JP2004095703A - 電磁アクチュエータ及びカメラ用シャッタ装置 - Google Patents

電磁アクチュエータ及びカメラ用シャッタ装置 Download PDF

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渡部 伸昭
Eiji Samuta
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Abstract

【課題】ロータ、ヨークを備える電磁アクチュエータにおいて、ヨークのガタツキを防止し、ロータの作動特性の安定化を図る。
【解決手段】N極及びS極に着磁され基板10に回動自在に支持されるロータ41、ロータ41の外周面41b,41cに対向するように形成され異なる磁極を発生する二つの磁極部42a,42b、43a,43bを有するヨーク42,43、ヨーク42,43の周りに巻回される励磁用のコイル44を備え、ヨーク42,43は、第1腕部42a,43aと第2腕部42b,43bとの間隔を広げる方向に弾性変形させた状態で位置決め突起13を挟み込ませて保持され、基板10に組み付けられる。これにより、ヨークは、弾性復帰力により堅固に固定されて、ガタツキ等が防止される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁力により駆動力を発生する電磁アクチュエータに関し、特に、着磁された円柱状のロータ、ロータの外周面に対向する磁極部を形成するヨーク等を備え、カメラのシャッタ羽根等を駆動する際に適用される電磁アクチュエータ及びこれを用いたカメラ用シャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用シャッタ装置等に搭載される従来の電磁アクチュエータとしては、露光用の開口部を有する基板に対して回動自在に支持されるロータ、ロータの外周面に対向するように配置される磁極部を有する複数のヨーク、ヨークの周りに巻回された励磁用のコイル等を備えたものが知られている(特開2002−156684号公報)。
【0003】
この電磁アクチュエータにおいて、基板へのヨークの取り付けは、先ず、基板に位置決め用のピン及び突起を設け、組付け状態において磁極部がロータの外周面と所定の間隔をあけて対向するようにヨークを高精度に形成する。
そして、ヨークに形成された位置決め孔に基板の位置決めピンを挿入し、又、ヨークの縁部を基板の位置決め突起等に当接させることにより、ヨークを所定の位置(磁極部がロータと所定の間隔をおいて対向する位置)に固定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の電磁アクチュエータにおいては、組付け性を確保するために、位置決め孔と位置決めピンとの間あるいはヨークの縁部と位置決め突起との間には、若干の隙間が必要であり、又、この隙間は製造上のバラツキにより必要以上に大きくなる場合がある。
その結果、ヨークのガタツキを生じ、あるいは、ヨークが所定の位置からずれた位置に組み付けられる場合がある。これらヨークのガタツキあるいは位置ずれにより、ヨークの磁極部とロータの外周面との間隔が変化し、ロータの作動特性が変化しあるいは所望の特性が得られなくなる。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、部品点数を削減、構造の簡略化、組み付け作業の簡略化、低コスト化等を図りつつ、ヨークのガタツキあるいは位置ずれ等を防止でき、安定した作動特性が得られる電磁アクチュエータ及びこれを用いたカメラ用シャッタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電磁アクチュエータは、基板と、N極及びS極に着磁され基板に回動自在に支持されるロータと、ロータの外周面に対向するように形成され異なる磁極を発生する二つの磁極部を有し基板に固定されるヨークと、ヨークの周りに巻回される励磁用のコイルとを備え、上記ヨークは、弾性変形させた状態で基板に組み付けられている、ことを特徴としている。
この構成によれば、ヨークを弾性変形させた状態で基板に組付けているため、組付け状態においてヨークには常に弾性復帰力が生じている。したがって、この弾性復帰力により、ヨークは堅固に固定されて、ガタツキ等が防止される。
【0007】
上記構成において、ヨークは、磁極部をそれぞれ端部にもつ第1腕部及び第2腕部を画定するように略U字状に形成され、かつ、第1腕部と第2腕部との間隔を弾性変形により変化させた状態で基板に組み付けられている、構成を採用できる。
