JP2004089880A - 水質浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力損失を低く抑え、かつ処理性能を高く維持できる水質浄化装置を提供する。
【解決手段】微生物を固定化剤により固定化した包括固定化担体1からなる担体充填層2を有する固定床浄化部3を備え、包括固定化担体1の外面の少なくとも一部が曲面とされている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽などの水を生物学的に処理する包括固定化担体を用いた水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、生物学的窒素除去を行う浄化装置としては、微生物を固定化した包括固定化担体を流動可能となるように容器内に納め、嫌気条件の被処理水を導入し、包括固定化担体に固定化された微生物を用いて浄化処理を行うものがある。
現在、本出願人は、上述した包括固定化担体を、被処理水が好気条件である水圏の浄化に適用する技術の開発を行っている。
そのひとつとして、本出願人によって特許出願された特願2001−191567に示すように、包括固定化担体の粒径を大きくし、この担体の移動を規制するために容器内に担体を充填し、固定床として用いるものがある。
包括固定化担体としては、成形の容易性から、立方体状のものが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、立方体状の包括固定化担体が容器に充填された固定床を備えた水質浄化装置では、担体どうしが密着し、被処理水が流通しにくくなり、圧力損失が大きくなる問題があった。
また、被処理水の流れが不均一となり、被処理水と担体との接触効率が低下し、処理性能が悪化することがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、圧力損失を低く抑え、かつ処理性能を高く維持できる水質浄化装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の水質浄化装置は、微生物を固定化剤により固定化した包括固定化担体を有し、該担体を、移動を規制して配する固定床浄化部を備え、包括固定化担体の外面の少なくとも一部が、実質的に曲面であることを特徴とする。
本発明の水質浄化装置では、担体どうしが接する面積を小さくし、これらの密着を起こりにくくすることができる。
従って、充填層の閉塞を防ぎ、圧力損失が増大するのを防ぐことができる。
また、担体どうしの接触面積を小さくできるため、被処理水の流路が確保され、充填層内の通水性を高め、充填層内の被処理水の流れを均一に近づけることができる。
従って、被処理水と担体との接触効率の低下を防ぎ、処理性能を高く維持することができる。
【0005】
包括固定化担体は、球状とすることができる。
包括固定化担体は、半球状とすることもできる。
包括固定化担体は、円柱状とすることもできる。
包括固定化担体は、半円柱状とすることもできる。
【0006】
固定床浄化部は、外面の一部が曲面である包括固定化担体を、曲面が所定の方向に向くように充填した担体充填層を備えた構成とすることができる。
本発明の水質浄化装置は、包括固定化担体の曲面が向いた方向から洗浄用空気を担体充填層に導入できるように構成することができる。
【0007】
本発明の水質浄化装置は、微生物を固定化剤により固定化した包括固定化担体を有し、該担体を、移動を規制して配する固定床浄化部を備え、包括固定化担体が、7面体以上の多面体からなる構成とすることもできる。
【0008】
本発明では、固定床浄化部は、炭素質材を充填した炭素質材充填層と、前記包括固定化担体を充填した担体充填層とを備えた構成とすることができる。
炭素質材充填層と担体充填層とは、1つの容器内に形成してもよいし、互いに異なる容器内に形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の水質浄化装置の第1の実施形態を示すもので、ここに示す水質浄化装置10は、容器3内に担体充填層2を設けた固定床浄化部4を備えている。
担体充填層2は、包括固定化担体1が充填された固定床であり、担体1が、その移動を規制されて配されている。
包括固定化担体1は、 微生物を固定化剤により固定化して得られたものである。固定化剤としては、ポリエチレングリコール系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、アルギン酸塩、カラギーナン、寒天などを用いることができる。
