微粒子を含むことが好ましい。これによって、容易に光透過層の透過率を下げ、情報記録層からの反射光量を小さくすることができる。
【0011】
上記本発明の光情報記録媒体では、光透過層が、情報記録層の信号を再生する光の波長を反射する金属膜または誘電体膜を含むことが好ましい。これによって、容易に光透過層の透過率を下げ、情報記録層からの反射光量を小さくすることができる。
【0012】
上記本発明の光情報記録媒体では、光情報記録媒体の厚みが略1.2mmであることが好ましい。これによって、従来のCDやDVDといった記録媒体と厚みが同じとなり、互換を取りやすくすることができる。
【0013】
上記課題を解決するための、本発明の第2の光情報記録媒体は、少なくとも、凹凸ピットと、凹凸ピットに成膜された誘電体膜を含み、再生専用型であることを特徴とする。これによって、情報記録層の反射率を下げ、金属膜を低反射率で成膜するよりも容易で、安定な生産を行うことができる。
【0014】
上記課題を解決するための、本発明の第3の光情報記録媒体は、少なくとも、溝と色素材料と誘電体膜を含み、追記型であることを特徴とする。これによって、情報記録層の反射率を下げ、金属膜を低反射率で成膜するよりも容易で、安定な生産を行うことができる。
【0015】
上記課題を解決するための、本発明の第4の光情報記録媒体は、光透過層を介し、情報記録層の信号を再生する、2つ以上の情報記録層を有する情報記録媒体であって、情報記録層のうち、光透過層に最も近い情報記録層が、再生する光の波長に対して30%以上の吸収率を有することを特徴とする。これによって、光透過層に最も近い情報記録層を透過する光量が下がり、実質的にこの情報記録層よりも、光透過層から離れたところにある情報記録層からの反射光量を下げることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図は特に記述のない限り、断面図で示す。また、中心に対して対称な図については、中心から片側のみを示す。
【0017】
(実施の形態1)
ここでは、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。
図1に本発明による光情報記録媒体を示した。本発明では、光情報記録媒体の再生される側の主面の表面から、情報記録層104までを光透過層101として定義している。情報記録層が複数存在する場合には、再生側主面に最も近い情報記録層までを光透過層としている。光透過層に再生光の透過率を減衰させる材料または構成103を設けることで、情報記録層からの反射光量を下げることができ、反射率の低い情報記録層を安定して作製することが困難な場合においても、容易に情報記録層からの反射光量が実質的に小さくなった記録媒体を作製することができる。
【0018】
図1では代表的に光透過層の一部に再生光の透過率を減衰させる材料または構成を設けた例を示したが、図2(a)のように光透過層の全部、図2(b)のように光透過層の表面、または図2(c)のように複数箇所設けることで、反射光量を下げることも可能である。
【0019】
図3から図4は本発明による光情報記録媒体の一例である。
図3(a)の基板202は射出成形により形成した厚さ略1.1mm、直径略120mm、中心孔203の直径略15mmのポリカーボネート基板であり、一方の主面に凹凸ピット204と、厚さ略60nmのAgを主成分とする反射膜205で構成される情報記録層A206が設けてある。さらにその上に紫外線硬化性樹脂からなる厚み略25μmの分離層210を介して、凹凸ピット207と、厚さ略22nmのAgを主成分とする反射膜208で構成される情報記録層Bが設けてある。
【0020】
光透過層201は、図3(b)に示したように、略50μmのポリカーボネート製シート状基板212を、アクリルを主成分とする厚さ略25μmの粘着材211で貼り合わせることにより形成した。本実施例ではこの貼り合わせを真空チャンバー中で行い、気泡を混入しないようにした。ここで用いた粘着材には予めシアニン系色素を混入している。記録媒体の厚みは、CDやDVDとの互換を取りやすくするため、厚みを1.2mmとしている。
【0021】
この光情報記録媒体を、波長405nmのレーザー光と、開口数0.85のレンズで再生した。色素を混入しない場合、情報記録層A206および情報記録層B209からの反射光量は、光透過層201への入射光量を100%として、それぞれ略25%ずつであった。色素を混入することにより、この波長に対する粘着材の透過率が略45%となったため、それぞれの反射光量は略5%まで下げることができた。色素を混入することによる信号品質の劣化はほとんどみられなかった。
【0022】
