JP2004091049A - エンジン搭載設備のオイル交換方法と装置 - Google Patents
エンジン搭載設備のオイル交換方法と装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004091049A JP2004091049A JP2003190521A JP2003190521A JP2004091049A JP 2004091049 A JP2004091049 A JP 2004091049A JP 2003190521 A JP2003190521 A JP 2003190521A JP 2003190521 A JP2003190521 A JP 2003190521A JP 2004091049 A JP2004091049 A JP 2004091049A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- engine
- ground
- pump
- hose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】ビルの屋上に多数設置されたGHPのような地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を人手を掛けずに、しかも、装置自体も小型で済む人力に頼らないエンジン搭載設備のオイル交換手段を提供すること。
【解決手段】ビルの屋上又は地下、船舶等の地上以外に設置されたエンジン搭載設備の廃オイルを、地面に移動自在に配置したオイル圧送用主ポンプ13と屋上に配置した補助ポンプ21との協同作働によって、エンジン搭載設備と地上に配置した廃オイル収納タンク11との間を連通したホース31を通して抜き取ったのち、前記主ポンプ13の作働によって、ホース31を通して地上に配置した新オイル収納タンク12の新オイルをエンジン搭載設備に給油する。
【選択図】 図1
【解決手段】ビルの屋上又は地下、船舶等の地上以外に設置されたエンジン搭載設備の廃オイルを、地面に移動自在に配置したオイル圧送用主ポンプ13と屋上に配置した補助ポンプ21との協同作働によって、エンジン搭載設備と地上に配置した廃オイル収納タンク11との間を連通したホース31を通して抜き取ったのち、前記主ポンプ13の作働によって、ホース31を通して地上に配置した新オイル収納タンク12の新オイルをエンジン搭載設備に給油する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルの屋上又は地下等に設置された空調設備や自家発電設備、船舶の動力設備等、地上以外に設置されたエンジン搭載設備における潤滑油のようなオイルの交換方法と交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルにおける空調設備は、従来は、通常、電気を動力源とする設備によって作働されていた。ところが、近年、電力設備、とくに、火力発電設備における膨大な炭酸ガス等の温暖化ガス量の抑制の一環として、ビル屋上に設置されている空調設備として、直接電力を動力源とする設備に代わって、ガスエンジンを駆動源とするいわゆるGHP(Gas engine driven Heat Pump)が広く使用されるようになった。
【0003】
このGHPの特長は、1994年 株式会社石油化学新聞社発行の「GHP便覧」に記載されている通り、冷暖房のみではなく給湯、乾燥などにも利用され、省エネルギーの面だけではなく、運転経費が安い、保安上安全性に優れ、需要サイドの電力負荷の平準化に役立ち、コージェネーションの導入を容易にする利点があると云われている。
【0004】
そのため、その設置規模も、年々増大し、ビル当たりの設置台数も、1台20馬力のものが100〜200台程度設置されるに至っており、しかも屋上設置が増えて来ている。
【0005】
しかしながら、その保守作業も相当の負担になりつつあり、特に、その人的且つ労力を必要とする作業として、GHP本体内の潤滑油を主とするオイルの交換作業がある。GHPの20馬力の1台のエンジンには、約55リットルのオイルが入っており、これを運転時間、耐用年数に応じて交換をしなければならない。100台のGHPが設置されている場合には、オイル交換時には、約5500リットルのオイル交換が必要となる。
【0006】
ところが、オイル交換のためには、ホースを階段通路に配置して、ポンプの揚力を使用してのできるだけの省力による交換も試みられたが、ヘッド圧の調整が上手くいかず、また、ホースの連接位置でのオイルの漏洩もあって無駄と建物に対する汚れの問題もあって、バケツリレーによる極めて原始的な交換作業を行っているのが現実である。
【0007】
とくに、100台のGHPのオイル交換のためには、5500リットル、20リットル缶にすると275缶となる。エレベーターを使用できるところでも新品のオイル缶のみで廃オイル缶は階段を下りなければならない。もし、一人で2缶づつ10階の階段を登り下りするとすれば、275回往復しなければならない。一人で10往復が体力の限界であるので、27.5人の人員が必要である。5往復とすれば55人の人員が必要になる。
【0008】
このGHPのオイル交換と同様に、ビルの屋上又は地下等に設置された自家発電設備や、港湾に繋留している船舶等の動力設備などのような地上以外に設置されているエンジン搭載設備においても、条件の違いはあるが人力によるオイルの運搬を行っているのが現状であり、上述と同様の問題がある。
【0009】