なかでも特に、ポリエチレングリコールを含む材料を用いるのが好ましい。ポリエチレングリコールを含む材料を用いる場合には、ポリエチレングリコールの含有率を10〜15重量%とするのが好ましい。
【0010】
担体1内に固定化する微生物としては、硝化菌、脱窒菌、BOD酸化菌などを含むものが用いられる。この微生物源としては、活性汚泥などを用いることができる。藻類の発生が著しい被処理水を対象とする場合には、溶藻菌を使用することができる。
この微生物源の使用量は、包括固定化担体1中の微生物の含有率が0.1〜10重量%(好ましくは約2重量%)となるように設定するのが好ましい。
【0011】
図示例において、包括固定化担体1は、半球状に形成されている。
担体1の粒径(平均径)は、小さすぎれば脱窒の効率が低下し、大きすぎれば窒素除去やBOD除去の効率が低下するため、7.5〜100mmとするのが好ましい。なお担体1の粒径は、平面部1bの直径に相当する。
担体1は、曲面1aを下に向け、平坦部1bを上に向けて充填するのが好ましい。
【0012】
包括固定化担体1は、上記微生物源(活性汚泥等)と、未硬化の固定化剤(例えば単量体のエチレングリコール)とを混合した後、混合物中の未硬化固定化剤を、重合、架橋などにより硬化(ゲル化)させることによって作製することができる。
未硬化のゲル状固定化剤を硬化させる際には、必要に応じて架橋剤、重合促進剤、重合開始剤などを添加することができる。
担体1は、その製造工程において、半球状となるようにされる。例えば、半球状の凹部を有する金型を用いて、この凹部内に上記混合物を充填した後、硬化させる方法によって製造することができる。
【0013】
次に、この水質浄化装置10を用いて浄化処理を行う方法について説明する。本発明においては、被処理水として、湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽などの水を例示することができる。一般に、これらの被処理水は、酸素が多量に溶存する状態(好気条件)となっている。
【0014】
被処理水は、容器3の上部から担体充填層2に導入され、担体充填層2内を下方に向けて流れる過程で、担体1内の微生物の作用により浄化処理される。
例えば、被処理水中のアンモニア態窒素は、担体1内に固定化されている硝化菌により硝化され、硝酸態窒素となる。硝酸態窒素は、脱窒菌により還元され、単体の窒素(窒素ガス)となり、系外に放出される。
BOD成分(溶存態有機物など)は、BOD酸化菌(好気性の従属栄養微生物など)によって分解される。
SS成分(アオコや土砂等)の一部は、被処理水が担体充填層2を流れる過程で、担体1の平面部1bに捕捉される。
このように、被処理水が担体充填層2を通過する過程で、被処理水中の窒素、BOD成分、SS成分などは除去され、これらの濃度が低い処理水を得ることができる。
【0015】
この浄化処理を長時間行うと、SS成分や微生物が担体1上に付着し、担体充填層2での圧力損失の原因となるため、必要に応じて、以下に示す洗浄操作(逆洗)により担体充填層2を洗浄するのが好ましい。
図2に示すように、洗浄用の空気を、容器3下部に設けられたノズル9から担体充填層2に供給する。
担体充填層2に供給された空気は、担体充填層2内を上昇する過程で担体1にせん断力を加え、担体1表面の付着物の剥離を促す。剥離物は洗浄排水とともに、容器3上部から系外に排出される。
担体充填層2では、半球状の担体1が曲面1aを下方に向けて充填されているため、担体1に達した空気(気泡)は、曲面1aに沿って浮上する。このため、曲面1aの付着物は、この空気(気泡)により起きる水流によって担体1から剥離しやすくなる。
【0016】
この水質浄化装置10では、次に示す効果を得ることができる。
(1)担体1が半球状に形成されているので、担体1どうしが接する面積が小さくなり、これらが密着するのを防ぐことができる。
従って、担体充填層2を閉塞しにくくし、圧力損失が増大するのを防ぐことができる。
(2)担体1どうしの接触面積を小さくできるため、担体充填層2内の通水性を高めるとともに、充填層2内にある担体1間の空げきの大きさを均一にでき、被処理水の流れを均一化することができる。
従って、被処理水と担体1との接触効率の低下を防ぎ、処理性能を高く維持することができる。
