JP2004090185A - ショットブラスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトコンベヤにおける開閉扉側端部から成形品(処理品)が落下することを確実に防止することができ、ベルトコンベヤの動作や開閉扉の開閉操作にも支障を与えることがないベルト式のショットブラスト装置を提供する。
【解決手段】前面に処理品を出し入れするための開閉扉15を備えた筐体12内に、処理品を載置して撹拌するためのベルトコンベヤ11をL字状に配設したベルト式のショットブラスト機において、前記開閉扉15の内側に前記ベルトコンベヤ11の扉側上面を覆う庇部31を設けるとともに、該庇部31にベルトコンベヤ上面に接触する中空状で柔軟性を有するシール材32、特に不織布により形成した中空円筒状のシール材を設ける。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ショットブラスト装置に関し、詳しくは、ゴム、ダイカスト、プラスチック等の成形品のバリ取りや、各種物品の表面処理に利用されるベルト式のショットブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴム、ダイカスト、プラスチック等の成形品に発生したバリの除去や、各種物品の表面処理を行うための装置として、ショットブラスト装置が知られている。特に、小さなサイズの成形品からバリを取り除くためのショットブラスト装置として、開閉扉を有するケース体(筐体)内に略L字状に形成したベルトコンベヤを配置し、このコンベヤを開閉扉側からケース体背面側に向けて作動させることによって成形品(処理品)を搬送・撹拌するとともに、ベルトコンベヤの上方に設けた投射機から成形品に向けて投射材を投射するベルト式のショットブラスト装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。なお、ベルトコンベヤのベルトには、投射材やバリと成形品とを分離するため、多数の透孔を有するベルトや、網状のメッシュベルトが用いられている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3062605号公報(段落番号0009、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなベルト式のショットブラスト装置において、成形品を撹拌するためのベルトコンベヤの両側方部分には、処理中に成形品がベルトコンベヤから落下することを防止するためのガイド板が設けられ、さらに、背面側の上端部分には、成形品がベルトコンベヤ上端を乗り越えてしまうこと(キャリーオーバー)を防止するための分離手段(ロータリーデフレクター)が設けられている。また、開閉扉側には、ベルトコンベヤを逆転させて成形品を排出するときに成形品がベルトに巻き込まれていくことを防止するための巻き込み防止板が設けられている。
【0005】
しかし、処理対象となる成形品が小さくて軽いものだと、処理中の投射材のショット力や成形品の転がりによってベルトコンベヤの動きとは逆方向に移動し、開閉扉側のベルト端から落下してしまうことがある。成形品がベルトコンベヤから落下すると、成形品の十分なバリ取り処理ができなくなるだけでなく、投射材の分離部や循環部分に成形品が混入して投射材の循環を妨げてしまうという問題があった。
【0006】
このため、開閉扉の内側に、ベルトコンベヤの開閉扉側を覆う庇状の邪魔板を設けて成形品の落下を防止するようにしているが、開閉扉の開閉操作やベルトコンベヤの操作に支障を来さないように、邪魔板とベルトコンベヤとの間に隙間が設けられているため、小さな成形品がこの隙間から落下したり、この隙間に噛み混んでしまったりすることがあった。したがって、小さくて軽い成形品を処理する際には、落下等を防止するためにメッシュ製の籠に入れるようにしているが、投射材のショット力が低下して処理時間が長くなり、運転コストに悪影響を与えてしまう。
【0007】
そこで本発明は、ベルトコンベヤにおける開閉扉側端部から成形品(処理品)が落下することを確実に防止することができ、ベルトコンベヤの動作や開閉扉の開閉操作にも支障を与えることがないベルト式のショットブラスト装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のショットブラスト装置は、前面に処理品を出し入れするための開閉扉を備えた筐体内に、処理品を載置して撹拌するためのベルトコンベヤをL字状に配設したベルト式のショットブラスト機において、前記開閉扉の内側に前記ベルトコンベヤの扉側上面を覆う庇部を設けるとともに、該庇部にベルトコンベヤ上面に接触する中空状で柔軟性を有するシール材、特に不織布により形成した中空円筒状のシール材を設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図は本発明のショットブラスト装置の一形態例を示すものであって、図1はショットブラスト装置の断面側面図、図2はベルトコンベヤ部分を拡大して示す要部の断面側面図、図3は同じく要部の断面正面図、図4は開閉扉を開いた状態を示す断面側面図である。
【0010】
このショットブラスト装置は、ベルトコンベヤ11を収納した筐体12の上方に投射材を投射するための投射機13を設けるとともに、筐体12の下方に投射材を選別するための選別機14を設けたものであって、選別機14は、投射材とバリとを選別する篩等を有しており、投射機13は、投射材を投射するためのインペラー等を有している。また、選別機14と投射機13とは、投射材循環手段で接続されており、選別機14で選別した投射材を投射機13に送って循環使用するようにしている。
【0011】
