JP2004098392A - 印刷装置およびコンピュータシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷媒体に対して印刷をする印刷手段と、印刷媒体の表裏を判別する表裏判別手段とを備えた印刷装置において、印刷手段により印刷がなされようとする印刷媒体の面を他側の面に切り替える切替機構を備え、表裏判別手段による判別結果に基づいて、印刷手段が印刷をしようとする面が印刷すべき面でないと判断されたときに、切替機構により他側の面に切り替えて、当該他側の面に印刷がなされるようにする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷媒体の表裏を判別する表裏判別機能を備えた印刷装置およびコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
インクジェットプリンタなどをはじめとする印刷装置の印刷媒体としては、普通紙をはじめ、この他に、マット紙や光沢紙、OHPフィルムなど、用途に応じて様々な種類のものが用意されている。これらのうち、マット紙や光沢紙、OHPフィルムなどにおいては、高い画像品位や鮮やかな発色などを得るために、特殊なコーティングが施されている。このようなコーティングは、印刷媒体の片面にのみ施されていることが多い。
【0003】
しかしながら、このようなコーティングを有する印刷媒体をユーザが誤って表裏逆に印刷装置にセットしてしまうと、コーティングが施されていない面、即ち本来印刷がされるべきではない面に印刷がされてしまい、せっかくの印刷媒体が台無しとなってしまうことがある。特にこのようなコーティングを有する印刷媒体は、非常に高価なものが多く、ユーザに対し多大な負担とコストを強いることになり兼ねない。
【0004】
そこで、従来より、印刷媒体の表裏を判別する機能を備えた印刷装置が提案されている(特開平11−188863号公報や特開平01−264880号公報等参照)。この印刷装置は、印刷媒体に対し光を照射してその光の反射量を検出して表裏を判別するようになっている。ここで、印刷しようとする面が印刷すべき面ではないと判断された場合には、ユーザーにエラーメッセージや警告音等により報知して、印刷媒体を正しい側にセットし直すように促すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような印刷装置では、ユーザーに対して印刷媒体の差し替えや表裏判断をさせなければならず、ユーザーにとって非常に煩雑であった。また、印刷媒体の表裏は、初心者はもちろん予備知識がある者であっても、さわり心地や見た目だけで簡単に見分けられない場合がある。このような場合、ユーザーにより印刷媒体が正しくセットし直されない可能性があり、再度エラーメッセージや警告が発せられるなどして、ユーザーに余計な混乱を招く虞がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、印刷媒体が表裏逆にセットされた場合でも、ユーザーに余計な作業を要求せずに、印刷すべき面に自動的に印刷をすることができる印刷装置およびコンピュータシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための主たる発明は、印刷媒体に対して印刷をする印刷手段と、前記印刷媒体の表裏を判別する表裏判別手段とを備えた印刷装置において、前記印刷手段により印刷がなされようとする前記印刷媒体の面を他側の面に切り替える切替機構を備え、前記表裏判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷手段が印刷をしようとする前記印刷媒体の面が印刷すべき面でないと判断されたときに、前記切替機構により前記他側の面に切り替えて、当該他側の面に印刷がなされるようにすることを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書および添付図面の記載により明らかにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
印刷媒体に対して印刷をする印刷手段と、前記印刷媒体の表裏を判別する表裏判別手段とを備えた印刷装置において、前記印刷手段により印刷がなされようとする前記印刷媒体の面を他側の面に切り替える切替機構を備え、前記表裏判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷手段が印刷をしようとする前記印刷媒体の面が印刷すべき面でないと判断されたときに、前記切替機構により前記他側の面に切り替えて、当該他側の面に印刷がなされるようにすることを特徴とする印刷装置。
