JP2004096434A - シングルビット乗算回路 - Google Patents

シングルビット乗算回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2004096434A
JP2004096434A JP2002254936A JP2002254936A JP2004096434A JP 2004096434 A JP2004096434 A JP 2004096434A JP 2002254936 A JP2002254936 A JP 2002254936A JP 2002254936 A JP2002254936 A JP 2002254936A JP 2004096434 A JP2004096434 A JP 2004096434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multiplication
circuit
bit
output
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002254936A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Katagiri
片桐 崇
Yuichiro Orino
折野 裕一郎
Keiichiro Tojo
東條 啓一郎
Minoru Kurosawa
黒澤 実
Toshiro Higuchi
樋口 俊郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PRIME MOTION KK
Original Assignee
PRIME MOTION KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PRIME MOTION KK filed Critical PRIME MOTION KK
Priority to JP2002254936A priority Critical patent/JP2004096434A/ja
Publication of JP2004096434A publication Critical patent/JP2004096434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

【課題】省入出力信号タイプの乗算回路を、低コスト、高精度、かつ、柔軟性高く構築可能とすること。
【解決手段】複数の入力信号をシングルビット信号とし、クロック毎にシングルビット信号として乗算結果を出力することにより、SYNC信号および、シリアルパラレル変換回路、パラレルシリアル回路を不要とし、低コスト化を実現できる。また、SYNC信号が不要になったため、信号数が減少し、かつ、前段回路、後段回路との関係が疎になり、回路設計の自由度が高くなる。必要に応じて、高精度化、多相入力化が可能であり、柔軟性のある乗算回路を実現できる。
【選択図】   図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シングルビット信号処理回路に係り、複数のシングルビット信号入力同士を乗算して出力する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を使用した省入出力信号タイプの乗算回路のブロック図を図14に示す。シリアル信号であるマルチビットディジタル信号(以下MBDと略す)のp(n)、q(n)に対して、それらの乗算結果であるMBDのシリアル信号u(n)を得るブロック図である。例えば、p(n)、q(n)は16ビットのMBD信号、u(n)は、32ビットのMBD信号である場合を例にとる。SYNC信号は、クロックのCLOCK信号32回周期毎に1回アクティブになるような信号である。32クロック周期に一回、各シリアルパラレル変換回路は、シリアル信号入力p(n)、q(n)をそれぞれMBDの16ビットパラレル信号r(m)、s(m)に変換する。マルチビット乗算回路は、r(m)とs(m)の乗算結果を演算し、32bitのMBDとしてt(m)を出力する。その後段のパラレルシリアル変換回路は、32bitのMBDパラレル信号を32ビットのMBDシリアル信号に、SYNC周期毎、すなわち、32クロック毎、変換する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の装置では、シリアルパラレル変換回路およびパラレルシリアル変換回路がSYNC信号アクティブタイミング毎動作するので、CLOCK信号一周期毎、演算結果が得られず、回路動作が遅いという問題がある。また、SYNC信号を本乗算回路、および、前段回路、および、後段回路で共有しあうので、例えば、16ビット入力同士の乗算回路として設計してしまうと、SYNC周期が長い低速高ビットの高分解能乗算回路や、逆に、SYNC周期が短く高速低ビット低分解能乗算回路に設計変更する場合、前後段含めた大きな設計変更になってしまうと言う問題がある。