JP2004088654A - 成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム及びハンドオーバ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】成層圏プラットフォーム10に設けられ、複数のセル21からなるサービスエリア20を有する基地局と、成層圏プラットフォーム10に設けられ、前記基地局を経由して複数のセル21を管理するネットワーク管理センターとを有し、ネットワーク管理センターは、サービスエリア20を移動する移動局30から通知される移動局30の速度ベクトルと予測される通信時間とを受けると、速度ベクトルと予測される通信時間とにより移動局30が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測し、前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを移動局30に割当て、移動局30にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする移動通信システム。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムおよびハンドオーバ制御方法に関し、特に、高速度で移動し、高速度の通信を行う移動体に対して、ハンドオーバをスムースに行い、飛行体及び地上移動体に同時サービスが提供できることを目的とする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動通信システムは、サービスエリアを複数のセルに分割し、移動体の動きに合わせて基地局が管轄するセルに無線リソース(周波数、タイムスロットや無線機ハードウェア)の空きがあるかを判断し、空きがある場合には移動体に対して通信チャネルの割り当てを行い、空きが無い場合には通信チャネルの割り当てを行わないこととしていた。また、地上移動体は地上移動通信システム、航空機は航空移動通信システムとそれぞれ別のシステムでサービスを行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の移動通信システムおよびハンドオーバ制御方法には次のような課題があった。
【0004】
(1)セル間を高速で移動する移動体に対して安定的に通信チャネルを割り当てることができない。
【0005】
通信開始から終了までに10個のセルを移動する場合には、その10個のセルを通過するときに必ず無線リソースが確保できているとは限らず、通信が途中で途絶えてしまう可能性がある。
【0006】
このようなサービス中断の可能性は、移動体がセルの大きさに比較して高速に移動したり、セルの有するチャネル容量に対して移動体で必要とするチャネル容量が増加するほどに高くなる。
【0007】
(2)地上移動通信システムのサービス対象は自動車、列車、歩行者などの地上移動体であり、航空機などへのサービスはできないということである。また、航空移動通信システムのサービス対象は航空機であり、地上移動体へのサービスはできない。これらは、それぞれ別のシステムによってサービスを提供する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様によれば、
成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、
前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有し、
前記ネットワーク管理センターは、前記サービスエリアを移動する移動局から通知される該移動局の速度ベクトルと予測される通信時間とを受けると、前記速度ベクトルと前記予測される通信時間とにより前記移動局が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測し、前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムが得られる。
【0009】
本発明の第2の態様によれば、上記第1の態様による成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムにおいて、
前記ハンドオーバ制御部は、前記移動局から通知される該移動局の速度ベクトルが所定速度よりも高速度を示している場合、該移動局の移動に合わせて、前記複数のセルのうちの一つを形成するビームを移動させ、前記移動局にハンドオーバを行わせないようにすることを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムが得られる。
【0010】
本発明の第3の態様によれば、上記第1の態様による成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムにおいて、
別の成層圏プラットフォームに設けられ、複数の別のセルからなる別のサービスエリアを有する別の基地局を、更に有し、
前記基地局は、前記移動局としての飛行体の最大高度に、前記複数のセルが隙間なく配列されるように、前記複数のセルを複数のビームで形成し、
前記別の基地局は、前記最大高度に、前記複数の別のセルが隙間なく配列されるように、前記複数の別のセルを複数の別のビームで形成し、
前記複数のセルと前記複数の別のセルとは、前記最大高度に隙間なく配列され、
前記移動局が前記飛行体である場合のみならず前記移動局が地上移動体である場合にもサービス可能としたことを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムが得られる。
【0011】
本発明の第4の態様によれば、
成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、
前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有し、