この印刷装置にあっては、表裏判別手段による判別結果に基づいて、印刷をしようとする印刷媒体の面が印刷すべき面でないと判断されたときに、切替機構により他側の面に切り替えて、その他側の面に印刷がなされるようにするから、印刷媒体が表裏を誤ってセットされた場合であっても、これを自動的に印刷すべき面に切り替えてその面に印刷をすることができる。
【0009】
かかる印刷装置にあっては、前記印刷媒体の種類を判別可能な種類判別手段と、この種類判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷媒体に前記切替の必要があるか否かを判断する手段とを備えると良い。
この印刷装置では、種類判別手段による判別結果に基づいて、印刷媒体に切替の必要があるか否かを判断することで、切替の必要のない印刷媒体に対して切替を行わずに済む。
【0010】
また、かかる印刷装置にあっては、前記切替機構により前記他側の面に切り替える際に、これをユーザーに報知する報知手段を備えると良い。
このような印刷装置では、ユーザーに対して印刷媒体が正しくセットされていなかったことを伝えることができる。
【0011】
また、かかる印刷装置にあっては、前記印刷手段により前記他側の面に印刷をした後、次に印刷すべき印刷媒体があるときに、その印刷媒体に対する印刷処理を一旦中止すると良い。
このような印刷装置では、切替機構による切替動作には時間がかかるため、次に印刷すべき印刷媒体があるときに印刷処理を一旦中止することで、ユーザーに対し印刷媒体の差し替え等を要求することができ、印刷時間の短縮を図ることができる。
【0012】
また、かかる印刷装置にあっては、前記表裏判別手段は、前記印刷媒体の一の面から得られた情報に基づき表裏を判別するようにしても良い。
【0013】
また、かかる印刷装置にあっては、前記表裏判別手段は、前記印刷媒体の複数の面から得られた情報に基づき表裏を判別するようにしても良い。
【0014】
コンピュータ本体と、このコンピュータ本体と有線または無線により通信可能に接続された印刷装置とを具備したコンピュータシステムにおいて、前記印刷装置は、印刷媒体に対して印刷をする印刷手段と、前記印刷媒体の表裏を判別する表裏判別手段と、前記印刷手段により印刷がなされようとする前記印刷媒体の面を他側の面に切り替える切替機構とを備え、前記表裏判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷手段が印刷をしようとする前記印刷媒体の面が印刷すべき面でないと判断されたときに、前記切替機構により前記他側の面に切り替えて、当該他側の面に印刷がなされるようにすることを特徴とするコンピュータシステムも実現可能である。
【0015】
===印刷装置の概要===
本発明に係る印刷装置について、インクジェットプリンタを例にとり、その概要について説明する。図1は、そのインクジェットプリンタの一実施形態の内部構成を示したものである。
【0016】
このインクジェットプリンタ10は、カラー画像の出力が可能なプリンタであり、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)、ブラック(B)の4色の色インクを印刷媒体20の上に吐出してドットを形成し、当該ドットにより画像を形成するインク吐出方式のプリンタである。色インクとしては、上記4色に加えて、ライトシアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンダ(薄いマゼンダ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)が用いられることがある。
【0017】
プリンタ10は、図1に示すように、給紙部12と、この給紙部12より給送される印刷媒体20に対してインクを吐出して印刷を行う印刷ヘッドIH1〜IH4と、これら印刷ヘッドIH1〜IH4を搭載したキャリッジ30と、印刷媒体20を紙送りする紙送りローラ40と、制御部50とを備えている。
給紙部12は、複数の印刷媒体20を蓄積することができる。ここで蓄積される印刷媒体20としては、普通紙やマット紙、光沢紙、OHPフィルムなどがある。
印刷ヘッドIH1〜IH4は、多数のノズルを備え、各ノズルからインクを吐出して印刷媒体20に対し印刷を施すようになっている。
【0018】
キャリッジ30は、印刷ヘッドIH1〜IH4と一体に設けられたカートリッジ装着部32を備え、このカートリッジ装着部32に、インクカートリッジINC1とインクカートリッジINC2とが装着される。インクカートリッジINC1には、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)の3色インクが収容され、インクカートリッジINC2には、黒(K)インクが収容されている。各インクカートリッジINC1、INC2から印刷ヘッドIH1〜IH4に対してインクの供給が行われる。
