JP2004091159A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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JP2004091159A JP2002256387A JP2002256387A JP2004091159A JP 2004091159 A JP2004091159 A JP 2004091159A JP 2002256387 A JP2002256387 A JP 2002256387A JP 2002256387 A JP2002256387 A JP 2002256387A JP 2004091159 A JP2004091159 A JP 2004091159A
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Yasuhiko Ajiguchi
味口 泰彦
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Otis Elevator Co
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Abstract

【課題】本発明はエレベータの制御装置,特に回生電力を有効に利用でき、停電発生時にも運転を継続できる制御装置をすることを目的とする。
【解決手段】交流入力を整流して直流に変換するコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータとを持つエレベータの制御装置において、上記直流部に接続された直流電圧変換装置と、上記直流電圧変換装置に接続されたエネルギ蓄積装置とを持ち、上記コンバータは交流電源への回生能力を持を持たせる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエレベータの制御装置,特に回生電力を有効に利用でき、停電発生時にも運転を継続できる制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
中・低層用エレベータのドライブ装置では、図3のような回路構成のものが採用されることが多かった。図3において、1は商用電源、21は商用電源の交流を直流に変換するダイオードコンバータ、22はダイナミックブレーキで、22Aはダイナミックブレーキ抵抗、22Bはダイナミックブレーキスイッチ、22Cはダイナミックブレーキ用ダイオード、3はコンデンサ、4は直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータ、5はモータ、6はモータに連結された巻上機、7は乗りかご、8はカウンタウェイトである。
【0003】
カウンタウェイト8の重量は、乗りかごの重量と定格積載の半分の合計程度に設定されることが多い。従って、かごが満員に近い状態で乗りかごを上昇させる場合は力行となり、下降させる場合は回生、すなわち力学的位置エネルギが運動エネルギ、さらには電気エネルギとしてモータ及びインバータに戻ってくる。また、乗りかごが空に近い状態の場合は乗りかごを上昇させる場合は回生、下降させる場合は力行になる。
【0004】
このようなドライブ装置では、モータから回生されるエネルギを直流部のダイナミックブレーキで熱として消費させる必要があった。この場合、エネルギが消費されるだけでなく、ダイナミックブレーキ抵抗の熱放散のために特別の考慮が必要であった。また、ダイオードコンバータは入力電流に高調波を含むため、電源力率が低く、大きめの電源設備を必要とするという問題もあった。
【0005】
一方、特開2001−139243、特開2001−187676などに、図4に示す別のドライブ装置回路構成が開示されている。図4において、図3と同じ符号のものは同じものを示すので説明を省略する。図4において、9は充放電装置、10は例えば蓄電池などのエネルギ蓄積装置である。図4において、モータから回生されたエネルギは充放電装置9を通してエネルギ蓄積装置10に蓄えられる。蓄えられたエネルギは力行運転時に利用される。また、停電発生時にはエネルギ蓄積装置10からエネルギを供給し、エレベータの運転を継続できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す方式のドライブ装置では、図3に示す方式と同様、ダイオードコンバータを用いているため、やはり入力高調波電流が多く、電源力率が低いという問題点がある。また、回生運転時のエネルギを吸収できる余地を確保するため、通常の運転時は電池の充電状態が電池容量の60%前後になるように運転している(特開2001−139243)。このため、停電発生時の運転では60%前後から出発して過放電を防ぐレベルまでのエネルギしか利用することができず、停電時継続運転の運行回数及び時間が限定されてしまう。また、出勤時のオフィスビルのように力行運転が続くこともあれば、昼休み時のように回生運転が続くこともあるので、停電発生時の電池充電状態のばらつきが大きく、停電時継続運転の運行回数及び時間にもばらつきが生じる。
【0007】
また、図4の方式では回生/力行の度に充電と放電を繰り返す。エレベータの運転頻度は積載、分速によって異なるが、例えば100回/時、1日10時間運転で1日あたり1000回、休日等を考慮して年間30万回程度といわれている。電池の寿命には充放電回数が大きく影響する。現状、充放電回数が非常に多い用途に対してはニッケル水素電池が使われることが多いが、エレベータが15年あるいはそれ以上供用されることを考慮すると、供用期間中、何回かの電池の交換は避けられない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、交流入力を整流して直流に変換するコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータとを持つエレベータの制御装置において、上記直流部に接続された直流電圧変換装置と、上記直流電圧変換装置に接続されたエネルギ蓄積装置とを持ち、上記コンバータは交流電源への回生能力を持つことを特徴とするエレベータの制御装置を提案する。
【0009】
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の装置において、充放電装置に対して充電許可指令を与える制御手段を持ち、商用電源を健全かつ、乗りかご運転中は充電許可指令をブロックすることを特徴とするエレベータの制御装置を提案する。
【0010】
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の装置において、電力蓄積装置はニッケル水素電池であることを特徴とするエレベータの制御装置を提案する。
