JP2019051809A - 故障落下対応型haps - Google Patents

故障落下対応型haps Download PDF

Info

Publication number
JP2019051809A
JP2019051809A JP2017177009A JP2017177009A JP2019051809A JP 2019051809 A JP2019051809 A JP 2019051809A JP 2017177009 A JP2017177009 A JP 2017177009A JP 2017177009 A JP2017177009 A JP 2017177009A JP 2019051809 A JP2019051809 A JP 2019051809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication relay
relay device
haps
communication
fall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017177009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019051809A5 (ja
JP6689802B2 (ja
Inventor
祐介 若林
Yusuke Wakabayashi
祐介 若林
惇 山元
Atsushi Yamamoto
惇 山元
貴志 本久
Takashi Motohisa
貴志 本久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Corp filed Critical SoftBank Corp
Priority to JP2017177009A priority Critical patent/JP6689802B2/ja
Priority to PCT/JP2018/032732 priority patent/WO2019054232A1/ja
Publication of JP2019051809A publication Critical patent/JP2019051809A/ja
Publication of JP2019051809A5 publication Critical patent/JP2019051809A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6689802B2 publication Critical patent/JP6689802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U50/00Propulsion; Power supply
    • B64U50/30Supply or distribution of electrical power
    • B64U50/31Supply or distribution of electrical power generated by photovoltaics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D25/00Emergency apparatus or devices, not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U10/00Type of UAV
    • B64U10/10Rotorcrafts
    • B64U10/13Flying platforms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U10/00Type of UAV
    • B64U10/30Lighter-than-air aircraft, e.g. aerostatic aircraft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U50/00Propulsion; Power supply
    • B64U50/10Propulsion
    • B64U50/13Propulsion using external fans or propellers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】第5世代移動通信等の3次元化したネットワークを広域にわたって安定に実現することができるとともに、故障落下時の安全性を高めることができる通信中継装置を提供する。【解決手段】端末装置との間で無線通信を行う無線中継局と、自律制御又は外部から制御により所定高度の空域に位置するように制御される浮揚体と、を備える空中浮揚型の通信中継装置であって、通信中継装置自身の下降を伴う故障が発生したとき(S201)、周辺気流の情報に基づいて予測される所定の落下目標場所に通信中継装置自身を落下させる(S208)。【選択図】図14

Description

本発明は、第5世代通信の3次元化ネットワークの構築に適したHAPS(高高度プラットフォーム局)の故障落下への対応に関するものである。
従来、移動通信システムの通信規格である3GPPのLTE(Long Term Evolution)−Advanced(非特許文献1参照)を発展させたLTE−AdvancedProと呼ばれる通信規格が知られている(非特許文献2参照)。このLTE−AdvancedProでは、近年のIoT(Internet of Things)向けデバイスへの通信を提供するための仕様が策定された。更に、IoT向けデバイス等の多数の端末装置(「UE(ユーザ装置)」、「移動局」、「通信端末」ともいう。)への同時接続や低遅延化などに対応する第5世代の移動通信が検討されている(例えば、非特許文献3参照)。
3GPP TS 36.300 V10.12.0(2014−12). 3GPP TS 36.300 V13.5.0(2016−09). G. Romano,「3GPP RAN progress on "5G"」,3GPP,2016.
上記第5世代移動通信等においてIoT向けデバイスを含む端末装置との間の無線通信にて、伝搬遅延が低く、広範囲の多数の端末と同時接続でき、高速通信可能で、単位面積あたりのシステム容量の大きい3次元化したネットワークを広域にわたって安定に実現するという課題がある。また、このような3次元化したネットワークの実現する装置の故障時の安全性を高めるという課題がある。
本発明の一態様に係る通信中継装置は、端末装置との間で無線通信を行う無線中継局と、自律制御又は外部から制御により所定高度の空域に位置するように制御される浮揚体と、を備える空中浮揚型の通信中継装置であって、前記通信中継装置自身の下降を伴う故障が発生したとき、周辺気流の情報に基づいて予測される所定の落下目標場所に前記通信中継装置自身を落下させる手段を備える。
前記通信中継装置において、連結解除可能な連結部で連結された複数の部分構造体で構成され、前記複数の部分構造体の連結を選択的に解除する連結解除機構と、前記複数の部分構造体が前記落下目標場所に落下するように前記連結解除機構による連結解除を制御する制御部と、を備えてもよい。
前記制御部は、前記連結を解除する連結部の位置及び個数並びに前記連結を解除するタイミングの少なくとも一つを制御してもよい。
また、前記制御部は、前記複数の部分構造体の連結解除の複数種類の組み合わせから、前記落下目標場所への落下の確率が最も高い連結解除の組み合わせを選択して前記部分構造体に分解するように制御してもよい。
また、前記通信中継装置において、前記複数の部分構造体はそれぞれ、前記部分構造体が落下する場所に位置する端末装置に落下警報信号を送信しながら落下してもよい。
また、前記通信中継装置において、前記通信中継装置自身の高度の変化を検知し、その高度の変化に基づいて前記故障の発生を検知する手段を備えてもよいし、前記通信中継装置自身の下降を伴う故障の発生に関する情報を外部装置から受信する手段を備えてもよい。
また、前記通信中継装置において、前記落下目標場所を予測する手段を備えてもよいし、前記落下目標場所に関する情報を外部装置から受信する手段を備えてもよい。
