JP2007053527A - Ip交換機、ip通信端末及びip交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】多端末間通信処理機能を簡易な構成で実現することができ、参加数に応じてフレキシブルに対応できるようにする。
【解決手段】本発明のIP交換機は、IP網に接続する複数のIP通信端末間の呼接続を制御するIP交換機において、呼接続を希望するIP通信端末から呼接続要求を受けると、その接続要求先のIP通信端末との間の呼接続を制御する呼接続制御手段と、多端末間通信を希望するIP通信端末から多端末間通信要求を受けると、呼接続をしている1又は複数のIP通信端末に対して当該多端末間通信への参加を呼びかける多端末間通信招集手段と、多端末間通信招集手段による呼びかけに対して、呼接続している各IP通信端末から参加要求を受けると、その参加要求してきた該各IP通信端末を参加端末とする多端末間通信を行なう多端末間通信処理手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP交換機、IP通信端末及びIP交換システムに関し、例えば、複数のIP(インターネットプロトコル)通信端末間で会議を形成するIP交換システムと、そのIP交換システムを構成するIP交換機及びIP通信端末に適用し得る。
近年、ネットワーク上に呼制御サーバを備え、複数の通信端末(例えばIP電話端末等)間で会議通話を実現する会議システムがある(特許文献1参照)。このような会議システムを実現する方法は種々の方式が考えられるが主に次のような方式がある。
図2(A)は、回線交換機能部分に加算回路を設けて実現する会議システムを示すものであり、図2(B)は、IP端末に加算回路を設けて実現する会議システムを示すものである。
図2(A)において、LAN51側と公衆網52側との間で会議を開始する場合、コールコントロールユニット53が、会議に係るLAN51側及び公衆網52側の複数の端末間をつなぎ込み、LAN51と公衆網52との間に介在する加算回路56が、会議に係る端末から受け取った音声を加算し、他の端末に対して与えるようにしている。
また、図2(B)において、各IP端末62が加算回路を搭載しており、例えば、各端末62における加算回路が受信した全参加者の音声を加算し、受信機に与えたり、又は会議招集者端末が全参加者の音声を受信して加算し、各参加者端末に加算した音声を与えたりしている。
特開2004−357218号公報
しかしながら、上述した図2(A)に示すような従来の会議システムの場合、全ての端末を一旦回線交換機能につなぎ込む必要があるため、会議に参加する端末数分のハードウェアが必要であり、そのためのコストがかかるという問題がある。
また、上述した図2(B)に示すような従来の会議システムの場合、各端末に、会議に参加する端末数分の加算回路を備える必要があり、システム全体としてのコストが増加するという問題がある。また、各端末に加算回路の処理能力を確保する必要があった。
なお、上述した従来技術及び課題では会議に係る音声通話を例に挙げたが、複数の通信端末間で送受信されるメディアであれば、音声に限らず、画像データ、映像データ、オーディオデータ、FAXデータ等の加算処理についても同様の課題がある。
そのため、多端末間通信(例えば会議)処理機能を簡易な構成で実現することができ、参加数に応じてフレキシブルに対応できるIP交換機、IP通信端末及びIP交換システムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明のIP交換機は、IP網に接続する複数のIP通信端末間の呼接続を制御するIP交換機において、(1)呼接続を希望するIP通信端末から呼接続要求を受けると、その接続要求先のIP通信端末との間の呼接続を制御する呼接続制御手段と、(2)多端末間通信を希望するIP通信端末から多端末間通信要求を受けると、呼接続をしている1又は複数のIP通信端末に対して当該多端末間通信への参加を呼びかける多端末間通信招集手段と、(3)多端末間通信招集手段による呼びかけに対して、呼接続している各IP通信端末から参加要求を受けると、その参加要求してきた該各IP通信端末を参加端末とする多端末間通信を行なう多端末間通信処理手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明のIP通信端末は、第1の本発明のIP交換機に接続するIP通信端末であって、IP交換機に対して多端末間通信の開催及び又は参加を要求する多端末間通信要求手段を備えることを特徴とする。
第3の本発明のIP交換システムは、第1の本発明のIP交換機と、第2の本発明の複数のIP通信端末とを有して構成されることを特徴とする。