またこの回路を並列して、複数の乗算を実行する場合、SYNC信号を節約して1本で実装して、前段、後段、隣接乗算、対象乗算すべての回路の同期に配慮するか、それとも、SYNC信号を増やして自由なタイミングかのトレードオフになってしまい、設計自由度ある省信号乗算システムを構築できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明では、入力信号をシングルビット信号とし、クロック毎にシングルビット信号として乗算結果を出力することにより、SYNC信号および、シリアルパラレル変換回路、パラレルシリアル回路を不要とし、低コスト化を実現している。また、SYNC信号が不要になったため、信号数が減少し、かつ、前段回路、後段回路との関係が疎になり、回路設計の自由度が高くなる。
【0005】
請求項2の発明では、回路規模を少し大きくして、高精度な乗算機能を提供する。
【0006】
請求項3の発明では、設計自由度を増やし、かつ、さらに高精度な乗算機能を提供する。
【0007】
請求項4の発明では、回路の各ブロックの独立性を高め、ブロック間の配線本数を減らし、コンパクトな回路で実現可能にしている。また、独立性が高まったことにより3相入力以上の乗算回路や2乗、3乗回路にも容易に展開設計できるようにしている。
【0008】
このような発明によれば、省入出力信号タイプの乗算回路を、低コスト、かつ、柔軟性高く構築できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明のシングルビット演算回路の実施例を示す図である。入力a(n)およびb(n)は、クロック毎入力される2相のシングルビットディジタル信号(以降、SBDと略す)であり、ΔΣ変調された、各1本のディジタル信号である。nは、クロックのタイミングnでの信号を示している。a(n)、b(n)は、符号付素乗算手段に入力され、SBDのy(n)として、クロック毎出力される。次に符号付素乗算手段の動作原理を図1(b)に示す。各信号a(n)、b(n)、y(n)は、ディジタル信号なので、2値の信号である。図1(b)のように、この2値として0、1を取り得るものとする。図1(b)の「信号」欄を比較すると、y(n)は、a(n)とb(n)が一致していれば1を、不一致ならば0を出力するようになっている。ここで、図1(b)の「意味」欄に基づいて、物理的な意味を考察する。論理0に対して、物理的な意味として、−1を、論理1に対して+1を与えるものとする。a(n)=−1とb(n)=−1が入力された場合、出力y(n)として、(−1)X(−1)=+1を意味する1を出力する。他のa(n)、b(n)の組み合わせに対しても、図1(b)のy(n)「意味」欄にあるようにy(n)は、a(n)とb(n)の乗算結果となっている。図1(b)の論理は、排他的論理和回路とその後段の反転回路の合成回路として実装できる。図1(b)の「信号」欄のa(n)とb(n)が一致していれば1を、不一致ならば0を出力するようになっているが、これが、一致で0、不一致で1でも構わない。その差は符号付素乗算手段21の前段回路または後段回路で補正すれば良い。本実施例では、符号付素乗算手段21を使用したが、後述する図12の符号無素乗算手段を使用してもよい。
【0010】
図1の実施例では、回路が小型化できて、非常に低コストに実装できるが、乗算出力の精度が低い。図2は、図1より少し回路を複雑にして、精度を上げた例である。遅延手段31a、31b、31c、31dは、出力が入力に対して1クロック周期分遅れる回路である。例えば、D形フリップフロップなどである。a(n)に対して、1クロック周期遅れた信号をa(n−1)、さらに1クロック周期遅れた信号をa(n−2)とする。b(n)に対して、b(n−1)、b(n−2)も同様な関係にある。これら、6つの信号が、素乗算手段アレイ32に入力される。素乗算手段アレイ32には、図3(a)の符号付素乗算手段21が9回路入っており、各出力が図2のXn,n(n)信号からXn−2、n−2(n)信号の9つの信号に対応している。Xn,n(n)等の信号名は、図3(b)のように符号付素乗算手段の2つの入力信号名に関係して、名付けられており、その入力に応じて、0または1を出力する。これら9つの出力は、集計手段33へ入力される。集計手段33では、時刻タイミングnで、Xn,n(n)等の9つの入力に1がいくつあったか集計する。集計手段33は、例えば、ハーフアダ−、フルアダ−を使用して、実現される。9つの入力があるので、集計結果は、すべて0が入力された場合の最小値0から、すべて1が入力された場合の最大値9の値を取り得る。集計結果は10値なので、MBDである。この集計結果は、Sum(n)信号として、比較手段34に入力される。比較手段34では、図4のように、Sum(n)の値の0から9のちょうどまんなかを境に比較して、小さい場合に0、大きい場合に1をy(n)として出力する。本実施例の場合には、9個の符号付素乗算手段を含むので、回路規模は大きくなるが、乗算回路としての精度は向上する。
【0011】
