JP2004090080A - 廃棄物処理装置 - Google Patents

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JP2004090080A
JP2004090080A JP2002258000A JP2002258000A JP2004090080A JP 2004090080 A JP2004090080 A JP 2004090080A JP 2002258000 A JP2002258000 A JP 2002258000A JP 2002258000 A JP2002258000 A JP 2002258000A JP 2004090080 A JP2004090080 A JP 2004090080A
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Takashi Matsumoto
松本 孝志
Masahiko Tadokoro
田所 政彦
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Nicotec Co Ltd
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal

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Abstract

【課題】廃棄物の浮き上がりを抑制して、送りスクリューコンベア29の送り作用及び引寄せスクリューコンベア45の引寄せ作用を効率よく発揮させる。
【解決手段】圧縮ボックス17の内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構25と、送りスクリューコンベア29と、引寄せスクリューコンベア45とを具備してあって、正引寄せ羽根49に複数の正引寄せ用突起57がスパイラル方向に沿って設けられ、逆引寄せ羽根51に複数の逆引寄せ用突起63がスパイラル方向に沿って設けられている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば金属切粉、木屑、紙屑等の廃棄物を処理するために用いられる廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
廃棄物処理装置の先行技術として、例えば、特開平8−224696号公報に示すものがあり、前記先行技術について説明すると、次のようになる。
【0003】
即ち、廃棄物処理装置は装置本体をベースにしており、この装置本体には廃棄物を収容可能なホッパが設けられてあって、このホッパの底側に搬出口を有している。また、前記装置ベースにおけるホッパの下側には圧縮ボックスが配置されており、この圧縮ボックスの内部は前記搬出口に連通してある。そして、前記装置本体には、前記圧縮ボックスの内部に送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構が設けられている。
【0004】
前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むため、前記ホッパの内側には送りスクリューコンベアが配置されており、この送りスクリューコンベアは、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸と、この送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根とを備えている。更に、特開2002−15995号公報に示す廃棄物処理装置にあっては、廃棄物を前記搬出口へ引寄せるため、前記ホッパの底部には引寄せスクリューコンベアが前記送りスクリューコンベアに対して交差するように配置されており、この引寄せスクリューコンベアは、軸心を中心として回転可能な引寄せスクリュー軸と、この引寄せスクリュー軸における前記搬出口の一方側に巻付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根と、前記引寄せスクリュー軸における前記搬出口の他方側に巻付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根とを備えている。
【0005】
したがって、前記送りスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、前記送り羽根を一体的に回転させることにより、前記ホッパに収容した廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込む。ここで、特開2002−15995号公報に示す廃棄物処理装置にあっては、前記送りスクリュー軸を軸心を中心として回転させる他に、前記引寄せスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、引寄せ羽根(前記引寄せ羽根及び前記逆引寄せ羽根)を一体的に回転させることにより、一方側及び他方側から廃棄物を前記搬出口へ引寄せて、前記圧縮ボックスの内部への送り込みを促進させる。そして、前記の作用を繰り返すことにより、前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込むことができる。
【0006】
前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込んだ後に、前記圧縮作動機構により前記圧縮ボックスの内部の廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する。なお、固形化された廃棄物は、前記圧縮ボックスから適宜に取出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記送り羽根の回転による遠心力又は前記正引寄せ羽根の回転による遠心力によって廃棄物は浮き上がる傾向にあって、前記送りスクリューコンベアの送り作用又は前記引寄せスクリューコンベアの引寄せ作用を効率よく発揮させることは容易でない。そのため、前記送りスクリューコンベアの送り作用又は前記引寄せスクリューコンベアの引寄せ作用が十分に作用しないと、前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込む時間が長くなって、廃棄物の処理作業の能率が悪化するという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、底側に搬出口を有してあって、廃棄物を収容可能なホッパと、