本発明のIP交換機、IP通信端末及びIP交換システムによれば、多端末間通信処理機能を簡易な構成で実現することができ、参加数に応じてフレキシブルに対応できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明のIP交換機、IP通信端末及びIP交換システムの第1の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、IP交換機に収容される通信端末が、IP交換機の会議機能を利用して、公衆網側の通信端末も参加させた会議を開催する会議システムに、本発明のIP交換システムを適用した場合を説明する。
なお、以下で説明する本実施形態ではSIP(Session Initiation Protocol)に従った呼制御方式を採用したものを示す。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態に係るIP交換機を用いた会議システムを構成する概略的な構成図である。
図1において、本実施形態に係る会議システム1は、SIP−IP交換機100、2台の内線SIP端末200(200−1及び200−2)、公衆網SIPサーバ300、公衆網SIP端末400を少なくとも有して構成される。
図1において、SIP−IP交換機100が接続する公衆網は、本実施形態では公衆IPネットワークを意図するものであるが、SIP−IP交換機100が接続する外部ネットワークであれば専用網であってもよい。また、この外部ネットワークは、有線回線、無線回線、又はこれらを結合させた回線であってよい。
また、SIP−IP交換機100が接続する内線網も、IP網を意図するものであり、有線回線、無線回線、又はこれらを結合させた回線であってよい。
なお、内線網側及び公衆網側に接続するSIP端末(内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400)の数は、図1に示した数に限定されない。また、以下では3台のSIP端末間での会議通話について説明するがその会議参加数も特に限定されない。
SIP−IP交換機100は、収容する複数の内線SIP端末200間の呼接続を制御するものであり、また、公衆網SIPサーバ300を通じて公衆網SIP端末400と内線SIP端末200との間の呼接続を制御するものである。
また、SIP−IP交換機100は、収容する内線SIP端末200からの要求により、他の内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400が参加可能な会議を開催するものである。
ここで、SIP−IP交換機100の内部構成について図面を参照して説明する。図3は、SIP−IP交換機100の内部のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3において、SIP−IP交換機100は、CPU121、例えばROM、RAM(例えばEEPROMなどの不揮発性の書き換え可能なメモリを含む)等から構成されるメモリ122、回線側インタフェース123、ネットワーク側インタフェース124を有する。CPU121は、SIP−IP交換機100の機能を司っているものであり、例えば、ROMに格納されている固定データやRAMに格納されているテンポラリデータを用い、RAMをワーキングエリアメモリとして用いて、ROMに格納されている処理プログラムを実行することにより、SIP−IP交換機100の機能を実現するものである。本実施形態のSIP−IP交換機100が実現する主な機能として、呼処理機能及び会議処理機能がある。
また、図1にはSIP−IP交換機100が実現する機能ブロックを示し、以下では、これら各機能ブロックについて説明する。
図1に示すように、SIP−IP交換機100は、会議UA機能部101、DSP(N−1加算方式)102、マルチラインサーバ機能部103、マルチラインUA機能部104、SIP−PROXY部105、内線UA機能部106、公衆VoIP接続機能部107、公衆UA機能部108、メディアスイッチ機能部109、保留音送出部110を有する。
SIP−PROXY部105は、例えば、SIPプロトコルに従ったプロキシサーバであり、マルチラインUA機能部104を介してマルチラインサーバ機能部103から受け取ったメッセージに基づいて、内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400のメッセージルーティング処理、認証処理、登録処理等を行なうものである。