これに対して、人力によるオイルの交換をポンプ機構を用いて行う装置自体は、特許文献1〜4等に開示されてはいるが、何れも、基本的には平地面での、しかも、交換距離の短い間での少量のオイルの交換装置であって、そのまま、圧送ポンプの容量を大きくしたところで、地上とのヘッド差の大きいビルの屋上に設置された多数のGHPのような地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換に適用できるものではない。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−179493号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平6−345195号公報
【0012】
【特許文献3】
特開平11−210987号公報
【0013】
【特許文献4】
特開平11−227892号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ビルの屋上に多数設置されたGHPのような地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を人手を掛けずに、しかも、装置自体も小型で済む人力に頼らないエンジン搭載設備のオイル交換手段を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を人力を掛けずに、エンジン搭載設備と地上とをホースによって連結し、このホースに吸引力を掛けてエンジン搭載設備からの廃オイルを地上に抜き取り、抜き取り後、ホースに送圧力を掛けて新オイルをエンジン搭載設備に給油するものである。
【0016】
とくに、新オイルのエンジン搭載設備への給油は兎も角、エンジン搭載設備からの廃オイルを抜き取りの際にホースを通して地上に吸引するには、地上に相当な定格容量の吸引ポンプを配置しても、また、密封性に優れたホースを使用していても吸引できず、エンジン搭載設備のオイルの抜き取りは不可能であり、エンジン搭載設備の近傍にオイルの送り出しのための補助ポンプ、例えば、100V、0.2kW程度の容量の補助ポンプを設けることによって、スムーズな抜き取りが可能になるという知見の下で完成した。
【0017】
すなわち、地上以外に設置されたエンジン搭載設備と地上に移動自在に配置したポンプ装置との間を連通したホースを通してエンジン搭載設備のオイルを交換する方法であって、エンジン搭載設備近傍に設けられた補助ポンプと、地上に設けた主ポンプとの協同作動によってエンジン搭載設備の廃オイルを抜き取ったのち、地上の主ポンプの作動によって、地上から新オイルをエンジン搭載設備に給油することを特徴とする。
【0018】
そして、このエンジン搭載設備のオイル交換方法を実施する装置として、廃オイル収納タンクと新オイル収納タンクと主ポンプ手段としてのオイル圧送装置を有する移動可能な地上ポンプ部分と、地上以外に設置されたエンジン搭載設備から廃オイルを抜き取るためにエンジン搭載設備の近傍に設置された補助ポンプを有する設備設置部分と、前記地上ポンプ部分と前記設備設置部分とを連通するホースとからなる装置が利用できる。
【0019】
また、ホース手段を構成するホースとしては、廃オイルの抜き取りのためのホースと新オイルの給油のためのホースを別体に設けることもできるが、装置そのものを簡便化するために、廃オイルの抜き取りのためのホースと新オイルの給油のためのホースを1本とし、弁機構によって、ホース内のオイルの導通方向を変更可能とすることができる。
【0020】
そして、本装置には、各種の自動制御のための機構を設けることができ、例えば、廃オイルの抜き取りや新オイルの給油に際して、給油量又は排出油量を自動的に制御するためのデジタル油量計を主ポンプあるいはエンジン搭載設備側に設けることができる。
【0021】
そして、地上以外に設置されたエンジン搭載設備の廃オイルの抜き取りと、抜き取ったのちの新オイルの給油のための、各弁と主ポンプと補助ポンプの操作、さらには、主ポンプによるオイルの流れの切換は、デジタル油量計からの信号等によって遠隔操作とすることができ、さらには、全操作をプログラム化して自動操作が可能な操作システムとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
(実施例1)
図1は、本発明の第1実施例のオイル交換装置10の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。本実施例は、本発明を4階建てのビルの屋上に11基設置されたそれぞれが20リットル容量のGHPの使用済みの潤滑油を交換するのに適用したものである。
【0024】
図1において、1は移動可能な地上ポンプ部分を、2は屋上に設置されたGHPから廃オイルを抜き取り、新オイルをGHPに給油するために屋上に設置された設備設置部分を、また、3は抜き取られた廃オイルと新オイルを導通するためのオイル導通部分を示す。
【0025】
地上ポンプ部分1は、廃オイル収納タンク11と、新オイル収納タンク12と、フィルター131を介して設けられた主ポンプ13として200V、2.2kW定格容量のトロコイドポンプをトラック14に載置して移送可能のものである。
【0026】
主ポンプ13のようなオイル圧送装置としては、電動モータを駆動源とする方式のものに代えてエンジン駆動タイプとすることができる。15は、主ポンプ13と廃オイル収納タンク11又は新オイル収納タンク12との間を連結するホースである。そして、主ポンプ13には廃オイル抜き出しのためと新オイルを給油するために、ホース内のオイルの送給方向を変更する切替弁16が付属して設けられている。
【0027】
