JP2004096427A - パターン発生装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができるパターン発生装置及び方法を提供する
【解決手段】周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルのPNパターンを基準クロックに同期して発生させる。第m番目の基準クロックで発生したPNパターンの最下位ビットからPNパターンの1周期分の2n−1ビット分のパターン(以下、このパターンを「Aパターン」という)を、第m+1番目の基準クロックで発生させるパターンの最上位ビットから2n−1ビット分のパターンとする。また、Aパターンの上位ビット側からk−(2n−1)ビット分のパターンを、第m+1番目の基準クロックで発せさせるパターンの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分のパターンとする。
【選択図】 図1
【解決手段】周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルのPNパターンを基準クロックに同期して発生させる。第m番目の基準クロックで発生したPNパターンの最下位ビットからPNパターンの1周期分の2n−1ビット分のパターン(以下、このパターンを「Aパターン」という)を、第m+1番目の基準クロックで発生させるパターンの最上位ビットから2n−1ビット分のパターンとする。また、Aパターンの上位ビット側からk−(2n−1)ビット分のパターンを、第m+1番目の基準クロックで発せさせるパターンの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分のパターンとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、疑似ランダムパターン(以下、PNパターンという)を発生するパターン発生装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
PNパターンは種々の装置が正常に動作しているか否かを試験するために頻繁に用いられる。例えば、半導体集積回路が設計通りに動作するか否かの試験又は通信路で生ずる符号誤り率を測定するときに用いられる。図4は、従来のパターン発生装置の構成を示すブロック図である。尚、図4においては、7ビットの初期値データを入力して10ビットのパラレルのPNパターンを発生する7段のパターン発生装置を一例として図示している。図4に示したパターン発生回路は、初期値データの入力部としての切替部50と、PNパターンの出力線L13各々に対して設けられた10個の排他的論理和回路(以下、EXOR回路という)51とを備える。
【0003】
切替部50には不図示の制御部から出力される制御信号CS10及び基準クロックCLKが入力されており、その内部には7つのビットレジスタB0〜B6が設けられている。各ビットレジスタB0〜B6には信号線L10及びLSB側の7ビットの出力線L13に接続された信号線L12がそれぞれ接続されている。また、各ビットレジスタB0〜B6の出力側には信号線L11が接続されており、この信号線L11と10個のEXOR回路51との接続関係は発生させるPNパターンに応じて設定されている。
【0004】
この切替部50は、不図示の制御部から出力される制御信号CS10に基づいて、PNパターンを発生させるときには信号線L10を介して入力される初期パターンを各ビットレジスタB0〜B6に取り込み、この初期パターンを一度取り込んだ後は信号線L12を介して入力される信号を各ビットレジスタB0〜B6に取り込むように入力を切り替える。
【0005】
信号線L11とEXOR回路51との接続関係は、以下の(1)式に示すPNパターンの生成多項式に基づいて設定される。尚、以下の式における演算子「+」は排他的論理和である。
f(x)=x7+x+1 ……(1)
x0=1〜x6は、各々ビットレジスタB0〜B6に記憶されている値を示しており、x7〜x16は出力線L13のビットB7〜ビットB16に現れる値を示している。
【0006】
上記(1)式でf(x)=0とすると、以下の(2)式が得られる。
x7 =x+1
x8 =x7・x =x2+x
x9 =x7・x2=x3+x2
x10=x7・x3=x4+x3
x11=x7・x4=x5+x4
x12=x6+x5
x13=x6+x+1
x14=x2+1
x15=x3+x
x16=x4+x2 ……(2)
【0007】
上記(2)式から信号線L11とEXOR回路51との接続関係を得るには、例えば、ビットB8の出力線に現れる値x8は、ビットレジスタB2に記憶されている値x2とビットレジスタB1に格納されている値xとの排他的論理和であるため、ビットB8の出力線に接続されているEXOR回路51の入力端と、ビットレジスタB2及びビットレジスタB1に接続されている接続線とを接続する。
【0008】
次に、以上の構成の従来のパターン発生装置の動作について説明する。動作開始時点において信号線L10に初期パターンが印加されている状態で、制御信号CS10が入力されると、切替部50が各ビットレジスタB0〜B6の入力を信号線L10に切り替え、信号線L10に印加されている初期パターンが各ビットレジスタB0〜B6に取り込まれる。
【0009】
初期パターンが入力されると、(2)式に従ってEXOR回路51で演算された10ビットのパラレルのPNパターンP1が出力線L13から出力される。尚、初期パターンが各ビットレジスタB0〜B6に取り込まれると、次のクロックが入力される迄に不図示の制御部から制御信号CS10が出力され、ビットレジスタB0〜B6の入力が信号線L12に切り替えられる、
【0010】
信号線L13から出力されたPNパターンの内、LSB側の7ビットのPNパターンが信号線L12を介して、ビットレジスタB0〜B6に入力される。次の基準クロックCLKが入力されると、信号線L12のPNパターンが各ビットレジスタB0〜B6に取り込まれ、(2)式に従ってEXOR回路51で演算された10ビットのパラレルのPNパターンP1が出力線L13から出力される。以後同様に、信号線L12がビットレジスタB0〜B6の入力に接続された状態で、クロックが入力される度に10ビットのパラレルのPNパターンP1が出力線L13から出力される。尚、出力線L13から出力されるPNパターンは不図示のパラレル・シリアル変換部において、シリアルのPNパターンに変換される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したパターン発生装置において、1つの基準クロックCLKが入力される度に10ビットのパラレルのPNパターンを発生させ、不図示のパラレル・シリアル変換部でシリアルのPNパターンに変換するのは、基準クロックCLKを高周波数化せずに、PNパターンの単位時間あたりの発生率(発生レート)を上げるためである。これは、例えば通信技術の発達に伴って高速通信路が整備されつつあるが、この高速通信路の試験を行うときに高い発生レートのPNパターンが必要になるからである。
【0012】
図4に示すパターン発生装置において、7段のPNパターンの単位時間あたりの発生率(発生レート)を更に上げるためには、EXOR回路51の数及び出力線L13の数、即ちビット幅を増加させるとともに、増加させたEXOR回路51と信号線L11とを上記(2)式を満足するように接続すれば良い。
【0013】
しかしながら、PNパターンの発生レートを高めるために単純にビット幅を増加させると、パターン発生装置の回路規模が増大して実装の問題が生ずるとともに消費電力が大きくなり、結果として装置の高コスト化及びランニングコストの上昇を招いてしまうという問題があった。
