JP2004092777A - ブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置 - Google Patents

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Nobuyuki Aoki
青木 伸之
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Abstract

【課題】整備工場等で自動車のブレーキ部品に付着している摩耗ダスト等を大気中へ吹き飛ばさずに安全かつ容易に清掃、除去できる安価なブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置を提供する。
【解決手段】バッキングプレート、ブレーキドラム、ハブフランジ等々のブレーキ部品を一端側の開口15から内部へ収容可能な硬質な中空筒状の内カバー10と、内カバーにすっぽり被せる軟質の外カバー11と、内カバー10のノズル挿入口13へノズル6を導くための漏斗状のガイド12とからなる。内カバー10は、清掃用のエアを噴射するノズル6を挿入可能なノズル挿入口13に加え、側面に吸気装置17の吸引ホース18先端を差し込むための吸気口19を備える。外カバーは、ノズル挿入口13と吸気口19とに対応可能なノズル挿通口22とホース挿通口23を備える。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車整備工場等において自動車のブレーキ部品を清掃する際に使用する防塵カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図1は自動車のドラムブレーキ装置の分解斜視図である。図示のドラムブレーキ装置は、バッキングプレート1の前面側にブレーキドラム2、ハブフランジ3、シュー4、ライニング5等(本明細書においてはこれらを総称するときはブレーキ部品という。)を設けて摩擦制動機構を構成している。この種のブレーキ装置ではライニング5には、例えばスチールファイバやアラミド繊維等に摩擦調整剤や結合剤等を混入して成形したものを用いており、使用によってライニング5が摩耗し、ブレーキドラム2をはじめとしてブレーキ部品に、微粉末状の摩耗ダストが付着、堆積するようになる。
【0003】
そのため、自動車整備工場等においてブレーキ部品を点検、整備する場合、付着、堆積している摩耗ダストを除去する必要がある。従来公知の除去方法としては、図2(A)に示すようにエアノズル6によって高圧空気を吹き付け、摩耗ダストを大気中に吹き飛ばす方法がある。ところが磨耗ダストにはガラス繊維やアスベストが含まれることがあるため、ライニング5等の摩耗ダストを大気中に吹き飛ばすと、整備工場内の空気が摩耗ダストで汚染され、磨耗ダストが混入した空気を作業員が吸引すると、例えばじん肺が発生するおそれが高まる。そのため高圧空気の吹き付けと同時に作業員が逃げ散る等の状況が発生している。このような状況下での作業では、もちろん作業効率が低下せざるを得ない。また工場近隣の民家に対する影響も考慮しなければならないため、整備工場内に集塵機を設置する等して汚染対策とすることも考えられるが、設備コストが高くなりすぎる上に大気中に摩耗ダストがいったんは飛散してしまうことを防止できない。
【0004】
また図2(B)に示すように、スプレー洗剤7を用いて泡状の液体洗剤を吹き付け、摩耗ダストを洗い落とす方法もある。この方法では摩耗ダストの飛散は発生しないが、布等を用いたふき取り作業が必要になるため作業完了までに時間が掛かり、作業効率が非常に低い。したがって、近年喧伝されている45分車検等と称する短時間での車検整備等には採用が難しい。しかも通常はスプレー洗剤7を複数本必要とするため、その購入費用が作業コストを押し上げ、安価に整備作業を提供できない。
【0005】
本発明は上記従来の問題点にかんがみ、自動車のブレーキ部品に付着した摩耗ダストを除去する際に、除去した摩耗ダストが大気中に飛散しないようにするための安価で作業性のよいブレーキ部品清掃用の防塵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、自動車のブレーキ部品を一端側開口から内部へ収容可能な硬質な中空筒状の内カバーと、該内カバーに被せる軟質の外カバーとからなり、上記内カバーは、他端側に清掃用のエアを噴射するノズル端を挿入可能なノズル挿入口を備え、側面に吸気手段を接続するための吸気口を備え、上記外カバーは、上記内カバーの上記ノズル挿入口と上記吸気口と対応可能に開口を備えることを特徴とする。