図2は、切替弁16の経路系を示す。なお、図2においては、GHP装置側に設置する後述の補助ポンプ21又はデジタル油量計35は省略している。図2に示すように、切替弁16を切替弁操作棒161によって操作することによって、屋上に設置されたGHPからの廃オイルの抜き取り経由と、GHPへの新オイルを給油する経路を選択し、フィルタ131を介して主ポンプ13の作働によってオイルを圧送できるようになっている。
【0028】
図1に戻って、屋上の設備設置部分2は、補助ポンプ21と、GHP本体と補助ポンプ21との間を連通するホース22からなる。この補助ポンプ21は、本発明のオイル交換装置を稼働させるためには不可欠のもので、とくに、廃オイルの抜き取りに際して、地上側の主ポンプ(トロコイドポンプ)13を如何に大容量、高馬力としても、また、如何に内部抵抗が少ないホース31を使用しても、地上側に設けた主ポンプ13だけでは、オイルを抜き取ることはできないことを解明した(これはオイルの粘度が高く、主ポンプ13としてのトロコイドポンプは圧力をかけて送り出すには適しているが、オイルを引く方にはホース31が2〜5mと短ければ良くても、30〜50mとなれば適さないことが実験によりわかった)ことに基づくもので、100V、0.2kWの定格容量のタイプを補助ポンプ21として使用することで上記の問題は解決できた。また、新オイルの給油に際しては、補助ポンプ21は不要で、その代わりに後に図4で説明するデジタル油量計35を設置する。そして、このデジタル油量計35からの信号によって、地上側の主ポンプ13を制御して、所定量のオイルが供給できる構造にすることができる。
【0029】
オイル導通部分3は、抜き取りホースと給油ホースを共通化した例を示すもので、図1に示す廃オイル抜き取り時には地上の主ポンプ13と屋上の補助ポンプ21との間を、新オイルの給油時には地上の主ポンプ13と屋上のデジタル油量計35との間を連通する1本のホース31からなり、それぞれの連結部はワンタッチカップリング32によって連結されている。ホース31は、そのビルの高さによってはリールホースとして一体化することも可能であり、また、その長さによっては、二分割した連結ホースとすることもできる。
【0030】
このホース31を含め、本発明のオイル交換装置を実際に機能化するためには、その内部抵抗は大きい要素を占めるもので、20mm内径を有し、耐油用タイプのものが良い。なお、34は、地上からのホース31を屋上の突出部にホースを支持するためのホース支持具を示す。このホース支持具34は図1に示すように、屋上の先端に固定される固定具341にホースを移動自在に支持するローラー342,343からなる。
【0031】
上記本発明に基づく部品構成において、抜き取るべきGHPの廃オイルボックスに屋上の設備設置部分2のホース22を取り付け、さらに、オイル導通部分3のホース31の上方部分を補助ポンプ21と連結し、ホース31の下方部分を地上ポンプ部分1の主ポンプ13と連通することによって、本発明のオイル交換装置による廃オイル抜き取りの準備が整う。
【0032】
そして、図1に示す地上側の主ポンプ13と補助ポンプ21の協同作動によって、廃棄オイルをホース22、31、15の経路を経て、廃オイル収納タンク11に収納するGHP本体の廃オイルを抜き取る。そして、抜き取り完了後、補助ポンプ21を取り外してその代わりにデジタル油量計35(図4参照)を取り付け、その後、地上の新オイル収納タンク12から、ホース15、31、22の抜き取りの逆経路で、屋上のGHP本体に新オイルを給油する。
【0033】
廃オイルの抜き取りと新オイルの給油の経路の切換は、図2に示す切替弁16の切換によって行われる。その切替弁16の操作手順を図3と図4によって説明する。
【0034】
図3は廃オイル抜き取りの操作経路図を示す。GHPの廃オイルを手動バルブを開放したのち、切替弁操作棒161を操作して、GHPからの廃オイルが廃オイル収納タンク11に移送される地上の移送経路を選択する。この経路の設定によって、主ポンプ13と補助ポンプ21を作働させることによってGHPの廃オイルは抜き取られ、地上の廃オイル収納タンク11に移送される。
【0035】
図4は廃オイル抜き取り後、地上の新オイル収納タンク12の新オイルをGHPに給油する操作経路図を示す。同図において、GHPの廃オイルが抜き取られたのち、切替弁操作棒161を操作して、地上の新オイル収納タンク12の新オイルを主ポンプ13のみの作働によるホース31内の押し上げ上昇によって、GHP内に新オイルを給油する。その際、ホース31のワンタッチカップリングに取り付けられたデジタル油量計35の作働によって、給油される新オイル量を規定量に自動的に規定することができる。
【0036】
上記実施例においては、切替弁16の操作を操作棒161による手動の例を示しているが、地上の操作員による遠隔操作によって行うことも勿論可能である。
【0037】
その切換えの際、廃オイル抜き取り作業終了後に5〜7リットルの新オイルをそのまま吸わせることにより、ホース31内の廃オイルは洗浄でき、新オイルの取り換えには実質的な支障がない。したがって、GHPに残油検知器を設け、その検知によって以降の弁操作、主ポンプ13の操作を予めプログラム化して自動化することも簡単に実現できる。
【0038】
(実施例2)
図5は、本発明の第2実施例のオイル交換装置10の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。図1に示した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付している。本実施例は、本発明をビルの地下3階に設置された自家発電設備の使用済みの潤滑油を交換するのに適用したものである。すなわち、本実施例では、オイル交換の対象となる設備が、第1実施例の屋上のGHPから地下の自家発電設備に変わったのみで、他の構成は第1実施例と同一である。
