JP2004095209A - 移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法及び移動体への給電装置、移動体への給電方法及び移動体への給電装置 - Google Patents

移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法及び移動体への給電装置、移動体への給電方法及び移動体への給電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】筐体の大きさと必要繰り出し長さが与えられた際の、フラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設定を容易に行える移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法を得る。
【解決手段】巻き芯2に対するフラットケーブル3の渦巻き状の巻き数は、巻き芯2の外周に渦巻き状に巻いたフラットケーブル3の最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、フラットケーブル3を巻き芯2の外周から接線方向に引き出した際の巻き径接点12からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
L0/[2π(R1 −R0 )]
以上に設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器のカバーや、自動車のドアーのような固定体に対して移動する移動体との間にフラットケーブルが配線されて、移動体の移動に応じて該フラットケーブルが巻き取り、繰り出されて給電が行われる移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法及び移動体への給電装置、移動体への給電方法及び移動体への給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器や自動車等の電気配線にフラットケーブルが用いられるようになってきている。このフラットケーブルは、銅やアルミニュウム等の帯状導体よりなるフラット導体が平行に複数条並設され、これらフラット導体がポリエチレンテレフタレートの如きプラスチックよりなるフラット絶縁被覆で一括して被覆された構造になっている。
【0003】
このようなフラットケーブルは、その反発力の強さを利用して、自動車のラゲッジドアやスライドドア等の移動体への給電手段として利用されている。
【0004】
この際に用いられる従来の移動体への給電装置は、図7及び図8に示すように、固定体である自動車のボデイに筐体1が固定され、この筐体1のほぼ中心に半径R0 の巻き芯2が設けられ、この巻き芯2に一端側が固定されて渦巻き状に巻き付けられたフラットケーブル3の他端側が筐体1の入出筒部1aを入出口4を経て移動体の移動に応じて引き出されて筐体1からの繰り出し長さが変更されるようになっている。入出筒部1aから繰り出されるフラットケーブル3の他端側は、図示しない移動体であるドアに搭載されているランプ、モータ、制御機器といった電気機器の端末に接続されている。また、巻き芯2に巻き取られたフラットケーブル3の一端側は、巻き芯2の軸位置をずらして仕切り板5の反対側のフラットケーブル引き出し窓6から引き出され、図示しない固定体の給電配電部に接続されている。
【0005】
なお、巻き芯2の半径R0 は、使用されるフラットケーブル3が折れ曲がったり、曲げられることによって生ずる自己復元力が失われないような径に設定されている。
【0006】
この移動体への給電装置の動作原理は、例えば、巻き取り式コンベックスや巻尺のように回転バネの力によって巻き数を変えて、繰り出し、巻き取りを行う機構とは異なり、筐体1から該フラットケーブル3を繰り出した時の巻き数と、該フラットケーブル3を該筐体1内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、渦巻き状の巻き径が変化することによってフラットケーブル3の繰り出し、巻き取りが行われるようになっている。
【0007】
即ち、図9において、フラットケーブル3を矢印A方向に巻き取る力は、フラットケーブル3を巻き戻そうとする剛性によって、フラットケーブル3を矢印B方向に押し広げようとする力が働いて、外円周長が大きくなるように変化し、フラットケーブル3が矢印C方向に移動することにより得られる。
【0008】
従って、フラットケーブル3を一杯に筐体1から繰り出した図10の状態の巻き芯2へのフラットケーブル3の巻回数と、筐体1にフラットケーブル3が引き込まれた図11の状態でのフラットケーブル3の巻回数は同じである。
【0009】
この場合、筐体1から引き出されるフラットケーブル3の長さと、筐体1内でフラットケーブル3が巻き広げられる最大径が規制されると、巻き芯2に巻き付けるフラットケーブル3の巻回数を設計する必要があり、巻回数が少ないと必要なフラットケーブル3の長さを繰り出すことができず、巻回数が多過ぎると必要以上のフラットケーブル3を使用することになり不経済である。
【0010】
従来、このような移動体への給電装置のフラットケーブル3の巻回数の設計は、実際に必要な長さより長めのフラットケーブル3を用い、実際に任意の巻回数を巻き芯2の外周に巻き付けて、必要なフラットケーブル3の繰り出し長さを確認することにより行っていた。
【0011】
