JP2010177826A - Ip通信指令交換機 - Google Patents

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淳一 會田
Minoru Usuda
実 臼田
Hiroyuki Sato
廣行 佐藤
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Abstract

【課題】SIPに従った通信指令システムにおいて、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を、従来に比べて短縮する。
【解決手段】IP通信指令交換機100は、指令卓10からの一斉指令放送の開始要求前に予めIP電話機20との間にSIPに従って論理チャネルCH2を確立しておき、指令卓10から一斉指令放送の開始要求を受けた場合、その論理チャネルCH2を介して指令卓10からの一斉指令放送に係る音声情報をIP電話機20出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、指令卓より指定された任意の指令電話子機に対して一斉指令放送を行う通信指令システムに関する。
一斉指令放送とは、構内交換機に収容されている電話端末或いは一斉指令専用端末から、他の構内交換機に収容されている複数の電話端末の全て、或いはそれらの電話端末のうち、任意に指定されたいくつかの電話端末に対する片方向通信のことをいう。
特許文献1には、指令卓と複数の電話機とを接続する構内交換機が、指令卓と指令グループ毎に収容された電話機とが通話中状態になると、指令グループ毎に収容された電話機の各々に通話中状態であることを表示させる技術が開示されている。
特許文献2には、一斉指令放送中に、指令電話子機からの要求により指令卓との双方向通信を確立する技術が開示されている。
ところで、近年、インターネットの急速な普及に伴い、IPネットワークを介してSIP(Session Initiation Protocol)に従った呼制御を行うIP電話システムが注目されており、一斉指令放送を行う通信指令システムをSIPに従ったシステムにおいて提供することへの関心も高まっている。
特許文献3には、一斉指令放送を行うシステムではないが、同一のグループライン(マルチライン)を収容する端末において、当該グループラインへの着呼に対していずれかの端末で応答、保留、保留解除、代理応答などを行うサービスをSIPベースのVoIPシステムで提供するシステムについて開示されている。
図19に特許文献3に開示されているグループラインへの着呼(一斉呼び出し)があった場合のSIP標準シーケンスに基づいた手順を示す。
図19において、発信端末からのINVITEメッセージに応じて(S1)、SIPサーバ(交換機)は、指定された着信側の各端末A,B,C(以下、「着信端末」と称す)にINVITEメッセージを送信し(S2)、着信端末A,B,CからSIPサーバに100Tryingメッセージ、180Ringingメッセージの順に送信(S3,S4)することで、着信制御を行う。さらに、応答する着信端末Aは、SIPサーバに200OK(INVITE)メッセージを送信し(S5)、SIPサーバからACK(INVITE)メッセージを受信することで、呼を確立する。一方、応答しない他の着信端末B,Cには、SIPサーバからCANECELメッセージが送信され(S6)、CANECELメッセージを受信した着信端末B,Cは、200OK(CANCEL)メッセージ、487Request Terminatedメッセージの順に送信し(S7,S8)、その応答として着信端末B,Cは、SIPサーバからACK(487Request Terminated)メッセージを受信することで、呼を開放する(S9)。
特許文献4には、ページング(一斉放送)やMOH(Music On Hold:保留音)などの送信データをマルチキャストパケットとして送信するVoIPシステムについて開示されている。
特開2004−96681号公報 特開2006−333307号公報 特開2008−48180号公報 特開2005−6004号公報
ところで、一斉指令放送を行う通信指令システムは、例えば、鉄道会社の各主要駅に対して指令を行う際に利用される。その指令は緊急を有する場合も多く、指令卓と指令電話子機との通信路(呼)を早急に確立し、一斉指令放送をできるだけ早く指令電話子機に内蔵されたスピーカ等から出力しなければならない場合が多い。
しかしながら、SIP標準シーケンスに基づいて通信路を確立する場合、例えば図19に示すようなメッセージのやりとりをしなければならず、IP交換機を介した指令卓と指令電話子機(IP電話機)との間でやりとりされるメッセージの数は比較的多くなってしまう。したがって、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間が、必ずしも通信指令システムにおいて要求される起動時間を満足するものではなかった。
特許文献3や特許文献4に開示されたようなVoIPシステムにおいても、一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を短縮するための十分な対策が必ずしも採られているとは言えない。
本発明は、SIPに従った通信指令システムにおいて、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を、従来に比べて短縮することを目的とする。
本発明に係るIP通信指令交換機は、一斉指令放送送信側の指令卓と、当該一斉指令放送受信側のIP電話機との間に接続されるIP通信指令交換機であって、前記指令卓からの一斉指令放送の開始要求に応じて、前記一斉指令放送の開始要求前に予め前記IP電話機との間においてSIPに従って確立されている論理チャネルを介して前記指令卓と前記IP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報をSIPに従って前記音声出力手段に出力することを特徴とする。
本発明に係るIP通信指令交換機によれば、前記指令卓からの一斉指令放送の開始要求に応じて、前記一斉指令放送の開始要求前に予め前記IP電話機との間にSIPに従って確立されている論理チャネルを介して前記指令卓と前記IP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路が確立され、当該片方向通信路を介して前記指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報がSIPに従って前記音声出力手段に出力されるので、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を、従来に比べて短縮することができる。
本発明に係るIP通信指令交換機の一つの態様では、片方向通信により前記指令卓からの一斉指令放送を受けている前記IP電話機からの前記指令卓との間の双方向通信の要求に応じて、前記IP電話機との間にSIPに従って新たな論理チャネルを確立し、当該新たな論理チャネルを介して当該IP電話機が備える送受話手段との間に双方向通信路を確立し、当該双方向通信路を介して前記指令卓と前記送受話手段との間の双方向通信を実行することを特徴とする。
本発明に係るIP通信指令交換機の一つの態様によれば、前記IP電話機からの前記指令卓との間の双方向通信の要求に応じて、前記IP電話機との間にSIPに従って新たな論理チャネルが確立され、当該新たな論理チャネルを介して当該IP電話機が備える送受話手段との間に双方向通信路が確立され、当該双方向通信路を介して前記指令卓と前記送受話手段との間の双方向通信が実行されるので、SIPに従った片方向通信による一斉指令放送とともに、SIPに従った双方向通信による双方向通話を実現することができる。