【0019】
キャリッジ30は、印刷媒体20の紙送り方向と交差する方向に沿って配設されたガイド部材33に沿って移動可能に設けられている。さらにキャリッジ30は、プーリー34とキャリッジモータ35(以下、CRモータともいう)との間に掛け渡された駆動ベルト36に接続されていて、キャリッジモータ35の回転駆動によりガイド部材33に沿って往復移動するように構成されている。
【0020】
紙送りローラ40は、ギア機構42を介して紙送りモータ44(以下、PFモータともいう)に接続され、当該紙送りモータ44によって回転駆動されるように構成されている。紙送りローラ40は、印刷ヘッドIH1〜IH4による印刷媒体20への印刷進捗状況に合わせて印刷媒体20の紙送りを行う。
【0021】
制御部50は、紙送りローラ40の回転角度を検出するロータリ式エンコーダ51や、キャリッジ30の位置を検出するリニア式エンコーダ(図示外)などの各種センサを備え、これら各センサから得られたセンサ出力に基づいて、キャリッジモータ35や紙送りモータ44、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動制御する。
【0022】
なお、本実施形態では、これらの構成の他に、本発明における表裏判別手段として、キャリッジ30の移動方向の側面部に反射型光学センサ70を備えている。反射型光学センサ70は、制御部50により駆動制御されており、そのセンサ出力は制御部50に向けて出力される。
【0023】
===制御部の概要===
次に制御部50の概要について説明する。図2は、制御部50のシステム構成を示したブロック図である。
制御部50は、図2に示すように、コンピュータ本体2から送信された印刷データ等の各種データを受信して一時的に記憶するバッファメモリ54と、受信した印刷データをバッファメモリ54より取得して格納するイメージバッファ55と、プリンタ10全体の動作を制御するシステムコントローラ53と、メインメモリ56と、EEPROM57とを備えている。
【0024】
システムコントローラ53は、キャリッジモータ35を駆動制御するキャリッジモータ駆動部58と、紙送りモータ44を駆動制御する紙送りモータ駆動制御部59と、印刷ヘッドIH1〜IH4を駆動するヘッド駆動部60と、ロータリ式エンコーダ51と、リニア式エンコーダ52とを備えている。
【0025】
コンピュータ本体2から出力された印刷データは、一旦、バッファメモリ54に蓄えられる。ここで蓄えられた印刷データは、その中から必要な情報がシステムコントローラ53により読み出されて、その読み出された情報に基づき、システムコントローラ53が、キャリッジモータ駆動部58、紙送りモータ駆動部59およびヘッド駆動部60に対して制御信号を送出してこれらをそれぞれ駆動制御する。
【0026】
イメージバッファ55には、バッファメモリ54で受信された複数の色成分の印刷データが格納される。ヘッド駆動部60は、システムコントローラ53からの制御信号に従って、イメージバッファ55から各色成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッドIH1〜IH4に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
【0027】
なお、本実施形態では、システムコントローラ53は、これらの他に、反射型光学センサ70と、この反射型光学センサ70を駆動制御する反射型光学センサ制御部72と、用紙反転機構80と、報知部90とを制御する。これら反射型光学センサ70、反射型光学センサ制御部72、用紙反転機構80および報知部90については、後で詳しく説明する。
【0028】
===紙送り機構および用紙反転機構===
次に、本実施形態に係る印刷装置の紙送り機構および用紙反転機構(本発明における切替機構)について説明する。図3は、それら紙送り機構11および用紙反転機構80を模式的に示した内部構成図である。
【0029】
<紙送り機構>
紙送り機構11は、図3に示すように、給紙部として、給紙ホッパ12と、給紙ローラ13と、送り込みローラ14とを備えている。また、紙送り機構11は、印刷ヘッドIH1〜IH4の移動に合わせて印刷媒体20を順次搬送する搬送機構として、紙送りローラ40と、この紙送りローラ40に従動して回転する補助ローラ15と、上下ガイド板16a、16bと、プラテン17と、上下2つの排紙ローラ18a、18bとを備えている。
【0030】
