JP2004096048A - 基板の接続方法、熱圧着装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

基板の接続方法、熱圧着装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 Download PDF

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山田 一幸
Takeshi Ashida
芦田 剛士
Masahiko Nakazawa
中沢 政彦
Masanori Yumoto
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Abstract

【課題】剛性基板に可撓性基板を熱圧着する際の可撓性基板の膨張に起因する端子同士の位置ずれを防止することのできる基板の接続方法、この接続方法に用いる熱圧着装置、前記接続方法を用いた電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器を提供すること。
【解決手段】剛性基板20に可撓性基板90を接続する際、加熱された可撓性基板90の樹脂基材94は、矢印Wで示すように、剛性基板20と比較して大きく膨張しようとする。そこで、第1のヘッド221で熱圧着を開始した後、第2のヘッド222による熱圧着を行う。このため、第1のヘッド221で熱圧着を開始した際、熱可撓性基板90は、第2のヘッド222から熱を受けない。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剛性基板に対する可撓性基板の接続方法、この接続方法に用いる熱圧着装置、前記接続方法を用いた電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の電気光学装置のうち、液晶装置では、石英基板やガラス基板などの剛性基板の間に電気光学物質としての液晶が保持されており、剛性基板には、電気光学物質を画素毎に駆動するための駆動電極が形成されている。これらの駆動電極に信号を供給するにあたっては、駆動用ICがCOF実装された可撓性基板を剛性基板に接続した構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような接続を行う際には、従来、図12(A)に示すように、剛性基板20が載置されるステージ210、およびヒータを内蔵するヘッド220を備えた熱圧着装置が用いられる。ここで、剛性基板20の上面には多数の端子21が形成されている一方、可撓性基板90の下面では、剛性基板20の第1の端子21に電気的に接続される多数の第2の端子99がフィルム状の樹脂基材94上に形成されている。
【0004】
この熱圧着装置において、可撓性基板90と剛性基板20とを、例えば、異方性導電材を用いて接続するには、まず、図12(B)に示すように、ステージ10上に剛性基板20を載置した後、第1の端子21が形成されている領域に異方性導電材80を塗布し、あるいはシート状の異方性導電材80を被せた状態で、ヘッド220で可撓性基板90を剛性基板20に向けて押圧する。その結果、異方性導電材80が加熱されその樹脂成分が溶融するとともに、異方性導電材80に含まれていた導電粒子は、剛性基板20の第1の端子21と可撓性基板90の第2の端子99との間で押し潰された状態になって第1の端子21と第2の端子99とが電気的に接続する。そして、ヘッド220が離れて異方性導電材80が冷えると、それに含まれている樹脂成分が固化し、図12(C)に示すように、剛性基板20と可撓性基板90とが接続される。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−32030号公報(第7頁、図1−図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヘッド220で可撓性基板90を加熱して剛性基板20に圧着する際、加熱された可撓性基板90の樹脂基材94は、圧着が開始される前に、ヘッド220から受ける輻射熱で、図12(B)に矢印Wで示すように、剛性基板20と比較して大きく膨張するため、第1の端子21の位置と第2の端子99の相対位置がずれるという問題点がある。その結果、第1の端子21と第2の端子99との接合面積が低下してこの部分で電気的抵抗が増大し、極端な場合には、第1の端子21と第2の端子99とが完全にずれて電気的に接続しない事態となってしまう。
【0007】
特に、電気光学装置では、マトリクス状に配置された多数の画素を駆動する必要があるため、端子21、99の数が多い。従って、熱圧着すべき領域が広いため、ヘッド220が大きいので、その分、可撓性基板90への熱の影響が大きい。また、熱圧着すべき領域が広いため、可撓性基板90の膨張が累積された状態となりやすい。しかも、端子21、99が狭いピッチで配列しているため、端子21、99の位置のずれは、不具合を発生させやすいという問題点がある。
【0008】
ここで、電気光学装置では、剛性基板上に駆動用ICをCOG実装する場合があり、この場合でも、剛性基板に可撓性基板を接続して、可撓性基板から駆動用ICに各種信号を供給する。このような場合でも、電気光学装置の場合には、剛性基板に形成される端子の数や可撓性基板に形成される電極の数が多いため、同様な問題が発生する。
【0009】
なお、可撓性基板90の膨張を予め見込んで設計しておけばよいが、熱圧着時の可撓性基板90の膨張は、湿度や光など、その他の影響も受けているため、このような対応では不十分である。
