JP2004102773A - 薬局データ記録装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】薬歴簿を効率的に記録することができるようにする。
【解決手段】CPU10は、薬歴簿記録処理において、手書き入力装置111に手書きの薬歴簿イメージデータが入力されると、個人特定イメージデータ162の特定用イメージ162bと比較して調剤師を特定し、認証する。調剤師が認証されると、薬歴簿イメージデータを薬歴簿データメモリ121に記憶させ、認証された調剤師に対応する捺印イメージとサインイメージを個人認証データメモリ161から読み出して薬歴簿イメージデータと対応付けて薬歴簿データメモリ121に記録させる。次いで、薬歴簿データメモリ121のイメージデータ121bから薬歴簿イメージデータを文字認識して文字データに変換すると、この薬歴簿データのデータファイルを伝送制御部13から調剤薬局サーバ30に伝送させる。
【選択図】 図2
【解決手段】CPU10は、薬歴簿記録処理において、手書き入力装置111に手書きの薬歴簿イメージデータが入力されると、個人特定イメージデータ162の特定用イメージ162bと比較して調剤師を特定し、認証する。調剤師が認証されると、薬歴簿イメージデータを薬歴簿データメモリ121に記憶させ、認証された調剤師に対応する捺印イメージとサインイメージを個人認証データメモリ161から読み出して薬歴簿イメージデータと対応付けて薬歴簿データメモリ121に記録させる。次いで、薬歴簿データメモリ121のイメージデータ121bから薬歴簿イメージデータを文字認識して文字データに変換すると、この薬歴簿データのデータファイルを伝送制御部13から調剤薬局サーバ30に伝送させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬局データ記録装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、病院等の診療機関で受診した患者が、診療機関で発行された処方箋を調剤薬局に持参し、調剤薬局の調剤師がその処方箋に基づいて薬を調剤して患者に手渡す医薬分業が推進されている。これに対して従来、処方箋をデータ化し、その処方箋データを病院外の指定された薬局に伝送し、薬局側でその処方箋データに基づいて調剤作業を行うシステムが提案されおり(例えば、特許文献1参照)、その調剤作業の際に、調剤師が、調剤した日付や調剤内容、患者への服薬指導内容、他の調剤師への申し送り等を患者毎に用意された薬歴簿(薬局のカルテ)に書き込み、記録することが行われている。
【0003】
しかし、調剤業務中は多忙であるため、薬を患者に手渡す際には薬歴簿に記録する服薬指導内容等を一旦手書きでメモに書き込み、そのメモ内容を調剤業務終了後等の手の空いた時間に薬歴簿に転記することが多い。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−231151号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのような薬歴簿の記録方法では、患者が多くなるにつれてメモの取り扱いが煩雑であるとともにメモを紛失する可能性がある。また、処方箋データから多数の情報を調剤師が確認せねばならず、さらにその確認した内容に基づいてメモ内容を薬歴簿に転記するので、煩雑な作業が重なり、転記時に誤記も生じやすかった。
【0006】
本発明の課題は、薬歴簿を効率的に記録することができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ユーザの認証データを入力する認証入力手段と、患者に手渡された薬に関しての薬歴簿データを入力する薬歴簿入力手段と、前記認証入力手段により入力された認証データを用いてユーザを認証する認証手段と、前記認証手段により認証されたユーザの個人データを取得する取得手段と、前記薬歴簿入力手段により入力された薬歴簿データと、前記取得手段により取得された個人データとを対応付けて記録する記録手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、入力された認証データによりユーザを認証し、認証されたユーザの個人データを取得して、入力された薬歴簿データと取得された個人データとを対応付けて記録するので、薬歴簿データを正確にかつ容易に記録することができ、薬歴簿を効率的に記録することができる。また、個人データが薬歴簿データに対応付けて記録されるので、ユーザを容易に判別することができるとともに薬歴簿データの改竄を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における薬局システム100の全体構成を示す概念図である。図1において、薬局システム100は、調剤薬局サーバ30と、薬局データ記録装置1a、1bと、患者端末50a、50bと、がネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。
【0010】
ネットワークNは、本実施の形態ではインターネットであるが、これに限定されるものではなく、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)を含めてもよく、電話回線、ISDN回線網、広域帯通信回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線、光通信回線、無線通信回線と、それを接続するインターネットサービスプロバイダ等を含む構成でもよい。
【0011】
調剤薬局サーバ30は、薬歴簿データベースを有し、この薬歴簿データベースに、薬局データ記録装置1a、1bからネットワークNを介して伝送された薬歴簿データファイルを患者毎に格納して管理する。調剤薬局サーバ30は、薬歴簿データベースに格納された薬歴簿データファイルの読み出しを制御し、患者端末50a、50bから患者名及びパスワードを送信されて薬歴簿データの要求を受けると、パスワードにより患者を認証し、認証された患者に対応する薬歴簿データのデータファイルを要求元の患者端末50a、50bに送信する。
【0012】
患者端末50a、50bは、患者が所有するパーソナルコンピュータや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の通信機能を備えた情報処理端末であり、患者から薬歴簿データを取得する指示を受けると、後述するデータ取得処理(図14参照)を実行する。
【0013】
患者端末50a、50bは、データ取得処理において、調剤薬局サーバ30にアクセスし、薬歴簿データを所望する患者名及びパスワードを入力させて、指定された患者名に対応する薬歴簿データを調剤薬局サーバ30に要求する。次いで、所望の薬歴簿データを音声データで取得することをユーザから指示されると、調剤薬局サーバ30からその音声データを受信し、出力手段により受信した音声データを再生出力する。
【0014】
薬局データ記録装置1a、1bは、調剤薬局に設置され、調剤薬局において作成される薬歴簿データ等の薬局に関するデータを記録する。なお、この調剤薬局においては、医療機関で発行された処方箋を持参した患者に対し、調剤師が処方箋に基づく調剤を行い、その服薬に関する指導を行う。
【0015】
図2を参照して、薬局データ記録装置1aの内部構成を詳細に説明する。なお、薬局データ記録装置1bの内部構成は薬局データ記録装置1aと同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0016】
図2において、薬局データ記録装置1aは、CPU10、入力装置11、手書き入力装置111、音声入力装置112、RAM12、伝送制御部13、表示装置14、印刷装置15、記憶装置16、計時部17から構成され、各部はバス18により接続される。
【0017】
CPU10は、記憶装置16に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを、RAM12に展開し、当該プログラムに従って薬局データ記録装置1aの各部を集中制御する。具体的には、CPU10は、記憶装置16から個人データ設定処理プログラム、薬歴簿記録処理プログラム、薬歴簿印刷処理プログラムを読み出して、後述する個人データ設定処理(図8参照)、薬歴簿記録処理(図9〜11参照)、薬歴簿印刷処理(図12参照)を実行する。
【0018】
CPU10は、個人データ設定処理において、手書き入力装置111から調剤師名(ユーザ名)を入力されると、個人認証データメモリ161を参照してその調剤師名に対応する個人データが既に登録されているか否かを判別し、登録されていない場合は個人データの設定画面を表示装置14に表示させて、設定指示を受けると手書き入力装置111から調剤師の捺印イメージデータ、サインイメージデータを、音声入力装置112から調剤師の音声データを入力させて、設定終了指示を受けると、入力された各個人データを個人認証データメモリ161に登録する。
【0019】
CPU10は、薬歴簿記録処理において、手書き入力装置111に手書きの薬歴簿イメージデータが入力されると、新規入力であれば現在の時間情報を計時部17から取得し、手書き入力装置111からその薬歴簿イメージデータを取り込んで時間情報とともにRAM12に一時記憶して、調剤師特定処理に移行する。
【0020】
調剤師特定処理において、CPU10は、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータに対し薬歴簿イメージデータを入力した調剤師を未特定の場合、個人特定イメージデータ162から最初に登録されている調剤師の特定用イメージ162bを読み出してRAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータと照合比較し、その一致比率を算出する。次いで、一致比率が50%以上であるか否かを判別し、50%以上の場合は個人別一致比率データメモリ122の該当する調剤師の一致比率122bに、算出した一致比率の値を更新設定する。次いで、個人特定イメージデータメモリ162に登録されている全調剤師に対して一致比率の算出処理を行ったか否かを判別し、全調剤師に対し一致比率を算出していない場合は個人特定イメージデータメモリ162に登録されている次の調剤師の特定用イメージ162bを読み出して一致比率を算出する。