給紙ホッパ12に蓄えられた印刷媒体20は、給紙ローラ13によって最上部のものから1枚ずつ順次取り出されて、さらに送り込みローラ14により上下両ガイド板16a、16bの間に給送される。上下両ガイド板16a、16bの間を通過した印刷媒体20は、紙送りローラ40と補助ローラ15の間に挟み込まれてプラテン17へと送り込まれる。プラテン17では、印刷媒体20の上方をキャリッジ30が移動し、その移動に伴って印刷ヘッドIH1〜IH4からインクが吐出されて、印刷媒体20にドットが形成される。印刷媒体20は、紙送りローラ44と補助ローラ15により印刷ヘッドIH1〜IH4の印刷進捗状況に合わせて徐々に搬送される。印刷の終了した印刷媒体20は、上下2つの排紙ローラ18a、18bの間に挟まれて、その上方に設けられた排紙口19からプリンタ10の外部に排出される。
【0031】
<用紙反転機構>
さらに本実施形態では、前述した紙送り機構11に加え、用紙反転機構80を備えている。用紙反転機構80は、印刷媒体20を表裏反転して、これから印刷しようとする印刷媒体20の面を他側の面に切り替えるための機構である。本実施形態では、この用紙反転機構80として、図3に示すように、上下2つの排紙ローラ18a、18bの排紙側に配置されて、当該排紙ローラ18a、18bから送り出された印刷媒体20の搬送方向を上下切り替える切替ガイド82と、この切替ガイド82により下方に導かれた印刷媒体20を上下両側から挟み込んで下方部へと送り込む上下2つの反転ローラ84a、84bと、上下2つの反転ローラ84a、84bにより送り込まれてきた印刷媒体20を検出する用紙検出センサ86と、印刷媒体20を紙送り機構11の給紙側、ここでは、上下ガイド板16a、16b間に送り戻すためのガイド部材88、89とを備えている。
【0032】
印刷媒体20を反転する場合には、まず、切替ガイド82を下向きにして、排紙ローラ18a、18bの間から送出された印刷媒体20を下方に案内する。下方に案内された印刷媒体20は、上下2つの反転ローラ84a、84bによってさらに下方部へと送り込まれる。下方部へと送り込まれた印刷媒体20は、用紙検出センサ86を横切ることによりこれに検出される。用紙検出センサ86に検出された印刷媒体20は、反転ローラ84a、84bにより所定量だけ下部位置へと送り込まれた後、反転ローラ84a、84bが逆回転されて、再び送り込まれた側へと送り戻される。送り戻された印刷媒体20は、反転ローラ84a、84bの出口付近に配置されたガイド部材88によって上方へと案内されて、そこからS字を描きながら紙送り機構11の給紙側へと導かれて、最終的にガイド部材89によって上下ガイド板16a、16b間へと案内される。これによって、印刷媒体20は、表裏反転された状態で、印刷が行われるプラテン17の上へと再び送り込まれることとなる。
【0033】
===反射型光学センサの構成例===
図4は、本発明における表裏判別手段を構成する反射型光学センサ70の一実施形態を示した模式図である。反射型光学センサ70は、発光ダイオードなどから構成される発光部70aと、フォトトランジスタなどから構成される受光部70bとを備えている。
【0034】
発光部70aは、印刷媒体20に対して光が所定の角度をなして照射されるように設定されている。他方、受光部70bは、印刷媒体20の表面で反射された光を検出するようになっている。これにより、反射型光学センサ70は、発光部70aから照射された光の反射量を測定して印刷媒体20の光沢度を検出するようになっている。反射型光学センサ70の検出結果は、制御部50に出力される。
なお、本実施形態では、発光部70aと受光部70bとが隣接して配置されていたが、相互に間隔をあけて別々に配置されていても良い。
【0035】
====表裏判別の原理===
次に前述した反射型光学センサ70による印刷媒体20の表裏判別の原理について説明する。
【0036】
図5は、印刷媒体20の種類と、各種類の印刷媒体20の表面および裏面における反射型光学センサ70の検出値(出力電圧[V])との関係を示したグラフである。図6は、そのグラフの各検出値を表にまとめたものである。図5のグラフに示されているように、「普通紙」を除く、他の種類の印刷媒体20、即ち「マット紙1」、「マット紙2」、「光沢紙1」、「光沢紙2」、「フィルム1」、「フィルム2」においては、それぞれ表面と裏面とで反射型光学センサ70の検出値が異なる。例えば、「マット紙1」は、表面が約1.0[V]、裏面が約1.7[V]であり、「マット紙2」は、表面が約0.9[V]、裏面が約1.8[V]であり、「光沢紙1」は、表面が約2.6[V]、裏面が約1.7[V]であり、「光沢紙2」は、表面が約2.8[V]、裏面が約1.1[V]であり、「フィルム1」は、表面が約3.1[V]、裏面が約4.3[V]であり、「フィルム2」は、表面が約4.5[V]、裏面が約4.9[V]である。「普通紙」は、表面および裏面ともに、約1.2[V]である。
【0037】