また、SIP−PROXY部105は、SIP端末200及び400とマルチラインUA機能部104との間で授受されるメッセージの受け渡しをするものである。さらに、SIP−PROXY部105は、マルチラインUA機能部104と会議UA機能部101との間で授受されるメッセージの受け渡しをするものである。
会議UA機能部101は、内線SIP端末200からの要求に応じて会議通話を行なうものである。つまり、会議UA機能部101は、会議に参加するSIP端末200及び400からの音声信号をメディアスイッチ機能部109を通じて受信すると、その音声信号の送信元以外のSIP端末200及び400に当該音声信号を送信するようにして会議通話を行なうものである。
また、会議UA機能部101は、マルチラインUA機能部104から会議に参加する複数の参加端末200及び400からの要求メッセージを受け取ると、DSP102に加算処理開始を指示し、当該複数の参加端末200及び400から構成される会議を開催するものである。
DSP102は、会議UA機能部101から加算処理開始の指示を受けると、会議UA機能部101の制御の下、会議に参加する参加端末200及び400からの音声信号について加算処理を行なう加算回路である。つまり、DSP102は、メディアスイッチ機能部109から複数の参加端末200及び400が同時期に音声信号を受信した場合に、それら複数の音声信号を加算処理し、会議UA機能部101の制御の下、音声信号の送信元以外の参加端末200及び400に加算した音声信号を送信するものである。
また、DSP102は、各参加端末200及び400から音声信号を受信したとき、全ての音声のレベルを同じレベルにするAGC(Auto Gain Control)機能を有する。これにより、音量が小さい音声でも、受信側では他の音声と同じ音量で聞くことができる。
マルチラインUA機能部104は、SIP−PROXY部105を通じて、SIP端末200及び400、又は会議UA機能部101からメッセージを受け取ると、そのメッセージをマルチラインサーバ機能部103に与えるものである。また、マルチラインUA機能部104は、マルチラインサーバ103からの指示に従って、SIP端末200及び400、又は会議UA機能部101に指示に応じたメッセージを、SIP−PROXY部105を介して与えるものである。なお、マルチラインUA機能部104が授受するメッセージの詳細は動作の説明で詳細に説明する。
マルチラインサーバ機能部103は、マルチラインUA機能部104からメッセージを受け取り、呼接続を確立させるためのキー番号及びダイヤル処理、接続制御処理、会議通話開始要求や、その他のPBXサービスを提供するものである。
公衆UA機能部108は、公衆網側とのセッションを確立するために、公衆網側とメッセージを授受するものである。
公衆VoIP接続機能部107は、セッションを確立する際に、内線UA機能部106と公衆UA機能部108との間で授受されるメッセージを管理するものである。つまり、公衆VoIP接続機能107は、内線UA機能部106からメッセージを受け取ると、そのメッセージを公衆UA機能部108に与え、公衆UA機能部108からメッセージを受け取ると、そのメッセージを内線UA機能部106に与えるものである。
内線UA機能部106は、公衆VoIP接続機能部107から与えられたメッセージをSIP−PROXY部105に与えるものであり、またSIP−PROXY部105から与えられたメッセージを公衆VoIP接続機能部107に与えるものである。
メディアスイッチ機能部109は、呼確立後、内線SIP端末200と公衆網SIP端末400との間で授受される音声信号を受け取り、音声信号を相手先に与えるものである。
また、メディアスイッチ機能部109は、会議通話が開始されると、会議に参加するSIP端末200及び400から受信した音声信号を会議UA機能部101及びDSP102に与え、また会議UA機能部101及びDSP102により加算された音声信号を相手先に与えるものである。
保留音送出部110は、マルチラインサーバ機能部103からの指示に応じて、保留を指示されたSIP端末200及び400に送出するものである。
続いて、内線SIP端末200と公衆網SIP端末400の構成について説明する。内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400は、例えば、IP電話端末や、IP電話機能を有するソフトウェアを実行できるパーソナルコンピュータ、IP電話機能搭載の無線通信機器(例えば、IP電話機能を有する移動通信電話機を含む)などが該当する。
図4では、IP電話端末とした場合の内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400の内部構成例を示し、IP電話端末500と示して説明する。