【0039】
本実施例においても、地下の設備設置部分2の近傍に設けられた補助ポンプ21と、地上ポンプ部分1に設けられた主ポンプ13との協同作動によって、地下の自家発電設備の廃オイルを抜き取ったのち、地上の主ポンプ13の作動によって、地上から新オイルを自家発電設備に給油することができる。
【0040】
(実施例3)
図6は、本発明の第3実施例のオイル交換装置10の全体構成を示す。図1に示した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付している。本実施例は、本発明を港湾に繋留されている船舶の動力設備(エンジン)の使用済みの潤滑油を交換するのに適用したものである。また、本実施例では、船舶内の設備設置部分2と地上ポンプ部分1との間で廃オイルと新オイルを導通するオイル導通部分3を、廃オイル抜取用ホース36と新オイル給油用ホース37のそれぞれ別個のホースから構成したものである。
【0041】
その他の構成は、第1実施例と同一であり、本実施例においても、船舶内の設備設置部分2の近傍に設けられた補助ポンプ21と、地上ポンプ部分1に設けられた主ポンプ13との協同作動によって、船舶のエンジンの廃オイルを抜き取ったのち、地上の主ポンプ13の作動によって、地上から新オイルを船舶のエンジンに給油することができる。
【0042】
なお、本実施例では、第1及び第2実施例に比べて、地上ポンプ部分1と設備設置部分2との高低差が小さく、その距離も短いので、主ポンプ13及び補助ポンプ21としては低容量のポンプを使用できる。
【0043】
【発明の効果】
1. 設置操作のために人手が極めて少なくて済み、比較的楽な作業条件下でビルの屋上や地下、船舶等に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を短時間に終えることができる。
【0044】
2. そのオイル交換装置の設置に際しては、ビル内部等の設備の利用は最小限で済み、ビルやその設備を汚すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のオイル交換装置の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。
【図2】切替弁の経路図を示す。
【図3】切替弁を廃オイル抜き取り経路としたときの廃オイルの流れを示す。
【図4】切替弁を新オイル給油経路としたときの新オイルの流れを示す。
【図5】本発明の第2実施例のオイル交換装置の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。
【図6】本発明の第3実施例のオイル交換装置の全体構成を示す。
【符号の説明】
10 オイル交換装置
1 地上ポンプ部分
11 廃オイル収納タンク 12 新オイル収納タンク
13 主ポンプ 131 フィルタ 14 トラック
15 主ポンプと廃オイル又は新オイル収納タンクの間の連結ホース
16 切替弁 161 切替弁の操作棒
2 設備設置部分
21 補助ポンプ 22 ホース
3 オイル導通部分
31 ホース 32 ワンタッチカップリング
34 ホース支持具
341 固定具 342,343 支持ローラー
35 デジタル油量計
36 廃オイル抜取用ホース 37 新オイル給油用ホース
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルの屋上又は地下等に設置された空調設備や自家発電設備、船舶の動力設備等、地上以外に設置されたエンジン搭載設備における潤滑油のようなオイルの交換方法と交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルにおける空調設備は、従来は、通常、電気を動力源とする設備によって作働されていた。ところが、近年、電力設備、とくに、火力発電設備における膨大な炭酸ガス等の温暖化ガス量の抑制の一環として、ビル屋上に設置されている空調設備として、直接電力を動力源とする設備に代わって、ガスエンジンを駆動源とするいわゆるGHP(Gas engine driven Heat Pump)が広く使用されるようになった。
【0003】
このGHPの特長は、1994年 株式会社石油化学新聞社発行の「GHP便覧」に記載されている通り、冷暖房のみではなく給湯、乾燥などにも利用され、省エネルギーの面だけではなく、運転経費が安い、保安上安全性に優れ、需要サイドの電力負荷の平準化に役立ち、コージェネーションの導入を容易にする利点があると云われている。
【0004】
そのため、その設置規模も、年々増大し、ビル当たりの設置台数も、1台20馬力のものが100〜200台程度設置されるに至っており、しかも屋上設置が増えて来ている。
【0005】
しかしながら、その保守作業も相当の負担になりつつあり、特に、その人的且つ労力を必要とする作業として、GHP本体内の潤滑油を主とするオイルの交換作業がある。GHPの20馬力の1台のエンジンには、約55リットルのオイルが入っており、これを運転時間、耐用年数に応じて交換をしなければならない。100台のGHPが設置されている場合には、オイル交換時には、約5500リットルのオイル交換が必要となる。
【0006】
ところが、オイル交換のためには、ホースを階段通路に配置して、ポンプの揚力を使用してのできるだけの省力による交換も試みられたが、ヘッド圧の調整が上手くいかず、また、ホースの連接位置でのオイルの漏洩もあって無駄と建物に対する汚れの問題もあって、バケツリレーによる極めて原始的な交換作業を行っているのが現実である。
【0007】
