JP2004097507A - ペンダント及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】観賞、コレクション、装飾の価値に加えて、財産やお守りの価値をも充分に意識できるようにする。
【解決手段】勾玉形状のペンダント本体1に、宝石用取付穴2及び誕生石用取付穴3を形成し、人に贈るためのダイアモンド(宝石)4をペンダント本体1の宝石用取付穴2に着脱可能に玉止めすると共に、自己が保有するためのアクアマリン(誕生石)5を、ペンダント本体1の誕生石用取付穴3に玉止めし、ダイアモンド4を、自己を守るためのアクアマリン5と共に、恋人や子孫に贈るその日まで保有し、ダイアモンド4を贈る際には、ペンダント本体1からダイアモンド4を取り外してイヤリングや指輪に玉止めする。
【選択図】 図1
【解決手段】勾玉形状のペンダント本体1に、宝石用取付穴2及び誕生石用取付穴3を形成し、人に贈るためのダイアモンド(宝石)4をペンダント本体1の宝石用取付穴2に着脱可能に玉止めすると共に、自己が保有するためのアクアマリン(誕生石)5を、ペンダント本体1の誕生石用取付穴3に玉止めし、ダイアモンド4を、自己を守るためのアクアマリン5と共に、恋人や子孫に贈るその日まで保有し、ダイアモンド4を贈る際には、ペンダント本体1からダイアモンド4を取り外してイヤリングや指輪に玉止めする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、恋人や子孫に想いを込めて贈る宝石を、自己を守るための誕生石と共に、贈るその日まで保有するためのペンダント及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、イヤリング、指輪、ペンダントなどの宝飾品は、観賞、コレクション、装飾、財産、お守りとしての価値を重ね持っている。しかしながら、昨今では、贅沢な装飾品としての価値が主に意識され、財産やお守りとしての価値が意識されることが少なくなっている場合もある。
【0003】
また、特開2002−51811号に示すように、着脱可能に取り付けられた宝石を、好みに応じてイヤリングやリングに取付し、装飾のバリエーションを楽しめるものも公知になっている。
【0004】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、観賞、コレクション、装飾の価値に加えて、財産やお守りの価値をも充分に意識できるペンダント及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のペンダントは、請求項1に示す如く、ペンダント本体に、宝石用取付穴及び誕生石用取付穴が形成され、さらに、ペンダント本体の宝石用取付穴には、人に贈るための宝石が玉止めされると共に、ペンダント本体の誕生石用取付穴には、自己が保有するための誕生石が玉止めされ、宝石及び誕生石のうち少なくとも宝石が着脱可能に構成したものである。
【0006】
したがって、ペンダント本体に宝石と誕生石が玉止めされることで、観賞、コレクション、装飾としての価値が高くなる一方、宝石や誕生石によって、贈る相手、及び、所有者に対し、財産としての価値、お守りとしての価値が高くなる。
【0007】
また、請求項2に示す如く、勾玉、ハート、十字架、三日月、人型、卵のうち何れか一つを、ペンダント本体の形状として選択するようにしてもよい。
【0008】
そうすれば、ペンダント本体が、所有者のお守りとして形に象徴されるようになる。例えば、ハートであれば、愛や希望、喜びをもたらすように、三日月であれば、夢や希望が叶えられるように、人型であれば、素直に自己を見つめて自己向上の意識が高まるように、水滴であれば、その丸みから協調性が高められ、周囲の人との絆が強くなるように、お守りとしての意味がペンダント本体の形に込められる。
【0009】
さらに、請求項3に示す如く、ペンダント本体の誕生石用取付穴を星形状に形成し、星形状の内径部で玉止めするようにしてもよい。
【0010】
この場合、宝石や誕生石の持つとされるお守りとしての価値に加えて、ペンダント本体の形状の持つお守りとしての価値と、誕生石用取付穴の形状の持つお守りとしての価値とが重ね合うことになり、贈る相手や所有者に対し、お守りとしての価値がより一層高まることになる。さらに、ペンダント本体の形状と、誕生石用取付穴の形状とが組み合わさることで、意匠的な価値も高くなる。
【0011】
加えて、請求項4に示す如く、宝石及び誕生石をブリリアンカットすると共に、宝石をダイアモンドとするのがよい。
【0012】
宝石や誕生石を、光の屈折率が最も高くなるとされるブリリアンカットすることで、観賞や装飾としての価値が高くなる。さらに、宝石をダイアモンドにすることで、財産としての価値も高くなる。
【0013】
また、本発明のペンダントの製造方法は、請求項5に示す如く、宝石の宝石用取付穴、及び、誕生石の誕生石用取付穴を有するペンダント本体を成形し、つぎに、成形されたペンダント本体を研磨し、続いて、研磨されたペンダント本体の宝石用取付穴に宝石を玉止めすると共に、誕生石用取付穴に誕生石を玉止めし、宝石及び誕生石が玉止めされたペンダント本体を研磨して最終仕上げするようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について説明する。
