JP4169968B2 - エアーフィルタ清掃装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長時間使用されてエアーフィルタに集積された粉塵を除去するエアーフィルタ清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プラスチック粉粒体の気力輸送装置、加熱乾燥装置など、気体を作動流体に用いる装置では、この気体に含まれる粉塵を除去するために、エアーフィルタを設けているが、このエアーフィルタに粉塵が集積されると、濾過効率が低下したり、濾過性能が低下して却って気体中に粉塵を供給することになるため、定期的にエアーフィルタに集積された粉塵を除去するメンテナンス作業が必要となる。
【0003】
この際、人が手に持つことの出来る程度のエアーフィルタについては、加圧空気を吹きつけて、エアーフィルタに集積された粉塵を単に環境中に放散させて、清掃していることがあったが、これでは、清掃作業者も防塵マスクやメガネを装着する必要が生じ、環境汚染の原因となり、また、ISO14000の環境基準や、ISO18000の労働安全基準の点からも好ましくない。
【0004】
一方、エアーフィルタから、自動的に集積された粉塵を除去して、このエアーフィルタを再生利用できるようにするエアーフィルタ清掃装置も、例えば、特開平2001−129332号公報などで提案されているが、装置が大型であり、手で持てるような小型のエアーフィルタを簡易に清掃できるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決しようとするもので、手に持てるような小型のエアーフィルタを、環境を汚染することなく、簡易に清掃することができるエアーフィルタ清掃装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のエアーフィルタ清掃装置は、エアーフィルタに集積された粉塵を除去するエアーフィルタ清掃装置であって、内部透視窓を設けた蓋体と、前記蓋体で気密に密閉されるとともに、前記エアーフィルタを出し入れするための開口を設けた箱本体とを有した箱体で構成され、前記箱本体は、外部からの加圧空気を前記箱体内部に供給するための加圧空気口と、該箱体内部の空気を吸引して該箱体外部に排出するための吸引空気口と、該箱本体外周に設けられた一対の操作窓とを有しており、前記一対の操作窓のそれぞれには、通気性及び防塵性を有し、該操作窓から該箱本体内部に向けて延び、かつ、それぞれの挿入口を該箱本体の外方に開口させた腕カバーが取り替え可能に取付けられており、前記箱体内部には、前記加圧空気を粉塵除去用に噴出させる空気噴出ガンが前記加圧空気口に接続されて収容されており、前記腕カバーのそれぞれの挿入口より両腕を挿入させ、前記空気噴出ガンを保持して、前記箱体内で粉塵除去作業を行う時には、前記箱体内部と該箱体外部との空気の流通が該腕カバーの通気性によって確保されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
この清掃装置は、手に持てるような小型のエアーフィルタを、気密密閉された箱体に収容し、空気噴出ガンで加圧空気を吹きつけながら、これによって除去される粉塵を含んだ箱体内部空気を吸引空気で吸引、排出するもので、粉塵を含んだ空気が、箱体外部へ放散されないので、周囲環境を汚染することがなく、清掃者もマスクなどを装着することなく、簡易にエアーフィルタの除塵、再利用をすることができる。
【0008】
また、この説明から理解されるように、清掃装置全体の大きさは、人である清掃者が、箱体内にエアーフィルタを収容して、腕カバーに両腕を通し、一方の手で清掃対象のエアーフィルタを持ち、他方の手で空気噴出ガンを操作できる程度の小型で、安価であり、エアーフィルタを用いる作業空間の隙間で、容易に作業ができ、また、操作も簡単である。
【0009】
箱体の蓋体には内部透視窓があるので、清掃対象と空気噴出ガンとを見ながら操作できるので、便利である。
【0010】
また、腕カバーは防塵性を備えているので、内部の粉塵が外へ放散することがなく、同時に通気性を備えているので、吸引空気で粉塵を含んだ内部空気を吸引排出する際の支障とならない。
【0011】