【0010】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、剛性基板に可撓性基板を熱圧着する際の可撓性基板の膨張に起因する端子同士の位置ずれを防止することのできる基板の接続方法、この接続方法に用いる熱圧着装置、前記接続方法を用いた電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、多数の第1の端子が配列する剛性基板と、多数の第2の端子がフィルム状の樹脂基材上に配列された可撓性基板との重なり部分で前記第1の端子と前記第2の端子とを直接あるいは導電材を介して熱圧着する基板の接続方法において、前記剛性基板に前記可撓性基板を重ねた状態で、前記可撓性基板の第1の圧着領域に対して第1のヘッドで熱圧着を開始した後、その他の第2の圧着領域に対して第2のヘッドによる熱圧着を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明では、多数の第1の端子が配列する剛性基板と、多数の第2の端子がフィルム状の樹脂基材上に配列された可撓性基板との重なり部分で前記第1の端子と前記第2の端子とを直接あるいは導電材を介して熱圧着するための熱圧着装置において、第1のヘッドと、該第1のヘッドが圧着を開始した後、熱圧着を開始する第2のヘッドとを有することを特徴とする。
【0013】
本発明では、第1のヘッドで熱圧着を開始した後、第2のヘッドによる熱圧着を行うため、第1のヘッドで熱圧着を開始した際、熱可撓性基板は、第2のヘッドから熱を受けない。従って、熱可撓性基板がヘッドからの熱で膨張することを防止できる。
【0014】
本発明において、前記第1の圧着領域には、前記第2の端子の少なくとも一部が形成されている領域が含まれていることが好ましい。このように構成すると、第1の圧着領域に含まれる端子については、第2のヘッドの熱の影響を受けない状態で熱圧着されることになる。
【0015】
本発明は、前記第1の圧着領域には、前記第2の端子の一部が形成されている領域が含まれ、前記第2の圧着領域には、その他の前記第2の端子が形成されている領域が含まれている場合に適用できる。また、本発明は、前記第1の圧着領域が、前記第2の端子が形成されている領域全体であり、前記第2の圧着領域は、前記第2の端子が形成されていない領域である場合に適用してもよい。
【0016】
本発明において、前記可撓性基板では、前記第1の圧着領域の両側に前記第2の圧着領域が隣接していることが好ましい。このように構成すると、膨張量が累積される第2の圧着領域が分割されて狭くなっているので、膨張量の累積量を抑えることができる。
【0017】
本発明において、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘッドは、いずれも加熱された状態で前記可撓性基板を前記剛性基板に押圧し始める構成を採用することができる。
【0018】
本発明において、前記第1のヘッドによる熱圧着が開始された以降、前記第2のヘッドに対する加熱が開始されることが好ましい。このように構成すると、第2のヘッドの熱を可撓性基板が受けて膨張するのをより効果的に防止できる。
【0019】
本発明において、少なくとも前記第1のヘッドは、前記可撓性基板を前記剛性基板に押圧する状態になってから、当該第1のヘッドに対する加熱が開始されることが好ましい。このように構成すると、第1のヘッドが可撓性基板を剛性基板に押圧して端子同士が強制的に位置合わせされた状態になってから第1のヘッドが加熱されるので、第1の圧着領域の端子に位置ずれが発生しない。その結果、第2の圧着領域においても端子に位置ずれが発生しない。
【0020】
本発明に係る接続方法は、電気光学装置を製造する際、画素毎に駆動される電気光学物質を保持する前記剛性基板に対して前記可撓性基板を接続するのに適用することができる。
【0021】
このようにして製造した電気光学装置は、例えば、携帯電話機、モバイルコンピュータなどの電子機器に搭載される。
【0022】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明に係る剛性基板と可撓性基板との接続構造をパッシブマトリクス型電気光学装置に適用した例を中心に説明する。
【0023】
[実施の形態1]
図1および図2はそれぞれ、本発明を適用した電気光学装置の斜視図、および分解斜視図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置を図1のI−I′線で切断したときのI′側の端部の断面図である。なお、図1、図2などで、電極パターンおよび端子などを模式的に示してあるだけであり、実際の電気光学装置では、より多数の電極パターンや端子が形成されている。
【0024】
図1および図2において、本形態の電気光学装置1は、携帯電話機などの電子機器に搭載されているパッシブマトリクスタイプの液晶表示装置である。この電気光学装置1に用いたパネル1′において、所定の間隙を介してシール材30によって貼り合わされた矩形の無アルカリガラス、耐熱ガラス、石英ガラスなどの一対の剛性基板10、20間には、シール材30によって液晶封入領域35が区画されているとともに、この液晶封入領域35内に電気光学物質としての液晶36が封入されている。
【0025】
ここで、シール材30は、基板間に液晶36を注入するための注入口32として一部が途切れているが、この注入口32は、基板間に液晶36を注入した後、塗布、硬化された封止材31で塞がれている。
【0026】
ここに示す電気光学装置1は透過型の例であり、第2の剛性基板20の外側表面に偏光板61が貼られ、第1の剛性基板10の外側表面には偏光板62が貼られている。また、第2の剛性基板20の外側にはバックライト装置9が配置されている。
【0027】