とくに、100台のGHPのオイル交換のためには、5500リットル、20リットル缶にすると275缶となる。エレベーターを使用できるところでも新品のオイル缶のみで廃オイル缶は階段を下りなければならない。もし、一人で2缶づつ10階の階段を登り下りするとすれば、275回往復しなければならない。一人で10往復が体力の限界であるので、27.5人の人員が必要である。5往復とすれば55人の人員が必要になる。
【0008】
このGHPのオイル交換と同様に、ビルの屋上又は地下等に設置された自家発電設備や、港湾に繋留している船舶等の動力設備などのような地上以外に設置されているエンジン搭載設備においても、条件の違いはあるが人力によるオイルの運搬を行っているのが現状であり、上述と同様の問題がある。
【0009】
これに対して、人力によるオイルの交換をポンプ機構を用いて行う装置自体は、特許文献1〜4等に開示されてはいるが、何れも、基本的には平地面での、しかも、交換距離の短い間での少量のオイルの交換装置であって、そのまま、圧送ポンプの容量を大きくしたところで、地上とのヘッド差の大きいビルの屋上に設置された多数のGHPのような地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換に適用できるものではない。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−179493号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平6−345195号公報
【0012】
【特許文献3】
特開平11−210987号公報
【0013】
【特許文献4】
特開平11−227892号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ビルの屋上に多数設置されたGHPのような地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を人手を掛けずに、しかも、装置自体も小型で済む人力に頼らないエンジン搭載設備のオイル交換手段を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、地上以外に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を人力を掛けずに、エンジン搭載設備と地上とをホースによって連結し、このホースに吸引力を掛けてエンジン搭載設備からの廃オイルを地上に抜き取り、抜き取り後、ホースに送圧力を掛けて新オイルをエンジン搭載設備に給油するものである。
【0016】
とくに、新オイルのエンジン搭載設備への給油は兎も角、エンジン搭載設備からの廃オイルを抜き取りの際にホースを通して地上に吸引するには、地上に相当な定格容量の吸引ポンプを配置しても、また、密封性に優れたホースを使用していても吸引できず、エンジン搭載設備のオイルの抜き取りは不可能であり、エンジン搭載設備の近傍にオイルの送り出しのための補助ポンプ、例えば、100V、0.2kW程度の容量の補助ポンプを設けることによって、スムーズな抜き取りが可能になるという知見の下で完成した。
【0017】
すなわち、地上以外に設置されたエンジン搭載設備と地上に移動自在に配置したポンプ装置との間を連通したホースを通してエンジン搭載設備のオイルを交換する方法であって、エンジン搭載設備近傍に設けられた補助ポンプと、地上に設けた主ポンプとの協同作動によってエンジン搭載設備の廃オイルを抜き取ったのち、地上の主ポンプの作動によって、地上から新オイルをエンジン搭載設備に給油することを特徴とする。
【0018】
そして、このエンジン搭載設備のオイル交換方法を実施する装置として、廃オイル収納タンクと新オイル収納タンクと主ポンプ手段としてのオイル圧送装置を有する移動可能な地上ポンプ部分と、地上以外に設置されたエンジン搭載設備から廃オイルを抜き取るためにエンジン搭載設備の近傍に設置された補助ポンプを有する設備設置部分と、前記地上ポンプ部分と前記設備設置部分とを連通するホースとからなる装置が利用できる。
【0019】
また、ホース手段を構成するホースとしては、廃オイルの抜き取りのためのホースと新オイルの給油のためのホースを別体に設けることもできるが、装置そのものを簡便化するために、廃オイルの抜き取りのためのホースと新オイルの給油のためのホースを1本とし、弁機構によって、ホース内のオイルの導通方向を変更可能とすることができる。
【0020】
そして、本装置には、各種の自動制御のための機構を設けることができ、例えば、廃オイルの抜き取りや新オイルの給油に際して、給油量又は排出油量を自動的に制御するためのデジタル油量計を主ポンプあるいはエンジン搭載設備側に設けることができる。
【0021】
そして、地上以外に設置されたエンジン搭載設備の廃オイルの抜き取りと、抜き取ったのちの新オイルの給油のための、各弁と主ポンプと補助ポンプの操作、さらには、主ポンプによるオイルの流れの切換は、デジタル油量計からの信号等によって遠隔操作とすることができ、さらには、全操作をプログラム化して自動操作が可能な操作システムとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
(実施例1)
図1は、本発明の第1実施例のオイル交換装置10の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。本実施例は、本発明を4階建てのビルの屋上に11基設置されたそれぞれが20リットル容量のGHPの使用済みの潤滑油を交換するのに適用したものである。
【0024】
図1において、1は移動可能な地上ポンプ部分を、2は屋上に設置されたGHPから廃オイルを抜き取り、新オイルをGHPに給油するために屋上に設置された設備設置部分を、また、3は抜き取られた廃オイルと新オイルを導通するためのオイル導通部分を示す。
