JP2004088439A - 電子カメラ - Google Patents

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大屋 貴弘
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Abstract

【目的】カメラ本体の姿勢を検出する姿勢検出手段を備える電子カメラにおいて、別途縦姿勢か横姿勢かを入力させる姿勢入力手段を設け、レンズ下姿勢であるときには姿勢入力手段により入力された姿勢情報を優先することにより、レンズ下姿勢においても縦姿勢、横姿勢であることを判別可能とする電子カメラを提供すること。
【構成】カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、縦姿勢、横姿勢を別途入力可能な姿勢入力手段とを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であるときには、前記姿勢入力手段により入力された姿勢情報を優先してカメラ動作の制御を行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ本体の姿勢を検出する姿勢検出手段を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、姿勢検出手段による姿勢情報を基に、測光評価やAFの重み付けに変化を持たせたり、縦姿勢で撮影を行った画像に回転処理を施し、LCD上に表示する場合には縦位置で表示を行ったりしていた。
【0003】
姿勢検出装置及びそれを備えたカメラが特許第3132225号公報にて提案されている。この公報で提案されている姿勢検出装置は、その内部空間の形状を8個の正三角形で構成された正八面体とし、各々の内面に互いに絶縁された複数の電極が設けられ、空間内部に運動自在な導体を有している。カメラ本体の姿勢が変化すると、導体の位置が変化し導体が接触する電極が変わるため、電極間の導通を調べることによって導体の位置が分かり、カメラ本体の姿勢を検出することが可能である。この姿勢検出装置は正立(横姿勢)、倒立(天地逆さ姿勢)、左傾(グリップ下姿勢)、右傾(グリップ上姿勢)、前傾(レンズ下姿勢)、後傾(レンズ上姿勢)の6つの姿勢を検出できる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、マクロ撮影時等、レンズ下姿勢で撮影を行う場合に、姿勢検出手段はレンズ下姿勢であることは検出可能であるが、更に撮影者が縦構図で構えているか、横構図で構えているかを検出することはできなかった。そのため、撮影後の画像をLCD上に再生する場合、レンズ下姿勢では、縦構図で撮影しようが、横構図で撮影しようが、全て横位置で表示することしかできず、撮影者の意図を反映することができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、カメラ本体の姿勢を検出する姿勢検出手段を備える電子カメラにおいて、別途縦姿勢か横姿勢かを入力させる姿勢入力手段を設け、レンズ下姿勢であるときには姿勢入力手段により入力された姿勢情報を優先することにより、レンズ下姿勢においても縦姿勢、横姿勢であることを判別可能とする電子カメラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、縦姿勢、横姿勢を別途入力可能な姿勢入力手段とを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であるときには、前記姿勢入力手段により入力された姿勢情報を優先してカメラ動作の制御を行うことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、通常の縦姿勢、横姿勢の撮影のみならず、レンズ下姿勢時においても別途姿勢情報を入力してやることで、縦姿勢、横姿勢での撮影が可能となり、縦姿勢で撮影された画像をLCD上に縦位置で表示することが可能である。
【0008】
又、請求項2記載の発明は、カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、初期位置とSW1の半押し状態、SW2の全押し状態との2つの押し込み位置との間を移動自在に保持されているレリーズボタンとを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、SW1で縦姿勢或は横姿勢が検出された後にカメラ本体が動かされ、レンズ下姿勢が検出された場合には、SW1で検出された姿勢情報に基づいてカメラ動作の制御を行うことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、姿勢入力手段を別途設ける必要がなく、通常の縦姿勢においてSW1でレリーズロックした後、レンズ下姿勢へと姿勢を変化させることにより、レンズ下姿勢である場合においても縦姿勢での撮影が可能である。