第1の剛性基板10には、図3に示すように、第1の電極パターン15と、第2の剛性基板20の第2の電極パターン25との交点に相当する領域に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタ7R、7G、7Bが形成され、これらのカラーフィルタ7R、7G、7Bの表面側に絶縁性の平坦化膜13、第1の電極パターン15および配向膜12がこの順に形成されている。また、各カラーフィルタ7R、7G、7Bの境界部分には、各カラーフィルタ7R、7G、7Bの下層側に遮光膜16が形成されている。これに対して、第2の剛性基板20には、第2の電極パターン25、オーバーコート膜23、および配向膜22がこの順に形成されている。
【0028】
本形態の電気光学装置1において、第1の電極パターン10および第2の電極パターン25はいずれも、ITO膜(Indium Tin Oxide)に代表される透明導電膜によって形成されている。なお、第2の電極パターン25の下に絶縁膜を介してパターニングされたアルミニウム等の膜を薄く形成すれば、半透過・半反射型の電気光学装置を構成できる。さらに、偏向板61に半透過反射板をラミネートすることでも半透過・半反射型の電気光学装置1を構成できる。さらにまた、第2の電極パターン25の下に反射性の膜を配置すれば、反射型の電気光学装置を構成でき、この場合には、第2の剛性基板20の裏面側からバックライト装置9を省略すればよい。
【0029】
再び図1および図2において、本形態の電気光学装置1では、外部からの信号入力および基板間の導通のいずれを行うにも、第1の剛性基板10および第2の剛性基板20の同一方向に位置する各基板辺101、201付近に形成されている端子形成領域102、202が用いられる。従って、第2の剛性基板20としては、第1の剛性基板10よりも大きな基板が用いられ、第1の剛性基板10と第2の剛性基板20とを貼り合わせたときに第1の剛性基板10の基板辺101から第2の剛性基板20が張り出す部分205を利用して、駆動用IC50をCOF実装した可撓性基板90の接続などが行われる。
【0030】
第1の剛性基板10において、端子形成領域102は、第1の剛性基板10の基板辺101の中央部分に沿って形成され、この端子形成領域102では、基板辺101に沿って複数の基板間導通用端子19が所定の間隔をもって並んでいる。また、第1の剛性基板10では、基板間導通用端子19から対向する基板辺102に向かって複数列の液晶駆動用の第1の電極パターン15が両側に斜めに延びた後、液晶封入領域35内で基板辺101、102に直交する方向に延びている。
【0031】
第2の剛性基板20において、端子形成領域202も基板辺201に沿って形成され、端子形成領域202には、その中央領域で基板辺201に沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の外部入力用端子26(本発明における第1の端子)、およびこれらの外部入力用端子26が形成されている領域の両側2箇所で基板辺201に沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の外部入力用端子27(本発明における第1の端子)が形成されている。
【0032】
ここで、外部入力用端子26からは、第1の剛性基板10と第2の剛性基板20とを貼り合わせたときに基板間導通用端子19と重なる複数の基板間導通用端子29が基板辺202に向かって直線的に延びている。
【0033】
これに対して、外部入力用端子27からは、第1の剛性基板10と第2の剛性基板20とを貼り合わせたときに第1の電極パターン15の形成領域の両側に相当する領域を回り込むように複数列の液晶駆動用の第2の電極パターン25が形成され、これらの第2の電極パターン25は、液晶封入領域35内において第1の電極パターン15と交差するように延びている。
【0034】
従って、第1の剛性基板10と第2の剛性基板20とをシール材30を介して貼り合わせる際に、シール材30にギャップ材および導通材を配合しておくとともに、シール材30を基板間導通用端子19、29が重なる領域にも形成しておくと、導電材は、第1の剛性基板10と第2の剛性基板20との間で押し潰された状態で基板間導通用端子19、29を導通させる。
【0035】
また、第2の剛性基板20の端子形成領域202の基板辺201側の端部に対して可撓性基板90を異方性導電材などを用いて実装した後、この可撓性基板90を介して第2の剛性基板20の外部入力用端子26、27に信号入力すると、第2の剛性基板20に形成されている第2の電極パターン25には外部入力用端子27を介して走査信号を直接、印加することができる。また、第1の剛性基板10に形成されている第1の電極パターン15には、外部入力用端子26、基板間導通用端子29、導通材および基板間導通用端子19を介して画像データを信号入力することができる。よって、これらの画像データおよび走査信号によって、各画素において第1の電極パターン15と第2の電極パターン25との間に位置する液晶の配向状態を制御することができるので、所定の画像を表示することができる。
【0036】
(基板の接続構造)
図4は、本発明の実施の形態1に係る基板の接続構造を説明するために、第2の剛性基板の辺部分および可撓性基板の端縁部分を拡大して模式的に示す説明図である。図5(A)〜(D)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置を製造する際に、第2の剛性基板に可撓性基板を熱圧着する方法を示す説明図である。なお、剛性基板20は、図1に示すように、剛性基板10、20を貼り合わせたパネル1′の状態で可撓性基板90の接続が行われるが、図5には、剛性基板20のみを図示してある。