本発明のペンダントは、宝石の宝石用取付穴、及び、誕生石の誕生石用取付穴を有するペンダント本体と、宝石用取付穴に着脱可能に玉止めされた宝石と、誕生石用取付穴に着脱可能に玉止めされた誕生石と、ペンダント本体に挿通されたネックレスとから構成されている。
【0015】
例えば、ペンダント本体が十字架形状に成形され、該ペンダント本体の表面に宝石用取付穴が形成されると共に、ペンダント本体の裏面に誕生石取付穴が形成され、さらに、テーブルカットされたエメラルドがペンダント本体の宝石用取付穴に着脱可能に玉止めされると共に、オーバルカットされたガーネットがペンダント本体の誕生石用取付穴に着脱可能に玉止めされているとすると、以下に記載する効果がある。
【0016】
エメラルド、又は、ガーネットのどちらかを表側に位置させてネックレスを装着できるため、所有者は、バリエーションを楽しめることになり、観賞、装飾性が高くなる。
【0017】
さらに、十字架の形状に形成されたペンダント本体は、所有者の自己の内面性と外面性、心と身体のバランスをとって願望達成へと導こうとする力を秘めているとされる。しかも、エメラルドは、幸福や幸運を招くとされ、さらに、ガーネットは、友愛に富み、石のパワーによって高められる忠誠によって、所有者と、その周囲の人との絆が強くなるとされている。
【0018】
さらに、エメラルドを財産として人に贈る際には、ペンダント本体からエメラルドを取り外し、イヤリングや指輪にエメラルドを装着して贈ることもできる。一方、誕生石であるガーネットは、自己の財産やお守りとして、ペンダント本体に玉止めされた状態のまま保有することもできる。
【0019】
このように、本発明のペンダントによれば、宝石と誕生石をペンダント本体の表裏に配置することで、観賞、コレクション、装飾としての価値が高くなることに加えて、人に贈る宝石と、自己の保有する誕生石とを合わせ持つことで、贈る人や保有者に対して、財産、お守りとしての価値も高くなる。
【0020】
【実施例1】
つぎに本発明の実施例1のペンダントにつき、図1〜図4を参照して説明する。頭部と尾部とを具備する勾玉形状に形成されたペンダント本体1と、該ペンダント本体1の頭部に貫穿された大径の宝石用取付穴2と、ペンダント本体1の裏面側の頭部、尾部の境界部に掘穿された小径の誕生石用取付穴3と、宝石用取付穴2に着脱可能に玉止めされた宝石としてのダイアモンド4と、誕生石用取付穴3に玉止めされた3月の誕生石としてのアクアマリン5と、ペンダント本体1の頭部に固定された吊り部材6と、該吊り部材6に挿通されたチェーン(図示せず)とから構成されている。
【0021】
勾玉形状のペンダント本体1には、古来より、男性に対しては戦さの際のお守りとされ、女性に対しては心身の美しさを願ったお守りとされている。
【0022】
宝石用取付穴2は、その断面が台形状を呈している。即ち、ダイアモンド4の取付面側(表面)の穴径が小さく、その反対側(裏面)の穴径が、ダイアモンド4の取付面側に比して大きく形成されている。この理由としては、ペンダント本体1の軽量化を図るためと、ペンダント本体1の裏面側からの入光を増大させてダイアモンド4を煌びやかに見せるためである。
【0023】
誕生石用取付穴3は、その形状が略円錐形状を呈している。その開口部の直径が、宝石用取付穴2に比して小さく形成されている。そして、便宜上、ペンダント本体1の正面側においては、ダイアモンド4が位置し、裏面側においては、アクアマリン5が位置するようになっているが、ペンダント本体1を装着する際には、好みに応じてダイアモンド4、又は、アクアマリン5の何れかを正面側に位置させて着飾ることができる。
【0024】
宝石としてのダイアモンド4は、ブリリアンカットされ、約0.2〜0.6カラットのものが使用されている。このダイアモンド4は、その上部が略台錐形状を呈し、下部が略円錐形状を呈し、上部の略台錐形状の錐体と、下部の略円錐形状の錐体とが、略円形状の底面を共有して一体になっている。上部の略台錐形状の錐体の上面(平坦面)をテーブル4a、その傾斜面をクラウン4bと称している。さらに、下部の円錐形状の錐体の傾斜面をパビリオン4c、その尖頭部をキューレット4dと称している。加えて、クラウンとパビリオンとの境界部(共有する底面の円周)をガードル4eと称している。
【0025】
そして、ダイアモンド4のパビリオン4cが宝石用取付穴2に挿入されて、ダイアモンド4のガードル4eが宝石取付穴2の周縁部に当接し、ダイアモンド4がペンダント本体1に載置されている。さらに、ダイアモンド4のクラウン4bに沿って形成されたペンダント本体1の複数の係止突起8,…が、ダイアモンド4のクラウン4bに当接し、ダイアモンド4がペンダント本体1に玉止めされている。
【0026】
誕生石としてのアクアマリン5は、ダイアモンド4と同様に、ブリリアンカットされ、約0.1カラットのものが使用されている。さらに、アクアマリン5の取付構造もダイアモンド4と同様に、ペンダント本体1の複数の係止突起8,…によって成されている(図示せず)。
【0027】
