JP2004101005A - 冷蔵庫、冷蔵庫の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵室などの加湿運転により鮮度保持可能な冷蔵庫を得ることを目的とする。また、加湿運転中でも庫内の温度上昇を抑えた信頼性の高い冷蔵庫を得ることを目的とする。
【解決手段】冷凍サイクルを構成する圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、圧縮機の運転停止、除霜用ヒータへの通電、かつ冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ冷蔵室ダクトダンパの開放を行なって、送風機の運転による冷蔵室内への加湿運転を行い、温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合には、除霜用ヒータへの通電停止および圧縮機の運転開始による冷蔵室内の冷却運転を行なう冷蔵室温度復帰運転を行なうように制御する制御手段と、を備えた。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷気を庫内に強制循環させる冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の冷蔵庫における除霜運転時の動作パターンを表した図である。図において、横軸は時間であり、縦軸は冷凍室温度サーミスタ(Fサーミスタ)の検出温度、圧縮機(COMP)運転状態、冷凍室ダクトダンパ(Fダクトダンパ)の動作状態、冷蔵室温度サーミスタ(Rサーミスタ)の検出温度、冷蔵室ダクトダンパ(Rダクトダンパ)の動作状態、送風機(ファン)の運転状態を表している。
【0003】
圧縮機の起動・停止は冷凍室温度サーミスタ(Fサーミスタ)にて検出された温度によって制御され、Fサーミスタ温度が所定の上限温度に達すると圧縮機および送風機(ファン)が起動して各室の冷却を開始し、Fサーミスタが所定の下限温度に達すると圧縮機を停止させるようにしている。それと同期して冷凍室用ダクトダンパ(Fダクトダンパ)を開閉させることによって冷凍室(F室)の温度制御を行う。
【0004】
また、冷凍室以外貯蔵室は、圧縮機起動時に各貯蔵室に設けられた温度サーミスタにて温度が検出され、冷却が必要であれば各貯蔵室のダクトダンパを開状態に制御して冷却を行う。このとき、ファンはいずれかのダクトダンパが開状態であれば回転しており、圧縮機運転中に冷凍室(F室)以外の貯蔵室において冷却不足の場合には、圧縮機が停止した後でもファンは回りつづけ、圧縮機の運転、停止には連動していない。
【0005】
例えば図8は、冷蔵室(R室)が圧縮機起動から停止までの間に冷却しきらなかった場合の一例を示したものである。図中の時間t1で冷凍室温度が必要な下限温度まで低下したため圧縮機は停止しているが、冷蔵室温度は必要な下限温度まで低下していなかったため、ファンを継続してまわして、冷蔵室の温度が必要な下限温度まで低下するように冷却器の冷気を冷蔵室に送風して、冷蔵室の温度が必要な下限温度まで低下した時点(時間t2)でファンを停止させるようにしている。
【0006】
このとき、冷却器に空気を対流させることにより冷却器の温度上昇を図り、除霜用ヒータに通電せずに除霜するオフサイクルデフロストを行っている。この場合の冷気はオフサイクルデフロストも兼ねているので、圧縮機運転中の冷気に比べ湿度が高く、この冷気を冷蔵室に送風することで加湿することができる。
【0007】
また、扉開閉、庫内食品負荷などにより、圧縮機の回転速度、ファンの回転速度は変化する。図9は圧縮機とファンの運転状態を説明するための図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は圧縮機(COMP)の回転数、送風機(ファン)の回転数を表している。図に示すように、圧縮機運転中に扉開閉などがあった場合など、庫内の負荷が変化した場合には、圧縮機が起動してから第一の所定時間t3が経過後にそれぞれ回転数をC0→C1、F0→F1に上げて冷却能力を増加させて対応する。
【0008】
それでもまだ冷却能力が足りない場合には第二の所定時間t4経過後にそれぞれ回転数をC1→C2、F1→F2に上げて庫内温度上昇に対応し、さらに、第三の所定時間t5経過後にそれぞれ回転数をC1→C2、F1→F2というように上昇させ、負荷に応じて回転数を上昇させて対応している。
【0009】
図10は、従来の冷蔵庫の除霜運転時の動作パターンを説明すための図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は圧縮機(COMP)運転状態、除霜用ヒータの通電状態、冷凍室ダクトダンパ(Fダクトダンパ)の動作状態、送風機(ファン)の運転状態、冷蔵室ダクトダンパ(Rダクトダンパ)の動作状態、冷却器温度、冷蔵室温度サーミスタ(Rサーミスタ)の検出温度を表している。
【0010】
除霜運転は圧縮機の積算運転時間がある所定の時間(時間t6)に達すると行われ、圧縮機が停止して除霜用ヒータに通電が開始されて除霜運転が開始される。このとき、切替室ダクトダンパ、製氷室ダクトダンパは閉状態である。
【0011】
