JPH07174451A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JPH07174451A
JPH07174451A JP31965293A JP31965293A JPH07174451A JP H07174451 A JPH07174451 A JP H07174451A JP 31965293 A JP31965293 A JP 31965293A JP 31965293 A JP31965293 A JP 31965293A JP H07174451 A JPH07174451 A JP H07174451A
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evaporator
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freezer
refrigerator
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷却システムのOFF時に冷凍室の冷気の循
環を制御したうえで冷却ファンを駆動させ、冷蔵室の熱
負荷により蒸発器の温度を上昇させて除霜することによ
りデフロストヒータを廃止する。効果としてデフロスト
モードが廃止できるので大幅な省エネが図れる。しかも
デフロストによる冷凍室の温度上昇がほとんどなく食品
の保鮮度が大幅に向上することを狙う。 【構成】 冷凍室への冷気循環を制御する冷気循環制御
手段17と、蒸発器により冷却された冷気を送るための
冷気送風手段10からなり冷却システムのOFF時に冷
凍室の冷気循環制御手段17により冷気流入を防止した
上で冷気送風手段10を駆動させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫、特に、蒸
発器を加熱除霜するようにした冷凍冷蔵庫の運転制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14から図15に従来のこの種の冷凍
冷蔵庫の一例として、実開昭60ー65582号公報
や、特開平2ー33592号公報に開示されている冷凍
冷蔵庫の冷媒回路ブロック図および冷凍冷蔵庫の要部概
略図を示す。
【0003】これは除霜ヒータを有する事例である。1
は冷蔵庫箱体、2はこの箱体の上部奥側に設けられた蒸
発器室、3は前記蒸発器室2に配設された蒸発器、4は
蒸発器3を支持するための相対する一対のエンドプレー
ト、5はエンドプレート4の下部に先端部をそれぞれ内
側に向けて取り付けられた一対の熱対流用ガイド、6は
蒸発器3の下方に配設された除霜手段(以下除霜ヒータ
と呼ぶ)、7はこの除霜ヒータ6の真上に取り付けられ
たカサ、8は蒸発器室2の最下部5配設されて、霜溶け
水をうけるためのトイ、9は蒸発器3の出口側に接続さ
れ蒸発器3の上部に配設した液だめタンクである。10
は蒸発器室2の上部に設置された冷気送風手段で、蒸発
器3との熱交換により冷却された冷気を庫内に強制対流
させるものである。
【0004】また、11は除霜タイマで、圧縮機12の
運転時間を積算して一定時間毎に圧縮機12の運転を停
止させると共に、前記除霜ヒータ6を作動させ、蒸発器
3の温度が所定温度になった後、圧縮機12を再起動作
せるためのものである。
【0005】13は除霜ヒータ6に直列に接続した温度
ヒューズ、14は除霜タイマ11を介して圧縮機12に
直列に接続した庫内温度検出手段、15は凝縮器、16
は減圧装置である。前記蒸発器3、液だめタンク9、圧
縮機12、凝縮器15、減圧装置16冷媒管路により順
次接続して冷凍サイクル回路を構成している。
【0006】以上のように従来例の冷凍冷蔵庫は、除霜
ヒータ6を蒸発器3の下方に設置しているため、除霜ヒ
ータにより加熱された空気の一部は、上方、すなわち蒸
発器3下部へ自然対流し、加熱された空気の一部は熱対
流用ガイド5に案内されて蒸発器3の両側部に自然対流
する。又一部は蒸発器3の中央部に対流する。
【0007】従って、蒸発器3及び、液だめタンク9の
表面に付着した霜は、上方に自然対流する空気と熱交換
して除霜される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な冷凍冷蔵庫では除霜ヒータ6により熱せられた空気
を、蒸発器3下部とその両側部に対流させ、蒸発器3を
昇温させて霜を融かす。このとき除霜以外に周辺の部品
等の温度も同時に上昇させてしまい霜を融かすという本
来の役割以外に除霜ヒータ6の熱量を使用することとな
り非常に効率が悪い。また除霜時に発生する熱負荷によ
り冷凍室の食品温度が一次的に上昇するので食品の品質
面の劣化が発生し易い。しかも除霜終了後は庫内温度が
高くなっているため、除霜終了後の圧縮機12の運転時
間が長くなり消費電力量の増加につながる。
【0009】また、従来方式の除霜では日に1〜2度程
度の除霜であり蒸発器3の表面はほぼ常に着霜した状態
で運転を行うこととなり、蒸発器3の効率がフルに発揮
できない状態が続くことになるので冷蔵庫の冷却能力の
低下をきたし結果として増電となる。
【0010】このように従来のヒータ加熱方式の除霜
は、消費電力量の面、食品保鮮の面の両面で大きな欠点
を有している。
【0011】本発明は、以上のような従来例の問題点を
解決するもので、冷蔵室、野菜室等の冷蔵庫庫内の空気
熱源により除霜を行うことにより、除霜ヒータ6を廃止
し、しかも蒸発器3は常に着霜がほとんどない状態に維
持できるため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵
庫を提供するものである。
【0012】また、除霜時における冷凍室食品温度の大
幅な上昇をなくすことができるので、庫内の食品の温度
をほぼ一定に保つことができ、高品質に食品を保鮮、維
持できる従来にない斬新的な冷凍冷蔵庫を提供するもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の冷凍冷蔵庫は、庫内温度検出手段の出力結果
を基にON、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷
気循環を制御する冷気循環制御手段と、蒸発器により冷
却された冷気を送るための冷気送風手段から成り、冷却
システムのOFF時に、冷凍室の冷気循環制御手段によ
り冷凍室への冷気流入を防止すると共に冷気送風手段を
駆動させることにより毎サイクル停止時に冷蔵室の庫内
空気を蒸発器と熱交換させ除霜させるものである。
【0014】また、庫内温度検出手段の出力結果を基に
ON、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環
を制御する冷凍室冷気循環制御手段と、パーシャルフリ
ーズ室への冷気循環を制御するPF冷気循環制御手段
と、蒸発器により冷却された冷気を送るための冷気送風
手段とから成り、冷却システムのOFF時に冷凍室の冷
気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防止し、か
つPF冷気循環制御手段によりパーシャルフリーズ室へ
の冷気流入を防止すると共に冷気送風手段を駆動させる
ことにより毎サイクル停止時に冷蔵室の庫内空気を蒸発
器と熱交換させ除霜させるものである。
【0015】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に冷気送風手段を駆動させ、かつ蒸発器の温
度が予め設定された温度に到達すれば冷気送風手段を停
止させることにより毎サイクル停止時に冷蔵室の庫内空
気を必要な量だけ蒸発器と熱交換させ除霜させるもので
ある。
【0016】また、冷却システムがOFFし、かつ蒸発
器温度が冷凍室庫内温度と略同等になった時点で、冷凍
室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防止
すると共に冷気送風手段を駆動させ、かつ蒸発器の温度
が予め設定された温度に到達すれば冷気送風手段を停止
させることにより毎サイクル停止時に冷蔵室の庫内空気
を必要な量だけ蒸発器と熱交換させ除霜させるものであ
る。
【0017】また、冷却システムがOFFし、かつ蒸発
器温度が冷凍室庫内温度と略同等になった時点で、冷凍
室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防止
すると共に冷気送風手段をあらかじめ設定した時間だけ
断続的に駆動させることにより毎サイクル停止時に冷蔵
室の庫内空気を必要な量だけ蒸発器と熱交換させ除霜さ
せ、しかもその間の冷蔵室への吐出空気温度を凍結が発
生しない程度の温度に維持するものである。
【0018】また、検出手段の出力結果を基にON、O
FFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環を制御す
る冷気循環制御手段と、蒸発器により冷却された冷気を
送り、しかも回転数可変型の冷気送風手段及び、蒸発器
の温度を検出する蒸発器温度検出手段から成り、冷却シ
ステムがOFFし、かつ蒸発器温度が冷凍室庫内温度と
略同等になった時点で、冷凍室の冷気循環制御手段によ
り冷凍室への冷気流入を防止すると共に蒸発器温度がT
o以下の低い初期段階は冷気送風手段を高回転で駆動さ
せ、後半は低回転で送風したのち予め設定した温度Ts
に到達した時点で冷気送風手段を停止させることにより
毎サイクル停止時に冷蔵室の庫内空気を必要な量だけ蒸
発器と熱交換させ除霜させ、しかもその間の冷蔵室への
吐出空気温度を凍結が発生しない程度の温度に維持する
ものである。
【0019】
【作用】本発明は、従来のように一定時間毎に圧縮機を
停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融かすので
はなく、上記の構成によって、冷却サイクルのON、O
FFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路したうえ
で冷気送風手段を駆動させ冷蔵庫庫内の空気熱源により
除霜を行うことにより、除霜ヒータ6を廃止し、しかも
蒸発器3は常に着霜がほとんどない状態に維持できるた
め非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供す
る。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷蔵
室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品保鮮
が可能である。
【0020】また、冷却サイクルのON、OFFのOF
F中に、冷凍室への吹き出しを閉路し、かつパーシャル
室への冷気循環を制御するPF冷気循環制御手段を閉路
したうえで冷気送風手段を駆動させ冷蔵庫庫内の空気熱
源により除霜を行うことにより、除霜ヒータ6を廃止
し、しかも蒸発器3は常に着霜がほとんどない状態に維
持できるため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵
庫を提供する。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷
凍室や冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質
の食品保鮮が可能である。
【0021】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に冷気送風手段を駆動させ、かつ蒸発器の温
度が予め設定された温度に到達すれば冷気送風手段を停
止させることにより、冷蔵庫庫内の空気熱を適正量だけ
与えることにより除霜を行い、除霜ヒータ6を廃止し、
しかも蒸発器3は常に着霜がほとんどない状態に維持で
きるため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を
提供する。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室
や冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食
品保鮮が可能である。
【0022】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