光透過層に色素を混入せずに情報記録層B209からの反射光量を5%程度まで下げようとすると、Agを主成分とする反射膜208の厚みを略8nmとしなければならない。しかしながら、このように非常に薄い膜をスパッタリング等の方法を用いて、情報記録層全面に渡って均一に、かつ複数枚の光情報記録媒体を安定に、作製することは非常に困難であり、安定した生産を行える反射膜の選択とその厚みの設計にわずらわしさがある。本発明のように、光透過層に再生光の透過率を下げるような材料や構成を設けることで、情報記録層全面に渡り、また複数の記録媒体を作製する場合においても、安定で容易な生産を行うことができる。
【0023】
ここではシアニン系の色素を用いたが、フタロシアニン系やアゾ系の色素でも構わないし、その他の色素でも構わない。さらには色素以外の、例えば、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化チタンなどの無機酸化物の微粒子を混入しても構わないし、色素と無機酸化物両方が混入されていても構わない。再生光の波長との組み合わせを考え、信号品質の劣化が見られないような色素を選ぶことが好ましい。本実施例では粘着材211に透過率を減衰させる材料を混入したが、シート上基板に混入しても構わない。また、シート上基板の上に図4のように透過率を減衰させる材料を含んだ表面コートをしても構わない。さらには、粘着材、シート上基板、表面コートなどすべてに含んでいても構わない。
【0024】
本実施例では、基板としてポリカーボネート、分離層として紫外線硬化性樹脂を用いたが、他の材料でも構わない。また凹凸ピット上の金属膜についても、安定した成膜が可能であれば、Al等でも構わない。
【0025】
なお、本実施例では情報信号を凹凸のピットとして記録し、反射層を設けた、いわゆる再生専用型について説明したが、案内溝と反射膜と色素等を含む情報記録層からなる追記型であってもよいことは言うまでもない。また、情報記録層からの反射光量を下げるという目的であれば、本実施例のように2つの情報記録層を有するいわゆる2層光情報記録媒体でなくても、情報記録層が1つ、もしくは3つ以上といった光情報記録媒体に応用することももちろん可能である。
さらには光透過層を有する形状であれば、本実施例のような円盤状ディスクだけでなく、光カードのようなものに対しても有効である。
【0026】
このようにして、上記実施の形態の光情報記録媒体によれば、情報記録層からの反射光量を低下させた光情報記録媒体を容易に得ることができ、再生専用型や追記型の記録媒体と、書換型記録媒体の情報記録層からの反射光量を同等にし、システムを簡素化することが可能である。
【0027】
以上、本発明の実施の形態について例をあげて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づき他の実施の形態に適用することができる。
【0028】
(実施の形態2)
実施の形態2では、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。なお、実施の形態1で説明したのと同様の部分については、重複する説明を省略する場合がある。
【0029】
実施の形態1では、再生光の透過率を減衰させる材料や構造として、光透過層に色素や無機酸化物の微粒子を混入し、再生光を主に吸収もしくは散乱によって減衰させる例を示した。ここでは、光透過層内に反射材料を設けることで再生光を減衰させる例を示す。
【0030】
光情報記録媒体の基本的な構成は実施の形態1で述べたのと同じである。
図5には、シート状基板312の粘着材311と密着する面に予めAgを主成分とする反射膜314を略26nm成膜しておいた例を示した。Agを主成分とする反射膜314を略26nm成膜することで、405nmの波長の再生光に対する光透過層301の透過率は略45%となるため、情報記録層A306および情報記録層B309からの反射光量は、光透過層への入射光量を100%として、それぞれ略5%とすることができた。光透過層に反射膜を形成することによる信号品質の劣化はほとんどみられなかった。
【0031】
本実施例では、再生光量を下げるために光透過層にAgを主成分とする反射膜を形成したが、Agを主成分とする反射膜のかわりに、Auを略13nm成膜しても構わない。目的とする透過率を達成することができ、安定した生産を行えるものを選ぶことが好ましい。
【0032】
Agを主成分とする反射膜を形成する場所としては、図6(a)のように光透過層の表面であっても構わない。表面に金属膜等を形成した場合、酸化等による金属膜の劣化が想定されるため、図6(b)のように、金属膜表面にコート313を施しても構わない。もちろん、図6(c)のように、複数の反射膜が形成されても構わない。
【0033】
金属膜等の反射膜を光透過層に形成する場合、形成する場所が情報記録層に近すぎると情報記録層の再生信号を劣化させてしまうことが考えられるため、情報記録層からはできるだけ離して形成することが好ましい。本実施例のような構成の光情報記録媒体の場合、情報記録層と光透過層の反射層の距離が20μmよりも近くなると信号に影響が出た。20μm以上離して形成することが好ましい。上記以外の基板、シート状基板、粘着材料、情報記録層の金属膜等については実施の形態1で述べたのと同様である。