【0025】
地上ポンプ部分1は、廃オイル収納タンク11と、新オイル収納タンク12と、フィルター131を介して設けられた主ポンプ13として200V、2.2kW定格容量のトロコイドポンプをトラック14に載置して移送可能のものである。
【0026】
主ポンプ13のようなオイル圧送装置としては、電動モータを駆動源とする方式のものに代えてエンジン駆動タイプとすることができる。15は、主ポンプ13と廃オイル収納タンク11又は新オイル収納タンク12との間を連結するホースである。そして、主ポンプ13には廃オイル抜き出しのためと新オイルを給油するために、ホース内のオイルの送給方向を変更する切替弁16が付属して設けられている。
【0027】
図2は、切替弁16の経路系を示す。なお、図2においては、GHP装置側に設置する後述の補助ポンプ21又はデジタル油量計35は省略している。図2に示すように、切替弁16を切替弁操作棒161によって操作することによって、屋上に設置されたGHPからの廃オイルの抜き取り経由と、GHPへの新オイルを給油する経路を選択し、フィルタ131を介して主ポンプ13の作働によってオイルを圧送できるようになっている。
【0028】
図1に戻って、屋上の設備設置部分2は、補助ポンプ21と、GHP本体と補助ポンプ21との間を連通するホース22からなる。この補助ポンプ21は、本発明のオイル交換装置を稼働させるためには不可欠のもので、とくに、廃オイルの抜き取りに際して、地上側の主ポンプ(トロコイドポンプ)13を如何に大容量、高馬力としても、また、如何に内部抵抗が少ないホース31を使用しても、地上側に設けた主ポンプ13だけでは、オイルを抜き取ることはできないことを解明した(これはオイルの粘度が高く、主ポンプ13としてのトロコイドポンプは圧力をかけて送り出すには適しているが、オイルを引く方にはホース31が2〜5mと短ければ良くても、30〜50mとなれば適さないことが実験によりわかった)ことに基づくもので、100V、0.2kWの定格容量のタイプを補助ポンプ21として使用することで上記の問題は解決できた。また、新オイルの給油に際しては、補助ポンプ21は不要で、その代わりに後に図4で説明するデジタル油量計35を設置する。そして、このデジタル油量計35からの信号によって、地上側の主ポンプ13を制御して、所定量のオイルが供給できる構造にすることができる。
【0029】
オイル導通部分3は、抜き取りホースと給油ホースを共通化した例を示すもので、図1に示す廃オイル抜き取り時には地上の主ポンプ13と屋上の補助ポンプ21との間を、新オイルの給油時には地上の主ポンプ13と屋上のデジタル油量計35との間を連通する1本のホース31からなり、それぞれの連結部はワンタッチカップリング32によって連結されている。ホース31は、そのビルの高さによってはリールホースとして一体化することも可能であり、また、その長さによっては、二分割した連結ホースとすることもできる。
【0030】
このホース31を含め、本発明のオイル交換装置を実際に機能化するためには、その内部抵抗は大きい要素を占めるもので、20mm内径を有し、耐油用タイプのものが良い。なお、34は、地上からのホース31を屋上の突出部にホースを支持するためのホース支持具を示す。このホース支持具34は図1に示すように、屋上の先端に固定される固定具341にホースを移動自在に支持するローラー342,343からなる。
【0031】
上記本発明に基づく部品構成において、抜き取るべきGHPの廃オイルボックスに屋上の設備設置部分2のホース22を取り付け、さらに、オイル導通部分3のホース31の上方部分を補助ポンプ21と連結し、ホース31の下方部分を地上ポンプ部分1の主ポンプ13と連通することによって、本発明のオイル交換装置による廃オイル抜き取りの準備が整う。
【0032】
そして、図1に示す地上側の主ポンプ13と補助ポンプ21の協同作動によって、廃棄オイルをホース22、31、15の経路を経て、廃オイル収納タンク11に収納するGHP本体の廃オイルを抜き取る。そして、抜き取り完了後、補助ポンプ21を取り外してその代わりにデジタル油量計35(図4参照)を取り付け、その後、地上の新オイル収納タンク12から、ホース15、31、22の抜き取りの逆経路で、屋上のGHP本体に新オイルを給油する。
【0033】
廃オイルの抜き取りと新オイルの給油の経路の切換は、図2に示す切替弁16の切換によって行われる。その切替弁16の操作手順を図3と図4によって説明する。
【0034】
図3は廃オイル抜き取りの操作経路図を示す。GHPの廃オイルを手動バルブを開放したのち、切替弁操作棒161を操作して、GHPからの廃オイルが廃オイル収納タンク11に移送される地上の移送経路を選択する。この経路の設定によって、主ポンプ13と補助ポンプ21を作働させることによってGHPの廃オイルは抜き取られ、地上の廃オイル収納タンク11に移送される。
【0035】
図4は廃オイル抜き取り後、地上の新オイル収納タンク12の新オイルをGHPに給油する操作経路図を示す。同図において、GHPの廃オイルが抜き取られたのち、切替弁操作棒161を操作して、地上の新オイル収納タンク12の新オイルを主ポンプ13のみの作働によるホース31内の押し上げ上昇によって、GHP内に新オイルを給油する。その際、ホース31のワンタッチカップリングに取り付けられたデジタル油量計35の作働によって、給油される新オイル量を規定量に自動的に規定することができる。
【0036】
上記実施例においては、切替弁16の操作を操作棒161による手動の例を示しているが、地上の操作員による遠隔操作によって行うことも勿論可能である。
