JP2004096453A - 無線通信装置及びその自動再接続機能の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池駆動の通信機器において、電力消費を最適な状態とし、機器間の総合的な使用時間を伸ばすことが出来る無線通信装置及びその自動再接続機能の制御方法を提供すること。
【解決手段】共にバッテリー209,221にて駆動する親機101とワイヤレスハンドセット102には、各バッテリーの電池残量X,Yを検出する電池残量検出部212、224を設け、親機101の演算/制御部215が電池残量X,Yと、捜索側となった場合の消費電量とを基に、自動再接続時の親機101とワイヤレスハンドセット102の捜索側と被捜索側の分担を変更する。
【選択図】 図2
【解決手段】共にバッテリー209,221にて駆動する親機101とワイヤレスハンドセット102には、各バッテリーの電池残量X,Yを検出する電池残量検出部212、224を設け、親機101の演算/制御部215が電池残量X,Yと、捜索側となった場合の消費電量とを基に、自動再接続時の親機101とワイヤレスハンドセット102の捜索側と被捜索側の分担を変更する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は電池で駆動する無線通信装置及びその自動再接続機能の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話やPHS等の無線端末機器やポータブルPC(Personal Computer)やPDA(Personal Data assistant)等の情報端末機器等の間では、Bluetooth等の省電力無線通信を用いてデータの交換や音声通話を行うことが可能となっている。もし、前記端末機器が無線通信の不可能な距離に互いの機器が離された場合や双方の機器の間に障害となるものが存在する場合等(以下、「通信圏外時」という)には無線リンクが切断し、通信が途切れるが、双方の機器が自動再接続の機能を持っていれば、使用者の特別な操作なしに自動的にお互いを発見した時点で再接続を行い、相互通信を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、双方の機器が電池駆動の場合には片側の電池残量がなくなった時点で相互通信が不可能となるので、自動再接続のモードを持つ機器間で捜索側と被捜索側のようにそれぞれの役割が決まっている場合に、消費電力の多いモードを担当する機器側の電池残量がもう一方の機器の電池残量に比べて少ない時には前者の電池が完全に消耗した時点で後者の電池容量が残っているにもかかわらず相互通信することが出来なくなるという問題がある。特に、携帯機器の使用可能時間は、該機器の性能の中でも重要な位置を占めており、たとえわずかでも使用時間を延ばすことはユーザの利便性を高めることになる。
【0004】
本発明は、前記の問題点を解消するためになされたものであって、電池駆動の通信機器において、電力消費を最適な状態とし、機器間の総合的な使用時間を伸ばすことが出来る無線通信装置及びその自動再接続機能の制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
本発明の第1の要旨は、通信相手側との通信状態が切断された場合(無線通信圏外の場合)に、自動的に通信相手側と再接続を行う自動再接続機能を実行する無線部を有し、且つ、電池により駆動する無線通信装置に関して、自動再接続機能は通信相手側を捜索する捜索モードと、通信相手側から捜索される被捜索モードとを有し、電池の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)を検出する電池残量検出部と、その電池残量と捜索モードの実行時に必要な消費電量(例えば、電流、電力等の何れかにて検出される量)とを用いて無線部が自動再接続機能実行時に捜索モードと被捜索モードの何れを実行するか決定することを特徴とする。
【0006】
本発明の第1の要旨の構成によれば、捜索モードの実行時に必要な消費電量に対して電池の電池残量が十分あれば、捜索モードを実行できるが、十分な量がなければ被捜索モードを実行し、通信相手側に捜索モードの実行を任せることができる。従って、消費電量に差がある捜索モードと被捜索モードの実行を、電池の電池残量に基づいて選択できるので、電池寿命を長く制御できる。
【0007】
本発明の第2の要旨は、更に、相手側の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)と、相手側の捜索モードの実行時に必要な消費電量(例えば、電流、電力等の何れかにて検出される量)とを用いることで、無線部が自動再接続機能実行時に捜索モードと被捜索モードの何れを実行するか決定することを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の要旨の構成によれば、捜索モードの実行時に必要な消費電量が機器により異なり、且つ、双方の機器の電池の電池残量も異なることから、自動再接続機能実行時の相手側の電池残量、消費電量を考慮することで、捜索モードを長く実行できる機器を判別できるのでより最適な捜索モードと被捜索モードの選択が可能となり、電池寿命を長く制御できる。
【0009】