なお、3月の誕生石としては、アクアマリン5であるが、この他に、1月はガーネット、2月はアメジスト、4月はダイアモンド、5月はエメラルド、6月はムーンストーン、7月はルビー、8月はペリドット、9月はサファイア、10月はピンクトルマリン、11月はシトリン、12月はタンザナイトが挙げられる。
【0028】
さらに、各誕生石には、特有の力を秘めているとされている。例えば、ガーネットには、友愛、忠実、アメジストには、誠実、心の平和、前記アクアマリン5には、沈着、勇敢、聡明、ダイアモンドには、清浄無垢、エメラルドには、幸福、幸運、ムーンストーンには、健康、長寿、富、ルビーには、熱情、仁愛、威厳、ペリドットには、夫婦の幸福、和合、サファイアには、慈愛、誠実、徳望、ピンクトルマリンには、心の中の歓喜、安楽、忍耐、シトリンには、友情、希望、潔白、タンザナイトには、成功を保証する力が秘められているとされている。
【0029】
また、1月〜5月、7月、9月の誕生石は、前記と同様であるが、6月はパール、8月はサードニックス、10月はオパール、11月はトパーズ、12月はトルコ石とする場合もある。その他、12の星座によって誕生石を選択するようにしてもよい。
【0030】
吊り部材6は、吊り輪6aと、該吊り輪6aの周面に、該吊り輪6aの径外方向に沿って突出して一体化された棒状の植設部6bとを具備している。吊り輪6aにチェーンが挿通され、ペンダント本体1がチェーンに吊り下げられた状態になっている。
【0031】
つぎに本発明の実施例1のペンダントの製造方法について説明する。まず、成形工程においては、創作されるペンダント本体1の図案に基づいて形成された空間を有するゴム型にロウを流し込んで、ペンダント本体模型を形成し、ペンダント本体模型に基づいて石膏型を形成し、該石膏型に溶融した金又は白金を射出してペンダント本体模型を熔解してインゴット、即ちペンダント本体1を形成する。
【0032】
つぎに、吊り部材取付工程においては、吊り部材6の植設部6bをペンダント本体1の頭部にロウ付けして取り付ける。続いて、粗仕上げ工程に移行し、サンドペーパで、ペンダント本体1の全面を研磨すると共に、宝石用取付穴2の壁面及び誕生石用取付穴3の壁面を研磨する。そして、精密仕上げ工程において、サンドペーパで研磨した際の傷をシリコンで研磨することによって除去した後、バフ仕上げを行う。
【0033】
つぎに玉止め工程に移行し、宝石用取付穴2の取付面側の穴の周縁部にたがねを用いて係止突起8,…を形成し、ブリリアンカットされたダイアモンド4を玉止めする。誕生石用取付穴3も宝石用取付穴2と同様に、たがねによって係止突起8,…を形成し、アクアマリン5を玉止めする。
【0034】
最後に、宝石用取付穴及び誕生石用取付穴のバリを除去するために、玉ぐり仕上げを行い、再度シリコンによって研磨した後、バフ仕上げを行う。但し、ペンダント本体1に白金が使用されている場合には、玉ぐり仕上げを行った後、シリコン研磨、バフ仕上げを行い、最後に、ペンダント本体1にロジウムメッキする。
【0035】
つぎに本発明の実施例1のペンダントの使用態様について説明する。ダイアモンド4を人に贈るまでは、所有者が、自己の財産として、及び、自己のお守りとしてアクアマリンと共に保有する。
【0036】
また、ダイアモンド4を人、例えば、恋人や家族に贈る場合には、ペンダント本体1を専門職人に持ち込み、専門職人がたがねを用いて、ペンダント本体1の係止突起8,…をダイアモンド4のクラウン4bから離間させ、ダイアモンド4をペンダント本体1から取り外し、専門職人によって、リングやイヤリングに装着してもらう。一方、アクアマリン5はペンダント本体1に玉止めされた状態で、自己のお守りとして身に着ける。
【0037】
また、前記実施例1の場合、ペンダント本体1の宝石用取付穴2の断面を略台形状としたが、図5に示すように、ペンダント本体1の宝石用取付穴2を、小径の貫通穴2aと、該貫通穴2aのダイアモンド4が玉止めされる側に形成された凹部2bとを備えた形状にしてもよい。この場合、凹部2bの開口周縁部と、凹部2bの底壁及び貫通穴2aの側壁により形成される段部2cとによって、ダイアモンド4の周面が二点支持されることになり、ダイアモンド4が安定した状態で支持されると共に、確実に固定される。
【0038】
【実施例2】
つぎに本発明の実施例2のペンダントにつき、図6及び図7を参照して説明する。図1に示す実施例1のペンダントと異なる点は、ペンダント本体10の形状が、皿形状の断面を有する卵形状、又は、水滴(涙の粒)形状を呈しており、そのペンダント本体10の上部に、平面視円形状の宝石用取付穴11が穿設され、ペンダント本体10の下部の膨出部に星形状の誕生石用取付穴12が穿設され、ペンダント本体10の上部の側面に、チェーンの挿通穴13が穿設されている点である。この場合、卵形状、又は、水滴形状のペンダント本体10の断面が、皿形状を呈しているため、裏面側が全面開口されているので、裏面側からの光の入射率が高く、ダイアモンド4及びアクアマリン5がより煌びやかに見える。さらに、大幅にペンダント本体10の軽量化が図られている。
【0039】