図4において、本実施形態のIP電話端末500(内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400)は、IP網インタフェース501、DSP502、コーデック503、増幅器504、電話機制御手段505、記憶手段506、信号生成手段507、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶表示器)等の表示手段508、ダイヤルキー及び機能キー等の操作キー509、ハンドセット510、着信音を発生するスピーカ511などを備える。
IP網インタフェース501は、企業内IP網や公衆IP網などのIP網と接続するものであり、電話機制御手段505の制御により、SIP−IP交換機100と音声信号や制御信号を送受信するものである。
DSP502は、電話機制御手段505の制御により、IPパケットをデジタル信号に変換してコーデック503に供給し、デジタル信号をIPパケットに変換してIP網インタフェース501に供給するものである。コーデック503は、電話機制御手段505の制御により、DSP502から供給されるデジタル信号をアナログの音声信号に変換して増幅器504に供給し、増幅器504から供給される音声信号に符号化を施してデジタル信号とし、DSP502に供給するものである。増幅器504は送話アンプ、受話アンプ、スピーカアンプなどで構成され、受話音声信号や送話音声信号を増幅するものである。信号生成手段507は、各種のトーンなどを生成するものである。
表示手段508、ハンドセット510及びスピーカ511の機能説明は省略する。また、操作キー509は、IP電話端末としての電話番号を入力するキー等のほかに、会議通話を開始させる会議通話要求キーがある。利用者が、この会議通話要求キーを選択することで、SIP−IP交換機100に対して会議通話を開始させることを要求できる。
記憶手段506は、書き換え可能なRAM等のメモリで構成され、電話機制御手段505の制御の下、操作キー509が操作されると、当該IP電話端末500の電話番号などのデータや、当該IP電話端末500のデータや登録端末のデータとして登録しているSIP−IP交換機100のIPアドレスなどのデータ506a等を記憶しているものである。
電話機制御手段505は、マイクロプロセッサを基本に各種処理機能、演算機能、一時記憶手段、タイマ等を備え、IP網インタフェース501、DSP502、コーデック503、増幅器504、記憶手段506、信号生成手段507、表示手段508、操作キー509などの動作を制御するものである。
電話機制御手段505は、操作キー509から供給されるキー情報に基づいて、当該IP電話端末500が動作可能状態になった場合に、自己を収容可能なSIP−IP交換機100に、自端末のデータを登録端末として登録させるものである。
ここで、登録端末とは、サービスの提供有無に拘わらず、そのSIP−IP交換機100が、その端末へのサービスを提供する際に、必要な端末データ(いわゆる局データ)をもっている端末として登録されているものである。SIP−IP交換機100側には、例えば、登録端末の電話番号、キー割り付けなどのデータが予め登録されている。
また、会議開始を要求するIP電話端末500においては、電話機制御手段505は、SIP−IP交換機100による呼制御がなされ呼が確立した後、利用者により選択された会議通話要求キー509からのキー情報に基づいて、SIP−IP交換機100に対して会議開始要求メッセージを送信させるものである。
また、電話機制御手段505は、サービスの提供を受けている最中において、そのサービス提供元のSIP−IP交換機100から、サービス強制停止の通知が与えられた際には、表示手段508からその旨を表示させ、及び又は、信号生成手段507を制御してハンドセット510又はスピーカ511からその旨を発音出力させる。
(A−1)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態に係るSIP−IP交換機100を利用した会議システム1の動作について図面を参照して説明する。
図5は、SIP−IP交換機100において授受されるメッセージの流れを説明する説明図である。また、図6は、SIP−IP交換機100を通じた音声信号の流れを説明する説明図である。また、図7及び図8は、本実施形態に係る会議通話の接続シーケンスである。
以下では、図7及び図8の接続シーケンスに基づいてSIP端末200−1、200−2及び400間の三者間で会議通話が実現されるまでの動作を、図5及び図6を参照しながら説明する。
図7では、まず、内線SIP端末200−2と公衆網SIP端末400とが、SIP−IP交換機100を介して通話しているものとする(S1)。なお、両SIP端末200−1及び400間の呼制御処理の詳細については省略する。