また、前記通信中継装置において、前記外部装置は、前記通信中継装置を管理する地上又は上空の管理装置であってもよい。前記外部装置は、端末装置との間で無線通信を行う無線中継局と自律制御又は外部から制御により所定高度の空域に位置するように制御される浮揚体とを備えた周辺に位置する一又は複数の他の通信中継装置であってもよい。
また、前記通信中継装置において、前記落下目標場所は、前記故障の発生時における周辺気流の風速及び風向と、前記故障が発生した通信中継装置の移動速度及び移動方向と、前記故障が発生した通信中継装置又はその通信中継装置を構成する前記複数の部分構造体の質量若しくは質量及び外形サイズとに基づいて予測されたものであってもよい。
また、前記通信中継装置において、前記落下目標場所は、前記通信中継装置又は前記複数の部分構造体について互いに異なる複数種類の条件で実行された複数回の落下試験により得られた機械学習の結果に基づいて予測されることを特徴とする通信中継装置。
また、前記通信中継装置において、前記通信中継装置自身の落下が予測される場所に位置する端末装置に落下警告信号を送信しながら落下してもよい。
また、前記通信中継装置において、周辺に位置する他の通信中継装置に下降を伴う故障が発生したとき、前記他の通信中継装置又はその部分構造体の落下が予測される場所に位置する端末装置に落下警告信号を送信してもよい。
また、前記通信中継装置において、周辺に位置する他の通信中継装置の高度の変化を検知し、その高度の変化に基づいて前記他の通信中継装置の下降を伴う故障の発生を検知してもよい。
また、前記通信中継装置においては、地面又は海面との間の所定のセル形成目標空域に3次元セルを形成し、前記セル形成目標空域の高度は10[km]以下であってもよい。前記セル形成目標空域の高度は50[m]以上1[km]以下であってもよい。
また、前記通信中継装置において、前記浮揚空域の高度は100[km]以下であってもよい。前記浮揚体は、高度が11[km]以上及び50[km]以下の成層圏に位置してもよい。
本発明の他の態様に係るシステムは、前記いずれかの通信中継装置を複数備えるシステムであって、前記複数の通信中継装置はそれぞれ、前記通信中継装置の位置情報及び予定経路情報を互いに交換し、互いに所定距離以下又は所定距離未満の範囲に近づかないように移動経路を制御する。
本発明の更に他の態様に係る管理装置は、前記いずれかの通信中継装置を管理する地上又は上空に位置する管理装置である。
前記管理装置において、前記故障が発生した通信中継装置の落下目標場所を予測し、その予測した落下目標場所に関する情報を、前記故障が発生した通信中継装置に送信してもよい。
また、前記管理装置において、前記通信中継装置又はその部分構造体の落下が予測される場所に位置する端末装置に落下警告信号を送信してもよい。
本発明によれば、第5世代移動通信等においてIoT向けデバイスを含む端末装置との間の無線通信の伝搬遅延が低く、広範囲の多数の端末装置と同時接続でき、高速通信可能で、単位面積あたりのシステム容量の大きい3次元化したネットワークを広域にわたって安定に実現することができるとともに、故障時の安全性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る3次元化ネットワークを実現する通信システムの全体構成の一例を示す概略構成図。 実施形態の通信システムに用いられるHAPSの一例を示す斜視図。 実施形態の通信システムに用いられるHAPSの他の例を示す側面図。 実施形態の複数のHAPSで上空に形成される無線ネットワークの一例を示す説明図。 更に他の実施形態に係る3次元化ネットワークを実現する通信システムの全体構成の一例を示す概略構成図。 実施形態のHAPSの無線中継局の一構成例を示すブロック図。 実施形態のHAPSの無線中継局の他の構成例を示すブロック図。 実施形態のHAPSの無線中継局の更に他の構成例を示すブロック図。 HAPSの編隊飛行時の衝突による故障発生の一例を示す説明図。 編隊飛行中のHAPSの衝突回避飛行制御の一例を示すフローチャート。 編隊飛行中のHAPSの衝突回避飛行の一例を示す説明図。 (a)複数の部分構造体からなるHAPSの一例を示す上面図。(b)は同HAPSの連結解除された分解後の部分構造体を示す上面図。 実施形態のHAPSにおける部分構造体の連結解除の制御系の一例を示すブロック図。 実施形態の通信システムにおけるHAPSの故障発生時の制御の一例を示すシーケンス図。 HAPSの分解落下の様子の一例を示す説明図。 実施形態の通信システムにおける遠隔制御装置(管制センター)のHAPS落下管理データベースを用いた集中管理処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す概略構成図である。
本実施形態に係る通信システムは、多数の端末装置への同時接続や低遅延化などに対応する第5世代移動通信の3次元化ネットワークの実現に適する。
図1に示すように、通信システムは、複数の空中浮揚型の通信中継装置としての高高度プラットフォーム局(HAPS)10,20を備えている。HAPS10,20は、所定高度の空域に位置して、所定高度のセル形成目標空域40に図中ハッチング領域で示すような3次元セル(3次元エリア)41,42を形成する。HAPS10,20は、自律制御又は外部から制御により地面又は海面から100[km]以下の高高度の空域(浮揚空域)50に浮遊あるいは飛行して位置するように制御される浮揚体(例えば、ソーラープレーン、飛行船)に、無線中継局が搭載されたものである。
HAPS10,20の位置する空域50は、例えば、高度が11[km]以上及び50[km]以下の成層圏の空域である。この空域50は、気象条件が比較的安定している高度15[km]以上25[km]以下の空域であってもよく、特に高度がほぼ20[km]の空域であってもよい。図中のHrsl及びHrsuはそれぞれ、地面(GL)を基準にしたHAPS10,20の位置する空域50の下端及び上端の相対的な高度を示している。
セル形成目標空域40は、本実施形態の通信システムにおける1又は2以上のHAPSで3次元セルを形成する目標の空域である。セル形成目標空域40は、HAPS10,20が位置する空域50と従来のマクロセル基地局等の基地局90がカバーする地面近傍のセル形成領域との間に位置する、所定高度範囲(例えば、50[m]以上1000[m]以下の高度範囲)の空域である。図中のHcl及びHcuはそれぞれ、地面(GL)を基準にしたセル形成目標空域40の下端及び上端の相対的な高度を示している。
なお、本実施形態の3次元セルが形成されるセル形成目標空域40は、海、川又は湖の上空であってもよい。
HAPS10,20の無線中継局はそれぞれ、移動局である端末装置と無線通信するためのビーム100,200を地面に向けて形成する。端末装置は、遠隔操縦可能な小型のヘリコプター等の航空機であるドローン60に組み込まれた通信端末モジュールでもよいし、飛行機65の中でユーザが使用するユーザ装置であってもよい。セル形成目標空域40においてビーム100,200が通過する領域が3次元セル41,42である。セル形成目標空域40において互いに隣り合う複数のビーム100,200は部分的に重なってもよい。
HAPS10,20の無線中継局はそれぞれ、地上又は海上に設置された中継局であるフィーダ局(ゲートウェイ)70を介して、移動通信網80のコアネットワークに接続されている。HAPS10,20とフィーダ局70との間の通信は、マイクロ波などの電波による無線通信で行ってもよいし、レーザ光などを用いた光通信で行ってもよい。
HAPS10,20はそれぞれ、内部に組み込まれたコンピュータ等で構成された制御部が制御プログラムを実行することにより、自身の浮揚移動(飛行)や無線中継局での処理を自律制御してもよい。例えば、HAPS10,20はそれぞれ、自身の現在位置情報(例えばGPS位置情報)、予め記憶した位置制御情報(例えば、飛行スケジュール情報)、周辺に位置する他のHAPSの位置情報などを取得し、それらの情報に基づいて浮揚移動(飛行)や無線中継局での処理を自律制御してもよい。