水滴形状のペンダント本体10には、その丸みによって、周囲の人との協調性が高められ、星形状の誕生石用取付穴12には、魔よけの力が秘められているとされる。よって、ペンダント本体10、ダイアモンド4、アクアマリン5のそれぞれに秘められた力が重ね合わされることで、所有者に対してお守りの価値をより高めている。
【0040】
誕生石用取付穴12には、その壁面にV字形状の溝12aが形成され、ブリリアンカットされたアクアマリン5が溝12aに係止して着脱可能に玉止めされるようになっている。
【0041】
つぎに本発明の実施例2のペンダントの製造方法について説明する。前記実施例1と同様に、成形工程において、創作されるペンダント本体10の図案に基づいて、ペンダント本体10のインゴットを形成する。
【0042】
つぎに、サンドペーパで、ペンダント本体10の全面、宝石用取付穴11の壁面及び誕生石用取付穴12の壁面を研磨して粗仕上げする。そして、シリコンで研磨した後、バフ仕上げを行い、続いて、ペンダント本体10の宝石用取付穴11及び誕生石用取付穴12に、ダイアモンド4及びアクアマリン5を玉止めし、最終仕上げを行う。
【0043】
つぎに本発明の実施例2のペンダントの使用態様については、前記実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0044】
なお、前記実施例1,2の場合、宝石をダイアモンド4としたが、限定されるものではなく、好みの宝石、例えばルビー、サファイアなどから適宜選択することもできるのは勿論である。
【0045】
また、誕生石も、前記宝石と同様に、上述した誕生石から好みに合わせて適宜選択できる。
【0046】
さらに、宝石や誕生石のカッティングの形状は図示に限定されるものではなく、例えば、ローズカット、プリンセスカットなどであってもよい。
【0047】
加えて、ペンダント本体1、10の形状も図示に限定されるものではなく、例えば、ハート、三日月、人型の形状であってもよい。また、ペンダント本体1、10には、恋人や家族のイニシャルを刻印できるのはいうまでもない。
【0048】
また、前記実施例1,2においては、いずれの場合も宝石のみを着脱可能な構成にしたが、誕生石も着脱可能な構成にしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のペンダントによれば、宝石及び誕生石のうち少なくとも宝石を着脱可能に玉止めし、ペンダント本体を観賞、コレクション、装飾としての価値を高めると共に、宝石や誕生石を、贈る相手や所有者に対し、財産やお守りとしての価値をも高めるようにしたため、宝石として重ね合わせ持つ本来の価値を充分に意識できる効果がある。
【0050】
また、ペンダント本体の形状を、勾玉、ハート、十字架、三日月、人型、卵のうち何れか一つを選択し、ペンダント本体に、お守りとしての意味を形で表現するようにしたため、宝石及び誕生石に秘められた力に、ペンダント本体の形状の持つ力が加わり、お守りとしての価値が高くなる効果がある。
【0051】
さらに、ペンダント本体の誕生石用取付穴を星形状に形成し、ペンダント本体の形状の持つ意味と、誕生石用取付穴の形状のもつ意味とを組み合わせるようにしたため、財産として、又は、お守りとしての価値をより一層高めるのに有効である。
【0052】
加えて、宝石及び誕生石をブリリアンカットすると共に、宝石をダイアモンドにするようにしたので、財産としての価値を向上させるのに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のペンダントの斜視図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】図1の宝石とペンダント本体の宝石用取付穴との要部の拡大断面図。
【図4】本発明の実施例1のペンダントの製造方法を示したフローチャート。
【図5】宝石用取付穴の他の例の断面図。
【図6】本発明の実施例2のペンダントの斜視図。
【図7】図6の側断面図。
【符号の説明】
1、10 ペンダント本体
2、11 宝石用取付穴
2a 貫通穴
2b 凹部
2c 段部
3、12 誕生石用取付穴
4 ダイアモンド(宝石)
4a テーブル
4b クラウン
4c パビリオン
4d キューレット
4e ガードル
5 アクアマリン(誕生石)
6 吊り部材
6a 吊り輪
6b 植設部
8 係止突起
12a 溝
13 挿通穴
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、恋人や子孫に想いを込めて贈る宝石を、自己を守るための誕生石と共に、贈るその日まで保有するためのペンダント及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、イヤリング、指輪、ペンダントなどの宝飾品は、観賞、コレクション、装飾、財産、お守りとしての価値を重ね持っている。しかしながら、昨今では、贅沢な装飾品としての価値が主に意識され、財産やお守りとしての価値が意識されることが少なくなっている場合もある。
【0003】
また、特開2002−51811号に示すように、着脱可能に取り付けられた宝石を、好みに応じてイヤリングやリングに取付し、装飾のバリエーションを楽しめるものも公知になっている。