本発明に係るIP通信指令交換機の一つの態様では、他のIP電話機から前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信をモニタするモニタ要求を受けたことに対応して、前記モニタ要求前に予め当該他のIP電話機との間にSIPに従って確立されている論理チャネルを介して当該他のIP電話機が備える音声出力手段と片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報を前記他のIP電話機の音声出力手段に出力することを特徴とする。
本発明に係るIP通信指令交換機の一つの態様によれば、他のIP電話機からモニタ要求を受けたことに対応して、前記モニタ要求前に予め当該他のIP電話機との間にSIPに従って確立されている論理チャネルを介して当該他のIP電話機が備える音声出力手段と片方向通信路が確立され、当該片方向通信路を介して前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報が前記他のIP電話機の音声出力手段に出力されるので、IP電話機と指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報を他のIP電話機によってモニタすることができる。
本発明に係るIP通信指令交換機は、一斉指令放送送信側の指令卓と、当該一斉指令放送受信側のIP電話機との間に接続されるIP通信指令交換機であって、ネットワークを介して接続された前記指令卓との通信を制御する回線接続制御部と、IPネットワークを介して接続された前記IP電話機とのSIPに従った通信を制御する第1SIP接続制御部と、前記指令卓或いは前記IP電話機からの音声情報をミキシングする第1会議トランクと、前記指令卓からの音声情報をミキシングする第2会議トランクと、前記回線制御部、前記第1SIP接続制御部、前記第1会議トランク、及び前記第2会議トランク間の通話路の確立或いは切断を制御する通話路スイッチと、前記第1SIP接続制御部及び通話路スイッチを制御することで、前記第2会議トランクと前記第1SIP接続制御部との間の通話路の確立と、前記第1SIP接続制御部と前記IP電話機が備える音声出力手段との間の論理チャネルの確立を行うとともに、前記回線接続制御部を介して前記指令卓から一斉指令放送の開始要求を受けたことに対応して、前記通話路スイッチを制御して、前記回線接続制御部と前記第1会議トランクとの間の通話路の確立と、前記第1会議トランクと前記第2トランクとの通話路の確立とを行うことで、前記一斉指令放送の開始要求を受ける前に予め確立された前記論理チャネルを介して、前記指令卓と前記IP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報を前記第1会議トランク及び前記第2会議トランクによりミキシングしてSIPに従って前記音声出力手段に出力させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るIP通信指令交換機によれば、指令卓から一斉指令放送の開始要求を受けたことに対応して、前記回線制御部と前記第1会議トランクとの間の通話路の確立と、前記第1会議トランクと前記第2トランクとの通話路の確立とが行われることで、前記一斉指令放送の開始要求を受ける前に予め確立された前記第1SIP接続制御部と前記IP電話機が備える音声出力手段との間の論理チャネルを介して、前記指令卓と前記IP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路が確立され、当該片方向通信路を介して前記指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報が前記第1会議トランク及び前記第2会議トランクによりミキシングされSIPに従って前記音声出力手段に出力されるので、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を、従来に比べて短縮することができる。
本発明に係るIP通信指令交換機の一つの態様では、前記制御部は、片方向通信による前記指令卓からの一斉指令放送を受けている前記IP電話機からの前記指令卓との間の双方向通信の要求に対応して、前記第1SIP接続制御部及び前記通話路スイッチを制御することで、前記IP電話機が備える送受話器と前記第1SIP接続制御部との間にSIPに従って新たな論理チャネルを確立し、前記第1会議トランクと前記第2トランクとの間の通話路を切断し、前記第1会議トランクと前記第1SIP接続制御部との間の通話路を確立した後、前記新たな論理チャネルを介して前記IP電話機が備える送受話手段との間に双方向通信路を確立し、当該双方向通信路を介して前記指令卓と前記送受話手段との間の双方向通信を実行する、ことを特徴とする。
本発明に係るIP通信指令交換機によれば、前記IP電話機からの前記指令卓との間の双方向通信の要求に対応して、前記IP電話機が備える送受話器と前記第1SIP接続制御部との間にSIPに従って新たな論理チャネルが確立され、前記第1会議トランクと前記第2トランクとの間の通話路が切断され、前記第1会議トランクと前記第1SIP接続制御部との間の通話路が確立され、前記新たな論理チャネルを介して前記IP電話機が備える送受話手段との間に双方向通信路が確立され、当該双方向通信路を介して前記指令卓と前記送受話手段との間の双方向通信が実行されるので、SIPに従った片方向通信による一斉指令放送とともに、SIPに従った双方向通信による双方向通話を実現することができる。
本発明に係るIP通信指令交換機の一つの態様では、IPネットワークを介して接続された前記IP電話機とは異なる他のIP電話機とのSIPに従った通信を制御する第2SIP接続制御部と、前記指令卓からの音声情報をミキシングする第3会議トランクと、を備え、前記制御部は、前記第2SIP接続制御部及び通話路スイッチを制御することで、前記第3会議トランクと前記第2SIP接続制御部との間の通話路の確立と、前記第2IP接続制御部と前記他のIP電話機との間の論理チャネルの確立を行うとともに、前記他のIP電話機から前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信をモニタするモニタ要求を受けたことに対応して、前記通話路スイッチを制御することで、前記第1会議トランクと前記第3トランクとの通話路の確立を行った後、前記モニタ要求前に予め当該他のIP電話機との間にSIPに従って確立された前記論理チャネルを介して当該他のIP電話機が備える音声出力手段と片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報を前記他のIP電話機の音声出力手段に出力する、ことを特徴する。
本発明に係るIP通信指令交換機によれば、前記他のIP電話機からモニタ要求を受けたことに対応して、前記第1会議トランクと前記第3トランクとの通話路が確立された後、前記モニタ要求前に予め当該他のIP電話機との間にSIPに従って確立された前記論理チャネルを介して当該他のIP電話機が備える音声出力手段と片方向通信路が確立され、当該片方向通信路を介して前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報が前記他のIP電話機の音声出力手段から出力されるので、IP電話機と指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報を他のIP電話機によってモニタすることができる。