【0021】
このようにして全調剤師に対して一致比率の算出処理を行うと、CPU10は、個人別一致比率データメモリ122を参照して一番高い一致比率を読み出し、読み出した一致比率は90%以下であるか否かを判別する。90%以下である場合は、調剤師を特定できず認証できなかったとしてエラーガイダンスを行い、調剤師のサインイメージを手書き入力装置111から入力させて、入力されたサインイメージと、個人特定イメージデータメモリ162のサインイメージ162cとを照合比較して調剤師を特定し、認証する。一方、一致比率が90%を超えている場合、その一番一致比率の高い調剤師を、薬歴簿イメージデータを入力した調剤師として特定して認証し、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータを薬歴簿データメモリ121に記録させてRAM12の一時記憶を消去する。
【0022】
次いで、特定された調剤師に対応する捺印イメージとサインイメージを個人認証データメモリ161から読み出して取得すると、薬歴簿データメモリ121に薬歴簿イメージデータと対応付けて記録させて、個人別一致比率データメモリ122の一致比率122bに設定した値を消去する。次いで、薬歴簿データメモリ121のイメージデータ121bから薬歴簿イメージデータを文字認識して文字データに変換すると、薬歴簿イメージデータに対応する患者名及び調剤薬局サーバ30にアクセスするためのパスワードを入力装置11から入力させて、薬歴簿イメージデータを文字データに変換した薬歴簿データファイルとともに伝送制御部13から調剤薬局サーバ30に伝送させる。
【0023】
すなわち、CPU10は、取得手段としての機能を有する。
【0024】
CPU10は、薬歴簿印刷処理において、計時部17から現在の時間情報を取得し、薬歴簿データメモリ121から現在時刻に近い薬歴簿データファイルを読み出して選択可能に表示した選択画面141(図13参照)を表示装置14に表示し、この選択画面141において、印刷対象の薬歴簿データファイルを選択されて印刷指示を受けると、印刷装置15にお薬手帳をセットさせて、印刷指示された服薬指導内容の薬歴簿データを文字認識して文字データに変換し、印刷装置15にセットされたお薬手帳に印刷する。
【0025】
入力装置11は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU10に出力する。なお、入力装置11は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングディバイスやその他の入力装置を備えることとしてもよい。
【0026】
RAM12は、CPU10によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM12は、薬歴簿データのデータファイルを格納する薬歴簿データメモリ121、調剤師毎に一致比率の値を格納する個人別一致比率データメモリ122を有している。
【0027】
ここで、図3、図4を参照してRAM12に格納される各メモリ121、122について説明する。
図3は、薬歴簿データメモリ121のデータ構成例を示す図である。薬歴簿データメモリ121は、薬歴簿データを記録した日付と時間を記録するヘッダデータ121aと、薬歴簿に記録する調剤内容、服薬指導内容、他の調剤師への申し送り等の薬歴簿イメージデータ、調剤師のサインイメージ及び捺印イメージの個人データを含むイメージデータ121bと、からなるデータファイルを格納する。具体的に説明すると、図3に示すように、最初の薬歴簿データファイルは、「02/07/31 AM11:30」の時間に薬歴簿イメージデータが記録され、調剤師により手書き入力された「×××は強いお薬です。眠気に注意して下さいと説明した」の薬歴簿イメージデータと対応付けて、調剤師である「田中」のサインイメージ、捺印イメージの個人データが記録されている。すなわち、薬歴簿データメモリ121は、記録手段としての機能を有する。
【0028】
図4は、個人別一致比率データメモリ122のデータ構成例を示す図である。個人別一致比率データメモリ122は、調剤師名122aと、その調剤師に対して算出された一致比率122bとを記憶する。
【0029】
伝送制御部13は、ネットワークN上の外部機器と通信を行うためのネットワークインターフェイスカード、モデム又はターミナルアダプタ等により構成される。
【0030】
手書き入力装置111は、図5(a)に示すように各種機能キーを有する操作部111aと、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示ディスプレイ111bと、表示ディスプレイ111bの表面に、タッチペン111cによる入力操作が可能なタッチパネルとを有する入力装置である。手書き入力装置111は、薬局データ記録装置1aに有線接続され、CPU10からの指示に応じて、タッチペン111cを用いて調剤師により手書き入力されたイメージデータをCPU10に送信する。
【0031】
音声入力装置112は、図5(b)に示すように音声を入力するマイク112aを有する。また、音声入力装置112は、薬局データ記録装置1aに有線接続され、CPU10からの指示に応じて、マイク112aから入力された調剤師の音声を音声データに変換してCPU10に送信する。
【0032】
すなわち、手書き入力装置111及び音声入力装置112は、認証入力手段、薬歴簿入力手段としての機能を有する。
【0033】
表示装置14は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD等による表示ディスプレイを備え、CPU10からの表示指示に基づいて各種表示データを表示する。
【0034】
印刷装置15は、ドットインパクト方式、熱転写方式、レーザ方式、インクジェット方式等の各種印刷方式により紙等の印刷記録媒体に印刷を行う。すなわち、印刷装置15は、出力手段としての機能を有する。
【0035】
記憶装置16は、プログラムやデータが予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶装置16に固定的に設けられるもの若しくは着脱自在に装着するものである。この記録媒体には、システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0036】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して伝送制御部13から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築された外部機器の記録媒体であってもよい。さらに、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0037】
また、記憶装置16は、各調剤師の各種個人データを記憶する個人認証データメモリ161、各調剤師を特定して認証するための特定用イメージデータを記憶する個人特定イメージデータメモリ162を格納する。
【0038】
図6は、個人認証データメモリ161のデータ構成例を示す図である。図6に示すように、個人認証データメモリ161は、調剤師の氏名をローマ字表記した調剤師161aと、調剤師の捺印のイメージデータである捺印イメージ161bと、調剤師の手書きサインのイメージデータであるサインイメージ161cと、調剤師の氏名の音声等の調剤師を特定可能な音声データ161dと、を記憶する。
【0039】
図7は、個人特定イメージデータメモリ162のデータ構成例を示す図である。図7に示すように、個人特定イメージデータメモリ162は、調剤師の氏名である調剤師名162aと、調剤師が手書きしたひらがな50音のイメージデータである特定用イメージ162bと、調剤師の手書きサインのイメージデータであるサインイメージ162cと、を記憶する。なお、これらの調剤師特定イメージデータは、予め調剤師により手書き入力装置111から入力されて個人特定イメージデータメモリ162に格納され、登録されているものとする。すなわち、個人特定イメージデータメモリ162は、認証手段としての機能を有する。
【0040】
計時部17は、年月日時分秒を計時して時間情報としてCPU10に出力する。
【0041】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
後述する各フローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムはコンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で薬局データ記録装置1aの記憶装置16に格納されており、薬局データ記録装置1aのCPU10は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU10は、伝送媒体を介して伝送される上記プグラムコードに従った動作を逐次実行することも可能である。すなわち、記憶装置16の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム又はデータを利用して本実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0042】
まず、図8に示すフローチャートを参照して、調剤師の個人データを設定する個人データ設定処理を説明する。