除霜運転時においては、冷凍室ダクトダンパ(Fダクトダンパ)は閉状態となっている。これは除霜運転時、冷凍室の温度に比べて除霜用ヒータで加熱された冷却器周辺の温度の高い冷気が冷凍室に流入するのを防止して、冷凍室の温度上昇を防ぐためである。また、除霜運転時の冷気は通常運転中の冷気に比べ湿度が高く、このとき従来の冷蔵庫では冷蔵室ダクトダンパ(Rダクトダンパ)を開状態とし、送風機(ファン)をまわすことで冷蔵室の加湿を行っている。加湿運転時の送風機(ファン)の回転数F1は通常時の回転数F2よりも低く、この冷蔵庫として設定できる最も低い回転数に設定されている。
【0012】
また、除霜運転時は、冷却器出口に設けられたヘッダに取り付けられた除霜用温度サーミスタによって検出された温度に基づいて終了が判定される。冷却器に付着した霜を融解している間の冷却器温度は約0℃であり、この0℃で推移する時間は着霜量によって変化し、着霜量が多ければ0℃の時間も長くなる。霜が解けきると冷却器の温度が上昇しはじめると除霜用温度サーミスタの温度も上昇を始め、所定の温度に達した時点で除霜運転を終了し、通常運転に復帰する。この間もファンは回転しており、冷蔵室に冷気を送風している。
【0013】
このような従来の冷蔵庫が特開2001−280784号公報に開示されており、通常運転中に圧縮機が停止した場合、冷蔵室ダクトダンパを開状態としてファンを回転させて冷蔵室を加湿させ、また、除霜運転時も同じく、ずっと冷蔵室ダクトダンパを開状態として加湿させている例が示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷蔵庫は上述のように構成されており、除霜運転時に冷蔵室に湿度の高い冷気を送風するようになっている。
【0015】
しかし、除霜運転時の冷却器周辺の冷気温度は除霜運転開始から徐々に上昇し、着霜量が多いと冷蔵室温度よりも冷気温度が上回ってしまい冷蔵室を加熱してしまうことがある。着霜量が1リットルを越えるような場合では除霜運転が1時間を越える可能性があり、冷蔵室の温度が上限温度よりも上昇してしまい、庫内の食品が損傷する恐れがあった。
【0016】
また、特開2001−280784号公報に記載の冷蔵庫も、冷蔵室温度にて加湿運転のオン、オフを制御していないので、着霜量が多い場合にはずっと加湿運転が行なわれて冷蔵室が加熱されてしまい、食品が腐敗するなど損傷する恐れがある。
【0017】
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、冷蔵室などの加湿運転により鮮度保持可能な冷蔵庫を得ることを目的とする。また、加湿運転中でも庫内の温度上昇を抑えた信頼性の高い冷蔵庫を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の冷蔵庫は、少なくとも冷蔵室と冷凍室を備えた冷蔵庫において、冷却器で生成された冷気を前記冷凍室へ供給するための冷凍室用ダクトに設けられ、前記冷凍室へ供給される冷気量を調整する冷凍室用ダクトダンパと、前記冷却器で生成された冷気を前記冷蔵室へ供給するための冷蔵室用ダクトに設けられ、前記冷蔵室へ供給される冷気量を調整する冷蔵室用ダクトダンパと、前記冷却器近傍に設けられ、前記冷却器の除霜を行う除霜用ヒータと、前記冷蔵室内に設けられ、前記冷蔵室内の温度を検出する温度検出手段と、冷凍サイクルを構成する圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、前記圧縮機の運転停止、前記除霜用ヒータへの通電、かつ前記冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ前記冷蔵室ダクトダンパの開放を行なって、前記送風機の運転による前記冷蔵室内への加湿運転を行い、前記温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合には、前記除霜用ヒータへの通電停止および前記圧縮機の運転開始による前記冷蔵室内の冷却運転を行なう冷蔵室温度復帰運転を行なうように制御する制御手段と、を備えたものである。
【0019】
本発明の請求項2に記載の冷蔵庫は、前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、前記圧縮機を停止させるとともに、前記除霜用ヒータに通電して前記送風機による前記冷蔵室内の加湿運転を開始するようにしたものである。
【0020】
本発明の請求項3に記載の冷蔵庫は、前記冷蔵室内の加湿運転中に前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度に達してから所定時間だけ前記冷蔵室内の冷却を行う前記冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたものである。
【0021】
本発明の請求項4に記載の冷蔵庫は、冷蔵室の加湿運転中に前記冷却器に取り付けられた冷却器温度検出手段の検出温度が所定温度に達してから所定時間だけ前記冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたものである。
【0022】
本発明の請求項5に記載の冷蔵庫は、除霜運転開始から所定時間以内に除霜運転が解除された場合、次回の除霜運転開始までの設定時間を変更するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
ものである。
【0023】