この清掃装置は、上記の説明から理解されるように、エアーフィルタだけでなく、埃が堆積した小物品の埃取りにも用いることができる。
【0012】
請求項2に記載のエアーフィルタ清掃装置は、請求項1に記載のエアーフィルタ清掃装置において、前記蓋体は、前記蓋体と前記箱本体との間にこれら両者間の気密を保持するシール板を介在させて、前記箱本体の上部に着脱あるいは開閉可能なように設けられていることを特徴とする。
【0013】
この清掃装置は、気密を要する箱体の蓋体と箱本体との間に、単にシール板を挟みこんで、特に、両者間の気密を強制的に維持するような締結手段を付加設置することなく、蓋体を箱本体の上部に冠せるようにしたもので、蓋の開け閉めが容易で、作業性がよい。
【0014】
このようなことが可能になるのは、この清掃装置では、粉塵除去中は、加圧空気と吸引空気との圧力差が常時あるように吸引空気が供給され、内部が負圧になるからである。
【0015】
請求項3に記載のエアーフィルタ清掃装置は、請求項1または2のいずれかに記載のエアーフィルタ清掃装置において、前記箱体を載せて移動可能とされた移動台車を備え、該移動台車には、前記加圧空気口に接続され、前記加圧空気を該箱体内部に供給する加圧空気源と、前記吸引空気口に接続され、該箱体内部の空気を吸引する吸引空気源とが設置されていることを特徴とする。
【0016】
この清掃装置は、移動台車に載せられているので移動可能で、また、加圧空気源と吸引空気源との必要な機器が備わっているので、どこでも使うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係るエアーフィルタ清掃装置の一例を示すもので、(a)は(b)のXX断面図、(b)はその外観上面図、(c)はその正面図、(d)はその側面図である。
【0019】
このエアーフィルタ清掃装置10は、エアーフィルタに集積された粉塵を除去するエアーフィルタ清掃装置であって、内部透視窓1aを設けた蓋体1と、この蓋体1で気密に密閉される箱本体2から構成され、外部から加圧空気APと吸引空気AIの供給を受けた箱体3と、この箱体3内部に収容され加圧空気APを粉塵除去用に噴出させる空気噴出ガン4と、箱体3の外周の操作窓2aから内部に向けて設置された通気性、防塵性の腕カバー5と、箱体3の蓋体1と箱本体2との間に介在させたシール板6、箱体3を載せ移動可能となっている移動台車7とを備えている。
【0020】
内部透視窓1aは、透明の合成樹脂、例えば、アクリル板で形成されたもので、これが蓋体1に設けられ、図1(b)に示すように、この内部透視窓1aを通して、箱体3内部の空気噴出ガン4、腕カバー5などを見ることができる。
【0021】
なお、この内部透視窓は、この例のように蓋体に設けてもよいし、箱本体2の外周側面に、設けてもよい。要は、箱体3の内部が透視できればよい。
【0022】
蓋体1と、操作窓2aを含めた箱本体2は、数量があまり多量でない場合、鋼板で板金成形するのが、安価であるが、大量生産する場合には、樹脂一体成形など、生産数量に合わせて、材料と製造方法を適宜選択することができる。要は、図示したような箱体が、安価にかつ、人が持ち運びできる程度に軽量に構成できればよい。
【0023】
加圧空気APと吸引空気AIの供給は、通常の工場などで一般的な設備として用意されている加圧空気ライン、吸引空気ラインを用いることができる。箱本体2の底部には、これらの加圧空気ライン、吸引空気ラインから、加圧空気、吸引空気の供給を受けるための加圧空気口2b、吸引空気口2cが設けられている。この加圧空気口2bには、一般に空気配管に用いられている急速継手を用いることができる。
【0024】
空気噴出ガン4としては、市販の圧縮空気噴射ガンを用いることができるが、加圧空気APを粉塵除去用に噴出させるものであれば、何でもよい。この例では、空気噴出ガン4は、箱本体2の底部加圧空気口2bに急速継手を備えたスパイラルチューブ4aで接続され、着脱が容易で、また、操作性がよくなっている。
【0025】
箱体3の箱本体2の操作窓2aから内部に向けて設置された腕カバー5は、市販の事務用の腕カバーを用いるだけで、十分所定の通気性、防塵性を達成でき、非常に安価であり、取り替え交換も容易である。
【0026】
