JP2004092959A - ダクト用換気扇 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンケーシング内で生じた結露水がファンケーシング外に漏洩する恐れを低減する。
【解決手段】側面に排気口が形成され、内部にファン14を有する本体ケース5と、このファン14を囲繞し、本体ケース5内に吸い込んだ空気を排気口に案内するファンケーシングとを具え、ファンケーシングは、下方を開口する側壁19と、吸込口22を有し側壁19の開口縁に装着される底板20を具え、底板20と側壁19との接合部36を、ファン14の下端Aより下方に位置させる。
【効果】ファンケーシング内で結露した結露水が接合部を通過する際にファンから大きな風圧を受けることがなく、結露水が接合部に入り込んでファンケーシング外に漏洩する恐れを低減できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部屋の空気をダクトを介して屋外に排気するダクト用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のダクト用換気扇として特開平6−207733号公報(F24F7/10)に、側面に排気口が形成された本体ケース内に、ファンと、このファンを囲繞するファンケーシングとを設けると共に、排気口が形成された側面にダクトが接続されるダクト接合部を着脱自在に装着し、本体ケース内に吸い込んだ空気をファンケーシングにて排気口へ案内し、ダクト接合部から排気ダクトを介して屋外に排出するものが示されている。
【0003】
このダクト用換気扇は、本体ケース内にファンケーシングの側壁が設けられる2重構造になっているため、材料が多く必要となり、コスト高となっていた。
【0004】
この点を解消するものとして、出願人は、既に、本体ケース内にファンを設け、このファンを囲繞するファンケーシングは、ファンの側方を覆う下方を開口した側璧と、底部に吸込口を有し側壁の開口縁に装着される底板とを具え、前記側壁にて本体ケースの外壁の一部を形成するようにしたことで、製品に使用される材料の量を削減し、コストダウンを図ったものを出願している(特願2002−138215号)。
【0005】
このダクト用換気扇を浴室等湿気の多い場所で使用した場合、図8及び図9に示すように、本体ケース51内に吸い込んだ空気中の湿気がファンケーシング52内で結露し、ファンケーシング52の側壁53等に付着する。側壁53に付着した結露水は側壁53を伝わって自重により下方に移動し、側壁53と底板54との接合部55に達する。
【0006】
この接合部55はファン56の下端Aより上方に位置するため、結露水が接合部55に達した際に、ファン56からの大きな風圧を受けて接合部55に入り込み、ファンケーシング52外に漏洩する場合が生じる。そして、ファンケーシング52外に漏洩した結露水が、本体ケース51の下方に設けられたグリル57の吸気口58を介して部屋59内に落下し、部屋59内の人に結露水が当たって不快感を与えるという問題が生じる。
【0007】
この点を解消する方法として側壁と底板との接合面にパッキンを設けることが考えられるが、部品点数が多くなり、コストが高くなるという問題が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コストが高くなることがなく、ファンケーシング内で生じた結露水がファンケーシング外に漏洩するのを抑制できるダクト用換気扇を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の手段は、側面に排気口が形成され、内部にファンを有する本体ケースと、このファンを囲繞し、前記本体ケース内に吸い込んだ空気を前記排気口に案内するファンケーシングとを具え、前記ファンケーシングは、下方を開口する側壁と、吸込口を有し前記側壁の開口縁に装着される底板を具え、前記底板と前記側壁との接合部を、前記ファンの下端より下方に位置させたものである。
【0010】
これにより、ファンケーシング内で結露した結露水が接合部を通過する際にファンから大きな風圧を受けることがなく、結露水が接合部に入り込んでファンケーシング外に漏洩するのを抑制できる。
【0011】
上記構成において、前記側壁の開口縁には段部が形成され、前記底板には前記段部に嵌合するリブが形成されているものである。
【0012】
これにより、側壁の所定の位置に底板を容易に取り付けることができると共に、ファンケーシング内で生じた結露水が接合部を介してファンケーシング外に漏洩し難くなる。
【0013】
また、前記吸込口周縁を底板の底面より高くする。
【0014】
これにより、結露水が吸込口周縁からファンケーシング外に漏洩し難くなる。
【0015】
上記課題を解決するための第2の手段は、側面に排気口が形成され、内部にファンを有する本体ケースと、このファンを囲繞し、前記本体ケース内に吸い込んだ空気を前記排気口に案内するファンケーシングとを具え、前記ファンケーシングは、下方を開口する側壁と、吸込口を有し前記側壁の開口縁に装着される底板とを具え、前記底板の外周に立上壁を形成すると共に、前記側壁の開口縁を前記立上壁より内側に位置させ、且つ、その先端を前記ファンの下端より下方に位置させたものである。
【0016】