本発明の請求項6に記載の冷蔵庫の運転方法は、冷蔵庫の除霜運転において、圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ冷蔵室ダクトダンパの開放、かつ前記圧縮機の停止、かつ除霜用ヒータへの通電、及び送風機による前記冷蔵室内の加湿運転を行う加湿運転開始ステップと、前記冷蔵室内に設けられた温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合に、前記除霜用ヒータへの通電の停止、かつ前記圧縮機の運転により前記冷蔵室を冷却する冷蔵室冷却運転ステップと、を備えたものである。
【0024】
本発明の請求項7に記載の冷蔵庫の運転方法は、前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、前記圧縮機の運転停止、前記冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ前記冷蔵室ダクトダンパの開放、かつ前記除霜用ヒータへの通電を行ない、前記送風機による加湿運転を行なうようにした加湿運転再開ステップを備えたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫を説明するための図であり、図1は冷蔵庫の正面図であり、図2は冷蔵庫の縦断面図、図3は製氷室近傍の縦断面図である。図1、図2、図3において、1は冷蔵庫本体、3は通常温度帯が−17℃〜−22℃に設定される冷凍室(F室)、4aは通常温度帯が0℃〜+6℃に設定される冷蔵室(R室)、4bは冷蔵室4a内に設置されたチルド室(C室)であり、温度が冷蔵室4aより若干低めで−1℃〜+3℃に設定される。5は温度設定が−19℃〜+6℃に大きく変更できる切替室(S室)、6は通常温度帯が−17℃〜−22℃に設定される製氷室(I室)、7は通常温度帯が+3℃〜+8℃に設定される野菜室(V室)である。
【0026】
切替室温度は、用途にあわせて、▲1▼ストック時+6℃、▲2▼冷蔵時+3℃、▲3▼チルド時0℃、▲4▼ソフトフリージング時(弱)−5℃、▲5▼ソフトフリージング時(中)−7℃、▲6▼ソフトフリージング時(強)−9℃、▲7▼冷凍時−19℃、の7段階に設定可能となっている。
【0027】
8は冷凍サイクルを構成すし、冷蔵庫背面下方の機械室に設けられる圧縮機、9aは冷蔵室(R室)用温度検出手段である冷蔵室用サーミスタ、9bはチルド室(C室)用温度検出手段であるチルド室用サーミスタ、9cは製氷室(I室)用温度検出手段である製氷室用サーミスタ、9dは切替室(S室)用温度検出手段である切替室用サーミスタ、9eは野菜室(V室)用温度検出手段である野菜室用サーミスタ、9fは冷凍室(F室)用温度検出手段である冷凍室用サーミスタ、9gは除霜用温度検出手段である除霜用サーミスタである。
【0028】
10は野菜室7や冷凍室3などの背面に形成される冷却室内に設けられ、冷気を生成する冷却器、11は冷却器室内に設けられ、冷却器10で生成された冷気を各貯蔵室(冷蔵室4a、冷凍室3、野菜室7や切替室5など)に供給する送風機(ファン)、12は冷却器10の出口に設けられたヘッダ、13は通電されることによって発熱し、冷却器10に着霜した霜を溶かす除霜用ヒータである。
【0029】
14aは冷蔵室へ供給される冷気量を調整する冷蔵室用ダクトダンパ、14bは製氷室へ供給される冷気量を調整する製氷室用ダクトダンパ、14cは切替室へ供給される冷気量を調整する切替室用ダクトダンパ、14dは冷凍室へ供給される冷気量を調整する冷凍室用ダクトダンパ、15aは冷蔵室用冷気吹き出し口、15bは製氷室用冷気吹き出し口、15cは切替室用冷気吹き出し口、15d冷凍室用冷気吹き出し口である。
【0030】
16aは冷蔵室4a内の冷気を冷却器室に戻す冷蔵室冷気戻り風路、16bは製氷室6内の冷気を冷却器室に戻す製氷室冷気戻り風路、16cは切替室5内の冷気を冷却器室に戻す切替室冷気戻り風路、16dは冷凍室3内の冷気を冷却器室に戻す冷凍室冷気戻り風路、17は冷却器10に着霜した霜の溶けた水などを受けるドレンパン、18は圧縮機8とともに冷凍サイクルを構成する凝縮器、19は冷凍サイクル中の水分を除去するドライヤ、20は凝縮器18にて凝縮された冷媒を減圧する毛細管、21は冷蔵室扉22を回動支持するヒンジ装置、22はヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される冷蔵室扉、23は冷蔵室内の中部、上部を区画する棚、24は冷蔵室扉の庫内側に設けられた小物などを収納する扉ポケットである。
【0031】
25はチルド室内に設けられ、前後方向に引き出し可能なチルド室収納ケース、27は左右のレールまたはローラ装置によって前後方向に引き出し可能な切替室扉、26は切替室に設けられ、切替室扉27とともに前後方向に移動可能な切替室収納ケース、29は左右のレールまたはローラ装置によって前後方向に引き出し可能な野菜室扉、28は野菜室に設けられ、野菜室扉29とともに前後方向に移動可能な野菜収納ケース、32は左右のレールまたはローラ装置によって前後方向に引き出し可能な冷凍室扉、30は冷凍室に設けられ、冷凍室扉32とともに移動可能な冷凍室下収納ケース、31は冷凍室下収納ケース31の上部に乗せられた状態で前後方向に引き出し可能となっている冷凍室上収納ケースである。
【0032】