った時点で、冷気送風手段を駆動させ、かつ蒸発器の温
度が予め設定された温度に到達すれば冷気送風手段を停
止させることにより、冷蔵庫庫内の空気熱を適正量だけ
与えることにより除霜を行い、除霜ヒータ6を廃止しし
かも蒸発器3は常に着霜がほとんどない状態に維持でき
るため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提
供する。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や
冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品
保鮮が可能である。
【0023】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
った時点で、あらかじめ設定した時間だけ冷気送風手段
を断続運転し、冷蔵庫庫内の空気熱を適正量だけ与える
ことにより除霜を行い、除霜ヒータ6を廃止ししかも蒸
発器3は常に着霜がほとんどない状態に維持できるため
非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供す
る。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷蔵
室の食品の温度上昇が全く無く常に高品質の食品保鮮が
可能である。
【0024】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
った時点で、回転数可変型の冷気送風手段をあらかじめ
設定した温度To以下の場は高回転で駆動させ、後半は
低回転で駆動させ蒸発器が予め設定した温度Tsに到達
すると冷気送風手段を停止させることにより、冷蔵庫庫
内の空気熱を適正量だけ与えることにより除霜を行い、
除霜ヒータ6を廃止でき、しかも蒸発器3は常に着霜が
ほとんどない状態に維持できるため非常に効率の良い省
エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供する。しかも、除霜ヒー
タの加熱がないため冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇が
全く無く常に高品質の食品保鮮が可能である。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例の冷凍冷蔵庫について
図面を参照しながら説明する。
【0026】従来例と同一の構成については同一符号を
符してその詳細な説明を省略する。17は冷凍室18の
奥面の蒸発器室2上部でかつ冷気送風手段10の前方に
設置した冷気循環制御手段である。前記冷気循環制御手
段は冷却システムのオンオフに同期して開閉するダンパ
17aを有している。また冷気送風手段10の側方には
冷蔵室ダクト19を介して冷蔵室20につながる開口部
21を設置している。
【0027】また冷凍室18の底面には冷気の吸い込み
口22を、冷蔵室20の上面に吸い込み口23を設置し
ている。
【0028】また、除霜した際に出てくる水を受けて冷
蔵庫外に排出するためのドレンガイド24を冷蔵庫の背
面に設置し、その排出口の下部に蒸発皿25を設けてい
る。
【0029】尚、蒸発器3の下部には従来のように除霜
ヒータ等の部品は設置していない。以上のように構成さ
れたこの冷凍冷蔵庫の運転動作について説明する。
【0030】圧縮機は庫内温度検出手段14の出力を基
に低くなれば停止、高くなれば運転という通常の運転動
作を行い冷蔵庫を一定の温度に維持する。この通常の運
転モードにおける冷気循環制御手段17、冷気送風手段
10、及び蒸発器3の温度等の制御動作を図3のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0031】圧縮機12がONしている間は冷気循環制
御手段17はダンパ17aにより開路され、また冷気送
風手段10は冷気を庫内に送るためONしている。この
結果、冷蔵庫庫内が冷やされ、蒸発器3の温度も時間と
共に低下する。そして庫内温度検出手段14が充分に冷
やされた時点T1で圧縮機12が停止し、かつ冷気循環
制御手段17のダンパ17aが閉路する。またこの時点
では冷気送風手段10は引き続き通電された状態で送風
を続けている。
【0032】従って、冷気送風手段10により送風され
た空気は、冷気循環制御手段17のダンパ17aにより
冷凍室18へは流れ込まず、側面の開口部21から冷蔵
室ダクト19をへて冷蔵室20へと流れ込む。そして冷
蔵庫庫内を冷やした上で、5〜7℃程度の温度となり吸
い込み口23から蒸発器室2へと戻り再び蒸発器3と熱
交換した上で冷気送風手段10により開口部21へと送
り込まれる。この動作を繰り返す。
【0033】この結果、蒸発器3の温度は5〜7℃程度
の空気と熱交換することになり、急激に温度上昇する。
そして蒸発器3に付着した霜を融ける温度0℃を超える
温度まで到達する。
【0034】そして、庫内温度検出手段14の温度が上
昇した時点T2で圧縮機12が通電されONし、冷気循
環制御手段17が開路する。この結果蒸発器3の温度は
低下し、冷凍室18、冷蔵室20へ冷気を送り出し、充
分に温度が低下すれば圧縮機12は停止する。このよう
な動作を繰り返し行うことにより、ほぼ一定の温度を維
持しつつ、冷却システムの停止時には霜の着いた蒸発器
3を冷蔵室の比較的高温の空気と熱交換させ融かして、
ドレンガイド24をへて蒸発皿25に排出し、圧縮機1
2の熱で蒸発させられる。
【0035】以上の結果、従来のように一定時間毎に圧
縮機を停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融か
すのではなく、上記の構成によって、冷却サイクルのO
N、OFFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路し
たうえで冷気送風手段を駆動させ冷蔵庫庫内の空気熱源
により除霜を行うことにより、除霜ヒータ6を廃止し、
かつ除霜ヒータの通電を無くすことにより除霜に要する
ヒータ電力及び除霜時の温度上昇にともなう冷却システ
ムの運転に必要な電力が全く不要となり大幅な省エネに
