JP2004102107A - 光ケーブルのスロットロッド切込み具 - Google Patents

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JP2004102107A
JP2004102107A JP2002266520A JP2002266520A JP2004102107A JP 2004102107 A JP2004102107 A JP 2004102107A JP 2002266520 A JP2002266520 A JP 2002266520A JP 2002266520 A JP2002266520 A JP 2002266520A JP 2004102107 A JP2004102107 A JP 2004102107A
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Noboru Nishizawa
西澤 昇
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C Cube Corp
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CUBE CORP C
C Cube Corp
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Abstract

【課題】外径の大きなスロットロッドに対して確実な切り込みが可能でかつ作業効率も良い。
【解決手段】一対の切断刃2A,2Bと、これら切断刃2A,2Bを互いの刃部21を対向させて、切断刃2Aを固定状態で保持するとともに、切断刃2Bを切断刃2Aに対して接近ないし離間する方向へ移動可能な状態で保持してこれらの間にスロットロッド42を挿通する空間Sを形成する保持部材1と、当該保持部材1に形成されたネジ孔141に貫設され先端が切断刃2Bに結合されて回転操作に伴い軸方向へ前後動して切断刃2Bを移動させる操作シャフト3とを備えている。切断刃2A,2Bの刃部21は、凹陥する三角形状となっている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周の溝条内に光芯線を収納するようにした光ケーブルのスロットロッドを除去して、当該スロットロッドの軸心に埋設されたテンションメンバを露出させる作業に使用するスロットロッド切込み具に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ケーブルはおよそ図6に示す構造となっている。すなわち図6において、光ケーブル4のスロットロッド42は樹脂製で、外周には螺旋状に複数の溝条422が形成されており、これら溝条422内にそれぞれ複数の光芯線(図示略)が収納されている。スロットロッド42の軸心には撚鋼線よりなるテンションメンバ41が埋設されてケーブル全体の引っ張り強度が向上させられている。また、スロットロッド42の外周はケーブル外被43で覆われている。
【0003】
光ケーブル4から光芯線を分岐する場合には、必要範囲の外被43を取り除いてスロットロッド42を露出させ、溝条422内の光芯線を取り出してエアシート63(図7参照)を巻き付けて纏めておく。ここでエアシートとは、ポリエチレンフィルム等で成形された気泡入り緩衝材である。続いて外被43を取り除いた部分のスロットロッド42を必要長だけテンションメンバ41と共に切り落とし、切り残されたスロットロッド42の端部を一定長で除去してテンションメンバ41を露出させる(図6)。
【0004】
テンションメンバ41を露出させた光ケーブル4の端部は図7に示すように、公知の芯線分岐具のケーブル把持金具6A,6Bにより挟んで保持され、同時にテンションメンバ41はケーブル把持金具6A,6Bに突設されたテンションメンバ固定金具61(一方のケーブル把持金具のもののみを図示)の筒部611内に挿入されてネジ固定される。左右のケーブル把持金具6A,6Bは連結棒62の両端に固定されて、エアシート63で纏められた上記光芯線よりも短い一定間隔に保たれており、これにより光芯線は適当な弛みを生じている。この状態で光芯線のうちの必要なものを切断して分岐させる。
【0005】