これにより、ファンケーシング内で結露し、ファンケーシングの側壁に付着した結露水がファンの風圧が小さくなるファンの下端より下方まで側壁と底板との接合部を通ることなく移動できるので、結露水が接合部を介してファンケーシング外に漏洩するのをより効果的に抑制できる。
【0017】
上記構成において、前記側壁と底板との接合部を凹凸嵌合させる。
【0018】
これにより、接合部へ結露水が入り込み難くなり、結露水のファンケーシング外への漏洩をより確実に抑制できる。
【0019】
また、前記底板の立上壁において、前記側壁の開口縁の下方に位置する個所を、前記吸込口側に向かって下る傾斜面とする。
【0020】
これにより、側壁の開口縁から底板の底面に落下する結露水を接合部と反対側へ移動させることができ、結露水が接合部へより入り込み難くなる。
【0021】
また、前記底板の下面側に当接される爪を前記本体ケースに設ける。
【0022】
これにより、底板が変形しても、爪にて底板が側壁側へ押圧され、接合部の隙間を小さくすることができ、結露水が接合部へ入り込み難くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態のダクト用換気扇を、図1及び図2に基づき説明する。ここでは、以降、上下関係はダクト用換気扇を天井に取り付ける際の状態(図1に示す状態)を基準とし、本体ケース5の開口5a側を下とする。
【0024】
1は天井2に形成された開口穴3から天井裏4に突出して配設されるダクト用換気扇で、下方を開口する箱状に形成された合成樹脂製の本体ケース5と、吸気口6が形成され本体ケース5の開口5aを着脱自在に覆うグリル7と、排気口8が形成された本体ケース5の側面に着脱自在に設けられたダクト接続板9とで外郭が構成されている。
【0025】
本体ケース5の開口5a端にはフランジ10が形成されており、ダクト用換気扇1を天井2に取り付ける際に、フランジ10が天井2の開口穴3周縁の部屋11側に当接される。
【0026】
12は本体ケース内に設けられる送風機で、モータ13とモータ13の駆動軸13aに取り付けられるファン14(ここではシロッコファン)とで構成されている。この送風機12は、駆動軸13aを下方に向けた状態でモータ13を本体ケース5の上部に形成した収納室15内に挿入し、本体ケース5の天面上面に設けられた取付板16にネジ17をねじ込むことで、取り付けられる。
【0027】
18はファン14を囲繞して本体ケース5内に吸い込まれた空気を排気口8へ案内するファンケーシングで、ファン14の側方を覆う渦巻き状の側壁19と、この側壁19の開口縁にネジ(図示せず)にて取り付けられる合成樹脂製の底板20とを有する。
【0028】
側壁19は本体ケース5の外郭の一部を構成するように本体ケース5に一体に形成され、使用される材料が少なくなるようにしている。この側壁19は、本体ケース5に送風機12を取り付けた状態でファン14の下端Aより下方で開口するように形成されている。また、側壁19の開口縁には環状の段部21が形成されている。
【0029】
前記底板20の略中央には吸込口22が形成され、この吸込口22周縁が底板20の底面より高くなるように立設部23が形成されている。また、底板20の外周側には底面より高くなるように立上壁24が形成されている。この立上壁24の外側には、側壁19の開口端に当接されるフランジ25が形成され、また、立上壁24の上端には、側壁19の段部21に嵌合する環状の嵌合リブ26が形成されている。
【0030】
底板20の排気口8側にはパッキン27が貼着されており、このパッキン27が排気口8の下部周縁に密接して側壁19の開口縁に装着される。この際、底板20の排気口8側は排気口8周縁の下部と略同一高さ又は高くなるように取り付けられ、ファンケーシング18で結露した結露水が排気口8で堰き止められないようにしている。また、底板20の下面には、グリル7を取り付けるためのグリル取付部28が吸込口22を跨ぐように形成されている。
【0031】
グリル7の裏面の略中央には係止爪29が形成され、この係止爪29にグリル取付部28に係止される線バネ30が取り付けられている。
【0032】
31はモータ13の保護用ヒューズで、収納室15に隣接して形成されたヒューズ収納室32に収納される。
【0033】
前記ダクト接続板9には、本体ケース5の排気口8を排気ダクト35に接続するためのダクト接合部33が形成されており、内部に風圧式のシャッター34が設けられている。このダクト接合部33の底面は、排気口8周縁の下部と略同一高さ又は低く形成され、さらに、排気口8から排気ダクト35側に向かって順次低くなる傾斜面に形成されており、ファンケーシング18で生じた結露水がダクト接合部33の排気口8側で堰き止められないようにすると共に、ダクト接合部33内において排気ダクト35側へ排水されやすくしている。
【0034】
上記構成のダクト用換気扇1は、モータ13を駆動してファン14を回転させるとグリル7の吸気口6から本体ケース5内に部屋11内の空気が吸い込まれ、この吸い込まれた空気が底板20の吸込口22からファンケーシング18内に流入する。ファンケーシング18内に流入した空気の大部分はファンケーシング18に案内され排気口8に向かい、一部が収納室15内を通ってモータ13を冷却して排気口8へ向かう。そして、排気口8からの風圧でシャッター34が開き、本体ケース5内に吸い込まれた空気はダクト接合部33内から排気ダクト35を介して屋外に排気される。