また、HAPS10,20それぞれの浮揚移動(飛行)や無線中継局での処理は、移動通信網80の通信センター等に設けられた管理装置としての遠隔制御装置85によって制御できるようにしてもよい。この場合、HAPS10,20は、遠隔制御装置85からの制御情報を受信したり遠隔制御装置85に各種情報を送信したりできるように制御用通信端末装置(例えば、移動通信モジュール)が組み込まれ、遠隔制御装置85から識別できるように端末識別情報(例えば、IPアドレス、電話番号など)が割り当てられるようにしてもよい。制御用通信端末装置の識別には通信インターフェースのMACアドレスを用いてもよい。また、HAPS10,20はそれぞれ、自身又は周辺のHAPSの浮揚移動(飛行)や無線中継局での処理に関する情報や各種センサなどで取得した観測データなどの情報を、遠隔制御装置85等の所定の送信先に送信するようにしてもよい。
セル形成目標空域40では、HAPS10,20のビーム100,200が通過していない領域(3次元セル41,42が形成されない領域)が発生するおそれがある。この領域を補完するため、図1の構成例のように、地上側又は海上側から上方に向かって放射状のビーム300を形成して3次元セル43を形成してATG(Air To Ground)接続を行う基地局(以下「ATG局」という。)30を備えてもよい。
また、ATG局30を用いずに、HAPS10,20の位置やビーム100,200の発散角(ビーム幅)等を調整することにより、HAPS10,20の無線中継局が、セル形成目標空域40に3次元セルがくまなく形成されるように、セル形成目標空域40の上端面の全体をカバーするビーム100,200を形成してもよい。
なお、前記HAPS10,20で形成する3次元セルは、地上又は海上に位置する端末装置との間でも通信できるよう地面又は海面に達するように形成してもよい。
図2は、実施形態の通信システムに用いられるHAPS10の一例を示す斜視図である。
図2のHAPS10は、ソーラープレーンタイプのHAPSであり、長手方向の両端部側が上方に沿った主翼部101と、主翼部101の短手方向の一端縁部にバス動力系の推進装置としての複数のモータ駆動のプロペラ103とを備える。主翼部101の上面には、太陽光発電機能を有する太陽光発電部としての太陽光発電パネル(以下「ソーラーパネル」という。)102が設けられている。また、主翼部101の下面の長手方向の2箇所には、板状の連結部104を介して、ミッション機器が収容される複数の機器収容部としてのポッド105が連結されている。各ポッド105の内部には、ミッション機器としての無線中継局110と、バッテリー106とが収容されている。また、各ポッド105の下面側には離発着時に使用される車輪107が設けられている。ソーラーパネル102で発電された電力はバッテリー106に蓄電され、バッテリー106から供給される電力により、プロペラ103のモータが回転駆動され、無線中継局110による無線中継処理が実行される。
ソーラープレーンタイプのHAPS10は、例えば旋回飛行を行ったり8の字飛行を行ったりすることにより揚力で浮揚し、所定の高度で水平方向の所定の範囲に滞在するように浮揚することができる。なお、ソーラープレーンタイプのHAPS10は、プロペラ103が回転駆動されていないときは、グライダーのように飛ぶこともできる。例えば、昼間などのソーラーパネル102の発電によってバッテリー106の電力が余っているときに高い位置に上昇し、夜間などのソーラーパネル102で発電できないときにバッテリー106からモータへの給電を停止してグライダーのように飛ぶことができる。
また、HAPS10は、他のHAPSや人工衛星と光通信に用いられる通信部としての3次元対応指向性の光アンテナ装置130を備えている。なお、図2の例では主翼部101の長手方向の両端部に光アンテナ装置130を配置しているが、HAPS10の他の箇所に光アンテナ装置130を配置してもよい。なお、他のHAPSや人工衛星と光通信に用いられる通信部は、このような光通信を行うものに限らず、マイクロ波などの電波による無線通信などの他の方式による無線通信であってもよい。
図3は、実施形態の通信システムに用いられるHAPS20の他の例を示す斜視図である。
図3のHAPS20は、無人飛行船タイプのHAPSであり、ペイロードが大きいため大容量のバッテリーを搭載することができる。HAPS20は、浮力で浮揚するためのヘリウムガス等の気体が充填された飛行船本体201と、バス動力系の推進装置としてのモータ駆動のプロペラ202と、ミッション機器が収容される機器収容部203とを備える。機器収容部203の内部には、無線中継局210とバッテリー204とが収容されている。バッテリー204から供給される電力により、プロペラ202のモータが回転駆動され、無線中継局210による無線中継処理が実行される。
なお、飛行船本体201の上面に、太陽光発電機能を有するソーラーパネルを設け、ソーラーパネルで発電された電力をバッテリー204に蓄電するようにしてもよい。
また、無人飛行船タイプのHAPS20も、他のHAPSや人工衛星と光通信に用いられる通信部としての3次元対応指向性の光アンテナ装置230を備えている。なお、図3の例では飛行船本体201の上面部及び機器収容部203の下面部に光アンテナ装置230を配置しているが、HAPS20の他の部分に光アンテナ装置230を配置してもよい。なお、他のHAPSや人工衛星と光通信に用いられる通信部は、このような光通信を行うものに限らず、マイクロ波などの電波による無線通信などの他の方式による無線通信を行うものであってもよい。
図4は、実施形態の複数のHAPS10,20で上空に形成される無線ネットワークの一例を示す説明図である。
複数のHAPS10,20は、上空で互いに光通信によるHAPS間通信ができるように構成され、3次元化したネットワークを広域にわたって安定に実現することができるロバスト性に優れた無線通信ネットワークを形成する。この無線通信ネットワークは、各種環境や各種情報に応じたダイナミックルーティングによるアドホックネットワークとして機能することもできる。前記無線通信ネットワークは、2次元又は3次元の各種トポロジーを有するように形成することができ、例えば、図4に示すようにメッシュ型の無線通信ネットワークであってもよい。
図5は、他の実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す概略構成図である。
なお、図5において、前述の図1と共通する部分については同じ符号を付し、その説明は省略する。
図5の実施形態では、HAPS10と移動通信網80のコアネットワークとの間の通信を、フィーダ局70及び低軌道の人工衛星72を介して行っている。この場合、人工衛星72とフィーダ局70との間の通信は、マイクロ波などの電波による無線通信で行ってもよいし、レーザ光などを用いた光通信で行ってもよい。また、HAPS10と人工衛星72との間の通信については、レーザ光などを用いた光通信で行っている。
図6は、実施形態のHAPS10,20の無線中継局110,210の一構成例を示すブロック図である。
図5の無線中継局110,210はリピータータイプの無線中継局の例である。無線中継局110,210はそれぞれ、3Dセル形成アンテナ部111と、送受信部112と、フィード用アンテナ部113と、送受信部114と、リピーター部115と、監視制御部116と、電源部117とを備える。更に、無線中継局110,210はそれぞれ、HAPS間通信などに用いる光通信部125と、ビーム制御部126とを備える。
3Dセル形成アンテナ部111は、セル形成目標空域40に向けて放射状のビーム100,200を形成するアンテナを有し、端末装置と通信可能な3次元セル41,42を形成する。送受信部112は、3Dセル形成アンテナ部111とともに第一無線通信部を構成し、送受共用器(DUP:DUPlexer)や増幅器などを有し、3Dセル形成アンテナ部111を介して、3次元セル41,42に在圏する端末装置に無線信号を送信したり端末装置から無線信号を受信したりする。
フィード用アンテナ部113は、地上又は海上のフィーダ局70と無線通信するための指向性アンテナを有する。送受信部114は、フィード用アンテナ部113とともに第二無線通信部を構成し、送受共用器(DUP:DUPlexer)や増幅器などを有し、フィード用アンテナ部113を介して、フィーダ局70に無線信号を送信したりフィーダ局70から無線信号を受信したりする。
リピーター部115は、端末装置との間で送受信される送受信部112の信号と、フィーダ局70との間で送受信される送受信部114の信号とを中継する。リピーター部115は、周波数変換機能を有してもよい。