また、この浄化装置10では、担体充填層2内の被処理水の流れが均一になり、被処理水の流速が局部的に高くなるのを防ぐことができる。これにより、反応速度が低く流速変化の影響をうけやすい窒素除去反応(硝化および脱窒)を確実に進行させ、窒素除去性能を高めることができる。
(3)担体1が半球状に形成されているので、担体充填層2内の空げき率を大きくし、SS成分等の保持量を多くすることができる。
従って、洗浄頻度を低くすることができる。
(4)担体1が半球状とされているので、半球状の凹部を有する金型を用い、凹部内に未硬化の原料を充填して硬化させる方法によって、簡単に作製することができる。
従って、製造効率を高め、製造コストを低く抑えることができる。
(5)曲面1aを下方に向けて担体1を充填した担体充填層2を備えているので、下向流を採用すれば、被処理水中のSS成分を平面部1bで捕捉することができる。
従って、SS除去効率を高めることができる。
(6)洗浄用空気を下方から担体充填層2に導入できるようにされているので、洗浄操作の際に、担体1の曲面1aに沿って浮上する空気(気泡)によって、曲面1aの付着物を剥離しやすくすることができる。
従って、洗浄操作時の洗浄効率を高めることができる。
【0017】
上記水質浄化装置10では、下向流を採用したが、被処理水の流れ方向はこれに限定されない。
図3に示すように、被処理水を下方から担体充填層2に供給する上向流を採用することもできる。
この場合にも、図2に示すように、下方から洗浄用空気を供給して洗浄を行うことができる。
【0018】
本発明で用いられる包括固定化担体は、外面の少なくとも一部が、実質的に曲面であればよく、次に示す形状とすることも可能である。
図4に示す包括固定化担体6は、球状に形成されている。
この担体6を用いる場合には、次の効果を得ることができる。
(1)外面全体が曲面である球状の担体6を用いるので、担体6どうしが接する面積をさらに小さくし、担体6の密着を起こりにくくし、圧力損失の増大を確実に防ぐことができる。
(2)担体6どうしの接触面積を小さくし、容器3内で被処理水が流れる空げきを均一にできるため、被処理水の流れをさらに均一化し、処理性能を高く維持することができる。
(3)担体充填層2内の空げき率を大きくすることができるため、SS成分等の保持量が多くなり、洗浄頻度をいっそう低くすることができる。
(4)球状の担体6を用いるので、半球状の担体1を用いる場合に比べ、担体の充填方向(曲面部分の向き)を考慮せずに担体の充填を行うことができる。従って、充填作業効率を高めることができる。
【0019】
図5に示す包括固定化担体7は、円柱状に形成されている。
図6に示す包括固定化担体8は、半円柱状に形成されている。
これら担体7、8は、周面7a、8aが曲面となっている。
【0020】
担体6、7、8の粒径(平均径)は、小さすぎれば脱窒の効率が低下し、大きすぎれば窒素除去やBOD除去の効率が低下するため、7.5〜100mmとするのが好ましい。なお、担体6の粒径は直径に相当し、担体7、8の粒径は軸方向の長さに相当する。
【0021】
図7に示すように、半球状の担体1を用いる場合には、2つの担体1が平面部1bにおいて互いに付着し、球状体を形成することがある。
図8に示すように、半円柱状の担体8を用いる場合には、2つの担体8が平面部8bにおいて互いに付着し、円柱状体を形成することがある。
【0022】
これら担体6、7、8は、その製造工程において、図4〜図6に示す形状となるようにされる。
例えば、曲面をなす凹部を有する金型を用いて、この凹部内に未硬化の原料を充填した後、硬化させる方法によって製造することができる。
【0023】
なお、本発明において「実質的な曲面」とは、正確には曲面でない、複数の平坦面の組み合わせからなる面、例えば多数の平坦面を組み合わせた切頭20面体(サッカーボール状の多面体)を構成する面も含む。すなわち、曲面に近似できる面も、曲面であると見なす。
また、担体は、図1、図4〜8に示すように、曲面を有する形状とすると、互いの接触面積を小さくできるため望ましいが、担体どうしの密着を少なくし、十分な担体間の隙間を得るためには、7面体以上の多面体を構成する面を有する形状とすればよい。
このような担体としては、7面体以上の多面体からなるものが使用でき、この多面体の例としては、正12・20面体、切頭4面体、切頭6面体、切頭8面体、切頭12面体、さらには立方8面体、20・12面体等がある。
【0024】
図9は、本発明の水質浄化装置の第2の実施形態を示すもので、ここに示す水質浄化装置20では、固定床浄化部11が、炭素質材12を充填した炭素質材充填層13と、担体1を充填した担体充填層14とを容器3内に備えた構成とされている。