【0004】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、観賞、コレクション、装飾の価値に加えて、財産やお守りの価値をも充分に意識できるペンダント及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のペンダントは、請求項1に示す如く、ペンダント本体に、宝石用取付穴及び誕生石用取付穴が形成され、さらに、ペンダント本体の宝石用取付穴には、人に贈るための宝石が玉止めされると共に、ペンダント本体の誕生石用取付穴には、自己が保有するための誕生石が玉止めされ、宝石及び誕生石のうち少なくとも宝石が着脱可能に構成したものである。
【0006】
したがって、ペンダント本体に宝石と誕生石が玉止めされることで、観賞、コレクション、装飾としての価値が高くなる一方、宝石や誕生石によって、贈る相手、及び、所有者に対し、財産としての価値、お守りとしての価値が高くなる。
【0007】
また、請求項2に示す如く、勾玉、ハート、十字架、三日月、人型、卵のうち何れか一つを、ペンダント本体の形状として選択するようにしてもよい。
【0008】
そうすれば、ペンダント本体が、所有者のお守りとして形に象徴されるようになる。例えば、ハートであれば、愛や希望、喜びをもたらすように、三日月であれば、夢や希望が叶えられるように、人型であれば、素直に自己を見つめて自己向上の意識が高まるように、水滴であれば、その丸みから協調性が高められ、周囲の人との絆が強くなるように、お守りとしての意味がペンダント本体の形に込められる。
【0009】
さらに、請求項3に示す如く、ペンダント本体の誕生石用取付穴を星形状に形成し、星形状の内径部で玉止めするようにしてもよい。
【0010】
この場合、宝石や誕生石の持つとされるお守りとしての価値に加えて、ペンダント本体の形状の持つお守りとしての価値と、誕生石用取付穴の形状の持つお守りとしての価値とが重ね合うことになり、贈る相手や所有者に対し、お守りとしての価値がより一層高まることになる。さらに、ペンダント本体の形状と、誕生石用取付穴の形状とが組み合わさることで、意匠的な価値も高くなる。
【0011】
加えて、請求項4に示す如く、宝石及び誕生石をブリリアンカットすると共に、宝石をダイアモンドとするのがよい。
【0012】
宝石や誕生石を、光の屈折率が最も高くなるとされるブリリアンカットすることで、観賞や装飾としての価値が高くなる。さらに、宝石をダイアモンドにすることで、財産としての価値も高くなる。
【0013】
また、本発明のペンダントの製造方法は、請求項5に示す如く、宝石の宝石用取付穴、及び、誕生石の誕生石用取付穴を有するペンダント本体を成形し、つぎに、成形されたペンダント本体を研磨し、続いて、研磨されたペンダント本体の宝石用取付穴に宝石を玉止めすると共に、誕生石用取付穴に誕生石を玉止めし、宝石及び誕生石が玉止めされたペンダント本体を研磨して最終仕上げするようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について説明する。
本発明のペンダントは、宝石の宝石用取付穴、及び、誕生石の誕生石用取付穴を有するペンダント本体と、宝石用取付穴に着脱可能に玉止めされた宝石と、誕生石用取付穴に着脱可能に玉止めされた誕生石と、ペンダント本体に挿通されたネックレスとから構成されている。
【0015】
例えば、ペンダント本体が十字架形状に成形され、該ペンダント本体の表面に宝石用取付穴が形成されると共に、ペンダント本体の裏面に誕生石取付穴が形成され、さらに、テーブルカットされたエメラルドがペンダント本体の宝石用取付穴に着脱可能に玉止めされると共に、オーバルカットされたガーネットがペンダント本体の誕生石用取付穴に着脱可能に玉止めされているとすると、以下に記載する効果がある。
【0016】
エメラルド、又は、ガーネットのどちらかを表側に位置させてネックレスを装着できるため、所有者は、バリエーションを楽しめることになり、観賞、装飾性が高くなる。
【0017】
さらに、十字架の形状に形成されたペンダント本体は、所有者の自己の内面性と外面性、心と身体のバランスをとって願望達成へと導こうとする力を秘めているとされる。しかも、エメラルドは、幸福や幸運を招くとされ、さらに、ガーネットは、友愛に富み、石のパワーによって高められる忠誠によって、所有者と、その周囲の人との絆が強くなるとされている。
【0018】
さらに、エメラルドを財産として人に贈る際には、ペンダント本体からエメラルドを取り外し、イヤリングや指輪にエメラルドを装着して贈ることもできる。一方、誕生石であるガーネットは、自己の財産やお守りとして、ペンダント本体に玉止めされた状態のまま保有することもできる。
【0019】
このように、本発明のペンダントによれば、宝石と誕生石をペンダント本体の表裏に配置することで、観賞、コレクション、装飾としての価値が高くなることに加えて、人に贈る宝石と、自己の保有する誕生石とを合わせ持つことで、贈る人や保有者に対して、財産、お守りとしての価値も高くなる。
【0020】
【実施例1】