監視制御部116は、例えばCPU及びメモリ等で構成され、予め組み込まれたプログラムを実行することにより、HAPS10,20内の各部の動作処理状況を監視したり各部を制御したりする。特に、監視制御部116は、制御プログラムを実行することにより、プロペラ103,202を駆動するモータ駆動部141を制御して、HAPS10,20を目標位置へ移動させ、また、目標位置近辺に留まるように制御する。
電源部117は、バッテリー106,204から出力された電力をHAPS10,20内の各部に供給する。電源部117は、太陽光発電パネル等で発電した電力や外部から給電された電力をバッテリー106,204に蓄電させる機能を有してもよい。
光通信部125は、レーザ光等の光通信媒体を介して周辺の他のHAPS10,20や人工衛星72と通信する。この通信により、ドローン60等の端末装置と移動通信網80との間の無線通信を動的に中継するダイナミックルーティングが可能になるとともに、いずれかのHAPSが故障したときに他のHAPSがバックアップして無線中継することにより移動通信システムのロバスト性を高めることができる。
ビーム制御部126は、HAPS間通信や人工衛星72との通信に用いるレーザ光などのビームの方向及び強度を制御したり、周辺の他のHAPS(無線中継局)との間の相対的な位置の変化に応じてレーザ光等の光ビームによる通信を行う他のHAPS(無線中継局)を切り替えるように制御したりする。この制御は、例えば、HAPS自身の位置及び姿勢、周辺のHAPSの位置などに基づいて行ってもよい。HAPS自身の位置及び姿勢の情報は、そのHAPSに組み込んだGPS受信装置、ジャイロセンサ、加速度センサなどの出力に基づいて取得し、周辺のHAPSの位置の情報は、移動通信網80に設けた遠隔制御装置85又は他のHAPS管理サーバから取得してもよい。
図7は、実施形態のHAPS10,20の無線中継局110,210の他の構成例を示すブロック図である。
図7の無線中継局110,210は基地局タイプの無線中継局の例である。
なお、図7において、図6と同様な構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。図7の無線中継局110,210はそれぞれ、モデム部118を更に備え、リピーター部115の代わりに基地局処理部119を備える。更に、無線中継局110,210はそれぞれ、光通信部125とビーム制御部126とを備える。
モデム部118は、例えば、フィーダ局70からフィード用アンテナ部113及び送受信部114を介して受信した受信信号に対して復調処理及び復号処理を実行し、基地局処理部119側に出力するデータ信号を生成する。また、モデム部118は、基地局処理部119側から受けたデータ信号に対して符号化処理及び変調処理を実行し、フィード用アンテナ部113及び送受信部114を介してフィーダ局70に送信する送信信号を生成する。
基地局処理部119は、例えば、LTE/LTE−Advancedの標準規格に準拠した方式に基づいてベースバンド処理を行うe−NodeBとしての機能を有する。基地局処理部119は、第5世代等の将来の移動通信の標準規格に準拠する方式で処理するものであってもよい。
基地局処理部119は、例えば、3次元セル41,42に在圏する端末装置から3Dセル形成アンテナ部111及び送受信部112を介して受信した受信信号に対して復調処理及び復号処理を実行し、モデム部118側に出力するデータ信号を生成する。また、基地局処理部119は、モデム部118側から受けたデータ信号に対して符号化処理及び変調処理を実行し、3Dセル形成アンテナ部111及び送受信部112を介して3次元セル41,42の端末装置に送信する送信信号を生成する。
図8は、実施形態のHAPS10,20の無線中継局110,210の更に他の構成例を示すブロック図である。
図8の無線中継局110,210はエッジコンピューティング機能を有する高機能の基地局タイプの無線中継局の例である。なお、図8において、図6及び図7と同様な構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する。図8の無線中継局110,210はそれぞれ、図7の構成要素に加えてエッジコンピューティング部120を更に備える。
エッジコンピューティング部120は、例えば小型のコンピュータで構成され、予め組み込まれたプログラムを実行することにより、HAPS10,20の無線中継局110,210における無線中継などに関する各種の情報処理を実行することができる。
例えば、エッジコンピューティング部120は、3次元セル41,42に在圏する端末装置から受信したデータ信号に基づいて、そのデータ信号の送信先を判定し、その判定結果に基づいて通信の中継先を切り換える処理を実行する。より具体的には、基地局処理部119から出力されたデータ信号の送信先が自身の3次元セル41,42に在圏する端末装置の場合は、そのデータ信号をモデム部118に渡さずに、基地局処理部119に戻して自身の3次元セル41,42に在圏する送信先の端末装置に送信するようにする。一方、基地局処理部119から出力されたデータ信号の送信先が自身の3次元セル41,42以外の他のセルに在圏する端末装置の場合は、そのデータ信号をモデム部118に渡してフィーダ局70に送信し、移動通信網80を介して送信先の他のセルに在圏する送信先の端末装置に送信するようにする。
エッジコンピューティング部120は、3次元セル41,42に在圏する多数の端末装置から受信した情報を分析する処理を実行してもよい。この分析結果は3次元セル41,42に在圏する多数の端末装置に送信したり移動通信網80のサーバ装置などに送信したりしてもよい。
無線中継局110、210を介した端末装置との無線通信の上りリンク及び下りリンクの複信方式は、特定の方式に限定されず、例えば、時分割複信(Time Division Duplex:TDD)方式でもよいし、周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)方式でもよい。また、無線中継局110、210を介した端末装置との無線通信のアクセス方式は、特定の方式に限定されず、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、TDMA(Time Division Multiple Access)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、又は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)であってもよい。また、前記無線通信には、ダイバーシティ・コーディング、送信ビームフォーミング、空間分割多重化(SDM:Spatial Division Multiplexing)等の機能を有し、送受信両方で複数のアンテナを同時に利用することにより、単位周波数当たりの伝送容量を増やすことができるMIMO(多入力多出力:Multi−Input and Multi−Output)技術を用いてもよい。また、前記MIMO技術は、1つの基地局が1つの端末装置と同一時刻・同一周波数で複数の信号を送信するSU−MIMO(Single−User MIMO)技術でもよいし、1つの基地局が複数の異なる通信端末装置に同一時刻・同一周波数で信号を送信又は複数の異なる基地局が1つの端末装置に同一時刻・同一周波数で信号を送信するMU−MIMO(Multi−User MIMO)技術であってもよい。
本実施形態において、HAPS10が上空で故障して落下し、落下地点に被害が発生するおそれがある。例えば、図9に示すように複数のHAPS10が編隊を組んで飛行する場合、隣り合うHAPS10同士が衝突して故障し、故障したHAPS10が下降して落下すると、落下地点に被害が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態では、HAPS10の運用時の安全性を高めるために、以下に示すようなHAPSの飛行制御と故障落下時の対策を行っている。例えば、本実施形態では、HAPSの編隊飛行時にHAPS10同士が互いに通信して衝突を回避するように飛行制御している。
図10は編隊飛行中のHAPS10の衝突回避飛行制御の一例を示すフローチャートであり、図11は編隊飛行中のHAPS10の衝突回避飛行の一例を示す説明図である。なお、ここでは、ソーラープレーンタイプのHAPS10のみの例であるが、無人飛行船タイプのHAPS20であってもよいし、これらのHAPS10,20が混在していてもよい。