本発明の第3の要旨は、少なくとも第1、第2の通信機器を有する無線通信装置に関して、第1の通信機器は、第1の電池により駆動され、第1の無線部と、該第1の電池の第1の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)を検出する第1の電池残量検出部とを有し、第2の通信機器は、第2の電池により駆動され、第2の無線部と、該第2の電池の第2の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)を検出する第2の電池残量検出部とを有し、前記第1の無線部と第2の無線部とは相互通信可能であり、通信状態が切断した場合には一方の無線部を捜索側とし他方の無線部を被捜索側として、捜索側の無線部が出力する捜索信号を被捜索側の無線部が受信することで、自動的に再接続を行う自動再接続機能を有し、第1、第2の電池残量と捜索側となった場合の第1、第2の通信機器或は無線部の消費電量(例えば、電流、電力等の何れかにて検出される量)とを用いて捜索側と被捜索側の無線部を決定することを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の要旨によれば、捜索モードの実行時に必要な消費電量も異なり、且つ、電池の電池残量も機器により異なるので、第1、第2の通信機器の電池残量と、捜索側となった場合の前記第1、第2の通信機器或は無線部の消費電量とを用いることで、捜索側となって捜索信号をできるだけ長く出力できる機器を判別でき、自動再接続を実行する第1、第2の通信機器の電池寿命を長く制御でき、結果的に双方の機器の通信時間を長くできる。
尚、上記第1、第2の要旨における捜索モードと被捜索モードの決定時や第3の要旨における捜索側、被捜索側の決定時に、各通信装置、通信機器、或は無線部の通信時の消費電量を考慮することで、より適切な選択が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0012】
図1及び図2は本発明を実施する機器の外観図及びシステム図である。
本発明の実施の形態に係るBluetooth等の省電力無線通信を行う機器について、図1に示すようにポータブルPCやPDA等の情報端末機器等の親機101と、携帯電話やPHS等の無線通信端末機器等のワイヤレスハンドセット102を用い説明する。
【0013】
親機101の無線通信処理部は、図2に示すように、公衆網の基地局103との通信を行い公衆無線網に接続するRF(Radio Frequency)部(無線部)(1)201と、RF部(1)201を制御するチャネル制御部(1)202と、Bluetooth等の省電力無線による通信を行うためのRF(Radio Frequency)部(無線部)(2)203と、RF部(2)203を制御するチャネル制御部(2)204と、デジタル音声データとアナログ音声データの変換を行う音声CODEC(符号器/復号器)205と、アナログ音声データの出力を行うスピーカ206と、アナログ音声データの入力を行うマイク207と、公衆網からの音声データの経路をチャネル制御部(2)204と音声CODEC205とのうちから選択するSW208と、充電可能なバッテリー(電池)209と、外部から充電するための充電端子210と、システム全体の電源を管理する電源部211と、バッテリー209の残量を監視する電池残量検出部212と、表示部213と、キーI/F214と、チャネル制御部(1)202とチャネル制御部(2)204と電池残量検出部212と表示部213とキーI/F214を制御し、演算を行う演算/制御部215と、を備えている。
【0014】
ワイヤレスハンドセット102の無線通信処理部は、Bluetooth等の省電力無線による通信を行うためのRF(Radio Frequency)部(無線部)216と、RF部216を制御するチャネル制御部217と、デジタル音声データとアナログ音声データの変換を行う音声CODEC218と、アナログ音声データの出力を行うスピーカ219と、アナログ音声データの入力を行うマイク220と、充電可能なバッテリー221と、外部から充電するための充電端子222と、システム全体の電源を管理する電源部223と、バッテリー221の残量を監視する電池残量検出部224と、表示部225と、キーI/F226と、チャネル制御217と電池残量検出部224と表示部225とキーI/F226とを制御、演算する演算/制御部227と、を備えている。
【0015】
図2に示す基地局103は、公衆網の基地局で、親機101のRF部(1)201と無線通信によりデータの送受信を行う。
【0016】
次に、通常の音声通話時のデータの流れについて説明する。
まず、親機101のみで音声通話を行う場合には、基地局103とRF部(1)201との間で無線通信リンクが確立した後、下り(受信)音声データは公衆網から基地局103、RF部(1)201、チャネル制御部(1)202、SW208、音声CODEC205の順で経由してスピーカ206から音声として出力される。同様に上り(送信)音声については、マイク207に入力された音声を音声CODEC205から下り音声のときと逆の経路をたどり、基地局103から公衆網に送信される。
【0017】
前記親機101のみでの音声通話処理においてSW208は、音声データの経路をチャネル制御部(1)202と音声CODEC205の間でデータ通信がなされるように設定している。また、RF部(2)203とチャネル制御部(2)204は、使用しないので省電力モードにて動作していることが望ましい。