炭素質材充填層13は、炭素質材12からなる固定床である。
炭素質材12としては、木炭、活性炭などを用いることができる。この他、廃木材、汚泥、間伐材などの炭化物やこの炭化物を成形したものも利用できる。なかでも特に、安価な木炭を用いるのが好ましい。
炭素質材12は、表面に微細な凹凸を有するため、SS成分等を補足しやすい。
炭素質材12の粒径(平均径)は、小さすぎれば閉塞が起こりやすくなり、大きすぎれば窒素除去やBOD除去の効率が低下するため、7.5〜100mmとするのが好ましい。
【0025】
担体充填層14は、炭素質材充填層13の下方に形成されており、第1の実施形態で示した担体1が使用できる。
炭素質材充填層13と担体充填層14との容積比率(かさ体積比率)は、被処理水の性状等に応じて定めればよいが、通常は、炭素質材充填層13:担体充填層14=4:1〜1:4程度(炭素質材充填層13の容積比率20〜80%)とされる。
【0026】
水質浄化装置20では、被処理水が、容器3の上部から炭素質材充填層13に導入される。被処理水の導入によって、炭素質材12表面に、溶藻菌やBOD酸化菌(好気性の従属栄養微生物など)が付着、繁殖する。
被処理水中のSS成分(アオコ、土砂等)は、炭素質材12の表面凹凸に捕捉され、その一部は、溶藻菌の作用により可溶化される。可溶化により生じたBOD成分は、BOD酸化菌によって分解される。
【0027】
炭素質材充填層13を経た被処理水は、担体充填層14に導入される。
担体充填層14では、被処理水中のアンモニア態窒素が、硝化菌により硝酸態窒素となり、硝酸態窒素は脱窒菌により還元され、単体の窒素(窒素ガス)となり、系外に放出される。BOD成分は、BOD酸化菌によって分解される。
担体充填層14を経た処理水は、系外に排出される。
【0028】
固定床浄化部11を洗浄するには、洗浄用の空気を容器3の下部から充填層13、14に供給し、炭素質材12および担体1から付着物を剥離させ、剥離物を洗浄排水とともに系外に排出する。
【0029】
この水質浄化装置20は、固定床浄化部11が炭素質材充填層13を備えているので、被処理水中のSS成分(アオコ、土砂等)を、多くの表面凹凸をもつ炭素質材12によって捕捉することができる。
従って、優れたSS除去性能を得ることができる。
【0030】
この水質浄化装置20は、被処理水のSS成分濃度が比較的低い(例えば25mg/l未満)場合に好適に使用できる。
これは、SS成分濃度が低い場合にはSS成分が充填物(炭素質材12および担体1)全体に偏りなく付着することから、1回の洗浄操作によって充填物全体を無駄なく洗浄することができ、洗浄に要するエネルギーコストを抑えることができるためである。
【0031】
また、炭素質材12を包括固定化担体1と併用することによって、担体の浄化性能(特に窒素除去性能)を高めることができる。なお、この効果については、本出願人によって特許出願された特開2002−102885に示されている。
【0032】
図10は、本発明の水質浄化装置の第3の実施形態を示すもので、ここに示す水質浄化装置30では、炭素質材充填層13と担体充填層14とが、互いに異なる容器内に形成されている点で図9に示す水質浄化装置20と異なる。
すなわち、この浄化装置30の固定床浄化部21では、炭素質材充填層13が第1容器15内に形成され、担体充填層14が第2容器16内に形成されている。
【0033】
水質浄化装置30では、被処理水は、第1容器15の炭素質材充填層13に導入され、ここでSS成分やBOD成分が除去される。
充填層13を経た被処理水は第1容器15から導出され、図示せぬ連絡経路を通して第2容器16に導入され、担体充填層14で窒素やBOD成分が除去され、処理水として系外に排出される。
炭素質材充填層13を洗浄するには、洗浄用の空気を容器15下部のノズル17から充填層13に供給する。担体充填層14を洗浄するには、洗浄用の空気を容器16下部のノズル18から充填層13に供給する。
【0034】
この水質浄化装置30は、被処理水のSS成分濃度が比較的高い(例えば25mg/l以上)場合に好適に使用できる。
SS成分濃度が高い場合には、SS成分の多くが、上流側に位置する炭素質材充填層13に付着するため、担体充填層14に比べ、炭素質材充填層13において目詰まりが生じやすい。
この水質浄化装置30では、炭素質材充填層13の洗浄頻度を高くすることによって、目詰まりを確実に防ぐことができる。