図10において、本実施形態の複数のHAPS10が編隊飛行する場合、HAPS10は、光通信などのHAPS間通信により、所定の一定時間ごとに周辺のHAPS10’に対して通信確立のための所定の信号を無線送信し(S101)、その送信信号に対する応答信号(ACK信号)の受信を待つ。応答信号(ACK信号)を受信すると(S102でYes)、HAPS10は、周辺のHAPS10’との間で通信を確立し(S103)、現在位置情報と飛行予定の経路情報とを交換する(S104)。HAPS10は、周辺のHAPS10’から受信した現在位置情報と飛行予定の経路情報とに基づいて衝突可能性があると判断した場合(S105でYes)、HAPS10を中心とした一定範囲のエリア10R内に周辺のHAPS10’が入らないように(図11参照)、HAPS10自身の飛行経路を変更する(S106)。この情報交換及び飛行経路変更は、衝突の可能性がなくなるまで繰り返し(S104〜S106)、その後、HAPS間の通信を切断する(S107)。
なお、図10の例では、HAPS10自身の飛行経路を変更しているが、HAPS10を中心とした一定範囲のエリア10R内に周辺のHAPS10’が入らないように、HAPS10から周辺のHAPS10’に飛行制御情報を送信することにより、周辺のHAPS10’の飛行経路を変更させてもよい。また、HAPS10の周辺のHAPS10’に衝突しない飛行制御は、各HAPSの位置情報などに基づいて遠隔制御装置85から手動で遠隔的に行ってもよい。
また、本実施形態では、HAPS10の故障時の安全性を高めるため、HAPS10の下降を伴う故障が発生したとき、故障したHAPS101による被害を低減するように、周辺気流の情報に基づいて安全な落下目標場所を予測し、HAPS10を分解してできるだけ前記安全な落下目標場所に落下させている。
図12は連結解除可能な連結部151,152で連結された複数の部分構造体10A〜10Eで構成したHAPS10の説明図である。図12(a)は複数の部分構造体10A〜10EからなるHAPS10の一例を示す上面図であり、図12(b)は同HAPS10の連結解除された分解後の部分構造体10A〜10Eを示す上面図である。また、図13はHAPS10における部分構造体10A〜10Eの連結解除の制御系の一例を示すブロック図である。
なお、図12はHAPS10を構成する部分構造体10A〜10Eの数が5の場合について示しているが、部分構造体の数は2〜4でもよいし、6以上であってもよい。また、部分構造体10A〜10Eの連結部の位置や構造は図示のものに限定されない。また、図12では、HAPS10が尾翼150を有する場合について示しているが、本実施形態のHAPS10において、尾翼は必須ではなく、尾翼150及びその連結部152を備えていなくてもよい。
図12及び図13に示す構成例において、HAPS10の部分構造体10A〜10Eは、主翼部101の複数の連結部151と、複数の尾翼150の連結部152とにより連結されている。複数の連結部151及び152はそれぞれ、互いに対向するように組み合わされて連結する2つ一組の連結部構成部材151A〜151E,152A〜152Eで構成されている。複数の部分構造体10A〜10Eの連結を選択的に解除する連結解除機構は、対応する連結部構成部材同士を選択的に結合したり分離したりすることができる。連結解除機構としては、各種機構を用いることができ、例えば、電磁石を用いた結合・分離機構、クランプやバネなどを用いた機械的な結合・分離機構、又はそれらを組み合わせた機構を用いることができる。機械的な結合・分離機構は、サーボのようなアクチュエータを有し、電気信号でもって結合を解除できるものであってもよい。また、連結解除機構は、ジュール熱を利用した形状記憶合金や熱可塑性樹脂の変形による解除機構を有するものであってもよい。
制御部153は、HAPS10の下降を伴う故障が発生した旨の故障発生通知を受けると、周辺気流の情報に基づいて予測される安全な落下目標場所にHAPS10を落下させるように生成された分解制御情報に基づいて連結解除機構154を制御する。連結解除機構154は、制御部153からの制御信号に基づいて、複数の連結部151及び152の一部又は全部の連結を解除する。
なお、図13の制御系において、制御部153は、複数の連結部151及び152のうち連結を解除する連結解除対象の連結部の位置及び個数(分裂数)並びに連結を解除するタイミング(例えば、時刻情報)の少なくとも一つを制御してもよい。また、制御部153は、部分構造体10A〜10Eの連結解除の複数種類の組み合わせから、安全な落下目標場所への落下の確率が最も高い連結解除の組み合わせを選択して部分構造体に分解するように制御してもよい。この連結解除の組み合わせの選択情報は、制御部153に送られる分解制御情報に含めてもよい。
図14は実施形態の通信システムにおけるHAPS10の故障発生時の制御の一例を示すシーケンス図である。また、図15は、HAPS10の分解落下の様子の一例を示す説明図である。なお、図14では、HAPS10の故障発生を周辺のHAPS10’が検知する場合について示しているが、HAPS10の故障発生をそのHAPS10自身が検知してもよい。また、周辺のHAPS10’が複数存在している場合、HAPS10の故障発生を検知した周辺のHAPS10’がその検知結果を他の周辺のHAPS10’に通知するようにしてもよい。
図14において、HAPS10に下降を伴う故障が発生すると(S201)、その故障が、外部装置としての周辺の一又は複数のHAPS10’で検知される(S202)。例えば、周辺のHAPS10’は、HAPS10との間で光通信などによるHAPS間通信を行うことによりHAPS10が所定の閾値以上の下降を検知した場合、HAPS10の故障が発生したと判断する。周辺のHAPS10’は、HAPS10の故障発生を検知すると、その故障発生通知をHAPS10と、地上又は海上の管制センターに設けられた管理装置(外部装置)としての遠隔制御装置85とに送信する(S203,S204)。
遠隔制御装置85は、HAPS10の故障発生通知を周辺のHAPS10’から受信すると、HAPS10の周辺気流の情報に基づいてHAPS10(部分構造体10A〜10E)の安全な落下目標場所を予測する(S205)。例えば、遠隔制御装置85は、故障の発生時における周辺気流の風速及び風向と、故障が発生したHAPS10の移動速度及び移動方向と、故障が発生したHAPS10又はそのHAPS10を構成する複数の部分構造体10A〜10Eの質量若しくは質量及び外形サイズとに基づいて、HAPS10の部分構造体10A〜10Eそれぞれの安全な落下目標場所を予測する。遠隔制御装置85は、その安全な落下目標場所にHAPS10(部分構造体10A〜10E)を落下させるように分解制御情報を生成し(S206)、HAPS10に送信する(S207)。この分解制御情報には、前述の連結解除の組み合わせの選択情報を含めてもよい。
なお、前記落下目標場所の予測及び分解制御情報の生成は、HAPSの落下に関する過去の落下時の情報や落下試験時の情報を記憶した記憶手段としてのデータベース(「HAPS落下管理データベース(DB)」ともいう。)を参照して行ってもよい。HAPS落下管理データベースには、周辺気流の風速及び風向、HAPSの移動速度及び移動方向並びにHAPS又はその部分構造体の質量若しくは質量及び外形サイズと、落下場所との相関の大きさを示す情報を含んでもよい。ここで、落下場所のデータは、HAPS又は部分構造体の落下下降前の位置を基準にした相対的な位置データ(例えば、半径及び方向)であってもよい。
HAPS10は、遠隔制御装置85から分解制御情報を受信すると、その分解制御情報に基づいて、複数の連結部151及び152の一部又は全部の連結を解除するように制御する(S208)。前述のように、HAPS10は、複数の連結部151及び152のうち連結を解除する連結解除対象の連結部の位置及び個数を制御する連結解除制御を実行する。この連結解除制御では、連結を解除するタイミングの制御を含めてもよい。
HAPS10の所定の連結部で分解された部分構造体10A〜10Eはそれぞれ、図15に示すように分解落下を開始し、安全な落下目標場所に落下していく。これにより、HAPS10の故障時における落下場所での被害の発生を回避を抑制し、安全性を高めることができる。特に、本実施形態では、HAPS10を部分構造体10A〜10Eに分解して落下させることにより、予測した安全な落下目標場所に落下する確率を高めることができる。