なお、投射機13や選別機14、投射材循環手段は、投射材の種類等に応じて従来から用いられているものを使用できるので、これらの詳細な説明は省略する。また、バリ取り処理を効果的に行うため、筐体12内に低温ガス、例えば液化窒素や低温窒素ガスを導入するための低温ガス導入部を設けておくこともできる。
【0012】
前記ベルトコンベヤ11は、開閉扉15を有する開口16側の下部に設けられたガイドローラー21と、筐体背面側下部に設けられたテンションローラー22と、筐体背面上部側に設けられた駆動ローラー23と、筐体両側部分に設けられた一対のガイド板24とによって網状のベルト(メッシュベルト)25をL字状に保持したものであり、駆動ローラー23がモーター26に接続され、テンションローラー22にはテンショナー(図示せず)が接続されている。また、ガイドローラー21とテンションローラー22との間には、メッシュベルト25の処理品載置部分を下方から支持するためのベルト支持部材27が設けられている。
【0013】
そして、開閉扉15の内側には、メッシュベルト25の扉側上面、すなわち、ガイドローラー21の上方部分を覆うようにして張り出した庇部31が設けられるとともに、該庇部31の下面に、メッシュベルト25の上面に接触する布製中空円筒状のシール材32が設けられている。このシール材32は、ベルト表面に隙間無く接触できる柔軟性を有するとともに、メッシュベルト25との摺接に耐えられる耐摩耗性を有し、さらに、投射材の投射にも耐えられる材質で形成されるものであって、例えば、合成繊維(化学繊維)製の不織布や織物、編物を用いることができるが、ナイロンやポリエステル、特にアラミド繊維製の不織布が耐摩耗製や弾力性の点等からみて最適である。
【0014】
また、シール材32の大きさとして、ベルト幅方向の寸法は、両ガイド板24間の間隔に略等しい寸法とすべきであるが、シール材32の直径は、開閉扉15の開閉操作を重くしたりすることがなく、同時に、ベルトコンベヤ11の動作にも悪影響を与えないように、適度に変形する柔軟性を確保できるように、数cm以上にしておくことが好ましい。さらに、シール材32の厚さは、柔軟性や耐摩耗性を考慮して設定すればよいが、通常は数mm〜1cm程度が適当である。
【0015】
前記庇部31は、前記シール材32の大きさ(直径)に応じた高さ位置に設けられることになる。このときの庇部31の下面とベルト上面との間の寸法は、シール材32の柔軟性、例えば不織布の厚さ等によって異なるが、シール材32の直径に対して数十%小さくしておくべきであり、例えば、シール材32の直径(外径)が5cmのときには、両面の間隔を3〜4cmとしておくことが好ましい。
【0016】
なお、庇部31へのシール材32の取付位置は、投射材からシール材32を保護する上で庇部31の下面であることが好ましいが、庇部31の先端等の任意の位置に取り付けることが可能である。また、シール材32の形状は、開閉扉開閉時の変形性やメッシュベルト25への密着性を考慮すると円筒形が最適であるが、半円形までを含めて円筒形に近い形状で形成することが好ましい。さらに、シール材32を円筒形状に形成することにより、筐体12内に低温ガスを導入する場合でも、ガスの流れによってまくれ上がる等の変形を生じないので、処理品を冷却して処理を行う冷凍ショット機にも適用が可能である。また、シール材32を布で形成することにより、ゴムのような弾性材料で形成した場合に比べてベルトコンベヤ11との摩擦抵抗を小さくすることができ、開閉扉15の開閉操作に影響することもない。
【0017】
このように、開閉扉15の内側に、布製中空円筒状のシール材32を装着した庇部31を設けることにより、小さくて軽い処理品を処理する場合でも、投射材のショット力や転がりによって処理品がベルトコンベヤ11の開閉扉側端部から落下してしまうことを確実に防止することができる。これにより、選別機14に処理品が混入することがなくなるので、投射材の選別や循環も確実に行うことができる。また、処理品をメッシュ製の籠に入れて処理する必要もなくなるので、短時間で確実な処理を行うことができ、運転コストを低減することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のショットブラスト装置によれば、ベルトコンベヤ上から処理品(成形品)が落下することを確実に防止できるので、投射材の選別や循環も確実に行うことができ、処理効率を向上させることができる。さらに、シール材を不織布からなる中空円筒状に形成することにより、ベルトコンベヤの動作や開閉扉の開閉操作に悪影響を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示すショットブラスト装置の断面側面図である。
【図2】ベルトコンベヤ部分を拡大して示す要部の断面側面図である。
【図3】同じく要部の断面正面図である。
【図4】開閉扉を開いた状態を示す断面側面図である。
【符号の説明】
11…ベルトコンベヤ、12…筐体、13…投射機、14…選別機、15…開閉扉、16…開口、21…ガイドローラー、22…テンションローラー、23…駆動ローラー、24…ガイド板、25…メッシュベルト、26…モーター、27…ベルト支持部材、31…庇部、32…シール材

Claims (2)

  1. 前面に処理品を出し入れするための開閉扉を備えた筐体内に、処理品を載置して撹拌するためのベルトコンベヤをL字状に配設したベルト式のショットブラスト機において、前記開閉扉の内側に前記ベルトコンベヤの扉側上面を覆う庇部を設けるとともに、該庇部にベルトコンベヤ上面に接触する中空状で柔軟性を有するシール材を設けたことを特徴とするショットブラスト装置。
  2. 前記シール材が不織布により中空円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のショットブラスト装置。
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