つぎに本発明の実施例1のペンダントにつき、図1〜図4を参照して説明する。頭部と尾部とを具備する勾玉形状に形成されたペンダント本体1と、該ペンダント本体1の頭部に貫穿された大径の宝石用取付穴2と、ペンダント本体1の裏面側の頭部、尾部の境界部に掘穿された小径の誕生石用取付穴3と、宝石用取付穴2に着脱可能に玉止めされた宝石としてのダイアモンド4と、誕生石用取付穴3に玉止めされた3月の誕生石としてのアクアマリン5と、ペンダント本体1の頭部に固定された吊り部材6と、該吊り部材6に挿通されたチェーン(図示せず)とから構成されている。
【0021】
勾玉形状のペンダント本体1には、古来より、男性に対しては戦さの際のお守りとされ、女性に対しては心身の美しさを願ったお守りとされている。
【0022】
宝石用取付穴2は、その断面が台形状を呈している。即ち、ダイアモンド4の取付面側(表面)の穴径が小さく、その反対側(裏面)の穴径が、ダイアモンド4の取付面側に比して大きく形成されている。この理由としては、ペンダント本体1の軽量化を図るためと、ペンダント本体1の裏面側からの入光を増大させてダイアモンド4を煌びやかに見せるためである。
【0023】
誕生石用取付穴3は、その形状が略円錐形状を呈している。その開口部の直径が、宝石用取付穴2に比して小さく形成されている。そして、便宜上、ペンダント本体1の正面側においては、ダイアモンド4が位置し、裏面側においては、アクアマリン5が位置するようになっているが、ペンダント本体1を装着する際には、好みに応じてダイアモンド4、又は、アクアマリン5の何れかを正面側に位置させて着飾ることができる。
【0024】
宝石としてのダイアモンド4は、ブリリアンカットされ、約0.2〜0.6カラットのものが使用されている。このダイアモンド4は、その上部が略台錐形状を呈し、下部が略円錐形状を呈し、上部の略台錐形状の錐体と、下部の略円錐形状の錐体とが、略円形状の底面を共有して一体になっている。上部の略台錐形状の錐体の上面(平坦面)をテーブル4a、その傾斜面をクラウン4bと称している。さらに、下部の円錐形状の錐体の傾斜面をパビリオン4c、その尖頭部をキューレット4dと称している。加えて、クラウンとパビリオンとの境界部(共有する底面の円周)をガードル4eと称している。
【0025】
そして、ダイアモンド4のパビリオン4cが宝石用取付穴2に挿入されて、ダイアモンド4のガードル4eが宝石取付穴2の周縁部に当接し、ダイアモンド4がペンダント本体1に載置されている。さらに、ダイアモンド4のクラウン4bに沿って形成されたペンダント本体1の複数の係止突起8,…が、ダイアモンド4のクラウン4bに当接し、ダイアモンド4がペンダント本体1に玉止めされている。
【0026】
誕生石としてのアクアマリン5は、ダイアモンド4と同様に、ブリリアンカットされ、約0.1カラットのものが使用されている。さらに、アクアマリン5の取付構造もダイアモンド4と同様に、ペンダント本体1の複数の係止突起8,…によって成されている(図示せず)。
【0027】
なお、3月の誕生石としては、アクアマリン5であるが、この他に、1月はガーネット、2月はアメジスト、4月はダイアモンド、5月はエメラルド、6月はムーンストーン、7月はルビー、8月はペリドット、9月はサファイア、10月はピンクトルマリン、11月はシトリン、12月はタンザナイトが挙げられる。
【0028】
さらに、各誕生石には、特有の力を秘めているとされている。例えば、ガーネットには、友愛、忠実、アメジストには、誠実、心の平和、前記アクアマリン5には、沈着、勇敢、聡明、ダイアモンドには、清浄無垢、エメラルドには、幸福、幸運、ムーンストーンには、健康、長寿、富、ルビーには、熱情、仁愛、威厳、ペリドットには、夫婦の幸福、和合、サファイアには、慈愛、誠実、徳望、ピンクトルマリンには、心の中の歓喜、安楽、忍耐、シトリンには、友情、希望、潔白、タンザナイトには、成功を保証する力が秘められているとされている。
【0029】
また、1月〜5月、7月、9月の誕生石は、前記と同様であるが、6月はパール、8月はサードニックス、10月はオパール、11月はトパーズ、12月はトルコ石とする場合もある。その他、12の星座によって誕生石を選択するようにしてもよい。
【0030】
吊り部材6は、吊り輪6aと、該吊り輪6aの周面に、該吊り輪6aの径外方向に沿って突出して一体化された棒状の植設部6bとを具備している。吊り輪6aにチェーンが挿通され、ペンダント本体1がチェーンに吊り下げられた状態になっている。
【0031】
つぎに本発明の実施例1のペンダントの製造方法について説明する。まず、成形工程においては、創作されるペンダント本体1の図案に基づいて形成された空間を有するゴム型にロウを流し込んで、ペンダント本体模型を形成し、ペンダント本体模型に基づいて石膏型を形成し、該石膏型に溶融した金又は白金を射出してペンダント本体模型を熔解してインゴット、即ちペンダント本体1を形成する。
【0032】
つぎに、吊り部材取付工程においては、吊り部材6の植設部6bをペンダント本体1の頭部にロウ付けして取り付ける。続いて、粗仕上げ工程に移行し、サンドペーパで、ペンダント本体1の全面を研磨すると共に、宝石用取付穴2の壁面及び誕生石用取付穴3の壁面を研磨する。そして、精密仕上げ工程において、サンドペーパで研磨した際の傷をシリコンで研磨することによって除去した後、バフ仕上げを行う。