内部が前記搬出口に連通した圧縮ボックスと、
前記圧縮ボックスの内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構と、
前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むために前記ホッパの内側に配置され、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸、及びこの送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根を備えた送りスクリューコンベアと、
廃棄物を前記搬出口へ引寄せるために前記ホッパの底部に前記送りスクリューコンベアに対して交差するように配置され、軸心を中心として回転可能な引寄せスクリュー軸、この引寄せスクリュー軸における前記搬出口の一方側に巻付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根、及び前記引寄せスクリュー軸における前記搬出口の他方側に巻付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根を備えた引寄スクリューコンベアとを具備してあって、
前記正引寄せ羽根に複数の正引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、かつ各正引寄せ用突起をそれぞれ前記引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成し、
前記逆引寄せ羽根に複数の逆引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、かつ各逆引寄せ用突起をそれぞれ逆引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成してなることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明特定事項によると、前記送りスクリューコンベアにおける前記送りスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、前記送り羽根を一体的に回転させることにより、前記ホッパに収容した廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込む。また、前記引寄せスクリューコンベアにおける前記引寄せスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、引寄せ羽根(前記正引寄せ羽根及び前記逆引寄せ羽根)を一体的に回転させることにより、一方側及び他方側から廃棄物を前記搬出口へ引寄せて、前記圧縮ボックスの内部への送り込みを促進させる。そして、前記の作用を繰り返すことにより、前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込むことができる。
【0010】
ここで、前記引寄せ羽根の回転による遠心力によって廃棄物は浮き上がる傾向にあるが、前記複数の正引寄せ用突起及び前記複数の逆引寄せ用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記引寄せスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口へ引寄せることができる。
【0011】
前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込んだ後に、前記圧縮作動機構により前記圧縮ボックスの内部の廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する。そして、固形化された廃棄物は、前記圧縮ボックスから適宜に取出される。
【0012】
請求項2に記載の発明にあっては、底側に搬出口を有してあって、廃棄物を収容可能なホッパと、
内部が前記搬出口に連通した圧縮ボックスと、
前記圧縮ボックスの内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構と、
前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むために前記ホッパの内側に配置され、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸、及びこの送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根を備えた送りスクリューコンベアと、
廃棄物を一方側から前記搬出口へ引寄せるために前記ホッパの底部に前記搬出口の一方側に配置され、軸心を中心として回転可能な第1引寄せスクリュー軸、及びこの第1引寄せスクリュー軸に巻付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根を備えた第1引寄スクリューコンベアと、
廃棄物を他方側から前記搬出口へ引寄せるために前記ホッパの底部における前記搬出口の他方側に配置され、軸心を中心として回転可能な第2引寄せスクリュー軸、及びこの第2引寄せスクリュー軸に巻付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根を備えた第1引寄スクリューコンベアとを具備してあって、
前記正引寄せ羽根に複数の正引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、かつ各正引寄せ用突起をそれぞれ前記正引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成し、