即ち、図12のようにフラットケーブルの繰り出し長さと巻き芯に対する巻回数の検討治具7を用い、その作業板8の中心部に立設された巻き芯2に対して放射状にガイド溝9を設け、これらガイド溝9を利用して規制される巻外径になるように移動軸10を、その外周のネジ部11に螺合した図示しないナットで作業板8を挟持することにより固定して、端末を巻き芯2に固定したフラットケーブル3を各移動軸10の内側になるように巻き芯2の外周に何回か巻き付け、試行錯誤でフラットケーブル3の必要繰り出し長さと巻き芯2に対する巻回数の関係を探って確認していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにフラットケーブル3の巻回数の確認のために、いちいちフラットケーブル3を治具7にセットしたり、何回も巻回数を変化させて繰り出し長さを確認するという作業を行うと、手間と時間が非常にかかる問題点があった。
【0013】
また、従来の移動体への給電装置では、フラットケーブル3の巻き取りを行う際に、図13に示すように、筐体1内で渦巻き状のフラットケーブル3の最外層のみが急激に筐体1内に一杯に広がり、フラットケーブル3の広がりが規制されると共にこれによって最外層のフラットケーブル3を筐体1の内壁に押し付ける矢印D方向の力によって最外層のフラットケーブル3と筐体1との間に摩擦抵抗が働き、フラットケーブル3の矢印C方向の回転移動が制限され、フラットケーブル3の引取り力が極端に落ち、フラットケーブル3を最後まで巻き取ることができないという問題点があった。
【0014】
さらに、渦巻き状のフラットケーブル3の巻き芯2を垂直向きにして用いる場合には、この状態での筐体1の底壁とフラットケーブル3の側面との接触部での摩擦抵抗が大きくなり、フラットケーブル3の巻き取り力を低下させる問題点があった。
【0015】
本発明の目的は、筐体の大きさと必要繰り出し長さが与えられた際の、フラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設定を容易に行える移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、筐体の大きさと必要繰り出し長さが与えられた際の、フラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設定を容易に行って組み立てることができる移動体への給電装置を提供することにある。
【0017】
本発明の他の目的は、筐体内で渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが急激に筐体内に一杯に広がるのを防止できる移動体への給電方法を提供することにある。
【0018】
本発明の他の目的は、筐体内で渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが急激に筐体内に一杯に広がるのを防止できる移動体への給電装置を提供することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、渦巻き状のフラットケーブルの渦巻の中心を垂直向きにして用いる場合に、筐体の底壁側とフラットケーブルの側面との接触部での摩擦抵抗を低減できる移動体への給電装置を提供することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、渦巻き状のフラットケーブルの最外層を押圧する押圧部材によるフラットケーブルに作用する摩擦抵抗を低減できる移動体への給電装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体内の巻き芯の外周に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体からフラットケーブルを繰り出した時の巻き数とフラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによってフラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法を対象とする。
【0022】
本発明に係る移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法では、巻き芯の外周に対するフラットケーブルの渦巻き状の巻き数を、フラットケーブルの最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、フラットケーブルが巻き芯の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
L0/[2π(R1 −R0 )]
以上に設定することを特徴とする。
【0023】
このような数式を用いると、巻き芯に対するフラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設計を非常に容易に行うことができる。
【0024】
また本発明は、筐体内の巻き芯の外周に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体からフラットケーブルを繰り出した時の巻き数とフラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによってフラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電装置を対象とする。
【0025】
本発明に係る移動体への給電装置では、巻き芯の外周に対するフラットケーブルの渦巻き状の巻き数が、フラットケーブルの最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、フラットケーブルが巻き芯の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
L0/[2π(R1 −R0 )]
以上に設定されていることを特徴とする。
【0026】