【0035】
このダクト用換気扇1を浴室等の湿度の高い部屋に取り付けた場合には、本体ケース5内に吸い込まれた空気中の水分がファンケーシング18で結露し、ファンケーシング18の側壁19等に付着する。ファンケーシング18の側壁19に付着した結露水はファンケーシング18の側壁19を伝わって自重により下方に移動し、側壁19と底板20の接合部36を通過して底板20の底面に達する。底板20の底面に達した結露水は排気口8に向かう空気の流れに誘引される等して排気口8からダクト接合部33に流入する。そして、結露水はダクト接合部33の底面の傾斜により排気ダクト35に向かって移動し、排気ダクト35を介して屋外に排出される。
【0036】
上述の如く、ファンケーシング18の側壁19の開口縁がファン14の下端Aより下方になるようにしたことで、側壁19と底板20との接合部36がファン14の下端Aより下方に位置するようになり、この接合部36を結露水が通過する際にはファン14の送風による風圧が小さくなる。
【0037】
これにより、結露水が接合部36に入り込み難くなり、結露水が接合部36を介してファンケーシング18外に漏洩して部屋へ落下するのを抑制できる。
【0038】
また、底板20の吸込口22周縁に立設部23を形成して吸込口22周縁を底面より高くすることで、結露水が吸込口22周縁から部屋へ落下し難くなる。
【0039】
このように、結露水が部屋に落下し難くなることで、部屋にいる人に結露水が当たって不快感を与える恐れが低減され、快適に使用できる。
【0040】
尚、上記第1の実施の形態では、側壁19の開口縁に段部21を形成し、底板20には、側壁19の段部21に嵌合する嵌合リブ26を形成することで、底板20が側壁19の開口縁の所定の位置に容易に装着でき、且つ、結露水が側壁19と底板20との接合部36からより漏洩し難くしているが、必ずしも段部と嵌合リブを形成する必要はない。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態を図3に基づいて説明する。尚、第1の実施の形態と同一部品は同一符号を符して説明を省略する。
【0042】
ファンケーシング18の側壁19は、その開口縁において立上壁24の嵌合リブ26が嵌合されるように溝状になっていて嵌合リブ26と凹凸嵌合されている。即ち、側壁19の下端には、底板20の立上壁24の内側に位置し、その先端がファン14の下端Aにより下方に位置する。
【0043】
また、立上壁24の側壁19の下端より下方に位置する個所が吸込口22に向かって下る傾斜面41に形成されている。
【0044】
この第2の実施の形態のダクト用換気扇1を浴室等の湿度の高い部屋に取り付けた場合には、第1の実施の形態と同様に本体ケース5内に吸い込まれた空気中の水分がファンケーシング18で結露し、ファンケーシング18の側壁19等に付着する。
【0045】
ファンケーシング18の側壁19に付着した結露水は自重により下方に移動し、側壁19の下端から落下する。
【0046】
この落下した結露水は、底板20の立上壁24に形成された傾斜面41により吸込口22側へ案内され、底板20の底面に達する。
【0047】
底板20の底面に達した結露水は第1の実施の形態と同様に排気口8からダクト接続板9のダクト接合部33内に流入し、ダクト接合部33から排気ダクト35を介して屋外に排出される。
【0048】
このダクト用換気扇1は、上述の如く、側壁19の下端を、底板20の立上壁24の内側に位置し、ファン14の下端Aにより下方に位置させたことで、側壁19と底板20との接合部36を通ることなく側壁19に付着した結露水がファン14の風圧が小さくなるファン14の下端Aより下方まで移動できる。したがって、結露水が側壁19と底板20との接合部36に入り込み難くなり、接合部36を介してファンケーシング18外に漏洩する恐れを低減できる。
【0049】
そして、底板20の立上壁24に吸込口22に向かって下る傾斜面41を形成したことで、側壁19の下端から落下した結露水を接合部36と反対側である吸込口22側へ移動させることができる。これにより、結露水が接合部36に入り込み難くなり、接合部36を介してファンケーシング18外に漏洩するのをより効果的に抑制できる。
【0050】
尚、上記第2の実施の形態に示すように、側壁19と底板20との接合部36を凹凸嵌合させ、結露水が接合部36へ入り難くし、接合部36を介してファンケーシング18外に漏洩するのを効果的に抑制できるようにするのが望ましいが、凹凸嵌合をなくして側壁19の下端を立上壁24の外側へ位置させただけでもよい。
【0051】
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては底板20をネジ(図示せず)にて取り付けるのみであったが、図4及び図5に示す第3の実施の形態の如く、側壁19の開口縁に、底板20のフランジ25の下面に当接する爪43を底板20を取り付けるネジ42間の複数箇所に形成するのが望ましい。
【0052】