前記ネットワーク管理センターは、前記サービスエリアを移動する移動局から回線割当要求を受けると、前記移動局が存在する一セルの通信チャネルと該一セルの周囲セルの通信チャネルとをセットで前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムが得られる。
【0012】
本発明の第5の態様によれば、
成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有する移動通信システムにおける、前記ネットワーク管理センターにて行われるハンドオーバ制御方法であって、
前記ハンドオーバ制御方法は、
前記サービスエリアを移動する移動局から通知される該移動局の速度ベクトルと予測される通信時間とを受け、前記速度ベクトルと前記予測される通信時間とにより前記移動局が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測するステップと、
前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるステップとを有することを特徴とするハンドオーバ制御方法が得られる。
【0013】
本発明の第6の態様によれば、上記第5の態様によるハンドオーバ制御方法において、
前記ハンドオーバ制御方法は、
前記移動局から通知される該移動局の速度ベクトルが所定速度よりも高速度を示している場合、該移動局の移動に合わせて、前記複数のセルのうちの一つを形成するビームを移動させ、前記移動局にハンドオーバを行わせないようにするステップを、更に、含むことを特徴とするハンドオーバ制御方法が得られる。
【0014】
本発明の第7の態様によれば、
成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有する移動通信システムにおける、前記ネットワーク管理センターにて行われるハンドオーバ制御方法であって、
前記ハンドオーバ制御方法は、
前記サービスエリアを移動する移動局から回線割当要求を受けると、前記移動局が存在する一セルの通信チャネルと該一セルの周囲セルの通信チャネルとをセットで前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるステップを有することを特徴とするハンドオーバ制御方法が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の原理について説明する。
【0016】
高速移動の移動局と基地局間の通信ではハンドオーバが頻繁に行われるためにサービス中断となる可能性が高い。
【0017】
たとえば、セル直径300m、移動局の時速600km、1時間の通信サービスを想定すると、ハンドオーバ頻度は2秒に1回で、サービス中のハンドオーバは1800回におよぶ。
【0018】
本発明では、このような多数回のハンドオーバを完全に行うために、あらかじめ、その列車や航空機の移動に合わせた追跡ビームを準備するか、セルの通過時刻にチャネルの割り当てを行う準備をしておく。
【0019】
特定のセルを特定の移動局が通過する時刻に必要となるチャネルの準備をするために、本発明では、通信インフラである成層圏プラットフォームに、基地局と共に設けたネットワーク管理センターにおいてネットワークに加入する移動局の速度ベクトル情報から、将来のチャネル割り当て計画を決める。
【0020】
すなわち、ネットワーク管理センタでは、それぞれのサービス要求に対してサービスクラスや要求順位にしたがって、将来のチャネル割り当て計画を作成し、それぞれのセルの輻輳が許容値を越えないように制御する。
【0021】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0022】
図1を参照すると、本発明の一実施例による移動通信システムが示され、本移動通信システムは、通信インフラである成層圏プラットプラットフォーム10を用いている。成層圏プラットフォーム10とは、成層圏(例えば、地上高度20km)に一定場所に滞留する飛しょう体のことをいい、この飛しょう体を無線基地局に使おうとするものである(例えば、長谷 良裕、“成層圏プラットフォーム”、電子情報通信学会誌 Vol.83 No.9 pp699−706 2000年9月参照)。
【0023】
図2をも参照して、本移動通信システムは、成層圏プラットフォーム10に設けられた基地局11と、成層圏プラットフォーム10に設けられたネットワーク管理センター12とを有する。
【0024】
図1及び図2において、成層圏プラットフォーム10の基地局11は、複数のセル21からなるサービスエリア20を定めている。また、成層圏プラットフォーム10のネットワーク管理センター12は、基地局11を経由して複数のセル21を管理するものである。
【0025】
ネットワーク管理センター12は、ハンドオーバ制御部13を有する。ハンドオーバ制御部13は、サービスエリア20を移動する移動局30から、例えば通信の開始や途中に、通知される移動局30の速度ベクトルと予測される通信時間とを受けると、速度ベクトルと予測される通信時間とにより、複数のセル21のうち移動局30が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測し、前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを移動局30に割当て、移動局30にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせる動作をするものである。
【0026】
また、ハンドオーバ制御部13は、移動局30から通知される移動局30の速度ベクトルが所定速度よりも高速度を示している場合、移動局30の移動に合わせて、複数のセル21のうちの一つを形成するビームを移動させ、移動局30にハンドオーバを行わせないようにする動作をする。