この構成によれば、ヨークを組付ける際に、第1腕部と第2腕部との間隔を変化させる(広げあるいは狭める)ように弾性変形させた状態で組み付けられる。したがって、組付け状態で発生する弾性復帰力(付勢力)により、ヨークは確実に所定の位置に固定される。
【0008】
上記構成において、ヨークは、第1腕部及び第2腕部の結合領域に位置決め孔を有し、基板は、位置決め孔に挿入される位置決めピンと、磁極部を所定の位置に位置付けるべく第1腕部と第2腕部との間隔を弾性変形により広げた状態で保持する位置決め突起と、を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、位置決めピンが位置決め孔に嵌合され、位置決め突起が第1腕部及び第2腕部を弾性変形させた状態で保持するため、ヨークは基板の所定位置に高精度に位置決めされて固定される。
【0009】
上記構成において、位置決め突起は、第1腕部と第2腕部との間に介在して両者を押し広げるように形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、第1腕部と第2腕部とは、位置決め突起により押し広げられた状態で所定の位置に保持される。このように、位置決め突起を介在させるだけで、ヨークを容易に弾性変形させることができ、かつ、そのまま保持することができる。
【0010】
上記構成において、基板は、位置決めピン及び位置決め突起の近傍において、ヨークをロータの回転軸方向に位置決めする受け面部を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、ヨークの組付けに際し、位置決めピン及び位置決め突起により、磁極部とロータの外周面とを対向方向において高精度に位置決めできると同時に、ヨークを受け面部に当接させるだけで、磁極部とロータの外周面とをロータの回転軸方向において高精度に位置決めできる。
【0011】
本発明のカメラ用シャッタ装置は、露光用の開口部を有する基板と、開口部を開閉するべく基板に回動自在に支持されたシャッタ羽根と、シャッタ羽根を駆動する駆動源とを備え、この駆動源は、上述の電磁アクチュエータのいずれか一つの電磁アクチュエータである、ことを特徴としている。
この構成によれば、駆動源として上述の電磁アクチュエータを採用するが故に、ヨークのガタツキ等が防止される。その結果、ロータの作動特性が安定し、シャッタ羽根は所望のタイミングで安定して駆動される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図6は、本発明に係る電磁アクチュエータをカメラ用シャッタ装置に適用した一実施形態を示すものである。ここで、図1は電磁アクチュエータを示す分解斜視図、図2はカメラ用シャッタ装置を示す平面図、図3は装置の一部を示す展開断面図、図4は基板を示す平面図、図5及び図6はヨークを示す平面図である。
【0013】
この装置は、図1ないし図3に示すように、露光用の開口部10a,20aを有する基板としての地板10及び裏板20、開口部10a,20aを開閉するべく地板10に回動自在に支持されたシャッタ羽根30、シャッタ羽根30を駆動する駆動源としての電磁アクチュエータ40等を備えている。
【0014】
地板10は、図1ないし図4に示すように、円形をなす露光用の開口部10a、後述するロータ41を回動自在に支持する支軸11、略扇状の貫通孔10b、後述するヨーク42,43を位置決めする位置決めピン12、位置決め突起13,14、受け面部15,16,17、ネジ46を螺合するネジ穴18aが形成された連結部18、シャッタ羽根30を回動自在に支持する支軸19a,19b等を有する。
裏板20は、図3に示すように、地板10の裏側端面と所定の間隔をおいてネジ等により連結され、シャッタ羽根30を回動自在に収容する羽根室Wを画定している。
【0015】
シャッタ羽根30は、図2及び図3に示すように、一対のシャッタ羽根31,32により形成されている。一対のシャッタ羽根31,32は、それぞれ支軸19a,19bが挿入される円孔31a,32a、後述する駆動ピン41dが挿入される長孔31b,32bを有する。
そして、駆動ピン41dが往復動することにより、一対のシャッタ羽根31,32は、お互いに近づいて開口部10aを閉鎖し、一方、お互いに遠ざかって開口部10aを開放するように、開閉動作を行なう。
【0016】
