JP2004096681A - 会議指令システム - Google Patents

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Koji Ishii
石井 孝司
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Abstract

【課題】機器コストや工事作業が新たに発生することがなく、指令受信者の操作効率化を図ることができ、指令者の運用工数を低減することのできる会議指令システムを提供する。
【解決手段】指令卓4と、複数の電話機7と、指令卓4と複数の電話機7とを接続する構内交換機1とで構成される会議指令システムであって、構内交換機1は、指令卓4と指令グループ毎に収容された電話機7とが通話中状態となると、指令グループ毎に収容された電話機7の各々に通話中状態であることを表示させる手段を備え、各々の電話機7は、構内交換機1による通話中状態の表示があったときに、指令卓4から指令した通話内容をモニタする手段を備える。電話機7に対して指令卓4から構内交換機1を介して一斉指令があったときに、各々の電話機7は、指令を受けたことの確認信号を指令卓4に伝達する手段を設けることもできる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会議指令システムに関し、特に、構内交換機の会議ライントランクを介して指令グループ毎に収容された電話機に対して一斉指令等を行なうための会議指令システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
会議指令システムは、回線に複数の電話機を連接することで、他の電話機の通話をモニタできる機能や、特殊信号を使用することで、一斉指令後の確認を指令者に伝達したり、電話機へのスピーカを起動した後、一斉指令放送を行うことのできるシステムである。そして、従来、構内交換機を使用した会議指令システムでは、各電話機に対して音声によって一斉指令後の確認を行い、一斉指令は、電話機の着信による呼び出しに限定されていた。
【0003】
一方、指令電話システムは、例えば、特開昭57−54461号公報に記載のように、各指令室からの緊急連絡用等に使用され、指令電話機に対して一斉呼び出しを行うシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の会議指令システムでは、他の電話機の話中情報を表示する手段としてモニタ専用の回線を別に用意し、モニタ専用スピーカを新規に設置するため、機器コストや工事作業が新たに発生していた。また、一斉指令時は、電話機へのスピーカを起動することができないため、電話機での着信応答操作が必要となり、指令受信者の操作効率化を図ることができなかった。また、一斉指令後の指令確認においても、音声で各電話機毎に行なっているため、指令者の運用工数が増えていた。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来の会議指令システムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、機器コストや工事作業が新たに発生することがなく、指令受信者の操作効率化を図ることができ、指令者の運用工数を低減することのできる会議指令システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、指令卓と、複数の電話機と、該指令卓と複数の電話機とを接続する構内交換機とで構成される会議指令システムにおいて、前記構内交換機は、前記指令卓と指令グループ毎に収容された電話機とが通話中状態となると、該指令グループ毎に収容された電話機の各々に通話中状態であることを表示させる手段を備え、前記各々の電話機は、前記構内交換機による前記通話中状態の表示があったときに、前記指令卓から指令した通話内をモニタする手段を備えることを特徴とする。
【0007】
そして、請求項1記載の発明によれば、構内交換機と電話機とで、通話中状態であることの表示、及び指令卓から指令した通話内容をモニタすることができるため、従来のような機器コストや工事作業が新たに発生することがない。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の会議指令システムにおいて、前記指令グループ毎に収容された電話機に対して前記指令卓から前記構内交換機を介して一斉指令があったときに、前記指令グループ毎に収容された各々の電話機は、該指令を受けたことの確認信号を前記指令卓に伝達する手段を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、指令卓からの一斉指令に対して該指令を受けたことの確認信号を指令卓に伝達することができるため、指令者の運用工数を低減することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の会議指令システムにおいて、前記指令グループ毎に収容された電話機に対して前記指令卓から前記構内交換機を介して一斉指令があったときに、前記指令グループ毎に収容された各々の電話機は、該指令をスピーカを介して受けることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、指令グループ毎に収容された各々の電話機は、指令卓からの指令をスピーカを介して受けることができるため、指令受信者の操作の効率化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明にかかる会議指令システムの一実施例を示し、この会議指令システムは、大別して、指令卓4と、構内交換機1と、電話機7とで構成される。
【0014】
構内交換機1は、時分割スイッチ2と、中央処理装置6と、指令卓インターフェース3と、会議ライントランク5とで構成される。また、電話機7は、会議ライントランク5単位で1グループとして収容され、このグループは、連接型指令回線の1回線に相当する。
【0015】
図2は、指令卓4、指令卓インターフェース3及び会議ライントランク5の構成を示す。
【0016】
指令卓4は、指令卓制御部17と指令操作パネル20からなり、指令卓制御部17は、指令操作パネル20からの操作指示を受信する釦制御部18と、音声制御部19とで構成される。
【0017】
指令卓インターフェース3は、指令卓制御部17の釦制御部18から操作指示を受信し、または指令操作パネル20への確認表示を行なうためのコード送受信回路8と、操作指示を会議ライントランク5に送信するための制御を行なう第1のマイクロプロセッサ(MP1)9と、構内交換機1の時分割スイッチ2との通信を行なう第1のインターフェース(INT1)10とで構成される。
【0018】