ところで、スロットロッド42の端部を一定長で除去してテンションメンバ41を露出させるのに、従来は、鋏のようなものでスロットロッド端部の所定位置をテンションメンバ41の外周に至るまで切り込み、当該切り込み位置から端面までのスロットロッド42部分をテンションメンバ41の外周から引き抜き除去していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、鋏によるスロットロッド42の除去は、その外径が大きくなると鋏の開き角が大きくなって切り込みが困難になるとともに、全周を同時に切り込むことができないために作業効率が悪いという問題があった。また、エアシート63で纏める際にこぼれて外部に露出してしまった光芯線が、開いた鋏の刃によって誤って切断されるおそれもあった。
【0007】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、外径の大きなスロットロッドに対して確実な切り込みが可能でかつ作業効率も良く、光芯線を切断するおそれもない光ケーブルのスロットロッド切込み具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明では、一対の切断刃(2A,2B)と、これら切断刃(2A,2B)を互いの刃部(21)を対向させて、一方の切断刃(2A)を固定状態で保持するとともに、他方の切断刃(2B)を一方の切断刃(2A)に対して接近ないし離間する方向へ移動可能な状態で保持してこれらの間にスロットロッド(42)を挿通する空間(S)を形成する保持部材(1)と、当該保持部材(1)に形成されたネジ孔(141)に貫設され先端が他方の切断刃(2B)に結合されて回転操作に伴い軸方向へ前後動して他方の切断刃(2B)を移動させる操作シャフト(3)とを具備している。
【0009】
本第1発明において、切断刃間に生じた空間内に外被を除去したケーブル端部のスロットロッドを挿入し、操作シャフトによって他方の切断刃を一方の切断刃へ向けて接近移動させると、この過程でスロットロッドは両切断刃の刃部の間に挟まれて切り込まれ、切断される。操作シャフトによって移動させられる切断刃と固定された切断刃とでスロットロッドを両側から挟んで切り込むことができるから、切り込みが確実に行われるとともに作業効率も良い。また、切断刃は互いの刃部を対向させて保持部材内に保持されており、これら切断刃間に生じた空間内にスロットロッドを挿入するようにしているから、エアシートからこぼれている光芯線が誤って切断されるおそれもない。
【0010】
本第2発明では、上記切断刃(2A,2B)の刃部(21)を、凹陥する三角形状とする。本第2発明では切断刃の刃部を凹陥する三角形としたから、スロットロッドをその外径の大小に拘らず確実に位置決めして周方向の複数位置から同時に切り込むことができる。
【0011】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1にはスロットロッド切込み具の正面図を示し、図2にはその平面図を示す。スロットロッド切込み具は保持部材1を備えており、保持部材1は、上下位置を平行に延びる横枠11,12と、これら横枠11,12の両端を結合する縦枠13,14とからなる長方形の枠体である。保持部材1の枠内一端部には切断刃2Aが固定されており、一方、枠内の他端部には、切断刃2Bが横枠11,12に沿って摺動可能に配設されている。すなわち、上下の横枠11,12の対向面には長手方向へ案内溝(図示略)が形成されて、これら案内溝内に切断刃2Bの上下縁が嵌装されている。
【0013】
切断刃2A,2Bは同形で、図3に示すように略長方形の板体の一端部中央に取付部22が突出形成されるとともに、他端面は三角形状に凹陥した刃部21となっている。切断刃2A,2Bは互いに刃部21を対向させて位置させられており、これらの間にスロットロッド42を挿通する空間Sが形成されている。なお、各刃部21の中央には、スロットロッド42の軸心に埋設されたテンションメンバ41の外径にほぼ等しい半円形の切欠き部211が形成されている。縦枠14の上下方向中央には水平にネジ孔141が形成されており、ここに、操作シャフト3のネジ棒31が貫通させてある。ネジ棒31の先端はホルダ33を介して切断刃2Bの後端に結合されており、またネジ棒31の基端には円形ハンドル32が装着されている。円形ハンドル32によって操作シャフト3を正逆回転させると、ネジ棒31は前後動し、これに応じて切断刃2Bが切断刃2Aに対して接近ないし離間する方向へ移動させられる。
【0014】
スロットロッド切込み具を使用する場合には、操作シャフト3を回転させて切断刃2Aから離間するように切断刃2Bを移動させ、これら切断刃2A,2B間に生じた空間S内に図1に示すように外被43(図6)が除去されたケーブル端部のスロットロッド42を挿入する。この後、操作シャフト3を逆転させて切断刃2Bを切断刃2Aへ向けて移動させると、この過程でスロットロッド42は両切断刃2A,2Bの三角形状の刃部21の間に挟まれて全周から切り込まれ、切断される。刃部21には中央に切欠き部211が形成されているから、スロットロッド42の軸心に埋設されているテンションメンバ41は切断されずに残される。なお、切断刃2Bの移動を適当位置で止めるようにすれば、切欠き部211を形成する必要は必ずしもない。