なお、ここでいう「表面」とは、高い画像品位や鮮やかな発色などを得るために、特殊なコーティング等が施されている、印刷に適した面(本発明における印刷すべき面)のことをいう。一方、「裏面」とは、前述したいようなコーティングが施されていない、「表面」に比べて印刷に適していない面のことをいう。
【0038】
プリンタ10は、印刷媒体20の種類ごとに、その表面および裏面における反射型光学センサ70の検出値のデータを、図6に示すような形式でメインメモリ等の適宜な記憶部に記憶している。システムコントローラ53は、反射型光学センサ70の検出値に基づき、そのデータを参照して、印刷媒体20の種類と表裏を判別する。
【0039】
====印刷装置の印刷動作===
次に本実施形態に係るプリンタ10の印刷動作について説明する。
プリンタ10は、コンピュータ本体2から出力された印刷データ等の各種データを受信すると、そのデータから各種情報を取得して、その情報に基づき、印刷データを、印刷を行うために必要なイメージデータに変換するなどの印刷前処理を行う。また、給紙部12から給紙ローラ13により最上部の印刷媒体を1枚繰り出してプラテン17へと給送する。
【0040】
印刷媒体20がプラテン17へと送り込まれると、キャリッジ30が印刷媒体20の上方に移動して、その側面部の反射型光学センサ70の発光部70aから印刷媒体20に対して光が照射される。印刷媒体20を反射した光は、反射型光学センサ70の受光部70bで検出され、その検出結果がシステムコントローラ53に出力される。
【0041】
システムコントローラ53は、反射型光学センサ70からの検出結果に基づき、これから印刷しようとする印刷媒体20の面が、表面なのか裏面なのか、即ち印刷すべき面なのか、それとも印刷すべき面ではないのか判別する。ここで、これから印刷しようとする面が、「表面」、即ち印刷すべき面であると判断した場合には、システムコントローラ53は、キャリッジ30を移動させつつ印刷ヘッドIH1〜IH4から印刷媒体20に向けてインクを吐出して印刷媒体20に印刷を行う。
【0042】
なお、ここで、反射型光学センサ70からの検出結果に基づき、印刷媒体20が、例えば「普通紙」等の反転の必要がない印刷媒体である場合には、システムコントローラ53は、これから印刷しようとする面が、表面なのか裏面なのかといった判別処理を行わずに、そのまま印刷処理に移行する。
【0043】
他方、これから印刷しようとする面が、「裏面」、即ち印刷すべき面ではないと、システムコントローラ53が判断した場合には、次のような動作を行う。
【0044】
====印刷すべき面ではないと判断した場合の動作===
システムコントローラ53は、印刷しようとする面が、「裏面」、即ち印刷すべき面ではないと判断した場合には、用紙反転機構80により印刷媒体20を表裏反転させて、印刷すべき面が印刷されるように印刷媒体20をセットし直す処理を行う。すなわち、システムコントローラ53は、紙送りローラを回転駆動して印刷媒体20を印刷することなくそのまま上下の排紙ローラ84a、84b間に送り込む。そして、排紙ローラ84a、84b間に送り込まれた印刷媒体20をこれら排紙ローラ84a、84bにより排紙側へと送り込む。ここで、排紙ローラ84a、84bの排出側近傍に設置された切替ガイド82は下向きに設定され、排紙ローラ18a、18b間を出た印刷媒体20は、下方へと案内される。下方へと案内された印刷媒体20は、上下2つの反転ローラ84a、84bによってさらに下方部へと送り込まれる。このことは用紙検出センサ86により検出され、印刷媒体20は、反転ローラ84a、84bによって所定量送り込まれると、反転ローラ84a、84bの逆回転により再び送り込まれた側へと送り戻される。送り戻された印刷媒体20は、反転ローラ84a、84bの出口付近に配置されたガイド部材88によって上方へと案内されて、そこからS字を描きながら紙送り機構11の給紙側へと送られる。そして、最終的に、印刷媒体20は、ガイド部材89によって上下ガイド板16a、16b間へと案内される。これにより、印刷媒体20は、その表裏が反転されて、上下ガイド板16a、16b間へと送り込まれて、再び紙送りローラ40によりプラテン17上に搬送され、印刷可能な状態になる。
【0045】
以上このプリンタ10では、これから印刷しようとする面が印刷すべき面ではないと判断した場合に、自動的に用紙反転機構80により印刷媒体20が表裏反転されて、印刷すべき面に切り替えられるから、印刷に相応しい面に確実に印刷を施すことができる。
【0046】
===用紙反転に伴う付帯処理===
本実施形態では、用紙反転機構80により印刷媒体20を反転する処理に伴って、次のような処理を実行しても良い。
【0047】
(1)ユーザーへの報知