図8において、CPU10は、入力装置11から個人データ設定の指示が入力され、調剤師氏名を入力されると(ステップS1)、個人認証データメモリ161を参照して指定された調剤師名に対応する個人データが既に登録されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0043】
既に登録されている場合は個人データ設定処理を終了し、未登録の場合は個人データを設定する設定画面を表示装置14に表示する(ステップS3)。この設定画面において、CPU10は、調剤師により選択された処理判断が個人データの設定か、設定の終了かを判別し(ステップS4)、設定を選択された場合はまず、調剤師の個人データである捺印イメージを手書き入力装置111から入力させて、手書き入力装置111により得たその捺印イメージデータをRAM12に一時記憶させる(ステップS5)。
【0044】
次いで、調剤師の個人データである手書きサインイメージを手書き入力装置111から入力させて、手書き入力装置111により得たそのサインイメージデータをRAM12に一時記憶させる(ステップS6)。次いで、調剤師の個人データである音声を音声入力装置112から入力させて、音声入力装置112により得たその音声データをRAM12に一時記憶させる(ステップS7)。
【0045】
このようにして、各種個人データを入力させると、ステップS4に戻って次の処理を調剤師に選択させ、調剤師により選択された処理判断が認証データの設定か、設定終了かを判別する(ステップS4)。設定終了である場合はRAM12に一時記憶した捺印イメージデータ、サインイメージデータ、音声データの各個人データを、ステップS1で入力された調剤師名と対応付けて個人認証データメモリ161に格納して登録し(ステップS8)、認証データ設定処理を終了する。一方、設定を選択された場合はステップS5に移行して、捺印イメージ、サインイメージ、音声データの各個人データの再設定を行う。
【0046】
次に、図9に示すフローチャートを参照して、手書き入力装置111に入力された薬歴簿イメージデータをその調剤師の個人データと対応付けて記録する薬歴簿記録処理を説明する。
図9において、CPU10は、手書き入力装置111を介して、調剤師により服薬指導内容等の薬歴簿の手書き入力の設定を指示されたか否かを判別し(ステップS11)、設定指示されていない場合は薬歴簿記録処理を終了する一方、設定指示された場合は手書き入力装置111において入力が完了し、手書き入力の薬歴簿イメージデータが有るか否かを判別する(ステップS12)。
【0047】
手書き入力の薬歴簿イメージデータが無い場合は入力エラーガイダンスを行って(ステップS13)、薬歴簿記録処理を終了し、手書き入力の薬歴簿イメージデータが有る場合はその薬歴簿イメージデータは、例えば書き換え等のための入力ではなく、新規入力の薬歴簿イメージデータであるか否かを判別する(ステップS14)。新規入力ではない場合はステップS7に移行し、新規入力である場合は現在の月日時分を計時してその時間情報をRAM12に一時記憶する(ステップS15)。次いで、手書き入力装置111から薬歴簿イメージデータを取り込み(ステップS16)、取り込んだ薬歴簿イメージデータをRAM12に一時記憶させて(ステップS17)、ステップS18の調剤師特定処理に移行する。
【0048】
図10に示すフローチャートを参照して調剤師特定処理を説明する。
図10において、CPU10は、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータについて既に調剤師を特定済みであるか否かを判別する(ステップS19)。具体的には、薬歴簿イメージデータに調剤師の個人データである捺印イメージやサインイメージが含まれていれば特定済みであるので、薬歴簿イメージデータ内において調剤師の個人データの有無を判別することにより特定済みか否かを判別する。既に調剤師を特定している場合は次の処理である、図11に示すステップS25に移行する。
【0049】
一方、調剤師を未特定の場合は、個人特定データメモリ162に最初に登録されている調剤師の特定用イメージ162bを読み出してRAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータと照合比較し、その一致比率を算出する(ステップS20)。次いで、算出した一致比率は50%以上であるか否かを判別する(ステップS21)。
【0050】
一致比率が50%以上である場合、個人別一致比率データメモリ122の該当する調剤師の一致比率122bに設定されている値を、算出した一致比率の値に書き換えて更新し(ステップS22)、ステップS23に移行する。
【0051】
一方、一致比率が50%より小さい場合、個人特定データメモリ162に登録されている全ての調剤師について、一致比率を算出する算出処理を行ったか否かを判別する(ステップS23)。全ての調剤師について算出処理を終了していない場合は、個人特定データメモリ162から次に登録されている調剤師の特定用イメージ162bを読み出して上述した方法と同様に一致比率を算出する(ステップS24)。
【0052】
このようにして、全調剤師について算出処理が終了すると、CPU10は、図11のステップS25に移行し、個人別一致比率データメモリ162を参照して一番高い一致比率を読み出す(ステップS25)。次いで、読み出した一致比率が90%以下であるか否かを判別し(ステップS26)、一致比率が90%以下である場合は調剤師を特定できなかったことを表示装置14にメッセージ表示する等して調剤師を認証できなかった旨のエラーガイダンスを行う(ステップS27)。そして、調剤師のサインを入力して下さい等のメッセージを表示する等してサインイメージの入力を要求するガイダンスを行って(ステップS28)、手書き入力装置111におけるサインイメージ入力を待機する(ステップS29)。
【0053】
手書き入力装置111におけるサインイメージ入力が完了し、手書き入力装置111から取り込むと、このサインイメージと、個人特定イメージデータメモリ162のサインイメージ162cとを照合比較して調剤師を特定し(ステップS30)、薬歴簿イメージデータを入力した調剤師を認証すると、ステップ32に移行する。
【0054】
一方、ステップS26において、一致比率が90%より大きい場合、その一番一致比率が高い調剤師名122aを読み出し、薬歴簿イメージデータを入力した調剤師であると特定して認証する(ステップS31)。次いで、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータ及び時間情報を入力時の元データのまま薬歴簿データメモリ121に記録すると、RAM12に一時記憶していた薬歴簿イメージデータ及び時間情報を消去(クリア)する(ステップS32)。
【0055】
次いで、個人認証データメモリ161から、特定された調剤師に対応する捺印イメージ161b及びサインイメージ161cの個人データを読み出して、服薬指導内容の薬歴簿イメージデータと対応付けて薬歴簿データメモリ121のイメージデータ121bに記憶させると(ステップS33)、次の調剤師特定処理のために個人別一致比率データメモリ122に記憶されている一致比率122bの値を消去する(ステップS34)。
【0056】
次いで、CPU10は薬歴簿データメモリ121に記憶したイメージデータ121bから服薬指導内容の薬歴簿イメージデータ(元データ)を文字認識して文字データに変換する(ステップS35)。次いで、調剤師に、薬歴簿データファイルに対応する患者名及びサーバへアクセスするためのパスワードを入力装置11から入力させて、薬歴簿データメモリ121に記録した今回の薬歴簿データファイルとともに伝送制御部13により調剤薬局サーバ30に伝送させて(ステップS36)、薬歴簿記録処理を終了する。
【0057】
次に、図12を参照して、薬歴簿データに基づいて患者が所有するお薬手帳に服薬指導内容を印刷する薬歴簿印刷処理を説明する。なお、お薬手帳とは、調剤薬局サーバ30、薬局データ記録装置1a、1bで管理されている薬歴簿データと同一内容を記録している患者側の薬歴簿である。
【0058】
図12において、まずCPU10は、計時部17により現在の時間情報を取得すると、薬歴簿データメモリ121を読み出し(ステップS101)、現在時刻に近い薬歴簿データのデータファイルを取得して、選択可能な表示形態で表示装置14に表示させ(ステップS102)、印刷対象の薬歴簿データを選択するように促すメッセージを表示させる。具体的には、図13に示すような選択画面141を表示し、現在時刻(画面下部に表示)に近い薬歴簿データを画面中に設けた枠内に表示し、カーソル11aを操作することにより表示する薬歴簿データを選択可能にしている。この選択画面141では、印刷開始を指示されると、枠内に表示されている薬歴簿データを印刷対象として決定する。
【0059】
CPU10は、印刷対象の薬歴簿データが選択されると(ステップS103)、印刷開始の指示を待機し(ステップS104)、印刷開始が指示されると、印刷装置15にお薬手帳がセットされているか否かを判別する(ステップS105)。お薬手帳がセットされていない場合は、お薬手帳を印刷装置15にセットするようメッセージを表示装置14に表示させる等してガイダンスを行う(ステップS106)。
【0060】
一方、お薬手帳がセットされている場合は選択された薬歴簿データ(イメージデータ)から文字認識して文字データに変換し(ステップS106)、印刷装置15によりお薬手帳に印刷させて(ステップS107)、薬歴簿印刷処理を終了する。
【0061】