【0037】
本形態の電気光学装置1では、駆動用IC50がCOF実装された可撓性基板90を剛性基板20に熱圧着して、第2の剛性基板20に形成されている外部入力用端子26、27に対して、剛性基板20に形成されている端子を電気的に接続する。
【0038】
このため、図4に示すように、第2の剛性基板20の外部入力用端子26、27の位置に対応して、可撓性基板90の下面には、端子91、92(本発明における第2の端子)が多数、フィルム状のポリイミドなどの樹脂基材94上に形成され(図3を参照)、これらの端子91、92のうち、外部入力用端子26に接続される端子91は、可撓性基板90の幅方向における中央領域においてその端縁95に沿って配列され、外部入力用端子27に接続される端子92は、端子91が形成されている領域の両側2箇所で端縁95に沿って配列されている。
【0039】
ここで、可撓性基板90、および第2の剛性基板20では、端子91と外部入力用端子26とが接続される領域が第1の圧着領域41とされ、端子92と外部入力用端子27とが接続される領域が第2の圧着領域42とされている。
【0040】
このような構成の可撓性基板90を剛性基板20に接続する際には、図5(A)に示すように、剛性基板20が載置されるステージ210と、第1の圧着領域41での熱圧着を行う第1のヘッド221と、この第1のヘッド221の両側において、第2の圧着領域42での熱圧着を行う2つの第2のヘッド222とを備えた熱圧着装置200が用いられる。
【0041】
このように構成した熱圧着装置200において、本形態では、第1のヘッド221、および第2のヘッド222を各々、所定のタイミングで駆動することができるようになっている。
【0042】
また、第1のヘッド221、および第2のヘッド222は、ヒータ226、227を内蔵しており、本形態では、各ヒータ226、227は、常時、給電された状態にある。このため、第1のヘッド221、および第2のヘッド222は、待機中も加熱された状態にある。
【0043】
熱圧着装置200において、可撓性基板90と剛性基板20とを異方性導電材を用いて接続するには、図5(B)に示すように、ステージ10上に剛性基板20を載置した後、外部入力端子26、27が形成されている領域に異方性導電材80を塗布し、あるいはシート状の異方性導電材80を被せ、まず、第1のヘッド221で第1の圧着領域41に相当する領域で可撓性基板90を剛性基板20に向けて押圧する。その結果、第1の圧着領域41では、異方性導電材80が加熱されその樹脂成分が溶融するとともに、異方性導電材80に含まれていた導電粒子は、剛性基板20の端子26と可撓性基板90の端子91との間で押し潰された状態になって端子26、91が電気的に接続する。
【0044】
次に、図5(C)に示すように、第2のヘッド222で第2の圧着領域42に相当する領域で可撓性基板90を剛性基板20に向けて押圧する。その結果、第2の圧着領域42では、異方性導電材80が加熱されその樹脂成分が溶融するとともに、異方性導電材80に含まれていた導電粒子は、剛性基板20の端子27と可撓性基板90の端子92との間で押し潰された状態になって端子27、92が電気的に接続する。
【0045】
しかる後に、第1のヘッド221、および第2のヘッド222が離れて異方性導電材80が冷えると、それに含まれている樹脂成分が固化し、図5(D)に示すように、剛性基板20と可撓性基板90とが接続される。
【0046】
このようにして剛性基板20に可撓性基板90を接続する際、加熱された可撓性基板90の樹脂基材94は、矢印Wで示すように、剛性基板20と比較して大きく膨張しようとする。
【0047】
但し、本形態では、第1のヘッド221で熱圧着を開始した後、第2のヘッド222による熱圧着を行うため、第1のヘッド221で熱圧着を開始した際、熱可撓性基板90は、第2のヘッド222から熱を受けない。従って、熱可撓性基板90が第2のヘッド222からの熱で膨張することを防止できる分、可撓性基板90に形成されている端子91、92の位置は、わずかにずれるだけである。それ故、剛性基板20に形成されている外部入力端子26、27の位置と、可撓性基板90に形成されている端子91、92の相対位置が大きくずれるということがない。よって、外部入力端子26、27の位置と端子91、92の位置が完全にずれて電気的に接続しないという事態を回避でき、外部入力端子26、27の位置と端子91、92との接合面積が低下してこの部分で電気的抵抗が増大するという事態も回避できる。
【0048】
また、本形態では、第1の圧着領域41の両側に第2の圧着領域42が隣接している。このため、膨張量が累積される第2の圧着領域42が分割されて狭くなっているので、膨張量の累積量を抑えることができる。
【0049】
さらに、本形態では、端子91と外部入力用端子26とが接続される領域が第1の圧着領域41とされ、端子92と外部入力用端子27とが接続される領域が第2の圧着領域42とされ、このような端子の種類の区切り部分を第1の圧着領域41と第2の圧着領域42との境界としてある。ここで、外部入力用端子26、27から延びる配線パターンのレイアウトは、大きく異なるため、外部入力用端子26、27の境界部分には、他の領域と比較して大きな隙間を設けることができる。それ故、本形態では、大きな隙間を設けることのできる部分に第1の圧着領域41と第2の圧着領域42との区切り部分を設定したため、熱圧着装置200において、第1のヘッド221と第2のヘッド222との間に多少の隙間があってもよいなど、第1のヘッド221および第2のヘッド222を隣接して配置することが容易である。
【0050】