電磁アクチュエータ40は、図1ないし図3に示すように、地板10に回動自在に支持されるロータ41、下側ヨーク42、上側ヨーク43、ボビン44aに巻回された励磁用のコイル44、押え板45、押え板45を地板10に締結するネジ46等により形成されている。
【0017】
ロータ41は、図1ないし図3に示すように、円柱状に形成され、支軸11が通される貫通孔41a、回転軸Lを通る境界面を境にN極及びS極に着磁されこの境界面を境に二分されるN極側の外周面41b及びS極側の外周面41c、径方向外側に向かって突出しさらに下方に伸長すると共にS極に着磁された駆動ピン41dを有する。駆動ピン41dは、ロータ41の回転駆動力を外部に伝達すると共に、後述する補助磁極片43dと協働して磁気的吸引力及び反発力を生じる。
【0018】
下側ヨーク42は、図1及び図5に示すように、湾曲して形成されその端部に磁極部42a´をもつ第1腕部42a、直線に形成されその端部に磁極部42b´をもつ第2腕部42bを画定するように略U字状でかつ板状に形成され、又、第1腕部42a及び第2腕部42bの結合領域に位置決め孔42cが形成されている。
【0019】
下側ヨーク42は、地板10に組み付けられる前の状態で、第1腕部42aと第2腕部42bとが予め近づいた状態に形成され、弾性変形させて地板10に組み付けられた後の状態で、二つの磁極部42a´,42b´がロータ41の外周面41b,41cと所定の間隔をあけて対向するように形成されている。
【0020】
上側ヨーク43は、図1及び図6に示すように、湾曲して形成されその端部に磁極部43a´をもつ第1腕部43a、直線に形成されその端部に磁極部43b´をもつ第2腕部43bを画定するように略U字状でかつ板状に形成され、又、第1腕部43a及び第2腕部43bの結合領域に位置決め孔43cが形成されている。
また、磁極部43a´の近傍には、図1に示すように、略垂直に屈曲した補助磁極片43dが形成されている。補助磁極片43dは、駆動ピン41dとの間において磁気的吸引力及び反発力を発生させるためのものである。
【0021】
上側ヨーク43は、地板10に組み付けられる前の状態で、第1腕部43aと第2腕部43bとが予め近づいた状態に形成され、弾性変形させて地板10に組み付けられた後の状態で、二つの磁極部43a´,43b´がロータ41の外周面41b,41cと所定の間隔をあけて対向するように形成されている。
【0022】
コイル44が巻回されたボビン44aは、図2に示すように、下側ヨーク42と上側ヨーク43とが重ね合わせられた状態で、第2腕部42b,43bに外嵌されている。
【0023】
押え板45は、図1に示すように、扁平な板状に形成され、ボビン44aの収容スペースを画定する切欠き45a、切欠き45aの両側に位置し地板10の支軸11及び位置決めピン12を通す嵌合孔45b,45c、両端に位置しネジ46を通す孔45dを有する。
【0024】
上記構成をなす電磁アクチュエータ40の組み付け手順について説明する。
先ず、ロータ41が支軸11に回動自在に取り付けられる。続いて、下側ヨーク42と上側ヨーク43とが重ねられた状態で、第2腕部42b,43bにコイル44を巻回したボビン44aが外嵌される。これにより、下側ヨーク42及び上側ヨーク43は、ボビン44aに対して堅固に保持される。
尚、コイル44は、ボビン44aを下側ヨーク42及び上側ヨーク43に外嵌させた後に、巻回されてもよい。
【0025】
次に、下側ヨーク42及び上側ヨーク43が、地板10の位置決めされて固定される。先ず、図5及び図6に示すように、地板10の位置決めピン12が位置決め孔42c,43cに挿入され、第2腕部42b,43bが位置決め突起13,14の間に通され、図5(a)及び図6(a)に示す状態から図5(b)及び図6(b)に示す状態となるように、変形力Fにより、第1腕部32a,43aと第2腕部42b,43bとが、お互いの間隔を広げる方向に弾性変形させられて、その間に位置決め突起13を介在させる。
【0026】
その後、変形力Fを解放すると、第1腕部42a,43aと第2腕部42b,43bとが、お互いに元の位置に近づこうとする弾性復帰力により、位置決め突起13を挟み込む。したがって、第1腕部42a,43aと第2腕部42b,43bとは、位置決め突起13により、弾性変形した(押し広げられた)状態で堅固に保持されることになる。
【0027】