【0014】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができるパターン発生装置及び方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によるパターン発生装置は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロック(CLK)に同期して発生するパターン発生回路において、前記疑似ランダムパターンを出力するkビットの出力線(L2)の各々が出力側に接続され、前記基準クロックに同期して入力側に入力される信号を取り込んで前記出力側から出力するk個のレジスタ(R1〜R128)を備え、前記出力線のうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力線のそれぞれが、最上位ビットから2n−1ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第1接続線(L3)によって接続され、前記第1接続線のうちの上位k−(2n−1)ビット分の接続線のそれぞれが、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第2接続線(L4)によって接続されていることを特徴としている。
この発明によれば、発生させる疑似ランダムパターンのビット幅と同数の出力線と、各々の出力線に出力側が接続されたレジスタとを備え、レジスタの出力側と入力側とにおける結線を工夫して疑似ランダムパターンを発生させているため、疑似ランダムパターンを発生させるために従来必要であったEXOR回路が不要となり、装置の規模を縮小することができる。また、より高いレートのPNパターンを発生させる場合であっても、出力線及びレジスタの数を増やしてレジスタの入力側と出力側との結線を変えるだけで良いため、装置規模の増大を防止することができる。更に、回路規模の増大が防止されるとパターン発生装置の省電力化も可能である。このように、本発明のパターン発生装置は、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができる。
また、本発明の第2の観点によるパターン発生装置は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロック(CLK)に同期して発生するパターン発生回路において、前記疑似ランダムパターンを出力するkビットの出力線(L7)の各々が出力側に接続され、前記基準クロックに同期して入力側に入力される信号を取り込んで前記出力側から出力するk個のレジスタ(R1〜R128)と、前記出力線のうちの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側に第1接続線(L9)によって出力端が接続されたk−(2n−1)個の排他的論理和演算回路(21)とを備え、前記出力線のうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力線のそれぞれが、最上位ビットから2n−1ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第2接続線(L8)によって接続され、前記排他的論理和演算回路の入力端は、前記疑似ランダムパターンの周期性に応じて前記出力線の少なくとも2本と接続されていることを特徴としている。
この発明によれば、過去の疑似ランダムパターンを並べ替えて新たな疑似ランダムパターンの一部が生成され、過去のランダムパルスパターンの一部に対して排他的論理和演算が行われて新たな疑似ランダムパターンの残りが生成される。このため、装置規模の増加を招くことなく、疑似ランダムパターンの乱れが生じた場合であっても、乱れを補正して正常な疑似ランダムパルスパターンを発生することができる。
また、本発明の第1の観点又は第2の観点によるパターン発生装置は、前記レジスタ各々の入力側には、前記疑似ランダムパターンを発生させるための初期パターンを入力する第3接続線(L1、L6)が接続されており、前記第1接続線及び前記第2接続線を介した信号、並びに、前記第3接続線を介した信号の何れの信号を前記レジスタに入力させるかを切り替える切替部を備えることを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によるパタ−ン発生方法は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生方法において、前記基準クロックに同期して、前記出力ビットのうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最上位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるとともに、前記最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットの内の上位k−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるステップを含むことを特徴としている。
また、本発明の第2の観点によるパタ−ン発生方法は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生方法において、前記基準クロックに同期して、前記出力ビットのうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最上位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるとともに、前記疑似ランダムパターンの周期性に応じて少なくとも2つの出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号の排他的論理和を演算して得られたk−(2n−1)ビット分の信号を、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域に記憶させるステップを含むことを特徴としている。
また、本発明の第1の観点又は第2の観点によるパターン発生方法は、前記記憶領域の各々に対して、前記疑似ランダムパターンを発生させるための初期パターンを入力するステップを含むことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態によるパターン発生装置及び方法について詳細に説明する。本発明の実施形態によるパターン発生装置の具体的な構成を説明する前に、まず本発明のパターン発生装置及び方法によるPNパターンの発生原理について説明する。図1は、本発明のパターン発生装置及び方法によるPNパターンの発生原理を説明するための図である。
【0017】
図1(a)に示すように、本発明のパターン発生装置及び方法で発生するPNパターンは、n(nは2以上の整数)段のPNパターン、即ち周期が2n−1ビットであるPNパターンであるとする。尚、図1(a)においては、PNパターンの1周期を‘A’から始まり‘O’で終わるパターンとして表している。また、このPNパターンはk(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルのパターンであり、本発明のパターン発生装置及び方法では、基準クロックが入力される度にkビットのパラレルのPNパターンが発生するとする。尚、図1(a)においては、第m番目、第m+1番目、及び第m+2番目の基準クロックを「m」、「m+1」、「m+2」とそれぞれ表している。