なる。しかも蒸発器3には常に着霜がほとんどない状態
を維持できるため非常に効率の良い蒸発器3を維持でき
るので一層省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供できる。し
かもその上に、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷
蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品保
鮮が可能となるものである。
【0036】次に本発明による冷凍冷蔵庫の第2の実施
例について、図4、5を参照しながら第1の実施例と異
なる点を中心に説明する。
【0037】26は冷蔵室20の上部に区画設置したパ
ーシャルフリーズ室(0℃から−3℃程度を維持する部
屋)である。前記パーシャルフリーズ室26の奥面に冷
蔵室ダクト19に連結する形でPF冷気循環制御手段2
7を設置している。このPF冷気循環制御手段27はパ
ーシャルフリーズ室26の温度により開閉するダンパ2
7aを備えている。
【0038】以上のように構成されたこの冷凍冷蔵庫の
運転動作について説明する。圧縮機は庫内温度検出手段
14の出力を基に低くなれば停止、高くなれば運転とい
う通常の運転動作を行い冷蔵庫を一定の温度に維持す
る。この通常の運転モードにおける冷気循環制御手段1
7、PF冷気循環制御手段27、冷気送風手段10、及
び蒸発器3の温度等の制御動作を図5のタイミングチャ
ートを用いて説明する。
【0039】圧縮機12がONしている間は冷気循環制
御手段17はダンパ17aにより開路され、冷気送風手
段10は冷気を庫内に送るためONしている。また、P
F冷気循環制御手段27はパーシャルフリーズ室26の
温度が一定になるように開閉を繰り返す。この結果、冷
凍室18、パーシャルフリーズ室26、冷蔵室20が適
温に冷やされ、蒸発器3の温度も時間と共に低下する。
そして庫内温度検出手段14が充分に冷やされた時点T
3で圧縮機12が停止し、かつ冷気循環制御手段17の
ダンパ17aが閉路し、PF冷気循環制御手段27も同
時に閉路する。
【0040】またこの時点では冷気送風手段10は引き
続き通電された状態で送風を続けている。従って、冷気
送風手段10により送風された空気は、冷気循環制御手
段17のダンパ17aにより冷凍室18へは流れ込まな
い。側面の開口部21から冷蔵室ダクト19をへて冷蔵
室20へと流れ込む。この時PF冷気循環制御手段27
のダンパ27aは閉路しているのでパーシャルフリーズ
室26へは冷気は流れ込まない。そして冷蔵庫庫内を冷
やした上で、5〜7℃程度の温度となり吸い込み口23
から蒸発器室2へと戻り再び蒸発器3と熱交換した上で
冷気送風手段10により開口部21へと送り込まれる。
この動作を繰り返す。
【0041】この結果、蒸発器3の温度は5〜7℃程度
の空気と熱交換することになり、急激に温度上昇する。
そして蒸発器3に付着した霜を融ける温度0℃を超える
温度まで到達する。
【0042】そして、庫内温度検出手段14の温度が上
昇した時点T4で圧縮機12が通電されONし、冷気循
環制御手段17が開路し、PF冷気循環制御手段27も
パーシャルフリーズ室26の温度に応じて開閉を繰り返
す。この結果蒸発器3の温度は低下し、冷凍室18、冷
蔵室20へ冷気を送り出し、充分に温度が低下すれば圧
縮機12は停止する。このような動作を繰り返し行うこ
とにより、ほぼ一定の温度を維持しつつ、冷却システム
の停止時には霜の着いた蒸発器3を冷蔵室の比較的高温
の空気と熱交換させ融かして、ドレンガイド24をへて
蒸発皿25に排出し、圧縮機12の熱で蒸発させられ
る。
【0043】以上の結果、従来のように一定時間毎に圧
縮機を停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融か
すのではなく、上記の構成によって、冷却サイクルのO
N、OFFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路し
かつ、パーシャルフリーズ室26への冷気の吹き出しを
閉路したうえで、冷気送風手段を駆動させ冷蔵庫庫内の
空気熱源により除霜を行う。
【0044】これにより、除霜ヒータ6を廃止でき、か
つ除霜ヒータの通電を無くすことにより除霜に要するヒ
ータ電力及び除霜時の温度上昇にともなう冷却システム
の運転に必要な電力が全く不要となり大幅な省エネにな
る。しかも蒸発器3には常に着霜がほとんどない状態を
維持できるため非常に効率の良い蒸発器3を維持できる
ので一層省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供できる。しか
もその上に、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷蔵
室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品保鮮
が可能となるものである。
【0045】次に本発明による冷凍冷蔵庫の第3の実施
例について、図6、7を参照しながら第1の実施例と異
なる点を中心に説明する。
【0046】28は蒸発器3の上左部に熱接触的に設置
した蒸発器温度検出手段である。一般に前記蒸発器温度
検出手段28は蒸発器の中でも最も温度の上がりにくい
位置に設置する。
【0047】以上のように構成したこの冷凍冷蔵庫の運
転動作について図7のタイミングチャートを用いて説明
する。
【0048】圧縮機12がONしている間は冷気循環制
御手段17はダンパ17aにより開路され、冷気送風手
段10は冷気を庫内に送るためONしている。この結
果、冷凍室18、冷蔵室20が適温に冷やされ、蒸発器
3の温度も時間と共に低下する。そして庫内温度検出手
段14が充分に冷やされた時点T5で圧縮機12が停止
し、かつ冷気循環制御手段17のダンパ17aが閉路す
る。
【0049】またこの時点では冷気送風手段10は引き
続き通電された状態で送風を続けている。従って、冷気
送風手段10により送風された空気は、冷気循環制御手
段17のダンパ17aにより冷凍室18へは流れ込まな
い。側面の開口部21から冷蔵室ダクト19をへて冷蔵