ここで、会議通話前の内線SIP端末200−2と公衆網SIP端末400との間で授受される音声信号は、図6の矢印「1」に示すように、SIP−IP交換機100のメディアスイッチ機能部109を経由して送信先に与えられる。
その後、内線SIP端末200−1、200−2及び公衆網SIP端末400の間で会議通話を開始するため、内線SIP端末200−2から会議要求を行なう。
このとき、内線SIP端末200−2の利用者は、内線SIP端末200−2に搭載されている保留キーを選択する(S2)。
利用者が保留キーを選択すると、Re−INVITE(保留を要求するメッセージ)が、内線SIP端末200−2からSIP−IP交換機100のSIP−PROXY部105を介してマルチラインUA機能部104に与えられる。
そして、Re−INVITEがマルチラインUA機能部104に与えられると、マルチラインUA機能部104が保留の旨をマルチラインサーバ機能部103に通知し、マルチラインサーバ機能部103が保留音を送出するよう保留音送出部110に指示する(S3)。
マルチラインサーバ機能部103から保留音の送出指示を受けると、保留音送出部110は、図6の「2」に示すように、保留音を公衆網SIP端末400に与える(S4)。
またこのときの、SIP−IP交換機100と、内線SIP端末200及び公衆網SIP端末400との間で授受されるメッセージの流れは、図5の矢印「A」に示すようにして授受される。
すなわち、内線SIP端末200のUA機能とマルチラインUA機能部104との間で授受されるメッセージはSIP−PROXY部105を介して授受される。
また、公衆網SIP端末400のUA機能からマルチラインUA機能部104へのメッセージは、公衆UA機能部108に与えられ、その後公衆VoIP接続機能部107を介して内線UA機能部106に与えられ、さらにSIP−PROXY部105を介してマルチラインUA機能部104に与えられる。また、マルチラインUA機能部104から公衆網SIP端末400へのメッセージは、内線UA機能部106に与えられ、その後公衆VoIP接続機能部107を介して公衆UA機能部108に与えられて、公衆UA機能部108から公衆網SIP端末400に与えられる。
S4において、公衆網SIP端末400が保留されると、利用者は、内線SIP端末200−1のダイヤル番号を入力する(S5)。そして、内線SIP端末200−1に対する呼接続要求(INVITE)が、内線SIP端末200−2からSIP−IP交換機100に与えられる(S6)。
このとき、内線SIP端末200−2から内線SIP端末200−1へのINVITEは、SIP−PROXY部105を通じてマルチラインUA機能部104に与えられ、内線SIP端末200−1への発信指示が、マルチラインUA機能部104からマルチラインサーバ機能部103に与えられる(S6)。
マルチラインサーバ機能部103において内線SIP端末200−1への発信指示が与えられると、内線SIP端末200−2から着信があった旨が、マルチラインサーバ機能部103からマルチラインUA機能部104に指示され(S7)、内線SIP端末200−2からのINVITEとして、マルチラインUA機能部104から内線SIP端末200−1に与えられる(S7)。
そして、両SIP端末200−1及び200−2とのそれぞれが通話OKであれば、内線SIP端末200−1と内線SIP端末200−2との間で通話が開始される(S8)。
この内線SIP端末200−1の呼接続処理に係る制御信号は、図5の「A」に示す経路で授受され、内線SIP端末200−1の呼が接続されると、図6の「2」に示すように経路で両SIP端末200−1及び200−2間で音声信号が流れる。
内線SIP端末200−1を含め3台のSIP端末の呼が接続すると、利用者は、内線SIP端末200−2の会議開始要求キーを選択する(S9)。
そして、会議開始要求を示すSUBSCRIBEが、内線SIP端末200−2からSIP−PROXY部105を通じてマルチラインUA機能部104に与えられると、マルチラインUA機能部104から会議要求が、マルチラインサーバ機能部103に与えられる(S10)。
マルチラインUA機能部104から会議要求を受けると、マルチラインサーバ機能部103は、呼接続しているSIP端末200−2、200−1及び400に対して会議招集を呼びかけるようマルチラインUA機能部104に指示する。そして、会議招集指示を受けたマルチラインUA機能部104は、SIP端末200−2、200−1及び400に対して会議招集を呼びかけるNOTIFYを送信する(S11)。