【0034】
本実施例で述べた反射膜と、実施の形態1で述べた色素や無機酸化物が同時に、光透過層中に存在しても構わない。
なお、本実施例では情報信号を凹凸のピットとして記録し、反射層を設けた、いわゆる再生専用型について説明したが、案内溝と反射膜と色素等を含む情報記録層からなる追記型であってもよいことは言うまでもない。また、情報記録層からの反射光量を下げるという目的であれば、本実施例のように2つの情報記録層を有するいわゆる2層光情報記録媒体でなくても、情報記録層が1つ、もしくは3つ以上といった光情報記録媒体に応用することももちろん可能である。
さらには光透過層を有する形状であれば、本実施例のような円盤状ディスクだけでなく、光カードのようなものに対しても有効である。
【0035】
このようにして、上記実施の形態の光情報記録媒体によれば、情報記録層からの反射光量を低下させた光情報記録媒体を容易に得ることができ、再生専用型や追記型の記録媒体と、書換型記録媒体の情報記録層からの反射光量を同等にし、システムを簡素化することが可能である。
【0036】
以上、本発明の実施の形態について例をあげて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づき他の実施の形態に適用することができる。
【0037】
(実施の形態3)
実施の形態3では、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。なお、実施の形態1および2で説明したのと同様の部分については、重複する説明を省略する場合がある。
【0038】
実施の形態1および2では、光透過層としてシート状基板を粘着材で貼り合わせた構造や、シート状基板上に表面コートを施した構造について説明した。光透過層としてはそれ以外にも、図7(a)のように、シート上基板を紫外線硬化性接着剤で貼り合わせることも可能である。また、シート状基板等を使わずに、図7(b)のように、紫外線硬化性樹脂のみで光透過層を形成することも可能である。
【0039】
このような光透過層を有する情報記録媒体においても、光透過層に再生光の透過率を減衰させる材料または構成を設けることで、再生光量を下げることができることは言うまでもない。紫外線硬化性接着剤に色素などを混入する、反射膜を形成する、などは、実施の形態1および2で述べたのと同様の方法で行うことができる。
【0040】
さらには、光情報記録媒体を再生する光の波長によっては、光透過層を形成しようとする材料そのものに、その光の波長を吸収等によって減衰させるものを選択することも可能である。
【0041】
このようにして、上記実施の形態の光情報記録媒体によれば、情報記録層からの反射光量を低下させた光情報記録媒体を容易に得ることができ、再生専用型や追記型の記録媒体と、書換型記録媒体の情報記録層からの反射光量を同等にし、システムを簡素化することが可能である。
【0042】
以上、本発明の実施の形態について例をあげて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づき他の実施の形態に適用することができる。
【0043】
(実施の形態4)
実施の形態4では、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。なお、実施の形態1ないし3のいずれかで説明したのと同様の部分については、重複する説明を省略する場合がある。
【0044】
実施の形態1ないし3では、光透過層の厚みが100μm程度で、再生する光の波長が405nm、レンズの開口数が0.85である光情報記録媒体についていくつかの例を説明した。ここでは、他の形態の光情報記録媒体について説明する。
【0045】
図8に示したように、略0.6mmの厚みを持つ第1の基板612と第2の基板602を貼り合わせた構造の光情報記録媒体で、それぞれの基板は対向する主面に凹凸ピットを有し、第1の基板の凹凸ピット604には略22nm、第2の基板の凹凸ピット607には略60nmのAgを主成分とする金属膜が成膜され、第1の情報記録層と第2の情報記録層は略30μm離れている。この光情報記録媒体は、波長405nmのレーザーと開口数0.65のレンズを用いて、第1の基板側から再生を行った。
【0046】
図8の光情報記録媒体においては、第1の基板が光透過層601となっている。この第1の基板に、実施の形態1ないし3と同じく、図9(a)のように、色素や無機酸化物の微粒子を混入したり、図9(b)のように、表面に反射膜を形成したりして、再生光の透過率を減衰させることが可能である。さらには、第1の基板の再生側主面に表面コート613を施す等も、実施の形態1ないし3で説明したのと同じように行うことができる。
【0047】