図2の実施例では、遅延段数(Nz)を2段とした。この場合、図5のように、素乗算手段個数が9個となり、集計手段の出力範囲が偶数の10値となって、集計手段出力中心値がちょうど10値のまん中になり、出力0となる入力値、出力1となる入力値がそれぞれ5個とバランスが取れ、精度良く2値の出力ができる。しかしながら、さらにもう一段の遅延手段を挿入して、3段とすると、素乗算手段個数が16個となり、集計手段の出力範囲が奇数の17値となって、集計手段出力中心値が整数値の8になり、集計手段出力8の場合の判定に苦慮する。集計手段出力が8になった回数を数えていて、奇数回目は0、偶数回目は1として、判定結果を意図的にトグルさせ、各50%の確率で出力するような方法が考えられるが、入力信号を正確に反映しないで意図的にノイズを加えていることになる。このような問題は、遅延段数が奇数であれば、必ず発生する。
【0012】
図6の実施例は、遅延段数が奇数でも、精度よく乗算できる方法である。図をわかりやすくするために遅延段数を1段としている。素乗算手段アレイ42内部の素乗算手段個数は、4個となるので、集計手段43の出力値は、0から4の5値となり、判定不明値の2を持つ。本実施例では、集計手段43の直後に比較手段を入れずにΔΣ変調手段40を後段に接続して、SBDのy(n)出力を得るようにしている。ΔΣ変調手段40の内部構成について説明する。集計手段出力であるMBDのSum(n)は、マルチビット加算手段の47aに入力され、マルチビット値の−2と加算される。その結果、入力値の0から5は、−2から+2へオフセットされる。ここでは、0が判定不明値となる。ここでマルチビット加算値−2は、−(Nz+1)(Nz;遅延段数)である。加算手段47a出力は、マルチビット加算手段47bにて、遅延手段41e出力と加算される。加算手段47b出力は、比較手段44に入力され、図7のように入力が+1以上なら1、−1以下なら0、0の場合は1を出力する。ここで、0の場合は1としたが、0を出力してもよい。比較手段44の出力は、SBD信号となる。この信号は、レベルシフト手段48に入力され、図8のように0,1を−1、+1の値に変換される。レベルシフト手段48出力は、マルチビット乗算手段45により(Nz+1)^2倍、本例では、Nz;遅延段数1段なので、4倍されて出力される。この出力は、−4または+4で、MBD信号である。この出力は、反転手段46にて、−4入力は+4出力へ、+4入力は−4へ変換される。加算手段47cでは、反転手段46出力と加算手段47b出力が足し合わされ、その加算された結果が遅延手段41eに入力される。遅延手段41eでは、入力に対してクロック1周期分遅れた信号が出力される。この出力を加算手段47bに入力して、ループを構成している。例えば、加算手段47b出力が+2であった場合、比較手段44出力y(n)は1、加算手段47c入力は−4で、遅延手段41eには、−2(=+2−4)が戻され、次のクロック周期で、加算手段47bにて、−2が足し算される。途中に反転手段46があるので、負のフィードバックループを構成している。
【0013】
本実施例では、比較手段44で判定不明値0をとりあえず1出力としたが、ΔΣ変調手段40内で負のフィードバックループを構成しているため、加算手段47b入力に追随しながら、比較手段44出力y(n)を自動的に調整するよう構成されているので、高精度にSBDのy(n)出力できる。意図的に0と1を交互に出力ようなノイズ源がなくS/N比を劣化させてしまうことが無い。したがって、遅延段数Nzを集計手段43出力Sum(n)の取りうる値数に配慮せずに、自由に設計できるようになる。
【0014】
本実施例では、加算手段47bからループを描いて、加算手段47bに戻るブロック全体をΔΣ変調手段40と呼んでいるが、一般に1次のΔΣ変調と呼ばれる。回路規模増大を許してさらに高精度を望む場合、この部分は2次のΔΣ変調や3次のΔΣ変調に置きかえることが可能である。一般的にΔΣ変調とは、積分器(本例では、加算手段と称している)と出力段となる量子化器(本例では、比較手段と称している)を備え、量子化器の出力が負帰還されている変調方法である。ノイズを高周波領域へシフトさせ、低周波領域のダイナミックレンジを改善できる特徴がある。
【0015】
本実施例では、分かりやすくするために集計手段43、加算手段47a、加算手段47bを分離したが、いずれの機能も加算手段のため合体してもよい。
【0016】
図9は、図2の実施例の回路規模を小型化した実施例である。図2にて、9個の素乗算手段出力をa(n)*b(n)、a(n)*b(n−1)、、、a(n−2)*b(n−2)と表現すれば、Sum(n)は、次式で表現できる。
Sum(n)=a(n)*b(n)+a(n)*b(n−1)+...+a(n−2)*b(n−2)       (式1)
これは、次式に変形できる。
Sum(n)=(a(n)+a(n−1)+a(n−2))*(b(n)+b(n−1)+b(n−2))  (式2)