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る基板の接続構造を説明するために、第2の剛性基板の辺部分および可撓性基板の端縁部分を拡大して模式的に示す説明図である。図7(A)〜(D)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置を製造する際に、第2の剛性基板に可撓性基板を熱圧着する方法を示す説明図である。
【0051】
本形態の電気光学装置1でも、図6に示すように、第2の剛性基板20の外部入力用端子26、27の位置に対応して、可撓性基板90の下面には、端子91、92(本発明における第2の端子)が多数、フィルム状のポリイミドなどの樹脂基材94上に形成されている(図3を参照)。
【0052】
また、可撓性基板90では、端子91、92が形成されている領域の両側には、端子のない領域98があり、このような領域は、第2の剛性基板20に熱圧着されることにより、可撓性基板90と剛性基板20との接続強度を高める機能を担う。
【0053】
そこで本形態において、可撓性基板90、および第2の剛性基板20では、端子91、92と外部入力用端子26、27とが接続される領域が第1の圧着領域41とされ、その両側が第2の圧着領域42とされている。
【0054】
このような構成の可撓性基板90を剛性基板20に接続する際にも、図6(A)に示すように、剛性基板20が載置されるステージ210と、第1の圧着領域41での熱圧着を行う第1のヘッド221と、この第1のヘッド221の両側において、第2の圧着領域42での熱圧着を行う2つの第2のヘッド222とを備えた熱圧着装置200が用いられる。
【0055】
このように構成した熱圧着装置200において、本形態では、実施の形態1と同様、第1のヘッド221、および第2のヘッド222を各々、所定のタイミングで駆動することができるようになっている。また、第1のヘッド221、および第2のヘッド222は、ヒータ226、227を内蔵しており、本形態では、各ヒータ226、227は、常時、給電された状態にある。このため、第1のヘッド221、および第2のヘッド222は、待機中も加熱された状態にある。
【0056】
熱圧着装置200において、可撓性基板90と剛性基板20とを異方性導電材を用いて接続するには、図6(B)に示すように、ステージ10上に剛性基板20を載置した後、外部入力端子26、27が形成されている領域に加えて、その両側領域にも異方性導電材80を塗布し、あるいはシート状の異方性導電材80を被せ、まず、第1のヘッド221で第1の圧着領域41に相当する領域で可撓性基板90を剛性基板20に向けて押圧する。その結果、第1の圧着領域41では、異方性導電材80が加熱されその樹脂成分が溶融するとともに、異方性導電材80に含まれていた導電粒子は、剛性基板20の端子26、27と可撓性基板90の端子91、92との間で押し潰された状態になって端子26、27、91、92が電気的に接続する。
【0057】
次に、図5(C)に示すように、第2のヘッド222で第2の圧着領域42に相当する領域で可撓性基板90を剛性基板20に向けて押圧する。その結果、第2の圧着領域42では、異方性導電材80の樹脂成分が溶融する。
【0058】
しかる後に、第1のヘッド221、および第2のヘッド222が離れて異方性導電材80が冷えると、それに含まれている樹脂成分が固化し、図5(D)に示すように、剛性基板20と可撓性基板90とが接続される。
【0059】
このようにして剛性基板20に可撓性基板90を接続する際、加熱された可撓性基板90の樹脂基材94は、矢印Wで示すように、剛性基板20と比較して大きく膨張しようとするが、本形態では、第1のヘッド221で熱圧着を開始した後、第2のヘッド222による熱圧着を行うため、第1のヘッド221で熱圧着を開始した際、熱可撓性基板90は、第2のヘッド222から熱を受けない。従って、熱可撓性基板90が第2のヘッド222からの熱で膨張することを防止できる分、可撓性基板90に形成されている端子91、92の位置は、わずかにずれるだけである。それ故、剛性基板20に形成されている外部入力端子26、27の位置と、可撓性基板90に形成されている端子91、92の相対位置が大きくずれるということがない。よって、外部入力端子26、27の位置と端子91、92の位置が完全にずれて電気的に接続しないという事態を回避でき、外部入力端子26、27の位置と端子91、92との接合面積が低下してこの部分で電気的抵抗が増大するという事態も回避できる。
【0060】
また、本形態では、端子91、92と外部入力用端子26、27とが接続される領域が第1の圧着領域41とされ、その両側において電気的な接続が行われない領域が第2の圧着領域42とされている。このため、熱圧着装置200において、第1のヘッド221と第2のヘッド222との間に多少の隙間があってもよいなど、第1のヘッド221および第2のヘッド222を隣接して配置することが容易である。
【0061】
[その他の実施の形態]
上記の形態1、2のいずれにおいても、各ヒータ226、227は、常時、給電された状態にある。このため、第1のヘッド221、および第2のヘッド222は、待機中も加熱された状態にあったが、以下に説明するように、ヒータ226、227に対して通電するタイミングを各々独立して制御できるようにしてもよい。
【0062】
このように構成すると、例えば、第1のヘッド221による熱圧着が開始された以降、第2のヘッド222に対する加熱を開始することができる。このように構成すると、第2のヘッド222の熱を可撓性基板90が受けて膨張するのをより効果的に防止できる。
【0063】