本発明によれば、指令卓からの一斉指令放送の開始要求に応じて、一斉指令放送の開始要求前に予めIP電話機との間にSIPに従って確立されている論理チャネルを介して指令卓とIP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路が確立され、当該片方向通信路を介して指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報がSIPに従って音声出力手段に出力されるので、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を、従来に比べて短縮することができる。
本実施形態に係る通信指令システムの全体構成を示すブロック図である。 各回線接続制御ボードに割り当てられる各指令グループ番号が各回線接続制御ボードの収容位置と関連付けて登録される回線接続制御ボード管理テーブルの一例を示す図である。 内線番号ごとに各IP電話機の設定内容が示されるIP電話管理テーブルの一例を示す図である。 指令グループ番号ごとに指令グループに属する内線番号が示される指令グループ管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るIP電話機の外観平面図である。 IP電話機の機能ブロックを示す図である。 IP電話機とIP通信指令交換機との間のシーケンスの一例を示す図である。 通話路スイッチにおける通話路の状態の一例を示す図である。 IP電話機とIP通信指令交換機との間のシーケンスの一例を示す図である。 通話路スイッチにおける通話路の状態の一例を示す図である。 IP電話機とIP通信指令交換機との間のシーケンスの一例を示す図である。 通話路スイッチにおける通話路の状態の一例を示す図である。 IP電話機とIP通信指令交換機との間のシーケンスの一例を示す図である。 通話路スイッチにおける通話路の状態の一例を示す図である。 IP電話機とIP通信指令交換機との間のシーケンスの一例を示す図である。 通話路スイッチにおける通話路の状態の一例を示す図である。 IP電話機とIP通信指令交換機との間のシーケンスの一例を示す図である。 通話路スイッチのおける通話路の状態の一例を示す図である。 従来のSIP標準シーケンスに基づいて呼を確立する際の端末とSIPサーバとの間のシーケンスを示す図である。
本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称す)について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る通信指令システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る通信指令システムは、例えば鉄道会社の統合司令室から各主要駅への指令を行うシステム等に適用される。
本実施形態において、指令卓10は、IP通信指令交換機100を介してIP電話機20と片方向通話路を確立して、一斉指令放送を行うとともに、IP電話機20からの要求に応じて双方向通話路を確立し、通話を行う。
また、本実施形態では、IP電話機20とIP通信指令交換機100との間に一斉指令放送用音声情報や呼接続情報の通信路となる論理チャネルを予め確立し、その論理チャネルを常時接続しておき、指令卓10からの一斉指令放送をその論理チャネルを介して行うことで迅速に行えるようにしている。
図1において、IP通信指令交換機100は、鉄道会社の統合司令室等に設置され、アナログ或いはデジタル公衆網、アナログ或いはデジタル専用線網等の網12−1〜12−3(総称:網12)を介して指令卓10―1〜10−3(総称:指令卓10)を収容する。さらに、IP通信指令交換機100は、IP網30を介してIP電話機20−1〜20−3(総称:IP電話機20)を収容する。各IP電話機20−1〜20−3は、指令卓10からの指令を受ける路線毎の各主要駅等に設置される。
IP通信指令交換機100は、通話路スイッチ(TSW)110と、中央制御装置120と、記憶装置130と、制御バス140と、SIP電話機制御ボード(SIPL)22−1〜22−3(総称:SIP電話機制御ボード22)と、回線制御ボード(TRK)14−1〜14−3(総称:回線接続制御ボード14)と、通話音声ミキシング用会議トランク(MET)16−1〜16−3(総称:通話音声ミキシング用会議トランク16)と、スピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT)24−1〜24−3(総称:スピーカ音声ミキシング用会議トランク24)とを備える。
中央制御装置120は、記憶装置130に記憶された各種プログラムを実行することで、制御バス140を介してIP通信指令交換機100全体を制御する。記憶装置130は、中央制御装置120と制御バス140を介して接続される。記憶装置130は、指令卓10とIP電話機20との間の片方向通話路或いは双方向通話路の確立や切断、これら通話路を介した音声情報等の中継を制御するための交換制御プログラムなどを記憶する。さらに、記憶装置130は、交換制御プログラムに基づく制御を行う際に中央制御装置120によって参照される局データ等の制御データを記憶する。また、記憶装置130は、各種プログラムを実行する際に中央制御装置120によって利用されるデータを一時的に記憶する。
通話路スイッチ110は、中央制御装置120と制御バス140とを介して接続され、中央制御装置120の制御により、指令卓10とIP電話機20との間の片方向通話路或いは双方向通話路の確立や切断等を行う。
SIP電話機制御ボード22は、SIP接続制御手段として機能し、SIPに従ってIP電話機20との間のデータの送受信を制御するインタフェースである。各SIP電話機制御ボード22は、接続ケーブル32−1〜32−3(総称:接続ケーブル32)を介してIP網30に接続される。なお、各IP電話機20は接続ケーブル34−1〜34−3(総称:接続ケーブル34)を介してIP網30に接続される。
また、SIP電話機制御ボード22は、マイクロコンピュータ(不図示)を内蔵し、マイクロコンピュータの制御に基づき、接続ケーブル32,34及びIP網30を介して、IP電話機20との間にそれぞれ、通話用音声情報や呼接続情報の通信路となる論理チャネルCH1−1〜CH1−3(総称:論理チャネルCH1)と、一斉指令放送用音声情報や呼接続情報の通信路となる論理チャネルCH2−1〜CH2−3(論理チャネルCH2)とを確立する。
SIP電話機制御ボード22は、論理チャネルCH1,CH2を介してIP電話機20から受信した、着呼に対する応答メッセージ、発呼要求メッセージや切断要求メッセージなどのSIP呼制御情報、IP電話機20に設けられた各種ボタンの操作内容を示すボタン操作情報等を中央制御装置120に通知する。さらに、SIP電話機制御ボード22は、中央制御装置120から通知される、着呼通知メッセージ、切断通知メッセージなどのSIP呼制御情報、IP電話機20に設けられた各種ボタンのランプ点灯や点滅、消灯などのボタンの制御内容を示すボタン制御情報等を論理チャネルCH1,CH2を介してIP電話機20に送信し、IP電話機20の呼接続や切断、ランプ動作制御等を行う。なお、本実施形態では、SIP電話機制御ボード22−1がIP電話機20−1を制御し、SIP電話機制御ボード22−2がIP電話機20−2を制御し、SIP電話機制御ボード22−3がIP電話機20−3を制御するものとして説明する。