34は左右のレールまたはローラ装置によって前後方向に引き出し可能な製氷室扉、33は製氷室に設けられ、製氷室扉34とともに前後方向に移動可能な製氷室収納ケース、35は氷を製氷する自動製氷機の製氷皿、36は製氷皿35を回転(反転)させて氷を離氷させるギアボックス、37は自動製氷機の製氷皿35に供給する水を貯留しておく給水タンク、38は給水タンク37内の水を給水パイプ39を介して製氷皿35に供給する給水ポンプである。100は冷蔵庫本体1の背面などの制御箱内に設けられ、制御手段であるマイコンであり、以下に説明する各種制御を実施する。
【0033】
ここで、図2中の矢印は冷媒の流れる順路を示している。本実施の形態の冷凍サイクルを構成する冷媒回路には圧縮機8と冷却器10はそれぞれ一つずつ接続されている。圧縮機8で圧縮された冷媒は高温高圧のガス状態となり、凝縮器18にて凝縮されて液状態となる。このとき凝縮器18の上部に設置されているドレンパン17は、除霜運転によって融解した水が流れ込んで貯留されるような構造となっており、この貯留された水は凝縮器18と熱交換して蒸発する。
【0034】
冷媒回路内の冷媒は、その後、ドライヤ19を通過して水分を吸着されて毛細管20へと導かれる。毛細管20に導かれた高温高圧の液状態の冷媒は減圧されて低温低圧の二相状態へと変化して冷却器10へと導かれる。冷却器10に導かれた冷媒は蒸発して熱交換を行い、冷却器10周囲の空気を冷却する。冷却された冷気は送風機(ファン)11によって各貯蔵室用ダクトおよび各貯蔵室の冷気吹き出し口を通って各貯蔵室室に送風される。また、冷媒回路内の蒸発した冷媒は再び圧縮機8へ導かれる。
【0035】
図4は本実施の形態1を表す冷蔵庫の除霜運転時の動作パターンを説明すための図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は圧縮機(COMP)運転状態、除霜用ヒータの通電状態、冷凍室ダクトダンパ(Fダクトダンパ)の動作状態、送風機(ファン)の運転状態、冷蔵室ダクトダンパ(Rダクトダンパ)の動作状態、冷却器温度、冷蔵室温度サーミスタ(Rサーミスタ)の検出温度を表している。
【0036】
本実施例では、除霜運転は圧縮機8の積算運転時間がある所定の時間に達すると行われ、圧縮機8が停止して除霜用ヒータ13に通電が開始されて除霜運転が開始される。このとき、冷凍室ダクトダンパ14d、切替室ダクトダンパ14c、製氷室ダクトダンパ14bは閉状態である。また、冷蔵室ダクトダンパ14aのみ開状態として送風機11により除霜運転により湿気を含んだ冷却器10近傍の冷気を冷蔵室4aに供給することによって加湿運転を行う。
【0037】
加湿運転中に冷蔵室4aに設置された冷蔵室内温度検出手段である冷蔵室用温度サーミスタ9aによって冷蔵室4a内の温度を検出し、所定の上限温度(冷蔵室ダクトダンパ14aを開放させる予め設定された上限温度)以上に達した場合に、除霜用ヒータ13への通電を中止し、冷蔵室用温度サーミスタ9aにより検出された温度が所定の下限温度TR1以下に達するまで圧縮機8を運転して冷蔵室4aの温度が上限温度を超えるのを抑制している。この冷蔵室4a内の温度が上限温度を超えないように除霜運転中に圧縮機8を運転させて加湿運転を中断して冷蔵室4aのみの冷却運転を行う運転を冷蔵室温度復帰運転ということとする。
【0038】
下限温度TR1は冷蔵室ダクトダンパ14aの上限温度(冷蔵室ダクトダンパ14aを開放させる予め設定された上限温度(開温度)より数℃程度(たとえば1℃)低い温度に設定している。また、冷蔵室温度復帰運転時の圧縮機回転数C3およびファン回転数F4は、通常運転時の圧縮機回転数C4およびファン回転数F5より、いずれも低く設定されている。また、ファン回転数F4については加湿運転時のファン回転数F3よりも高く設定されている。圧縮機回転数C3は設定可能な最低回転数に設定される。冷蔵室温度復帰運転時は冷蔵室4aのみしか冷却しないため通常時ほど大きな冷却能力は必要としないからである。
【0039】
また、冷蔵室温度復帰運転が終了した後は、圧縮機8が停止し、除霜用ヒータ13に通電され、冷却器10に取り付けられた除霜用サーミスタ9gにより検出された温度が所定値になるまで除霜運転は継続される。以上のような制御を本実施の形態では、制御手段であるマイコン100にて行なっている。
【0040】
本実施の形態では、除霜運転中に冷蔵室4aの加湿運転を行ない、この加湿運転中に冷蔵室4a内の温度を検出し、この検出された温度に基づいて加湿運転を中断して冷蔵室のみの冷却運転を行うようにしているので、冷蔵室4a内を加湿でき、冷蔵室4a内の食品の鮮度を長期間維持できる。また、冷蔵室4a内の温度上昇を抑制することができるので、冷蔵室4a内の食品等の損傷を防止できる。
【0041】
すなわち、本実施の形態では、冷却器10で生成された冷気を冷凍室3へ供給するための冷凍室用ダクトに設けられ、冷凍室3へ供給される冷気量を調整する冷凍室用ダクトダンパ14dと、冷却器10で生成された冷気を冷蔵室4aへ供給するための冷蔵室用ダクトに設けられ、冷蔵室4aへ供給される冷気量を調整する冷蔵室用ダクトダンパ14aと、冷却器10近傍に設けられ、冷却器10の除霜を行う除霜用ヒータ13と、冷蔵室4a内に設けられ、冷蔵室4a内の温度を検出する温度検出手段9aと、圧縮機8の積算運転時間が所定の時間以上になった場合には、圧縮機8を停止させ、かつ冷凍室ダクトダンパ14dを閉じ、かつ冷蔵室ダクトダンパ14aを開放し、かつ除霜用ヒータ11に通電し、送風機11によって冷却器10を通る空気を冷蔵室4aへ循環させて冷蔵室4a内の加湿運転を行い、温度検出手段9aにより検出された冷蔵室4a内温度が所定の第1温度(冷蔵室用ダクトダンパ14aを開放する温度)以上になった場合には、除霜用ヒータ13への通電を停止し、かつ圧縮機8を運転させ加湿運転を終了させて冷蔵室4a内の冷却運転を行うように制御する制御手段100と、を備えたので、冷蔵室4a内を加湿でき、冷蔵室4a内の食品の鮮度を長期間維持できる。また、冷蔵室4a内の温度上昇を抑制することができるので、冷蔵室4a内の食品等の損傷を防止できる。
