JP2004090376A - 金型およびインサート成型方法 - Google Patents

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Atsushi Amano
天野 敦史
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Abstract

【課題】インサート成型時の横方向の位置ずれを低減する。
【解決手段】コア1とキャビティー2とを所定の間隔に保ったまま、スライド金型3、4をそれぞれ左右にスライドさせて、コア1とキャビティー2との間の隙間に突起3a、4aを挿入し、突起3a、4aを金属板5に接触させてから、コア1とキャビティー2との間の隙間に樹脂6を注入し、樹脂6を硬化させる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金型およびインサート成型方法に関し、特に、メモリカードなどの樹脂フレームに金属板をインサート成型する方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のメモリカードでは、メモリカードの強度を確保しつつ、メモリカードを薄型化するために、金属板を樹脂フレームにインサート成型する方法があった。
図3は、従来のインサート成型時における金型の概略構成を示す断面図である。
【0003】
図3において、インサート成型用金型には、コア21およびキャビティー22が設けられ、コア21は固定され、キャビティー22は上下に移動可能となっている。
また、コア21およびキャビティー22には、互いに噛み合わせ可能な凸部21aおよび凹部22aがそれぞれ設けられている。
【0004】
そして、インサート成型を行う場合、図3(a)に示すように、金属板23をコア21に設置し、コア21との距離が所定の間隔になるまでキャビティー22を下降させる。
次に、図3(b)に示すように、コア21とキャビティー22とを所定の間隔に保ったまま、コア21とキャビティー22との間の隙間に樹脂24を注入し、樹脂24を硬化させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインサート成型方法では、金属板23は、コア21およびキャビティー22により押さえられているため、上下方向の位置は固定されるが、樹脂の射出圧力によって、横方向の位置が変動することがある。
このため、メモリカードのような薄物成型部品では、図3(b)に示すように、金属板23の露出部23aが形成されたり、実装部品の配置ができなくなったりするという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、インサート成型時の横方向の位置ずれを低減することが可能な金型およびインサート成型方法を提供することである、
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の金型によれば、金属板が挿入された状態で注入された樹脂を上下から押さえる上下金型と、左右にスライド可能で、前記金属板を左右から押さえるスライド金型とを備えることを特徴とする。
【0008】
これにより、スライド金型を左右方向にスライドさせることで、上下金型間に配置された金属板を左右向から押さえることが可能となり、インサート成型時の左右方向の位置ずれを低減することが可能となる。
また、請求項2記載の金型によれば、金属板が挿入された状態で注入された樹脂を上下から押さえる上下金型と、前後にスライド可能で、前記金属板を前後から押さえるスライド金型とを備えることを特徴とする。
【0009】
これにより、スライド金型を前後方向にスライドさせることで、上下金型間に配置された金属板を前後方向から押さえることが可能となり、インサート成型時の前後方向の位置ずれを低減することが可能となる。
また、請求項3記載の金型によれば、金属板が挿入された状態で注入された樹脂を上下から押さえる上下金型と、左右にスライド可能で、前記金属板を左右から押さえる第1のスライド金型と、前後にスライド可能で、前記金属板を前後から押さえる第2のスライド金型とを備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、スライド金型を前後左右方向にそれぞれスライドさせることで、上下金型間に配置された金属板を前後左右方向から押さえることが可能となり、インサート成型時の前後左右方向の位置ずれを低減することが可能となる。
また、請求項4記載の金型によれば、前記スライド金型は、前記上下金型間の隙間に挿入可能で、前記金属板に横から接触可能な突起を備えることを特徴とする。
【0011】
これにより、スライド金型をスライドさせることで、上下金型間の隙間を規定値に保ったまま、上下金型間に配置された金属板を横方向から押さえることが可能となり、薄物成型部品のインサート成型を可能としつつ、横方向の位置ずれを低減することが可能となる。
また、請求項5記載のインサート成型方法によれば、上下金型間に金属板を設置する工程と、前記金属板を左右方向から押さえる工程と、前記金属板を左右方向から押えたまま、前記上下金型間に樹脂を注入する工程とを備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、上下金型間に配置された金属板を左右方向から押さえつつ、上下金型間の隙間に樹脂を注入することが可能となり、樹脂の射出圧力による左右方向の位置変動を抑制して、左右方向の位置ずれを低減することが可能となる。
また、請求項6記載のインサート成型方法によれば、上下金型間に金属板を設置する工程と、前記金属板を前後方向から押さえる工程と、前記金属板を前後方向から押えたまま、前記上下金型間に樹脂を注入する工程とを備えることを特徴とする。
【0013】
これにより、上下金型間に配置された金属板を前後方向から押さえつつ、上下金型間の隙間に樹脂を注入することが可能となり、樹脂の射出圧力による前後方向の位置変動を抑制して、前後方向の位置ずれを低減することが可能となる。
また、請求項7記載のインサート成型方法によれば、上下金型間に金属板を設置する工程と、前記金属板を左右方向から押さえる工程と、前記金属板を前後方向から押さえる工程と、前記金属板を前後左右方向から押えたまま、前記上下金型間に樹脂を注入する工程とを備えることを特徴とする。
【0014】
これにより、上下金型間に配置された金属板を前後左右方向から押さえつつ、上下金型間の隙間に樹脂を注入することが可能となり、樹脂の射出圧力による前後左右方向の位置変動を抑制して、前後左右方向の位置ずれを低減することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るインサート成型方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るインサート成型時における金型の概略構成を示す断面図である。
【0016】
図1において、インサート成型用金型には、コア1およびキャビティー2が設けられるとともに、コア1およびキャビティー2の左右には、スライド金型3、4が設けられている。
ここで、コア1は固定され、キャビティー2は上下に移動可能となっており、スライド金型3、4は左右に移動可能となっている。
【0017】
また、コア1およびキャビティー2には、互いに噛み合わせ可能な凸部1aおよび凹部2aがそれぞれ設けられ、スライド金型3、4には、金属板5を左右から押さえるための突起3a、4aが設けられている。
そして、インサート成型を行う場合、図1(a)に示すように、金属板5をコア1に設置し、コア1との距離が所定の間隔になるまでキャビティー2を下降させる。
【0018】
そして、コア1とキャビティー2とを所定の間隔に保ったまま、スライド金型3、4をそれぞれ左右にスライドさせて、コア1とキャビティー2との間の隙間に突起3a、4aを挿入し、突起3a、4aを金属板5に接触させる。
次に、図1(b)に示すように、コア1とキャビティー2との間の隙間に突起3a、4aを挿入したまま、コア1とキャビティー2との間の隙間に樹脂6を注入し、樹脂6を硬化させる。
【0019】
これにより、コア1とキャビティー2との間に配置された金属板5を左右方向から押さえつつ、コア1とキャビティー2との間の隙間に樹脂6を注入することが可能となり、樹脂6の射出圧力によって、金属板5の左右方向の位置が変動することを抑制することが可能となる。
図2(a)は、本発明の第2実施形態に係るインサート成型時における金型の概略構成を示す分解斜視図、図2(b)は、図2(a)のA−A線で切断した断面図である。
【0020】
図2(a)において、インサート成型用金型には、コア11およびキャビティー12が設けられるとともに、コア11およびキャビティー12の前後には、スライド金型13、14が設けられている。
ここで、コア11は固定され、キャビティー12は上下に移動可能となっており、スライド金型13、14は前後に移動可能となっている。
【0021】
また、コア11およびキャビティー12には、互いに噛み合わせ可能な凸部11aおよび凹部12aがそれぞれ設けられ、スライド金型13、14には、金属板15を前後から押さえるための突起13a、14aが設けられている。
そして、インサート成型を行う場合、図2(b)に示すように、金属板15をコア11に設置し、コア11との距離が所定の間隔になるまでキャビティー12を下降させる。
【0022】
そして、コア11とキャビティー12とを所定の間隔に保ったまま、スライド金型13、14をそれぞれ前後にスライドさせて、コア11とキャビティー12との間の隙間に突起13a、14aを挿入し、突起13a、14aを金属板15に接触させる。
次に、コア11とキャビティー12との間の隙間に突起13a、14aを挿入したまま、コア11とキャビティー12との間の隙間に樹脂16を注入し、樹脂16を硬化させる。
【0023】
これにより、コア11とキャビティー12との間に配置された金属板15を前後方向から押さえつつ、コア11とキャビティー12との間の隙間に樹脂16を注入することが可能となり、樹脂16の射出圧力によって、金属板15の前後方向の位置が変動することを抑制することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スライド金型をスライドさせることで、上下金型間に配置された金属板をよこ向から押さえることが可能となり、インサート成型時の横方向の位置ずれを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインサート成型時における金型の概略構成を示す断面図である。
【図2】図2(a)は、本発明の第2実施形態に係るインサート成型時における金型の概略構成を示す分解斜視図、図2(b)は、図2(a)のA−A線で切断した断面図である。
【図3】従来のインサート成型時における金型の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1、11 コア、2、12 キャビティー、3、4、13、14 スライドコア、3a、4a、13a、14a 突起、5、15 金属板、6、16 樹脂、1a、11a 凸部、2a、12a 凹部