【0018】
次に、ワイヤレスハンドセット102を使用して音声通話を行う場合には、基地局103と親機101のRF部(1)201との間で無線通信リンクが確立した後、下り音声データは公衆網から基地局103、親機101のRF部(1)201、チャネル制御部(1)202、SW208、チャネル制御部(2)204、RF部(2)203、ワイヤレスハンドセット102のRF216、チャネル制御部217、音声CODEC218を経由してワイヤレスハンドセット102のスピーカ219から音声として出力される。同様に上り音声についてはワイヤレスハンドセット102のマイク220に入力された音声を音声CODEC218から下り音声のときと逆の経路をたどり、基地局103から公衆網に送信される。
【0019】
前記ワイヤレスハンドセット102を使用する音声通話処理においてSW208は、音声データの経路をチャネル制御部(1)202とチャネル制御部(2)204の間でデータ通信がなされるように設定している。また、音声CODEC205は使用しないので省電力モードにて動作していることが望ましい。
【0020】
親機101とのRF部(2)203とワイヤレスハンドセット102のRF部216は、相互に無線通信が可能な無線性能を有するBluetooth等の省電力無線通信装置であり、双方の機器が無線通信範囲外の状態になったときには無線リンクを切断し、自動的に無線リンクを再接続する機能を持つ。このとき、どちらか片方の機器(RF部)が捜索を行い、もう片方の機器(RF部)は被捜索状態となり、捜索側機器(捜索側RF部)から出力される捜索信号が被捜索機器(被捜索側RF部)に受信された時点で再接続の手順を開始する。
【0021】
図3は、親機101とワイヤレスハンドセット102の無線通信の手順を示すフローチャートである。
【0022】
まず、親機101の電源を立ち上げると無線通信処理部を起動する(S301)。同様にワイヤレスハンドセット102の電源を立ち上げると無線通信処理部を起動する(S311)。前記双方の無線通信処理部が起動されると、親機101とワイヤレスハンドセット102の無線リンクを確立する(S302)。
【0023】
次に、前記双方の機器101、102で電池残量の確認を行う(S303、S313)。電池残量の検出は、それぞれ電池残量検出部212、224(図2)にて行う。
【0024】
ワイヤレスハンドセット102は、それ自身の電池残量検出部224にて確認された電池残量情報PIを親機101に送信する(S314)。
【0025】
一方、親機101は、ワイヤレスハンドセット102から送信された前記電池残量情報PIを受信し(S304)、通信圏外時の動作モードAMを決定し(S305)、該決定した動作モードAMをワイヤレスハンドセット102に動作モード情報として送信する(S306)。尚、動作モードAMの決定方法の詳細は、後述する。
【0026】
ワイヤレスハンドセット102は、親機101から送信された前記動作モード情報AMを受信する(S316)。
【0027】
次に、双方の機器101、102で決定した動作モードAMを記録する(S307、S317)。
【0028】
上記手順S307、317を行った後、無線圏外等で無線リンク切断が発生すると(S308)、双方の機器101、102の演算/制御部215、227が指定された動作モードAMでRF部(2)203、RF部216を制御する(S309、S319)。その後、再度無線リンクが接続された(S310)後、それぞれ前記電池残量確認(S303、S313)の手順に戻る。
【0029】
尚、前記電池残量確認(S303、S313)から前記通信圏外時動作モード記録(S307、S317)までを所定時間間隔、例えば30分毎等の周期的に行ってもよい。
【0030】
前記通信圏外時の動作モードAMの設定方法について説明する。
例えば、親機101は通話時に400(mA)、待ち受け時に10(mA)の電流を消費し、内蔵されているバッテリー209は1000(mAh)の容量を持つものとする。また、ワイヤレスハンドセット102は通話時に100(mA)、待ち受け時に2(mA)の電流を消費し、内蔵されているバッテリー221は200(mAh)の容量を持つものとする。また、通信圏外時には待ち受け時の電流に捜索時は30(mA)、被捜索時には15(mA)の電流をそれぞれ加えた電流を消費するものとする。
【0031】
上記条件の下で、捜索側が親機101となる場合には、待ち受け時の消費電流10(mA)と捜索時の消費電流30(mA)を合せた40(mA)が必要となり、捜索側がワイヤレスハンドセット102となる場合には、待ち受け時の消費電流2(mA)と捜索時の消費電流30(mA)を合せた32(mA)が必要となる。また,被捜索側が親機101の場合には,待ち受け時の消費電流10(mA)と捜索時の消費電流15(mA)を合せた25(mA)が必要となり、被捜索側がワイヤレスハンドセット102となる場合には、待ち受け時の消費電流2(mA)と捜索時の消費電流15(mA)を合せた17(mA)が必要となる。
【0032】
電池残量確認時(S303、S313)の親機101とワイヤレスハンドセット102のそれぞれの電池残量をX、Yとすると下記条件に従い、動作モードAMを決定する。
【0033】