【0042】
また、本実施の形態では、温度検出手段9aの検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度(下限温度TR1)以下になった場合に、圧縮機8を停止させるとともに、冷凍室ダクトダンパ14dを閉じ、かつ冷蔵室ダクトダンパ14aを開放し、除霜用ヒータ13に通電して送風機11による加湿運転を開始するようにしたので、冷蔵室4a内の温度上昇を抑制することができ、冷蔵室4a内の食品等の損傷を防止できる信頼性の高い冷蔵庫を得ることができる。
【0043】
図5は冷却器温度および冷蔵室温度の制御パターンを説明するための図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は冷却器温度、冷蔵室温度を表している。図において、圧縮機8、除霜用ヒータ13、冷凍室ダクトダンパ14d、ファン11、冷蔵室ダクトダンパ14aなど図1〜図4と同一の符号を付した同等部分の動作は図1〜図4と同等であるため説明は省略する。
【0044】
図4においては、冷蔵室用温度サーミスタ9aにより検出された冷蔵室温度が所定の上限温度(冷蔵室ダクトダンパ14aを開放させる予め設定された上限温度)以上に達した場合に、除霜用ヒータ13への通電を中止し、冷蔵室用温度サーミスタ9aにより検出された温度が所定の下限温度TR1以下に達するまで圧縮機8を運転して冷蔵室4aの温度が上限温度を超えるのを抑制していたが、図5では冷蔵室復帰運転をやめる手段が異なる。
【0045】
冷蔵室用温度サーミスタ9aにより検出された冷蔵室温度が所定の上限温度(冷蔵室ダクトダンパ14aを開放させる予め設定された上限温度)以上に達した場合に、除霜用ヒータ13への通電を中止して冷蔵室復帰運転を行なうのは図4と同じであるが、冷蔵室復帰運転をやめる手段が図4では冷蔵室温度の下限値TR1に基づいているが、図5では所定時間後に強制的に冷蔵室復帰運転をやめるようにしている。
【0046】
圧縮機8の積算運転時間が所定時間に達したときに除霜運転を開始する。除霜用ヒータ11に通電中に加湿運転を行い、冷蔵室用サーミスタ9aが所定の冷蔵室ダクトダンパ14aの所定の上限温度(開放温度)に達したときに冷蔵室4aの温度復帰運転を始める。そして所定の時間T1が経過した時点で冷蔵室温度復帰運転をやめて除霜運転を再開するというものである。
【0047】
ここで、所定の時間T1は、冷蔵室4a内の温度が満足できる温度まで低下できる時間を実験などにより設定すればよく、この所定時間T1はなるべく短い方が加湿運転が長時間できるので鮮度維持ができてよい。本実施の形態では、この所定時間T1をたとえば5分〜20分程度に設定しており、5分〜20分分程度冷蔵室温度復帰運転を行なえば、冷蔵室4a内は充分満足できる温度まで低下するので、食品などが損傷することがなく、また、加湿運転も充分可能なため鮮度維持が長期間可能で信頼性の高い冷蔵庫を得ることができる。
【0048】
すなわち、本実施の形態では、冷蔵室4aの加湿運転中に温度検出手段9aの検出した温度が所定の第1温度に達してから所定時間(T1)だけ圧縮機8を運転させて冷蔵室4aのみの冷却を行う冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたので、冷蔵室4a内の温度が上限温度以上に上昇することがなく、また、冷蔵室4a内は充分満足できる温度まで低下させることができ、食品などが損傷することがなく、信頼性の高い冷蔵庫が得られる。
【0049】
図6は、本実施の形態を表す冷蔵庫の冷却器温度の制御パターンを説明するための図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は冷却器温度を表している。図において、圧縮機8、除霜用ヒータ13、冷凍室ダクトダンパ14d、ファン11、冷蔵室ダクトダンパ14aなど図1〜図5と同一の符号を付した同等部分の動作は図1〜図5と同等であるため説明は省略する。
【0050】
除霜用サーミスタ9gによって冷却器10の温度(ヘッダ12の温度にて代用)を検出しているが、冷却器10に付着した霜を融解させている間、冷却器10の温度は約0℃となる。冷却器10に付着した着霜量が多ければ、冷却器10の約0℃の温度の時間も長くなる。
【0051】
本実施の形態(図6)では、除霜運転が開始されてから所定の時間T2経過後に除霜用ヒータ11への通電をストップして冷蔵室4aの温度が上限温度よりも上昇しないように冷蔵室温度復帰運転を行うようにしている。
【0052】
したがって、冷却器10の着霜量に左右されずに常に一定の除霜運転を行なうことができるので、除霜運転時間が長くなることによる冷凍室3や冷蔵室4aなどの各貯蔵室内温度が上限温度以上になるのを抑制でき、食品などの損傷を最小限に抑制できる。
【0053】