【0018】
図1(b)は、図1(a)に示す各周期でに発生するPNパターンを、最下位ビット(LSB)から最上位ビット(MSB)までを揃えて順に表している。本発明のパターン発生装置及び方法は、PNパターンの周期性に着目して以下の方法でPNパターンを発生している。
【0019】
つまり、第m番目の基準クロックで発生したPNパターンの最下位ビットからPNパターンの1周期分の2n−1ビット分のパターン(以下、このパターンを「Aパターン」という)を、第m+1番目の基準クロックで発生させるパターンの最上位ビットから2n−1ビット分のパターンとする。尚、このときAパターンをなす各ビットの並びに変更はない。また、基準クロックに同期して一度に出力されるPNパターンのビット数kと、PNパターンの1周期のビット数2n−1とは、k>2n−1なる関係があるため、Aパターンの上位ビット側からk−(2n−1)ビット分のパターンを、第m+1番目の基準クロックで発せさせるパターンの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分のパターンとする。尚、このときにおいても各ビットの並びに変更はない。
【0020】
このように、本発明のパターン発生装置及び方法においては、従来のように、第m番目の基準クロックで発生したPNパターンに対して演算を行って第m+1番目の基準クロックで発生させるPNパターンを得ている訳ではなく、第m番目の基準クロックで発生したPNパターンに対して並べ替えのみを行って第m+1番目の基準クロックで発生させるPNパターンを得ている。かかる方法でPNパターンを発生させても、図1(b)に示すように連続性が保たれたPNパターンを発生させることができる。
【0021】
次に、以上説明した原理を用いてPNパターンを発生する本発明の実施形態によるパターン発生装置及び方法について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図2は、本発明の第1実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。尚、図2に示すパターン発生装置は、7段(n=7)のPNパターン、即ち1周期が127ビットのPNパターンであって、128ビット(k=128)のパラレルのPNパターンを発生するパターン発生装置である。
【0022】
図2に示すように、本発明の第1実施形態によるパターン発生装置は、PNパターンのビット幅(128ビット)と同数のレジスタR1〜R128を含む切替部10を備える。切替部10には不図示の制御部から出力される制御信号CS1及び基準クロックCLKが入力されている。
【0023】
各レジスタR1〜R128の入力側には信号線L1(第3接続線)がそれぞれ接続されている。これら128本の信号線L1は、PNパターンを発生させるための初期パターンをレジスタR1〜R128に入力させるための信号線である。また、各レジスタR1〜R128の出力側には、発生したPNパターンを出力するための出力線L2がそれぞれ接続されている。本実施形態における出力線L2の本数は128本であり、これら各々がPNパターンの出力ビットB1〜B128それぞれに対応する。
【0024】
また、出力線L2の内の最下位ビットから127ビット分の信号線、即ち出力ビットB1〜B127に対応する出力線L2が、最上位ビットから127ビット分の出力線L2に接続されたレジスタR2〜R128の入力側に各ビットの並びを変えずに信号線L3(第1接続線)によってそれぞれ接続されている。更に、信号線L3の中の上位側の1ビット、即ち出力ビットB127に対応する出力線L2に接続された信号線L3が、最下位ビットに対応する出力線L2に接続されたレジスタR1の入力側に信号線L4(第2接続線)によって接続されている。尚、信号線L4の本数は、PNパターンのビット幅kが128であって、1周期が28−1=127ビットであるため1本に設定される。
【0025】
また、上述した切替部10は、不図示の制御部から出力される制御信号CS1に基づいて、PNパターンを発生させるときには信号線L1を介して入力される初期パターンを各レジスタR1〜R128に取り込み、この初期パターンを一度取り込んだ後は信号線L3及び信号線L4を介して入力される信号を各レジスタR1〜R128に取り込むように入力を切り替える。
【0026】
次に、以上の構成の本発明の第1実施形態によるパターン発生装置の動作について説明する。動作開始時点において信号線L1に初期パターンが印加されている状態で、制御信号CS1が入力されると、切替部10が各レジスタR1〜R128の入力を信号線L1に切り替え、基準クロックCLKが入力されたときに信号線L1に印加されている初期パターンが各レジスタR1〜R128に取り込まれる。尚、初期パターンが各レジスタR1〜R128に取り込まれると、次の基準クロックCLKが入力される迄に不図示の制御部から制御信号CS1が出力され、レジスタR1の入力が信号線L4に切り替えられ、レジスタR2〜R128の入力が信号線L3に切り替えられる。
【0027】
各レジスタR1〜R128に初期パターンが取り込まれると、レジスタR1〜R128各々から取り込んだ初期パターンに応じた信号が出力線L2へ出力される。また、レジスタR1〜R127の出力側に接続された最下位ビットから127ビット分の出力線L2と、最上位ビットから127ビット分のレジスタR2〜R128とは信号線L3によって接続されているため、レジスタR1〜R127から出力される信号は、信号線L3を介してレジスタR2〜R128にそれぞれ印加される。更に、信号線L3の上位側の1ビットの信号線と最下位ビットのレジスタR1とは信号線L4によって接続されているため、レジスタR127から出力される信号は、信号線L4を介してレジスタR1に印加される。
【0028】
次の基準クロックCLKが入力されると、信号線L3及び信号線L4に印加されている信号がレジスタR1〜R128に取り込まれ、以下同様の動作が繰り返し行われることで、連続したパラレルのPNパターンが出力線L2を介して順次出力される。尚、出力線L2から出力されるパラレルのPNパターンを不図示のパラレル・シリアル変換部において、シリアルのPNパターンに変換しても良い。
【0029】
以上説明したように、本発明の第1実施形態においては、PNパターンのビット幅と同数の出力線と、各々の出力線に出力側が接続されたレジスタとを設け、レジスタの出力側と入力側において前述した原理に従った結線を行っている。このため、PNパターンを発生させるために従来必要であったEXOR回路が不要となり、装置の規模を縮小することができる。
【0030】
また、より高いレートのPNパターンを発生させる場合であっても、出力線及びレジスタの数を増やしてレジスタの入力側と出力側との結線を変えるだけであるので、装置規模の増大を防止することができる。更に、回路規模の増大が防止されるとパターン発生装置の省電力化も可能である。このように、本発明の第1実施形態によるパターン発生装置は、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができる。
【0031】
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。尚、図3に示す第2実施形態のパターン装置は、図2に示した第2実施形態のパターン装置と同様に、7段(n=7)のPNパターン、即ち1周期が127ビットのPNパターンであって、128ビット(k=128)のパラレルのPNパターンを発生するパターン発生装置である。
【0032】