また、洗浄用空気ノズルが充填層13から離れた位置(容器3の下部)にある浄化装置20(図9参照)に比べ、ノズル17を充填層13に近い位置に設けることができるため、洗浄用空気を充填層13に効率よく作用させ、洗浄効率を高めることができる。
さらには、担体充填層14の洗浄頻度を、炭素質材充填層13の洗浄頻度よりも低くすることによって、洗浄に要するエネルギーコストを抑えるとともに、担体1表面の微生物膜が過度に失われるのを防ぎ、浄化処理効率の低下を防ぐことができる。
【0035】
図11は、本発明の水質浄化装置の第4の実施形態を示すもので、ここに示す水質浄化装置40は、容器3内に混合充填層22を設けた固定床浄化部31を備えている。
混合充填層22では、担体1と炭素質材12とが混合されて充填されている。担体1と炭素質材12の混合比率(体積比)は、被処理水の性状に応じて定めればよいが、通常は、担体1:炭素質材12=4:1〜1:4程度とされる。
【0036】
この水質浄化装置40では、担体1と炭素質材12とを混合して用いるので、担体1と炭素質材12が互いに接触する部分において、担体1内の硝化菌および脱窒菌と、炭素質材12表面の微生物との相互作用により、窒素除去効率を高めることができる。
なお、炭素質材を包括固定化担体と併用することによって、担体の浄化性能(特に窒素除去性能)を高めることができることは、本出願人によって特許出願された特開2002−102885に示されている。
【0037】
図12は、本発明の水質浄化装置の第5の実施形態を示すもので、ここに示す水質浄化装置50において、固定床浄化部41では、複数の炭素質材充填層23と、複数の担体充填層24とが容器3内に交互に積層されている。
この水質浄化装置50では、図11に示す浄化装置40と同様に、担体1と炭素質材12とが接触する部分において窒素除去効率を高めることができる。
水質浄化装置50では、さらに、炭素質材充填層23と担体充填層24とが積層されているので、担体1と炭素質材12とを混合して用いる場合に比べ、これらが容器断面内で偏在するのを防ぐことができる。
このため、充填層23、24内の被処理水の流れを均一化し、被処理水と充填物(担体および炭素質材)との接触効率の低下を防ぎ、処理性能を高く維持することができる。
特に、担体充填層24内の被処理水の流れが均一になり、被処理水の流速が局部的に高くなるのを防ぐことができる。これにより、反応速度が低く流速変化の影響をうけやすい窒素除去反応(硝化および脱窒)を確実に進行させ、窒素除去性能を高めることができる。
従って、優れた処理性能を得ることができる。
【0038】
なお、図示例では、炭素質材充填層23と担体充填層24とをそれぞれ複数設けたが、本発明では、炭素質材充填層と担体充填層のうち少なくともいずれか一方が複数設けられている構成を採用することもできる。
【0039】
【実施例】
以下、具体例を示して本発明の効果を明確にする。
(実施例1)
図1に示す水質浄化装置10を次のようにして作製した。
ポリエチレングリコール系樹脂(ポリエチレングリコールジアクリレート等の混合プレポリマ)15重量%と、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(重合促進剤)0.2重量%と、微生物源(硝化菌、脱窒菌、BOD酸化菌を含むもの)とを混合し、混合物に、過硫酸カリウム(重合開始剤)を0.25重量%となるように添加した。
混合物を直径40mmの半球状に成型し、担体1とした。
この担体1を容器3内に充填し、かさ体積1mの充填層2を形成した。
【0040】
A湖の水(被処理水)を、容器3の上部から担体充填層2に導入し、充填層2を経た処理水を排出した。
被処理水の全窒素(T−N)は1mg/Lであり、BODは3mg/Lであった。
全窒素除去率(T−N除去率)とBOD除去率を調べた結果を表1に示す。
【0041】
(比較例1)
担体の形状を立方体(1辺の長さ:40mm)とすること以外は、実施例1と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表1に示す。
【0042】
(参考例1)
あらかじめ微生物を内部に固定化しないこと以外は担体1と同様の担体(付着型担体)を用いて、実施例1と同様の浄化処理試験を行った。
被処理水を一定時間通水し、担体表面に、被処理水中の微生物を表面に付着、増殖させ、担体が十分な浄化性能を示すようになった時点で試験を行った。試験結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