なお、本実施例では情報信号を凹凸のピットとして記録し、反射層を設けた、いわゆる再生専用型について説明したが、案内溝と反射膜と色素等を含む情報記録層からなる追記型であってもよいことは言うまでもない。また、情報記録層からの反射光量を下げるという目的であれば、本実施例のように2つの情報記録層を有するいわゆる2層光情報記録媒体でなくても、情報記録層が1つ、もしくは3つ以上といった光情報記録媒体に応用することももちろん可能である。
【0048】
このようにして、上記実施の形態の光情報記録媒体によれば、情報記録層からの反射光量を低下させた光情報記録媒体を容易に得ることができ、再生専用型や追記型の記録媒体と、書換型記録媒体の情報記録層からの反射光量を同等にし、システムを簡素化することが可能である。
【0049】
以上、本発明の実施の形態について例をあげて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づき他の実施の形態に適用することができる。
【0050】
(実施の形態5)
実施の形態5では、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。なお、実施の形態1ないし4のいずれかで説明したのと同様の部分については、重複する説明を省略する場合がある。
本実施の形態では、光透過層に再生光の透過率を減衰させるような材料または構成を設けず、情報記録層の反射率そのものを下げることで、再生光の反射光量を下げる例について説明する。
【0051】
図10(a)の基板702は射出成形により形成した厚さ略1.1mm、直径略120mm、中心孔703の直径略15mmのポリカーボネート基板であり、一方の主面に凹凸ピット704とZnSを主成分とする誘電体705略15nmで構成される情報記録層A706が設けてある。さらにその上に紫外線硬化性樹脂からなる厚み略25μmの分離層710を介して、凹凸ピット707とZnSを主成分とする誘電体708略15nmで構成される情報記録層B709が設けてある。
【0052】
光透過層701は、図10(b)に示したように、略50μmのポリカーボネート製シート状基板712を、アクリルを主成分とする厚さ略25μmの粘着材711で貼り合わせることにより形成した。本実施例ではこの貼り合わせを真空チャンバー中で行い、気泡を混入しないようにした。
【0053】
この光情報記録媒体を、波長405nmのレーザー光と、開口数0.85のレンズで再生した。情報記録層A706および情報記録層B709からの反射光量は、入射光量を100%として、それぞれ略5%であった。反射光量が5%程度となることによる信号品質の劣化はなかった。
【0054】
ここではZnSを反射膜として用いたが、厚みを選ぶことで他の誘電体を利用することもできる。例えば、ZnOなら略22nm、Ta2O5なら略25nm、TiO2なら略12nm、GeNなら略15nm、ZnS−SiO2(モル分率8:2)なら略22nm、などでも同様の効果を得ることができる。安定した膜厚を得ることができ、安定した生産ができるものを選択することが好ましい。
【0055】
本実施例では、基板としてポリカーボネート、分離層として紫外線硬化性樹脂を用いたが、他の材料でも構わない。また、光情報記録媒体の構造が、実施の形態3で述べたような材料でも構わないし、実施の形態4で述べたような0.6mmの基板を2枚貼り合わせたような構造でも構わないし、それ以外の構造においても適用できる。
【0056】
なお、本実施例では情報信号を凹凸のピットとして記録し、反射層を設けた、いわゆる再生専用型について説明したが、案内溝と反射膜と色素等を含む情報記録層からなる追記型であってもよいことは言うまでもない。また、情報記録層からの反射光量を下げるという目的であれば、本実施例のように2つの情報記録層を有するいわゆる2層光情報記録媒体でなくても、情報記録層が1つ、もしくは3つ以上といった光情報記録媒体に応用することももちろん可能である。
さらには光透過層を有する形状であれば、本実施例のような円盤状ディスクだけでなく、光カードのようなものに対しても有効である。
【0057】
このようにして、上記実施の形態の光情報記録媒体によれば、情報記録層からの反射光量を低下させ、情報を再生するためのシステムを簡素化することができる。
【0058】
以上、本発明の実施の形態について例をあげて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づき他の実施の形態に適用することができる。
【0059】
(実施の形態6)
実施の形態6では、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。なお、実施の形態1ないし5のいずれかで説明したのと同様の部分については、重複する説明を省略する場合がある。
【0060】
図11(a)の基板802は射出成形により形成した厚さ略1.1mm、直径略120mm、中心孔803の直径略15mmのポリカーボネート基板であり、一方の主面に凹凸ピット804とAgを主成分とする反射膜805略16nmで構成される情報記録層A806が設けてある。さらにその上に紫外線硬化性樹脂からなる厚み略25μmの分離層810を介して、凹凸ピット807とAu反射膜808略8nmで構成される情報記録層B809が設けてある。