前記逆引寄せ羽根に複数の逆引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、各逆引寄せ用突起をそれぞれ前記逆引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成してなることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明特定事項によると、前記送りスクリューコンベアにおける前記送りスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、前記送り羽根を一体的に回転させることにより、前記ホッパに収容した廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込む。また、前記第1引寄せスクリューコンベアにおける前記第1引寄せスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、前記正引寄せ羽根を一体的に回転させると共に、前記第2引寄せスクリューコンベアにおける前記第2引寄せスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、前記逆引寄せ羽根を一体的に回転させることにより、一方側及び他方側から廃棄物を前記搬出口へ引寄せて、前記圧縮ボックスの内部への送り込みを促進させる。そして、前記の作用を繰り返すことにより、前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込むことができる。
【0014】
ここで、前記引寄せ羽根の回転による遠心力によって廃棄物は浮き上がる傾向にあるが、前記複数の正引寄せ用突起及び前記複数の逆引寄せ用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記第1引寄せスクリューコンベア及び前記第2引寄せスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口へ引寄せることができる。また、前記第1引寄せスクリューコンベアが前記搬出口の一方側に配置されかつ前記第2引寄せスクリューコンベアが前記搬出口の他方側に配置されているために、換言すれば、前記搬出口の上方に解放されているために、廃棄物が前記搬出口へ流れ込み易くなる。
【0015】
前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込んだ後に、前記圧縮作動機構により前記圧縮ボックスの内部の廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する。そして、固形化された廃棄物は、前記圧縮ボックスから適宜に取出される。
【0016】
請求項3に記載の発明にあっては、底側に搬出口を有してあって、廃棄物を収容可能なホッパと、
内部が前記搬出口に連通した圧縮ボックスと、
前記圧縮ボックスの内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構と、
前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むために前記ホッパの内側に配置され、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸、及びこの送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根を備えた送りスクリューコンベアとを具備してあって、
前記送り羽根に複数の送り用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、各送り用突起をそれぞれ前記送り羽根の送り面に対して突出して構成してなることを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明特定事項によると、前記送りスクリューコンベアにおける前記送りスクリュー軸を軸心を中心として回転させて、前記送り羽根を一体的に回転させることにより、前記ホッパに収容した廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込む。そして、前記の作用を繰り返すことにより、前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込むことができる。
【0018】
ここで、前記送り羽根の回転による遠心力によって廃棄物は浮き上がる傾向にあるが、前記複数の送り用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記送りスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込むことができる。
【0019】
前記圧縮ボックスの内部に適量の廃棄物を送り込んだ後に、前記圧縮作動機構により前記圧縮ボックスの内部の廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する。そして、固形化された廃棄物は、前記圧縮ボックスから適宜に取出される。
【0020】
請求項4に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記送り羽根に複数の送り用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、各送り用突起をそれぞれ前記送り羽根の送り面に対して突出して構成してなることを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用の他に、前記複数の送り用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記送りスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込むことができる。
【0022】
請求項5に記載の発明にあっては、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、各突起をそれぞれ前記スクリューコンベアにおける前記羽根に対して着脱交換可能に構成してなることを特徴とする。
【0023】
ここで、突起の中には、前記正引寄せ用突起、前記逆引寄せ用突起、前記送り引寄せ突起が含まれ、前記スクリューコンベアの中には、前記引寄せスクリューコンベア(前記第1引寄せスクリューコンベア及び前記第2スクリューコンベアを含む)、前記送りスクリューコンベアが含まれ、前記羽根の中には、前記正引寄せ羽根、前記逆引寄せ羽根、前記送り羽根が含まれる。
【0024】
請求項5に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項による作用の他に、各突起をそれぞれ前記スクリューコンベアにおける前記羽根に対して着脱交換することができる。
【0025】
請求項6に記載の発明にあっては、請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、各突起の突出量をそれぞれ調整可能に構成してなることを特徴とする。