まず、X≧430(mAh)の大小関係の場合には、電池容量が親機101の方がワイヤレスハンドセット102に比べて十分大きく、親機101の電池残量Xが通話時の消費電流量(400mA)及び捜索時の消費電流量(30mA)を確保できる量なので、親機101を捜索モード、ワイヤレスハンドセット102を被捜索モードとする。尚、本実施の形態では、捜索時の消費電流のみを基準とした場合、実際の通話時に電池残量と通話時消費電流量がアンバランスになる可能性があるので、確実に該バランスを良くするために捜索時の消費電流量に通話時消費電流を加えて判断している(以下、同様)。
【0034】
一方、X<430(mAh)かつY≧130(mAh)の大小関係の場合は、親機101の電池残量Xが通話及び捜索時の消費電流を確保できない量であり、ワイヤレスハンドセット102の電池残量Yが通話時の消費電流量(100mA)及び捜索時の消費電流電流量(30mA)を確保できる量であるので、前記親機101を被捜索モード、前記ワイヤレスハンドセット102を捜索モードとする。
【0035】
また、X<430(mAh)かつY<130(mAh)の大小関係の場合、Xと100(ワイヤレスハンドセット102の通話時の消費電流)を掛けたものからYと400(親機101の通話時の消費電流)を掛けたものを引いた値が0以上のとき(100X≧400Y)、親機101を捜索モードとし、0未満のとき(100X<400Y)には前記ワイヤレスハンドセット102を捜索モードとする。このときには双方の機器が通話および捜索を実行するのに十分な電池残量を残していないが,通話時の消費電流量を基準にして先に電池残量が少なくなるほうを負荷の軽い被捜索モードとするためである。
なお,上記条件における閾値は通話時及び捜索時の消費電流量を考慮し,通話約1時間+捜索約1時間に必要な電池残量として設定している。
【0036】
本実施形態によれば、電池残量X,Yと捜索時の消費電力を元に動作モードAMを最適化することにより、他方の電池が十分に残っているにもかかわらず片方の機器のみが電池切れになることを防ぎ、2つの機器によって構成された装置の総合的な使用時間をより長くすることができる。
【0037】
また、ユーザにより電池寿命を優先する機器を指定する場合には前記電池残量確認(S303、S313)から前記通信圏外時動作モード通知(S306)及び、前記通信圏外時動作モード受信(S316)までを実行せずに指定されたモードを前記通信圏外時動作モード記録(S307、S317)にて記録する。このようにして特定の機器をユーザが指定し、使用時間を延ばすことも可能である。
【0038】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんである。
上記実施形態では、電流を用いて動作モードAMの設定を判断したが、電力量で判断しても良いことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の要旨によれば、電池により駆動し、自動再接続を行う無線通信装置の電池を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る親機101とワイヤレスハンドセット102の外観図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る親機101、ワイヤレスハンドセット102、及び基地局103のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る親機101とワイヤレスハンドセット102の無線通信リンクにおけるフローチャートである。
【符号の説明】
101 親機
203 RF部(2)
209 バッテリー(電池)
212 電池残量検出部
215 演算/制御部
102 ワイヤレスハンドセット
216 RF部
221 バッテリー(電池)
224 電池残量検出部
227 演算/制御部
X 親機のバッテリーの電池残量
Y ワイヤレスハンドセットのバッテリーの電池残量
AM 動作モード
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は電池で駆動する無線通信装置及びその自動再接続機能の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話やPHS等の無線端末機器やポータブルPC(Personal Computer)やPDA(Personal Data assistant)等の情報端末機器等の間では、Bluetooth等の省電力無線通信を用いてデータの交換や音声通話を行うことが可能となっている。もし、前記端末機器が無線通信の不可能な距離に互いの機器が離された場合や双方の機器の間に障害となるものが存在する場合等(以下、「通信圏外時」という)には無線リンクが切断し、通信が途切れるが、双方の機器が自動再接続の機能を持っていれば、使用者の特別な操作なしに自動的にお互いを発見した時点で再接続を行い、相互通信を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、双方の機器が電池駆動の場合には片側の電池残量がなくなった時点で相互通信が不可能となるので、自動再接続のモードを持つ機器間で捜索側と被捜索側のようにそれぞれの役割が決まっている場合に、消費電力の多いモードを担当する機器側の電池残量がもう一方の機器の電池残量に比べて少ない時には前者の電池が完全に消耗した時点で後者の電池容量が残っているにもかかわらず相互通信することが出来なくなるという問題がある。特に、携帯機器の使用可能時間は、該機器の性能の中でも重要な位置を占めており、たとえわずかでも使用時間を延ばすことはユーザの利便性を高めることになる。