以上、薬歴簿データをイメージデータで記録し、印刷出力することを例として薬局データ記録装置1aの薬歴簿記録処理及び薬歴簿印刷処理の動作を説明したが、イメージデータに限らず、服薬指導内容を調剤師の音声で音声入力装置111bにより入力して、薬歴簿データを音声データで記録することも可能である。その場合、薬歴簿記録処理においては、薬局データ記録装置1aに調剤師特定用の音声データを予め登録しておき、調剤師特定処理では特定用の音声データと、入力された薬歴簿音声データとを照合して調剤師を特定して認証し、個人認証データメモリ161から特定された調剤師に対応する音声データを取得して薬歴簿音声データと対応付けて記録する。また、薬歴簿印刷処理では、服薬指導内容の音声データを音声認識して文字データに変換し、薬歴簿データをお薬手帳に印刷出力する又はスピーカ等の出力手段を備えて音声データを再生出力することとしてもよい。
【0062】
次に、図14を参照して、各患者の薬歴簿データのデータファイルを管理する薬局サーバ30から患者端末50aが薬歴簿データを取得するデータ取得処理を説明する。
図14において、まず患者端末50aは、ネットワークNを介して調剤薬局サーバ30にアクセスすると(ステップS201)、患者名、パスワードを入力する入力画面を表示手段に表示し、薬歴簿(又はお薬手帳)に登録している患者名及び薬歴簿データ取得のためのパスワードを入力させる(ステップS202)。
【0063】
患者端末50aは、患者名及びパスワードを入力されると調剤薬局サーバ30に送信し、調剤薬局サーバ30は、送信されたパスワードにより患者を認証する。患者端末50aは、患者が認証された場合には患者名に対応する薬歴簿データのデータファイルを調剤薬局サーバ30に要求する。そして、調剤薬局サーバ30から薬歴簿データファイルの一覧情報を受信して表示手段に表示し、所望の薬歴簿データファイルを選択されると、選択された薬歴簿データファイルから薬歴簿データを音声データ又はイメージデータのどちらで取得するかを選択させ、例えば音声データで取得することを選択されると調剤薬局サーバ30に音声データによる薬歴簿データを要求する(ステップS203)。
【0064】
調剤薬局サーバ30は、要求された音声データの薬歴簿データファイルを患者端末50aに送信し、患者端末50aは、音声データの薬歴簿データファイルを受信して(ステップS204)、スピーカ等の出力手段により音声データを再生出力し(ステップS205)、データ取得処理を終了する。
【0065】
以上のように、予め個人特定イメージデータメモリ162bに調剤師を特定するための特定用データを登録しておき、調剤師のサイン、捺印、音声等の複数の個人データを入力して個人認証データメモリ161に設定し、服薬指導内容等の薬歴簿データを手書きのイメージデータ又は音声データで入力されると、入力された薬歴簿データを用いて調剤師を特定して認証し、認証された調剤師に対応する個人データを個人認証データメモリ161から読み出して入力されたイメージデータ又は音声データの薬歴簿データと対応付けて薬歴簿データメモリ121に記憶させるので、服薬指導と同時に薬歴簿の記録を行うことができ、薬歴簿記録作業に対する調剤師の負担を軽減することができる。従って、薬歴簿を効率的に記録することができる。
【0066】
また、薬歴簿データを用いて認証された調剤師の個人データを薬歴簿データと対応付けて記録するので、薬歴簿データの改竄を防止することができるとともに服薬指導を行った調剤師を容易に判別することができる。
【0067】
さらに、薬歴簿データは、調剤師の手書きのイメージデータ又は調剤師の音声データで入力するので、服薬指導内容等の薬歴簿データを正確かつ容易に記録することができ、薬歴簿記録に対する信頼性を向上させることができる。
【0068】
また、記録した薬歴簿データを患者が有するお薬手帳に容易に印刷出力することができ、その際には、必要に応じてイメージデータから文字認識して文字データに変換する、或いは音声データから音声認識して文字データに変換して、文字データに変換した薬歴簿データを印刷出力するので、より見やすい文字で薬歴簿データを患者に提供することができる。
【0069】
さらに、薬局データ記録装置1a、1bにより記録された薬歴簿データのデータファイルは調剤薬局サーバ30に伝送されて管理され、患者端末50a、50bが調剤薬局サーバ30にアクセスして、調剤薬局サーバ30で管理されている薬歴簿データを取得し、音声で再生したり、イメージ表示したりするので、患者が所望の薬歴簿データを所望する時に確認することができ、利便性が向上する。
【0070】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明の薬局データ処理装置を適用した薬局データ記録装置1aの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、調剤師の個人データとして、調剤師のサインイメージデータ、捺印イメージデータ、音声データを個人認証データメモリ161に設定登録することとしていたが、これに限らず、調剤師の指紋データやパスワード等の他の個人データであってもよい。
【0071】
また、本実施の形態では、調剤師の認証データとして、調剤師から入力されたイメージデータ又は音声データ等の薬歴簿データ自体を認証データとして適用していたが、薬歴簿データを入力した調剤師を特定して認証できるのであればこれに限らず、調剤師のIDやパスワード、認証用のサインを認証データとして入力することとしてもよい。また、認証データを複数入力し、その複数の認証データのうち、1つ以上の認証データを組み合わせて用い、調剤師を認証することとしてもよい。
【0072】
その他、本実施の形態における薬局データ記録装置1aの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0073】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、入力された認証データによりユーザを認証し、認証されたユーザの個人データを取得して、入力された薬歴簿データと取得された個人データとを対応付けて記録するので、薬歴簿を正確にかつ容易に記録することができ、薬歴簿を効率的に記録することができる。また、個人データが薬歴簿データに対応付けて記録されるので、ユーザを容易に判別することができるとともに薬歴簿データの改竄を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の薬局システム100の全体構成を示す概念図である。
【図2】図1の薬局サーバ1aの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2のRAM12に格納される薬歴簿データメモリ121のデータ格納例を示す図である。
【図4】図2のRAM12に格納される個人別一致比率データメモリ122のデータ格納例を示す図である。
【図5】調剤師による服薬指導内容のデータを入力する入力装置を示す図であり、(a)は服薬指導内容を手書きのイメージデータとして入力する手書き入力装置111を示す図であり、(b)は服薬指導内容を調剤師の音声により入力する音声入力装置112を示す図である。
【図6】図2の記憶装置16に格納される個人認証データメモリ161のデータ格納例を示す図である。
【図7】図2の記憶装置16に格納される個人特定イメージデータメモリ162のデータ格納例を示す図である。
【図8】図2のCPU10によって実行される認証データ設定処理を説明するフローチャートである。
【図9】図2のCPU10によって実行される薬歴簿記録処理を説明するフローチャートである。
【図10】薬歴簿記録処理において実行される調剤師名特定処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】薬歴簿記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】図2のCPU10によって実行される薬歴簿印刷処理を説明するフローチャートである。
【図13】薬歴簿印刷処理において表示装置14に表示される選択画面141を示す図である。
【図14】図1の患者端末50aによって実行されるデータ取得処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b 薬局データ記録装置
10 CPU
11 入力装置
111 手書き入力装置
112 音声入力装置
12 RAM
13 伝送制御部
14 表示装置
15 印刷装置
16 記憶装置
17 計時部
30 調剤薬局サーバ
50a、50b 患者端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬局データ記録装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、病院等の診療機関で受診した患者が、診療機関で発行された処方箋を調剤薬局に持参し、調剤薬局の調剤師がその処方箋に基づいて薬を調剤して患者に手渡す医薬分業が推進されている。これに対して従来、処方箋をデータ化し、その処方箋データを病院外の指定された薬局に伝送し、薬局側でその処方箋データに基づいて調剤作業を行うシステムが提案されおり(例えば、特許文献1参照)、その調剤作業の際に、調剤師が、調剤した日付や調剤内容、患者への服薬指導内容、他の調剤師への申し送り等を患者毎に用意された薬歴簿(薬局のカルテ)に書き込み、記録することが行われている。
【0003】
しかし、調剤業務中は多忙であるため、薬を患者に手渡す際には薬歴簿に記録する服薬指導内容等を一旦手書きでメモに書き込み、そのメモ内容を調剤業務終了後等の手の空いた時間に薬歴簿に転記することが多い。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−231151号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのような薬歴簿の記録方法では、患者が多くなるにつれてメモの取り扱いが煩雑であるとともにメモを紛失する可能性がある。また、処方箋データから多数の情報を調剤師が確認せねばならず、さらにその確認した内容に基づいてメモ内容を薬歴簿に転記するので、煩雑な作業が重なり、転記時に誤記も生じやすかった。
【0006】