【0026】
ここで、各突起の突出量の中には、前記正引寄せ羽根の前記引寄せ面に対する各正引寄せ用突起の突出量、前記逆引寄せ羽根の前記引寄せ面に対する各逆引寄せ用突起の突出量、前記送り羽根の前記送り面に対する各送り用突起の突出量を含む。
【0027】
請求項6に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項による作用の他に、廃棄物の特性に応じて、各突起の突出量を突出量を調整することができる。
【0028】
請求項7に記載の発明にあっては、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、各突起は、それぞれ、前記羽根の切欠き部に溶接により固定される取付片に螺合して構成してなることを特徴とする。
【0029】
請求項7に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項による作用の他に、各記突起と前記取付片を螺合させたり、この螺合状態を解除させたりすることにより、各突起をそれぞれ前記スクリューコンベアにおける前記羽根に対して着脱交換することができる。
【0030】
また、廃棄物の特性に応じて、各突起を回わすことにより、各突起と前記取付片の螺合作用によって、各突起の突出量を突出量を調整することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本実施の形態に係る発明について説明する。
【0032】
図1は、第1の発明の実施の形態の要部を示す図であって、図2は、第1の発明の実施の形態に係る廃棄物処理装置の平面図であって、図3は、第1の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置の側面図であって、図4は、送りスクリューコンベアを示す図であって、図5は、第2の発明の実施の形態の要部を示す図であって、図6は、第2の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置の平面図である。
【0033】
ここで、「左」は、図1及び図5において左斜め下,図2,図3,図6において左のことであって、「右」は、図1及び図5において右斜め上,図2,図3,図6において右のことであって、「前」は、図1及び図5において左,図2及び図6において下,図3において紙面に向かって表のことであって、「後」は、図1及び図5において右,図2及び図6において上,図3において紙面に向かって裏のことであって、「上」は、図1,図3,図5において上,図2及び図6において紙面に向かって表のことであって、「下」は、図1,図3,図5において下,図2及び図6において紙面に向かって裏のことである。
【0034】
図1から図4に示すように、発明の実施の形態に係る廃棄物処理装置1は装置本体3をベースにしており、この装置本体3は、左右方向に延びた支持フレーム5と、この支持フレーム5の右部に立設した箱形フレーム7を備えている。
【0035】
箱形フレーム7の左側には廃棄物(本実施例では主として金属切粉)を収容可能なホッパ9が設けられており、このホッパ9の断面はV字形状に構成してある。また、ホッパ9の上側には供給開口11を有してあると共に、ホッパ9の底側(下側)には排出口13を有してあって、ホッパ9における搬出口13には連絡パイプ15の一端が一体に連通して設けられている。
【0036】
支持フレーム5におけるホッパ9の下側には圧縮ボックス17が設けられておおり、連絡パイプ15の他端は圧縮ボックス17の内部に連通してある。圧縮ボックス17の左端部には蓋部材19が設けられてあり、この蓋部材19は開閉シリンダ(図示省略)の作動により圧縮ボックス17の開口端側(左端側)を開閉する上下方向へ移動可能である。そして、圧縮ボックス17の内部に送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化するため、圧縮ボックス17の内部には左右方向へ移動可能な圧縮部材21が設けられており、支持フレーム5の中央部には左右方向へ移動可能でピストンロッド23を備えた圧縮シリンダ25が設けられてあって、このピストンロッド23の先端部が圧縮部材21に連結してある。なお、連絡パイプ15を設けることなく、ホッパ9における排出口13を圧縮ボックス17の内部に直接連通させても差し支えない。
【0037】
搬出口13から圧縮ボックス17の内部へ廃棄物を送り込むため、ホッパ9の内側には上下方向へ延びた送り用搬送路27が形成されており、この送り用搬送路27内には送りスクリューコンベア29が配置されている。ここで、送りスクリューコンベア29は、送り用搬送路27内に配置されかつ軸心31sを中心として回転可能な送りスクリュー軸31と、この送りスクリュー軸31に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根33とを備えている。そして、送りスクリュー軸31を軸心31sを中心として回転させるため、箱形フレーム7の左部には送りモータ35が設けられており、この送りモータ35の出力軸(図示省略)が送りスクリュー軸31の基端部に連動連結してある。ここで、送りスクリュー軸31は基端側から先端側に向かって徐々に細くなるようにテーパ状に構成してある(図4参照)。
【0038】
送りスクリューコンベアの送り作用を効率よく発揮させるため、次のような構成を採っている。
【0039】
即ち、送りスクリューコンベア29における送り羽根33には複数の切欠き部33nがスパイラル方向に沿って形成されており、各切欠き部33nには取付片37がそれぞれ溶接により固定されている。また、各取付片37にはそれぞれ送り用突起39が着脱交換可能に螺合してあって、各送り用突起はそれぞれ六角穴付きキャップボルトからなるものである。更に、各送り用突起39は、それぞれ、固定ナット41によって送り羽根33に対して固定されるものであって、送りスクリュー軸31の軸心31sに対して平行である。ここで、送り羽根33の送り面に対する各送り用突起39の突出量は、送り用突起39を回すことによって調節可能に構成してある。
【0040】
なお、送り用突起39を止めねじ又は六角ボルト等からなるように変更してもよい。また、取付片37の一部が送り羽根33の送り面に対して突出していることから、取付片37の一部を送り用突起として用いても差し支えない。
【0041】
