JP2004098837A - 車載ヒータ負荷の作動制御システム - Google Patents

車載ヒータ負荷の作動制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004098837A
JP2004098837A JP2002263036A JP2002263036A JP2004098837A JP 2004098837 A JP2004098837 A JP 2004098837A JP 2002263036 A JP2002263036 A JP 2002263036A JP 2002263036 A JP2002263036 A JP 2002263036A JP 2004098837 A JP2004098837 A JP 2004098837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
load
heater
information
heater load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002263036A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ando
安藤 正統
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002263036A priority Critical patent/JP2004098837A/ja
Publication of JP2004098837A publication Critical patent/JP2004098837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ヒータ負荷の作動時間を運転環境や使用目的に合わせて最適化し、無用なエンジン負担やバッテリ負担を低減する。
【解決手段】ヒータ負荷(ワイパデアイサ30、リヤデフォッガ32、ミラーヒータ34)を作動させるユーザからのスイッチ操作入力に対し、ボディコントロールユニット1で、自身に直接入力されるセンサ・スイッチからの情報、及び車内LANを介して送信される各ユニットからの車両情報に基づいて、外気温、走行状態、エンジン負荷状態等の車両運転環境を判断し、ヒータ負荷の作動制限や作動停止或いは逆に積極的な作動を制御する。これにより、ヒータ負荷の作動時間を運転環境や使用目的に合わせて最適化し、無用なエンジン負担やバッテリ負担を低減することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のヒータ負荷への通電を制御する車載ヒータ負荷の作動制御システムに関し、詳しくは、ヒータ負荷の作動時間を運転環境や使用目的に合わせて最適化する車載ヒータ負荷の作動制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のミラーヒータやリヤデフォッガ等の防曇装置、ワイパデアイサ等の除氷装置におけるヒータ負荷は、大電力を消費するため、これらの装置を作動させるスイッチ操作入力に対し、バッテリ保護の観点から適切な通電制御が必要とされる。
【0003】
例えば、特開平5−77680号公報には、電力需要機器を、ヘッドライトやブロワー等の電力供給不足が生じた際に目立った機能低下を起こす機器を含む優先順位上位の第1の需要機器群と、リヤデフォッガやシートヒータ等の機能低下があまり目立たない機器を含む下位の第2の需要機器群とに分け、全需要電力が供給側の許容電力を超えた場合に、オーバーした電力量を第2の需要機器群の需要電力から差し引き、消費電力が、その差し引いた残りの値になるように第2の需要機器群を駆動制御することにより、電力配分を適当に調整して安定した電力制御を可能とする技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−77680号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の制御では、単に電力供給能力を考慮して通電を制御しているだけであり、車両の運転環境やユーザの利便性を考慮したものでない。このため、加速時や登坂時等には、ヒータ負荷の作動によりエンジンに負担がかかって走行性が悪化する虞があり、逆に、減速時や降坂時等では、ブレーキに負担がかかる一方で減速エネルギーが無駄になる。また、アイドリング運転時や過渡運転時にヒータ負荷をON,OFFすると、エンジン負荷が変動して不安定化を招く虞がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ヒータ負荷の作動時間を運転環境や使用目的に合わせて最適化し、無用なエンジン負担やバッテリ負担を低減することのできる車載ヒータ負荷の作動制御システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、車両のヒータ負荷への通電を制御する車載ヒータ負荷の作動制御システムであって、上記ヒータ負荷が接続される制御ユニットへの入力情報と、上記車両に搭載される他の制御ユニットから入手した車両情報とに基づいて、上記ヒータ負荷の通電を制御することを特徴とする。