室20へと流れ込む。そして冷蔵庫庫内を冷やした上
で、5〜7℃程度の温度となり吸い込み口23から蒸発
器室2へと戻り再び蒸発器3と熱交換した上で冷気送風
手段10により開口部21へと送り込まれる。この動作
を繰り返す。
【0050】この結果、蒸発器3の温度は5〜7℃程度
の空気と熱交換することになり、急激に温度上昇する。
そして蒸発器3に付着した霜を融ける温度0℃を超える
温度まで到達し、蒸発器温度検出手段28の温度が予め
設定された温度To、たとえばTo=3℃に到達した時
点T6で冷気送風手段10を停止させるように制御す
る。
【0051】この設定された温度は蒸発器3に付着した
霜が完全に融けきる最低の温度である。蒸発器3の温度
は冷凍室の影響を少し受けるためやや低下傾向を示す。
【0052】そして、庫内温度検出手段14の温度が上
昇した時点T7で圧縮機12が通電されONし、冷気循
環制御手段17が開路する。この結果蒸発器3の温度は
低下し、冷凍室18、冷蔵室20へ冷気を送り出し、充
分に温度が低下すれば圧縮機12は停止する。
【0053】このような動作を繰り返し行うことによ
り、ほぼ一定の温度を維持しつつ、冷却システムの停止
時には霜の着いた蒸発器3を冷蔵室の比較的高温の空気
と熱交換させ融かして、ドレンガイド24をへて蒸発皿
25に排出し、圧縮機12の熱で蒸発させられる。
【0054】以上の結果、従来のように一定時間毎に圧
縮機を停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融か
すのではなく、上記の構成によって、冷却サイクルのO
N、OFFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路し
たうえで、除霜に必要なだけ冷気送風手段を駆動させ冷
蔵庫庫内の空気熱源により除霜を行う。
【0055】これにより、除霜ヒータ6を廃止でき、か
つ除霜ヒータの通電を無くすことにより除霜に要するヒ
ータ電力及び除霜時の温度上昇にともなう冷却システム
の運転に必要な電力が全く不要となり大幅な省エネにな
る。しかも蒸発器3には常に着霜がほとんどない状態を
維持できるため非常に効率の良い蒸発器3を維持できる
ので一層省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供できる。しか
もその上に、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷蔵
室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品保鮮
が可能となるものである。
【0056】次に本発明による冷凍冷蔵庫の第4の実施
例について、図8、9を参照しながら第1の実施例と異
なる点を中心に説明する。
【0057】28は蒸発器3の上左部に熱接触的に設置
した蒸発器温度検出手段である。一般に前記蒸発器温度
検出手段28は蒸発器の中でも最も温度の上がりにくい
位置に設置する。
【0058】以上のように構成したこの冷凍冷蔵庫の運
転動作について図9のタイミングチャートを用いて説明
する。
【0059】圧縮機12がONしている間は冷気循環制
御手段17はダンパ17aにより開路され、冷気送風手
段10は冷気を庫内に送るためONしている。この結
果、冷凍室18、冷蔵室20が適温に冷やされ、蒸発器
3の温度も時間と共に低下する。そして庫内温度検出手
段14が充分に冷やされた時点T8で圧縮機12が停止
し、かつ冷気循環制御手段17のダンパ17aが閉路す
る。またこの時点では冷気送風手段10はOFFしてい
る。圧縮機3が停止しているので時間経過とともに蒸発
器3の温度は徐々に温度上昇していく。そして予め設定
してある温度Tsに到達した時点T9で冷気送風手段1
0を駆動させる。前記温度Toは冷凍室内温度と同等の
−20℃程度にするのが一般的である。
【0060】そして冷気送風手段10により送風された
空気は、冷気循環制御手段17のダンパ17aにより冷
凍室18へは流れ込まず側面の開口部21から冷蔵室ダ
クト19をへて冷蔵室20へと流れ込む。そして冷蔵庫
庫内を冷やした上で、5〜7℃程度の温度となり吸い込
み口23から蒸発器室2へと戻り再び蒸発器3と熱交換
した上で冷気送風手段10により開口部21へと送り込
まれる。この動作を繰り返す。
【0061】この結果、蒸発器3の温度は5〜7℃程度
の空気と熱交換することになり、急激に温度上昇する。
そして蒸発器3に付着した霜を融ける温度0℃を超える
温度まで到達し、蒸発器温度検出手段28の温度が予め
設定された温度Ts、たとえばTs=3℃に到達した時
点T10で冷気送風手段10を停止させるように制御す
る。
【0062】この設定された温度は蒸発器3に付着した
霜が完全に融けきる最低の温度である。蒸発器3の温度
は冷凍室の影響を少し受けるためやや低下傾向を示す。
【0063】そして、庫内温度検出手段14の温度が上
昇した時点T7で圧縮機12が通電されONし、冷気循
環制御手段17が開路する。この結果蒸発器3の温度は
低下し、冷凍室18、冷蔵室20へ冷気を送り出し、充
分に温度が低下すれば圧縮機12は停止する。このよう
な動作を繰り返し行うことにより、ほぼ一定の温度を維
持しつつ、冷却システムの停止時には霜の着いた蒸発器
3を冷蔵室の比較的高温の空気と熱交換させ融かして、
ドレンガイド24をへて蒸発皿25に排出し、圧縮機1
2の熱で蒸発させられる。
【0064】以上の結果、従来のように一定時間毎に圧
縮機を停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融か
すのではなく、上記の構成によって、冷却サイクルのO
N、OFFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路し
たうえで、除霜に必要なだけ冷気送風手段を駆動させ冷
蔵庫庫内の空気熱源により除霜を行う。これにより、除
霜ヒータ6を廃止でき、かつ除霜ヒータの通電を無くす
ことにより除霜に要するヒータ電力及び除霜時の温度上
昇にともなう冷却システムの運転に必要な電力が全く不
要となり大幅な省エネになる。
【0065】しかも蒸発器3には常に着霜がほとんどな