ホッパ9の底部において廃棄物の引寄せを行うため、ホッパ9の底部には排出口13を通った引寄せ搬送路43が形成されており、この引寄せ搬送路43には引寄せスクリューコンベア45が配置されている。ここで、引寄せスクリューコンベア45は、引寄せ搬送路43に配置されかつ軸心45sを中心として回転可能な引寄せスクリュー軸47と、この引寄せスクリュー軸47における搬出口13の後方側(一方側)に巻付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根49と、引寄せスクリュー軸47における搬出口13の前方側(他方側)に巻付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根51とを備えている。そして、引寄せスクリュー軸47を軸心47sを中心として回転させるため、箱型フレーム7の後部には引寄せモータ53が設けられており、この引寄せモータ53の出力軸が引寄せスクリュー軸47の基端部に連動連結してある。ここで、正引寄せ羽根49及び逆引寄せ羽根51は送りスクリューコンベア29における送り羽根33よりもかなり大きく構成してある。
【0042】
引寄せスクリューコンベア45の引寄せ作用を効率よく発揮させるため、次のような構成を採っている。
【0043】
即ち、正引寄せ羽根49には複数の切欠き部49nがスパイラル方向に沿って形成されており、各切欠き部49nには取付片55がそれぞれ溶接により固定されている。また、各取付片55にはそれぞれ正引寄せ用突起57が着脱交換可能に螺合してあって、各正引寄せ用突起57はそれぞれ六角穴付きキャップボルトからなるものである。更に、各正引寄せ用突起57は、それぞれ、固定ナット59によって正引寄せ羽根49に対して固定されるものであって、引寄せスクリュー軸47の軸心47sに対して平行である。ここで、正引寄せ羽根49の送り面に対する各正引寄せ用突起57の突出量は、正引寄せ用突起57を回すことによって調節可能に構成してある。
【0044】
同様に、逆引寄せ羽根51には複数の切欠き部51nがスパイラル方向に沿って形成されており、各切欠き部51nには取付片61がそれぞれ溶接により固定されている。また、各取付片61にはそれぞれ正引寄せ用突起63が着脱交換可能に螺合してあって、各正引寄せ用突起63はそれぞれ六角穴付きキャップボルトからなるものである。更に、各正引寄せ用突起63は、それぞれ、固定ナット65によって逆引寄せ羽根51に対して固定されるものであって、引寄せスクリュー軸47の軸心47sに対して平行である。ここで、逆引寄せ羽根51の送り面に対する各逆引寄せ用突起63の突出量は、逆引寄せ用突起63を回すことによって調節可能に構成してある。
【0045】
なお、正引寄せ用突起57(逆引寄せ用突起63)を止めねじ又は六角ボルト等からなるように変更してもよい。また、取付片55(61)の一部が正引寄せ羽根49(逆引寄せ羽根51)の送り面に対して突出していることから、取付片55(61)の一部を正引寄せ用突起(逆引寄せ用突起)として用いても差し支えない。
【0046】
次に、第1の発明の実施の形態の形態の作用について説明する。
【0047】
まず、廃棄物の特性に応じて、送り羽根33の送り面に対する各送り用突起39の突出量、正引寄せ羽根49の引寄せ面に対する各正引寄せ用突起57の突出量、及び逆引寄せ羽根51の引寄せ面に対する各逆引寄せ用突起63の突出量を予め調節しておく。ここで、例えば、糸状(鳥の巣状)の金属切粉からなる廃棄物を処理する場合にあっては、スパイラル状の金属切粉からなる廃棄物を処理する場合に比較して、各突起39(57,63)の突出量を少なくしておく。
【0048】
各突起39(57,63)の突出量の調整が終了した後に、送りモータ35の駆動により送りスクリューコンベア29における送りスクリュー軸31を軸心31sを中心として回転させて、送り羽根33を一体的に回転させることにより、ホッパ9に収容した廃棄物を搬出口13から圧縮ボックス17の内部へ送り込む。また、引寄せモータ53の駆動により引寄せスクリューコンベア45における引寄せスクリュー軸47を軸心47sを中心として回転させて、引寄せ羽根(正引寄せ羽根49及び逆引寄せ羽根51)を一体的に回転させることにより、後方側及び前方側から廃棄物を搬出口13へ引寄せて、圧縮ボックス17の内部への送り込みを促進させる。そして、前記の作用を繰り返すことにより、圧縮ボックス17の内部に適量の廃棄物を送り込むことができる。
【0049】
ここで、送り羽根33の回転による遠心力によって廃棄物は浮き上がる傾向にあるが、複数の送り用突起39によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、送りスクリューコンベア29により廃棄物を搬出口13から圧縮ボックス17の内部へ送り込むことができる。また、引寄せ羽根49,51の回転による遠心力によっても廃棄物は浮き上がる傾向にあるが、複数の正引寄せ用突起57及び複数の逆引寄せ用突起63によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、引寄せスクリューコンベア45により廃棄物を搬出口13へ引寄せることができる。
【0050】
圧縮ボックス17の内部に適量の廃棄物を送り込んだ後に、圧縮シリンダ25の作動により圧縮部材21を左方向へ移動させることにより、圧縮ボックス1717の内部の廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する。そして、前記開閉シリンダの作動により蓋部材19を上方向へ移動させて、圧縮ボックス17の左端側を開いて、圧縮シリンダ25の作動により圧縮部材21を更に左方向へ移動させることにより、固形化された廃棄物は圧縮ボックス17から取出される。
【0051】
以上の如き、第1の発明の実施の形態によれば、複数の送り用突起39によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、送りスクリューコンベア29により廃棄物を搬出口13から圧縮ボックス17の内部へ送り込むと共に、複数の正引寄せ用突起57及び複数の逆引寄せ用突起63によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、引寄せスクリューコンベア45により廃棄物を搬出口13へ引寄せるため、廃棄物の浮き上がりを抑制して、送りスクリューコンベア29の送り作用及び引寄せスクリューコンベア45の引寄せ作用を効率よく発揮させることができ、圧縮ボックス17の内部へ適量の廃棄物を送り込む時間が短くなって、廃棄物の処理作業の能率が向上する。特に、廃棄物の特性に応じて、各突起39(57,63)の突出量を突出量を調整することができるため、種々の廃棄物に対して浮き上がりを抑制して、送りスクリューコンベア29の送り作用又は引寄せスクリューコンベア45の引寄せ作用を効率よく発揮させることができる。