【0004】
本発明は、前記の問題点を解消するためになされたものであって、電池駆動の通信機器において、電力消費を最適な状態とし、機器間の総合的な使用時間を伸ばすことが出来る無線通信装置及びその自動再接続機能の制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
本発明の第1の要旨は、通信相手側との通信状態が切断された場合(無線通信圏外の場合)に、自動的に通信相手側と再接続を行う自動再接続機能を実行する無線部を有し、且つ、電池により駆動する無線通信装置に関して、自動再接続機能は通信相手側を捜索する捜索モードと、通信相手側から捜索される被捜索モードとを有し、電池の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)を検出する電池残量検出部と、その電池残量と捜索モードの実行時に必要な消費電量(例えば、電流、電力等の何れかにて検出される量)とを用いて無線部が自動再接続機能実行時に捜索モードと被捜索モードの何れを実行するか決定することを特徴とする。
【0006】
本発明の第1の要旨の構成によれば、捜索モードの実行時に必要な消費電量に対して電池の電池残量が十分あれば、捜索モードを実行できるが、十分な量がなければ被捜索モードを実行し、通信相手側に捜索モードの実行を任せることができる。従って、消費電量に差がある捜索モードと被捜索モードの実行を、電池の電池残量に基づいて選択できるので、電池寿命を長く制御できる。
【0007】
本発明の第2の要旨は、更に、相手側の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)と、相手側の捜索モードの実行時に必要な消費電量(例えば、電流、電力等の何れかにて検出される量)とを用いることで、無線部が自動再接続機能実行時に捜索モードと被捜索モードの何れを実行するか決定することを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の要旨の構成によれば、捜索モードの実行時に必要な消費電量が機器により異なり、且つ、双方の機器の電池の電池残量も異なることから、自動再接続機能実行時の相手側の電池残量、消費電量を考慮することで、捜索モードを長く実行できる機器を判別できるのでより最適な捜索モードと被捜索モードの選択が可能となり、電池寿命を長く制御できる。
【0009】
本発明の第3の要旨は、少なくとも第1、第2の通信機器を有する無線通信装置に関して、第1の通信機器は、第1の電池により駆動され、第1の無線部と、該第1の電池の第1の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)を検出する第1の電池残量検出部とを有し、第2の通信機器は、第2の電池により駆動され、第2の無線部と、該第2の電池の第2の電池残量(例えば、電圧、電流、電力等の何れかにて検出される量)を検出する第2の電池残量検出部とを有し、前記第1の無線部と第2の無線部とは相互通信可能であり、通信状態が切断した場合には一方の無線部を捜索側とし他方の無線部を被捜索側として、捜索側の無線部が出力する捜索信号を被捜索側の無線部が受信することで、自動的に再接続を行う自動再接続機能を有し、第1、第2の電池残量と捜索側となった場合の第1、第2の通信機器或は無線部の消費電量(例えば、電流、電力等の何れかにて検出される量)とを用いて捜索側と被捜索側の無線部を決定することを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の要旨によれば、捜索モードの実行時に必要な消費電量も異なり、且つ、電池の電池残量も機器により異なるので、第1、第2の通信機器の電池残量と、捜索側となった場合の前記第1、第2の通信機器或は無線部の消費電量とを用いることで、捜索側となって捜索信号をできるだけ長く出力できる機器を判別でき、自動再接続を実行する第1、第2の通信機器の電池寿命を長く制御でき、結果的に双方の機器の通信時間を長くできる。
尚、上記第1、第2の要旨における捜索モードと被捜索モードの決定時や第3の要旨における捜索側、被捜索側の決定時に、各通信装置、通信機器、或は無線部の通信時の消費電量を考慮することで、より適切な選択が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0012】
図1及び図2は本発明を実施する機器の外観図及びシステム図である。
本発明の実施の形態に係るBluetooth等の省電力無線通信を行う機器について、図1に示すようにポータブルPCやPDA等の情報端末機器等の親機101と、携帯電話やPHS等の無線通信端末機器等のワイヤレスハンドセット102を用い説明する。
【0013】