なお、ここでいう通気性、防塵性とは、清掃対象であるエアーフィルタに集積される粉塵の細かさ、箱体に供給される加圧空気、吸引空気のバランスに対応して変動するものであるが、一般の大気中の粉塵を除去するためのエアーフィルタの清掃する場合で、吸引空気として、市販の電気掃除機で発生される程度のものを用いる場合には、市販の腕カバー程度が適当である。
【0027】
また、市販の腕カバーは、手首側の端部と、上腕側の端部とがそれぞれ伸縮端部となっているが、この手首側の伸縮端部は、清掃者の手首部に装着されて、ここからの空気漏れを防ぎ、また、上腕側の伸縮端部は、操作窓2aへの取付装着を容易にすると共に、ここでの空気漏れを防ぎ、防塵性を高めることができる。
【0028】
このような構成で、この清掃装置10では、清掃者は、箱体3内部にエアーフィルタを収容し、内部透視窓1aから内部を見ながら、腕カバー5を介して片方の手で箱体3内部のエアーフィルタを支持し、他方の手で空気噴出ガン4で粉塵を除去できるようになっており、かつ、この粉塵を含んだ内部空気は吸引空気AIで吸引されるようになっているので、粉塵を含んだ空気が、箱体外部へ放散されないので、周囲環境を汚染することがなく、清掃者もマスクなどを装着することなく、簡易にエアーフィルタの除塵、再利用をすることができる。
【0029】
このように環境を汚染することなく清掃作業ができることは、ISO14000の環境基準や、ISO18000の労働安全基準の点からも好ましいことである。
【0030】
この説明から理解されるように、清掃装置10全体の大きさは、人である清掃者が、箱体3内にエアーフィルタを収容して、腕カバー5に両腕を通し、一方の手で清掃対象のエアーフィルタを持ち、他方の手で空気噴出ガン4を操作できる程度の小型で、安価であり、エアーフィルタを用いる作業空間の隙間で、容易に作業ができ、また、操作も簡単である。
【0031】
箱体3の蓋体1には内部透視窓1aがあるので、清掃対象と空気噴出ガン4とを見ながら操作できるので、便利である。
【0032】
また、腕カバー5は防塵性を備えているので、内部の粉塵が外へ放散することがなく、同時に通気性を備えているので、吸引空気で粉塵を含んだ内部空気を吸引排出する際の支障とならない。なお、このように腕カバーを通気性、防塵性を備えたものとする変わりに、通気性のないものとし、その変わりに、箱体3に同等の通気性、防塵性を備えた外気導入窓を設けるようにしてもよい。
【0033】
図1(a)の断面図で示すように、シール板6は、箱体3の蓋体1と箱本体2との間に、単に挟まれているだけで、これらの間の密着、気密は蓋体1の重量によっており、特に締付手段などを設けていないので、蓋体1を冠せたり、取り外したりするのが非常に簡単であり、清掃作業全体の操作性を向上させている。
【0034】
このような簡易なシール方法で気密が維持できるのは、内圧が外気に比べて正圧とならないからであり、このシール方法は、この清掃装置の内圧が負圧になるという点を巧みに利用したものである。
【0035】
このような開閉容易性は、蓋体1を箱本体2にヒンジなどで開閉可能に取り付けている場合でも、同様に発揮される。
【0036】
シール板6の材料としては、合成ゴム、ネオプレンゴム、シリコンゴムなどのゴムシートが好適であるが、シール性のある材料であれば、これに限らない。
【0037】
また、この清掃装置10は、移動台車7に設置されているので、清掃作業をしたい場所に移動させることができる。しかしながら、箱体3は、上述したような蓋体1と箱本体2の組み合わせで、安価にかつ、人が持ち運びできる程度に軽量に構成できるので、特に移動台車7を必要とするものではない。
【0038】
なお、移動台車7には、移動のための手摺7aと、移動を可能とするコロ7bが設置されている。
【0039】
これより、本発明を用いた、実際のエアーフィルタの清掃作業について説明する。
【0040】
図2(a)、(b)は本発明に係るエアーフィルタ清掃装置の清掃対象であるエアーフィルタの例、(c)は、(a)のエアーフィルタを箱体内に収容した状態を上方から見た外観斜視図、図3(a)は、図2(c)の状態から蓋体をセットし、清掃を始める前の状態を示す外観斜視図、(b)は清掃中の状態を示す外観斜視図である。なお、これより既に説明した部分には、同じ符号を付して、重複説明を省略する。
【0041】