システムコントローラ53は、印刷しようとする面が、裏面、即ち印刷すべき面ではないと判断した場合に、報知部90、例えば、表示ランプや表示パネル、ブザーなどによってユーザーに対して報知するようにしても良い。この場合、印刷媒体20が正しくセットされていなかったことなどを伝えることができ、セットされている印刷媒体20の確認等を促すことができる。
この他に、当該印刷処理を命令したコンピュータ本体2に対し、そのコンピュータ本体2の表示画面に、例えば、図7に示すような、エラーメッセージを伝える警告画面を表示してユーザーに報知するようにしても良い。
【0048】
(2)印刷媒体の再チェック
システムコントローラ53は、用紙反転機構80により表裏反転されてセットし直された印刷媒体20に対して、印刷しようとする面が印刷すべき面であるのか否かを反射型光学センサ70を通じて再チェックをするようにすると良い。この場合、再チェックの結果、印刷しようとする面が、印刷すべき面ではないと判断された場合には、ユーザーに対して、例えば前述したような報知部90を通じて報知して、印刷処理を中止するようにしても良い。
【0049】
===次に印刷すべき印刷媒体がある場合の処理===
用紙反転機構80により表裏反転された印刷媒体20を印刷した後、連続して次に印刷すべき印刷媒体20がある場合の処理について説明する。
【0050】
(1)印刷処理の中止
次に印刷すべき印刷媒体20がある場合に、ユーザーに向けて前述した報知部90等を通じてエラーを報知して、その印刷媒体20への印刷を行わずに中止する方法が取り得る。この場合、ユーザーに向けて印刷媒体20がプリンタ10に表裏正しくセットされているか否かの確認を促すようにメッセージ等により知らせると良い。なお、コンピュータ本体2から指示があった場合には、印刷処理を再開するようにしても良い。
【0051】
(2)次の印刷媒体20に対し印刷処理を行う場合
次に印刷すべき印刷媒体20がある場合、その印刷媒体20について反射型光学センサを通じて表裏を判別し、その表裏判別結果に基づき、これから印刷をしようとする面が印刷すべき面なのか、印刷すべき面ではないのか判断するようにしても良い。ここで、印刷しようとする面が印刷すべき面であると判断した場合には、そのまま通常通り、その印刷媒体20に対して用紙反転を行わずに印刷を行うようにしても良い。
【0052】
一方、印刷しようとする面が印刷すべき面ではないと判断した場合には、次のような対処方法がとり得る。
【0053】
<その1:印刷処理の中止>
印刷をしようとする面が印刷すべき面ではない場合、印刷処理を直ちに中止して、ユーザーに向けてメッセージ等により報知して、印刷媒体20が表裏正しくセットされているか否かの確認をユーザーに促す。
【0054】
<その2:用紙反転処理>
印刷をしようとする面が印刷すべき面ではないと判断した場合、先に印刷した印刷媒体20の場合と同様に、当該印刷媒体20を用紙反転機構80により表裏反転して他側の面に印刷を行う。3枚目以降の印刷媒体20については、前述した場合と同様に、印刷をしようとする面が印刷すべき面ではないと判断したときに用紙反転を行ってもよく、また用紙反転は行わずに印刷処理を中止するようにしても良い。
【0055】
===印刷装置の動作例===
次に本発明に係る印刷装置の印刷動作の一例について説明する。図8は、その印刷動作の処理フローを示したものである。ここでは、ユーザへの報知と、印刷媒体の再チェックと、次に印刷すべき印刷媒体がある場合の印刷処理の中止とを実行する。
【0056】
図8に示すように、プリンタ10は、まず、反射型光学センサ70の検出結果に基づき、表裏判別の必要があるのかないのか判断し(S101)、ここで、表裏判別の必要がないと判断した場合には、直ちにそのまま印刷処理へと移行する(S106)。一方、表裏判別の必要があると判断した場合には、次に、反射型光学センサ70の検出結果に基づき、これから印刷しようとする面が、印刷すべき面なのか否かチェックし(S102)、印刷すべき面であると判断した場合には、直ちにそのまま印刷処理へと移行する(S106)。他方、印刷すべき面ではないと判断した場合には、次にこれから印刷をしようとする印刷媒体20が2枚目以降なのか否かチェックする(S103)。ここで、2枚目以降ではなく、1枚目の印刷媒体20であれば、用紙反転機構80により用紙反転処理を行い(S104)、そして、反転された印刷媒体20について再度、印刷すべき面か否かチェックして(S105)、そこで印刷すべき面であると判断した場合には、そのまま印刷処理へと移行する(S106)。
【0057】
他方、これから印刷をしようとする印刷媒体20が2枚目以降のものである場合(S103)や、用紙反転処理しても印刷すべき面ではない場合(S105)には、速やかにその旨、ユーザーに報知して(S107)、印刷処理を中止する(S108)。