本発明の課題は、薬歴簿を効率的に記録することができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ユーザの認証データを入力する認証入力手段と、患者に手渡された薬に関しての薬歴簿データを入力する薬歴簿入力手段と、前記認証入力手段により入力された認証データを用いてユーザを認証する認証手段と、前記認証手段により認証されたユーザの個人データを取得する取得手段と、前記薬歴簿入力手段により入力された薬歴簿データと、前記取得手段により取得された個人データとを対応付けて記録する記録手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、入力された認証データによりユーザを認証し、認証されたユーザの個人データを取得して、入力された薬歴簿データと取得された個人データとを対応付けて記録するので、薬歴簿データを正確にかつ容易に記録することができ、薬歴簿を効率的に記録することができる。また、個人データが薬歴簿データに対応付けて記録されるので、ユーザを容易に判別することができるとともに薬歴簿データの改竄を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における薬局システム100の全体構成を示す概念図である。図1において、薬局システム100は、調剤薬局サーバ30と、薬局データ記録装置1a、1bと、患者端末50a、50bと、がネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能に接続されている。
【0010】
ネットワークNは、本実施の形態ではインターネットであるが、これに限定されるものではなく、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)を含めてもよく、電話回線、ISDN回線網、広域帯通信回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線、光通信回線、無線通信回線と、それを接続するインターネットサービスプロバイダ等を含む構成でもよい。
【0011】
調剤薬局サーバ30は、薬歴簿データベースを有し、この薬歴簿データベースに、薬局データ記録装置1a、1bからネットワークNを介して伝送された薬歴簿データファイルを患者毎に格納して管理する。調剤薬局サーバ30は、薬歴簿データベースに格納された薬歴簿データファイルの読み出しを制御し、患者端末50a、50bから患者名及びパスワードを送信されて薬歴簿データの要求を受けると、パスワードにより患者を認証し、認証された患者に対応する薬歴簿データのデータファイルを要求元の患者端末50a、50bに送信する。
【0012】
患者端末50a、50bは、患者が所有するパーソナルコンピュータや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の通信機能を備えた情報処理端末であり、患者から薬歴簿データを取得する指示を受けると、後述するデータ取得処理(図14参照)を実行する。
【0013】
患者端末50a、50bは、データ取得処理において、調剤薬局サーバ30にアクセスし、薬歴簿データを所望する患者名及びパスワードを入力させて、指定された患者名に対応する薬歴簿データを調剤薬局サーバ30に要求する。次いで、所望の薬歴簿データを音声データで取得することをユーザから指示されると、調剤薬局サーバ30からその音声データを受信し、出力手段により受信した音声データを再生出力する。
【0014】
薬局データ記録装置1a、1bは、調剤薬局に設置され、調剤薬局において作成される薬歴簿データ等の薬局に関するデータを記録する。なお、この調剤薬局においては、医療機関で発行された処方箋を持参した患者に対し、調剤師が処方箋に基づく調剤を行い、その服薬に関する指導を行う。
【0015】
図2を参照して、薬局データ記録装置1aの内部構成を詳細に説明する。なお、薬局データ記録装置1bの内部構成は薬局データ記録装置1aと同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0016】
図2において、薬局データ記録装置1aは、CPU10、入力装置11、手書き入力装置111、音声入力装置112、RAM12、伝送制御部13、表示装置14、印刷装置15、記憶装置16、計時部17から構成され、各部はバス18により接続される。
【0017】
CPU10は、記憶装置16に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを、RAM12に展開し、当該プログラムに従って薬局データ記録装置1aの各部を集中制御する。具体的には、CPU10は、記憶装置16から個人データ設定処理プログラム、薬歴簿記録処理プログラム、薬歴簿印刷処理プログラムを読み出して、後述する個人データ設定処理(図8参照)、薬歴簿記録処理(図9〜11参照)、薬歴簿印刷処理(図12参照)を実行する。
【0018】
CPU10は、個人データ設定処理において、手書き入力装置111から調剤師名(ユーザ名)を入力されると、個人認証データメモリ161を参照してその調剤師名に対応する個人データが既に登録されているか否かを判別し、登録されていない場合は個人データの設定画面を表示装置14に表示させて、設定指示を受けると手書き入力装置111から調剤師の捺印イメージデータ、サインイメージデータを、音声入力装置112から調剤師の音声データを入力させて、設定終了指示を受けると、入力された各個人データを個人認証データメモリ161に登録する。
【0019】
CPU10は、薬歴簿記録処理において、手書き入力装置111に手書きの薬歴簿イメージデータが入力されると、新規入力であれば現在の時間情報を計時部17から取得し、手書き入力装置111からその薬歴簿イメージデータを取り込んで時間情報とともにRAM12に一時記憶して、調剤師特定処理に移行する。
【0020】
調剤師特定処理において、CPU10は、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータに対し薬歴簿イメージデータを入力した調剤師を未特定の場合、個人特定イメージデータ162から最初に登録されている調剤師の特定用イメージ162bを読み出してRAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータと照合比較し、その一致比率を算出する。次いで、一致比率が50%以上であるか否かを判別し、50%以上の場合は個人別一致比率データメモリ122の該当する調剤師の一致比率122bに、算出した一致比率の値を更新設定する。次いで、個人特定イメージデータメモリ162に登録されている全調剤師に対して一致比率の算出処理を行ったか否かを判別し、全調剤師に対し一致比率を算出していない場合は個人特定イメージデータメモリ162に登録されている次の調剤師の特定用イメージ162bを読み出して一致比率を算出する。
【0021】
このようにして全調剤師に対して一致比率の算出処理を行うと、CPU10は、個人別一致比率データメモリ122を参照して一番高い一致比率を読み出し、読み出した一致比率は90%以下であるか否かを判別する。90%以下である場合は、調剤師を特定できず認証できなかったとしてエラーガイダンスを行い、調剤師のサインイメージを手書き入力装置111から入力させて、入力されたサインイメージと、個人特定イメージデータメモリ162のサインイメージ162cとを照合比較して調剤師を特定し、認証する。一方、一致比率が90%を超えている場合、その一番一致比率の高い調剤師を、薬歴簿イメージデータを入力した調剤師として特定して認証し、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータを薬歴簿データメモリ121に記録させてRAM12の一時記憶を消去する。
【0022】
次いで、特定された調剤師に対応する捺印イメージとサインイメージを個人認証データメモリ161から読み出して取得すると、薬歴簿データメモリ121に薬歴簿イメージデータと対応付けて記録させて、個人別一致比率データメモリ122の一致比率122bに設定した値を消去する。次いで、薬歴簿データメモリ121のイメージデータ121bから薬歴簿イメージデータを文字認識して文字データに変換すると、薬歴簿イメージデータに対応する患者名及び調剤薬局サーバ30にアクセスするためのパスワードを入力装置11から入力させて、薬歴簿イメージデータを文字データに変換した薬歴簿データファイルとともに伝送制御部13から調剤薬局サーバ30に伝送させる。
【0023】
すなわち、CPU10は、取得手段としての機能を有する。
【0024】
CPU10は、薬歴簿印刷処理において、計時部17から現在の時間情報を取得し、薬歴簿データメモリ121から現在時刻に近い薬歴簿データファイルを読み出して選択可能に表示した選択画面141(図13参照)を表示装置14に表示し、この選択画面141において、印刷対象の薬歴簿データファイルを選択されて印刷指示を受けると、印刷装置15にお薬手帳をセットさせて、印刷指示された服薬指導内容の薬歴簿データを文字認識して文字データに変換し、印刷装置15にセットされたお薬手帳に印刷する。
【0025】
入力装置11は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU10に出力する。なお、入力装置11は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングディバイスやその他の入力装置を備えることとしてもよい。
【0026】
RAM12は、CPU10によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM12は、薬歴簿データのデータファイルを格納する薬歴簿データメモリ121、調剤師毎に一致比率の値を格納する個人別一致比率データメモリ122を有している。