また、第1のヘッド221が可撓性基板90を剛性基板20に押圧する状態になってから、第1のヘッド221に対する加熱を開始することができる。このように構成すると、第1のヘッド221が可撓性基板90を剛性基板20に押圧して端子同士が強制的に位置合わせされた状態になってから第1のヘッド221が加熱されるので、第1の圧着領域41の端子に位置ずれが発生しない。
【0064】
[本発明を適用可能な電気光学装置の構成]
上記形態はいずれも、パッシブマトリクス型の液晶装置からなる電気光学装置に本発明を適用したが、図8ないし図10を参照して以下に説明するいずれの電気光学装置においても、電気光学物質を保持する剛性基板に可撓性基板を接続して信号の入力が行われるので、本発明を適用することができる。
【0065】
図8は、画素スイッチング素子として非線形素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。図9は、画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。図10は、電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型電気光学装置のブロック図である。
【0066】
図8に示すように、画素スイッチング素子として非線形素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置1aでは、複数の配線としての走査線51aが行方向に形成され、複数のデータ線52aが列方向に形成されている。走査線51aとデータ線52aとの各交差点に対応する位置には画素53aが形成され、この画素53aでは、液晶層54aと、画素スイッチング用のTFD素子56a(非線形素子)とが直列に接続されている。各走査線51aは走査線駆動回路57aによって駆動され、各データ線52aはデータ線駆動回路58aによって駆動される。
【0067】
このように構成した電気光学装置1aにおいて、走査線駆動回路57aおよびデータ線駆動回路58aを備えた駆動用ICを可撓性基板上に実装して、この可撓性基板を、画素53aが形成されたパネルの剛性基板に接続する際に本発明を適用してもよい。
【0068】
また、剛性基板上に駆動用ICをCOG実装した場合に、可撓性基板を剛性基板に接続して、可撓性基板から駆動用ICに各種信号を供給するタイプの電気光学装置に本発明を適用してもよい。
【0069】
図9に示すように、画素スイッチング素子としてTFTを用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置1bでは、マトリクス状に形成された複数の画素の各々に、画素端子9b、および画素端子9bを制御するための画素スイッチング用のTFT30bが形成されており、画素信号を供給するデータ線6bが当該TFT30bのソースに電気的に接続されている。データ線6bに書き込む画素信号は、データ線駆動回路2bから供給される。また、TFT30bのゲートには走査線31bが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線31bにパルス的に走査信号が走査線駆動回路3bから供給される。画素端子9bは、TFT30bのドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30bを一定期間だけそのオン状態とすることにより、データ線6bから供給される画素信号を各画素に所定のタイミングで書き込む。このようにして画素端子9bを介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号は、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。
【0070】
ここで、保持された画素信号がリークするのを防ぐことを目的に、画素端子9bと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70b(キャパシタ)を付加することがある。この蓄積容量70bによって、画素端子9bの電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことのできる電気光学装置が実現できる。なお、蓄積容量70bを形成する方法としては、容量を形成するための配線である容量線32bとの間に形成する場合、あるいは前段の走査線31bとの間に形成する場合もいずれであってもよい。
【0071】
このように構成した電気光学装置1bにおいて、走査線駆動回路3bおよびデータ線駆動回路2bを備えた駆動用ICを可撓性基板上に実装して、この可撓性基板を、画素が形成されたパネルの剛性基板に接続する際に本発明を適用してもよい。
【0072】
また、剛性基板上に駆動回路をTFTで形成した場合に、可撓性基板を剛性基板に接続して、可撓性基板から駆動用回路に各種信号を供給するタイプの電気光学装置に本発明を適用してもよい。
【0073】
図10に示すように、電荷注入型有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型電気光学装置は、有機半導体膜に駆動電流が流れることによって発光するEL(エレクトロルミネッセンス)素子、またはLED(発光ダイオード)素子などの発光素子をTFTで駆動制御するアクティブマトリクス型の表示装置であり、このタイプの表示装置に用いられる発光素子はいずれも自己発光するため、バックライトを必要とせず、また、視野角依存性が少ないなどの利点がある。
【0074】