【0058】
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステム、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0059】
図9は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0060】
図10は、図9に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
【0061】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0062】
また、上述した実施形態において、プリンタを制御するコンピュータプログラムは、プリンタ側のEEPROM23等の記憶部に記憶されている。そして、制御ユニット60が、このコンピュータプログラムを実行することにより、上述した実施形態におけるプリンタの動作をする。なお、そのコンピュータプログラムは、コンピュータ本体等を通じてダウンロード等により取得するようになっていてもよく、またコンピュータ本体1102内のROM等の記憶部に記憶されていてもよい。
【0063】
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0064】
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。また、印刷装置側にて行っていた処理の一部をホスト18側にて行ってよく、また印刷装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
【0065】
<印刷装置について>
本発明に係る印刷装置は、前述したインクジェットプリンタ以外に、他のインク吐出方式を利用したプリンタ、例えばバブルジェット方式のプリンタであってもよく、さらにこの他に、インクを吐出しないタイプのプリンタとして、ドットインパクトプリンタや熱転写プリンタ、またレーザービーム式プリンタをはじめとする各種ページプリンタなど、印刷可能な装置であれば、どのような印刷装置であっても構わない。
【0066】
<印刷媒体について>
本発明における印刷媒体20としては、紙材や布材やフィルム材などからなるものの他に、他の素材により形成されたものや、シート状に成形されたもの以外に他の形態に成形されたもの、その他、印刷可能なものであれば、いかなるものであっても、本発明に係る印刷装置の印刷対象となり得る。
【0067】
<表裏判別手段について>
本実施形態では、反射型光学センサ70が印刷媒体20の片側にのみ配置され、その片面における光沢度のみを検出していたが、本発明における表裏判別手段は、これに限らず、印刷媒体20の両側に反射型光学センサ70が配置されて、印刷媒体20の両面に対して光沢度を検出するようにしても良い。この場合、各反射型光学センサ70からの検出値に基づき、印刷媒体の表裏や種類を判断することができ、これにより印刷媒体20の種類や表裏の判別をより正確に行うことができる。
また、本発明における表裏判別手段としては、前述したような反射型光学センサ70のような光学式のセンサを備えた場合に限らず、他の手法により印刷媒体20の表裏を判別するものであっても構わない。
【0068】
<切替機構について>
本発明における切替機構としては、前記実施形態で示すような用紙反転機構80に限らず、他のしくみにより印刷媒体20の表裏を反転する機構であっても構わない。
【0069】
<印刷すべき面について>
本発明における「印刷すべき面」とは、前述したような高い画像品位や鮮やかな発色が得られるように特殊なコーティング等の処理が施された、印刷に適した面に限らず、この他に、例えば、ユーザーから印刷指示された面や、両面印刷を行う場合に順序として先に印刷すべき面なども含む。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷媒体が表裏誤ってセットされた場合であっても、これを検知して、自動的に印刷すべき面に切り替えて当該面に印刷をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の一実施形態の内部構成を概略的に説明するための説明図である。
【図2】本発明に係る印刷装置の一実施形態のシステム構成を概略的に示したブロック構成図である。
【図3】本実施形態に係る印刷装置の紙送り機構および用紙反転機構の一実施形態を概略的に示した概略構成図である。
【図4】本実施形態に係る印刷装置の表裏判別機構の一実施形態を示した模式図である。
【図5】印刷媒体の種類とその表面および裏面における反射型光学センサの検出値を表わすグラフである。