底板20が成型時等において変形すると、第1の実施の形態において図6及び図7に示すように底板20の取付時に底板20と側壁19の開口縁との間に隙間dが生じるのに対し、第3の実施の形態では爪43にて底板20を側壁19の開口縁側へ押圧し、接合部36における隙間を少なくすることができる。これにより、接合部36に結露水が入り込み難くなり、結露水が接合部36を介してファンケーシング18外に漏洩して部屋に落下する恐れを効果的に低減できる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、ファンケーシング内で結露した結露水が接合部を通過する際にファンから大きな風圧を受けることがなく、結露水が接合部に入り込んでファンケーシング外に漏洩する恐れを低減できる。
【0054】
本発明の請求項2によれば、段部にリブを嵌合させることで、側壁の所定の位置に底板を容易に取り付けることができると共に、結露水のファンケーシング外への漏洩を効果的に抑制できる。
【0055】
本発明の請求項3によれば、底板の吸込口周縁からファンケーシング外への結露水の漏洩を抑制できる。
【0056】
本発明の請求項4によれば、ファンケーシング内で結露し、ファンケーシングの側壁に付着した結露水がファンの風圧が小さくなるファンの下端より下方まで側壁と底板の接合部を通ることなく移動できるので、接合部を介してファンケーシング外に結露水が漏洩するのを効果的に抑制できる。
【0057】
本発明の請求項5によれば、結露水が接合部に入り込み難くなり、結露水のファンケーシング外への漏洩をより確実に抑制できる。
【0058】
本発明の請求項6によれば、側壁の開口縁から底板の底面に落下する結露水を接合部と反対側へ移動させることができ、結露水が接合部へより入り込み難くなる。
【0059】
本発明の請求項7によれば、底板が変形しても、爪にて底板が側壁側へ押圧され、接合部の隙間を小さくすることができ、結露水が接合部へ入り込み難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すダクト用換気扇の側面断面図である。
【図2】図1におけるファンケーシングの側壁と底板の接合部近傍における要部拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すダクト用換気扇のファンケーシングの側壁と底板の接合部近傍における要部拡大図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるダクト用換気扇においてグリルを取り外した状態での底面図である。
【図5】図4におけるX−X断面図である。
【図6】第1の実施の形態においてグリルを取り外し、底板が変形した場合の側面断面図である。
【図7】図7におけるY−Y断面図である。
【図8】従来のダクト用換気扇の側面断面図である。
【図9】同ダクト用換気扇の側壁と底板の接合部近傍における要部拡大図である。
【符号の説明】
1      ダクト用換気扇
5      本体ケース
14      ファン
18      ファンケーシング
19      側壁
20      底板
21      段部
22      吸込口
24      底板の立上壁
26      リブ
36      接合部
43      爪
A      ファンの下端

Claims (7)

  1. 側面に排気口が形成され、内部にファンを有する本体ケースと、該ファンを囲繞し、前記本体ケース内に吸い込んだ空気を前記排気口に案内するファンケーシングとを具え、前記ファンケーシングは、下方を開口する側壁と、吸込口を有し前記側壁の開口縁に装着される底板を具え、前記底板と前記側壁との接合部を、前記ファンの下端より下方に位置させたことを特徴とするダクト用換気扇。
  2. 前記側壁の開口縁には段部が形成され、前記底板には前記段部に嵌合するリブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダクト用換気扇。
  3. 前記吸込口の周縁を底板の底面より高くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダクト用換気扇。
  4. 側面に排気口が形成され、内部にファンを有する本体ケースと、該ファンを囲繞し、前記本体ケース内に吸い込んだ空気を前記排気口に案内するファンケーシングとを具え、前記ファンケーシングは、下方を開口する側壁と、吸込口を有し前記側壁の開口縁に装着される底板とを具え、前記底板の外周に立上壁を形成すると共に、前記側壁の開口縁を前記立上壁より内側に位置させ、且つ、その先端を前記ファンの下端より下方に位置させたことを特徴とするダクト用換気扇。
  5. 前記側壁と底板との接合部を凹凸嵌合させたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のいずれかに記載のダクト用換気扇。
  6. 前記底板の立上壁において、前記側壁の開口縁の下方に位置する個所を、前記吸込口側に向かって下る傾斜面としたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のダクト用換気扇。
  7. 前記底板の下面側に当接される爪を前記本体ケースに設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のダクト用換気扇。
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