ここに示す電気光学装置100pでは、複数の走査線3pと、この走査線3pの延設方向に対して交差する方向に延設された複数のデータ線6pと、これらのデータ線6pに並列する複数の共通給電線23pと、データ線6pと走査線3pとの交差点に対応する画素15pとが構成されている。データ線6pに対しては、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、アナログスイッチを備えるデータ線駆動回路101pが構成されている。走査線3pに対しては、シフトレジスタおよびレベルシフタを備える走査線駆動回路104pが構成されている。
【0075】
また、画素15pの各々には、走査線3pを介して走査信号がゲート電極に供給される第1のTFT31pと、この第1のTFT31pを介してデータ線6pから供給される画像信号を保持する保持容量33pと、この保持容量33pによって保持された画像信号がゲート電極に供給される第2のTFT32pと、第2のTFT32pを介して共通給電線23pに電気的に接続したときに共通給電線23pから駆動電流が流れ込む発光素子40pとが構成されている。
【0076】
ここで、発光素子40pは、画素電極の上層側には、正孔注入層、有機エレクトロルミネッセンス材料層としての有機半導体膜、リチウム含有アルミニウム、カルシウムなどの金属膜からなる対向電極が積層された構成になっており、対向電極20pは、データ線6pなどを跨いで複数の画素15pにわたって形成されている。
【0077】
このように構成した電気光学装置1pにおいて、走査線駆動回路104pおよびデータ線駆動回路101pを備えた駆動用ICを可撓性基板上に実装して、この可撓性基板を、画素が形成されたパネルの剛性基板に接続する際に本発明を適用してもよい。
【0078】
また、剛性基板上に駆動回路をTFTで形成した場合、あるいは駆動用ICをCOG実装した場合に、可撓性基板を剛性基板に接続して、可撓性基板から駆動用回路や駆動用ICに各種信号を供給するタイプの電気光学装置に本発明を適用してもよい。
【0079】
また、上述した実施形態以外にも、電気光学装置として、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
【0080】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、異方性導電材を介して熱圧着する例を説明したが、実施の形態1などについては、端子と電極とを熱圧着して合金接合する場合に本発明を適用してもよい。
【0081】
[電子機器への適用]
次に、本発明を適用した電気光学装置100を備えた電子機器の一例を、図11を参照して説明する。
【0082】
図11は、上記の電気光学装置と同様に構成された電気光学装置100を備えた電子機器の構成を示すブロック図である。
【0083】
図11において、電子機器は、表示情報出力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1004、電気光学装置100、クロック発生回路1008、および電源回路1010を含んで構成される。表示情報出力源1000は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)、光ディスクなどのメモリ、テレビ信号の画信号を同調して出力する同調回路などを含んで構成され、クロック発生回路1008からのクロックに基づいて、所定フォーマットの画像信号を処理して表示情報処理回路1002に出力する。この表示情報出力回路1002は、たとえば増幅・極性反転回路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、あるいはクランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成され、クロック信号に基づいて入力された表示情報からデジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKとともに駆動回路1004に出力する。駆動回路1004は、電気光学装置100を駆動する。電源回路1010は、上述の各回路に所定の電源を供給する。
【0084】
このような構成の電子機器としては、投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、あるいは携帯電話、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルなどを挙げることができる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、第1のヘッドで熱圧着を開始した後、第2のヘッドによる熱圧着を行うため、第1のヘッドで熱圧着を開始した際、熱可撓性基板は、第2のヘッドから熱を受けない。従って、熱可撓性基板がヘッドからの熱で膨張することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気光学装置の斜視図である。
【図2】本発明を適用した電気光学装置の分解斜視図である。
【図3】本発明を適用した電気光学装置を図1のI−I′線で切断したときのI′側の端部の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る基板の接続構造を説明するために、第2の剛性基板の辺部分および可撓性基板の端縁部分を拡大して模式的に示す説明図である。
【図5】(A)〜(D)は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置を製造する際に、第2の剛性基板に可撓性基板を熱圧着する方法を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る基板の接続構造を説明するために、第2の剛性基板の辺部分および可撓性基板の端縁部分を拡大して模式的に示す説明図である。