これにより、下側ヨーク42及び上側ヨーク43は、位置決めピン12、位置決め突起13,14により、地板10上の所定の位置に高精度に位置決めされると同時に、磁極部42a´,43a´,42b´,43b´は、所定の位置に(ロータ41の外周面41b,41cと所定の間隔をおいて対向するように)位置付けられる。
【0028】
また、下側ヨーク42及び上側ヨーク43の組付けに際して、下側ヨーク42の下面が、地板10の受け面15,16,17に当接するように組み付けられる。これら受け面部15,16,17により、下側ヨーク42及び上側ヨーク43は、ロータ41の回転軸L方向において、高精度に位置決めされる。
【0029】
その後、押え板45が、組み付けられた上側ヨーク43及び下側ヨーク42の上方から押し付けられて、ネジ46を用いて地板10の連結部18に締結される。これにより、電磁アクチュエータ40の組み付けが完了する。
【0030】
このように、組み付けに際しては、地板10に対して、下側ヨーク42及び上側ヨーク43が弾性変形された状態で位置決め固定されるため、組付け作業が容易に行なえると共に、組付け後において常に弾性復帰力が作用しているため、下側ヨーク42及び上側ヨーク43は常に堅固に固定されることになり、ガタツキ等が防止される。
【0031】
次に、カメラ用シャッタ装置の動作について簡単に説明すると、図2に示す状態において、コイル44が一方向に通電されると、磁極部42a,43a及び補助磁極片43dにN極が発生し、又、磁極部42b,43bにS極が発生する。これにより、ロータ41(駆動ピン41d)は反時計回りに回転し、シャッタ羽根30(31,32)は、支軸19a,19bを支点としてお互いに近づく方向に回転して、開口部10aを閉鎖する閉じ動作を行ない、閉鎖位置に至る。
【0032】
この閉じ動作において、下側ヨーク42及び上側ヨーク43は、ガタツキを生じないように堅固に固定されているため、磁極部42a,43a,42b,43bと外周面41b,41cとの離隔距離は一定に保持され、ロータ41は、安定して回転し、その結果、シャッタ羽根30も安定した閉じ動作を行なう。
閉じ動作が完了した後に、通電が断たれると、補助磁極片43dと駆動ピン41dとの間に磁気的吸引力が作用して、ロータ41及びシャッタ羽根30は、閉鎖位置に確実に保持される。
【0033】
一方、コイル44が逆向きに通電されると、磁極部42a,43a及び補助磁極片43dにS極が発生し、又、磁極部42b,43bにN極が発生する。このとき、補助磁極片43dと駆動ピン41dとの間には、強力な磁気的反発力が発生する。
これにより、ロータ41(駆動ピン41d)は時計回りに回転し、シャッタ羽根30(31,32)は、支軸19a,19bを支点としてお互いに遠ざかる方向に回転して、開口部10aを開放する開き動作を行ない、開放位置に至る。
【0034】
この開き動作において、下側ヨーク42及び上側ヨーク43は、ガタツキを生じないように堅固に固定されているため、磁極部42a,43a,42b,43bと外周面41b,41cとの離隔距離は一定に保持され、ロータ41は、安定して回転し、その結果、シャッタ羽根30も安定した開き動作を行なう。
開き動作が完了した後に、通電が断たれると、ロータ41及びシャッタ羽根30は、開放位置に確実に保持される。
【0035】
上記実施形態においては、下側ヨーク42及び上側ヨーク43を外側に押し広げるように弾性変形させる場合を示したが、これに限定されるものではなく、予め第1腕部42a,43aと第2腕部42b,43bとが組付け時より離れた状態に形成され、組付け時に両者をお互いに近づけるように弾性変形させて組付け、それに対応する位置決め突起に保持させる構成を採用してもよい。
【0036】
また、上記実施形態においては、ヨークを、下側ヨーク42と上側ヨーク43とにより構成した場合を示したが、これに限定されるものではなく、一つのヨークあるいは三つ以上のヨークを採用する構成において、本発明の組付け手法を採用してもよい。
【0037】
さらに、上記実施形態においては、一対のシャッタ羽根30を駆動する駆動源として本発明に係る電磁アクチュエータ40を採用したカメラ用シャッタ装置を示したが、これに限定されるものではなく、単一のシャッタ羽根を駆動する駆動源として、あるいは、絞り羽根を駆動する駆動源として本発明に係る電磁アクチュエータ40を採用してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る電磁アクチュエータによれば、ロータの外周面に対向するように形成され異なる磁極を発生する二つの磁極部を有するヨークを、弾性変形させた状態で基板に組み付けることにより、組付け状態においてヨークには常に弾性復帰力が生じるため、この弾性復帰力により、ヨークは堅固に固定されて、ガタツキ等が防止される。