Claims (7)

  1. 金属板が挿入された状態で注入された樹脂を上下から押さえる上下金型と、
    左右にスライド可能で、前記金属板を左右から押さえるスライド金型とを備えることを特徴とする金型。
  2. 金属板が挿入された状態で注入された樹脂を上下から押さえる上下金型と、
    前後にスライド可能で、前記金属板を前後から押さえるスライド金型とを備えることを特徴とする金型。
  3. 金属板が挿入された状態で注入された樹脂を上下から押さえる上下金型と、
    左右にスライド可能で、前記金属板を左右から押さえる第1のスライド金型と、
    前後にスライド可能で、前記金属板を前後から押さえる第2のスライド金型とを備えることを特徴とする金型。
  4. 前記スライド金型は、前記上下金型間の隙間に挿入可能で、前記金属板に横から接触可能な突起を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の金型。
  5. 上下金型間に金属板を設置する工程と、
    前記金属板を左右方向から押さえる工程と、
    前記金属板を左右方向から押えたまま、前記上下金型間に樹脂を注入する工程とを備えることを特徴とするインサート成型方法。
  6. 上下金型間に金属板を設置する工程と、
    前記金属板を前後方向から押さえる工程と、
    前記金属板を前後方向から押えたまま、前記上下金型間に樹脂を注入する工程とを備えることを特徴とするインサート成型方法。
  7. 上下金型間に金属板を設置する工程と、
    前記金属板を左右方向から押さえる工程と、
    前記金属板を前後方向から押さえる工程と、
    前記金属板を前後左右方向から押えたまま、前記上下金型間に樹脂を注入する工程とを備えることを特徴とするインサート成型方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009511926A (ja) * 2005-10-19 2009-03-19 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 光学的な測定装置に用いられるハウジングおよびハウジングを製作するための方法
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