【0061】
光透過層は、図11(b)に示したように、略50μmのポリカーボネート製シート状基板812を、アクリルを主成分とする厚さ略25μmの粘着材811で貼り合わせることにより形成した。本実施例ではこの貼り合わせを真空チャンバー中で行い、気泡を混入しないようにした。
【0062】
この光情報記録媒体を、波長405nmのレーザー光と、開口数0.85のレンズで再生した。ここで、Au反射膜は波長405nmに対する吸収が非常に大きく、それゆえ情報記録層A806まで透過する光が少なくなる。情報記録層A806および情報記録層B809からの反射光量は、入射光量を100%として、それぞれ略5%であった。反射光量が5%程度となることによる信号品質の劣化はなかった。
【0063】
このように、再生光に対する吸収の多い材料を選択することによって、再生光量を低下させることができる。
本実施例では、基板としてポリカーボネート、分離層として紫外線硬化性樹脂を用いたが、他の材料でも構わない。また、光情報記録媒体の構造が、実施の形態3で述べたような材料でも構わないし、実施の形態4で述べたような0.6mmの基板を2枚貼り合わせたような構造でも構わないし、それ以外の構造においても適用できる。
【0064】
なお、本実施例では情報信号を凹凸のピットとして記録し、反射層を設けた、いわゆる再生専用型について説明したが、案内溝と反射膜と色素等を含む情報記録層からなる追記型であってもよいことは言うまでもない。また、情報記録層からの反射光量を下げるという目的であれば、本実施例のように2つの情報記録層を有するいわゆる2層光情報記録媒体でなくても、情報記録層が1つ、もしくは3つ以上といった光情報記録媒体に応用することももちろん可能である。
【0065】
さらには光透過層を有する形状であれば、本実施例のような円盤状ディスクだけでなく、光カードのようなものに対しても有効である。
このようにして、上記実施の形態の光情報記録媒体によれば、情報記録層からの反射光量を低下させた光情報記録媒体を容易に得ることが可能となり、情報を再生するためのシステムを簡素化することができる。
【0066】
以上、本発明の実施の形態について例をあげて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づき他の実施の形態に適用することができる。
【0067】
(実施の形態7)
実施の形態6では、本発明の光情報記録媒体について一例を説明する。なお、実施の形態1ないし5のいずれかで説明したのと同様の部分については、重複する説明を省略する場合がある。
【0068】
実施の形態1では光透過層に色素や無機酸化物を混入する例、実施の形態2では光透過層に反射膜を形成する例、実施の形態5および6では情報記録層の反射膜そのものの反射率を下げる例、について示した。これらの例はそれぞれ独立に使用されてもいいし、それぞれの実施例を任意に組み合わせることによって、要求する反射率を得ることもできる。再生する光の波長に応じて最も安定で容易に作製できる方法を選択し、組み合わせることが好ましい。
【0069】
(実施の形態8)
なお、従来DVDにおいてYAGレーザー(波長1064nm)を使ってバーコード状のBCAと呼ばれるバーコード状のマークを信号を有する高反射率の金属反射膜(例えばAl合金膜)に形成し、ディスクのシリアル番号等を記録する方法が用いられているが反射率が50%を切るような薄い反射膜においては、形成されるバーコードの形状が不安定になるとともに幅も広くなる。そのため、良好なBCAを形成することが困難である。
【0070】
そこで、本発明の実施の形態では、光をとおして再生するカバー層を形成する前に、反射膜にマークを印刷して形成することによって、カバー層を形成した後にYAGレーザー等によってマークを形成するのと同様の、光ヘッドによって読み出し可能なバーコード状のマークを形成した。このマークには、各ディスクに固有の情報や複製防止の鍵等が記録されている。
【0071】
また、カバー層の厚みが0.1mm以下と薄いために、カバー層形成に薄いシートを貼り合わせる場合には、そのシート上にマークを印策によって形成してから張り合わせることによっても、あるいはカバー層を形成した後にカバー層上にマークを印刷することによっても、同様に光ヘッドで読み出し可能なバーコード状のマークを形成可能である。
【0072】
なお、本発明の実施の形態では、印刷によってマークを形成したが、光ヘッドで再生した際に反射光の強度変化を起こせるものであれば、印刷以外の方法でマークを形成しても同様の効果がえられる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光情報記録媒体によれば、再生専用型や追記型のような情報記録層の反射率を低くすることが困難な場合においても、情報記録層からの反射光量を下げることができ、書換型と、再生専用型または追記型との再生光に対するシステムのダイナミックレンジを小さくすることができ、その結果システムを簡素化することができる。