【0037】
その切換えの際、廃オイル抜き取り作業終了後に5〜7リットルの新オイルをそのまま吸わせることにより、ホース31内の廃オイルは洗浄でき、新オイルの取り換えには実質的な支障がない。したがって、GHPに残油検知器を設け、その検知によって以降の弁操作、主ポンプ13の操作を予めプログラム化して自動化することも簡単に実現できる。
【0038】
(実施例2)
図5は、本発明の第2実施例のオイル交換装置10の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。図1に示した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付している。本実施例は、本発明をビルの地下3階に設置された自家発電設備の使用済みの潤滑油を交換するのに適用したものである。すなわち、本実施例では、オイル交換の対象となる設備が、第1実施例の屋上のGHPから地下の自家発電設備に変わったのみで、他の構成は第1実施例と同一である。
【0039】
本実施例においても、地下の設備設置部分2の近傍に設けられた補助ポンプ21と、地上ポンプ部分1に設けられた主ポンプ13との協同作動によって、地下の自家発電設備の廃オイルを抜き取ったのち、地上の主ポンプ13の作動によって、地上から新オイルを自家発電設備に給油することができる。
【0040】
(実施例3)
図6は、本発明の第3実施例のオイル交換装置10の全体構成を示す。図1に示した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付している。本実施例は、本発明を港湾に繋留されている船舶の動力設備(エンジン)の使用済みの潤滑油を交換するのに適用したものである。また、本実施例では、船舶内の設備設置部分2と地上ポンプ部分1との間で廃オイルと新オイルを導通するオイル導通部分3を、廃オイル抜取用ホース36と新オイル給油用ホース37のそれぞれ別個のホースから構成したものである。
【0041】
その他の構成は、第1実施例と同一であり、本実施例においても、船舶内の設備設置部分2の近傍に設けられた補助ポンプ21と、地上ポンプ部分1に設けられた主ポンプ13との協同作動によって、船舶のエンジンの廃オイルを抜き取ったのち、地上の主ポンプ13の作動によって、地上から新オイルを船舶のエンジンに給油することができる。
【0042】
なお、本実施例では、第1及び第2実施例に比べて、地上ポンプ部分1と設備設置部分2との高低差が小さく、その距離も短いので、主ポンプ13及び補助ポンプ21としては低容量のポンプを使用できる。
【0043】
【発明の効果】
1. 設置操作のために人手が極めて少なくて済み、比較的楽な作業条件下でビルの屋上や地下、船舶等に設置されたエンジン搭載設備のオイル交換を短時間に終えることができる。
【0044】
2. そのオイル交換装置の設置に際しては、ビル内部等の設備の利用は最小限で済み、ビルやその設備を汚すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のオイル交換装置の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。
【図2】切替弁の経路図を示す。
【図3】切替弁を廃オイル抜き取り経路としたときの廃オイルの流れを示す。
【図4】切替弁を新オイル給油経路としたときの新オイルの流れを示す。
【図5】本発明の第2実施例のオイル交換装置の廃オイル抜き取り時の全体構成を示す。
【図6】本発明の第3実施例のオイル交換装置の全体構成を示す。
【符号の説明】
10 オイル交換装置
1 地上ポンプ部分
11 廃オイル収納タンク 12 新オイル収納タンク
13 主ポンプ 131 フィルタ 14 トラック
15 主ポンプと廃オイル又は新オイル収納タンクの間の連結ホース
16 切替弁 161 切替弁の操作棒
2 設備設置部分
21 補助ポンプ 22 ホース
3 オイル導通部分
31 ホース 32 ワンタッチカップリング
34 ホース支持具
341 固定具 342,343 支持ローラー
35 デジタル油量計
36 廃オイル抜取用ホース 37 新オイル給油用ホース
Claims (6)
- ビルの屋上又は地下、船舶等の地上以外に設置されたエンジン搭載設備と地上に移動自在に配置したポンプ装置との間を連通したホースを通してエンジン搭載設備のオイルを交換する方法であって、
エンジン搭載設備の近傍に補助ポンプを設け、地上のポンプ装置との協同作動によってエンジン搭載設備の廃オイルを抜き取ったのち、
地上のポンプ装置の作動によって、地上から新オイルをエンジン搭載設備に給油するエンジン搭載設備のオイル交換方法。 - 廃オイル収納タンクと新オイル収納タンクと主ポンプを載置した移動自在の地上ポンプ装置と、
地上ポンプ装置とビルの屋上又は地下、船舶等の地上以外に設置されたエンジン搭載設備とを連通するホースと、
エンジン搭載設備の近傍に設置された補助ポンプとからなるエンジン搭載設備のオイル交換装置。 - ホースが廃オイルの抜き取り用と新オイルの給油用のそれぞれ別個のホースからなる請求項2に記載のエンジン搭載設備のオイル交換装置。
- ホースが廃オイルの抜き取り用と新オイルの給油用を兼ねた1本のホースからなり、弁機構によって、ホース内のオイルの導通方向を変更可能とした請求項2に記載のエンジン搭載設備のオイル交換装置。
- 廃オイルを抜き取り後の新オイルの給油に際して、給油量を自動的に制御するためのデジタル油量計を設けた請求項2〜4の何れかに記載のエンジン搭載設備のオイル交換装置。