【0027】
更に、ハンドオーバ制御部13は、前記移動通信システムにおけるハンドオーバをスムーズに行うために、サービスエリア20を移動する移動局30から回線割当要求を受けると、移動局30がその時点で存在する一セルの通信チャネルと該一セルの周囲セルの通信チャネルとをセットで移動局30に割当て、移動局30にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせる動作をする。
【0028】
図1において、本移動通信システムは、成層圏プラットフォーム10に加えて、別の成層圏プラットフォーム10’をも用いる。別の成層圏プラットフォーム10’は、図3に示すように、別の基地局11’と、別のネットワーク管理センター12’とを有する。
【0029】
図1及び図3において、別の成層圏プラットフォーム10’の別の基地局11’は、複数の別のセル21’からなる別のサービスエリア20’を定めている。また、別の成層圏プラットフォーム10’の別のネットワーク管理センター12’は、別の基地局11’を経由して複数の別のセル21’を管理するものである。
【0030】
別のネットワーク管理センター12’も、ハンドオーバ制御部13’を有する。ハンドオーバ制御部13’は、別のサービスエリア20’を移動する移動局30’から通知される移動局30’の速度ベクトルと予測される通信時間とを受けると、速度ベクトルと予測される通信時間とにより、複数の別のセル21’のうち移動局30’が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測し、前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを移動局30’に割当て、移動局30’にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせる動作をするものである。
【0031】
また、ハンドオーバ制御部13’は、移動局30’から、例えば通信の開始や途中に、通知される移動局30’の速度ベクトルが所定速度よりも高速度を示している場合、移動局30’の移動に合わせて、複数の別のセル21’のうちの一つを形成するビームを移動させ、移動局30’にハンドオーバを行わせないようにする動作をする。
【0032】
更に、ハンドオーバ制御部13’は、前記移動通信システムにおけるハンドオーバをスムーズに行うために、別のサービスエリア20’を移動する移動局30’から回線割当要求を受けると、移動局30’がその時点で存在する一セルの通信チャネルと該一セルの周囲セルの通信チャネルとをセットで移動局30’に割当て、移動局30’にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせる動作をする。
【0033】
図1の移動通信システムにおいて、成層圏プラットフォーム10の基地局11(図2)は、移動局30としての飛行体の高度(数百mから十数km)に、複数のセル21が隙間なく配列されるように、複数のセル21を複数のビームで形成する。また、別の成層圏プラットフォーム10’の別の基地局11’(図3)は、前記高度に、複数の別のセル21’が隙間なく配列されるように、複数の別のセル21’を複数の別のビームで形成する。そして、複数のセル21と複数の別のセル21’とは、前記高度に隙間なく配列されて、移動局30(或は30’)が前記飛行体である場合のみならず移動局30(或は30’)が地上移動体である場合にもサービス可能とされている。
【0034】
特に、飛行体の最大高度(航空機の飛行高度である十数km)に、複数のセル21が隙間なく配列され、複数の別のセル21’が隙間なく配列され、複数のセル21と複数の別のセル21’とが隙間なく配列されるようにすれば、高度である十数kmを飛行する航空機に対して継続して移動通信サービスを提供することが可能であり、かつ地上を移動する歩行者や車両などに対しても継続して移動通信サービスを提供することが可能である。
【0035】
図4は、上述の2つの成層圏プラットフォーム10及び10’と更に別の成層圏プラットフォーム10”とを用いて、面A〜面Cへの隙間のないセル配置を上記と同様にして行い、面A〜面Cを移動する航空機に対しても、面1〜3を移動する歩行者や車両などに対しても、継続して移動通信サービスを提供することを可能とした例である。
【0036】
一方、図5に示すセル配置では、面A〜面Cの相互間には隙間があるため、面1〜面3を移動する歩行者や車両などに対して継続して移動通信サービスを提供することは可能であるが、面A〜面Cを移動する航空機に対しては継続した移動通信サービスは提供できない。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように本発明では、移動局の速度ベクトルや予測される通信時間を用いてサービスチャネルを割り当てたり、セル配置を航空機の飛行高度に合わせて設計することにより、次のような効果を得ることができる。
【0038】
列車や航空機など、特定セルの通過時刻があらかじめわかっている加入者に対しては、特定セルに対して、特定時刻にチャネル割り当てを予約することにより、もしくはその列車もしくは航空機を追跡する専用のサービスビームを設けることにより、サービスチャネル中断を防ぐことができる。
【0039】
次に歩行者などの移動速度が遅い加入者に対しては、従来の移動通信システムと同様に、回線の割り当て要求に対して時系列的に、回線の空きに応じて割り当てを行う。
【0040】
そして、車のように時速40〜100kmで、短時間のうちに速度ベクトルが刻々と変化する移動体については、隣接セルのチャネルをセットで割り当てることによりサービス中断を防ぐ。
【0041】
ハンドオーバ制御をその移動局の速度ベクトルに応じて最適化することにより、さまざまな移動局に対して確実なハンドオーバを提供することができる。
【0042】