【0007】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1のブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置において、上記外カバーの上記開口の一に装着して上記内カバーの上記ノズル挿入口へノズル端を導くための漏斗状のガイドを含むことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、図面を参照して本発明に係るブレーキ部品清掃用の防塵装置の実施の形態及び実施例を説明する。なお、本発明の防塵装置の使用対象とするブレーキ装置としてドラムブレーキのみを図示し、説明しているが、本発明はこれに限定されず種々のブレーキ装置の部品清掃時に用いることができる。また以下の説明において、既述の従来の例等と共通する部分には共通する符号を付して説明する。
【0009】
図3は本発明に係るブレーキ部品清掃用の防塵装置の一実施形態を示す分解斜視図である。本実施形態の防塵装置は、既述のようなブレーキ部品を収容可能で硬質の合成樹脂等の素材からなる中空筒状の内カバー10と、内カバー10の外側から被せる軟質の合成樹脂等の素材からなる外カバー11及びこれも合成樹脂等の素材で形成し得るガイド12からなる。どのような種類の合成樹脂を用いるかについてはライニング5等の摩耗ダストの性状、特性等を考慮して決定すればよく、特定の素材に限定されることはない。また内カバー10には金属製のもの等をも用い得るが、コスト、重量、使いやすさ等から合成樹脂製のほうが好ましい。
【0010】
内カバー10は、図4にも示すように、一側がノズル挿入口13付きの管状有底部14で、他側全面を開口15とした中空筒形状を有し、ブレーキドラム2等を開口15側から内部に収納可能とするため、例えば高さhが160mm程度、外径Dが350mm程度の大きさとしてある。管状有底部14のノズル挿入口13は、エアノズル6を挿入するためのものである。エアノズル6は、コンプレッサ等と接続して圧縮空気を吹き出す細い棒状のものであるので、ノズル挿入口13は小径のものでもよいが、実作業ではエアノズル6をいろいろな向きに動かして内カバー10内に収納した種々のブレーキ部品に対してくまなくエアを吹きつけられるようにすることが好ましいため、例えば開口径d1が150mm程度にするとよい。なお、エアノズル6やコンプレッサ等は、自動車整備工場が一般的に備えているものでよい。
【0011】
また内カバー10の周壁部16には、吸気装置17の吸引ホース18先端を差し込むための吸気口19が形成してある。この吸気口19は例えば内径d2が80mm程度にするが、その形成位置は、内カバー10内の空気やダスト等を吸引できれば図示の場所に限定されない。吸気装置17としては、例えば家庭用の電気掃除機等を用い得る。
【0012】
外カバー11は、図5(A)にも示すように、例えばビニール製の袋状のもので、開口部20側から内カバー10をすっぽり覆い得る程度以上の大きさを有する。開口部20の縁部にはゴム紐や弾性ベルト等21を設けてあり、不使用状態では開口部20がほぼ閉じるようになっている。ただし、内カバー10をすっぽり覆い得る形状で、かつ開口部分を何らかの手段で閉じられれば図示のようなものに限定されず種々適宜の形態のものを用い得る。例えば開口部20をゴム輪等で絞って塞ぐような方法でもよい。
【0013】
また外カバー11は、内カバー10のノズル挿入口13の位置に対応させて配置できるようにノズル挿通口22を有し、また内カバー10の吸気口19の位置に対応させて配置できるようにホース挿通口23を設けてある。ノズル挿通口22にはガイド12を取り付けるが、外カバー11を使い捨てとし得るようにするためにはガイド12を着脱可能にするとよい。もちろん、ガイド12をノズル挿通口22に固着してもかまわない。
【0014】
ガイド12は、図5(B)にも示すように、漏斗状の形状、構造を有し、筒状部分を外カバー11のノズル挿通口22に取り付け、上述のように内カバー10のノズル挿入口13へエアノズル6を導きやすくする。もちろんガイドとしては他の形状、構造でもよいが、本願発明者等が行った実験では漏斗状の形状、構造のものが作業に適していた。また硬質のものよりも軟質のもののほうが作業しやすかった。
【0015】