そして、会議への参加を希望するSIP端末200−1、200−2及び400から、会議への参加要求を示すRe−INVITEが、各SIP端末200−1、200−2及び400からマルチラインUA機能部104に与えられる(S12)。
マルチラインUA機能部104は、各SIP端末200−1、200−2及び400からRe−INVITEを受信すると、それぞれのSIP端末から会議への参加要求があったことをマルチラインサーバ機能部103に通知する(S12)。
また、マルチラインサーバ機能部103では、会議への参加を要求してきたSIP端末を管理しており、各SIP端末200−1、200−2及び400から会議への参加要求があった旨を会議UA機能部101に知らせるようマルチラインUA機能部104に通知する(S13)。
そして、マルチラインUA機能部104は、各SIP端末200−1、200−2及び400から会議への参加要求を示すRe−INVITEを会議UA機能部101に通知する(S14)。
ここで、会議UA機能部101は、図5の「B」に示すように、SIP−PROXY部105を通じてマルチラインUA機能部104とメッセージの授受を行なうことで、マルチラインサーバ機能部103との間で情報交換をする。
マルチラインUA機能部104からRe−INVITEを受信すると、会議UA機能部101は、会議参加を要求してきたSIP端末200−1、200−2及び400からの音声信号について加算処理を行なうことをDSP102に指示する(S15)。
DSP102において当該会議に係る加算処理の実行がセットされると、会議UA機能部101から会議開始の指示(200OKメッセージ)が、マルチラインUA機能部104に与えられる(S16)。
会議UA機能部101から会議開始の指示(200OKメッセージ)が与えられると、マルチラインUA機能部104は、会議開始の指示を受けた旨をマルチラインサーバ機能部103に与える(S17)。
マルチラインサーバ機能部103は、マルチラインUA機能部104を介して会議UA機能部101から会議開始指示を受けると、各SIP端末200−1、200−2及び400に対して会議を開始する旨を通知するようマルチラインUA機能部104に通知する(S18)。
そして、マルチラインUA機能部104は、会議UA機能部101から会議開始があったことを示すRe−INVITEを、各SIP端末200−1、200−2及び400に与え(S19)、各SIP200−1、200−2及び400間で会議通話が開始される(S20)。
なお、会議開始後のSIP端末200−1、200−2及び400間の会議通話に係る音声信号は、図6の矢印「3」に示すように授受される。
すなわち、SIP端末200−1、200−2及び400からの音声信号がメディアスイッチ機能部109に与えられると、会議UA機能部101及びDSP102に与えられ、音声信号の加算処理が行なわれる。そして、加算処理された音声がメディアスイッチ機能部109から各SIP端末200−1、200−2及び400に与えられる。
また、SIP−IP交換機100の会議UA機能部101及びDSP102による音声信号の加算処理について図9のイメージ図を参照して説明する。
図9においては、内線SIP端末200−1及び200−2はメディアスイッチ機能部109の内線側インタフェースに接続し、公衆網SIP端末400はメディアスイッチ機能部109の公衆網側インタフェースに接続している場合を示す。
また、内線SIP端末200−1及び200−2からの音声信号を「A」及び「B」とし、公衆網SIP端末400からの音声信号を「C」とする。
図9において、各SIP端末200−1、200−2及び400から、それぞれの音声信号「A」、「B」、「C」がメディアスイッチ機能部109に与えられると、それぞれの音声信号「A」、「B」、「C」は、会議UA機能部101及びDSP102に与えられる。会議UA機能部101では、それぞれの音声のレベルが所定のレベルになるようにレベル調整する。
そして、例えば、内線SIP端末200−1に音声信号を送信する場合には、内線SIP端末200−2及び公衆網SIP端末400からの音声信号を加算した加算信号「B+C」を、メディアスイッチ機能部109を通じて送信する。
同様にして、内線SIP200−2には、内線SIP端末200−1及び公衆網SIP端末400からの加算信号「A+C」を送信し、公衆網SIP端末400には、内線SIP端末200−1及び200−2からの加算信号「A+B」を送信する。
このようにすることで、自端末の音声信号以外の他の端末からの音声信号(加算信号)を受信することができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、会議UA機能部101及びDSP102を備えることにより、SIP−IP交換機100が会議機能を本体に収容することができ、各SIP端末はソフトウェアを変更するのみで会議通話ができる。