- 地上ポンプ装置の主ポンプとエンジン搭載設備近傍の補助ポンプを作働する遠隔操作装置を設けた請求項2〜5の何れかに記載のエンジン搭載設備のオイル交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003190521A JP2004091049A (ja) | 2002-07-11 | 2003-07-02 | エンジン搭載設備のオイル交換方法と装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203167 | 2002-07-11 | ||
JP2003190521A JP2004091049A (ja) | 2002-07-11 | 2003-07-02 | エンジン搭載設備のオイル交換方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004091049A true JP2004091049A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32072209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003190521A Pending JP2004091049A (ja) | 2002-07-11 | 2003-07-02 | エンジン搭載設備のオイル交換方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004091049A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160128083A (ko) * | 2015-04-28 | 2016-11-07 | 대우조선해양 주식회사 | 부유식 생산설비의 윤활유 공급 방법 및 시스템 |
-
2003
- 2003-07-02 JP JP2003190521A patent/JP2004091049A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160128083A (ko) * | 2015-04-28 | 2016-11-07 | 대우조선해양 주식회사 | 부유식 생산설비의 윤활유 공급 방법 및 시스템 |
KR101722601B1 (ko) | 2015-04-28 | 2017-04-03 | 대우조선해양 주식회사 | 부유식 생산설비의 윤활유 공급 방법 및 시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4986951B2 (ja) | 乗物の流体交換装置及び方法 | |
US10151539B2 (en) | Self-contained flameless heat transfer fluid heating system | |
CN113748256A (zh) | 单个运输机式移动发电设备 | |
JP4871080B2 (ja) | 真空ステーション、真空式下水道システム | |
US7530300B2 (en) | Hydraulic double ram lifting platform | |
KR101104345B1 (ko) | 개방회로형 유압시스템을 가지는 다목적 준설장치 | |
JP2004091049A (ja) | エンジン搭載設備のオイル交換方法と装置 | |
AU5937990A (en) | Shielded assembly for the delivery of fuel entirely disappearing into the ground and directly connected to the fuel tank through a manhole | |
EP2383525A1 (en) | Temperature equilibrating methodology & installation with water supply system | |
JP6288679B2 (ja) | ポンプ排水機場の冷却設備 | |
US5009261A (en) | Device for providing communication between water tanks of heat accumulation tank system | |
CN105401786A (zh) | 一种远程计算机控制的安措杆升降系统 | |
CN212388578U (zh) | 一种土建施工用抽水装置 | |
CN208764289U (zh) | 一种齿轮箱换油装置 | |
CN218055426U (zh) | 一种排水车 | |
JP6621288B2 (ja) | 作業機の給排油機構 | |
CN216078077U (zh) | 一种修井机辅助刹车的冷却系统及修井机 | |
JP3901337B2 (ja) | 下水圧送装置 | |
JPH06116990A (ja) | 高層建築物における給水方式 | |
CN2730685Y (zh) | 多功能收油车 | |
CN219910681U (zh) | 一种修井作业转盘式抽油杆存放装置 | |
CN218990401U (zh) | 一种雨水和消防事故水切换使用的缓冲水池 | |
JP3582700B2 (ja) | 管埋設用推進装置 | |
RU2693981C1 (ru) | Двухэшелонная экологически безопасная буровая установка в арктическом исполнении | |
CN209083264U (zh) | 一种污油污水回收装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090403 |