図3に示す本発明の第2実施形態によるパターン発生装置は、図2に示した第1実施形態によるパターン発生装置と同様に、128個のレジスタR1〜R128を含む切替部10を備える。各レジスタR1〜R128の入力側には図2に示す信号線L1と同様の信号線L6が接続され、出力側には図2に示す信号線L2と同様の出力線L7が接続されている。更に、最下位ビットから127ビット分の出力線L7とレジスタR2〜R128の入力側とを第1実施形態と同様に接続する接続線L8(第2接続線)を備える。
【0033】
図2に示す第1実施形態においては、接続線L3の上位1ビットとレジスタR1の入力側とを接続していたが、本実施形態においては1つのEXOR回路21を備え、レジスタR6,R7の出力側に接続されている出力線とEXOR回路21の2つの入力端とを接続するとともに、EXOR回路21の出力端とレジスタR1との入力端とを信号線L9(第1接続線)によって接続している。
【0034】
このEXOR回路21は、パターン発生回路が発生するPNパターンがノイズや温度等の影響で一時的に乱れた場合に、その乱れを修正するために設けられる。図2に示す第1実施形態のパターン発生装置は、レジスタR1〜R128の内容を並べ替えて次に発生させるPNパターンを生成している。このため、発生させるPNパターンが一時的に乱れると、それ以降はPNパターンは乱れたままであり、正常なPNパターンを発生させることができない。
【0035】
本実施形態においては、過去のPNパターンを並べ変えるだけで次に発生させるPNパターンを生成するのではなく、図3に示すEXOR回路21を設けてPNパターンの一部を演算により生成することで、パターンの乱れが生じても修正可能としている。ここで、図3示した例においては、レジスタR6,R7に接続された出力ビットB6,B7に対応する出力線とEXOR回路21とを接続しているが、この接続関係は発生させるPNパターンに応じて、前述の(2)式と同様の式に基づいて決定される。
【0036】
また、図1(b)を参照すると、本発明の原理では基準クロックが入力される度にパターン(Aパターン)がMSB側にシフトして、新たなパターン(例えば、m+1の基準クロックが入力された時点におけるパターン「CD」)がLSB側に入力される変化を示す。よって、Aパターンに乱れが生じている場合には、その乱れもMSB側にシフトすることになる。よって、LSB側のパターンを用いてEXOR回路21が新たなパターンを生成した方がパターンの乱れの影響が少ない。このため、発生させるPNパターンの段数がn段である場合には、LSB側からnビットの出力ビットに対応する出力線L2の内の上記(2)式に基づいて決定される出力線とEXOR回路の各々の入力端とを接続しなければならない。
【0037】
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、PNパターンの周期が7段、即ち27−1=127ビットであり、パターン幅kが128ビットである場合を例に挙げて説明したが、k>2n−1(nは2以上の整数)を満足する限りにおいて、k,nの値について任意の整数を用いることができる。
【0038】
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、レジスタR1〜R128における入力端と出力端とを接続線によって接続する構成を例に挙げて説明したが、かかるハードウェア構成のみならず、ソフトウェアにてPNパターンを発生させる方法にも適用することができる。この場合には、各レジスタとして記憶領域を割り当て、この記憶領域各々から出力される信号(読み出した信号)の順序を図1に示す原理に基づいて並び替えた後で、記憶領域に入力すれば(書き込めば)、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様のPNパターンを発生させることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発生させる疑似ランダムパターンのビット幅と同数の出力線と、各々の出力線に出力側が接続されたレジスタとを備え、レジスタの出力側と入力側とにおける結線を工夫して疑似ランダムパターンを発生させているため、疑似ランダムパターンを発生させるために従来必要であったEXOR回路が不要となり、装置の規模を縮小することができるという効果がある。また、より高いレートのPNパターンを発生させる場合であっても、出力線及びレジスタの数を増やしてレジスタの入力側と出力側との結線を変えるだけで良いため、装置規模の増大を防止することができるという効果がある。更に、回路規模の増大が防止されるとパターン発生装置の省電力化も可能である。このように、本発明のパターン発生装置は、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができるという効果がある。
また、本発明によれば、過去の疑似ランダムパターンを並べ替えて新たな疑似ランダムパターンの一部が生成され、過去のランダムパルスパターンの一部に対して排他的論理和演算が行われて新たな疑似ランダムパターンの残りが生成される。このため、装置規模の増加を招くことなく、疑似ランダムパターンの乱れが生じた場合であっても、乱れを補正して正常な疑似ランダムパルスパターンを発生することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン発生装置及び方法によるPNパターンの発生原理を説明するための図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のパターン発生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 排他的論理和演算回路
CLK 基準クロック
L1 信号線(第1接続線)
L2,L7 出力線
L3,L6 信号線(第3接続線)
L4 信号線(第2接続線)
L8 信号線(第2接続線)
L9 信号線(第1接続線)
R1〜R128 レジスタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、疑似ランダムパターン(以下、PNパターンという)を発生するパターン発生装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
PNパターンは種々の装置が正常に動作しているか否かを試験するために頻繁に用いられる。例えば、半導体集積回路が設計通りに動作するか否かの試験又は通信路で生ずる符号誤り率を測定するときに用いられる。図4は、従来のパターン発生装置の構成を示すブロック図である。尚、図4においては、7ビットの初期値データを入力して10ビットのパラレルのPNパターンを発生する7段のパターン発生装置を一例として図示している。図4に示したパターン発生回路は、初期値データの入力部としての切替部50と、PNパターンの出力線L13各々に対して設けられた10個の排他的論理和回路(以下、EXOR回路という)51とを備える。
【0003】
切替部50には不図示の制御部から出力される制御信号CS10及び基準クロックCLKが入力されており、その内部には7つのビットレジスタB0〜B6が設けられている。各ビットレジスタB0〜B6には信号線L10及びLSB側の7ビットの出力線L13に接続された信号線L12がそれぞれ接続されている。また、各ビットレジスタB0〜B6の出力側には信号線L11が接続されており、この信号線L11と10個のEXOR回路51との接続関係は発生させるPNパターンに応じて設定されている。
【0004】