【0052】
また、各突起39(57,63)をそれぞれスクリューコンベア29(45)における羽根33(49,51)に対して着脱交換することができるため、送りスクリューコンベア29による廃棄物の送り又は引寄せスクリューコンベア45による廃棄物の引寄せによって突起39(57,63)の先端部が摩耗等した場合において、磨耗等した突起39(57,63)のみを別の適正な突起39(57,63)と交換すれば足り、スクリューコンベア29(45)全体の交換を不要とし、コストの低減を図ることができる。
【0053】
図5及び図6に示すように、第2の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置69は、第1の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置1と同様に、装置本体3、ホッパ9、圧縮ボックス17、圧縮シリンダ21、送りスクリューコンベア29、送りモータ35等を備えており、廃棄物処理装置1における構成要素と同じ構成要素については、図面中同一番号を付して、詳細な説明を省略する。以下、第2の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置69の特徴部分について説明する。
【0054】
廃棄物を後方側(一方側)から搬出口13側へ引寄せるため、引寄せ搬送路45における搬出口13の後方側には第1引寄せスクリューコンベア71が配置されている。ここで、第1引寄せスクリューコンベア71は、引寄せ搬送路45に配置されかつ軸心73sを中心として回転可能な第1引寄せスクリュー軸73と、この第1引寄せスクリュー軸73における搬出口13の後方側(一方側)に付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根75とを備えている。そして、第1引寄せスクリュー軸73を軸心73sを中心として回転させるため、箱型フレーム7の後部には第1引寄せモータ77が設けられており、この第1引寄せモータ77の出力軸が第1引寄せスクリュー軸73の基端部に連動連結してある。
【0055】
同様に、廃棄物を前方側(他方側)から搬出口13側へ引寄せるため、引寄せ搬送路45における搬出口13の前方側には第2引寄せスクリューコンベア79が配置されている。ここで、第2引寄せスクリューコンベア79は、引寄せ送路45に配置されかつ軸心81sを中心として回転可能な第2引寄せスクリュー軸81と、この第2引寄せスクリュー軸81における搬出口13の前方側(他方側)に付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根83とを備えている。そして、第2引寄せスクリュー軸81を軸心81sを中心として回転させるため、箱型フレーム7の前部には第2引寄せモータ85が設けられており、この第2引寄せモータ85の出力軸が第2引寄せスクリュー軸81の基端部に連動連結してある。
【0056】
なお、正引寄せ羽根75及び逆引寄せ羽根83は、送りスクリューコンベア29における送り羽根33よりもかなり大きく構成してある。
【0057】
第1,第2引寄せスクリューコンベア71,79の引寄せ作用を効率よく発揮させるため、次のような構成を採っている。
【0058】
即ち、第1引寄せスクリューコンベア71における正引寄せ羽根75には複数の切欠き部75nがスパイラル方向に沿って形成されており、各切欠き部75nには取付片87がそれぞれ溶接により固定されている。また、各取付片87にはそれぞれ正引寄せ用突起89が着脱交換可能に螺合してあって、各正引寄せ用突起89はそれぞれ六角穴付きキャップボルトからなるものである。更に、各正引寄せ用突起89は、それぞれ、固定ナット91によって正引寄せ羽根75に対して固定されるものであって、引寄せスクリュー軸73の軸心73sに対して平行である。ここで、正引寄せ羽根75の送り面に対する各正引寄せ用突起89の突出量は、正引寄せ用突起89を回すことによって調節可能に構成してある。
【0059】
同様に、第2引寄せスクリューコンベア79における逆引寄せ羽根83には複数の切欠き部83nがスパイラル方向に沿って形成されており、各切欠き部83nには取付片93がそれぞれ溶接により固定されている。また、各取付片93にはそれぞれ正引寄せ用突起95が着脱交換可能に螺合してあって、各正引寄せ用突起95はそれぞれ六角穴付きキャップボルトからなるものである。更に、各正引寄せ用突起95は、それぞれ、固定ナット97によって逆引寄せ羽根83に対して固定されるものであって、第2引寄せスクリュー軸81の軸心81sに対して平行である。ここで、逆引寄せ羽根83の送り面に対する各逆引寄せ用突起95の突出量は、逆引寄せ用突起95を回すことによって調節可能に構成してある。
【0060】
次に、第2の発明の実施の形態の特徴部分の作用について説明する。
【0061】
廃棄物を搬出口13から圧縮ボックス17の内部へ送り込むときに、第1引寄せモータ77の駆動により第1引寄せスクリューコンベア71における第1引寄せスクリュー軸73を軸心73sを中心として回転させて、正引寄せ羽根75を一体的に回転させると共に、第2引寄せモータ85の駆動により第2引寄せスクリューコンベア79における第2引寄せスクリュー軸81を軸心81sを中心として回転させて、逆引寄せ羽根83を一体的に回転させることにより、後方側及び前方側から廃棄物を搬出口13へ引寄せて、圧縮ボックス17の内部への送り込みを促進させる。
【0062】
ここで、引寄せ羽根75,83の回転による遠心力によって廃棄物は浮き上がる傾向にあるが、複数の正引寄せ用突起89及び複数の逆引寄せ用突起95によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、第1,第2引寄せスクリューコンベア71,79により廃棄物を搬出口13へ引寄せることができる。また、第1引寄せスクリューコンベア71が搬出口13の後方側に配置されかつ第2引寄せスクリューコンベア79が搬出口13の前方側に配置されているために、換言すれば、搬出口13の上方に解放されているために、廃棄物が搬出口13へ流れ込み易くなる。
【0063】