い状態を維持できるため非常に効率の良い蒸発器3を維
持できるので一層省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供でき
る。しかもその上に、除霜ヒータの加熱がないため冷凍
室や冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の
食品保鮮が可能となるものである。
【0066】次に本発明による冷凍冷蔵庫の第5の実施
例について、図10、11を参照しながら第1の実施例
と異なる点を中心に説明する。
【0067】28は蒸発器3の上左部に熱接触的に設置
した蒸発器温度検出手段である。一般に前記蒸発器温度
検出手段28は蒸発器の中でも最も温度の上がりにくい
位置に設置する。
【0068】以上のように構成したこの冷凍冷蔵庫の運
転動作について図11のタイミングチャートを用いて説
明する。
【0069】圧縮機12がONしている間は冷気循環制
御手段17はダンパ17aにより開路され、冷気送風手
段10は冷気を庫内に送るためONしている。この結
果、冷凍室18、冷蔵室20が適温に冷やされ、蒸発器
3の温度も時間と共に低下する。そして庫内温度検出手
段14が充分に冷やされた時点T12で圧縮機12が停
止し、かつ冷気循環制御手段17のダンパ17aが閉路
する。
【0070】またこの時点では冷気送風手段10はOF
Fしている。圧縮機3が停止しているので時間経過とと
もに蒸発器3の温度は徐々に温度上昇していく。そして
予め設定してある温度Toに到達した時点T13で冷気
送風手段10を駆動させる。前記温度Toは冷凍室内温
度と同等の−20℃程度にするのが一般的である。
【0071】そして冷気送風手段10により送風された
空気は、冷気循環制御手段17のダンパ17aにより冷
凍室18へは流れ込まず側面の開口部21から冷蔵室ダ
クト19をへて冷蔵室20へと流れ込む。そして冷蔵庫
庫内を冷やした上で、5〜7℃程度の温度となり吸い込
み口23から蒸発器室2へと戻り再び蒸発器3と熱交換
した上で冷気送風手段10により開口部21へと送り込
まれる。
【0072】所定の時間経過後T14の時点で冷気送風
手段10は所定の時間だけ停止する。この動作を断続的
に繰り返す。
【0073】この結果、蒸発器3の温度は5〜7℃程度
の空気と熱交換することになり、段階的に温度上昇す
る。そして蒸発器3に付着した霜を融ける温度0℃を超
える温度まで到達し、蒸発器温度検出手段28の温度が
予め設定された温度Ts、たとえばTs=3℃に到達し
た時点T16で冷気送風手段10を停止させるように制
御する。
【0074】この設定された温度は一般に蒸発器3に付
着した霜が完全に融けきる最低の温度である。
【0075】このような動作を繰り返し行うことによ
り、ほぼ一定の温度を維持しつつ、冷却システムの停止
時には霜の着いた蒸発器3を冷蔵室の比較的高温の空気
と熱交換させ融かして、ドレンガイド24をへて蒸発皿
25に排出し、圧縮機12の熱で蒸発させられる。
【0076】以上の結果、従来のように一定時間毎に圧
縮機を停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融か
すのではなく、上記の構成によって、冷却サイクルのO
N、OFFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路し
たうえで、除霜に必要なだけ冷気送風手段を駆動させ冷
蔵庫庫内の空気熱源により除霜を行う。
【0077】これにより、除霜ヒータ6を廃止でき、か
つ除霜ヒータの通電を無くすことにより除霜に要するヒ
ータ電力及び除霜時の温度上昇にともなう冷却システム
の運転に必要な電力が全く不要となり大幅な省エネにな
る。また冷気送風手段を断続的に駆動させるので冷蔵室
への吹き出し空気温度が低いために発生し易い冷蔵室の
食品の凍結が未然に防止できる。
【0078】しかも蒸発器3には常に着霜がほとんどな
い状態を維持できるため非常に効率の良い蒸発器3を維
持できるので一層省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供でき
る。しかもその上に、除霜ヒータの加熱がないため冷凍
室や冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の
食品保鮮が可能となるものである。
【0079】次に本発明による冷凍冷蔵庫の第6の実施
例について、図12、13を参照しながら第1の実施例
と異なる点を中心に説明する。
【0080】28は蒸発器3の上左部に熱接触的に設置
した蒸発器温度検出手段である。一般に前記蒸発器温度
検出手段28は蒸発器の中でも最も温度の上がりにくい
位置に設置する。また29は回転数可変タイプの冷気送
風手段である。
【0081】以上のように構成したこの冷凍冷蔵庫の運
転動作について図13のタイミングチャートを用いて説
明する。
【0082】圧縮機12がONしている間は冷気循環制
御手段17はダンパ17aにより開路され、冷気送風手
段10は冷気を庫内に送るためONしている。この結
果、冷凍室18、冷蔵室20が適温に冷やされ、蒸発器
3の温度も時間と共に低下する。そして庫内温度検出手
段14が充分に冷やされた時点T18で圧縮機12が停
止し、かつ冷気循環制御手段17のダンパ17aが閉路
する。またこの時点では冷気送風手段10は高速回転で
送風している。圧縮機3が停止しているので時間経過と
ともに蒸発器3の温度は急速に温度上昇していく。冷蔵
室に吹き出す空気の温度は送風量が多い分だけやや高め
の温度となり吹き出し部分の食品の凍結が防止できる。
そして予め設定してある温度Thに到達した時点T19
で冷気送風手段10を低回転で駆動させる。これにより
冷蔵室の食品凍結を防止し、確実に除霜することができ
る。
【0083】そして蒸発器3に付着した霜が融ける温度
0℃を超える温度まで到達し、蒸発器温度検出手段28
の温度が予め設定された温度Tl、たとえばTl=3℃
に到達した時点T20で冷気送風手段10を停止させる
ように制御する。
【0084】この設定された温度は一般に蒸発器3に付
着した霜が完全に融けきる最低の温度である。
【0085】このような動作を繰り返し行うことによ