親機101の無線通信処理部は、図2に示すように、公衆網の基地局103との通信を行い公衆無線網に接続するRF(Radio Frequency)部(無線部)(1)201と、RF部(1)201を制御するチャネル制御部(1)202と、Bluetooth等の省電力無線による通信を行うためのRF(Radio Frequency)部(無線部)(2)203と、RF部(2)203を制御するチャネル制御部(2)204と、デジタル音声データとアナログ音声データの変換を行う音声CODEC(符号器/復号器)205と、アナログ音声データの出力を行うスピーカ206と、アナログ音声データの入力を行うマイク207と、公衆網からの音声データの経路をチャネル制御部(2)204と音声CODEC205とのうちから選択するSW208と、充電可能なバッテリー(電池)209と、外部から充電するための充電端子210と、システム全体の電源を管理する電源部211と、バッテリー209の残量を監視する電池残量検出部212と、表示部213と、キーI/F214と、チャネル制御部(1)202とチャネル制御部(2)204と電池残量検出部212と表示部213とキーI/F214を制御し、演算を行う演算/制御部215と、を備えている。
【0014】
ワイヤレスハンドセット102の無線通信処理部は、Bluetooth等の省電力無線による通信を行うためのRF(Radio Frequency)部(無線部)216と、RF部216を制御するチャネル制御部217と、デジタル音声データとアナログ音声データの変換を行う音声CODEC218と、アナログ音声データの出力を行うスピーカ219と、アナログ音声データの入力を行うマイク220と、充電可能なバッテリー221と、外部から充電するための充電端子222と、システム全体の電源を管理する電源部223と、バッテリー221の残量を監視する電池残量検出部224と、表示部225と、キーI/F226と、チャネル制御217と電池残量検出部224と表示部225とキーI/F226とを制御、演算する演算/制御部227と、を備えている。
【0015】
図2に示す基地局103は、公衆網の基地局で、親機101のRF部(1)201と無線通信によりデータの送受信を行う。
【0016】
次に、通常の音声通話時のデータの流れについて説明する。
まず、親機101のみで音声通話を行う場合には、基地局103とRF部(1)201との間で無線通信リンクが確立した後、下り(受信)音声データは公衆網から基地局103、RF部(1)201、チャネル制御部(1)202、SW208、音声CODEC205の順で経由してスピーカ206から音声として出力される。同様に上り(送信)音声については、マイク207に入力された音声を音声CODEC205から下り音声のときと逆の経路をたどり、基地局103から公衆網に送信される。
【0017】
前記親機101のみでの音声通話処理においてSW208は、音声データの経路をチャネル制御部(1)202と音声CODEC205の間でデータ通信がなされるように設定している。また、RF部(2)203とチャネル制御部(2)204は、使用しないので省電力モードにて動作していることが望ましい。
【0018】
次に、ワイヤレスハンドセット102を使用して音声通話を行う場合には、基地局103と親機101のRF部(1)201との間で無線通信リンクが確立した後、下り音声データは公衆網から基地局103、親機101のRF部(1)201、チャネル制御部(1)202、SW208、チャネル制御部(2)204、RF部(2)203、ワイヤレスハンドセット102のRF216、チャネル制御部217、音声CODEC218を経由してワイヤレスハンドセット102のスピーカ219から音声として出力される。同様に上り音声についてはワイヤレスハンドセット102のマイク220に入力された音声を音声CODEC218から下り音声のときと逆の経路をたどり、基地局103から公衆網に送信される。
【0019】
前記ワイヤレスハンドセット102を使用する音声通話処理においてSW208は、音声データの経路をチャネル制御部(1)202とチャネル制御部(2)204の間でデータ通信がなされるように設定している。また、音声CODEC205は使用しないので省電力モードにて動作していることが望ましい。
【0020】
親機101とのRF部(2)203とワイヤレスハンドセット102のRF部216は、相互に無線通信が可能な無線性能を有するBluetooth等の省電力無線通信装置であり、双方の機器が無線通信範囲外の状態になったときには無線リンクを切断し、自動的に無線リンクを再接続する機能を持つ。このとき、どちらか片方の機器(RF部)が捜索を行い、もう片方の機器(RF部)は被捜索状態となり、捜索側機器(捜索側RF部)から出力される捜索信号が被捜索機器(被捜索側RF部)に受信された時点で再接続の手順を開始する。
【0021】
図3は、親機101とワイヤレスハンドセット102の無線通信の手順を示すフローチャートである。
【0022】
まず、親機101の電源を立ち上げると無線通信処理部を起動する(S301)。同様にワイヤレスハンドセット102の電源を立ち上げると無線通信処理部を起動する(S311)。前記双方の無線通信処理部が起動されると、親機101とワイヤレスハンドセット102の無線リンクを確立する(S302)。
【0023】
次に、前記双方の機器101、102で電池残量の確認を行う(S303、S313)。電池残量の検出は、それぞれ電池残量検出部212、224(図2)にて行う。
【0024】