【0008】
その際、他の制御ユニットからの車両情報は、車両の走行制御情報とすることが望ましく、各制御ユニットが接続される車内ネットワークを介して入手することが望ましい。
【0009】
また、ヒータ負荷は、間欠通電で制御し、この間欠通電のオン時間及びオフ時間の少なくとも一方を、入力情報と車両情報とに基づいて可変設定する、或いはユーザの操作入力により可変設定可能することが望ましく、更には、入力情報と車両情報とに基づいて、作動制限、作動停止、或いは積極作動させることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図2は本発明の実施の一形態に係わり、図1はシステムの全体構成図、図2はリヤデフォッガ制御ルーチンのフローチャートである。
【0011】
図1は、自動車等の車両に搭載されるヒータ負荷の作動を制御する作動制御システムを示し、マイクロコンピュータ(マイコン)2を中心として構成されるボディコントロールユニット1により、車載ヒータ負荷(ワイパデアイサ30、リヤデフォッガ32、ミラーヒータ34等)の電力供給が統括的に制御される。尚、ボディコントロールユニット1は、キースイッチのイグニッション(IGN)及びアクセサリ(ACC)位置でバッテリ端子(BAT端子)から電源が供給され、動作状態となる。
【0012】
ボディコントロールユニット1のマイコン2には、センサからの信号を直接的に入力するための入力部3、スイッチからの信号を直接的に入力するための入力部4、単一もしくは複数の通信系で構成する車内LAN(Local Area Netwok)を介して他の車載ユニットとのデータ通信により車両情報を入手するための通信部5が接続されると共に、各ヒータ負荷を駆動する駆動回路へ制御信号を送出する制御回路6,7,8が接続されており、マイコン2でヒータ負荷に対する制御処理を行い、制御回路6,7,8から、ワイパデアイサ30を通電駆動する駆動回路31、リヤデフォッガ32を通電駆動する駆動回路33、ミラーヒータ34を通電駆動する駆動回路35へ、それぞれ制御信号を送出する。
【0013】
本形態においては、ボディコントロールユニット1に直接的に接続されるセンサとしては、外気温を検出する外気温センサ10、燃料タンク(図示せず)内の燃料量を検出する燃料残量センサ11等があり、また、ボディコントロールユニット1に直接的に接続されるスイッチとしては、ワイパデアイサ30をONするためのワイパデアイサスイッチ12、自動変速機の各スイッチ、すなわち、パワーモード選択用のパワースイッチ13、ホールドモード(滑りやすい路面での発進変速モード)選択用のホールドスイッチ14、スポーツシフトモード(マニュアルモード)選択用のシフトスイッチ15、スポーツシフトモードでのアップシフト用のアップスイッチ16、スポーツシフトモードでのダウンシフト用のダウンスイッチ17等がある。尚、これらのセンサ・スイッチは、ボディコントロールユニット1のみに接続されるわけではなく、それぞれが対応するユニットにも接続されている。
【0014】
また、車内LANに接続されるユニットとしては、エンジン制御用のエンジン制御ユニット(EGI ECU)20、変速制御用のトランスミッション制御ユニット(TCU)21、車両の走行安定性や路面追従性をブレーキを含めて制御する走行駆動制御ユニット(VDC/ABS)22、温度調整ダイヤルや内外気切換スイッチ、リヤデフォッガ32をONするためのリヤデフォッガスイッチ(ミラーヒータ34を同時にON)等が配設された操作パネル23aからの操作スイッチ入力及び表示を含めてエアコンの作動を制御するエアコン制御ユニット23、各種情報の表示やタッチパネルによるユーザの操作入力(後述するリヤデフォッガ32やミラーヒータ34の間欠通電におけるON,OFF時間の調整等のユーザによる作動モードのカスタマイズを含む)を処理するセンタモニタユニット24、コンビネーションメータ用のメータユニット25等がある。車内LANを構成する通信ネットワークには、例えば、ISOの標準プロトコルの一つであるCAN(Controller Area Network)を採用することができる。
【0015】