回線接続制御ボード14は、IP通信指令交換機100を網12に接続するためのインタフェースである。回線接続制御ボード14は、不図示のマイクロコンピュータを内蔵し、マイクロコンピュータの制御に基づき、網12を介して指令卓10から受信した、一斉指令放送の開始を要求する発呼要求メッセージや切断要求メッセージなどの呼制御情報を中央制御装置120に通知する。さらに、回線接続制御ボード14は、中央制御装置120から通知される、着呼通知メッセージ、切断通知メッセージなどの呼制御情報を網12を介して指令卓10に送信し、指令卓10の呼接続や切断等の制御を行う。なお、本実施形態では、回線接続制御ボード14−1が指令卓10−1を制御し、回線接続制御ボード14−2が指令卓10−2を制御し、回線接続制御ボード14−3が指令卓10−3を制御するものとして説明する。
通話音声ミキシング用会議トランク16は、回線接続制御ボード14の制御に基づき、指令卓10及びIP電話機20に接続され、指令卓10或いはIP電話機20からの通話音声をミキシングし音声情報を出力する。
スピーカ音声ミキシング用会議トランク24は、IP電話機20に内蔵されたスピーカのスピーカ制御手段として機能し、指令卓10から一斉指令放送の発呼要求メッセージが送信されたことに対応して、通話音声ミキシング用会議トランク16と接続し、指令卓10からの音声情報をスピーカ出力できるようにミキシングを行う。さらに、スピーカ音声ミキシング用会議トランク24は、SIP電話機制御ボード22及び論理チャネルCH2を介して、IP電話機20に内蔵されるスピーカに接続され、そのスピーカを介して一斉指令放送用の音声情報を出力する。
続いて、図2、図3、図4を参照して、記憶装置130に記憶される制御データについて説明する。図2、図3、図4に示すテーブルは、それぞれ予め呼制御時の条件として記憶装置130に記憶されている局データの一部である。
図2は、各回線接続制御ボード14に割り当てられる各指令グループ番号が各回線接続制御ボード14の収容位置と関連付けて登録される回線接続制御ボード管理テーブルの一例を示す。
図3は、IP電話機20に割り当てられた内線番号ごとに各IP電話機の設定内容が示されるIP電話管理テーブルの一例を示す。図3において、IP電話管理テーブルは、論理チャネル数が示されるフィールド10F、用途種別が示されるフィールド12F、割り付けられたスピーカ音声ミキシング用会議トランクの収容位置が示されるフィールド14F、IP電話機20に設けられた後述の各ボタンに割り付けられたボタン種別が示されるフィールド16Fを内線番号ごとに有する。
図4は、指令グループ番号ごとに指令グループに属する内線番号が示される指令グループ管理テーブルの一例を示す。指令グループ管理テーブルは、指令グループ番号ごとに、使用される通話音声ミキシング用会議トランクの収容位置が示されるフィールド20F、着信対象となる内線番号が示されるフィールド22Fを有する。
続いて、IP電話機20の構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るIP電話機20の外観平面図を示す。図5に示すように、IP電話機20は、回線接続時に通話を行う送受話器1、発呼元の電話番号等を表示するディスプレイ2、着信時に呼び出し音(リングバックトーン)の拡声出力、一斉指令放送の音声情報の拡声出力を行う音声出力手段として機能するスピーカ3、属していない指令グループの一斉指令放送の内容をモニタする際に押下されるモニタボタン4と、一斉指令放送の着信に対して応答する際やモニタする指令グループを選択する際に押下される指令ボタン5−1〜5−4と、各指令ボタン5−1〜5−4に対応付けて設けられ、一斉指令放送の着信、通話中、モニタ中、空きなどの状態を表示するランプ6−1〜6−4とを備える。なお、本実施形態に係るIP電話機20は、操作者が、属していない指令グループの一斉指令放送の内容をモニタしたい場合、モニタボタン4を押下した後、モニタ対象の指令グループに対応するいずれかの指令ボタン5を押下することで所望の指令グループの一斉指令放送をモニタできるように構成されている。
図6は、IP電話機20の機能ブロックを示す。図6に示すように、IP電話機20は、電話機全体を制御するCPU210、各処理プログラムを記憶するROM212、各処理プログラムの実行時に使用されるRAM214を備える。さらに、IP電話機20は、IP通信指令交換機100とIP網30とを介して接続され、IP通信指令交換機100との間に論理チャネルCH1,CH2を確立する通信インタフェース231と、送受話器1との通信インタフェースとなる送受話器インタフェース232と、スピーカ3とCPU210とのインタフェースとなるスピーカインタフェース233と、モニタボタン4や指令ボタン5等のIP電話機20が有する各種ボタンとCPU210とのインタフェースとなるボタンインタフェース234と、各ランプ6とCPU10とのインタフェースとなるランプインタフェース235と、ディスプレイ2とCPU210とのインタフェースとなる表示インタフェース236と、を備える。加えて、IP電話機20は、上記の各インタフェースとCPU210を接続するための入出力インタフェース230を備える。
このように構成されたIP電話機20において、CPU210は、予め確立されている論理チャネルCH2を介してIP通信指令交換機100から一斉指令放送の着信通知メッセージを通信インタフェース231を介して受信し、その着信通知メッセージの受信に対応して当該一斉指令放送の指令グループに対応する指令ボタン5のランプを点滅させる。また、CPU210は、ランプの点滅処理と並行して、論理チャネルCH2を介してIP通信指令交換機100から受信した一斉指令放送用の音声情報をスピーカ3から拡声出力する。
続いて、IP通信指令交換機100とIP電話機20との間のシーケンスを基に、本実施形態に係る通信指令システムの動作手順について説明する。
図7は、IP電話機20−1が新たに通信指令システムにログインする際のIP通信指令交換機100とIP電話機20−1との間のシーケンスを示す。IP電話機20−1は、例えばIP網30に接続した際に下記のログイン処理を実行する。
本実施形態では、ログイン時にIP電話機20とIP通信指令交換機100との間に一斉指令放送用音声情報や呼接続情報の通話路となる論理チャネルCH2を予め確立し、その論理チャネルCH2を常時接続しておくことで、指令卓10からの一斉指令放送が迅速に行えるようにしている。図7は、論理チャネルCH2を確立する際のシーケンスを示す。
図7において、IP電話機20−1(内線番号:200)は、IP網30に接続されると、IP通信指令交換機100に対して、まず認証情報が付与されていないREGISTERメッセージを送信する(S100)。IP通信指令交換機100は、SIP電話機制御ボード(SIPL)22−1においてREGISTERメッセージを受信する。SIP電話機制御ボード22−1は、受信したREGISTERメッセージが認証付きではないため、401 UnauthorizedメッセージをIP電話機20−1に送信する(S102)。
IP電話機20−1は、401 Unauthorizedメッセージを受けて、予めROM212等に記憶されているユーザIDやパスワード等に基づいて認証情報を生成し、生成した認証情報を付与したREGISTER(認証付)メッセージを送信する(S104)。続いて、SIP電話機制御ボード22−1は、IP電話機20−1に対して200 OKメッセージを送信するとともに(S106)、中央制御装置120に、IP電話機20−1のログイン処理を要求するためのログイン処理要求メッセージを送信する。中央制御装置120は、ログイン処理要求メッセージに示される認証情報に基づいてIP電話機20−1の認証を行う。