ワイヤレスハンドセット102は、それ自身の電池残量検出部224にて確認された電池残量情報PIを親機101に送信する(S314)。
【0025】
一方、親機101は、ワイヤレスハンドセット102から送信された前記電池残量情報PIを受信し(S304)、通信圏外時の動作モードAMを決定し(S305)、該決定した動作モードAMをワイヤレスハンドセット102に動作モード情報として送信する(S306)。尚、動作モードAMの決定方法の詳細は、後述する。
【0026】
ワイヤレスハンドセット102は、親機101から送信された前記動作モード情報AMを受信する(S316)。
【0027】
次に、双方の機器101、102で決定した動作モードAMを記録する(S307、S317)。
【0028】
上記手順S307、317を行った後、無線圏外等で無線リンク切断が発生すると(S308)、双方の機器101、102の演算/制御部215、227が指定された動作モードAMでRF部(2)203、RF部216を制御する(S309、S319)。その後、再度無線リンクが接続された(S310)後、それぞれ前記電池残量確認(S303、S313)の手順に戻る。
【0029】
尚、前記電池残量確認(S303、S313)から前記通信圏外時動作モード記録(S307、S317)までを所定時間間隔、例えば30分毎等の周期的に行ってもよい。
【0030】
前記通信圏外時の動作モードAMの設定方法について説明する。
例えば、親機101は通話時に400(mA)、待ち受け時に10(mA)の電流を消費し、内蔵されているバッテリー209は1000(mAh)の容量を持つものとする。また、ワイヤレスハンドセット102は通話時に100(mA)、待ち受け時に2(mA)の電流を消費し、内蔵されているバッテリー221は200(mAh)の容量を持つものとする。また、通信圏外時には待ち受け時の電流に捜索時は30(mA)、被捜索時には15(mA)の電流をそれぞれ加えた電流を消費するものとする。
【0031】
上記条件の下で、捜索側が親機101となる場合には、待ち受け時の消費電流10(mA)と捜索時の消費電流30(mA)を合せた40(mA)が必要となり、捜索側がワイヤレスハンドセット102となる場合には、待ち受け時の消費電流2(mA)と捜索時の消費電流30(mA)を合せた32(mA)が必要となる。また,被捜索側が親機101の場合には,待ち受け時の消費電流10(mA)と捜索時の消費電流15(mA)を合せた25(mA)が必要となり、被捜索側がワイヤレスハンドセット102となる場合には、待ち受け時の消費電流2(mA)と捜索時の消費電流15(mA)を合せた17(mA)が必要となる。
【0032】
電池残量確認時(S303、S313)の親機101とワイヤレスハンドセット102のそれぞれの電池残量をX、Yとすると下記条件に従い、動作モードAMを決定する。
【0033】
まず、X≧430(mAh)の大小関係の場合には、電池容量が親機101の方がワイヤレスハンドセット102に比べて十分大きく、親機101の電池残量Xが通話時の消費電流量(400mA)及び捜索時の消費電流量(30mA)を確保できる量なので、親機101を捜索モード、ワイヤレスハンドセット102を被捜索モードとする。尚、本実施の形態では、捜索時の消費電流のみを基準とした場合、実際の通話時に電池残量と通話時消費電流量がアンバランスになる可能性があるので、確実に該バランスを良くするために捜索時の消費電流量に通話時消費電流を加えて判断している(以下、同様)。
【0034】
一方、X<430(mAh)かつY≧130(mAh)の大小関係の場合は、親機101の電池残量Xが通話及び捜索時の消費電流を確保できない量であり、ワイヤレスハンドセット102の電池残量Yが通話時の消費電流量(100mA)及び捜索時の消費電流電流量(30mA)を確保できる量であるので、前記親機101を被捜索モード、前記ワイヤレスハンドセット102を捜索モードとする。
【0035】
また、X<430(mAh)かつY<130(mAh)の大小関係の場合、Xと100(ワイヤレスハンドセット102の通話時の消費電流)を掛けたものからYと400(親機101の通話時の消費電流)を掛けたものを引いた値が0以上のとき(100X≧400Y)、親機101を捜索モードとし、0未満のとき(100X<400Y)には前記ワイヤレスハンドセット102を捜索モードとする。このときには双方の機器が通話および捜索を実行するのに十分な電池残量を残していないが,通話時の消費電流量を基準にして先に電池残量が少なくなるほうを負荷の軽い被捜索モードとするためである。
なお,上記条件における閾値は通話時及び捜索時の消費電流量を考慮し,通話約1時間+捜索約1時間に必要な電池残量として設定している。
【0036】
本実施形態によれば、電池残量X,Yと捜索時の消費電力を元に動作モードAMを最適化することにより、他方の電池が十分に残っているにもかかわらず片方の機器のみが電池切れになることを防ぎ、2つの機器によって構成された装置の総合的な使用時間をより長くすることができる。
【0037】
また、ユーザにより電池寿命を優先する機器を指定する場合には前記電池残量確認(S303、S313)から前記通信圏外時動作モード通知(S306)及び、前記通信圏外時動作モード受信(S316)までを実行せずに指定されたモードを前記通信圏外時動作モード記録(S307、S317)にて記録する。このようにして特定の機器をユーザが指定し、使用時間を延ばすことも可能である。