そして、ボディコントロールユニット1は、ヒータ負荷(ワイパデアイサ30、リヤデフォッガ32、ミラーヒータ34)を作動させるユーザからのスイッチ操作入力に対し、自身に直接入力されるセンサ・スイッチからの情報、及び上述の各ユニットからの車両情報(ユニットにおける制御パラメータ、ユニットに接続されるスイッチやセンサからの情報)に基づいて、外気温、走行状態、エンジン負荷状態等の車両運転環境を判断してヒータ負荷の通電時間を最適化し、作動制限(通電時間の制限)や作動停止(通電停止)によるエンジン負荷の軽減、或いは逆に積極的に作動(OFF状態から積極的にON状態に移行)させることで過剰なエンジントルクを低下させる等の制御を行う。
【0016】
以下の(A)〜(G)に、ボディコントロールユニット1へ入力される各種情報と、その情報に応じたヒータ負荷制御の例を示す。
【0017】
(A)ボディコントロールユニット1への直接入力
(1)外気温 …低外気温時は積極作動、高外気温時は作動制限
(2)燃料残量…少ないときは作動制限
(3)ワイパデアイサスイッチ信号…ON時は自動的に制御
(4)変速モード情報
ECOモード…ON時(低燃費走行が要求されるとき)は作動制限
パワースイッチ信号 …ON時(加速性能が要求されるとき)は作動制限
ホールドスイッチ信号…ON時(2速発進時)は積極的に作動
シフトスイッチ信号 …ON時(マニュアルモード時)は作動制限
【0018】
(B)エンジン制御ユニットから入力される情報
(1)ECOモード…ON時(低燃費走行が要求されるとき)は作動制限
(2)現在のエンジントルク(エンジン出力の瞬時値)…低いときは作動制限
(3)ドライバー要求エンジントルク        …高いときは作動制限
(4)エンジン引きずりトルク(外部負荷で吸収したトルク)…高いときは作動制限
(5)アクセル開度 …開度大のときは作動制限
(6)エンジン回転数…低回転時は作動制限
(7)エンジン情報
トルクダウン禁止信号…ON時(低水温時にシフトアップさせない)は作動制限
エアコンコンプレッサ出力信号…ON時(コンプレッサ作動時)は作動制限
パワーステアリングスイッチ信号…ON時(ポンプ作動時)は作動制限
アイドルスイッチ信号     …ON時は作動制限
燃料カットフラグ       …ON且つ回転数が低いときは作動制限
(8)クルーズコントロール作動状態
ブレーキスイッチ状態…ON時は積極的に作動
クラッチスイッチ状態…ON時は動作変化させず
(9)燃料消費量(瞬時値)…多いときは作動制限
(10)エンジン水温…低いときは積極的に作動
【0019】
(C)トランスミッション制御ユニット21から入力される情報
(1)TCU要求フラグ
ECOモード…ON時(低燃費走行が要求されるとき)は作動制限
トルクダウン要求…ON時(ギヤチェンジのためエンジントルクを瞬間的に低下させるとき)は動作変化させず
ストール時トルクダウン要求…ON時(エンジントルクを瞬間的に低下させるとき)は動作変化させず
アイドルアップ要求 …要求回転数が高いときは積極的に作動
急減速(車速)判定 …ON時は積極的に作動
(2)アクティブA/T作動情報
アクセル急戻し制御作動状態…ON時(急激に車速が減少することが予想されるとき)は積極的に作動
ブレーキング制御作動状態 …ON時(急激に車速が減少することが予想されるとき)は積極的に作動
(3)クラッチ締結状態  …断→切時は作動制限
(4)路面勾配推定値   …路面勾配が大きい登りは作動制限
(5)アイドルアップ回転数…アイドルアップが大きい場合は作動制限
(6)要求トルク値    …大きい場合は作動制限
【0020】
(D)走行駆動制御ユニット22から入力される情報
(1)エンジントルク減少要求フラグ…ON時(スリップ等を検知し、エンジン負荷を下げたいとき)は積極的に作動
(2)ブレーキ圧力…高いときは積極的に作動
(3)横加速度 …高い場合は変化させず
(4)前後加速度…急加速時は作動制限、急減速時は積極的に作動
(5)前軸平均車輪速
…急加速判定時は作動制限、急減速判定時は積極的に作動
【0021】
(E)エアコン制御ユニット23から入力される情報
(1)ブロワファンスイッチ …ON時は作動制限
(2)吹き出し口切換    …デフロスター作動時は積極的に作動
(3)内外気切換      …内気時は積極的に作動
(4)リヤデフォッガスイッチ…ON時は自動的に制御
(5)エコノミーモード   …ON時は作動制限
(6)エアコン設定温度   …外気温との差が大きいときは積極的に作動
【0022】
(F)センタモニタユニット24から入力される情報
(1)タッチパネル情報…カスタマイズ情報に応じて制御
【0023】
(G)メータユニット25から送信される情報
(1)瞬間燃費   …低いときは作動制限