また、本実施形態によれば、会議UA機能部101を設けることで、端末が有するUA機能部などと同様モジュールで実現することができ、ソフトウェアの構成が簡易になる。
さらに、本実施形態によれば、SIP−IP交換機100に機能を集約することができ、かつ、ソフトウェアで実現できるので、処理能力の確保のみが必要であり、トータルのハードウェアの巨大化を回避できる。
また、DSPの処理能力次第で、会議開催数をフレキシブルに対応できる。
(B)他の実施形態
上述した第1の実施形態では、音声通信とする場合について説明したが、他のメディアデータ(例えば、画像データ、映像データ、オーディオデータ、FAXデータ等)を通信するネットワークシステムにも適用できる。
上述した第1の実施形態では、呼制御方式としてSIPプロトコルを採用した場合を示したが、SIPプロトコルに限らず、その他のプロトコル(例えば、H.323等)にも適用できる。
第1の実施形態のIP交換機を用いた会議システムの構成を示す構成図である。 従来の会議システムの構成を示す構成図である。 第1の実施形態のSIP−IP交換機内部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のSIP端末の内部構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のSIP−IP交換機において制御信号の流れを示す説明図である。 第1の実施形態のSIP−IP交換機において音声信号の流れを示す説明図である。 第1の本実施形態に係る会議通話を実現するまでの接続シーケンス図である(1)。 第1の本実施形態に係る会議通話を実現するまでの接続シーケンス図である(2)。 第1の実施形態における加算処理を説明する説明図である。
符号の説明
1…会議システム、100…SIP−IP交換機、101…会議UA機能部、102…DSP(N−1加算方式)、103…マルチラインサーバ機能部、104…マルチラインUA機能部、105…SIP−PROXY部、106…内線UA機能部、107…公衆VoIP機能部、108…公衆UA機能部、109…メディアスイッチ機能部、110…保留音送出部、200(200−1及び200−2)…内線SIP端末、400…公衆網SIP端末。

Claims (4)

  1. IP網に接続する複数のIP通信端末間の呼接続を制御するIP交換機において、
    呼接続を希望する上記IP通信端末から呼接続要求を受けると、その接続要求先の上記IP通信端末との間の呼接続を制御する呼接続制御手段と、
    多端末間通信を希望する上記IP通信端末から多端末間通信要求を受けると、呼接続をしている上記1又は複数のIP通信端末に対して当該多端末間通信への参加を呼びかける多端末間通信招集手段と、
    上記多端末間通信招集手段による呼びかけに対して、呼接続している上記各IP通信端末から参加要求を受けると、その参加要求してきた該各IP通信端末を参加端末とする多端末間通信を行なう多端末間通信処理手段と
    を備えることを特徴とするIP交換機。
  2. 上記多端末間通信処理手段が、
    上記各参加端末から通信信号を受信したり、又は、通信信号の送信元以外の他の上記参加端末に通信信号を送信したりする信号通信部と、
    上記信号通信部が受信した上記複数の参加端末から音声信号を受け取ると、送信元が送信した音声信号以外の他の音声信号を加算するように、音声信号を加算処理する加算処理部とを
    有することを特徴とする請求項1に記載のIP交換機。
  3. 請求項1又は2に記載のIP交換機に接続するIP通信端末であって、上記IP交換機に対して多端末間通信の開催及び又は参加を要求する多端末間通信要求手段を備えることを特徴とするIP通信端末。
  4. 請求項1又は2に記載のIP交換機と、請求項3に記載の複数のIP通信端末とを有して構成されることを特徴とするIP交換システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101010187B1 (ko) * 2009-02-04 2011-01-21 유승선 아이피 사설교환기에서 온라인회의를 제공하는 방법, 그를 위한 아이피 사설교환기, 그를 적용한 온라인회의 분산처리방법 및 그 시스템
JP2014230050A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 三菱電機株式会社 Ip交換機、ip端末

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