これをブロック図で表現したのが、本実施例図9である。遅延手段51aから51dは、図2の遅延手段31aから31dと同じ機能である。集計手段53aは、a(n)、a(n−1)、a(n−2)に含まれる1の値を集計したものである。集計手段53bは、b(n)、b(n−1)、b(n−2)に含まれる1の値を集計したものである。各集計手段の出力であるSa(n)、Sb(n)はともに0から3の値を取りうる。テーブル引き手段55は、入力されるSa(n)、Sb(n)の値に応じて、図10に従いSum(n)を出力する。例えば、Sa(n)=2、Sb(n)=1の場合、Sum(n)=4である。比較手段54は、図2の比較手段34と同じ動作である。図10は、(式2)における演算子*の内容を表現している。(式1)または、図2において、例えば、a(n)=1、a(n−1)=0、a(n−2)=0であっても、a(n)=0、a(n−1)=1、a(n−2)=0であっても、a(n)=0、a(n−1)=0、a(n−2)=1であっても、Sum(n)の値は、1あるいは0の個数、すなわちSa(n)に依存するのであって、1、0の位置に依存しない。そのため、図10のような簡単なテーブルになる。図2に比較すると、本実施例は、素乗算手段アレイを無くしたり、集計手段の入力数を減らしたりして、ブロック間の信号数が減少して、回路を小型化することができる。また、テーブル引き手段55直前まで、各相毎の回路になり、独立しているので、多相入力化を容易に実現できる。特に2乗、3乗回路の場合には、テーブル引き手段55直前までの回路が1個で良いので、小型に実現できる。なお、Sum(n)出力を比較手段54に入力しないで、代わりに図6のように、ΔΣ変調手段を使用して、SBDのy(n)出力を得ても良い。
【0017】
図11は、図2の実施例の回路規模を小型化したもうひとつの実施例である。図9におけるテーブル引き手段55が符号無マルチビット乗算手段56に置き換わっている。図1(b)にて、y(n)を符号付のシングルビット乗算手段出力としているが、本実施例では、図12のように符号無しのシングルビット乗算手段出力とする。この場合、(式2)が成り立つのは、もちろんであるが、図10のテーブルに相当する部分が、符号無マルチビット乗算結果そのものになる。(式2)における演算子*が符号無マルチビット乗算になる。Sum(N)として、0から9を取りうるので、比較手段54の機能も図4と同じになる。図2に比較すると、本実施例は、素乗算手段アレイを無くしたり、集計手段の入力数を減らしたりして、回路を小型化することができる。また、符号無マルチビット乗算手段56直前まで、各相毎の回路になり、独立しているので、多相入力化を容易に実現できる。特に2乗、3乗回路の場合には、テーブル引き手段55直前までの回路が1個で良いので、小型に実現できる。なお、Sum(n)出力を比較手段54に入力しないで、代わりに図6のように、ΔΣ変調手段を使用して、SBDのy(n)出力を得ても良い。
【0018】
図13は、図2の実施例の回路規模を小型化したもうひとつの実施例である。遅延手段51a、51b、51c、51dは、図11のそれと同じである。遅延手段51e、51fも同じ機能である。図11の集計手段53a、53bを遅延手段51e、51fとEXOR57a、57bとアップダウンカウンタ58a、58bに置き換えている。a(n)とa(n−3)がEXOR57a入力に接続されている。a(n)とa(n−3)が異なれば、EXOR57a出力は、1になる。この出力は、カウンタ58aのEN入力に接続され、a(n)は、カウンタ58aのUP入力に接続されている。カウンタ58aは、EXOR57a出力が1になれば、すなわち、a(n)とa(n−3)が異なれば、カウントイネーブルになり、a(n)=1ならばアップカウント、a(n)=0ならばダウンカウント動作する。a(n)すなわち、これから、遅延手段ブロック51a、51b、51eに入力される値と、a(n−3)すなわち、遅延手段ブロック51a、51b、51eから出力される値とが異なれば、遅延手段ブロック内のa(n)、a(n−1)、a(n−2)を集計値に変化が発生するため、集計値を示すカウンタ値Sa(n)を変更、すなわち、カウントイネーブルする。そのとき、a(n)=1ならば、a(n)、a(n−1)、a(n−2)の集計値Sa(n)をインクリメント、すなわち、カウンタ58aをアップカウントさせる。a(n)=0ならば、逆の動作になる。EXOR57b、カウンタ58bもb(n)、b(n−3)に対して、同様な動作をする。図2に比較すると、本実施例は、素乗算手段アレイを無くしたり、集計手段の入力数を減らしたりして、回路を小型化することができる。また、符号無マルチビット乗算手段56直前まで、各相毎の回路になり、独立しているので、多相入力化を容易に実現できる。特に2乗、3乗回路の場合には、テーブル引き手段55直前までの回路が1個で良いので、小型に実現できる。なお、Sum(n)出力を比較手段54に入力しないで、代わりに図6のように、ΔΣ変調手段を使用して、SBDのy(n)出力を得ても良い。
【0019】