【0027】
ここで、図3、図4を参照してRAM12に格納される各メモリ121、122について説明する。
図3は、薬歴簿データメモリ121のデータ構成例を示す図である。薬歴簿データメモリ121は、薬歴簿データを記録した日付と時間を記録するヘッダデータ121aと、薬歴簿に記録する調剤内容、服薬指導内容、他の調剤師への申し送り等の薬歴簿イメージデータ、調剤師のサインイメージ及び捺印イメージの個人データを含むイメージデータ121bと、からなるデータファイルを格納する。具体的に説明すると、図3に示すように、最初の薬歴簿データファイルは、「02/07/31 AM11:30」の時間に薬歴簿イメージデータが記録され、調剤師により手書き入力された「×××は強いお薬です。眠気に注意して下さいと説明した」の薬歴簿イメージデータと対応付けて、調剤師である「田中」のサインイメージ、捺印イメージの個人データが記録されている。すなわち、薬歴簿データメモリ121は、記録手段としての機能を有する。
【0028】
図4は、個人別一致比率データメモリ122のデータ構成例を示す図である。個人別一致比率データメモリ122は、調剤師名122aと、その調剤師に対して算出された一致比率122bとを記憶する。
【0029】
伝送制御部13は、ネットワークN上の外部機器と通信を行うためのネットワークインターフェイスカード、モデム又はターミナルアダプタ等により構成される。
【0030】
手書き入力装置111は、図5(a)に示すように各種機能キーを有する操作部111aと、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示ディスプレイ111bと、表示ディスプレイ111bの表面に、タッチペン111cによる入力操作が可能なタッチパネルとを有する入力装置である。手書き入力装置111は、薬局データ記録装置1aに有線接続され、CPU10からの指示に応じて、タッチペン111cを用いて調剤師により手書き入力されたイメージデータをCPU10に送信する。
【0031】
音声入力装置112は、図5(b)に示すように音声を入力するマイク112aを有する。また、音声入力装置112は、薬局データ記録装置1aに有線接続され、CPU10からの指示に応じて、マイク112aから入力された調剤師の音声を音声データに変換してCPU10に送信する。
【0032】
すなわち、手書き入力装置111及び音声入力装置112は、認証入力手段、薬歴簿入力手段としての機能を有する。
【0033】
表示装置14は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD等による表示ディスプレイを備え、CPU10からの表示指示に基づいて各種表示データを表示する。
【0034】
印刷装置15は、ドットインパクト方式、熱転写方式、レーザ方式、インクジェット方式等の各種印刷方式により紙等の印刷記録媒体に印刷を行う。すなわち、印刷装置15は、出力手段としての機能を有する。
【0035】
記憶装置16は、プログラムやデータが予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶装置16に固定的に設けられるもの若しくは着脱自在に装着するものである。この記録媒体には、システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0036】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して伝送制御部13から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築された外部機器の記録媒体であってもよい。さらに、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0037】
また、記憶装置16は、各調剤師の各種個人データを記憶する個人認証データメモリ161、各調剤師を特定して認証するための特定用イメージデータを記憶する個人特定イメージデータメモリ162を格納する。
【0038】
図6は、個人認証データメモリ161のデータ構成例を示す図である。図6に示すように、個人認証データメモリ161は、調剤師の氏名をローマ字表記した調剤師161aと、調剤師の捺印のイメージデータである捺印イメージ161bと、調剤師の手書きサインのイメージデータであるサインイメージ161cと、調剤師の氏名の音声等の調剤師を特定可能な音声データ161dと、を記憶する。
【0039】
図7は、個人特定イメージデータメモリ162のデータ構成例を示す図である。図7に示すように、個人特定イメージデータメモリ162は、調剤師の氏名である調剤師名162aと、調剤師が手書きしたひらがな50音のイメージデータである特定用イメージ162bと、調剤師の手書きサインのイメージデータであるサインイメージ162cと、を記憶する。なお、これらの調剤師特定イメージデータは、予め調剤師により手書き入力装置111から入力されて個人特定イメージデータメモリ162に格納され、登録されているものとする。すなわち、個人特定イメージデータメモリ162は、認証手段としての機能を有する。
【0040】
計時部17は、年月日時分秒を計時して時間情報としてCPU10に出力する。
【0041】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
後述する各フローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムはコンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で薬局データ記録装置1aの記憶装置16に格納されており、薬局データ記録装置1aのCPU10は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU10は、伝送媒体を介して伝送される上記プグラムコードに従った動作を逐次実行することも可能である。すなわち、記憶装置16の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム又はデータを利用して本実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0042】
まず、図8に示すフローチャートを参照して、調剤師の個人データを設定する個人データ設定処理を説明する。
図8において、CPU10は、入力装置11から個人データ設定の指示が入力され、調剤師氏名を入力されると(ステップS1)、個人認証データメモリ161を参照して指定された調剤師名に対応する個人データが既に登録されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0043】
既に登録されている場合は個人データ設定処理を終了し、未登録の場合は個人データを設定する設定画面を表示装置14に表示する(ステップS3)。この設定画面において、CPU10は、調剤師により選択された処理判断が個人データの設定か、設定の終了かを判別し(ステップS4)、設定を選択された場合はまず、調剤師の個人データである捺印イメージを手書き入力装置111から入力させて、手書き入力装置111により得たその捺印イメージデータをRAM12に一時記憶させる(ステップS5)。
【0044】
次いで、調剤師の個人データである手書きサインイメージを手書き入力装置111から入力させて、手書き入力装置111により得たそのサインイメージデータをRAM12に一時記憶させる(ステップS6)。次いで、調剤師の個人データである音声を音声入力装置112から入力させて、音声入力装置112により得たその音声データをRAM12に一時記憶させる(ステップS7)。
【0045】
このようにして、各種個人データを入力させると、ステップS4に戻って次の処理を調剤師に選択させ、調剤師により選択された処理判断が認証データの設定か、設定終了かを判別する(ステップS4)。設定終了である場合はRAM12に一時記憶した捺印イメージデータ、サインイメージデータ、音声データの各個人データを、ステップS1で入力された調剤師名と対応付けて個人認証データメモリ161に格納して登録し(ステップS8)、認証データ設定処理を終了する。一方、設定を選択された場合はステップS5に移行して、捺印イメージ、サインイメージ、音声データの各個人データの再設定を行う。
【0046】
次に、図9に示すフローチャートを参照して、手書き入力装置111に入力された薬歴簿イメージデータをその調剤師の個人データと対応付けて記録する薬歴簿記録処理を説明する。
図9において、CPU10は、手書き入力装置111を介して、調剤師により服薬指導内容等の薬歴簿の手書き入力の設定を指示されたか否かを判別し(ステップS11)、設定指示されていない場合は薬歴簿記録処理を終了する一方、設定指示された場合は手書き入力装置111において入力が完了し、手書き入力の薬歴簿イメージデータが有るか否かを判別する(ステップS12)。
【0047】
手書き入力の薬歴簿イメージデータが無い場合は入力エラーガイダンスを行って(ステップS13)、薬歴簿記録処理を終了し、手書き入力の薬歴簿イメージデータが有る場合はその薬歴簿イメージデータは、例えば書き換え等のための入力ではなく、新規入力の薬歴簿イメージデータであるか否かを判別する(ステップS14)。新規入力ではない場合はステップS7に移行し、新規入力である場合は現在の月日時分を計時してその時間情報をRAM12に一時記憶する(ステップS15)。次いで、手書き入力装置111から薬歴簿イメージデータを取り込み(ステップS16)、取り込んだ薬歴簿イメージデータをRAM12に一時記憶させて(ステップS17)、ステップS18の調剤師特定処理に移行する。
【0048】
図10に示すフローチャートを参照して調剤師特定処理を説明する。