認証に成功した場合、中央制御装置120は、IP電話機20−1に対する初期設定情報として、図3に示すようなIP電話管理テーブルからIP電話機20−1(内線番号:200)に対応する設定内容を取得して、その設定内容とともに論理チャネルCH2の接続要求メッセージをSIP電話機制御ボード22−1に送信する(S110)。その接続要求メッセージを受けて、SIP電話機制御ボード22−1は、設定内容と論理チャネルCH2の接続要求とを示すデータをヘッダ部にコーディングしたNOTIFYメッセージを生成し、そのNOTIFYメッセージを通常の呼制御に影響しない予め定められた呼番号を使用してIP電話機20−1に送信する(S112)。IP電話機20−1は、NOTIFYメッセージを受信したことに対応して、受信確認として200 OKメッセージをSIP電話機制御ボード22−1に送信し(S114)、受信した設定内容に基づいて初期設定を行う。
さらに、IP電話機20−1は、論理チャネルCH2の接続要求をINVITEメッセージにより行う(S116)。INVITEメッセージを受信したSIP電話機制御ボード22−1は、IP電話機20−1にリクエストを受信し処理中であることを示す100 Tryingメッセージ、183 Progressメッセージを送信するとともに(S118,S120)、中央制御装置120に対して論理チャネルCH2の接続依頼を行う(S122)。中央制御装置120は、依頼を受けて、論理チャネルCH2の接続要求をSIP電話機制御ボード22−1に対して行う(S124)。SIP電話機制御ボード22−1はステップS116のNOTIFYメッセージに対するリクエストが成功したことを示す200 OKを送信し(S126)、IP電話機20−1は、その応答としてACKメッセージを送信する(S128)。
以上の処理により、通話路スイッチ(TSW)110を介してSIP電話機制御ボード22−1と、IP電話機20−1に対応するスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT)24−1との間で通話路G01が設定される。さらに、IP電話機20−1とSIP電話機制御ボード22−1との間で論理チャネルCH2が確立される。
論理チャネルCH2の確立処理は、IP網30に接続される各IP電話機20において実行される。図8は、各IP電話機20とIP通信指令交換機100との間で論理チャネルCH2が確立された際の通話路スイッチ110の通話路の状態を示す。
上記の通り、本実施形態では、一斉指令放送が行われる前に予め各IP電話機20とIP通信指令交換機100との間で論理チャネルCH2を確立しておくことで、一斉指令放送の音声情報が迅速に各IP電話機20に送信されるようにする。
続いて、指令卓10−1が一斉指令放送開始を要求する発呼をIP通信指令交換機100に対して行った場合の手順について図9及び図10を参照して説明する。
図9は、指令卓10−1から着呼時におけるIP通信指令交換機100とIP電話機20−1との間のシーケンスを示す。
また、図10は、指令卓10−1からの一斉指令放送の開始を要求する着呼があった際に、通話路スイッチ110において確立される通話路の状態を示す。
図9において、回線制御ボード(TRK001)14−1は、指令卓10−1から指令グループ001への着信を検知すると、中央制御装置120に対して指令卓10−1から指令グループ001への着信があったことを通知する(S200)。
中央制御装置120は、着信通知に対応して、回線接続制御ボード14−1に応答確認メッセージを送信するとともに(S201)、通話路スイッチ110を制御して、回線制御ボード(TRK001)14−1と通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1との間に通話路G04を確立する。さらに、中央制御装置120は、図4に示すような指令グループ管理テーブルを参照して、指定された指令グループ001に対する内線番号およびスピーカ音声ミキシング用会議トランクを検索する。ここでは、図4に示す指令グループ管理テーブルに基づいて、中央制御装置120は、内線番号200,201、スピーカ音声ミキシング用会議トランク24−1,24−2を検索したものとする。
次いで、中央制御装置120は、通話路スイッチ110を制御して、通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT200)24−1との通話路G05及び、通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT201)24−2との通話路G06を確立する。
図7に示したログイン処理により、すでにスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT200)24−1とIP電話機20−1との間、及びスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT201)24−2とIP電話機20−1との間には、SIP電話機制御ボード22−1,22−2を介して論理チャネルCH2が形成されている。したがって、通話路G04,通話路G05,G06の確立が完了することで指令卓10−1とIP電話機20−1,20−2との通話路は確立される。
したがって、通話路G04,通話路G05,G06が確立された時点で指令卓10−1は、IP通信指令交換機100を介してIP電話機20−1,20−2に対して一斉指令放送の音声情報を出力することができる。IP電話機20−1,20−2は、IP通信指令交換機100から一斉指令放送の音声情報を論理チャネルCH2を介して受信して、その音声情報を各スピーカ3により拡声出力する。
また、中央制御装置120は、通話路G05,G06の確立処理と並行してIP電話機20−1,20−2に対してボタン着信により一斉指令放送があったことを通知するために、ボタン着信対象のボタン番号(ボタン21)を示したボタン着信要求をSIP電話機制御ボード(SIPL)22−1,22−2に対して行う(S206)。SIP電話機制御ボード22−1,22−2は、ボタン着信要求を受けて、NOTIFYメッセージにより、ボタン21へのボタン着信指示をIP電話機20−1,20−2に送信する(S208)。IP電話機20−1,20−2は、ボタン着信指示を示すNOTIFYメッセージを受けると、SIP電話機制御ボード22−1,22−2に対して応答確認として200 OKメッセージを送信するとともに(S210)、NOTIFYメッセージに示されるボタン番号のボタンに対応するランプを点滅させる。
つまり、通話路G05,G06が確立された時点で(着呼側のIP電話機20のボタン等の操作なしに)、一斉指令放送が開始されるとともに、ボタン着信によりどの指令グループからの一斉放送であるかをユーザに知らせる。
以上のように、論理チャネルCH2を常時確立しておくことで、指令卓10からの一斉指令放送の着呼を受けた場合には、IP通信指令交換機100は、通話路スイッチ110内部の通話路を確立するだけで(つまり、通話路スイッチ110内部のスイッチ制御を行うだけで)、IP電話機20に一斉指令放送の音声情報の出力を開始することができる。通話路スイッチ110内部の通話路の確立は、IP網等のネットワークを介した通話路(論理チャネル)の確立に比べて、ネットワークの輻輳等の影響を受けずに迅速に行うことができる。よって、指令卓10から着呼を受けた後に論理チャネルCH2の形成を開始する場合に比べて、一斉指令放送の音声情報のIP電話機20への送信を迅速に開始することができる。