本発明のエアーフィルタ清掃装置10で、粉塵を除去し清掃する対象とするエアーフィルタは、例えば、図2(a)に示すような円筒形のエアーフィルタAFや、図2(b)合成樹脂スポンジで構成された円盤状のエアーフィルタAFであり、いずれも、片手で容易に持つことが出来る程度の大きさ、重量のものである。ここでは、図2(a)のフィルタAFを清掃する場合について説明する。
【0042】
まず、図2(c)に示すように、清掃装置10の蓋体1を外して、フィルタAFを箱本体2の内部に入れる。この際、蓋体1は、容易に取り外すことができ、操作性がよい。この図2(c)で箱本体2の内周壁に設置された2dは、不使用時に、空気噴出ガン4を引っ掛けておくフックである。
【0043】
図3(a)は、図2(c)の状態から、蓋体1をセットし、清掃を始める前の状態であるが、透明な内部透視窓1aを通して箱体3の内部状態が良く見え、空気噴出ガン4でエアーフィルタAFの何処に加圧空気を噴射すればよいのか、エアーフィルタAFの何処に集積された粉塵が残っているのかなどを観察しながら、吹き付け粉塵除去ができるので、便利が良い。
【0044】
また、内部を透視しながら、マニュアルで操作するので、フィルタAF(除塵対象)の表面の凹凸、襞など複雑な形状、更に、付着物の性情、多寡などを十分に観察しながら、塵埃除去ができるので、周到で確実な除去が可能である。
【0045】
図3(b)は、空気噴出ガン4で加圧空気を吹き付け、粉塵を除去している状態であるが、粉塵が舞い上がって視界を遮る程に箱体3の内部に充満しているのが解る。
【0046】
しかし、この箱体3は気密であり、腕カバー5なども防塵性を備えているので、この粉塵を含んだ内部空気が外へ漏れ出ることはなく周囲環境を汚染しない。
【0047】
一方、こうして粉塵を含んだ内部空気は、吸引空気により急速に箱体3から吸引排出されるので、一旦このように視界が失われても、素早く、図3(a)の状態となり、他の箇所の粉塵除去を行うことができる。
【0048】
この際、腕カバー5は通気性のあるものが用いられているので、この腕カバー5を介して外部空気が取り入れられ、吸引空気により内部空気の吸引が順調に行われる。
【0049】
図4は、本発明に係るエアーフィルタ清掃装置の他例を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【0050】
このエアーフィルタ清掃装置10Aは、図1の清掃装置10に比べて、移動台車7に、加圧空気APを供給する加圧空気源8と、吸引空気AIを供給する吸引空気源9とが設置されている点が異なる。
【0051】
加圧空気源8としては、図示したようなコンプレッサが好適であり、吸引空気源9としては、図示したような一般家庭用の掃除機が好適であり、いずれも一般市販品を用いることができるので、装置全体を安価、簡易に構成することができる。
【0052】
なお、吸引空気源9は、吸引回収した粉塵を集積しておく粉塵袋(不図示)を内蔵しており、フタ9aを開くことによって、この粉塵袋を簡単に取り出し、廃棄あるいは交換することができる。
【0053】
この清掃装置10Aは、移動台車7に載せられているので移動可能で、また、加圧空気源8と吸引空気源9と、エアーフィルタ清掃に必要な機器が備わっているので、加圧空気ラインや吸引空気ラインのない場所でも、電源さえあれば、どこでも使用することができる。
【0054】
また、使用場所の設備により、加圧空気源8、吸引空気源9のどちらか一方だけ設置し、他の空気源は、設備されたラインを用いるようにすることも可能である。
【0055】
なお、この清掃装置は、これらの説明から理解されるように、エアーフィルタだけでなく、埃が堆積した小物品の埃取りにも用いることができるものである。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載のエアーフィルタ清掃装置によれば、手に持てるような小型のエアーフィルタを、気密密閉された箱体に収容し、空気噴出ガンで加圧空気を吹きつけながら、これによって除去される粉塵を含んだ箱体内部空気を吸引空気で吸引、排出するもので、粉塵を含んだ空気が、箱体外部へ放散されないので、周囲環境を汚染することがなく、清掃者もマスクなどを装着することなく、簡易にエアーフィルタの除塵、再利用をすることができる。