図10において、CPU10は、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータについて既に調剤師を特定済みであるか否かを判別する(ステップS19)。具体的には、薬歴簿イメージデータに調剤師の個人データである捺印イメージやサインイメージが含まれていれば特定済みであるので、薬歴簿イメージデータ内において調剤師の個人データの有無を判別することにより特定済みか否かを判別する。既に調剤師を特定している場合は次の処理である、図11に示すステップS25に移行する。
【0049】
一方、調剤師を未特定の場合は、個人特定データメモリ162に最初に登録されている調剤師の特定用イメージ162bを読み出してRAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータと照合比較し、その一致比率を算出する(ステップS20)。次いで、算出した一致比率は50%以上であるか否かを判別する(ステップS21)。
【0050】
一致比率が50%以上である場合、個人別一致比率データメモリ122の該当する調剤師の一致比率122bに設定されている値を、算出した一致比率の値に書き換えて更新し(ステップS22)、ステップS23に移行する。
【0051】
一方、一致比率が50%より小さい場合、個人特定データメモリ162に登録されている全ての調剤師について、一致比率を算出する算出処理を行ったか否かを判別する(ステップS23)。全ての調剤師について算出処理を終了していない場合は、個人特定データメモリ162から次に登録されている調剤師の特定用イメージ162bを読み出して上述した方法と同様に一致比率を算出する(ステップS24)。
【0052】
このようにして、全調剤師について算出処理が終了すると、CPU10は、図11のステップS25に移行し、個人別一致比率データメモリ162を参照して一番高い一致比率を読み出す(ステップS25)。次いで、読み出した一致比率が90%以下であるか否かを判別し(ステップS26)、一致比率が90%以下である場合は調剤師を特定できなかったことを表示装置14にメッセージ表示する等して調剤師を認証できなかった旨のエラーガイダンスを行う(ステップS27)。そして、調剤師のサインを入力して下さい等のメッセージを表示する等してサインイメージの入力を要求するガイダンスを行って(ステップS28)、手書き入力装置111におけるサインイメージ入力を待機する(ステップS29)。
【0053】
手書き入力装置111におけるサインイメージ入力が完了し、手書き入力装置111から取り込むと、このサインイメージと、個人特定イメージデータメモリ162のサインイメージ162cとを照合比較して調剤師を特定し(ステップS30)、薬歴簿イメージデータを入力した調剤師を認証すると、ステップ32に移行する。
【0054】
一方、ステップS26において、一致比率が90%より大きい場合、その一番一致比率が高い調剤師名122aを読み出し、薬歴簿イメージデータを入力した調剤師であると特定して認証する(ステップS31)。次いで、RAM12に一時記憶した薬歴簿イメージデータ及び時間情報を入力時の元データのまま薬歴簿データメモリ121に記録すると、RAM12に一時記憶していた薬歴簿イメージデータ及び時間情報を消去(クリア)する(ステップS32)。
【0055】
次いで、個人認証データメモリ161から、特定された調剤師に対応する捺印イメージ161b及びサインイメージ161cの個人データを読み出して、服薬指導内容の薬歴簿イメージデータと対応付けて薬歴簿データメモリ121のイメージデータ121bに記憶させると(ステップS33)、次の調剤師特定処理のために個人別一致比率データメモリ122に記憶されている一致比率122bの値を消去する(ステップS34)。
【0056】
次いで、CPU10は薬歴簿データメモリ121に記憶したイメージデータ121bから服薬指導内容の薬歴簿イメージデータ(元データ)を文字認識して文字データに変換する(ステップS35)。次いで、調剤師に、薬歴簿データファイルに対応する患者名及びサーバへアクセスするためのパスワードを入力装置11から入力させて、薬歴簿データメモリ121に記録した今回の薬歴簿データファイルとともに伝送制御部13により調剤薬局サーバ30に伝送させて(ステップS36)、薬歴簿記録処理を終了する。
【0057】
次に、図12を参照して、薬歴簿データに基づいて患者が所有するお薬手帳に服薬指導内容を印刷する薬歴簿印刷処理を説明する。なお、お薬手帳とは、調剤薬局サーバ30、薬局データ記録装置1a、1bで管理されている薬歴簿データと同一内容を記録している患者側の薬歴簿である。
【0058】
図12において、まずCPU10は、計時部17により現在の時間情報を取得すると、薬歴簿データメモリ121を読み出し(ステップS101)、現在時刻に近い薬歴簿データのデータファイルを取得して、選択可能な表示形態で表示装置14に表示させ(ステップS102)、印刷対象の薬歴簿データを選択するように促すメッセージを表示させる。具体的には、図13に示すような選択画面141を表示し、現在時刻(画面下部に表示)に近い薬歴簿データを画面中に設けた枠内に表示し、カーソル11aを操作することにより表示する薬歴簿データを選択可能にしている。この選択画面141では、印刷開始を指示されると、枠内に表示されている薬歴簿データを印刷対象として決定する。
【0059】
CPU10は、印刷対象の薬歴簿データが選択されると(ステップS103)、印刷開始の指示を待機し(ステップS104)、印刷開始が指示されると、印刷装置15にお薬手帳がセットされているか否かを判別する(ステップS105)。お薬手帳がセットされていない場合は、お薬手帳を印刷装置15にセットするようメッセージを表示装置14に表示させる等してガイダンスを行う(ステップS106)。
【0060】
一方、お薬手帳がセットされている場合は選択された薬歴簿データ(イメージデータ)から文字認識して文字データに変換し(ステップS106)、印刷装置15によりお薬手帳に印刷させて(ステップS107)、薬歴簿印刷処理を終了する。
【0061】
以上、薬歴簿データをイメージデータで記録し、印刷出力することを例として薬局データ記録装置1aの薬歴簿記録処理及び薬歴簿印刷処理の動作を説明したが、イメージデータに限らず、服薬指導内容を調剤師の音声で音声入力装置111bにより入力して、薬歴簿データを音声データで記録することも可能である。その場合、薬歴簿記録処理においては、薬局データ記録装置1aに調剤師特定用の音声データを予め登録しておき、調剤師特定処理では特定用の音声データと、入力された薬歴簿音声データとを照合して調剤師を特定して認証し、個人認証データメモリ161から特定された調剤師に対応する音声データを取得して薬歴簿音声データと対応付けて記録する。また、薬歴簿印刷処理では、服薬指導内容の音声データを音声認識して文字データに変換し、薬歴簿データをお薬手帳に印刷出力する又はスピーカ等の出力手段を備えて音声データを再生出力することとしてもよい。
【0062】
次に、図14を参照して、各患者の薬歴簿データのデータファイルを管理する薬局サーバ30から患者端末50aが薬歴簿データを取得するデータ取得処理を説明する。
図14において、まず患者端末50aは、ネットワークNを介して調剤薬局サーバ30にアクセスすると(ステップS201)、患者名、パスワードを入力する入力画面を表示手段に表示し、薬歴簿(又はお薬手帳)に登録している患者名及び薬歴簿データ取得のためのパスワードを入力させる(ステップS202)。
【0063】
患者端末50aは、患者名及びパスワードを入力されると調剤薬局サーバ30に送信し、調剤薬局サーバ30は、送信されたパスワードにより患者を認証する。患者端末50aは、患者が認証された場合には患者名に対応する薬歴簿データのデータファイルを調剤薬局サーバ30に要求する。そして、調剤薬局サーバ30から薬歴簿データファイルの一覧情報を受信して表示手段に表示し、所望の薬歴簿データファイルを選択されると、選択された薬歴簿データファイルから薬歴簿データを音声データ又はイメージデータのどちらで取得するかを選択させ、例えば音声データで取得することを選択されると調剤薬局サーバ30に音声データによる薬歴簿データを要求する(ステップS203)。
【0064】
調剤薬局サーバ30は、要求された音声データの薬歴簿データファイルを患者端末50aに送信し、患者端末50aは、音声データの薬歴簿データファイルを受信して(ステップS204)、スピーカ等の出力手段により音声データを再生出力し(ステップS205)、データ取得処理を終了する。
【0065】
以上のように、予め個人特定イメージデータメモリ162bに調剤師を特定するための特定用データを登録しておき、調剤師のサイン、捺印、音声等の複数の個人データを入力して個人認証データメモリ161に設定し、服薬指導内容等の薬歴簿データを手書きのイメージデータ又は音声データで入力されると、入力された薬歴簿データを用いて調剤師を特定して認証し、認証された調剤師に対応する個人データを個人認証データメモリ161から読み出して入力されたイメージデータ又は音声データの薬歴簿データと対応付けて薬歴簿データメモリ121に記憶させるので、服薬指導と同時に薬歴簿の記録を行うことができ、薬歴簿記録作業に対する調剤師の負担を軽減することができる。従って、薬歴簿を効率的に記録することができる。
【0066】
また、薬歴簿データを用いて認証された調剤師の個人データを薬歴簿データと対応付けて記録するので、薬歴簿データの改竄を防止することができるとともに服薬指導を行った調剤師を容易に判別することができる。
【0067】
さらに、薬歴簿データは、調剤師の手書きのイメージデータ又は調剤師の音声データで入力するので、服薬指導内容等の薬歴簿データを正確かつ容易に記録することができ、薬歴簿記録に対する信頼性を向上させることができる。
【0068】