このような数式を用いると、巻き芯に対するフラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設定を非常に容易に行って組み立てを行うことができる。
【0027】
また本発明は、筐体内に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体からフラットケーブルを繰り出した時の巻き数とフラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによってフラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電方法を対象とする。
【0028】
本発明に係る移動体への給電方法では、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材によって押圧しながら、フラットケーブルの繰り出し、巻き取りを行うことを特徴とする。
【0029】
このように渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層を押圧部材によって渦巻の中心の方向に向かって押圧すると、フラットケーブルの巻き取り時に、筐体内で渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが急激に筐体内に一杯に広がるのを防止でき、フラットケーブルの巻き取りを最後まで容易に行うことができる。
【0030】
また本発明は、筐体内に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体からフラットケーブルを繰り出した時の巻き数とフラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによってフラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電装置を対象とする。
【0031】
本発明に係る移動体への給電装置では、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材と、各押圧部材を渦巻の中心の方向に向かって付勢する付勢部材とを備えていることを特徴とする。
【0032】
このように渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層を、付勢部材の付勢によって押圧部材によって渦巻の中心の方向に向かって押圧すると、フラットケーブルの巻き取り時に、筐体内で渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが急激に筐体内に一杯に広がるのを防止でき、フラットケーブルの巻き取りを最後まで容易に行うことができる。
【0033】
このような移動体への給電装置で、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの幅方向の少なくとも一方の側の側面に接して回転する回転体を設けると、渦巻き状のフラットケーブルの渦巻の中心を垂直向きにして用いる場合に、筐体の底壁側とフラットケーブルの側面との接触部での摩擦抵抗を低減することができる。
【0034】
このような移動体への給電装置で、押圧部材として、フラットケーブルの最外層に接して回転する回転ローラを用いると、押圧部材によるフラットケーブルに作用する摩擦抵抗を低減することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法及び移動体への給電装置、移動体への給電方法及び移動体への給電装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0036】
図1及び図2は本発明に係る移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法及び移動体への給電装置の実施の形態の一例を示したもので、図1は移動体への給電装置からフラットケーブルを引き出した時の理論的長さを示すモデル図、図2は移動体への給電装置へのフラットケーブルの巻き取り時の理論的長さを示すモデル図である。
【0037】
本例の移動体への給電装置でも、巻き芯2の外周にフラットケーブル3が渦巻き状に巻き付けられている。
【0038】
この移動体への給電装置の巻き芯2からフラットケーブル3を一杯に繰り出した状態を示す図1でのフラットケーブル3の長さは、巻き芯2の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点12から繰り出された長さL0 と、半径R0 の巻き芯2にn回巻かれたフラットケーブル3の長さを和したもので表わすことができる。即ち、その長さは、[2πR0 ・n+L0 ]にほぼ等しい。
【0039】
一方、フラットケーブル3が最大巻き半径R1 で巻き込まれた図2でのフラットケーブル3の長さは、[2πR1 ・n]にほぼ等しくなる。しかしながら、図2においては、前記図1におけるフラットケーブル3の長さに比べ、実際は図11に示すように全ての巻き層のフラットケーブル3が最大巻き半径R1 ではなく、巻き半径R2 のような状態の巻き層があることから、実際上は、図2ではフラットケーブル3の長さを長く見積もっていることになる。図2におけるフラットケーブル3の長さは、僅かに図1におけるフラットケーブル3の長さより長く、
(2πR0 ・n+L0 )<2πR1 ・n
の関係が成り立つ。
【0040】
この関係から、n>L0 /[2π(R1 −R0 )]
となり、繰り出し必要長さL0 と最大巻き半径R1 が決められた時の最小巻き回数nを算出することができる。
【0041】