以上の如き、第2の発明の実施の形態によれば、第1の発明と同様の効果を奏する他に、廃棄物が搬出口13へ流れ込み易くなるため、圧縮ボックス17の内部へ適量の廃棄物を送り込む時間をより短くすると共に、搬出口13付近に廃棄物の固まりが溜まることを極力阻止できる。
【0064】
なお、本発明は、前述の発明の実施の形態説明に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、前記複数の正引寄せ用突起及び前記複数の逆引寄せ用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記引寄せスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口へ引寄せるため、廃棄物の浮き上がりを抑制して前記引寄せスクリューコンベアの引寄せ作用を効率よく発揮させることができ、前記圧縮ボックスの内部へ適量の廃棄物を送り込む時間が短くなって、廃棄物の処理作業の能率が向上する。
【0066】
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の正引寄せ用突起及び前記複数の逆引寄せ用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記第1引寄せスクリューコンベア及び前記第2引寄せスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口へ引寄せるため、廃棄物の浮き上がりを抑制して前記引寄せスクリューコンベアの引寄せ作用を効率よく発揮させることができ、前記圧縮ボックスの内部へ適量の廃棄物を送り込む時間が短くなって、廃棄物の処理作業の能率が向上する。特に、廃棄物が前記搬出口へ流れ込み易くなるため、前記圧縮ボックスの内部へ適量の廃棄物を送り込む時間をより短くすると共に、前記搬出口付近に廃棄物の固まりが溜まることを極力阻止できる。
【0067】
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の送り用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記送りスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込むため、廃棄物の浮き上がりを抑制して前記送りスクリューコンベアの送り作用を効率よく発揮させることができ、前記圧縮ボックスの内部へ適量の廃棄物を送り込む時間が短くなって、廃棄物の処理作業の能率が向上する。
【0068】
請求項4に記載の発明によれば、前記複数の送り用突起によって廃棄物を絡まない程度に引っ掛けつつ、前記送りスクリューコンベアにより廃棄物を前記搬出口から前記圧縮ボックスの内部へ送り込むため、廃棄物の浮き上がりを抑制して前記送りスクリューコンベアの送り作用を効率よく発揮させることができ、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果を更に向上させることができる。
【0069】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明の効果の他に、各突起をそれぞれ前記スクリューコンベアにおける前記羽根に対して着脱交換することができるため、前記引寄せスクリューコンベアによる廃棄物の引寄せ又は前記送りスクリューコンベアによる廃棄物の送りによって前記突起の先端部が摩耗等した場合において、磨耗等した前記突起のみを別の適正な突起と交換すれば足り、前記スクリューコンベア全体の交換を不要とし、コストの低減を図ることができる。
【0070】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明の効果の他に、廃棄物の特性に応じて、各突起の突出量を突出量を調整することができるため、種々の廃棄物に対して浮き上がりを抑制して、前記引寄せスクリューコンベアの引寄せ作用又は前記送りスクリューコンベアの送り作用を効率よく発揮させることができる。
【0071】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、各突起をそれぞれ前記スクリューコンベアにおける前記羽根に対して着脱交換することができるため、前記引寄せスクリューコンベアによる廃棄物の引寄せ又は前記送りスクリューコンベアによる廃棄物の送りによって前記突起の先端部が摩耗等した場合において、磨耗等した前記突起のみを別の適正な突起と交換すれば足り、前記スクリューコンベア全体の交換を不要とし、コストの低減を図ることができる。
【0072】
また、廃棄物の特性に応じて、各突起の突出量を突出量を調整することができるため、種々の廃棄物に対して浮き上がりを抑制して、前記引寄せスクリューコンベアの引寄せ作用又は前記送りスクリューコンベアの送り作用を効率よく発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態の要部を示す図である。
【図2】第1の発明の実施の形態に係る廃棄物処理装置の平面図である。
【図3】第1の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置の側面図である。
【図4】送りスクリューコンベアを示す図である。
【図5】第2の発明の実施の形態の要部を示す図である。
【図6】第2の発明の実施の形態に係わる廃棄物処理装置の平面図である。
【符号の説明】
1  廃棄物処理装置
9  ホッパ
13  搬出口
17  圧縮ボックス
21  圧縮部材
25  圧縮シリンダ
29  送りスクリューコンベア
31  送りスクリュー軸
33  送り羽根
37  取付片
39  送り用突起
45  引寄せスクリューコンベア
47  引寄せスクリュー軸
49  正引寄せ羽根
51  逆引寄せ羽根
55  取付片
57  正引寄せ用突起
61  取付片
63  逆引寄せ用突起
57  正引寄せ用突起
63  逆引寄せ用突起
69  廃棄物処理装置
71  第1引寄せスクリューコンベア
73  第1引寄せスクリュー軸
75  正引寄せ羽根
79  第2引寄せスクリューコンベア
81  第2引寄せスクリュー軸
83  逆引寄せ羽根
87  取付片
89  正引寄せ用羽根
93  取付片
95  逆引寄せ用突起

Claims (7)

  1. 底側に搬出口を有してあって、廃棄物を収容可能なホッパと、
    内部が前記搬出口に連通した圧縮ボックスと、
    前記圧縮ボックスの内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構と、