続いて、論理チャネルCH2を介して片方向通信による一斉指令放送の音声情報がスピーカから出力されているIP電話機20から指令卓10との双方向通信による通話が要求された場合の処理手順について図11及び図12を参照して説明する。
図11は、IP電話機20−1から一斉指令放送を行っている指令卓10−1への通話要求を受けた場合のIP通信指令交換機100とIP電話機20−1との間のシーケンスを示す。
図12は、一斉指令放送の受信中にIP電話機20−1から指令卓10−1に対する通話要求が行われた際に通話路スイッチ110において確立される通話路の状態を示す。
図11において、IP電話機20−1,20−2は、論理チャネルCH2−1,CH2−2、IP通信指令交換機100を介して指令グループ001の指令卓10−1との間で通話路が形成され、一斉指令放送の音声情報を受信中の状態である。
この状態で、IP電話機20−1の指令グループ001に対応する指令ボタンが押下されたことに対応して、IP電話機20−1は、IP通信指令交換機100のSIP電話機制御ボード22−1に対してINVITEメッセージを利用して、指令卓10−1への通話要求を行う(S300)。INVITEメッセージには、一斉指令放送中における通話要求であることを示す予め定められた特番(ボタン選択特番)と、押下された指令ボタンのボタン番号との組み合わせ番号が発呼先番号として示されている。
SIP電話機制御ボード22−1は、INVITEメッセージを受けて、IP電話機20−1に100 Tryingメッセージ及び183 Progressメッセージを送信するとともに(S302,S304)、中央制御装置120に対してINVITEメッセージに示された発呼先番号を通知する(S306)。
中央制御装置120は、発信先番号がボタン選択特番とボタン番号とから構成されていることを認識して、一斉指令放送時における通話要求であることを検知する。そして、中央制御装置120は、発呼元の電話機20−1との間に論理チャネルCH1を確立するようにSIP電話機制御ボード22−1に要求するとともに(S308)、指令グループ001に対応するボタン21が使用中(通話中)となるようにランプの点灯制御を指示する(S310)。
SIP電話機制御ボード22−1は、論理チャネルCH1の確立要求を受けて、SIP電話機制御ボード22−1とIP電話機20−1との間に論理チャネルCH1−1を確立して、IP電話機20−1に対して論理チャネルCH1−1を介して200 OKメッセージを送信する(S312)。
中央制御装置120は、ボタン21が使用中(通話中)となるようにランプの点灯を切り換える指示をNOTIFYメッセージによりIP電話機20−1に対して行う(S314)。IP電話機20−1は、NOTIFYメッセージを受けて、ボタン21の点灯色を変更するなどしてボタン21が使用中であることを表し、200 OKメッセージをSIP電話機制御ボード22−1に送信する(S316)。
また、中央制御装置120は、一斉指令放送時における通話要求を受けて、通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT200)24−1との間の通話路G05を切断し、IP電話機20−1のスピーカの出力を停止し、通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1とSIP電話機制御ボード22−1とを直接繋ぐ通話路G07を確立し、通話路G07及び論理チャネルCH1−1を介して指令卓10−1からの音声情報をIP電話機20−1の送受話器から出力する。
上記のように、論理チャネルCH1および通話路G07が確立されることで、IP通信指令交換機100を介して指令卓10−1とIP電話機20−1との間に双方向通信路が確立され、IP電話機20−1による通話が実現できる。
続いて、指令卓10と論理チャネルCH1を介して双方向通信状態(通話状態)にあるIP電話機20、及び指令卓10と論理チャネルCH2を介して片方向通信状態にあるIP電話機20に対して、新たな指令卓10からの一斉指令放送の着信があった場合の処理手順について図13及び図14を参照して説明する。
図13は、指令卓10−1と論理チャネルCH1−1を介して双方向通信状態(通話状態)にあるIP電話機20−1、及び指令卓10−1と論理チャネルCH2−2を介して片方向通信状態にあるIP電話機20−2に対して、新たに指令卓10−2からの一斉指令放送の着信があった場合のIP通信指令交換機100とIP電話機20−1,20−2との間のシーケンスを示す。
図14は、IP電話機20−1が指令卓10−1と双方向通信状態かつ指令卓10−2と片方向通信状態で、IP電話機20−2が指令卓10−1及び指令卓10−2と片方向通信状態である場合の通話路スイッチ110における通話路の状態を示す。
図13において、回線制御ボード(TRK002)14−2は、指令卓10−2から指令グループ002への着信を検知すると、中央制御装置120に対して指令卓10−2から指令グループ002への着信があったことを通知する(S400)。
中央制御装置120は、着信通知に対応して、回線接続制御ボード14−2に応答確認メッセージを送信するとともに(S401)、通話路スイッチ110を制御して、回線制御ボード(TRK002)14−2と通話音声ミキシング用会議トランク(MET002)16−2との間に通話路(G08)を確立する(S402)。さらに、中央制御装置120は、図4に示すような指令グループ管理テーブルを参照して、指令された指令グループ002に対する内線番号およびスピーカ音声ミキシング用会議トランクを検索する。ここでは、図4に示す指令グループ管理テーブルに基づいて、中央制御装置120は、内線番号200,201、スピーカ音声ミキシング用会議トランク24−1,24−2を検索したものとする。
次いで、中央制御装置120は、通話路スイッチ110を制御して、通話音声ミキシング用会議トランク(MET002)16−2とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT200)24−1との通話路G09及び、通話音声ミキシング用会議トランク(MET002)16−2とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT201)24−2との通話路G10を確立する(S404)。
通話路G08,通話路G09,G10が確立された時点で指令卓10−2は、IP通信指令交換機100を介してIP電話機20−1,20−2に対して一斉指令放送の音声情報を出力することができる。IP電話機20−1,20−2は、IP通信指令交換機100から一斉指令放送の音声情報を論理チャネルCH2を介して受信して、その音声情報を各スピーカ3により拡声出力する。
また、中央制御装置120は、通話路G09,G10の確立処理と並行してIP電話機20−1,20−2に対してボタン着信により指令グループ002から一斉指令放送があったことを通知するために、ボタン着信対象のボタン番号(ボタン22)を示したボタン着信要求をSIP電話機制御ボード(SIPL)22−1,22−2に対して行う(S406)。SIP電話機制御ボード22−1,22−2は、ボタン着信要求を受けて、NOTIFYメッセージにより、ボタン22へのボタン着信指示をIP電話機20−1,20−2に送信する(S408)。IP電話機20−1,20−2は、ボタン着信指示を示すNOTIFYメッセージを受けると、SIP電話機制御ボード22−1,22−2に対して応答確認として200 OKメッセージを送信するとともに(S410)、NOTIFYメッセージに示されるボタン番号のボタンに対応するランプを点滅させる。