【0033】
つぎに玉止め工程に移行し、宝石用取付穴2の取付面側の穴の周縁部にたがねを用いて係止突起8,…を形成し、ブリリアンカットされたダイアモンド4を玉止めする。誕生石用取付穴3も宝石用取付穴2と同様に、たがねによって係止突起8,…を形成し、アクアマリン5を玉止めする。
【0034】
最後に、宝石用取付穴及び誕生石用取付穴のバリを除去するために、玉ぐり仕上げを行い、再度シリコンによって研磨した後、バフ仕上げを行う。但し、ペンダント本体1に白金が使用されている場合には、玉ぐり仕上げを行った後、シリコン研磨、バフ仕上げを行い、最後に、ペンダント本体1にロジウムメッキする。
【0035】
つぎに本発明の実施例1のペンダントの使用態様について説明する。ダイアモンド4を人に贈るまでは、所有者が、自己の財産として、及び、自己のお守りとしてアクアマリンと共に保有する。
【0036】
また、ダイアモンド4を人、例えば、恋人や家族に贈る場合には、ペンダント本体1を専門職人に持ち込み、専門職人がたがねを用いて、ペンダント本体1の係止突起8,…をダイアモンド4のクラウン4bから離間させ、ダイアモンド4をペンダント本体1から取り外し、専門職人によって、リングやイヤリングに装着してもらう。一方、アクアマリン5はペンダント本体1に玉止めされた状態で、自己のお守りとして身に着ける。
【0037】
また、前記実施例1の場合、ペンダント本体1の宝石用取付穴2の断面を略台形状としたが、図5に示すように、ペンダント本体1の宝石用取付穴2を、小径の貫通穴2aと、該貫通穴2aのダイアモンド4が玉止めされる側に形成された凹部2bとを備えた形状にしてもよい。この場合、凹部2bの開口周縁部と、凹部2bの底壁及び貫通穴2aの側壁により形成される段部2cとによって、ダイアモンド4の周面が二点支持されることになり、ダイアモンド4が安定した状態で支持されると共に、確実に固定される。
【0038】
【実施例2】
つぎに本発明の実施例2のペンダントにつき、図6及び図7を参照して説明する。図1に示す実施例1のペンダントと異なる点は、ペンダント本体10の形状が、皿形状の断面を有する卵形状、又は、水滴(涙の粒)形状を呈しており、そのペンダント本体10の上部に、平面視円形状の宝石用取付穴11が穿設され、ペンダント本体10の下部の膨出部に星形状の誕生石用取付穴12が穿設され、ペンダント本体10の上部の側面に、チェーンの挿通穴13が穿設されている点である。この場合、卵形状、又は、水滴形状のペンダント本体10の断面が、皿形状を呈しているため、裏面側が全面開口されているので、裏面側からの光の入射率が高く、ダイアモンド4及びアクアマリン5がより煌びやかに見える。さらに、大幅にペンダント本体10の軽量化が図られている。
【0039】
水滴形状のペンダント本体10には、その丸みによって、周囲の人との協調性が高められ、星形状の誕生石用取付穴12には、魔よけの力が秘められているとされる。よって、ペンダント本体10、ダイアモンド4、アクアマリン5のそれぞれに秘められた力が重ね合わされることで、所有者に対してお守りの価値をより高めている。
【0040】
誕生石用取付穴12には、その壁面にV字形状の溝12aが形成され、ブリリアンカットされたアクアマリン5が溝12aに係止して着脱可能に玉止めされるようになっている。
【0041】
つぎに本発明の実施例2のペンダントの製造方法について説明する。前記実施例1と同様に、成形工程において、創作されるペンダント本体10の図案に基づいて、ペンダント本体10のインゴットを形成する。
【0042】
つぎに、サンドペーパで、ペンダント本体10の全面、宝石用取付穴11の壁面及び誕生石用取付穴12の壁面を研磨して粗仕上げする。そして、シリコンで研磨した後、バフ仕上げを行い、続いて、ペンダント本体10の宝石用取付穴11及び誕生石用取付穴12に、ダイアモンド4及びアクアマリン5を玉止めし、最終仕上げを行う。
【0043】
つぎに本発明の実施例2のペンダントの使用態様については、前記実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0044】
なお、前記実施例1,2の場合、宝石をダイアモンド4としたが、限定されるものではなく、好みの宝石、例えばルビー、サファイアなどから適宜選択することもできるのは勿論である。
【0045】
また、誕生石も、前記宝石と同様に、上述した誕生石から好みに合わせて適宜選択できる。
【0046】
さらに、宝石や誕生石のカッティングの形状は図示に限定されるものではなく、例えば、ローズカット、プリンセスカットなどであってもよい。
【0047】
加えて、ペンダント本体1、10の形状も図示に限定されるものではなく、例えば、ハート、三日月、人型の形状であってもよい。また、ペンダント本体1、10には、恋人や家族のイニシャルを刻印できるのはいうまでもない。
【0048】