【0010】
更に、請求項3に記載の発明は、カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、取り込まれた画像データの中から1文字に相当するセグメントを切り出して該セグメントごとに個別の文字認識を行う文字認識手段とを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であり、且つ、取り込まれた画像データの中に文字が含まれているときには、前記文字認識手段により認識される文字の向きからカメラ本体の縦姿勢、横姿勢を検出し、その姿勢情報に基づいてカメラ動作の制御を行うことを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、レンズ下姿勢時において、文書等のテキストを撮影する場合には、撮影者は縦姿勢、横姿勢を気にすることなく撮影が可能である。
【0012】
又、請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の発明において、前記姿勢検出手段は、動力によって、少なくとも第1及び第2の2つの位置を往復運動できる回転移動体と、該回転移動体の移動位置を判別する光学的検出手段を備えることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、姿勢検出手段の出力変化により、カメラ本体の姿勢を検出することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態に係る電子カメラのブロック図、図2は本発明の実施の形態に係る姿勢検出スイッチの構成図、図3上記姿勢検出スイッチの動作説明図、図4は上記姿勢検出スイッチのカメラ本体に対する配置図、図5はカメラ本体の姿勢図、図6はカメラ本体の姿勢と姿勢検出スイッチの出力との関係を示した表図、図7は本発明の実施の形態1を示すフローチャート、図8は本発明の実施の形態2を示すフローチャート、図9は本発明の実施の形態3を示すフローチャート、図10は本発明の実施の形態3におけるOCR部による姿勢判別の略説明図である。
【0016】
<実施の形態1>
図1において、電子カメラは撮像光学系1、CCD固体撮像素子2、CPU3、姿勢検出スイッチ4、レリーズボタン5、姿勢入力手段6、LCD7、OCR(光学的文字自動読み取り)部8から成り、OCR部8は更に特徴抽出部9、ヒストグラム生成部10、辞書照合部11から成る。
【0017】
撮像光学系1は、ズームレンズやフォーカスレンズを備え、被写体像を結像する。CCD固体撮像素子2は、撮像光学系1により結像された光学像を電気信号に変換する。CCD固体撮像素子2からの出力信号は図示していないA/D変換器によりデジタル値に変換され、図示していないデジタル信号処理部がA/D変換器から入力したデジタル画像データに所要の各種処理、補正処理及び画像圧縮/伸長のための前処理を施す。
【0018】
CPU3はレリーズボタン5、姿勢入力手段6等の各種操作部からの指示に従い、各部の動作を制御する。姿勢検出スイッチ4はカメラ本体の姿勢を検出するスイッチであり、詳細は後述する。レリーズボタン5はSW1の半押し状態、SW2の全押し状態との2つの押し込み位置との間を移動自在に保持されており、SW1のオンに応じて、測光動作、自動焦点調節動作、姿勢検出を行い、SW2のオンに応じて、露出制御動作、撮影画像記録を行う。姿勢入力手段6は、撮影者が縦姿勢、横姿勢を別途入力可能なスイッチであり、オン/オフの切換が可能である。
【0019】
LCD7は該電子カメラの動作状態等のモード表示を行い、又、撮像前及び撮像中のデジタル画像データをリアルタイムで表示して電子ファインダとして用いたり、撮像後のデジタル画像データを再生表示するために用いたりする。
【0020】
OCR部8は公知の文字自動読み取り装置である。OCR部8は、画像情報から文字画像を切り出し、文字画像の特徴を抽出する特徴抽出部9、抽出された特徴のヒストグラムを生成するヒストグラム生成部10、生成されたヒストグラムについて辞書照合を行い、候補文字を決定する辞書照合部11から構成されている。
【0021】
次に、姿勢検出スイッチの構成について図2を用いて説明する。尚、図2(a)は姿勢検出スイッチの平面図、図2(b)は図2(a)中のC−C線に沿って切断した場合の断面図、図2(c)は図2(a)中のD−D線に沿って切断した場合の断面図である。
【0022】
図2において、20は樹脂で成形されたスイッチ本体である。このスイッチ本体20には溝部20aが形成されている。この溝部20aの中に、鋼球21は溝部20aの中を自由に転動可能である。
【0023】