本発明によれば、以上のような有利な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光情報記録媒体を示す図である。
【図2】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明にかかる光情報記録媒体を示す図である。
【図3】(a)、(b)は、それぞれ、本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図4】本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図5】本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図6】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図7】(a)、(b)は、それぞれ、本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図8】本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図9】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図10】(a)、(b)は、それぞれ、本発明にかかる別の光情報記録媒体を示す図である。
【図11】(a)、(b)は、本発明による別の光情報記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
101 光透過層
102 基板
103 再生光の透過率を減衰させる材料または構成
104 情報記録層
105 再生光の透過率を減衰させる材料または構成
110 中心孔
201 光透過層
202 基板
203 中心孔
204 凹凸ピット
205 反射膜
206 情報記録層A
207 凹凸ピット
208 反射膜
209 情報記録層B
210 分離層
211 色素混入した粘着材
212 シート状基板
213 表面コート
221 粘着材
301 光透過層
302 基板
303 中心孔
304 凹凸ピット
305 反射膜
306 情報記録層A
307 凹凸ピット
308 反射膜
309 情報記録層B
310 分離層
311 粘着材
312 シート状基板
313 表面コート
314 反射膜
324 反射膜
401 光透過層
402 基板
403 中心孔
404 凹凸ピット
405 反射膜
406 情報記録層A
407 凹凸ピット
408 反射膜
409 情報記録層B
410 分離層
411 紫外線硬化性樹脂
412 シート状基板
501 光透過層
502 基板
503 中心孔
504 凹凸ピット
505 反射膜
506 情報記録層A
507 凹凸ピット
508 反射膜
509 情報記録層B
510 分離層
511 紫外線硬化性樹脂
601 光透過層
602 第2の基板
603 中心孔
604 凹凸ピット
605 反射膜
606 情報記録層A
607 凹凸ピット
608 反射膜
609 情報記録層B
610 分離層
612 第1の基板
613 表面コート
614 反射膜
622 色素混入した第1の基板
701 光透過層
702 基板
703 中心孔
704 凹凸ピット
705 誘電体
706 情報記録層A
707 凹凸ピット
708 誘電体
709 情報記録層B
710 分離層
711 粘着材
712 シート状基板
801 光透過層
802 基板
803 中心孔
804 凹凸ピット
805 反射膜
806 情報記録層A
807 凹凸ピット
808 Au反射膜
809 情報記録層B
810 分離層
811 粘着材
812 シート状基板

Claims (28)

  1. 光透過層を介し、情報記録層の信号を再生する光情報記録媒体であって、
    前記光透過層が、前記光情報記録媒体を再生する光の波長に対し、前記光の透過を減衰させる、材料または構成を含むことを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 再生専用型であることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  3. 追記型であることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  4. 複数の情報記録層を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  5. 