なお、上記図14の制御例において、HAPS10の部分構造体10A〜10Eはそれぞれ、各部分構造体が落下する地上又は海上の落下場所に位置する近隣のユーザ装置(UE)などの端末装置に落下警報信号(落下アラーム)を送信しながら落下してもよい(S209)。この場合、部分構造体10A〜10Eは、周辺のHAPS10’を介して端末装置に落下警告信号を送信できるように制御用通信端末装置(例えば、移動通信モジュール)及び非常用電源が組み込まれ、周辺のHAPS10’や端末装置から識別できるように端末識別情報(例えば、IPアドレス、電話番号など)が割り当てられるようにしてもよい。落下警報信号を受信した端末装置のユーザは建物などの屋内に避難することができる。
また、落下警報信号は、HAPS10又はその部分構造体10A〜10Eが安全な落下目標場所に落下できない場合、すなわち、落下目標場所からずれた場所(実際の落下場所)に向けて下降している場合に、実際の落下場所に位置するユーザ装置などの端末装置に送信してもよい。
また、故障で下降しているHAPS10又はその部分構造体10A〜10Eが通信できない状態になった場合、その故障で下降しているHAPS10の周辺に位置する一又は複数の周辺のHAPS’は、遠隔制御装置85や、前記安全な落下目標場所又は前記実際の落下場所に位置するユーザ装置などの端末装置に、落下警告信号(落下アラーム)を送信してもよい。また、遠隔制御装置85は、前記安全な落下目標場所又は前記実際の落下場所に位置するユーザ装置などの端末装置に、落下警告信号を送信してもよい。
また、上記図14の制御例において、故障が発生したHAPS10が自身の高度の変化を検知し、その高度の変化に基づいて故障の発生を検知してもよい。また、故障が発生したHAPS10は、自身の下降を伴う故障の発生に関する情報(故障発生通知)を遠隔制御装置85から受信してもよい。
また、上記図14の制御例において、故障が発生したHAPS10が落下目標場所を予測して分解制御情報を生成してもよい。また、前記周辺のHAPS10’が落下目標場所を予測して分解制御情報を生成し、その生成した分解制御情報を落下目標場所に関する情報としてHAPS10に送信してもよい。
また、本実施形態において、前記落下目標場所は、HAPS10又はそのHAPS10を構成する複数の部分構造体10A〜10Eについて実行された落下試験及びその試験データを用いた機械学習により得られたHAPS落下管理データベースに基づいて予測してもよい。
図16は、実施形態の通信システムにおける遠隔制御装置85(管制センター)のHAPS落下管理データベースを用いた集中管理処理の一例を示すフローチャートである。
図16において、遠隔制御装置85は、HAPS10又は複数の部分構造体10A〜10Eそれぞれについて互いに異なる複数種類の条件で試行された複数回の落下試験について、試験結果のデータを収集する(S301)。試験結果のデータは、試験時の気流の風速及び風向のデータと、実際に落下した落下場所のデータとを含む。試験結果のデータは、落下前のHAPS10又は部分構造体10A〜10Eの移動速度及び移動方向のデータと、HAPS10又は部分構造体10A〜10Eの質量若しくは質量及び外形サイズのデータとを含んでもよい。また、試験結果のデータは、落下試験に用いる試験装置から受信して取得してもよいし、落下試験のオペレータなどが入力することで取得してもよい。
次に、遠隔制御装置85は、HAPS10又は部分構造体10A〜10Eの落下試験の試験結果のデータに基づいて機械学習を実行する(S302)。この機械学習は、例えば、人工知能(AI)により、気流の風速及び風向、HAPS又は部分構造体の移動速度及び移動方向並びにHAPS又は部分構造体の質量若しくは質量及び外形サイズと、HAPS又は部分構造体が実際に落下した落下場所との間の相関の大きさを計算して求めるように行う。ここで、落下場所のデータは、HAPS又は部分構造体の落下下降前の位置を基準にした相対的な位置データ(例えば、半径及び方向)であってもよい。
次に、遠隔制御装置85は、前記機械学習の結果に基づいて、HAPS及び部分構造体の落下場所の予測精度を高めるように、HAPS落下管理データベースを更新する(S303)。
次に、運用中のHAPS10の下降を伴う故障が検知されると、遠隔制御装置85は、その故障HAPSに関する故障HAPS情報を受信する(S304)。故障HAPS情報は、例えば、故障の発生時における周辺気流の風速及び風向と、故障が発生したHAPS10の移動速度及び移動方向と、故障が発生したHAPS10又はそのHAPS10を構成する複数の部分構造体10A〜10Eの質量若しくは質量及び外形サイズとを含む。
遠隔制御装置85は、受信した故障HAPS情報とHAPS落下管理データベースとに基づいて、HAPS10又は部分構造体10A〜10Eの安全な落下目標場所を予測し(S305)、HAPS10の分解制御情報を生成し(S306)、生成した分解制御情報を前記故障したHAPS10に送信する(S307)。ここで、分解制御情報は、HAPS10の複数の連結部151及び152のうち連結を解除する連結解除対象の連結部の位置及び個数を指定する情報を含む。分解制御情報は、連結を解除するタイミング(例えば、時刻情報)を含んでもよい。また、分解制御情報は、部分構造体10A〜10Eの連結解除の複数種類の組み合わせから、安全な落下目標場所への落下の確率が最も高い連結解除の組み合わせを選択する選択情報を含んでもよい。
上記分解制御情報に基づいて分解したHAPS10の部分構造体10A〜10Eが落下した後、遠隔制御装置85は、その落下結果データを受信して落下目標場所の予測精度を高めるように機械学習を行い、HAPS落下管理データベースを更新してもよい(S308,S302,S303)。落下結果データは、HAPS10の部分構造体10A〜10Eが実際に落下した落下場所の情報を含む。落下結果データは、HAPS10の部分構造体10A〜10Eが落下している落下中に測定された複数の高度における気流の風速及び風向を含んでもよいし、落下中に測定された部分構造体10A〜10Eの落下速度などの装置状態情報を含んでもよい。また、落下結果データは、通信機能を有している落下したHAPS10又は部分構造体10A〜10Eから受信してもよいし、落下したHAPS10の周辺に位置していた周辺のHAPS10’から受信してもよい。
なお、本明細書で説明された処理工程並びにHAPS10,20等の通信中継装置の無線中継局、フィーダ局、遠隔制御装置、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)及び基地局における基地局装置の構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、無線中継局、フィーダ局、基地局装置、無線中継局装置、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)、遠隔制御装置、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、前記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 HAPS(ソーラープレーンタイプ)
10A〜10E 部分構造体
20 HAPS(飛行船タイプ)
40 セル形成目標空域
41,42,43 3次元セル
50 HAPSが位置する空域
60 ドローン
65 飛行機
70 フィーダ局
72 人工衛星
75 マイクロ波給電局
80 移動通信網
85 遠隔制御装置(管制センター)
100,200、300 ビーム
101 主翼部
102 ソーラーパネル(太陽光発電パネル)
103,202 プロペラ
104 連結部
105 ポッド
106 バッテリー
107 車輪
108 受電用ポッド
110,210 無線中継局
111 3次元(3D)セル形成アンテナ部
112 送受信部
113 フィード用アンテナ部
114 送受信部
115 リピーター部
116 監視制御部
117 電源部
118 モデム部
119 基地局処理部
120 エッジコンピューティング部
125 光通信部
126 ビーム制御部
130,230 光アンテナ装置
141 モータ駆動部
150 尾翼
151,152 連結部