溝部20aは、図2(c)に示すように、断面DD方向で見ると、鋼球21の直径よりも僅かに広い均一な幅で形成されている。又、溝部20aは、断面CCにおいて第1の斜面20cと第2の斜面20dを有する略V字形状に形成されており、V字の頂点部20bの近傍にフォトダイオード22の投光窓20eとフォトトランジスタ23の受光窓20fとが対向して形成されている。溝部20aのV字部の角度θは約90°に形成されている。尚、ここでは、姿勢検出スイッチの方向説明のため、この姿勢検出スイッチの図2(b)における下側の面をA面、図2(b)における向かって右側の面をB面と定義する。
【0024】
次に、姿勢検出スイッチの動作について図3を用いて説明する。尚、図3(a)は姿勢検出スイッチのB面を下にした状態を、図3(b)は姿勢検出スイッチのA面を下にした状態をそれぞれ示している。
【0025】
姿勢検出スイッチが図3(a)に示す状態のとき、鋼球21は重力により溝部20a内を下方向に転動する。このため、投光窓20eと受光窓20fの間の光路は鋼球21によって遮られることはない。
【0026】
姿勢検出スイッチが図3(b)に示す状態のとき、鋼球21は重力により溝部20a内を下方向、即ち頂点部20bの方向に転動する。このため、投光窓20eと受光窓20fの間の光路は鋼球21によって遮られる。一般に、溝部20aのうち頂点部20bが最も低い位置にある場合、鋼球21が頂点部20bの近傍に転動し、投光窓20eと受光窓20fの間の光路を遮る。
【0027】
以後、本実施の形態では、図3(b)のように、鋼球21が頂点部20bの近傍に存在し、フォトダイオード22とフォトトランジスタ23の間の光路を遮っている状態を「H」と表現し、図3(a)のように、鋼球21が頂点部20bの近傍に存在せず、フォトダイオード22とフォトトランジスタ23の間の光路を遮っていない状態を「L」と表現する。
【0028】
次に、姿勢検出スイッチのカメラ本体に対する配置について図4を用いて説明する。
【0029】
図4(a)はカメラ本体を正面から見た場合の姿勢検出スイッチの配置図、図4(b)はカメラ本体を上面から見た場合の姿勢検出スイッチの配置図である。この図に示すように、カメラ本体正面図の撮影光軸上の線a−aに対して、左右対称に姿勢検出スイッチが配置されている。
【0030】
第1の姿勢検出スイッチ13は、A面をカメラの正面から見て向かって左側に、B面をカメラの下側に向けて配置されている。又、第2の姿勢検出スイッチ14はA面をカメラの正面から見て向かって右側に、B面をカメラの上側に向けて配置されている。更に、図(b)にあるように、カメラの上面から見て、第1,第2の姿勢検出スイッチは線b−bに対して、各々角度θを持って配置されている。
【0031】
次に、図5及び図6を用いてカメラの各姿勢に対応する各姿勢検出スイッチの状態について説明する。
【0032】
図5(a)はカメラが横姿勢にある場合を、図5(b)はカメラがグリップが下となる縦姿勢(グリップ下姿勢)にある場合を、図5(c)はカメラがグリップが上となる縦姿勢(グリップ上姿勢)にある場合を、図5(d)はカメラがレンズ上姿勢にある場合を、図5(e)はカメラがレンズ下姿勢にある場合をそれぞれ示している。
【0033】
図5(a)のように、カメラが横姿勢のときは、第1の姿勢検出スイッチ13は「L」の状態、第2の姿勢検出スイッチ14は「L」の状態となる。図5(b)のように、カメラがグリップ下姿勢のときは、第1の姿勢検出スイッチ13は「H」の状態、第2の姿勢検出スイッチ14は「L」の状態となる。図5(c)のように、カメラがグリップ上姿勢のときは、第1の姿勢検出スイッチ13は「L」の状態、第2の姿勢検出スイッチ14は「H」の状態となる。図5(d)のように、カメラがレンズ上姿勢のときは、第1の姿勢検出スイッチ13は「L」の状態、第2の姿勢検出スイッチ14は「L」の状態となる。図5(e)のようにカメラがレンズ下姿勢のときは、第1の姿勢検出スイッチ13は「H」の状態、第2の姿勢検出スイッチ14は「H」の状態となる。このように本実施の形態の配置をすることによってカメラが横姿勢、縦姿勢にある場合に加えて、レンズ下姿勢にある場合の姿勢を検出することが可能となる。
【0034】
次に、本実施の形態に係る電子カメラの動作について、図7のフローチャートに従って説明する。
【0035】
先ず、SW1がONであるか否かを検出する(ステップ101)。SW1がONされたら、姿勢検出スイッチ4により、カメラ本体の姿勢を検出する(ステップ102)。このとき、測光動作、焦点検出動作等も行う。次に、SW2がONされるまで待機する(ステップ103)。SW2がONされたら、再度姿勢検出スイッチ4によりカメラ本体の姿勢を検出し、レンズ下姿勢であるか否かを判定する(ステップ104)。カメラ本体の姿勢がレンズ下姿勢でなければ、ステップ106へと進む。レンズ下姿勢であった場合は、更に姿勢入力手段6がONであるか否かを判定する(ステップ105)。
【0036】