また、サービス対象とする移動局の最大高度でセルを隙間なく配列することにより地表面を移動する移動体と航空機に対して単一システムで同時にサービスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による移動通信システムを示す図である。
【図2】図1の移動通信システムにおける成層圏プラットフォームに設けられる基地局及びネットワーク管理センターを示すブロック図である。
【図3】図1の移動通信システムにおける別の成層圏プラットフォームに設けられる別の基地局及び別のネットワーク管理センターを示すブロック図である。
【図4】本発明の特徴の一つであるセル配置を説明するための図である。
【図5】好ましくないセル配置を説明するための図である。
【符号の説明】
10 成層圏プラットフォーム
11 基地局
12 ネットワーク管理センター
13 ハンドオーバ制御部
20 サービスエリア
21 セル
30 移動局
10’ 別の成層圏プラットフォーム
11’ 別の基地局
12’ 別のネットワーク管理センター
13’ ハンドオーバ制御部
20’ 別のサービスエリア
21’ 別のセル
30’ 移動局
10” 更に別の成層圏プラットフォーム
Claims (7)
- 成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、
前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有し、
前記ネットワーク管理センターは、前記サービスエリアを移動する移動局から通知される該移動局の速度ベクトルと予測される通信時間とを受けると、前記速度ベクトルと前記予測される通信時間とにより前記移動局が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測し、前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム。 - 請求項1に記載の成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムにおいて、
前記ハンドオーバ制御部は、前記移動局から通知される該移動局の速度ベクトルが所定速度よりも高速度を示している場合、該移動局の移動に合わせて、前記複数のセルのうちの一つを形成するビームを移動させ、前記移動局にハンドオーバを行わせないようにすることを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム。 - 請求項1に記載の成層圏プラットフォームを用いた移動通信システムにおいて、
別の成層圏プラットフォームに設けられ、複数の別のセルからなる別のサービスエリアを有する別の基地局を、更に有し、
前記基地局は、前記移動局としての飛行体の最大高度に、前記複数のセルが隙間なく配列されるように、前記複数のセルを複数のビームで形成し、
前記別の基地局は、前記最大高度に、前記複数の別のセルが隙間なく配列されるように、前記複数の別のセルを複数の別のビームで形成し、
前記複数のセルと前記複数の別のセルとは、前記最大高度に隙間なく配列され、
前記移動局が前記飛行体である場合のみならず前記移動局が地上移動体である場合にもサービス可能としたことを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム。 - 成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、
前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有し、
前記ネットワーク管理センターは、前記サービスエリアを移動する移動局から回線割当要求を受けると、前記移動局が存在する一セルの通信チャネルと該一セルの周囲セルの通信チャネルとをセットで前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム。 - 成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有する移動通信システムにおける、前記ネットワーク管理センターにて行われるハンドオーバ制御方法であって、
前記ハンドオーバ制御方法は、
前記サービスエリアを移動する移動局から通知される該移動局の速度ベクトルと予測される通信時間とを受け、前記速度ベクトルと前記予測される通信時間とにより前記移動局が通過する特定セル及び該特定セルを通過する特定時刻を予測するステップと、
前記特定時刻における前記特定セルの通信チャネルを前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるステップとを有することを特徴とするハンドオーバ制御方法。 - 請求項5に記載のハンドオーバ制御方法において、
前記ハンドオーバ制御方法は、
前記移動局から通知される該移動局の速度ベクトルが所定速度よりも高速度を示している場合、該移動局の移動に合わせて、前記複数のセルのうちの一つを形成するビームを移動させ、前記移動局にハンドオーバを行わせないようにするステップを、更に、含むことを特徴とするハンドオーバ制御方法。 - 成層圏プラットフォームに設けられ、複数のセルからなるサービスエリアを有する基地局と、前記成層圏プラットフォームに設けられ、前記基地局を経由して前記複数のセルを管理するネットワーク管理センターとを有する移動通信システムにおける、前記ネットワーク管理センターにて行われるハンドオーバ制御方法であって、
前記ハンドオーバ制御方法は、
前記サービスエリアを移動する移動局から回線割当要求を受けると、前記移動局が存在する一セルの通信チャネルと該一セルの周囲セルの通信チャネルとをセットで前記移動局に割当て、前記移動局にセル間ハンドオーバをサービス中断なく行わせるステップを有することを特徴とするハンドオーバ制御方法。
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