この切替部50は、不図示の制御部から出力される制御信号CS10に基づいて、PNパターンを発生させるときには信号線L10を介して入力される初期パターンを各ビットレジスタB0〜B6に取り込み、この初期パターンを一度取り込んだ後は信号線L12を介して入力される信号を各ビットレジスタB0〜B6に取り込むように入力を切り替える。
【0005】
信号線L11とEXOR回路51との接続関係は、以下の(1)式に示すPNパターンの生成多項式に基づいて設定される。尚、以下の式における演算子「+」は排他的論理和である。
f(x)=x7+x+1 ……(1)
x0=1〜x6は、各々ビットレジスタB0〜B6に記憶されている値を示しており、x7〜x16は出力線L13のビットB7〜ビットB16に現れる値を示している。
【0006】
上記(1)式でf(x)=0とすると、以下の(2)式が得られる。
x7 =x+1
x8 =x7・x =x2+x
x9 =x7・x2=x3+x2
x10=x7・x3=x4+x3
x11=x7・x4=x5+x4
x12=x6+x5
x13=x6+x+1
x14=x2+1
x15=x3+x
x16=x4+x2 ……(2)
【0007】
上記(2)式から信号線L11とEXOR回路51との接続関係を得るには、例えば、ビットB8の出力線に現れる値x8は、ビットレジスタB2に記憶されている値x2とビットレジスタB1に格納されている値xとの排他的論理和であるため、ビットB8の出力線に接続されているEXOR回路51の入力端と、ビットレジスタB2及びビットレジスタB1に接続されている接続線とを接続する。
【0008】
次に、以上の構成の従来のパターン発生装置の動作について説明する。動作開始時点において信号線L10に初期パターンが印加されている状態で、制御信号CS10が入力されると、切替部50が各ビットレジスタB0〜B6の入力を信号線L10に切り替え、信号線L10に印加されている初期パターンが各ビットレジスタB0〜B6に取り込まれる。
【0009】
初期パターンが入力されると、(2)式に従ってEXOR回路51で演算された10ビットのパラレルのPNパターンP1が出力線L13から出力される。尚、初期パターンが各ビットレジスタB0〜B6に取り込まれると、次のクロックが入力される迄に不図示の制御部から制御信号CS10が出力され、ビットレジスタB0〜B6の入力が信号線L12に切り替えられる、
【0010】
信号線L13から出力されたPNパターンの内、LSB側の7ビットのPNパターンが信号線L12を介して、ビットレジスタB0〜B6に入力される。次の基準クロックCLKが入力されると、信号線L12のPNパターンが各ビットレジスタB0〜B6に取り込まれ、(2)式に従ってEXOR回路51で演算された10ビットのパラレルのPNパターンP1が出力線L13から出力される。以後同様に、信号線L12がビットレジスタB0〜B6の入力に接続された状態で、クロックが入力される度に10ビットのパラレルのPNパターンP1が出力線L13から出力される。尚、出力線L13から出力されるPNパターンは不図示のパラレル・シリアル変換部において、シリアルのPNパターンに変換される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したパターン発生装置において、1つの基準クロックCLKが入力される度に10ビットのパラレルのPNパターンを発生させ、不図示のパラレル・シリアル変換部でシリアルのPNパターンに変換するのは、基準クロックCLKを高周波数化せずに、PNパターンの単位時間あたりの発生率(発生レート)を上げるためである。これは、例えば通信技術の発達に伴って高速通信路が整備されつつあるが、この高速通信路の試験を行うときに高い発生レートのPNパターンが必要になるからである。
【0012】
図4に示すパターン発生装置において、7段のPNパターンの単位時間あたりの発生率(発生レート)を更に上げるためには、EXOR回路51の数及び出力線L13の数、即ちビット幅を増加させるとともに、増加させたEXOR回路51と信号線L11とを上記(2)式を満足するように接続すれば良い。
【0013】
しかしながら、PNパターンの発生レートを高めるために単純にビット幅を増加させると、パターン発生装置の回路規模が増大して実装の問題が生ずるとともに消費電力が大きくなり、結果として装置の高コスト化及びランニングコストの上昇を招いてしまうという問題があった。
【0014】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができるパターン発生装置及び方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によるパターン発生装置は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロック(CLK)に同期して発生するパターン発生回路において、前記疑似ランダムパターンを出力するkビットの出力線(L2)の各々が出力側に接続され、前記基準クロックに同期して入力側に入力される信号を取り込んで前記出力側から出力するk個のレジスタ(R1〜R128)を備え、前記出力線のうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力線のそれぞれが、最上位ビットから2n−1ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第1接続線(L3)によって接続され、前記第1接続線のうちの上位k−(2n−1)ビット分の接続線のそれぞれが、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第2接続線(L4)によって接続されていることを特徴としている。
この発明によれば、発生させる疑似ランダムパターンのビット幅と同数の出力線と、各々の出力線に出力側が接続されたレジスタとを備え、レジスタの出力側と入力側とにおける結線を工夫して疑似ランダムパターンを発生させているため、疑似ランダムパターンを発生させるために従来必要であったEXOR回路が不要となり、装置の規模を縮小することができる。また、より高いレートのPNパターンを発生させる場合であっても、出力線及びレジスタの数を増やしてレジスタの入力側と出力側との結線を変えるだけで良いため、装置規模の増大を防止することができる。更に、回路規模の増大が防止されるとパターン発生装置の省電力化も可能である。このように、本発明のパターン発生装置は、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができる。
また、本発明の第2の観点によるパターン発生装置は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロック(CLK)に同期して発生するパターン発生回路において、前記疑似ランダムパターンを出力するkビットの出力線(L7)の各々が出力側に接続され、前記基準クロックに同期して入力側に入力される信号を取り込んで前記出力側から出力するk個のレジスタ(R1〜R128)と、前記出力線のうちの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側に第1接続線(L9)によって出力端が接続されたk−(2n−1)個の排他的論理和演算回路(21)とを備え、前記出力線のうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力線のそれぞれが、最上位ビットから2n−1ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第2接続線(L8)によって接続され、前記排他的論理和演算回路の入力端は、前記疑似ランダムパターンの周期性に応じて前記出力線の少なくとも2本と接続されていることを特徴としている。