【0011】
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の装置において、商用電源健全時の充電最大深度を電池容量の90%程度〜100%とすることを特徴とするエレベータの制御装置を提案する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図2を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1において、図3,図4と同じ符号を付したものは同じものを示すので、説明は省略する。図1において、2は交流を直流に変換するPWMコンバータである。
商用電源健全時には、商用電源1の交流はPWMコンバータ2によって直流に変換される。インバータ4は直流を可変電圧可変周波数の交流に変換し、モータ5を駆動する。エレベータとして力行運転の場合には商用電源からコンバータ2,インバータ4を通してエネルギが供給され、逆に回生運転の場合にはインバータ4、コンバータ2を通して商用電源1にエネルギが回生される。
また、商用電源健全時には充放電装置9を通して比較的小電流にて電力蓄積装置10が充電される。停電が発生すると充放電装置9は直流コンデンサ3及びインバータ4にエネルギを供給し、エレベータは運転を継続できる。
【0013】
図2に本発明の別の実施例を説明する。図2において、11はインバータ4,コンバータ2,及び充放電装置9を制御する制御装置である。制御装置11は、商用電源健全時にコンバータ2、インバータ4を用いてかごを動かしている期間は充放電装置9に対して充電許可指令をブロックする。これにより、コンバータ及びインバータが力行運転している場合に商用電源は電力蓄積装置10への充電電流を供給する必要がなく、電源設備容量を大きくする必要はない。むしろ、PWMコンバータにより電源力率が改善されているので、電源設備容量は小さくできる。
かご停止中は制御装置11は充放電装置9に対して充電許可指令を与える。充放電装置9は許可指令が出ている場合は電力蓄積装置10の充電状態に応じて充電を制御する。
【0014】
一般に、充放電を頻繁に繰り返す用途においてニッケル水素電池の充電深度は80%程度に止めておくのが電池寿命にとって望ましいとされている。(例えば、特開2001−139243) しかしながら、本出願での使用方法では充放電回数が少なく、また商用電源健全時には充電しか行われず、電池の電圧特性などを考慮して充電状態を管理できるので、90%程度から100%の充電状態で待機することができる。これにより、停電発生時の運転継続時間を図4の方式に比べてさらに長くできる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回生エネルギをダイナミックブレーキに消費させることなく、PWMコンバータを用いて回生エネルギを商用電源に回生できるので、エネルギを節約できる。また、電源高調波電流を低減でき、電源力率を高くできるので、電源設備容量も低減できる。また、電力蓄積装置に蓄えておいたエネルギを用いて停電発生時もエレベータの運転を継続できる。このエネルギ蓄積装置は100%に近いレベルに充電した状態で待機できるので、停電時の運行時間も長くできる。さらに、エネルギ蓄積装置として二次電池を用いた場合、充放電回数が少ないので、電池寿命を長くでき、電池交換周期を長くできるので、メンテナンスコストも削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図。
【図3】従来の中・低層用エレベータのドライブ装置を示す図。
【図4】電力蓄積装置を用いたドライブ装置の例の構成図。
【符号の説明】
1      商用電源
2      PWMコンバータ
3      コンデンサ
4       インバータ
5      モータ
6      巻上機
7      乗りかご
8      カウンタウェイト
9      充放電装置
10     電力蓄積装置
11     制御装置
21     ダイオードコンバータ
22     ダイナミックブレーキ
22A    ダイナミックブレーキ抵抗
22B    ダイナミックブレーキ用スイッチ
22C    ダイナミックブレーキ用ダイオード

Claims (4)

  1. 交流入力を整流して直流に変換するコンバータと、直流を交流に変換してモータを駆動するインバータとを持つエレベータの制御装置において、上記直流部に接続された直流電圧変換装置と、上記直流電圧変換装置に接続されたエネルギ蓄積装置とを持ち、上記コンバータは交流電源への回生能力を持つことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、充放電装置に対して充電許可指令を与える制御手段を持ち、商用電源を健全かつ、乗りかご運転中は充電許可指令をブロックすることを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 請求項1に記載のエレベータの制御装置において、電力蓄積装置はニッケル水素電池であることを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 請求項3に記載のエレベータの制御装置において、商用電源の健全時の充電最大深度を電池容量の90%程度〜100%とすることを特徴とするエレベータの制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017061A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置及びエレベータ制御装置
JP2013234029A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Fuji Electric Co Ltd エレベータ駆動用電源装置
JP2015177559A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 三菱電機株式会社 双方向dcdcコンバータ
JP2015205756A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社明電舎 エレベータ用電力変換装置
JP2018024496A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 株式会社日立製作所 エレベーター装置

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