姿勢入力手段6がOFFならばステップ106へと進み、姿勢検出スイッチ4による姿勢情報をCPU3へ入力し、撮影が行われる(ステップ107)。この際、カメラ本体が横姿勢、縦姿勢であった場合には、その姿勢に応じて、測光評価、ホワイトバランスに重み付けが行われる。又、レンズ下姿勢であった場合には、通常、地面等を撮影することが多く、画面枠内に太陽等の高輝度被写体が存在することはないので、重み付けは行われない。そして、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ108)、撮影時のカメラ本体の、縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、横姿勢で撮影された画像は横向きに、縦姿勢で撮影された画像は縦向きに再生を行うようにする。
【0037】
レンズ下姿勢で撮影された画像は横向きに再生される。ステップ105において姿勢入力手段6がONであった場合には、姿勢入力手段6による縦・横姿勢の姿勢情報をCPU3に入力し(ステップ109)、撮影が行われる(ステップ110)。この場合には、カメラ本体の姿勢はレンズ下姿勢であるため、測光評価等の重み付けは行われない。そして、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ111)、姿勢入力手段6から入力された縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、横姿勢で撮影された画像は横向きに、縦姿勢で撮影された画像は縦向きに再生が行われるようにする。このようにすることによって、レンズ下姿勢で撮影された画像を、撮影時の姿勢に応じて再生表示することが可能となる。
【0038】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について図8のフローチャートに従って説明する。
【0039】
本実施の形態はSW1でレリーズロックした後に、撮影者がカメラ本体の姿勢を変化させてSW2をONした場合の例である。先ず、SW1がONであるか否かを検出する(ステップ201)。SW1がONされたら、姿勢検出スイッチ4により、カメラ本体の姿勢を検出する(ステップ202)。このとき、測光動作、焦点検出動作等も行う。そして、検出されたカメラ本体の姿勢が縦、横姿勢であるか否かを判定する(ステップ203)。縦、横姿勢でなかった場合、つまりレンズ下姿勢であった場合はSW2がONされるまで待機する(ステップ204)。SW2がONされたら再度姿勢検出スイッチ4によりカメラ本体の姿勢を検出し、SW2で検出された姿勢情報をCPU3へと入力し(ステップ205)、撮影が行われる(ステップ206)。
【0040】
このように、SW1のレリーズロックでレンズ下姿勢であった場合には、レリーズロック後にカメラ本体の姿勢が変化した場合でも、SW2で検出された姿勢情報を利用して撮影が行われるため、撮影時の姿勢に応じて制御を行うことができる。そして、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ207)、撮影時のカメラ本体の、縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、横姿勢で撮影された画像は横向きに、縦姿勢で撮影された画像は縦向きに再生を行うようにする。
【0041】
レンズ下姿勢で撮影された画像は横向きに再生される。ステップ203において縦、横姿勢であった場合には、ステップ202で検出された姿勢情報をCPU3へと入力し、一時的に格納する(ステップ208)。次に、SW2がONされるまで待機する(ステップ209)。SW2がONされたら、再度姿勢検出スイッチ4によりカメラ本体の姿勢を検出し、レンズ下姿勢であるか否かを判定する(ステップ210)。カメラ本体の姿勢がレンズ下姿勢でない場合、つまりはSW1からSW2でカメラ本体の姿勢が変化してない、或は縦姿勢から横姿勢、横姿勢から縦姿勢へと変化した場合にはステップ211へと進み、SW2で検出された姿勢検出スイッチ4による姿勢情報をCPU3へ入力し、撮影が行われる(ステップ212)。この場合、カメラ本体は横姿勢、縦姿勢の何れかであるので、その姿勢に応じて、測光評価、ホワイトバランスに重み付けが行われる。
【0042】
そして、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ213)、撮影時のカメラ本体の、縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、横姿勢で撮影された画像は横向きに、縦姿勢で撮影された画像は縦向きに再生を行うようにする。ステップ210において、レンズ下姿勢であった場合、つまりSW1からSW2で縦姿勢或は横姿勢からレンズ下姿勢にカメラ本体の姿勢が変化した場合には、ステップ208で格納されている、SW1で検出された姿勢情報をCPUへと入力し(ステップ214)、撮影が行われる(ステップ215)。
【0043】