この発明によれば、過去の疑似ランダムパターンを並べ替えて新たな疑似ランダムパターンの一部が生成され、過去のランダムパルスパターンの一部に対して排他的論理和演算が行われて新たな疑似ランダムパターンの残りが生成される。このため、装置規模の増加を招くことなく、疑似ランダムパターンの乱れが生じた場合であっても、乱れを補正して正常な疑似ランダムパルスパターンを発生することができる。
また、本発明の第1の観点又は第2の観点によるパターン発生装置は、前記レジスタ各々の入力側には、前記疑似ランダムパターンを発生させるための初期パターンを入力する第3接続線(L1、L6)が接続されており、前記第1接続線及び前記第2接続線を介した信号、並びに、前記第3接続線を介した信号の何れの信号を前記レジスタに入力させるかを切り替える切替部を備えることを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によるパタ−ン発生方法は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生方法において、前記基準クロックに同期して、前記出力ビットのうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最上位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるとともに、前記最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットの内の上位k−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるステップを含むことを特徴としている。
また、本発明の第2の観点によるパタ−ン発生方法は、周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生方法において、前記基準クロックに同期して、前記出力ビットのうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最上位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるとともに、前記疑似ランダムパターンの周期性に応じて少なくとも2つの出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号の排他的論理和を演算して得られたk−(2n−1)ビット分の信号を、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域に記憶させるステップを含むことを特徴としている。
また、本発明の第1の観点又は第2の観点によるパターン発生方法は、前記記憶領域の各々に対して、前記疑似ランダムパターンを発生させるための初期パターンを入力するステップを含むことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態によるパターン発生装置及び方法について詳細に説明する。本発明の実施形態によるパターン発生装置の具体的な構成を説明する前に、まず本発明のパターン発生装置及び方法によるPNパターンの発生原理について説明する。図1は、本発明のパターン発生装置及び方法によるPNパターンの発生原理を説明するための図である。
【0017】
図1(a)に示すように、本発明のパターン発生装置及び方法で発生するPNパターンは、n(nは2以上の整数)段のPNパターン、即ち周期が2n−1ビットであるPNパターンであるとする。尚、図1(a)においては、PNパターンの1周期を‘A’から始まり‘O’で終わるパターンとして表している。また、このPNパターンはk(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルのパターンであり、本発明のパターン発生装置及び方法では、基準クロックが入力される度にkビットのパラレルのPNパターンが発生するとする。尚、図1(a)においては、第m番目、第m+1番目、及び第m+2番目の基準クロックを「m」、「m+1」、「m+2」とそれぞれ表している。
【0018】
図1(b)は、図1(a)に示す各周期でに発生するPNパターンを、最下位ビット(LSB)から最上位ビット(MSB)までを揃えて順に表している。本発明のパターン発生装置及び方法は、PNパターンの周期性に着目して以下の方法でPNパターンを発生している。
【0019】
つまり、第m番目の基準クロックで発生したPNパターンの最下位ビットからPNパターンの1周期分の2n−1ビット分のパターン(以下、このパターンを「Aパターン」という)を、第m+1番目の基準クロックで発生させるパターンの最上位ビットから2n−1ビット分のパターンとする。尚、このときAパターンをなす各ビットの並びに変更はない。また、基準クロックに同期して一度に出力されるPNパターンのビット数kと、PNパターンの1周期のビット数2n−1とは、k>2n−1なる関係があるため、Aパターンの上位ビット側からk−(2n−1)ビット分のパターンを、第m+1番目の基準クロックで発せさせるパターンの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分のパターンとする。尚、このときにおいても各ビットの並びに変更はない。
【0020】
このように、本発明のパターン発生装置及び方法においては、従来のように、第m番目の基準クロックで発生したPNパターンに対して演算を行って第m+1番目の基準クロックで発生させるPNパターンを得ている訳ではなく、第m番目の基準クロックで発生したPNパターンに対して並べ替えのみを行って第m+1番目の基準クロックで発生させるPNパターンを得ている。かかる方法でPNパターンを発生させても、図1(b)に示すように連続性が保たれたPNパターンを発生させることができる。
【0021】
次に、以上説明した原理を用いてPNパターンを発生する本発明の実施形態によるパターン発生装置及び方法について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図2は、本発明の第1実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。尚、図2に示すパターン発生装置は、7段(n=7)のPNパターン、即ち1周期が127ビットのPNパターンであって、128ビット(k=128)のパラレルのPNパターンを発生するパターン発生装置である。
【0022】
図2に示すように、本発明の第1実施形態によるパターン発生装置は、PNパターンのビット幅(128ビット)と同数のレジスタR1〜R128を含む切替部10を備える。切替部10には不図示の制御部から出力される制御信号CS1及び基準クロックCLKが入力されている。
【0023】
各レジスタR1〜R128の入力側には信号線L1(第3接続線)がそれぞれ接続されている。これら128本の信号線L1は、PNパターンを発生させるための初期パターンをレジスタR1〜R128に入力させるための信号線である。また、各レジスタR1〜R128の出力側には、発生したPNパターンを出力するための出力線L2がそれぞれ接続されている。本実施形態における出力線L2の本数は128本であり、これら各々がPNパターンの出力ビットB1〜B128それぞれに対応する。
【0024】