り、ほぼ一定の温度を維持しつつ、冷却システムの停止
時には霜の着いた蒸発器3を冷蔵室の比較的高温の空気
と熱交換させ融かして、ドレンガイド24をへて蒸発皿
25に排出し、圧縮機12の熱で蒸発させられる。
【0086】以上の結果、従来のように一定時間毎に圧
縮機を停止し除霜ヒータの加熱により蒸発器の霜を融か
すのではなく、上記の構成によって、冷却サイクルのO
N、OFFのOFF中に、冷凍室への吹き出しを閉路し
たうえで、除霜に必要なだけ冷気送風手段を駆動させ冷
蔵庫庫内の空気熱源により除霜を行う。
【0087】これにより、除霜ヒータ6を廃止でき、か
つ除霜ヒータの通電を無くすことにより除霜に要するヒ
ータ電力及び除霜時の温度上昇にともなう冷却システム
の運転に必要な電力が全く不要となり大幅な省エネにな
る。また冷気送風手段を蒸発器温度が低い時点は送風量
を多くして冷蔵室に吹き出す空気の温度を高く維持し、
その後は確実に蒸発器の温度を上昇させるため低風量に
制御するので冷蔵室の食品の凍結が未然に防止できる。
【0088】しかも蒸発器3には常に着霜がほとんどな
い状態を維持できるため非常に効率の良い蒸発器3を維
持できるので一層省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供でき
る。しかもその上に、除霜ヒータの加熱がないため冷凍
室や冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の
食品保鮮が可能となるものである。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明の冷凍冷蔵庫は、従
来のように一定時間毎に圧縮機を停止し除霜ヒータの加
熱により蒸発器の霜を融かすのではなく、上記の構成に
よって、冷却サイクルのON、OFFのOFF中に、冷
凍室への吹き出しを閉路したうえで冷気送風手段を駆動
させ冷蔵庫庫内の空気熱源により除霜を行うことによ
り、除霜ヒータを廃止できかつヒータの電力分が省エネ
になり、しかも蒸発器は常に着霜がほとんどない状態に
維持できるため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷
蔵庫を提供する。しかも、除霜ヒータの加熱がないため
冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品
質の食品保鮮が可能である。
【0090】また、冷却サイクルのON、OFFのOF
F中に、冷凍室への吹き出しを閉路し、かつパーシャル
室への冷気循環を制御するPF冷気循環制御手段を閉路
したうえで冷気送風手段を駆動させ冷蔵庫庫内の空気熱
源により除霜を行うことにより、除霜ヒータを廃止し、
しかも蒸発器は常に着霜がほとんどない状態に維持でき
るため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提
供する。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や
冷蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品
保鮮が可能である。
【0091】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に冷気送風手段を駆動させ、かつ蒸発器の温
度が予め設定された温度に到達すれば冷気送風手段を停
止させることにより、冷蔵庫庫内の空気熱を適正量だけ
与えることにより除霜を行い、除霜ヒータを廃止し、し
かも蒸発器は常に着霜がほとんどない状態に維持できる
ため非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供
する。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷
蔵室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品保
鮮が可能である。
【0092】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
った時点で、冷気送風手段を駆動させ、かつ蒸発器の温
度が予め設定された温度に到達すれば冷気送風手段を停
止させることにより、冷蔵庫庫内の空気熱を適正量だけ
与えることにより除霜を行い、除霜ヒータを廃止ししか
も蒸発器は常に着霜がほとんどない状態に維持できるた
め非常に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供す
る。しかも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷蔵
室の食品の温度上昇が全く無く、常に高品質の食品保鮮
が可能である。
【0093】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
った時点で、あらかじめ設定した時間だけ冷気送風手段
を断続運転し、冷蔵庫庫内の空気熱を適正量だけ与える
ことにより除霜を行い、除霜ヒータを廃止ししかも蒸発
器は常に着霜がほとんどない状態に維持できるため非常
に効率の良い省エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供する。し
かも、除霜ヒータの加熱がないため冷凍室や冷蔵室の食
品の温度上昇が全く無く常に高品質の食品保鮮が可能で
ある。
【0094】また、冷却システムのOFFと同時に、冷
凍室の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防
止すると共に蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
った時点で、回転数可変型の冷気送風手段をあらかじめ
設定した温度To以下の場合は高回転で駆動させ、後半
は低回転で駆動させ蒸発器が予め設定した温度Tsに到
達すると冷気送風手段を停止させることにより、冷蔵庫
庫内の空気熱を適正量だけ与えることにより除霜を行
い、除霜ヒータを廃止でき、しかも蒸発器は常に着霜が
ほとんどない状態に維持できるため非常に効率の良い省