151A〜151E 連結解除後の連結部構成部材
152A〜152E 連結解除後の連結部構成部材
153 制御部
154 連結解除機構

Claims (20)

  1. 端末装置との間で無線通信を行う無線中継局と、
    自律制御又は外部から制御により所定高度の空域に位置するように制御される浮揚体と、を備える空中浮揚型の通信中継装置であって、
    前記通信中継装置自身の下降を伴う故障が発生したとき、周辺気流の情報に基づいて予測される所定の落下目標場所に前記通信中継装置自身を落下させる手段を備えることを特徴とする通信中継装置。
  2. 請求項1の通信中継装置において、
    連結解除可能な連結部で連結された複数の部分構造体で構成され、
    前記複数の部分構造体の連結を選択的に解除する連結解除機構と、
    前記選択的に連結が解除された部分構造体が前記落下目標場所に落下するように前記連結解除機構による連結解除を制御する制御部と、を備えることを特徴とする通信中継装置。
  3. 請求項2の通信中継装置において、
    前記制御部は、前記連結を解除する連結部の位置及び個数並びに前記連結を解除するタイミングの少なくとも一つを制御することを特徴とする通信中継装置。
  4. 請求項2又は3の通信中継装置において、
    前記制御部は、前記複数の部分構造体の連結解除の複数種類の組み合わせから、前記落下目標場所への落下の確率が最も高い連結解除の組み合わせを選択して前記部分構造体に分解するように制御することを特徴とする通信中継装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかの通信中継装置において、
    前記複数の部分構造体はそれぞれ、前記部分構造体が落下する場所に位置する端末装置に落下警報信号を送信しながら落下することを特徴とする通信中継装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの通信中継装置において、
    前記通信中継装置自身の高度の変化を検知し、その高度の変化に基づいて前記故障の発生を検知する手段を備えることを特徴とする通信中継装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの通信中継装置において、
    前記通信中継装置自身の下降を伴う故障の発生に関する情報を外部装置から受信する手段を備えることを特徴とする通信中継装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかの通信中継装置において、
    前記落下目標場所を予測する手段を備えることを特徴とする通信中継装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかの通信中継装置において、
    前記落下目標場所に関する情報を外部装置から受信する手段を備えることを特徴とする通信中継装置。
  10. 請求項7又は9の通信中継装置において、
    前記外部装置は、前記通信中継装置を管理する地上又は上空の管理装置であることを特徴とする通信中継装置。
  11. 請求項7又は9の通信中継装置において、
    前記外部装置は、端末装置との間で無線通信を行う無線中継局と自律制御又は外部から制御により所定高度の空域に位置するように制御される浮揚体とを備えた周辺に位置する一又は複数の他の通信中継装置であることを特徴とする通信中継装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかの通信中継装置において、
    前記落下目標場所は、前記故障の発生時における周辺気流の風速及び風向と、前記故障が発生した通信中継装置の移動速度及び移動方向と、前記故障が発生した通信中継装置又はその通信中継装置を構成する前記複数の部分構造体の質量若しくは質量及び外形サイズとに基づいて予測されることを特徴とする通信中継装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかの通信中継装置において、
    前記落下目標場所は、前記通信中継装置又は前記複数の部分構造体について互いに異なる複数種類の条件で実行された複数回の落下試験により得られた機械学習の結果に基づいて予測されることを特徴とする通信中継装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかの通信中継装置において、
    前記通信中継装置自身の落下が予測される場所に位置する端末装置に落下警告信号を送信しながら落下することを特徴とする通信中継装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかの通信中継装置において、
    周辺に位置する他の通信中継装置に下降を伴う故障が発生したとき、前記他の通信中継装置又はその部分構造体の落下が予測される場所に位置する端末装置に落下警告信号を送信することを特徴とする通信中継装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかの通信中継装置において、
    周辺に位置する他の通信中継装置の高度の変化を検知し、その高度の変化に基づいて前記他の通信中継装置の下降を伴う故障の発生を検知することを特徴とする通信中継装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれかの通信中継装置において、
    地面又は海面との間の所定のセル形成目標空域に3次元セルを形成し、
    前記セル形成目標空域の高度は10[km]以下であり、
    前記浮揚体が位置する空域の高度は100[km]以下であることを特徴とする通信中継装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれかの通信中継装置を複数備えるシステムであって、
    前記複数の通信中継装置はそれぞれ、前記通信中継装置の位置情報及び予定経路情報を互いに交換し、互いに所定距離以下又は所定距離未満の範囲に近づかないように移動経路を制御することを特徴とするシステム。
  19. 請求項1乃至17のいずれかの通信中継装置を管理する地上又は上空に位置する管理装置であって、
    前記故障が発生した通信中継装置の落下目標場所を予測し、その予測した落下目標場所に関する情報を、前記故障が発生した通信中継装置に送信することを特徴とする管理装置。
  20. 請求項19の管理装置において、
    前記通信中継装置又は前記部分構造体の落下が予測される場所に位置する端末装置に落下警告信号を送信することを特徴とする管理装置。
JP2017177009A 2017-09-14 2017-09-14 通信中継装置、システム及び管理装置 Active JP6689802B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017177009A JP6689802B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 通信中継装置、システム及び管理装置
PCT/JP2018/032732 WO2019054232A1 (ja) 2017-09-14 2018-09-04 故障落下対応型haps

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017177009A JP6689802B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 通信中継装置、システム及び管理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019051809A true JP2019051809A (ja) 2019-04-04
JP2019051809A5 JP2019051809A5 (ja) 2020-01-16
JP6689802B2 JP6689802B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=65723585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017177009A Active JP6689802B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 通信中継装置、システム及び管理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6689802B2 (ja)