また、出力線L2の内の最下位ビットから127ビット分の信号線、即ち出力ビットB1〜B127に対応する出力線L2が、最上位ビットから127ビット分の出力線L2に接続されたレジスタR2〜R128の入力側に各ビットの並びを変えずに信号線L3(第1接続線)によってそれぞれ接続されている。更に、信号線L3の中の上位側の1ビット、即ち出力ビットB127に対応する出力線L2に接続された信号線L3が、最下位ビットに対応する出力線L2に接続されたレジスタR1の入力側に信号線L4(第2接続線)によって接続されている。尚、信号線L4の本数は、PNパターンのビット幅kが128であって、1周期が28−1=127ビットであるため1本に設定される。
【0025】
また、上述した切替部10は、不図示の制御部から出力される制御信号CS1に基づいて、PNパターンを発生させるときには信号線L1を介して入力される初期パターンを各レジスタR1〜R128に取り込み、この初期パターンを一度取り込んだ後は信号線L3及び信号線L4を介して入力される信号を各レジスタR1〜R128に取り込むように入力を切り替える。
【0026】
次に、以上の構成の本発明の第1実施形態によるパターン発生装置の動作について説明する。動作開始時点において信号線L1に初期パターンが印加されている状態で、制御信号CS1が入力されると、切替部10が各レジスタR1〜R128の入力を信号線L1に切り替え、基準クロックCLKが入力されたときに信号線L1に印加されている初期パターンが各レジスタR1〜R128に取り込まれる。尚、初期パターンが各レジスタR1〜R128に取り込まれると、次の基準クロックCLKが入力される迄に不図示の制御部から制御信号CS1が出力され、レジスタR1の入力が信号線L4に切り替えられ、レジスタR2〜R128の入力が信号線L3に切り替えられる。
【0027】
各レジスタR1〜R128に初期パターンが取り込まれると、レジスタR1〜R128各々から取り込んだ初期パターンに応じた信号が出力線L2へ出力される。また、レジスタR1〜R127の出力側に接続された最下位ビットから127ビット分の出力線L2と、最上位ビットから127ビット分のレジスタR2〜R128とは信号線L3によって接続されているため、レジスタR1〜R127から出力される信号は、信号線L3を介してレジスタR2〜R128にそれぞれ印加される。更に、信号線L3の上位側の1ビットの信号線と最下位ビットのレジスタR1とは信号線L4によって接続されているため、レジスタR127から出力される信号は、信号線L4を介してレジスタR1に印加される。
【0028】
次の基準クロックCLKが入力されると、信号線L3及び信号線L4に印加されている信号がレジスタR1〜R128に取り込まれ、以下同様の動作が繰り返し行われることで、連続したパラレルのPNパターンが出力線L2を介して順次出力される。尚、出力線L2から出力されるパラレルのPNパターンを不図示のパラレル・シリアル変換部において、シリアルのPNパターンに変換しても良い。
【0029】
以上説明したように、本発明の第1実施形態においては、PNパターンのビット幅と同数の出力線と、各々の出力線に出力側が接続されたレジスタとを設け、レジスタの出力側と入力側において前述した原理に従った結線を行っている。このため、PNパターンを発生させるために従来必要であったEXOR回路が不要となり、装置の規模を縮小することができる。
【0030】
また、より高いレートのPNパターンを発生させる場合であっても、出力線及びレジスタの数を増やしてレジスタの入力側と出力側との結線を変えるだけであるので、装置規模の増大を防止することができる。更に、回路規模の増大が防止されるとパターン発生装置の省電力化も可能である。このように、本発明の第1実施形態によるパターン発生装置は、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができる。
【0031】
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。尚、図3に示す第2実施形態のパターン装置は、図2に示した第2実施形態のパターン装置と同様に、7段(n=7)のPNパターン、即ち1周期が127ビットのPNパターンであって、128ビット(k=128)のパラレルのPNパターンを発生するパターン発生装置である。
【0032】
図3に示す本発明の第2実施形態によるパターン発生装置は、図2に示した第1実施形態によるパターン発生装置と同様に、128個のレジスタR1〜R128を含む切替部10を備える。各レジスタR1〜R128の入力側には図2に示す信号線L1と同様の信号線L6が接続され、出力側には図2に示す信号線L2と同様の出力線L7が接続されている。更に、最下位ビットから127ビット分の出力線L7とレジスタR2〜R128の入力側とを第1実施形態と同様に接続する接続線L8(第2接続線)を備える。
【0033】
図2に示す第1実施形態においては、接続線L3の上位1ビットとレジスタR1の入力側とを接続していたが、本実施形態においては1つのEXOR回路21を備え、レジスタR6,R7の出力側に接続されている出力線とEXOR回路21の2つの入力端とを接続するとともに、EXOR回路21の出力端とレジスタR1との入力端とを信号線L9(第1接続線)によって接続している。
【0034】
このEXOR回路21は、パターン発生回路が発生するPNパターンがノイズや温度等の影響で一時的に乱れた場合に、その乱れを修正するために設けられる。図2に示す第1実施形態のパターン発生装置は、レジスタR1〜R128の内容を並べ替えて次に発生させるPNパターンを生成している。このため、発生させるPNパターンが一時的に乱れると、それ以降はPNパターンは乱れたままであり、正常なPNパターンを発生させることができない。
【0035】
本実施形態においては、過去のPNパターンを並べ変えるだけで次に発生させるPNパターンを生成するのではなく、図3に示すEXOR回路21を設けてPNパターンの一部を演算により生成することで、パターンの乱れが生じても修正可能としている。ここで、図3示した例においては、レジスタR6,R7に接続された出力ビットB6,B7に対応する出力線とEXOR回路21とを接続しているが、この接続関係は発生させるPNパターンに応じて、前述の(2)式と同様の式に基づいて決定される。
【0036】
また、図1(b)を参照すると、本発明の原理では基準クロックが入力される度にパターン(Aパターン)がMSB側にシフトして、新たなパターン(例えば、m+1の基準クロックが入力された時点におけるパターン「CD」)がLSB側に入力される変化を示す。よって、Aパターンに乱れが生じている場合には、その乱れもMSB側にシフトすることになる。よって、LSB側のパターンを用いてEXOR回路21が新たなパターンを生成した方がパターンの乱れの影響が少ない。このため、発生させるPNパターンの段数がn段である場合には、LSB側からnビットの出力ビットに対応する出力線L2の内の上記(2)式に基づいて決定される出力線とEXOR回路の各々の入力端とを接続しなければならない。
【0037】
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、PNパターンの周期が7段、即ち27−1=127ビットであり、パターン幅kが128ビットである場合を例に挙げて説明したが、k>2n−1(nは2以上の整数)を満足する限りにおいて、k,nの値について任意の整数を用いることができる。
【0038】