Figure 2004089880
【0044】
表1より、半球状の担体1を用いる実施例1では、立方体状の担体を用いる比較例1に比べ、窒素、BODのいずれについても優れた除去性能が得られたことがわかる。
これは、実施例1において、被処理水と担体1との接触効率を高めることができたためであると考えられる。
また、参考例1では、微生物の包括固定を行わないため実施例1に比べ処理性能が劣るが、担体が半球状であり、被処理水と担体との接触効率を高めることができることから、比較例1よりも優れた結果が得られたと考えられる。
【0045】
(実施例2)
一辺が60cmの立方体状の容器内に、実施例1で用いたものと同様の担体1を充填し、これに被処理水を下向流で導入する通水試験を行った。
1ヶ月間の通水後の充填層の圧力損失を測定した結果を表2に示す。
なお、圧力損失は、(圧力損失)・(被処理水の流速)−1・(充填層高さ)−1で示す。
【0046】
(比較例2)
担体の形状を立方体(1辺の長さ:35mm)とすること以外は、実施例2と同様にして通水試験を行った。試験結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
Figure 2004089880
【0048】
表2より、半球状の担体1を用いることによって、圧力損失の増大を防ぐことができたことがわかる。
【0049】
(実施例3)
図9に示す水質浄化装置20を用いて、浄化処理試験を行った。
炭素質材充填層13と担体充填層14との容積比率(かさ体積比率)は、1:1とした。その他の条件は、実施例1と同様とした。全窒素除去率、BOD除去率、処理水中のアオコ細胞数を調べた結果を表3に示す。
なお、被処理水のアオコ細胞数は、10(cells/mL)以上であった。
【0050】
(比較例3)
担体の形状を立方体(1辺の長さ:40mm)とすること以外は、実施例3と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表3に示す。
【0051】
(参考例3)
微生物を内部に固定化しないこと以外は担体1と同様の担体(付着型担体)を用いて、実施例3と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
Figure 2004089880
【0053】
表3より、実施例3では、アオコを効率よく除去できたことがわかる。
【0054】
(実施例4)
図11に示す水質浄化装置40を用いて、浄化処理試験を行った。
担体1と炭素質材12の混合比率(体積比)は、担体1:炭素質材12=4:6とした。その他の条件は、実施例1と同様とした。試験結果を表4に示す。
なお、被処理水のアオコ細胞数は、10(cells/mL)以上であった。
【0055】
(比較例4)
担体の形状を立方体(1辺の長さ:40mm)とすること以外は、実施例4と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表4に示す。
【0056】
(参考例4)
微生物を内部に固定化しないこと以外は担体1と同様の担体(付着型担体)を用いて、実施例4と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表4に示す。
【0057】
【表4】
Figure 2004089880
【0058】
表4より、実施例4では、実施例3に比べ、窒素除去性能、BOD除去性能ともに優れた結果が得られたことがわかる。
【0059】
(実施例5)
図12に示す水質浄化装置50を用いて、浄化処理試験を行った。
炭素質材充填層23と担体充填層24との容積比率(かさ体積比率)は、1:1とした。その他の条件は、実施例1と同様とした。試験結果を表5に示す。
なお、被処理水のアオコ細胞数は、10(cells/mL)以上であった。
【0060】
(比較例5)
担体の形状を立方体(1辺の長さ:40mm)とすること以外は、実施例5と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表5に示す。
【0061】
(参考例5)
微生物を内部に固定化しないこと以外は担体1と同様の担体(付着型担体)を用いて、実施例5と同様にして浄化処理試験を行った。試験結果を表5に示す。
【0062】
【表5】
Figure 2004089880
【0063】
表5より、実施例5では、実施例3に比べ、窒素除去性能、BOD除去性能ともに優れた結果が得られたことがわかる。