【0015】
このようなスロットロッド切込み具によれば、スロットロッド42が大径のものであってもこれを両切断刃2A,2Bの刃部21で両側から挟んで全周をほぼ同時に切り込むことができるから、切り込みが確実に行われるとともに作業効率も良い。特に本実施形態では刃部21を、凹陥する三角形としたからスロットロッド42の外径の大小に拘らず確実に位置決めして切り込むことができる。また、切断刃2A,2Bは互いの刃部21を対向させて横枠11,12と縦枠13,14からなる保持部材1内に保持され、切断刃2A,2B間に生じた空間S内にスロットロッド42を挿入するようにしているから、エアシート63(図7)からこぼれている光芯線が切断刃2A,2Bによって誤って切断されるおそれはない。
【0016】
スロットロッド42が切断されたケーブル端部はスロットロッド切込み具から取り出される。続いて、切り込み位置から端面までのスロットロッド42部分をテンションメンバ41の外周から引き抜いて除去する必要があり、この場合は図4、図5に示す引き抜き工具5を使用すると良い。なお、図4は引き抜き工具5の正面図、図5はその側面図である。引き抜き工具5は正面視で長方形状をなし、基端部が平板状の把持部51となるとともに、残る部分は側面視で、先端に向かって下り傾斜する斜面52aを形成した楔状の進入部52となっている。進入部52には中央に長手方向へ延びる一定幅の切欠き溝53が形成されている。この切欠き溝53の幅はテンションメンバ41の外径よりも大きくしてある。なお、引き抜き工具5の適宜個所には軽量化のための貫通孔54が形成されている。
【0017】
引き抜き工具5を使用する場合にはその把持部51を掴んで、図5の矢印で示すように進入部52を、切り込みよって形成されたスロットロッド42の隙F内に進入させる。これにより、切り込み位置から端面までのスロットロッド部分421が進入部52の斜面52aに押されて矢印で示すようにテンションメンバ41の外周から引き抜かれ除去されて、テンションメンバ41が露出する。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明の光ケーブルのスロットロッド切込み具によれば、外径の大きなスロットロッドに対して確実な切り込みが可能であるとともに、作業効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスロットロッド切込み具の正面図である。
【図2】スロットロッド切込み具の平面図である。
【図3】切断刃の平面図である。
【図4】引き抜き工具の正面図である。
【図5】引き抜き工具の側面図である。
【図6】光ケーブル端部の側面図である。
【図7】芯線分岐具の全体斜視図である。
【符号の説明】
1…保持部材、141…ネジ孔、2A,2B…切断刃、21…刃部、3…操作シャフト、42…スロットロッド、S…空間。

Claims (2)

  1. 一対の切断刃と、これら切断刃を互いの刃部を対向させて、一方の切断刃を固定状態で保持するとともに、他方の切断刃を前記一方の切断刃に対して接近ないし離間する方向へ移動可能な状態で保持してこれらの間にスロットロッドを挿通する空間を形成する保持部材と、当該保持部材に形成されたネジ孔に貫設され先端が前記他方の切断刃に結合されて回転操作に伴い軸方向へ前後動して前記他方の切断刃を移動させる操作シャフトとを具備する光ケーブルのスロットロッド切込み具。
  2. 前記切断刃の刃部を凹陥する三角形状とした請求項1に記載の光ケーブルのスロットロッド切込み具。
JP2002266520A 2002-09-12 2002-09-12 光ケーブルのスロットロッド切込み具 Pending JP2004102107A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104300446A (zh) * 2014-10-30 2015-01-21 国家电网公司 绝缘导线中间剥线器
CN111668771A (zh) * 2020-06-30 2020-09-15 新兴铸管股份有限公司 电缆外皮修整器

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