【図7】(A)〜(D)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置を製造する際に、第2の剛性基板に可撓性基板を熱圧着する方法を示す説明図である。
【図8】画素スイッチング素子として非線形素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図9】画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型液晶装置からなる電気光学装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図10】電気光学物質として電荷注入型の有機薄膜を用いたエレクトロルミネセンス素子を備えたアクティブマトリクス型表示装置のブロック図である。
【図11】電気光学装置を備えた電子機器の構成を示すブロック図である。
【図12】(A)〜(C)は、従来の電気光学装置を製造する際に、剛性基板に可撓性基板を熱圧着する方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置
10 第1の剛性基板
15 第1の電極パターン
20 第2の剛性基板
21 端子
25 第2の電極パターン
26、27 外部入力端子(第1の端子)
41 第1の圧着領域
42 第2の圧着領域
50 駆動用IC
80 異方性導電材
90 可撓性基板
91、92 端子(第2の端子)
94 樹脂基材
95 可撓性基板の端縁
200 熱圧着装置
210 ステージ
221 第1のヘッド
222 第2のヘッド
226、227 ヒータ

Claims (16)

  1. 多数の第1の端子が配列する剛性基板と、多数の第2の端子がフィルム状の樹脂基材上に配列された可撓性基板との重なり部分で前記第1の端子と前記第2の端子とを直接あるいは導電材を介して熱圧着する基板の接続方法において、
    前記剛性基板に前記可撓性基板を重ねた状態で、前記可撓性基板の第1の圧着領域に対して第1のヘッドで熱圧着を開始した後、その他の第2の圧着領域に対して第2のヘッドによる熱圧着を行うことを特徴とする基板の接続方法。
  2. 請求項1において、前記第1の圧着領域は、前記第2の端子の少なくとも一部が形成されている領域を含んでいることを特徴とする基板の接続方法。
  3. 請求項2において、前記第1の圧着領域は、前記第2の端子の一部が形成されている領域であり、前記第2の圧着領域は、その他の前記第2の端子が形成されている領域を含んでいることを特徴とする基板の接続方法。
  4. 請求項2において、前記第1の圧着領域は、前記第2の端子が形成されている領域全体であり、前記第2の圧着領域は、前記第2の端子が形成されていない領域であることを特徴とする基板の接続方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記可撓性基板では、前記第1の圧着領域の両側に前記第2の圧着領域が隣接していることを特徴とする基板の接続方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘッドは、いずれも加熱された状態で前記可撓性基板を前記剛性基板に押圧し始めることを特徴とする基板の接続方法。
  7. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記第1のヘッドによる熱圧着が開始された以降、前記第2のヘッドに対する加熱が開始されることを特徴とする基板の接続方法。
  8. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、少なくとも前記第1のヘッドは、前記可撓性基板を前記剛性基板に押圧する状態になってから、当該第1のヘッドに対する加熱が開始されることを特徴とする基板の接続方法。
  9. 多数の第1の端子が配列する剛性基板と、多数の第2の端子がフィルム状の樹脂基材上に配列された可撓性基板との重なり部分で前記第1の端子と前記第2の端子とを直接あるいは導電材を介して熱圧着するための熱圧着装置において、
    第1のヘッドと、該第1のヘッドが圧着を開始した後、熱圧着を開始する第2のヘッドとを有することを特徴とする熱圧着装置。
  10. 請求項9において、前記第1のヘッドの両側に前記第2のヘッドが配置されていることを特徴とする熱圧着装置。
  11. 請求項8または9において、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘッドは、いずれも加熱された状態で前記可撓性基板を前記剛性基板に押圧し始めることを特徴とする熱圧着装置。
  12. 請求項9ないし11のいずれかにおいて、前記第1のヘッドによる熱圧着が開始された以降、前記第2のヘッドに対する加熱が開始されることを特徴とする熱圧着装置。
  13. 請求項9ないし12のいずれかにおいて、少なくとも前記第1のヘッドは、前記可撓性基板を前記剛性基板に押圧する状態になってから当該第1のヘッドに対する加熱が開始されることを特徴とする熱圧着装置。
  14. 請求項1ないし8のいずれかに規定する接続方法を用いた電気光学装置の製造方法であって、画素毎に駆動される電気光学物質を保持する前記剛性基板に対して前記可撓性基板を接続することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  15. 請求項14に規定する製造方法で製造したことを特徴とする電気光学装置。
  16. 請求項15に規定する電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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