そして、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ216)、SW1で検出された縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、SW1で横姿勢であった画像は横向きに、SW1で縦姿勢であった画像は縦向きに再生が行われるようにする。
【0044】
而して、本実施の形態によれば、SW1で縦、横姿勢でカメラを構えた後、レンズ下姿勢にカメラを構え直すことによって、姿勢入力手段を別途設けることなく、レンズ下姿勢で撮影された画像を撮影時の姿勢に応じて再生表示することが可能となる。
【0045】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について図9のフローチャートに従って説明する。
【0046】
先ず、SW1がONであるか否かを検出する(ステップ301)。SW1がONされたら、姿勢検出スイッチ4により、カメラ本体の姿勢を検出する(ステップ302)。このとき、測光動作、焦点検出動作等も行う。
【0047】
次に、SW2がONされるまで待機する(ステップ303)。SW2がONされたら、再度姿勢検出スイッチ4によりカメラ本体の姿勢を検出し、レンズ下姿勢であるか否かを判定する(ステップ304)。カメラ本体の姿勢がレンズ下姿勢でなければ、ステップ305へと進み、姿勢検出スイッチ4による姿勢情報をCPU3へ入力し、撮影が行われる(ステップ306)。この際、横姿勢、縦姿勢に応じて、測光評価、ホワイトバランスに重み付けが行われる。
【0048】
そして、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ307)、撮影時のカメラ本体の、縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、横姿勢で撮影された画像は横向きに、縦姿勢で撮影された画像は縦向きに再生を行うようにする。ステップ304において、レンズ下姿勢であった場合は、レンズ下姿勢であるという姿勢情報がCPU3に入力され、撮影が行われる(ステップ308)。
【0049】
そして、取り込まれた画像データの中に文字が含まれている場合には撮影後の画像からOCR部8により撮影時の縦、横姿勢が判別される(ステップ309)。取り込まれた画像データの中に文字が含まれていない場合には、撮影後の画像にはそのままレンズ下姿勢の姿勢情報が保持される。
【0050】
次に、画像を記録媒体に記録する際には(ステップ310)、OCR部8により判別された縦・横姿勢の姿勢情報も記録し、横姿勢で撮影された画像は横向きに、縦姿勢で撮影された画像は縦向きに再生が行われるようにする。取り込まれた画像データの中に文字が含まれていない場合は、レンズ下姿勢の姿勢状態で撮影されているので、撮影後の画像は横向きに再生される。
【0051】
ステップ309,310におけるOCR部8による判別と再生の略説明図を図10に示す。
【0052】
図10(a)にあるように、撮影画像に対して、文字が90度倒れた横向きにある場合には縦姿勢であると判別され、再生時には90度回転した縦向きで表示される。図10(b)にあるように、撮影画像に対して、文字が倒れることなく縦向きにある場合には横姿勢であると判別され、再生時には横向きで表示される。
【0053】
以上、本実施の形態によれば、レンズ下姿勢時において、文書等のテキストを撮影する場合には、撮影者は縦姿勢、横姿勢を気にすることなく撮影が可能であり、撮影時の姿勢に応じて再生表示することが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、縦姿勢、横姿勢を別途入力可能な姿勢入力手段とを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であるときには、前記姿勢入力手段により入力された姿勢情報を優先してカメラ動作の制御を行うようにしたため、通常の縦姿勢、横姿勢の撮影のみならず、レンズ下姿勢時においても別途姿勢情報を入力することで縦姿勢、横姿勢での撮影が可能となり、縦姿勢で撮影された画像をLCD上に縦位置で表示することができるという効果が得られる。
【0055】
又、カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、初期位置とSW1の半押し状態、SW2の全押し状態との2つの押し込み位置との間を移動自在に保持されているレリーズボタンとを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、SW1で縦姿勢、或は横姿勢が検出された後にカメラ本体が動かされ、レンズ下姿勢が検出された場合には、SW1で検出された姿勢情報に基づいてカメラ動作の制御を行う構成にすることによって、姿勢入力手段を別途設ける必要がなく、通常の縦姿勢においてSW1でレリーズロックした後、レンズ下姿勢へと姿勢を変化させることにより、レンズ下姿勢である場合においても縦姿勢での撮影をすることができるという効果が得られる。