例えば、最大巻き半径R1 =20mm、フラットケーブル3の繰り出し必要長さL0 =330 mmの時に、巻き芯2の半径R0 =12mmと設計すると、n>6.6 となり、n=7として設計したところ、最大巻き半径R1 =20mmとなる筐体1でフラットケーブル3の巻き径接点12から340 mm繰り出される移動体への給電装置を製作することができた。
【0042】
他のL0 ,R1 に対応した設計と実際の関係を検証したところ、計算値nの5〜10%加算または小数点を切り上げた巻き回数nが適切な設計であることが判った。
【0043】
このため本例の移動体への給電装置では、巻き芯2の外周に対するフラットケーブル3の渦巻き状の巻き数を、フラットケーブル3の最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、フラットケーブル3の最大巻き半径をR1 、フラットケーブル3が巻き芯2の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点12からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
L0/[2π(R1 −R0 )]
以上に設定する。
【0044】
このような数式を用いると、必要な繰り出し長さL0 と定められた筐体1の大きさに対してフラットケーブル3の渦巻き状の巻き数の設定を非常に容易に行って組み立てを行うことができる。
【0045】
図3及び図4は本発明に係る移動体への給電方法及び移動体への給電装置の実施の形態の一例を示したもので、図3は本例の移動体への給電装置の斜視図、図4は図3の縦断面図である。なお、前述した移動体への給電装置と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0046】
本例の移動体への給電装置は、前述したし同様に、筐体1内の巻き芯2の外周に渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3が、該筐体1からフラットケーブル3を繰り出した時の巻き数とフラットケーブル3を該筐体1内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによってフラットケーブル3の繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われるようになっている。
【0047】
特に本例の移動体への給電装置では、渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3の最外層の外周に接して巻き芯2の方向に向かって押圧する複数の押圧部材13と、各押圧部材13を巻き芯2の方向に向かって付勢するコイルバネよりなる付勢部材14とを備えている。
【0048】
本例では、各押圧部材13が、渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3の最外層の外周に接して巻き芯2の方向に向かって押圧できるように、筐体1の上板1bに巻き芯2に対して放射状にガイド溝15が設けられている。これらガイド溝15には移動軸16が巻き芯2の方向に向かって移動できるようにそれぞれ嵌め込まれている。各移動軸16の上端には、これら移動軸16がガイド溝15から外れないように、その上端にガイド溝15より幅広の軸突起16aが拡径されて設けられている。各移動軸16の外周には、フラットケーブル3の最外層の外周に接して回転する回転ローラ17が回転自在に嵌め付けられている。コイルバネよりなる各付勢部材14は、回転ローラ17の下部側に接して巻き芯2方向に押圧するようになっている。
【0049】
渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3の幅方向の一方の側で下向きとなる側面に接して回転する板状の回転体18が筐体1内に回転自在に設けられている。回転体18は、その回転中心の下部に下向きに突設された回転軸19を備え、この回転軸19が軸受20で回転自在に筐体1に支持されている。
【0050】
次に、このような移動体への給電装置を用いた移動体への給電方法について説明する。
【0051】
本例の移動体への給電方法では、渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3の最外層の外周に接して巻き芯2の方向に向かって押圧する複数の押圧部材13によって押圧しながら、フラットケーブル3の繰り出し、巻き取りを行う。
【0052】
このように渦巻き状に巻かれたフラットケーブル2の最外層を押圧部材13によって巻き芯2の方向に向かって押圧すると、フラットケーブル3の巻き取り時に、筐体1内で渦巻き状のフラットケーブル3の最外層のみが急激に筐体1内に一杯に広がるのを防止でき、フラットケーブル3の巻き取りを最後まで容易に行うことができる。
【0053】
また、押圧部材13として、フラットケーブル3の最外層に接して回転する回転ローラ17を用いると、押圧部材13によるフラットケーブル3に作用する摩擦抵抗を低減することができる。
【0054】
さらに、渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3の下側となる側面に接して回転する回転体18を設けると、渦巻き状のフラットケーブル3の巻き芯2を垂直向きにして用いる場合に、筐体1の底壁側とフラットケーブル3の側面との接触部での摩擦抵抗を低減することができる。
【0055】
回転体18の代わりに、フラットケーブル3の下側となる側面に対向する筐体1の底面に、巻き芯2に対して放射状のリブを突設しても、同様の効果を得ることができる。
【0056】
図5及び図6は本例の移動体への給電装置の他の例を示したものである。
【0057】