また、本発明のカメラ用シャッタ装置によれば、駆動源として上述の電磁アクチュエータを採用するが故に、ヨークのガタツキ等が防止され、ロータの作動特性が安定し、シャッタ羽根は安定した開閉動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁アクチュエータの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る電磁アクチュエータを用いたカメラ用シャッタ装置の一実施形態を示す平面図である。
【図3】図2に示すカメラ用シャッタ装置の一部を示す展開断面図である。
【図4】電磁アクチュエータが固定される基板を示す平面図である。
【図5】下側ヨークの組付けを説明するための図であり、(a)は下側ヨークを基板に組付ける前の状態を示す平面図、(b)は下側ヨークを弾性変形させて基板に組付けた状態を示す平面図である。
【図6】上側ヨークの組付けを説明するための図であり、(a)は上側ヨークを基板に組付ける前の状態を示す平面図、(b)は上側ヨークを弾性変形させて基板に組付けた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 地板(基板)
20 裏板(基板)
10a,20a 露光用の開口部
10b 貫通孔
11 支軸
12 位置決めピン
13,14 位置決め突起
15,16,17 受け面部
18 連結部
18a ネジ穴
19a,19b 支軸
30(31,32) シャッタ羽根
40 電磁アクチュエータ
41 ロータ
41a 貫通孔
41b,41c 外周面
41d 駆動ピン
42 下側ヨーク
42a 第1腕部
42b 第2腕部
42c 位置決め孔
42a´,42b´ 二つの磁極部
43 上側ヨーク
43a 第1腕部
43b 第2腕部
43a´,43b´ 二つの磁極部
43c 位置決め孔
43d 補助磁極片
44 励磁用のコイル
44a ボビン
45 押え板
46 ネジ
L ロータの回転軸

Claims (6)

  1. 基板と、N極及びS極に着磁され前記基板に回動自在に支持されるロータと、前記ロータの外周面に対向するように形成され異なる磁極を発生する二つの磁極部を有し前記基板に固定されるヨークと、前記ヨークの周りに巻回される励磁用のコイルとを備え、
    前記ヨークは、弾性変形させた状態で、前記基板に組み付けられている、
    ことを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 前記ヨークは、前記磁極部をそれぞれ端部にもつ第1腕部及び第2腕部を画定するように略U字状に形成され、かつ、前記第1腕部と前記第2腕部との間隔を弾性変形により変化させた状態で、前記基板に組み付けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記ヨークは、前記第1腕部及び第2腕部の結合領域に位置決め孔を有し、
    前記基板は、前記位置決め孔に挿入される位置決めピンと、前記二つの磁極部を所定の位置に位置付けるべく前記第1腕部と前記第2腕部との間隔を弾性変形により広げた状態で保持する位置決め突起と、を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記位置決め突起は、前記第1腕部と前記第2腕部との間に介在して両者を押し広げるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項3記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記基板は、前記位置決めピン及び位置決め突起の近傍において、前記ヨークを前記ロータの回転軸方向に位置決めする受け面部を有する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の電磁アクチュエータ。
  6. 露光用の開口部を有する基板と、前記開口部を開閉するべく前記基板に回動自在に支持されたシャッタ羽根と、前記シャッタ羽根を駆動する駆動源とを備え、
    前記駆動源は、請求項1ないし5いずれか一つに記載の電磁アクチュエータである、
    ことを特徴とするカメラ用シャッタ装置。
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