なお、スピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT201)24−2には、通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1及び通話音声ミキシング用会議トランク(MET002)16−2との間で2つの通話路G06,G10が確立されている。従って、スピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT201)24−2は、指令卓10−1及び指令卓10−2からの音声情報を合成してミキシングし、論理チャネルCH2−2を介してIP電話機20−2のスピーカに出力している。つまり、IP電話機20−2のスピーカからは、指令卓10−1及び指令卓10−2からの一斉指令放送が同時に出力される。
一方、IP電話機20−1では、通話音声ミキシング用会議トランク(MET001)16−1でミキシングされた指令卓10−1からの音声情報が論理チャネルCH1−1を介して送受話器から出力されるとともに、スピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT200)24−1でミキシングされた指令卓10−2からの音声情報が論理チャネルCH2−1を介してスピーカから出力される。
続いて、複数の指令卓10からの一斉指令放送が同時にスピーカから出力されている時に、IP電話機20からいずれかの指令卓10との双方向通信による通話が要求された場合の処理手順について図15及び図16を参照して説明する。
図15は、IP電話機20−1が指令卓10−1と双方向通信状態かつ指令卓10−2と片方向通信状態で、IP電話機20−2が指令卓10−1及び指令卓10−2と片方向通信状態の時に、IP電話機20−2から指令卓10−2との双方向通信による通話が要求された場合のIP通信指令交換機100とIP電話機20−2との間のシーケンスを示す図である。
図16は、IP電話機20−1が指令卓10−1と双方向通信状態かつ指令卓10−2と片方向通信状態で、IP電話機20−2が指令卓10−1と片方向通信状態かつ指令卓10−2と双方向通信状態の場合の通話路スイッチ110における通話路の状態を示す。
図15において、IP電話機20−2の指令グループ002に対応するボタンが押下されたことに対応して、IP電話機20−2は、IP通信指令交換機100のSIP電話機制御ボード22−2に対してINVITEメッセージを利用して、指令卓10−2への通話要求を行う(S500)。INVITEメッセージには、ボタン選択特番と押下されたボタン番号との組み合わせ番号が発呼先番号として登録されている。
SIP電話機制御ボード22−2は、IVITEメッセージを受けて、IP電話機20−2に100 Tryingメッセージ及び183 Progressメッセージを送信するとともに(S502,S504)、中央制御装置120に対してINVITEメッセージに示された発呼先番号を通知する(S506)。
中央制御装置120は、発信先番号がボタン選択特番とボタン番号とから構成されていることを認識して、一斉指令放送時における通話要求であることを検知する。そして、中央制御装置120は、発呼元のIP電話機20−2との間に論理チャネルCH1−2を確立するようにSIP電話機制御ボード22−2に要求するとともに(S508)、指令グループ002に対応するボタン22が使用中(通話中)となるようにランプの点灯制御を指示する(S510)。
SIP電話機制御ボード22−2は、論理チャネルCH1の確立要求を受けて、SIP電話機制御ボード22−2とIP電話機20−2との間に論理チャネルCH1−2を確立して、IP電話機20−2に対して論理チャネルCH1を介して200 OKメッセージを送信する(S512)。
中央制御装置120は、ボタン22が使用中(通話中)となるようにランプの点灯を切り換える指示をNOTIFYメッセージによりIP電話機20−2に対して行う(S514)。IP電話機20−2は、NOTIFYメッセージを受けて、ボタン22の点灯色を変更するなどしてボタン22が使用中であることを表し、200 OKメッセージをSIP電話機制御ボード22−2に送信する(S516)。
また、中央制御装置120は、一斉指令放送時における通話要求を受けて、通話音声ミキシング用会議トランク(MET002)16−2とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT201)24−2との間の通話路G10を切断し、通話音声ミキシング用会議トランク(MET002)16−2とSIP電話機制御ボード22−2とを直接繋ぐ通話路G11を確立し、通話路G11及び論理チャネルCH1−2を介して指令卓10−1からの音声情報をIP電話機20−2の送受話器から出力する。
以上の手順により、複数の指令卓10からの一斉指令放送が同時にスピーカから出力されているIP電話機20において、いずれかの指令卓10との間で双方向通信が実現できる。
続いて、指令卓10といずれかのIP電話機20との間で双方向通信が行われている時に、他のIP電話機20から、当該双方向通信のモニタ要求が行われた際の手順についてについて図17及び図18を参照して説明する。なお、指令卓10といずれかのIP電話機20との間で片方向通信が行われている時、又は一斉指令放送の放送が開始前の状態(指令呼出が行われている状態)において他のIP電話機20からモニタ要求が行われた場合にも下記の手順によりモニタを実現できる。
図17は、IP電話機20−1が指令グループ003の指令卓10−3と論理チャネルCH1−1を介して双方向通信状態で、IP電話機20−3から指令グループ003の一斉指令放送のモニタ要求があった場合のIP通信指令交換機100とIP電話機20−3との間のシーケンスを示す。
図18は、IP電話機20−1が指令グループ003の指令卓10−3と論理チャネルCH1−1を介して双方向通信状態で、IP電話機20−3が指令グループ003の一斉指令放送をモニタ状態の場合の通話路スイッチ110における通話路の状態を示す。
図17において、IP電話機20−1が指令グループ003の指令卓10−3と論理チャネルCH1−1を介して双方向通信状態において、IP電話機20−3のモニタボタン4の押下に続けて、指令グループ003に対応する指令ボタン(ボタン番号:23)が押下されると、IP電話機20−3は、指令ボタン(ボタン番号:23)が押下されたことを論理チャネルCH2−3を介してNOTIFYメッセージによりIP通信指令交換機100に通知する(S600)。
IP通信指令交換機100のSIP電話機制御ボード(SIPL)22−3は、NOTIFYメッセージを受けて、IP電話機20−3に対して論理チャネルCH2−3を介して200 OKを返信するとともに(S602)、中央制御装置120に対してIP電話機20−3から指令ボタン(ボタン23)が押下されたことを通知する。
中央制御装置120は、指令ボタン(ボタン23)の押下の通知を受けて、IP電話機20−3が指令グループ003のモニタを要求していることを検知して、モニタ要求可能であることをSIP電話機制御ボード(SIPL)22−3に通知する(S606)。さらに、中央制御装置120は、通話路スイッチ110を制御して、通話音声ミキシング用会議トランク(MET003)16−3とスピーカ音声ミキシング用会議トランク(CFT300)24−3との通話路G24を確立し、指令グループ003の一斉指令放送のモニタを可能にする。