ここで、所定の時間T2はあまり長すぎると冷蔵室4aの温度上昇が大きくなってしまうため30分以下程度に設定するのが望ましい。また、所定の時間T2を30分程度以内に設定した場合で、30分以内に除霜運転が完了してしまう場合については温度復帰運転を行わなくてもよい。30分以内の除霜運転であれば冷蔵室4aの温度上昇はそれほど大きくならないからである。
【0054】
すなわち、本実施の形態では、冷蔵室4aの加湿運転中に冷却器10に取り付けられた冷却器温度検出手段(たとえば冷却器10の温度(ヘッダ12の温度にて代用)を検出する除霜用サーミスタ9g)の検出温度が所定温度に達してから所定時間(T2)だけ除霜用ヒータ13への通電を中断して、圧縮機8を運転して冷蔵室4aのみの冷却を行う冷蔵室温度復帰運転を開始するようにしたので、冷却器10の着霜量に左右されずに常に一定の除霜運転を行なうことができ、除霜運転時間が長くなることによる冷凍室3や冷蔵室4aなどの各貯蔵室内温度が上限温度以上になるのを抑制でき、食品などの損傷を最小限に抑制できる。
【0055】
図7は、本実施の形態を表す冷蔵庫の除霜運転の運転サイクルを説明するための図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は除霜運転の運転状態を表している。図において、1回目の除霜運転(除霜運転1)の終了後、所定時間T3が経過した時点で2回目の除霜運転(除霜運転2)が行なわれる。そして、2回目の除霜運転(除霜運転2)が終了じた時点で3回目の除霜運転(除霜運転3)が行なわれることを表している。
【0056】
図6で説明した冷蔵庫の除霜運転は、毎回、圧縮機の積算運転時間の所定の時間に達した場合に行われるため、除霜運転と除霜運転との間隔は常に同じであるが、図7においては、除霜運転と除霜運転との間の時間が異なるように設定している。あるタイミングの除霜運転(除霜運転1)では冷却器10に付着した霜の量が少なく25分で除霜運転が終了し、冷蔵室温度復帰運転が行なわれなかったとする。この場合の次回の除霜運転である除霜運転2の開始タイミングは、除霜運転1の終了時点から所定時間T3経過後となる。
【0057】
ここで、除霜運転2では、扉開閉などの負荷により冷却器10への着霜量が比較的多かったとする。このとき除霜運転2開始から30分後に冷蔵室温度復帰運転が入り、その後除霜運転2が終了する。ここで本実施の形態では、除霜運転中に冷蔵室温度復帰運転が行なわれた場合、次回の除霜運転3までの時間T4を時間T3よりも短く設定するようにしている。
【0058】
たとえば、着霜量の少ない場合の所定時間T3を19時間とすると、冷蔵室温度復帰運転が行なわれた後の所定時間T4を所定時間T3よりも短く13時間と設定する。所定時間T3が19時間という設定について、通常考えうるある程度の扉開閉などの負荷が入って圧縮機運転積算時間がおよそ1日で19時間に達すると想定されるため、除霜運転と除霜運転との間の目標時間(所定時間)は19時間程度が良いが、別に19時間でなくともよい。
【0059】
このように、本実施の形態では、除霜運転開始から所定時間以内に除霜運転が解除された場合、次回の除霜運転開始までの設定時間を変更(T3時間からT4時間に変更)するようにしたので、除霜運転間の時間をその都度変更することによって、可能な限り冷蔵室温度復帰運転を行なわなくて済むように対応でき、冷蔵室温度復帰運転を行なって圧縮機を運転する場合よりも電気代が安くなり、低コストで信頼性の高い冷蔵庫を得ることができる。
【0060】
また、本実施の形態では、冷蔵庫の除霜運転において、圧縮機8の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、冷凍室ダクトダンパ14dを閉じ、かつ冷蔵室ダクトダンパ14aを開放し、かつ圧縮機8を停止させ、かつ除霜用ヒータ13に通電し、送風機11によって冷却器10を通る空気を冷蔵室4aへ循環させて冷蔵室4a内の加湿運転を行う加湿運転開始ステップと、冷蔵室4a内に設けられた温度検出手段9aにより検出された冷蔵室4a内温度が所定の第1温度以上になった場合に、除霜用ヒータ13への通電を停止し、かつ圧縮機8を運転させる加湿運転を終了させて冷蔵室4a内の冷却運転を行う冷蔵室冷却運転ステップと、を備えたので、簡単な制御でありながら、鮮度維持が可能で信頼性の高い冷蔵庫の運転方法を得ることができる。
【0061】
また、温度検出手段9aの検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、圧縮機8を停止させるとともに、冷凍室ダクトダンパ14dを閉じ、かつ冷蔵室ダクトダンパ14aを開放し、かつ除霜用ヒータ13に通電して送風機11による加湿運転を再度開始する加湿運転再開ステップを備えたので、簡単な制御でありながら加湿運転と除霜運転の両方を達成でき、鮮度維持が可能で信頼性の高い冷蔵庫の運転方法を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の冷蔵庫は、少なくとも冷蔵室と冷凍室を備えた冷蔵庫において、冷却器で生成された冷気を前記冷凍室へ供給するための冷凍室用ダクトに設けられ、前記冷凍室へ供給される冷気量を調整する冷凍室用ダクトダンパと、前記冷却器で生成された冷気を前記冷蔵室へ供給するための冷蔵室用ダクトに設けられ、前記冷蔵室へ供給される冷気量を調整する冷蔵室用ダクトダンパと、前記冷却器近傍に