会議ライントランク5は、会議通話時の通話路レベルを均等にするためのオ−トゲイン回路(AGC回路)11と、一斉指令時において、双方向通話を行なうためのミキシング回路14と、時分割スイッチ2との通信を行なう第2のインターフェース(INT2)12と、電話機7を収容するデジタルライン回路15と、会議通話時の通話路をデジタルライン回路15に接続指示する第2のマイクロプロセッサ(MP2)13とで構成される。
【0019】
次に、上記構成を有する会議指令システムの動作について、図1乃至図3を参照しながら説明する。
【0020】
指令卓4と、会議ライントランク5に収容しているグループ内の電話機7とが通話中状態になると、中央処理装置6が時分割スイッチ2を経由して通話中信号を会議ライントランク5の第2のインターフェース(INT2)12へ送出する。第2のインターフェース(INT2)12は、第2のマイクロプロセッサ(MP2)13を経由して通話中信号をデジタルライン回路15に送出し、デジタルライン回路15は、電話機7の釦に対し、ランプ表示制御指示を行なう。
【0021】
電話機7では、点灯しているグループ話中表示釦22(図3参照)を押すことで、会議ライントランク5のミキシング回路14に通話路が構成され、既に通話中の内容を電話機7のスピーカからモニタすることができる。
【0022】
指令者からの一斉放送時には、指令操作パネル20からの一斉指令操作を指令卓制御部17の釦制御部18で受信し、指令卓インターフェース3のコード送受信回路8へ送信する。コード送受信回路8では第1のマイクロプロセッサ(MP1)9から第1のインターフェース(INT1)を経由して構内交換機1の中央処理装置6に一斉放送要求を行なう。すると、中央処理装置6では、第1のインターフェース(INT1)を経由して、オートゲイン回路(AGC回路)11へ一斉放送対象である電話機7の回線数分の通話路を接続し、ミキシング回路14を経由してデジタルライン回路15に接続すると同時に、一斉放送指示を第2のマイクロプロセッサ(MP2)を経由してデジタルライン回路15に送出し、デジタルライン回路15は、電話機7に対して一斉放送起動指示を行なう。
【0023】
電話機7は、デジタルライン回路15からの一斉放送起動指示を受信すると、スピーカを起動する。指令操作パネル20では、スピーカの起動後、指令者が一斉指令を行なうと、接続された指令卓インターフェース3と会議ライントランク5の通話路を経由して電話機7のスピーカから指令音声が流れる。
【0024】
一斉指令後、指令者が指令操作パネル20からの指令確認操作を行なうと、指令卓制御部17の釦制御部18で受信し、指令卓インターフェース3のコード送受信回路8へ送信する。コード送受信回路8では、第1のマイクロプロセッサ(MP1)9から第1のインターフェース(INT1)10を経由して、中央処理装置6に指令確認要求を行なう。中央処理装置6では、会議ライントランク5の第2のインターフェ―ス(INT2)12へ指令確認要求を行ない、第2のマイクロプロセッサ(MP2)13を経由し、デジタルライン回路15に指令確認指示を行なう。デジタルライン回路15は、電話機7の釦に対して指令確認表示を行なう。電話機7では、指令確認表示釦23を押すと、デジタルライン回路15を経由して第2のマイクロプロセッサ(MP2)13へ確認応答信号を送出し、第2のインターフェース(INT2)12を経由して中央処理装置6へ確認応答要求を行なう。
【0025】
中央処理装置6では、指令卓インターフェース3の第1のインターフェース(INT1)10を経由して、第1のマイクロプロセッサ(MP1)9に応答確認指示を行ない、指令卓インターフェース3のコード送受信回路8へ確認応答指示を行なう。コード送受信回路8は、指令卓制御部17の釦制御部18に確認応答指示を行ない、操作操作パネル20に確認応答表示を行なう。指令者は、指令操作パネル20の表示によって電話機7の指令確認を認識することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、機器コストや工事作業が新たに発生することがなく、指令受信者の操作効率化を図ることができ、指令者の運用工数を低減することのできる会議指令システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる会議指令システムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の会議指令システムの指令インターフェース、指令卓及び会議ライントランクの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の電話機の釦表示内容を示す図である。
【符号の説明】
1      構内交換機
2      時分割スイッチ
3      指令卓インターフェース
4      指令卓
5      会議ライントランク
6      中央処理装置
7      電話機
8      コード送受信回路
9      第1のマイクロプロセッサ(MP1)
10    第1のインターフェース(INT1)
11    オートゲイン回路(AGC回路)
12    第2のインターフェース(INT2)
13    第2のマイクロプロセッサ(MP2)
14    ミキシング回路
15    デジタルライン回路
17    指令卓制御部
18    釦制御部
19    音声制御部
20    指令操作パネル
22    グループ話中表示釦
23    指令確認表示釦

Claims (3)

  1. 指令卓と、複数の電話機と、該指令卓と複数の電話機とを接続する構内交換機とで構成される会議指令システムにおいて、
    前記構内交換機は、前記指令卓と指令グループ毎に収容された電話機とが通話中状態となると、該指令グループ毎に収容された電話機の各々に通話中状態であることを表示させる手段を備え、
    前記各々の電話機は、前記構内交換機による前記通話中状態の表示があったときに、前記指令卓から指令した通話内容をモニタする手段を備えることを特徴とする会議指令システム。
  2. 前記指令グループ毎に収容された電話機に対して前記指令卓から前記構内交換機を介して一斉指令があったときに、前記指令グループ毎に収容された各々の電話機は、該指令を受けたことの確認信号を前記指令卓に伝達する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の会議指令システム。
  3. 前記指令グループ毎に収容された電話機に対して前記指令卓から前記構内交換機を介して一斉指令があったときに、前記指令グループ毎に収容された各々の電話機は、該指令をスピーカを介して受けることを特徴とする請求項1または2記載の会議指令システム。
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JP2010177826A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hitachi Ltd Ip通信指令交換機

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