(2)平均燃費   …低いときは作動制限
(3)残燃料少フラグ…ON時は作動制限
(4)走行可能距離 …小さいときは作動制限
【0024】
次に、ボディコントロールユニット1によるヒータ負荷の統括制御の一例として、リヤデフォッガ32の間欠制御(ミラーヒータ34も同時制御)を例に取って説明する。尚、ワイパデアイサ30についても略同様の処理が可能である。
【0025】
図2に示すリヤデフォッガ制御ルーチンがスタートすると、先ず、ステップS1で初期化を行ってタイマをリセットし、ステップS2で、車内LANを介してエアコン制御ユニット23から受信したリヤデフォッガスイッチの情報により、リヤデフォッガスイッチがON操作されたか否かを判断する。
【0026】
その結果、リヤデフォッガスイッチがONされていない場合には、ステップS2でスイッチ操作入力待ちループとなり、リヤデフォッガスイッチのON情報を受信したとき、入力待ちループを抜けてステップS3へ進み、イニシャルONタイマTM1をスタートさせる。このイニシャルONタイマTM1は、リヤデフォッガスイッチがOFFからONされたとき、最初の通電時間を定めるためのタイマである。
【0027】
次いで、ステップS4へ進み、ボディコントロールユニット1に直接接続されるスイッチやセンサからの情報、及び車内LANを介して受信した車両情報に基づいて、特にリヤデフォッガ32を作動停止とする条件下になければ、リヤデフォッガ32をONしてヒータに通電する。すなわち、冷態始動時、アクセル開度が設定開度以上(例えば、アクセル開度50%以上)の加速時や登坂走行時、過渡運転時等のように、バッテリの負担軽減、エンジン負荷の軽減、エンジン負荷変動の抑制等を必要とする運転条件下である場合には、これらの条件から抜け出すまで一時的にリヤデフォッガ32をOFFとする。
【0028】
尚、このステップS4でのリヤデフォッガ32のONに対する条件判断、及び、以下に説明するステップS7,S10でのリヤデフォッガ32の間欠通電におけるOFF,ONに対する条件判断は、実際には別ルーチンで随時処理し、本リヤデフォッガ制御ルーチンでのタイマによるリヤデフォッガ32のON,OFFに対して強制的な割込みによりON,OFF状態を変更することが望ましい。
【0029】
そして、リヤデフォッガ32をONした後は、ステップS4からステップS5へ進み、イニシャルONタイマTM1の計時T1、すなわちリヤデフォッガ32の作動時間が設定時間TINI(例えば、15分)に達したか否かを調べる。その結果、T1<TINIの場合には、ステップS5から前述のステップS4へ戻り、T1≧TINIになると、ステップS5からステップS6へ進む。
【0030】
ステップS6では、リヤデフォッガ32の間欠動作におけるOFF時間を定めるためのインターバルOFFタイマTM2をスタートさせる。そして、ステップS7で、ボディコントロールユニット1に直接接続されるスイッチやセンサからの情報、及び車内LANを介して受信した車両情報から特にリヤデフォッガ32を積極的に作動させる条件下になければ、リヤデフォッガ32をOFFする(ヒータ通電停止)。例えば、減速走行時や降坂走行時等では、リヤデフォッガ32をOFFすることなくON状態としてヒータ負荷への通電を積極的に行い、車両の減速エネルギーを吸収してブレーキの負担を軽減する。
【0031】
そして、リヤデフォッガ32をOFFした後は、ステップS7からステップS8へ進んでインターバルOFFタイマTM2の計時T2、すなわち間欠動作におけるリヤデフォッガ32の停止時間が設定時間TOFFに達したか否かを調べ、T2<TOFFの場合、ステップS8から前述のステップS7へ戻り、T2≧TOFFになると、ステップS8からステップS9へ進む。
【0032】
ステップS9では、リヤデフォッガ32の間欠動作におけるON時間を定めるためのインターバルONタイマTM3をスタートさせる。そして、ステップS10で、ボディコントロールユニット1に直接接続されるスイッチやセンサからの情報、及び車内LANを介して受信した車両情報に基づいて、加速時や登坂時等、過渡運転時等のようにリヤデフォッガ32の作動制限を行う条件下になければ、リヤデフォッガ32を再度ONする。
【0033】
その後、ステップS11へ進み、インターバルONタイマTM3の計時T3、すなわち間欠動作におけるリヤデフォッガ32の停止時間が設定時間TONに達したか否かを調べる。この設定時間TON及び前述の設定時間TOFFすなわち間欠動作のON,OFF時間の少なくとも一方は、ユーザの操作入力によるカスタマイズ設定の他、外気温センサ10で検出した外気温、パワースイッチ13、ホールドスイッチ14、シフトスイッチ15、アップスイッチ16、ダウンスイッチ17のON,OFF状態や各ユニットから送信される情報から把握される走行状態、エンジン負荷状態等の車両運転環境に応じ、自動的に適切な値に可変設定することが可能である。