設けられ、前記冷却器の除霜を行う除霜用ヒータと、前記冷蔵室内に設けられ、前記冷蔵室内の温度を検出する温度検出手段と、冷凍サイクルを構成する圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、前記圧縮機の運転停止、前記除霜用ヒータへの通電、かつ前記冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ前記冷蔵室ダクトダンパの開放を行なって、前記送風機の運転による前記冷蔵室内への加湿運転を行い、前記温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合には、前記除霜用ヒータへの通電停止および前記圧縮機の運転開始による前記冷蔵室内の冷却運転を行なう冷蔵室温度復帰運転を行なうように制御する制御手段と、を備えたので、冷蔵室内を加湿でき、冷蔵室内の食品の鮮度を長期間維持できる。また、冷蔵室内の温度上昇を抑制することができるので、冷蔵室内の食品等の損傷を防止できる。
【0063】
本発明の請求項2に記載の冷蔵庫は、前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、前記圧縮機を停止させるとともに、前記除霜用ヒータに通電して前記送風機による前記冷蔵室内の加湿運転を開始するようにしたので、冷蔵室4a内の温度上昇を抑制することができ、冷蔵室4a内の食品等の損傷を防止できる信頼性の高い冷蔵庫を得ることができる。
【0064】
本発明の請求項3に記載の冷蔵庫は、前記冷蔵室内の加湿運転中に前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度に達してから所定時間だけ前記冷蔵室内の冷却を行う前記冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたので、冷蔵室内の温度が上限温度以上に上昇することがなく、また、冷蔵室内は充分満足できる温度まで低下させることができ、食品などが損傷することがなく、信頼性の高い冷蔵庫が得られる。
【0065】
本発明の請求項4に記載の冷蔵庫は、冷蔵室の加湿運転中に前記冷却器に取り付けられた冷却器温度検出手段の検出温度が所定温度に達してから所定時間だけ前記冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたので、冷却器の着霜量に左右されずに常に一定の除霜運転を行なうことができ、除霜運転時間が長くなることによる冷蔵室の温度が上限温度以上になるのを抑制でき、食品などの損傷を最小限に抑制できる。
【0066】
本発明の請求項5に記載の冷蔵庫は、除霜運転開始から所定時間以内に除霜運転が解除された場合、次回の除霜運転開始までの設定時間を変更するようにしたので、除霜運転間の時間をその都度変更することができ、可能な限り冷蔵室温度復帰運転を行なわなくて済むように対応できる。また、冷蔵室温度復帰運転を行なって圧縮機を運転する場合よりも電気代が安くなり、低コストで信頼性の高い冷蔵庫を得ることができる。
【0067】
本発明の請求項6に記載の冷蔵庫の運転方法は、冷蔵庫の除霜運転において、圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ冷蔵室ダクトダンパの開放、かつ前記圧縮機の停止、かつ除霜用ヒータへの通電、及び送風機による前記冷蔵室内の加湿運転を行う加湿運転開始ステップと、前記冷蔵室内に設けられた温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合に、前記除霜用ヒータへの通電の停止、かつ前記圧縮機の運転により前記冷蔵室を冷却する冷蔵室冷却運転ステップと、を備えたので、簡単な制御でありながら、鮮度維持が可能で信頼性の高い冷蔵庫の運転方法を得ることができる。
【0068】
本発明の請求項7に記載の冷蔵庫の運転方法は、前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、前記圧縮機の運転停止、前記冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ前記冷蔵室ダクトダンパの開放、かつ前記除霜用ヒータへの通電を行ない、前記送風機による加湿運転を行なうようにした加湿運転再開ステップを備えたので、簡単な制御でありながら加湿運転と除霜運転の両方を達成でき、鮮度維持が可能で信頼性の高い冷蔵庫の運転方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の製氷室近傍の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の除霜運転時の動作パターンを説明すための図である。
【図5】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の冷却器温度および冷蔵室温度の制御パターンを説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態を表す冷蔵庫の冷却器温度の制御パターンを説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態を表す冷蔵庫の除霜運転の運転サイクルを説明するための図である。