図5に示す移動体への給電装置では、各押圧部材13を引張りバネよりなる付勢部材14で巻き芯2に引っ張って、これら押圧部材13によって渦巻き状に巻かれたフラットケーブル3の最外層の外周に接触させて巻き芯2の方向に向かって押圧する構成としている。その他の構成は、前述した例と同様になっている。
【0058】
このような構成でも、前述した例と同様の効果を得ることができる。
【0059】
図6に示す移動体への給電装置では、各押圧部材13の基端側がバネ付き支持軸21に回転自在に支持されていて、支持するバネによって該押圧部材13の先端側が渦巻き状のフラットケーブル3の最外層の外周を巻き芯2の方向に押圧する構成となっている。
【0060】
このような構成でも、フラットケーブル3の巻き取り時に、筐体1内で渦巻き状のフラットケーブル3の最外層のみが急激に筐体1内に一杯に広がるのを防止でき、フラットケーブル3の巻き取りを最後まで容易に行うことができる。
【0061】
図3〜図6に示す移動体への給電装置による移動体への給電方法では、巻き芯2がある場合について説明したが、巻き芯2はなくてもよい。
【0062】
この場合の移動体への給電方法は、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材によって押圧しながら、フラットケーブルの繰り出し、巻き取りを行うことになる。
【0063】
また、この場合の移動体への給電装置は、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材と、各押圧部材を渦巻の中心の方向に向かって付勢する付勢部材とを備えていることを特徴とするという構成になる。
【0064】
これら図3〜図6に示す移動体への給電装置による移動体への給電方法の要約を示すと、次の通りである。
【0065】
渦巻き状に巻いたフラットケーブル3の最外層の外周に接して、渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材13によって押圧しながら、フラットケーブル3の繰り出し、巻き取りを行う。
【0066】
【発明の効果】
本発明に係る移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法では、巻き芯の外周に対するフラットケーブルの渦巻き状の巻き数を、フラットケーブルの最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、フラットケーブルが巻き芯の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
L0/[2π(R1 −R0 )]
以上に設定するので、筐体の大きさと必要繰り出し長さが与えられた際の、フラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設計を、この数式を用いることにより非常に容易に行うことができる。
【0067】
また本発明に係る移動体への給電装置では、巻き芯の外周に対するフラットケーブルの渦巻き状の巻き数が、フラットケーブルの最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、フラットケーブルが巻き芯の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
L0/[2π(R1 −R0 )]
以上に設定されているので、筐体の大きさと必要繰り出し長さが与えられた際の、フラットケーブルの渦巻き状の巻き数の設定を、この数式を用いることにより非常に容易に行って組み立てを行うことができる。
【0068】
また本発明に係る移動体への給電方法では、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層の外周に接して巻き芯の方向に向かって押圧する複数の押圧部材によって押圧しながら、フラットケーブルの繰り出し、巻き取りを行うので、フラットケーブルの巻き取り時に、筐体内で渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが急激に筐体内に一杯に広がるのを防止でき、フラットケーブルの巻き取りを最後まで容易に行うことができる。
【0069】
また本発明に係る移動体への給電装置では、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材と、各押圧部材を渦巻の中心の方向に向かって付勢する付勢部材とを備えているので、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの最外層を、付勢部材の付勢によって押圧部材によって渦巻の中心の方向に向かって押圧することができ、フラットケーブルの巻き取り時に、筐体内で渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが急激に筐体内に一杯に広がるのを防止でき、フラットケーブルの巻き取りを最後まで容易に行うことができる。
【0070】
このような移動体への給電装置で、渦巻き状に巻かれたフラットケーブルの幅方向の少なくとも一方の側の側面に接して回転する回転体を設けると、渦巻き状のフラットケーブルの渦巻の中心を垂直向きにして用いる場合に、筐体の底壁側とフラットケーブルの側面との接触部での摩擦抵抗を低減することができる。
【0071】
このような移動体への給電装置で、押圧部材として、フラットケーブルの最外層に接して回転する回転ローラを用いると、押圧部材によるフラットケーブルに作用する摩擦抵抗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体への給電装置の実施の形態の一例で、該移動体への給電装置からフラットケーブルを引き出した時の理論的長さを示すモデル図である。