WO (1) WO2019054232A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023203669A1 (ja) * 2022-04-20 2023-10-26 株式会社クボタ 作業飛行体

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022040653A1 (en) * 2020-08-21 2022-02-24 Drobotics, Llc Neural networks for unmanned aerial vehicles and airborne traffic management
CN116700012B (zh) * 2023-07-19 2024-03-01 合肥工业大学 一种多智能体的避撞编队合围控制器的设计方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09503892A (ja) * 1993-07-30 1997-04-15 インターナショナル マルチメディア コーポレイション 軌道下高高度通信装置
JP2000168693A (ja) * 1998-12-08 2000-06-20 Nec Corp 成層圏プラットフォーム及び無線中継システム
JP2004088654A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム及びハンドオーバ制御方法
JP2005082018A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 National Aerospace Laboratory Of Japan 長期間滞空機とその飛行制御システムならびにその通信および観測システム
US20070252035A1 (en) * 2005-11-29 2007-11-01 Hubbard James E Jr Unmanned vehicle
US20110025549A1 (en) * 2007-12-31 2011-02-03 Elta Systems Ltd. Tracking coordinator for air-to-air and air-to-ground tracking
US20150153740A1 (en) * 2012-02-26 2015-06-04 Elbit Systems, LTD Safe emergency landing of a uav
WO2016171120A1 (ja) * 2015-04-19 2016-10-27 株式会社プロドローン 無人航空機
JP2017136879A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 株式会社Soken 飛行安全システム
JP6580082B2 (ja) * 2017-03-21 2019-09-25 ソフトバンク株式会社 通信システム、遠隔制御装置、浮揚体、及び浮揚体を使用する方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09503892A (ja) * 1993-07-30 1997-04-15 インターナショナル マルチメディア コーポレイション 軌道下高高度通信装置
JP2000168693A (ja) * 1998-12-08 2000-06-20 Nec Corp 成層圏プラットフォーム及び無線中継システム
JP2004088654A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 成層圏プラットフォームを用いた移動通信システム及びハンドオーバ制御方法
JP2005082018A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 National Aerospace Laboratory Of Japan 長期間滞空機とその飛行制御システムならびにその通信および観測システム
US20070252035A1 (en) * 2005-11-29 2007-11-01 Hubbard James E Jr Unmanned vehicle
US20110025549A1 (en) * 2007-12-31 2011-02-03 Elta Systems Ltd. Tracking coordinator for air-to-air and air-to-ground tracking
US20150153740A1 (en) * 2012-02-26 2015-06-04 Elbit Systems, LTD Safe emergency landing of a uav
WO2016171120A1 (ja) * 2015-04-19 2016-10-27 株式会社プロドローン 無人航空機
JP2017136879A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 株式会社Soken 飛行安全システム
JP6580082B2 (ja) * 2017-03-21 2019-09-25 ソフトバンク株式会社 通信システム、遠隔制御装置、浮揚体、及び浮揚体を使用する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023203669A1 (ja) * 2022-04-20 2023-10-26 株式会社クボタ 作業飛行体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019054232A1 (ja) 2019-03-21
JP6689802B2 (ja) 2020-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11308814B2 (en) HAPS cooperative flight system
KR102121164B1 (ko) 제5세대 통신의 3차원화 네트워크를 구축하는 haps간 통신 및 대용량 다셀 haps
EP3751757B1 (en) Monitoring of radio relay device using feeder link
US10985839B2 (en) 3D-compatible directional optical antenna
JP6602336B2 (ja) サービス提供システム
EP3836421B1 (en) Feeder link communication system of haps
JP6689804B2 (ja) 通信中継装置、システム及び管理装置
JP6721618B2 (ja) 通信システム、ゲートウェイ局及び基地局
JP6689802B2 (ja) 通信中継装置、システム及び管理装置
JP2020010219A (ja) Hapsを用いた単一周波数ネットワークセル構成
WO2020195270A1 (ja) Haps通信システムにおけるマルチフィーダリンク間の干渉検知
OA19809A (en) Inter-HAPS communication that builds three-dimensionally formed network of fifthgeneration communication, and large-capacity and multi-cell captive airship-type HAPS.

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191126

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191126

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6689802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250