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、レジスタR1〜R128における入力端と出力端とを接続線によって接続する構成を例に挙げて説明したが、かかるハードウェア構成のみならず、ソフトウェアにてPNパターンを発生させる方法にも適用することができる。この場合には、各レジスタとして記憶領域を割り当て、この記憶領域各々から出力される信号(読み出した信号)の順序を図1に示す原理に基づいて並び替えた後で、記憶領域に入力すれば(書き込めば)、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様のPNパターンを発生させることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発生させる疑似ランダムパターンのビット幅と同数の出力線と、各々の出力線に出力側が接続されたレジスタとを備え、レジスタの出力側と入力側とにおける結線を工夫して疑似ランダムパターンを発生させているため、疑似ランダムパターンを発生させるために従来必要であったEXOR回路が不要となり、装置の規模を縮小することができるという効果がある。また、より高いレートのPNパターンを発生させる場合であっても、出力線及びレジスタの数を増やしてレジスタの入力側と出力側との結線を変えるだけで良いため、装置規模の増大を防止することができるという効果がある。更に、回路規模の増大が防止されるとパターン発生装置の省電力化も可能である。このように、本発明のパターン発生装置は、ランニングコストを含めたコストの上昇を引き起こさずに高い発生レートのPNパターンを発生させることができるという効果がある。
また、本発明によれば、過去の疑似ランダムパターンを並べ替えて新たな疑似ランダムパターンの一部が生成され、過去のランダムパルスパターンの一部に対して排他的論理和演算が行われて新たな疑似ランダムパターンの残りが生成される。このため、装置規模の増加を招くことなく、疑似ランダムパターンの乱れが生じた場合であっても、乱れを補正して正常な疑似ランダムパルスパターンを発生することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン発生装置及び方法によるPNパターンの発生原理を説明するための図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるパターン発生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のパターン発生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 排他的論理和演算回路
CLK 基準クロック
L1 信号線(第1接続線)
L2,L7 出力線
L3,L6 信号線(第3接続線)
L4 信号線(第2接続線)
L8 信号線(第2接続線)
L9 信号線(第1接続線)
R1〜R128 レジスタ
Claims (6)
- 周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生回路において、
前記疑似ランダムパターンを出力するkビットの出力線の各々が出力側に接続され、前記基準クロックに同期して入力側に入力される信号を取り込んで前記出力側から出力するk個のレジスタを備え、
前記出力線のうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力線のそれぞれが、最上位ビットから2n−1ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第1接続線によって接続され、前記第1接続線のうちの上位k−(2n−1)ビット分の接続線のそれぞれが、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第2接続線によって接続されていることを特徴とするパターン発生装置。 - 周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生回路において、
前記疑似ランダムパターンを出力するkビットの出力線の各々が出力側に接続され、前記基準クロックに同期して入力側に入力される信号を取り込んで前記出力側から出力するk個のレジスタと、
前記出力線のうちの最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側に第1接続線によって出力端が接続されたk−(2n−1)個の排他的論理和演算回路と
を備え、
前記出力線のうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力線のそれぞれが、最上位ビットから2n−1ビット分の出力線に接続されたレジスタの入力側にビットの並びを変えずにそれぞれ第2接続線によって接続され、
前記排他的論理和演算回路の入力端は、前記疑似ランダムパターンの周期性に応じて前記出力線の少なくとも2本と接続されている
ことを特徴とするパターン発生装置。 - 前記レジスタ各々の入力側には、前記疑似ランダムパターンを発生させるための初期パターンを入力する第3接続線が接続されており、
前記第1接続線及び前記第2接続線を介した信号、並びに、前記第3接続線を介した信号の何れの信号を前記レジスタに入力させるかを切り替える切替部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパターン発生装置。 - 周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生方法において、
前記基準クロックに同期して、前記出力ビットのうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最上位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるとともに、前記最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットの内の上位k−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるステップを含むことを特徴とするパターン発生方法。 - 周期が2n−1ビット(nは2以上の整数)であって、k(kはk>2n−1を満たす整数)ビットのパラレルの疑似ランダムパターンを基準クロックに同期して発生するパターン発生方法において、
前記基準クロックに同期して、前記出力ビットのうちの最下位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号のそれぞれを、最上位ビットから2n−1ビット分の出力ビットに対応する記憶領域にビットの並びを変えずに記憶させるとともに、前記疑似ランダムパターンの周期性に応じて少なくとも2つの出力ビットに対応する記憶領域から出力される信号の排他的論理和を演算して得られたk−(2n−1)ビット分の信号を、最下位ビットからk−(2n−1)ビット分の出力ビットに対応する記憶領域に記憶させるステップを含むことを特徴とするパターン発生方法。 - 前記記憶領域の各々に対して、前記疑似ランダムパターンを発生させるための初期パターンを入力するステップを含むことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のパターン発生方法。
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JP2006313159A (ja) * | 2005-05-03 | 2006-11-16 | Agere Systems Inc | オフセット・テスト・パターン装置および方法 |
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