エネルギーな冷凍冷蔵庫を提供する。しかも、除霜ヒー
タの加熱がないため冷凍室や冷蔵室の食品の温度上昇が
全く無く常に高品質の食品保鮮が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における冷凍冷蔵庫の縦断面
【図2】同実施例における冷凍冷蔵庫の要部の正面図
【図3】同実施例における冷凍冷蔵庫のタイミングチャ
ート
【図4】第二の実施例における冷凍冷蔵庫の要部縦断面
【図5】第二の実施例における冷凍冷蔵庫のタイミング
チャート
【図6】第三の実施例における冷凍冷蔵庫の要部の正面
【図7】第三の実施例における冷凍冷蔵庫のタイミング
チャート
【図8】第四の実施例における冷凍冷蔵庫の要部の正面
【図9】第四の実施例における冷凍冷蔵庫のタイミング
チャート
【図10】第五の実施例における冷凍冷蔵庫の要部の正
面図
【図11】第五の実施例における冷凍冷蔵庫のタイミン
グチャート
【図12】第六の実施例における冷凍冷蔵庫の要部の正
面図
【図13】第六の実施例における冷凍冷蔵庫のタイミン
グチャート
【図14】従来の冷凍冷蔵庫の冷却システム構成図
【図15】従来の冷凍冷蔵庫の要部の正面図
【符号の説明】
3 蒸発器 10 冷気送風手段 14 庫内温度検出手段 18 冷凍室 21 冷気循環制御手段 26 パーシャルフリーズ室 27 PF冷気循環制御手段 28 蒸発器温度検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内温度検出手段の出力結果を基にO
    N、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環を
    制御する冷気循環制御手段と、蒸発器により冷却された
    冷気を送るための冷気送風手段から成り、冷却システム
    のOFF時に、冷凍室の冷気循環制御手段により冷凍室
    への冷気流入を防止すると共に冷気送風手段を駆動させ
    てなる冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 庫内温度検出手段の出力結果を基にO
    N、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環を
    制御する冷凍室冷気循環制御手段と、パーシャルフリー
    ズ室への冷気循環を制御するPF冷気循環制御手段
    と、、蒸発器により冷却された冷気を送るための冷気送
    風手段とから成り、冷却システムのOFF時に、冷凍室
    の冷気循環制御手段により冷凍室への冷気流入を防止
    し、かつPF冷気循環制御手段によりパーシャルフリー
    ズ室への冷気流入を防止すると共に冷気送風手段を駆動
    させてなる冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 庫内温度検出手段の出力結果を基にO
    N、OFFする冷却シスムと、冷凍室への冷気循環を制
    御する冷気循環制御手段と、蒸発器により冷却された冷
    気を送るための冷気送風手段及び、蒸発器の温度を検出
    する蒸発器温度検出手段から成り、冷却システムのOF
    Fと同時に、冷凍室の冷気循環制御手段により冷凍室へ
    の冷気流入を防止すると共に冷気送風手段を駆動させ、
    かつ蒸発器の温度が予め設定された温度に到達すれば冷
    気送風手段を停止させてなる冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 庫内温度検出手段の出力結果を基にO
    N、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環を
    制御する冷気循環制御手段と、蒸発器により冷却された
    冷気を送るための冷気送風手段及び、蒸発器の温度を検
    出する蒸発器温度検出手段から成り、冷却システムがO
    FFし、かつ蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
    った時点Toで、冷凍室の冷気循環制御手段により冷凍
    室への冷気流入を防止すると共に冷気送風手段を駆動さ
    せ、かつ蒸発器の温度が予め設定された温度Tsに到達
    すれば冷気送風手段を停止させてなる冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 庫内温度検出手段の出力結果を基にO
    N、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環を
    制御する冷気循環制御手段と、蒸発器により冷却された
    冷気を送るための冷気送風手段及び、蒸発器の温度を検
    出する蒸発器温度検出手段から成り、冷却システムがO
    FFし、かつ蒸発器温度が冷凍室庫内温度と略同等にな
    った時点Toで、冷凍室の冷気循環制御手段により冷凍
    室への冷気流入を防止すると共に冷気送風手段をあらか
    じめ設定した温度Tsになるまで断続駆動させたのち冷
    気送風手段を停止させてなる冷凍冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 庫内温度検出手段の出力結果を基にO
    N、OFFする冷却システムと、冷凍室への冷気循環を
    制御する冷気循環制御手段と、蒸発器により冷却れた冷
    気を送り、しかも回転数可変型の冷気送風手段及び、蒸
    発器の温度を検出する蒸発器温度検出手段から成り、冷
    却システムがOFFし、かつ蒸発器温度が冷凍室庫内温
    度と略同等になった時点で、冷凍室の冷気循環制御手段
    により冷凍室への冷気流入を防止すると共に冷気送風手
    段をあらかじめ設定した蒸発器の温度Thに到達するま
    では高回転で、以降は低回転で駆動させたのち蒸発器が
    あらかじめ設定した温度Tlに達した時点で冷気送風手
    段を停止させてなる冷凍冷蔵庫。
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