【図6】印刷媒体の種類とその表面および裏面における反射型光学センサの検出値を表わす表である。
【図7】ユーザーに対してエラーを知らせるための警告画面の一実施形態を示した図である。
【図8】本発明に係る印刷装置の動作の一例を示したフローチャートである。
【図9】本発明に係るコンピュータシステムの一実施形態の外観構成を示した説明図である。
【図10】本発明に係るコンピュータシステムの構成の一実施形態を示したブロック構成図である。
【符号の説明】
2 コンピュータ本体 10 プリンタ
11 紙送り機構 12 給紙ホッパ
13 給紙ローラ 14 送り込みローラ
15 補助ローラ 16a、16b ガイド板
17 プラテン 18a、18b 排紙ローラ
19 排紙口 20 印刷媒体
30 キャリッジ 32 カートリッジ装着部
33 ガイド部材 34 プーリー
35 キャリッジモータ 36 駆動ベルト
40 紙送りローラ 42 ギア機構
44 紙送りモータ 50 制御部
51 ロータリー式エンコーダ 52 リニア式エンコーダ
54 バッファメモリ 55 イメージバッファ
56 メインメモリ 57 EEPROM
58 キャリッジモータ駆動制御部 59 紙送りモータ駆動制御部
60 ヘッド駆動部 70 反射型光学センサ
70a 発光部 70b 受光部
80 用紙反転機構 82 切替ガイド
84a、84b 反転ローラ 86 用紙検出センサ
88、89 ガイド部材 90 報知部
1000 コンピュータシステム
1102 コンピュータ本体
1104 表示装置
1106 プリンタ
1108 入力装置
1108A キーボード
1108B マウス
1110 読取装置
1110A フレキシブルディスクドライブ装置
1110B CD−ROMドライブ装置
1202 内部メモリ
1204 ハードディスクドライブユニット
Claims (7)
- 印刷媒体に対して印刷をする印刷手段と、前記印刷媒体の表裏を判別する表裏判別手段とを備えた印刷装置において、
前記印刷手段により印刷がなされようとする前記印刷媒体の面を他側の面に切り替える切替機構を備え、
前記表裏判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷手段が印刷をしようとする前記印刷媒体の面が印刷すべき面でないと判断されたときに、前記切替機構により前記他側の面に切り替えて、当該他側の面に印刷がなされるようにすることを特徴とする印刷装置。 - 前記印刷媒体の種類を判別可能な種類判別手段と、この種類判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷媒体に前記切替の必要があるか否かを判断する手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記切替機構により前記他側の面に切り替える際に、これをユーザーに報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
- 前記印刷手段により前記他側の面に印刷をした後、次に印刷すべき印刷媒体があるときに、その印刷媒体に対する印刷処理を一旦中止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記表裏判別手段は、前記印刷媒体の片面から得られた情報に基づき表裏を判別することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記表裏判別手段は、前記印刷媒体の両面から得られた情報に基づき表裏を判別することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
- コンピュータ本体と、このコンピュータ本体と有線または無線により通信可能な印刷装置とを具備したコンピュータシステムにおいて、
前記印刷装置は、印刷媒体に対して印刷をする印刷手段と、前記印刷媒体の表裏を判別する表裏判別手段と、前記印刷手段により印刷がなされようとする前記印刷媒体の面を他側の面に切り替える切替機構とを備え、
前記表裏判別手段による判別結果に基づいて、前記印刷手段が印刷をしようとする前記印刷媒体の面が印刷すべき面でないと判断されたときに、前記切替機構により前記他側の面に切り替えて、当該他側の面に印刷がなされるようにすることを特徴とするコンピュータシステム。
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-
2002
- 2002-09-06 JP JP2002261534A patent/JP2004098392A/ja not_active Withdrawn
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