また、前記実施例1,2においては、いずれの場合も宝石のみを着脱可能な構成にしたが、誕生石も着脱可能な構成にしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のペンダントによれば、宝石及び誕生石のうち少なくとも宝石を着脱可能に玉止めし、ペンダント本体を観賞、コレクション、装飾としての価値を高めると共に、宝石や誕生石を、贈る相手や所有者に対し、財産やお守りとしての価値をも高めるようにしたため、宝石として重ね合わせ持つ本来の価値を充分に意識できる効果がある。
【0050】
また、ペンダント本体の形状を、勾玉、ハート、十字架、三日月、人型、卵のうち何れか一つを選択し、ペンダント本体に、お守りとしての意味を形で表現するようにしたため、宝石及び誕生石に秘められた力に、ペンダント本体の形状の持つ力が加わり、お守りとしての価値が高くなる効果がある。
【0051】
さらに、ペンダント本体の誕生石用取付穴を星形状に形成し、ペンダント本体の形状の持つ意味と、誕生石用取付穴の形状のもつ意味とを組み合わせるようにしたため、財産として、又は、お守りとしての価値をより一層高めるのに有効である。
【0052】
加えて、宝石及び誕生石をブリリアンカットすると共に、宝石をダイアモンドにするようにしたので、財産としての価値を向上させるのに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のペンダントの斜視図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】図1の宝石とペンダント本体の宝石用取付穴との要部の拡大断面図。
【図4】本発明の実施例1のペンダントの製造方法を示したフローチャート。
【図5】宝石用取付穴の他の例の断面図。
【図6】本発明の実施例2のペンダントの斜視図。
【図7】図6の側断面図。
【符号の説明】
1、10 ペンダント本体
2、11 宝石用取付穴
2a 貫通穴
2b 凹部
2c 段部
3、12 誕生石用取付穴
4 ダイアモンド(宝石)
4a テーブル
4b クラウン
4c パビリオン
4d キューレット
4e ガードル
5 アクアマリン(誕生石)
6 吊り部材
6a 吊り輪
6b 植設部
8 係止突起
12a 溝
13 挿通穴
Claims (5)
- ペンダント本体に、宝石用取付穴及び誕生石用取付穴が形成され、さらに、ペンダント本体の宝石用取付穴には、人に贈るための宝石が玉止めされると共に、ペンダント本体の誕生石用取付穴には、自己が保有するための誕生石が玉止めされ、宝石及び誕生石のうち少なくとも宝石が着脱可能に構成されてなることを特徴とするペンダント。
- ペンダント本体の形状が、勾玉、ハート、十字架、三日月、人型、卵のうち何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載のペンダント。
- ペンダント本体の誕生石用取付穴が星形状を呈し、星形状の内径部で玉止めされてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のペンダント。
- 宝石及び誕生石がブリリアンカットされると共に、宝石がダイアモンドであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペンダント。
- 宝石の宝石用取付穴、及び、誕生石の誕生石用取付穴を有するペンダント本体を成形する成形工程と、成形されたペンダント本体を研磨する研磨工程と、研磨されたペンダント本体の宝石用取付穴に宝石を着脱可能に玉止めすると共に、ペンダント本体の誕生石用取付穴に誕生石を着脱可能に玉止めする玉止め工程と、宝石及び誕生石が玉止めされたペンダント本体を研磨して最終仕上げする仕上げ工程とを備えたことを特徴とするペンダントの製造方法。
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JP2002263512A JP2004097507A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | ペンダント及びその製造方法 |
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JP2002263512A JP2004097507A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | ペンダント及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2004097507A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017521123A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-08-03 | 三和珠宝貿易有限公司Ktl Jewellery Trading Ltd. | 組合せ型ダイヤモンド装身具及びその製造方法 |
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2002
- 2002-09-10 JP JP2002263512A patent/JP2004097507A/ja active Pending
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