説明を一般化してまとめるために、一般化集計手段と言う考えを導入する。一般化集計手段のひとつの例は、図9のテーブル引き手段55の前段回路、すなわち、2個連結した遅延手段、例えば51a、51b、次段の集計手段53aをまとめたものである。図9には、一般化集計手段が2個ある。図11の符号無マルチビット乗算手段56の前段回路も同じ構成である。一般化集計手段の他の例は、図13の符号無マルチビット乗算手段56の前段回路、すなわち、3個連結した遅延手段、例えば51a、51b、51e、および次段のEXOR57a、カウンタ58aをまとめたものである。図13には、一般化集計手段が2個ある。このように一般化集計手段が、テーブル引き手段55や符号無マルチビット乗算手段56の直前まで、独立であるので、前述のように多相入力化や2乗、3乗回路を容易に実現できる。
【0020】
今までの実施形態においては、いずれもa(n)、b(n)の2相入力の実施例を示しているが、3相以上の入力にしても良い。また、SBD入力が1相であっても良い。すなわち、図2、図6、図9、図13において、a(n)がSBDで、b(n)がMBDであってもよい。また、一般化集計手段とテーブル引き手段55や符号無マルチビット乗算手段56の間に、他のマルチビット演算手段、例えば、他のマルチビットデータとの加減乗除があっても良い。また、テーブル引き手段55や符号無マルチビット乗算手段56と、比較手段54やΔΣ変調手段40の間に、他のマルチビット演算手段、例えば、他のマルチビットデータとの加減乗除があっても良い。
【0021】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態及び実施例を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。部分的な論理の反転、前後ブロックの交換、ブロック間の定数の調整、ブロック図の等価変換等は、その変形の一部である。
【0022】
【発明の効果】
このような発明によれば、省入出力信号タイプの乗算回路を、低コスト、高精度、かつ、柔軟性高く構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるシングルビット乗算回路を表したブロック図および動作説明図である。
【図2】本発明の他の実施形態におけるシングルビット乗算回路を表したブロック図である。
【図3】図3にかかる素乗算手段アレイの内部動作説明図である。
【図4】図3にかかる比較手段の動作説明図である。
【図5】図3にかかる遅延段数と比較手段の関係を示した図である。
【図6】本発明の他の実施形態におけるシングルビット乗算回路を表したブロック図である。
【図7】図6にかかる比較手段の動作説明図である。
【図8】図6にかかるレベルシフト手段の動作説明図である。
【図9】本発明の他の実施形態におけるシングルビット乗算回路を表したブロック図である。
【図10】図9にかかるテーブル引き手段の動作説明図である。
【図11】本発明の他の実施形態におけるシングルビット乗算回路を表したブロック図である。
【図12】図11にかかる符号無素乗算手段の動作説明図である。
【図13】本発明の他の実施形態におけるシングルビット乗算回路を表したブロック図である。
【図14】従来の省入出力乗算回路の簡単なブロック図である。
【符号の説明】
21 符号付素乗算手段
31a、31b、31c、31d 遅延手段
32 素乗算手段アレイ
33 集計手段
34 比較手段
40 ΔΣ変調手段
41a、41b 遅延手段
42 素乗算手段アレイ
43 集計手段
44 比較手段
45 マルチビット乗算手段
46 反転手段
47a、47b、47c 加算手段
51a、51b、51c、51d、51e、51f 遅延手段
53a、53b 集計手段
54 比較手段
55 テーブル引き手段
56 符号無マルチビット乗算手段
57a,57b EXOR
58a,58b カウンタ
71 符号無素乗算手段

Claims (4)

  1. クロック毎、1相以上のシングルビット信号を入力し、素乗算手段、もしくはマルチビット乗算手段、もしくはテーブル引き手段を含む回路であって、前記クロック毎に一相のシングルビット信号を出力することを特徴とするシングルビット乗算回路。
  2. シングルビット信号を入力する遅延手段があり、その遅延手段出力を入力とする複数の素乗算手段を備える請求項1記載のシングルビット乗算回路。
  3. 素乗算手段、もしくはマルチビット乗算手段、もしくはテーブル引き手段の後段にΔΣ変調手段を備える、請求項1記載のシングルビット乗算回路。
  4. 一般化集計手段を備える、請求項1記載のシングルビット乗算回路。
JP2002254936A 2002-08-30 2002-08-30 シングルビット乗算回路 Pending JP2004096434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254936A JP2004096434A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 シングルビット乗算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254936A JP2004096434A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 シングルビット乗算回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004096434A true JP2004096434A (ja) 2004-03-25