本実施形態の防塵装置の使用方法を説明する。まず、図1に示すような自動車のドラムブレーキ装置を分解し、ブレーキ部品に付着、堆積している摩耗ダスト等を清掃できる状態にする。そして、例えばハブフランジ3を清掃対象品として開口15から内カバー10内へ入れ、外カバー11を開口部20側から内カバー10に被せる。ついで外カバー11のホース挿通口23を内カバー10の吸気口19の位置に対応させて配置し、吸気装置17の吸引ホース18先端を取り付け、ノズル挿通口22にガイド12の筒状部分24を差し込んで内カバー10のノズル挿入口13の位置に対応配置し、内カバー10のノズル挿入口13へエアノズル6を導入ガイドする。
【0016】
そして、この状態で吸気装置17を作動させておいてコンプレッサ等からの高圧エアをエアノズル6から噴出させ、清掃対象品であるハブフランジ3の所要、所望の個所にエアを吹き付け、付着、堆積している摩耗ダスト等を吹き飛ばす。吹き飛ばされた摩耗ダスト等は、いったん内カバー10内で飛散するが、吸気口19を通って内カバー10内部に臨んでいる吸引ホース18を介して、外カバー11の外へ出ることなく吸気装置17に吸引される。
【0017】
摩耗ダスト等の吹き飛ばし、吸引完了後、エアノズル6を抜き取り、吸引ホース18を取り外し、外カバー11を内カバー10から外し、内カバー10からハブフランジ3を取り出し、要すれば次のブレーキ部品の清掃を上記と同手順で行う。ガイド12を外カバー11から取り外せないようにしていれば。以上で作業完了であるが、取り外せる場合は、紛失しやすいことを考慮してガイド12を別途保管することが好ましい。なお外カバー11は使い捨てとしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係るブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置は、以上説明してきたようなものなので、ブレーキ部品に付着している摩耗ダスト等を高圧エアの噴射等で除去する際に、ブレーキ部品から除去された摩耗ダスト等を大気中に飛散させずに回収することが作業性良く、簡単かつ安価に、しかも短時間のうちに行えるようになり、作業環境の汚染等、作業員の健康に影響を及ぼすような事態の発生も防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のドラムブレーキ装置の分解斜視図である。
【図2】従来の摩耗ダストの除去方法の例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るブレーキ部品清掃用の防塵装置の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】図3の内カバーの構造を示す斜視図である。
【図5】図3の外カバーの構造を示す斜視図(A)とエアノズルのガイドの断面図(B)である。
【符号の説明】
5 ライニング
6 エアノズル
10 内カバー
11 外カバー
12 ガイド
13 ノズル挿入口
14 管状有底部
15 内カバーの開口
16 内カバーの周壁部
17 吸気装置
18 吸引ホース
19 吸気口
20 外カバーの開口部
21 ゴム紐や弾性ベルト等
22 ノズル挿通口
23 ホース挿通口
24 ガイドの筒状部分

Claims (2)

  1. 自動車のブレーキ部品の清掃に使用する防塵装置であって、上記ブレーキ部品を一端側開口から内部へ収容可能な硬質な中空筒状の内カバーと、該内カバーに被せる軟質の外カバーとからなり、上記内カバーは、他端側に清掃用のエアを噴射するノズル端を挿入可能なノズル挿入口を備え、側面に吸気手段を接続するための吸気口を備え、上記外カバーは、上記内カバーの上記ノズル挿入口と上記吸気口と対応可能に開口を備えることを特徴とするブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置。
  2. 請求項1のブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置において、上記外カバーの上記開口の一に装着して上記内カバーの上記ノズル挿入口へノズル端を導くための漏斗状のガイドを含むことを特徴とするブレーキ部品清掃用の防塵カバー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017219159A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 曙ブレーキ工業株式会社 ディスクブレーキ装置

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