【0034】
その結果、ステップS11において、T3<TONの場合には、間欠動作のON区間を定めるステップS10へ戻り、T3≧TONになった場合、間欠動作のOFF区間を定めるステップS6へ戻る。すなわち、ボディコントロールユニット1に直接接続されるスイッチやセンサからの情報、及び車内LANを介して受信した車両情報に基づく条件要素に応じてリヤデフォッガ32の作動時間が最適化され、リヤデフォッガスイッチがOFFされるまで間欠動作が繰返される。
【0035】
このように、本実施の形態では、ボディコントロールユニット1への入力情報と他の制御ユニットから入手した車両情報とに基づいてヒータ負荷の通電を制御することで、無用なエンジン負担やバッテリ負担を低減し、燃費向上や車両運動性能の向上を図ることができる。
【0036】
すなわち、加速時や登坂時等には、ヒータ負荷の作動停止や通電時間の制限によりエンジンの負担を減らすことができ、逆に、減速時や降坂時等では、ヒータ負荷への通電を積極的に行って、減速エネルギーを吸収してブレーキの負担を減らすことができる。また、アイドリング運転時や過渡運転時には、ヒータ負荷のON,OFF切換を抑制してエンジンの負荷変動による不安定化を防止することができる。更には、外気温等の条件要素に応じて、作動時間を運転環境や使用目的に合わせて最適化し、無用なエンジン負担やバッテリ負担を低減することができる。
【0037】
しかも、従来のように、リヤデフォッガやミラーヒータのスイッチON後、バッテリの容量低下を防止するためタイマにより一定時間後に自動停止するといったことがなく、スイッチを一度操作するのみでボディコントロールユニット1が自動的に通電を最適に制御するので、リヤガラスやミラー等が曇りやすい状況下で、タイマ切れの度に追加的なスイッチ操作が必要になるといったことがなく、余計な再操作の手間をなくして利便性を向上することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ヒータ負荷の作動時間を運転環境や使用目的に合わせて最適化することができ、無用なエンジン負担やバッテリ負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムの全体構成図
【図2】リヤデフォッガ制御ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 ボディコントロールユニット
2 マイコン
3,4 入力部
5 通信部
20 エンジン制御ユニット
21 トランスミッション制御ユニット
22 走行駆動制御ユニット
23 エアコン制御ユニット
24 センタモニタユニット
25 メータユニット
30 ワイパデアイサ
32 リヤデフォッガ
34 ミラーヒータ

Claims (6)

  1. 車両のヒータ負荷への通電を制御する車載ヒータ負荷の作動制御システムであって、
    上記ヒータ負荷が接続される制御ユニットへの入力情報と、上記車両に搭載される他の制御ユニットから入手した車両情報とに基づいて、上記ヒータ負荷の通電を制御することを特徴とする車載ヒータ負荷の作動制御システム。
  2. 上記車両情報を、上記車両の走行制御情報とすることを特徴とする請求項1記載の車載ヒータ負荷の作動制御システム。
  3. 上記ヒータ負荷を間欠通電で制御し、この間欠通電のオン時間及びオフ時間の少なくとも一方を、上記入力情報と上記車両情報とに基づいて可変することを特徴とする請求項1又は2記載の車載ヒータ負荷の作動制御システム。
  4. 上記ヒータ負荷を、上記入力情報と上記車両情報とに基づいて、作動制限、作動停止、或いは積極作動させることを特徴とする請求項1,2,3の何れか一に記載の車載ヒータ負荷の作動制御システム。
  5. 上記車両に搭載される他の制御ユニットからの車両情報を、各制御ユニットが接続される車内ネットワークを介して入手することを特徴とする請求項1,2,3,4の何れか一に記載の車載ヒータ負荷の作動制御システム。
  6. 上記ヒータ負荷の間欠通電におけるオン時間及びオフ時間の少なくとも一方を、ユーザの操作入力により可変設定可能とすることを特徴とする請求項3記載の車載ヒータ負荷の作動制御システム。