また、記録した薬歴簿データを患者が有するお薬手帳に容易に印刷出力することができ、その際には、必要に応じてイメージデータから文字認識して文字データに変換する、或いは音声データから音声認識して文字データに変換して、文字データに変換した薬歴簿データを印刷出力するので、より見やすい文字で薬歴簿データを患者に提供することができる。
【0069】
さらに、薬局データ記録装置1a、1bにより記録された薬歴簿データのデータファイルは調剤薬局サーバ30に伝送されて管理され、患者端末50a、50bが調剤薬局サーバ30にアクセスして、調剤薬局サーバ30で管理されている薬歴簿データを取得し、音声で再生したり、イメージ表示したりするので、患者が所望の薬歴簿データを所望する時に確認することができ、利便性が向上する。
【0070】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明の薬局データ処理装置を適用した薬局データ記録装置1aの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、調剤師の個人データとして、調剤師のサインイメージデータ、捺印イメージデータ、音声データを個人認証データメモリ161に設定登録することとしていたが、これに限らず、調剤師の指紋データやパスワード等の他の個人データであってもよい。
【0071】
また、本実施の形態では、調剤師の認証データとして、調剤師から入力されたイメージデータ又は音声データ等の薬歴簿データ自体を認証データとして適用していたが、薬歴簿データを入力した調剤師を特定して認証できるのであればこれに限らず、調剤師のIDやパスワード、認証用のサインを認証データとして入力することとしてもよい。また、認証データを複数入力し、その複数の認証データのうち、1つ以上の認証データを組み合わせて用い、調剤師を認証することとしてもよい。
【0072】
その他、本実施の形態における薬局データ記録装置1aの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0073】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、入力された認証データによりユーザを認証し、認証されたユーザの個人データを取得して、入力された薬歴簿データと取得された個人データとを対応付けて記録するので、薬歴簿を正確にかつ容易に記録することができ、薬歴簿を効率的に記録することができる。また、個人データが薬歴簿データに対応付けて記録されるので、ユーザを容易に判別することができるとともに薬歴簿データの改竄を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の薬局システム100の全体構成を示す概念図である。
【図2】図1の薬局サーバ1aの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2のRAM12に格納される薬歴簿データメモリ121のデータ格納例を示す図である。
【図4】図2のRAM12に格納される個人別一致比率データメモリ122のデータ格納例を示す図である。
【図5】調剤師による服薬指導内容のデータを入力する入力装置を示す図であり、(a)は服薬指導内容を手書きのイメージデータとして入力する手書き入力装置111を示す図であり、(b)は服薬指導内容を調剤師の音声により入力する音声入力装置112を示す図である。
【図6】図2の記憶装置16に格納される個人認証データメモリ161のデータ格納例を示す図である。
【図7】図2の記憶装置16に格納される個人特定イメージデータメモリ162のデータ格納例を示す図である。
【図8】図2のCPU10によって実行される認証データ設定処理を説明するフローチャートである。
【図9】図2のCPU10によって実行される薬歴簿記録処理を説明するフローチャートである。
【図10】薬歴簿記録処理において実行される調剤師名特定処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】薬歴簿記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】図2のCPU10によって実行される薬歴簿印刷処理を説明するフローチャートである。
【図13】薬歴簿印刷処理において表示装置14に表示される選択画面141を示す図である。
【図14】図1の患者端末50aによって実行されるデータ取得処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b 薬局データ記録装置
10 CPU
11 入力装置
111 手書き入力装置
112 音声入力装置
12 RAM
13 伝送制御部
14 表示装置
15 印刷装置
16 記憶装置
17 計時部
30 調剤薬局サーバ
50a、50b 患者端末
Claims (18)
- ユーザの認証データを入力する認証入力手段と、
患者に手渡された薬に関しての薬歴簿データを入力する薬歴簿入力手段と、
前記認証入力手段により入力された認証データを用いてユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段により認証されたユーザの個人データを取得する取得手段と、
前記薬歴簿入力手段により入力された薬歴簿データと、前記取得手段により取得された個人データとを対応付けて記録する記録手段と、
を備えることを特徴とする薬局データ記録装置。 - 前記記録手段により記録された薬歴簿データと個人データとを出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の薬局データ記録装置。
- 前記出力手段は、前記薬歴簿データと個人データとを、患者が有するお薬手帳に印刷出力することを特徴とする請求項2に記載の薬局データ記録装置。
- 前記認証入力手段は、複数の認証データを入力し、
前記認証手段は、前記認証入力手段により入力された複数の認証データのうち、1つ以上の認証データを用いてユーザを認証することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の薬局データ記録装置。 - 前記記録手段は、前記薬歴簿データを入力時の元データとして記録することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の薬局データ記録装置。
- 前記記録手段は、前記元データを文字データに変換して記録することを特徴とする請求項5に記載の薬局データ記録装置。
- 前記認証データ及び前記薬歴簿データは、ユーザによる手書きのイメージデータであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の薬局データ記録装置。
- 前記認証データ及び前記薬歴簿データは、ユーザの音声データであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の薬局データ記録装置。
- 前記認証手段は、前記薬歴簿入力手段により入力された薬歴簿データを用いてユーザを認証し、
前記記録手段は、前記認証手段によりユーザが認証されると、ユーザ認証に用いられた薬歴簿データを、前記個人データと対応付けて記録することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の薬局データ記録装置。 - コンピュータに、
ユーザの認証データを入力させる認証入力機能と、
患者に手渡された薬に関しての薬歴簿データを入力させる薬歴簿入力機能と、前記認証入力機能により入力された認証データを用いてユーザを認証させる認証機能と、
前記認証機能により認証されたユーザの個人データを取得させる取得機能と、前記薬歴簿入力機能により入力された薬歴簿データと、前記取得機能により取得された個人データとを対応付けて記録させる記録機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記記録機能により記録された薬歴簿データと個人データとを出力させる出力機能を含むことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
- 前記出力機能は、前記薬歴簿データと個人データとを、患者が有するお薬手帳に印刷出力させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
- 前記認証入力機能は、複数の認証データを入力させ、
前記認証機能は、前記認証入力機能により入力された複数の認証データのうち、1つ以上の認証データを用いてユーザを認証させることを特徴とする請求項10〜12の何れか一項に記載のプログラム。 - 前記記録機能は、前記薬歴簿データを入力時の元データとして記録させることを特徴とする請求項又は10〜13の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記記録機能は、前記元データを文字データに変換して記録させることを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
- 前記認証データ及び前記薬歴簿データは、ユーザによる手書きのイメージデータであることを特徴とする請求項10〜15の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記認証データ及び前記薬歴簿データは、ユーザの音声データであることを特徴とする請求項10〜15の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記認証機能は、前記薬歴簿入力機能により入力された薬歴簿データを用いてユーザを認証させ、
前記記録機能は、前記認証機能によりユーザが認証されると、ユーザ認証に用いられた薬歴簿データを、前記個人データと対応付けて記録させることを特徴とする請求項10〜17の何れか一項に記載のプログラム。
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