【0057】
また、清掃装置全体の大きさは、人である清掃者が、箱体内にエアーフィルタを収容して、腕カバーに両腕を通し、一方の手で清掃対象のエアーフィルタを持ち、他方の手で空気噴出ガンを操作できる程度の小型で、安価であり、エアーフィルタを用いる作業空間の隙間で、容易に作業ができ、また操作も簡単である。
【0058】
箱体の蓋体には内部透視窓があるので、清掃対象と空気噴出ガンとを見ながら操作できるので、便利である。また、腕カバーは防塵性を備えているので、内部の粉塵が外へ放散することがなく、同時に通気性を備えているので、吸引空気で粉塵を含んだ内部空気を吸引排出する際の支障とならない。
【0059】
請求項2に記載のエアーフィルタ清掃装置によれば、請求項1の効果に加え、気密を要する箱体の蓋体と箱本体との間に、単にシール板を挟みこんで、特に、両者間の気密を強制的に維持するような締結手段を付加設置することなく、蓋体を箱本体の上部に冠せるようにしたもので、蓋の開け閉めが容易で、作業性がよい。
【0060】
請求項3に記載のエアーフィルタ清掃装置によれば、請求項1または2のいずれかの効果に加え、移動台車に載せられているので移動可能で、加圧空気源と吸引空気源との必要な機器が備わっているので、どこでも使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアーフィルタ清掃装置の一例を示すもので、(a)は(b)のXX断面図、(b)はその外観上面図、(c)はその正面図、(d)はその側面図
【図2】(a)、(b)は本発明に係るエアーフィルタ清掃装置の清掃対象であるエアーフィルタの例、(c)は、(a)のエアーフィルタを箱体内に収容した状態を上方から見た外観斜視図
【図3】(a)は、図2(c)の状態から蓋体をセットし、清掃を始める前の状態を示す外観斜視図、(b)は清掃中の状態を示す外観斜視図
【図4】本発明に係るエアーフィルタ清掃装置の他例を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその側面図
【符号の説明】
1 蓋体
1a 内部透視窓
2 箱本体
2a 操作窓
3 箱体
4 空気噴出ガン
5 腕カバー
6 シール板
7 移動台車
8 加圧空気源
9 吸引空気源
10 エアーフィルタ清掃装置
AF エアーフィルタ
AI 吸引空気
AP 加圧空気
Claims (3)
- エアーフィルタに集積された粉塵を除去するエアーフィルタ清掃装置であって、
内部透視窓を設けた蓋体と、前記蓋体で気密に密閉されるとともに、前記エアーフィルタを出し入れするための開口を設けた箱本体とを有した箱体で構成され、
前記箱本体は、外部からの加圧空気を前記箱体内部に供給するための加圧空気口と、該箱体内部の空気を吸引して該箱体外部に排出するための吸引空気口と、該箱本体外周に設けられた一対の操作窓とを有しており、
前記一対の操作窓のそれぞれには、通気性及び防塵性を有し、該操作窓から該箱本体内部に向けて延び、かつ、それぞれの挿入口を該箱本体の外方に開口させた腕カバーが取り替え可能に取付けられており、
前記箱体内部には、前記加圧空気を粉塵除去用に噴出させる空気噴出ガンが前記加圧空気口に接続されて収容されており、
前記腕カバーのそれぞれの挿入口より両腕を挿入させ、前記空気噴出ガンを保持して、前記箱体内で粉塵除去作業を行う時には、前記箱体内部と該箱体外部との空気の流通が該腕カバーの通気性によって確保されるようにしたことを特徴とするエアーフィルタ清掃装置。 - 請求項1に記載のエアーフィルタ清掃装置において、
前記蓋体は、前記蓋体と前記箱本体との間にこれら両者間の気密を保持するシール板を介在させて、前記箱本体の上部に着脱あるいは開閉可能なように設けられていることを特徴とするエアーフィルタ清掃装置。 - 請求項1または2のいずれかに記載のエアーフィルタ清掃装置において、
前記箱体を載せて移動可能とされた移動台車を備え、該移動台車には、前記加圧空気口に接続され、前記加圧空気を該箱体内部に供給する加圧空気源と、前記吸引空気口に接続され、該箱体内部の空気を吸引する吸引空気源とが設置されていることを特徴とするエアーフィルタ清掃装置。
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