Family

ID=32060596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002254936A Pending JP2004096434A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 シングルビット乗算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004096434A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067144A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Osaki Electric Co Ltd 位相調整機能付きシングルビット乗算回路
US10686417B2 (en) 2014-10-20 2020-06-16 Cambridge Consultants Limited Radio frequency amplifier

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067144A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Osaki Electric Co Ltd 位相調整機能付きシングルビット乗算回路
US10686417B2 (en) 2014-10-20 2020-06-16 Cambridge Consultants Limited Radio frequency amplifier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7352297B1 (en) Method and apparatus for efficient implementation of digital filter with thermometer-code-like output
EP1330700B1 (en) Multiplier and shift device using signed digit representation
JP2017138986A (ja) 加算器ベースの回路内でデータを処理するためのシステム及び方法
US10886930B1 (en) Voltage controlled oscillator based analog-to-digital converter including a maximum length sequence generator
US10270460B1 (en) Coarse-fine quantization architecture for multiphase VCO-based ADCs
JP2004096434A (ja) シングルビット乗算回路
US7194500B2 (en) Scalable gray code counter
CN107888166B (zh) 多相位不交叠时钟信号产生电路及相应的方法
JPH05259813A (ja) ディジタルフィルタ
JP3833884B2 (ja) ディジタルフィルタ
US20140006839A1 (en) Apparatus and method using first and second clocks
US6138134A (en) Computational method and apparatus for finite field multiplication
CN108880532B (zh) 一种基于特征状态反馈的整数和半整数分频器
JP2005175726A (ja) Firフィルタ
JP2005020554A (ja) デジタルフィルタ
JP2002366539A (ja) データ補間装置および方法、標本化関数生成装置、データ補間プログラム、記録媒体
JP2003037504A (ja) グレイコード発生装置
JP2002111482A (ja) グレイコードカウンタ
JP3191252B2 (ja) 直交検波回路
JP2001177378A (ja) Firデジタルフィルタ
Tsoumanis et al. On the design of modulo 2 n±1 residue generators
Shalini et al. Designing of Area and Power Efficient Modulo 2N Multiplier
Hamzaoglu et al. Low error approximate absolute difference hardware
JP2643165B2 (ja) 演算回路
JPH0573271A (ja) 除算回路