なお、SIP電話機制御ボード(SIPL)22−3は、中央制御装置120からモニタ要求可能であることの通知を受けて、その旨をIP電話機20−3にNOTIFYメッセージにより通知する(S608)。IP電話機20−3は、NOTIFYメッセージの応答として、200 OKメッセージをSIP電話機制御ボード(SIPL)22−3を送信する(S610)。
以上の処理により、指令卓10といずれかのIP電話機20との間で双方向通信が行われている時に、他のIP電話機20がその双方向通信のモニタを実現することができる。
本発明によれば、指令卓からの一斉指令放送の開始要求前に予めIP通信指令交換機とIP電話機との間にSIPに従って論理チャネルが確立されており、その論理チャネルを介して指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報がIP電話機に出力されるので、一斉指令放送の開始要求があってから一斉指令放送が開始されるまでの起動時間を、従来に比べて短縮することができる。よって、本発明は、指令卓より指定された任意のIP電話機に対して一斉指令放送を行う通信指令システム等に適用することができる。
10 指令卓
12 網
14 回線接続制御ボード
16 通話音声ミキシング用会議トランク
20 IP電話機
22 SIP電話機制御ボード
24 スピーカ音声ミキシング用会議トランク
30 IP網
34 接続ケーブル
100 IP通信指令交換機
110 通話路スイッチ
120 中央制御装置
130 記憶装置
140 制御バス

Claims (6)

  1. 一斉指令放送送信側の指令卓と、当該一斉指令放送受信側のIP電話機との間に接続されるIP通信指令交換機であって、
    前記指令卓からの一斉指令放送の開始要求に応じて、前記一斉指令放送の開始要求前に予め前記IP電話機との間においてSIPに従って確立されている論理チャネルを介して前記指令卓と前記IP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報をSIPに従って前記音声出力手段に出力することを特徴とするIP通信指令交換機。
  2. 請求項1に記載のIP通信指令交換機において、
    片方向通信により前記指令卓からの一斉指令放送を受けている前記IP電話機からの前記指令卓との間の双方向通信の要求に応じて、前記IP電話機との間にSIPに従って新たな論理チャネルを確立し、当該新たな論理チャネルを介して当該IP電話機が備える送受話手段との間に双方向通信路を確立し、当該双方向通信路を介して前記指令卓と前記送受話手段との間の双方向通信を実行することを特徴とするIP通信指令交換機。
  3. 請求項2に記載のIP通信指令交換機において、
    他のIP電話機から前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信をモニタするモニタ要求を受けたことに対応して、前記モニタ要求前に予め当該他のIP電話機との間にSIPに従って確立されている論理チャネルを介して当該他のIP電話機が備える音声出力手段と片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報を前記他のIP電話機の音声出力手段に出力することを特徴とするIP通信指令交換機。
  4. 一斉指令放送送信側の指令卓と、当該一斉指令放送受信側のIP電話機との間に接続されるIP通信指令交換機であって、
    ネットワークを介して接続された前記指令卓との通信を制御する回線接続制御部と、
    IPネットワークを介して接続された前記IP電話機とのSIPに従った通信を制御する第1SIP接続制御部と、
    前記指令卓或いは前記IP電話機からの音声情報をミキシングする第1会議トランクと、
    前記指令卓からの音声情報をミキシングする第2会議トランクと、
    前記回線制御部、前記第1SIP接続制御部、前記第1会議トランク、及び前記第2会議トランク間の通話路の確立或いは切断を制御する通話路スイッチと、
    前記第1SIP接続制御部及び通話路スイッチを制御することで、前記第2会議トランクと前記第1SIP接続制御部との間の通話路の確立と、前記第1SIP接続制御部と前記IP電話機が備える音声出力手段との間の論理チャネルの確立を行うとともに、前記回線接続制御部を介して前記指令卓から一斉指令放送の開始要求を受けたことに対応して、前記通話路スイッチを制御して、前記回線接続制御部と前記第1会議トランクとの間の通話路の確立と、前記第1会議トランクと前記第2トランクとの通話路の確立とを行うことで、前記一斉指令放送の開始要求を受ける前に予め確立された前記論理チャネルを介して、前記指令卓と前記IP電話機が備える音声出力手段との間に片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記指令卓からの一斉指令放送に係る音声情報を前記第1会議トランク及び前記第2会議トランクによりミキシングしてSIPに従って前記音声出力手段に出力させる制御部と、
    を備えるIP通信指令交換機。
  5. 請求項4に記載のIP通信指令交換機において、
    前記制御部は、片方向通信による前記指令卓からの一斉指令放送を受けている前記IP電話機からの前記指令卓との間の双方向通信の要求に対応して、前記第1SIP接続制御部及び前記通話路スイッチを制御することで、前記IP電話機が備える送受話器と前記第1SIP接続制御部との間にSIPに従って新たな論理チャネルを確立し、前記第1会議トランクと前記第2トランクとの間の通話路を切断し、前記第1会議トランクと前記第1SIP接続制御部との間の通話路を確立した後、前記新たな論理チャネルを介して前記IP電話機が備える送受話手段との間に双方向通信路を確立し、当該双方向通信路を介して前記指令卓と前記送受話手段との間の双方向通信を実行する、
    ことを特徴とするIP通信指令交換機。
  6. 請求項5に記載のIP通信指令交換機において、
    IPネットワークを介して接続された前記IP電話機とは異なる他のIP電話機とのSIPに従った通信を制御する第2SIP接続制御部と、
    前記指令卓からの音声情報をミキシングする第3会議トランクと、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2SIP接続制御部及び前記通話路スイッチを制御することで、前記第3会議トランクと前記第2SIP接続制御部との間の通話路の確立と、前記第2IP接続制御部と前記他のIP電話機との間の論理チャネルの確立を行うとともに、前記他のIP電話機から前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信をモニタするモニタ要求を受けたことに対応して、前記通話路スイッチを制御することで、前記第1会議トランクと前記第3トランクとの通話路の確立を行った後、前記モニタ要求前に予め当該他のIP電話機との間にSIPに従って確立された前記論理チャネルを介して当該他のIP電話機が備える音声出力手段と片方向通信路を確立し、当該片方向通信路を介して前記IP電話機と前記指令卓との間の片方向通信或いは双方向通信による音声情報を前記他のIP電話機の音声出力手段に出力する、
    ことを特徴とするIP通信指令交換機。
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