【0056】
更に、カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、取り込まれた画像データの中から1文字に相当するセグメントを切り出して該セグメントごとに個別の文字認識を行う文字認識手段とを備える電子カメラにおいて、前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であり、且つ、取り込まれた画像データの中に文字が含まれているときには、前記文字認識手段により認識される文字の向きからカメラ本体の縦姿勢、横姿勢を検出し、その姿勢情報に基づいてカメラ動作の制御を行うようにしたため、レンズ下姿勢時において、文書等のテキストを撮影する場合には、撮影者は縦姿勢、横姿勢を気にすることなく撮影することができる効果という効果が得られる。
【0057】
又、姿勢検出手段は、動力によって、少なくとも第1及び第2の2つの位置を往復運動できる回転移動体と、該回転移動体の移動位置を判別する光学的検出手段を備えるため、姿勢検出手段の出力変化により、カメラ本体の姿勢を検出することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子カメラのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る姿勢検出スイッチの構成図である。
【図3】姿勢検出スイッチの動作説明図である。
【図4】姿勢検出スイッチのカメラ本体に対する配置図である。
【図5】カメラ本体の姿勢図である。
【図6】カメラ本体の姿勢と姿勢検出スイッチの出力との関係を示した表図である。
【図7】本発明の実施の形態1を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態3を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態3におけるOCR部による姿勢判別の略説明図である。
【符号の説明】
1     撮像光学系
2     CCD固体撮像素子
3     CPU
4     姿勢検出スイッチ
5     レリーズボタン
6     姿勢入力手段
7     LCD
8     OCR部
9     特徴抽出部
10    ヒストグラム生成部
11    辞書照合部
12    第1の姿勢検出スイッチ
13    第2の姿勢検出スイッチ

Claims (4)

  1. カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、縦姿勢、横姿勢を別途入力可能な姿勢入力手段とを備える電子カメラにおいて、
    前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であるときには、前記姿勢入力手段により入力された姿勢情報を優先してカメラ動作の制御を行うことを特徴とする電子カメラ。
  2. カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、初期位置とSW1の半押し状態、SW2の全押し状態との2つの押し込み位置との間を移動自在に保持されているレリーズボタンとを備える電子カメラにおいて、
    前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、SW1で縦姿勢或は横姿勢が検出された後にカメラ本体が動かされ、レンズ下姿勢が検出された場合には、SW1で検出された姿勢情報に基づいてカメラ動作の制御を行うことを特徴とする電子カメラ。
  3. カメラ本体の縦姿勢、横姿勢、レンズ下姿勢を検出する姿勢検出手段と、取り込まれた画像データの中から1文字に相当するセグメントを切り出して該セグメントごとに個別の文字認識を行う文字認識手段とを備える電子カメラにおいて、
    前記姿勢検出手段の検出結果が縦姿勢、横姿勢であるときには、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいてカメラ動作の制御を行い、前記姿勢検出手段の検出結果がレンズ下姿勢であり、且つ、取り込まれた画像データの中に文字が含まれているときには、前記文字認識手段により認識される文字の向きからカメラ本体の縦姿勢、横姿勢を検出し、その姿勢情報に基づいてカメラ動作の制御を行うことを特徴とする電子カメラ。
  4. 前記姿勢検出手段は、動力によって、少なくとも第1及び第2の2つの位置を往復運動できる回転移動体と、該回転移動体の移動位置を判別する光学的検出手段を備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載の電子カメラ。
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