前記光透過層が、前記情報記録層の信号を再生する光の波長を吸収する色素を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  6. 前記光透過層が、無機酸化物を主成分とする微粒子を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  7. 前記光透過層が、前記情報記録層の信号を再生する光の波長を反射する金属膜または誘電体膜を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  8. 前記光透過層が、複数の層からなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  9. 前記光透過層が、少なくとも、樹脂基板と放射線硬化性樹脂を含むことを特徴とする請求項8に記載の光情報記録媒体。
  10. 前記光透過層が、少なくとも、樹脂基板と粘着材を含むことを特徴とする請求項8に記載の光情報記録媒体。
  11. 前記光透過層の、前記再生する光の波長に対する透過率が、90%以下であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  12. 前記光透過層の、前記再生する光の波長に対する透過率が、70%以下であることを特徴とする請求項11に記載の光情報記録媒体。
  13. 前記光透過層の厚みが、200μm以下で、かつ、波長450nm以下のレーザー光と開口数0.7以上のレンズで、再生されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  14. 前記光透過層の厚みが略600μmで、かつ、波長450nm以下のレーザー光と開口数0.6以上のレンズで、再生されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  15. 厚みが略1.2mmであることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  16. 少なくとも、凹凸ピットと前記凹凸ピットに成膜された誘電体膜を含み、再生専用型であることを特徴とする光情報記録媒体。
  17. 少なくとも、溝と色素材料と誘電体膜を含み、追記型であることを特徴とする光情報記録媒体。
  18. 光透過層を有することを特徴とする請求項16または17に記載の光情報記録媒体。
  19. 光透過層を介し、情報記録層の信号を再生する、2つ以上の情報記録層を有する情報記録媒体であって、
    前記情報記録層のうち、前記光透過層に最も近い情報記録層が、再生する光の波長に対して30%以上の吸収率を有することを特徴とする光情報記録媒体。
  20. 前記情報記録層のうち、前記光透過層から最も遠い情報記録層が、再生する光の波長に対して50%以上の反射率を有することを特徴とする請求項19に記載の光情報記録媒体。
  21. 複数の情報記録層を有することを特徴とする請求項16ないし18のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  22. 前記光透過層が、複数の層からなることを特徴とする請求項18ないし21のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  23. 前記光透過層が、少なくとも、樹脂基板と放射線硬化性樹脂を含むことを特徴とする請求項22に記載の光情報記録媒体。
  24. 前記光透過層が、少なくとも、樹脂基板と粘着材を含むことを特徴とする請求項22に記載の光情報記録媒体。
  25. 前記光透過層の厚みが、200μm以下で、かつ、波長450nm以下のレーザー光と開口数0.7以上のレンズで、再生されることを特徴とする請求項18ないし24のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  26. 前記光透過層の厚みが略600μmで、かつ、波長450nm以下のレーザー光と開口数0.6以上のレンズで、再生されることを特徴とする請求項18ないし24のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  27. 厚みが略1.2mmであることを特徴とする請求項16ないし26のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  28. 略透明な基材を通して情報記録層の情報を再生光ヘッドで読み出す光情報媒体であって、情報記録層の反射率が50%以下の金属薄膜からなり、前記基材の厚みが100um以下である前記光情報媒体において、前記光ヘッドで読み出し可能なマークが印刷によって形成されていることを特徴とする前記光情報媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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