【0064】
【発明の効果】
本発明の水質浄化装置は、包括固定化担体の外面の少なくとも一部が、曲面であるので、次に示す効果を得ることができる。
(1)担体どうしが接する面積が小さくなり、これらの密着が起こりにくくなる。従って、充填層を閉塞しにくくし、圧力損失が増大するのを防ぐことができる。
(2)担体どうしの接触面積を小さくできるため、充填層内の通水性を高め、充填層内の被処理水の流れを均一に近づけることができる。
従って、被処理水と担体との接触効率の低下を防ぎ、処理性能を高く維持することができる。
(3)充填層内の空げき率を大きくし、SS成分等の保持量を多くすることができる。従って、洗浄頻度を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水質浄化装置の第1の実施形態を示す図であり、(a)は全体構成図であり、(b)は包括固定化担体の斜視図である。
【図2】図1に示す水質浄化装置の使用方法の一例を説明する図である。
【図3】図1に示す水質浄化装置の使用方法の一例を説明する図である。
【図4】本発明に使用可能な包括固定化担体の例を示す斜視図である。
【図5】本発明に使用可能な包括固定化担体の例を示す斜視図である。
【図6】本発明に使用可能な包括固定化担体の例を示す斜視図である。
【図7】本発明に使用可能な包括固定化担体の例を示す斜視図である。
【図8】本発明に使用可能な包括固定化担体の例を示す斜視図である。
【図9】本発明の水質浄化装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。
【図10】本発明の水質浄化装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。
【図11】本発明の水質浄化装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。
【図12】本発明の水質浄化装置の第5の実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1、6、7、8・・・包括固定化担体、1a・・・曲面、2・・・充填層、3・・・容器、4、11、21、31、41・・・固定床浄化部、12・・・炭素質材、13、23・・・炭素質材充填層、14、24・・・担体充填層、15・・・第1の容器、16・・・第2の容器

Claims (10)

  1. 微生物を固定化剤により固定化した包括固定化担体を有し、該担体を、移動を規制して配する固定床浄化部を備え、
    包括固定化担体の外面の少なくとも一部が、実質的に曲面であることを特徴とする水質浄化装置。
  2. 包括固定化担体は、球状とされていることを特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
  3. 包括固定化担体は、半球状とされていることを特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
  4. 包括固定化担体は、円柱状とされていることを特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
  5. 包括固定化担体は、半円柱状とされていることを特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
  6. 固定床浄化部は、外面の一部が曲面である包括固定化担体を、曲面が所定の方向に向くように充填した担体充填層を備えていることを特徴とする請求項1、3〜5記載の水質浄化装置。
  7. 包括固定化担体の曲面が向いた方向から洗浄用空気を担体充填層に導入できるようにされていることを特徴とする請求項6記載の水質浄化装置。
  8. 微生物を固定化剤により固定化した包括固定化担体を有し、該担体を、移動を規制して配する固定床浄化部を備え、
    包括固定化担体は、7面体以上の多面体からなることを特徴とする水質浄化装置。
  9. 固定床浄化部は、炭素質材を充填した炭素質材充填層と、前記包括固定化担体を充填した担体充填層とを備えていることを特徴とする請求項1〜5、8のうちいずれか1項記載の水質浄化装置。
  10. 炭素質材充填層と担体充填層とが互いに異なる容器内に形成されていることを特徴とする請求項9記載の水質浄化装置。
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