【0038】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんである。
上記実施形態では、電流を用いて動作モードAMの設定を判断したが、電力量で判断しても良いことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の要旨によれば、電池により駆動し、自動再接続を行う無線通信装置の電池を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る親機101とワイヤレスハンドセット102の外観図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る親機101、ワイヤレスハンドセット102、及び基地局103のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る親機101とワイヤレスハンドセット102の無線通信リンクにおけるフローチャートである。
【符号の説明】
101 親機
203 RF部(2)
209 バッテリー(電池)
212 電池残量検出部
215 演算/制御部
102 ワイヤレスハンドセット
216 RF部
221 バッテリー(電池)
224 電池残量検出部
227 演算/制御部
X 親機のバッテリーの電池残量
Y ワイヤレスハンドセットのバッテリーの電池残量
AM 動作モード
Claims (5)
- 通信相手側との通信状態が切断された場合に、自動的に該通信相手側と再接続を行う自動再接続機能を実行する無線部を有し、且つ、電池により駆動する無線通信装置において、
前記自動再接続機能は、前記通信相手側を捜索する捜索モードと、前記通信相手側から捜索される被捜索モードと、を有し、
前記電池の電池残量を検出する電池残量検出部と、
前記電池残量と、前記捜索モードの実行時に必要な消費電量とを用いて、前記無線部が前記自動再接続機能実行時に前記捜索モードと前記被捜索モードの何れを実行するか決定する制御部と、を有することを特徴とする無線通信装置。 - 前記制御部は、更に、前記相手側の電池残量と、前記相手側の捜索モードの実行時に必要な消費電量と、を用いて、前記無線部が前記自動再接続機能実行時に前記捜索モードと前記被捜索モードの何れを実行するか決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
- 少なくとも第1、第2の通信機器を有する無線通信装置であり、
前記第1の通信機器は、第1の電池により駆動され、第1の無線部と、該第1の電池の第1の電池残量を検出する第1の電池残量検出部とを有し、
前記第2の通信機器は、第2の電池により駆動され、第2の無線部と、該第2の電池の第2の電池残量を検出する第2の電池残量検出部とを有し、
前記第1の無線部と第2の無線部とは、相互通信可能であり、通信状態が切断した場合には一方の無線部を捜索側とし他方の無線部を被捜索側として、捜索側の無線部が出力する捜索信号を被捜索側の無線部が受信することで自動的に再接続を行う自動再接続機能を有し、
前記第1、第2の電池残量と、捜索側となった場合の前記第1、第2の通信機器或は無線部の消費電量とを用いて、前記捜索側と被捜索側の無線部を決定する制御部を有することを特徴とする無線通信装置。 - 通信相手側との通信状態が切断された場合に、自動的に該通信相手側と再接続を行う自動再接続機能を実行する無線部を有し、且つ、電池により駆動する無線通信装置の自動再接続機能の制御方法において、
前記自動再接続機能は、前記通信相手側を捜索する捜索モードと、前記通信相手側から捜索される被捜索モードと、を有し、
前記電池の電池残量を検出する電池残量検出ステップと、
前記電池残量と、前記捜索モードの実行時に必要な消費電量とを用いて、前記無線部が前記自動再接続機能実行時に前記捜索モードと前記被捜索モードの何れを実行するか決定するモード決定ステップと、を有することを特徴とする無線通信装置の自動再接続機能の制御方法。 - 少なくとも第1、第2の通信機器を有し、
前記第1の通信機器は、第1の電池により駆動され、第1の無線部と、該第1の電池の第1の電池残量を検出する第1の電池残量検出部とを有し、
前記第2の通信機器は、第2の電池により駆動され、第2の無線部と、該第2の電池の第2の電池残量を検出する第2の電池残量検出部とを有し、
前記第1の無線部と第2の無線部とは、相互通信可能であり、通信状態が切断した場合には一方の無線部を捜索側とし他方の無線部を被捜索側として、捜索側の無線部が出力する捜索信号を被捜索側の無線部が受信することで、自動的に再接続を行う無線通信装置の自動再接続機能の制御方法であって、
前記第1、第2の電池残量と、捜索側となった場合の前記第1、第2の通信機器或は無線部の消費電量とを用いて、前記捜索側と被捜索側の無線部を決定する再接続無線部決定ステップを有することを特徴とする無線通信装置の自動再接続機能の制御方法。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-08-30 JP JP2002255286A patent/JP2004096453A/ja active Pending
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