JP2002263036A 2002-09-09 2002-09-09 車載ヒータ負荷の作動制御システム Pending JP2004098837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002263036A JP2004098837A (ja) 2002-09-09 2002-09-09 車載ヒータ負荷の作動制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002263036A JP2004098837A (ja) 2002-09-09 2002-09-09 車載ヒータ負荷の作動制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004098837A true JP2004098837A (ja) 2004-04-02

Family

ID=32262905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002263036A Pending JP2004098837A (ja) 2002-09-09 2002-09-09 車載ヒータ負荷の作動制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004098837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347295A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyota Motor Corp 車両電気負荷の制御装置
CN108556744A (zh) * 2018-04-11 2018-09-21 北京车和家信息技术有限公司 后视镜加热装置的控制方法、控制系统及车辆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347295A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyota Motor Corp 車両電気負荷の制御装置
CN108556744A (zh) * 2018-04-11 2018-09-21 北京车和家信息技术有限公司 后视镜加热装置的控制方法、控制系统及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6322726B2 (ja) アクセルペダルからの要請により第一の目標速度から第二の目標速度に変更する際の加速のレートを制限する車両速度制御システム及び方法
JP6486261B2 (ja) ハイブリッド電気自動車の制御装置およびハイブリッド電気自動車の制御方法
US8712673B2 (en) Idle stop and go system and method for controlling thereof
US6358180B1 (en) Engine control system and method
US8521379B2 (en) Method for operating a vehicle having a freewheel mode or a rolling mode
JP2008222019A (ja) 車両駆動装置
CN108136877B (zh) 用于车辆的多区加热、通风和空调系统的能耗管理和方法
JPH0731008A (ja) 電気自動車の電力供給制御装置
EP3107785B1 (en) Control system and method
JPH09233601A (ja) ハイブリッド車両
KR101765593B1 (ko) 하이브리드 차량의 토크 저감 제어 장치 및 방법
JP6150036B2 (ja) 車両の制御装置
JP2010233373A (ja) 車両制御装置
JP4568960B2 (ja) クラッチ機構付き車両の制御装置
EP3277553B1 (en) Controller for a motor vehicle and method
JP6079036B2 (ja) 車両用駆動制御装置、車両用駆動制御方法
JP2004098837A (ja) 車載ヒータ負荷の作動制御システム
CN101722825A (zh) 混合动力汽车
CN115667036A (zh) 以有针对性的方式使用峰值功率的系统和方法
JP2000265870A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2004183519A (ja) 自動車のエンジン停止制御装置
JP3700171B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP4092622B2 (ja) 車両用エアコン制御装置
JP2006133010A (ja) 燃料情報表示装置
US20190184961A1 (en) Method for operating a drive train of a motor vehicle