【図2】本発明に係る移動体への給電装置の実施の形態の一例で、該移動体への給電装置へのフラットケーブルの巻き取り時の理論的長さを示すモデル図である。
【図3】本発明に係る移動体への給電装置の実施の形態の一例の斜視図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】図3に示す移動体への給電装置の他の例の平面図である。
【図6】図3に示す移動体への給電装置の更に他の例の平面図である。
【図7】従来の移動体への給電装置の横断平面図である。
【図8】従来の移動体への給電装置の縦断面図である。
【図9】従来の移動体への給電装置でフラットケーブルが巻き取られる過程を示す説明図である。
【図10】従来の移動体への給電装置でフラットケーブルが繰り出された状態を示す説明図である。
【図11】従来の移動体への給電装置でフラットケーブルが巻き取られた状態を示す説明図である。
【図12】従来の移動体への給電装置でフラットケーブルの巻き数を決める治具の斜視図である。
【図13】従来の移動体への給電装置で、渦巻き状のフラットケーブルの最外層のみが筐体内に広がってしまった状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 筐体
1a 入出筒部
1b 上板
2 巻き芯
3 フラットケーブル
4 入出口
5 仕切り板
6 引き出し窓
7 検討治具
8 作業板
9 ガイド溝
10 移動軸
11 ネジ部
12 巻き径接点
13 押圧部材
14 付勢部材
15 ガイド溝
16 移動軸
16a 軸突起
17 回転ローラ
18 回転体
19 回転軸
20 軸受
21 バネ付き支持軸

Claims (6)

  1. 筐体内の巻き芯の外周に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体から前記フラットケーブルを繰り出した時の巻き数と前記フラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによって前記フラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法において、
    前記巻き芯の外周に対する前記フラットケーブルの渦巻き状の巻き数を、前記フラットケーブルの最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、前記フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、前記フラットケーブルが前記巻き芯の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
    L0/[2π(R1 −R0 )]
    以上に設定することを特徴とする移動体への給電装置のフラットケーブル巻き数設計方法。
  2. 筐体内の巻き芯の外周に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体から前記フラットケーブルを繰り出した時の巻き数と前記フラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによって前記フラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電装置において、
    前記巻き芯の外周に対する前記フラットケーブルの渦巻き状の巻き数が、前記フラットケーブルの最大繰り出し時の最小巻き半径をR0 、前記フラットケーブルの最大巻き半径をR1 、前記フラットケーブルが前記巻き芯の外周から接線方向に引き出される際の巻き径接点からの必要繰り出し長さL0 に基づいて求められる下式の巻き数
    L0/[2π(R1 −R0 )]
    以上に設定されていることを特徴とする移動体への給電装置。
  3. 筐体内に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体から前記フラットケーブルを繰り出した時の巻き数と前記フラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによって前記フラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電方法において、
    渦巻き状に巻かれた前記フラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材によって押圧しながら、前記フラットケーブルの繰り出し、巻き取りを行うことを特徴とする移動体への給電方法。
  4. 筐体内に渦巻き状に巻かれたフラットケーブルが、該筐体から前記フラットケーブルを繰り出した時の巻き数と前記フラットケーブルを該筐体内に巻き取った時の巻き数とが同じであって、巻き径が変化することによって前記フラットケーブルの繰り出し、巻き取りが行われて移動体への給電が該フラットケーブルを経て行われる移動体への給電装置において、
    渦巻き状に巻かれた前記フラットケーブルの最外層の外周に接して渦巻の中心の方向に向かって押圧する複数の押圧部材と、前記各押圧部材を渦巻の中心の方向に向かって付勢する付勢部材とを備えていることを特徴とする移動体への給電装置。
  5. 渦巻き状に巻かれた前記フラットケーブルの幅方向の少なくとも一方の側の側面に接して回転する回転体が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の移動体への給電装置。
  6. 前記押圧部材として、前記フラットケーブルの最外層に接して回転する回転ローラが用いられていることを特徴とする請求項4に記載の移動体への給電装置。
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