【図8】従来の冷蔵庫における除霜運転時の動作パターンを表した図である。
【図9】圧縮機とファンの運転状態を説明するための図である。
【図10】従来の冷蔵庫の除霜運転時の動作パターンを説明すための図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体、3 冷凍室、4a 冷蔵室、4b チルド室、5 切替室、6 製氷室、7 野菜室、8 圧縮機、9a 冷蔵室(R室)用温度サーミスタ、9b チルド室(C室)用温度サーミスタ、9c 製氷室(I室)用温度サーミスタ、9d 切替室(S室)用温度サーミスタ、9e 野菜室(V室)用温度サーミスタ、9f 冷凍室(F室)用温度サーミスタ、9g 除霜用サーミスタ、10 冷却器、11 ファン、12 ヘッダ、13 除霜用ヒータ、14a 冷蔵室用ダクトダンパ、14b 製氷室用ダクトダンパ、14c 切替室用ダクトダンパ、14d 冷凍室用ダクトダンパ、15a 冷蔵室冷気吹出口、15b製氷室冷気吹出口、15c 切替室冷気吹出口、15d 冷凍室冷気吹出口、16a 冷蔵室冷気戻り風路、16b 製氷室冷気戻り風路、16c 切替冷気戻り風路室、冷16d 凍室冷気戻り風路、17 ドレンパン、18 凝縮器、19 ドライヤ、20 毛細管、21 冷蔵室扉用のヒンジ装置、22 冷蔵室扉、23 棚、24 扉ポケット、25 チルド室収納ケース、26 切替室収納ケース、27 切替室扉、28 野菜収納ケース、29 野菜室扉、30 冷凍室上収納ケース、32 冷凍室扉、33 製氷室収納ケース、34 製氷室扉、35 製氷皿、36 ギアボックス、37 給水タンク、38 給水ポンプ、39 給水パイプ、100 制御手段。

Claims (7)

  1. 少なくとも冷蔵室と冷凍室を備えた冷蔵庫において、冷却器で生成された冷気を前記冷凍室へ供給するための冷凍室用ダクトに設けられ、前記冷凍室へ供給される冷気量を調整する冷凍室用ダクトダンパと、前記冷却器で生成された冷気を前記冷蔵室へ供給するための冷蔵室用ダクトに設けられ、前記冷蔵室へ供給される冷気量を調整する冷蔵室用ダクトダンパと、前記冷却器近傍に設けられ、前記冷却器の除霜を行う除霜用ヒータと、前記冷蔵室内に設けられ、前記冷蔵室内の温度を検出する温度検出手段と、冷凍サイクルを構成する圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、前記圧縮機の運転停止、前記除霜用ヒータへの通電、かつ前記冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ前記冷蔵室ダクトダンパの開放を行なって、前記送風機の運転による前記冷蔵室内への加湿運転を行い、前記温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合には、前記除霜用ヒータへの通電停止および前記圧縮機の運転開始による前記冷蔵室内の冷却運転を行なう冷蔵室温度復帰運転を行なうように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、前記圧縮機を停止させるとともに、前記除霜用ヒータに通電して前記送風機による前記冷蔵室内の加湿運転を開始するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷蔵室内の加湿運転中に前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度に達してから所定時間だけ前記冷蔵室内の冷却を行う前記冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 冷蔵室の加湿運転中に前記冷却器に取り付けられた冷却器温度検出手段の検出温度が所定温度に達してから所定時間だけ前記冷蔵室温度復帰運転を行なうようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 除霜運転開始から所定時間以内に除霜運転が解除された場合、次回の除霜運転開始までの設定時間を変更するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 冷蔵庫の除霜運転において、圧縮機の積算運転時間が所定の時間以上になった場合に、冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ冷蔵室ダクトダンパの開放、かつ前記圧縮機の停止、かつ除霜用ヒータへの通電、及び送風機による前記冷蔵室内の加湿運転を行う加湿運転開始ステップと、前記冷蔵室内に設けられた温度検出手段により検出された冷蔵室内温度が所定の第1温度以上になった場合に、前記除霜用ヒータへの通電の停止、かつ前記圧縮機の運転により前記冷蔵室を冷却する冷蔵室冷却運転ステップと、を備えたことを特徴とする冷蔵庫の運転方法。
  7. 前記温度検出手段の検出した温度が所定の第1温度よりも低い所定の第2温度以下になった場合に、前記圧縮機の運転停止、前記冷凍室ダクトダンパの閉塞、かつ前記冷蔵室ダクトダンパの開放、かつ前記除霜用ヒータへの通電を行ない、前記送風機による加湿運転を行なうようにした加湿運転再開ステップを備えたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫の運転方法。
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