    前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むために前記ホッパの内側に配置され、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸、及びこの送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根を備えた送りスクリューコンベアと、
    廃棄物を前記搬出口へ引寄せるために前記ホッパの底部に前記送りスクリューコンベアに対して交差するように配置され、軸心を中心として回転可能な引寄せスクリュー軸、この引寄せスクリュー軸における前記搬出口の一方側に巻付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根、及び前記引寄せスクリュー軸における前記搬出口の他方側に巻付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根を備えた引寄スクリューコンベアとを具備してあって、
    前記正引寄せ羽根に複数の正引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、かつ各正引寄せ用突起をそれぞれ前記引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成し、
    前記逆引寄せ羽根に複数の逆引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、かつ各逆引寄せ用突起をそれぞれ逆引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成してなることを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 底側に搬出口を有してあって、廃棄物を収容可能なホッパと、
    内部が前記搬出口に連通した圧縮ボックスと、
    前記圧縮ボックスの内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構と、
    前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むために前記ホッパの内側に配置され、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸、及びこの送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根を備えた送りスクリューコンベアと、
    廃棄物を一方側から前記搬出口へ引寄せるために前記ホッパの底部に前記搬出口の一方側に配置され、軸心を中心として回転可能な第1引寄せスクリュー軸、及びこの第1引寄せスクリュー軸に巻付くように固定した正巻スパイラル状の正引寄せ羽根を備えた第1引寄スクリューコンベアと、
    廃棄物を他方側から前記搬出口へ引寄せるために前記ホッパの底部における前記搬出口の他方側に配置され、軸心を中心として回転可能な第2引寄せスクリュー軸、及びこの第2引寄せスクリュー軸に巻付くように固定した逆巻スパイラル状の逆引寄せ羽根を備えた第1引寄スクリューコンベアとを具備してあって、
    前記正引寄せ羽根に複数の正引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、かつ各正引寄せ用突起をそれぞれ前記正引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成し、
    前記逆引寄せ羽根に複数の逆引寄せ用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、各逆引寄せ用突起をそれぞれ前記逆引寄せ羽根の引寄せ面に対して突出して構成してなることを特徴とする廃棄物処理装置。
  3. 底側に搬出口を有してあって、廃棄物を収容可能なホッパと、
    内部が前記搬出口に連通した圧縮ボックスと、
    前記圧縮ボックスの内部へ送り込まれた廃棄物を密閉状態の下で圧縮して固形化する圧縮作動機構と、
    前記ホッパから前記圧縮ボックスの内部へ廃棄物を送り込むために前記ホッパの内側に配置され、軸心を中心として回転可能な送りスクリュー軸、及びこの送りスクリュー軸に巻付くように固定したスパイラル状の送り羽根を備えた送りスクリューコンベアとを具備してあって、
    前記送り羽根に複数の送り用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、各送り用突起をそれぞれ前記送り羽根の送り面に対して突出して構成してなることを特徴とする廃棄物処理装置。
  4. 前記送り羽根に複数の送り用突起がスパイラル方向に沿って設けられ、各送り用突起をそれぞれ前記送り羽根の送り面に対して突出して構成してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃棄物処理装置。
  5. 各突起をそれぞれ前記スクリューコンベアにおける前記羽根に対して着脱交換可能に構成してなることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の廃棄物処理装置。
  6. 各突起の突出量をそれぞれ調整可能に構成してなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の廃棄物処理装置。
  7. 各突起は、それぞれ、前記羽根の切欠き部に溶接により固定される取付片に螺合して構成してなることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の廃棄物処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011195260A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Nippon Paper Industries Co Ltd 木屑ピットの粉塵飛散抑止装置
KR101904744B1 (ko) * 2017-04-18 2018-10-05 이광열 칩 이송스크류
CN113384095A (zh) * 2021-06-18 2021-09-14 浙江理工大学 一种可变空间的床书柜一体式家具

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