JP2004088285A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【効果】補間R画像データ,補間G画像データおよび補間B画像データに基づく出力画像にモワレが生じることはない。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像処理装置に関し、特にたとえばディジタルカメラに適用され、複数色の色情報信号からなるカラー画像信号を処理する、画像処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】
多くのディジタルカメラでは、R(Red),G(Green)およびB(Blue)の色要素が図2に示す要領でモザイク状に配置された原色フィルタが、イメージセンサの受光面に装着される。したがって、撮影された被写体の生画像データを形成する各画素は、R,GおよびBのいずれか1つの色情報しか持たない。色分離回路は、かかる生画像データに色分離つまり補間を施し、これによって各画素がR,GおよびBの全ての色情報を有する補間画像データが生成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図2に示す原色フィルタでは各々の色要素の比率がR:G:B=1:2:1であり、G要素とR要素およびB要素との間で空間周波数が異なる。すると、生画像データに含まれるG画素の空間周波数もまた、B画素およびG画素の空間周波数と異なる。換言すれば、R画素からなるR画像データの解像度またはB画素からなるB画像データの解像度は、G画素からなるG画像データの解像度の1/2である。
【0004】
色分離回路は、このようなR画素,G画素およびB画素に対する色分離によって、空間周波数が互いに等しい補間R画素,補間G画素および補間B画素を生成する。つまり、補間R画素からなる補間R画像データと補間G画素からなる補間G画像データと補間B画素からなる補間B画像データとの間で、解像度が互いに一致される。すると、図11に示すように補間G画像データと補間R画像データまたは補間B画像データとの間でレベル−周波数特性にずれが生じ、出力画像のエッジ部分にモワレが発生してしまう。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、色フィルタに配置された各色の色要素の解像度に差異があるときに出力画像にモワレが発生するのを防止することができる、画像処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、第1解像度の第1色情報信号と第1解像度よりも小さい第2解像度の第2色情報信号とを含む画像信号を入力する入力手段、第1色情報信号の解像度を第1解像度から第3解像度に増大させる第1解像度変換手段、第2色情報信号の解像度を第2解像度から第3解像度に増大させる第2解像度変換手段、および第3解像度の第1色情報信号の周波数特性と第3解像度の第2色情報信号の周波数特性とを画像信号のエッジ成分に基づいて互いに一致させる一致手段を備える、画像処理装置である。
【0007】
【作用】
入力手段によって入力される画像信号は、第1解像度の第1色情報信号と第1解像度よりも小さい第2解像度の第2色情報信号とを含む。このうち、第1色情報信号の解像度は、第1解像度変換手段によって第1解像度から、第1解像度および第2解像度よりも大きい第3解像度に増大され、第2色情報信号の解像度は、第2解像度変換手段によって第2解像度から第3解像度に増大される。一致手段は、第3解像度の第1色情報信号の周波数特性と第3解像度の第2色情報信号の周波数特性とを画像信号のエッジ成分に基づいて互いに一致させる。
【0008】
これによって、出力画像のエッジ部分にモワレが生じることはない。
【0009】
好ましくは、一致手段は、画像信号のエッジ成分を検出し、検出されたエッジ成分を第3解像度の第2色情報信号に加算する。これによって、出力画像のエッジの鈍化が防止される。
【0010】
入力手段が被写体を撮影する撮影手段を含む場合、画像信号は撮影手段によって撮影された被写体の生画像信号である。生画像信号に対して周波数特性の一致処理を施すことで、モワレを効果的に防止することができる。
【0011】
なお、好ましくは、第1色情報信号はグリーンの色情報を有し、前記第2色情報信号はレッドおよびブルーのいずれか一方の色情報を有する。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、第3解像度の第1色情報信号の周波数特性と第3解像度の第2色情報信号の周波数特性とを画像信号のエッジ成分に基づいて互いに一致させるようにしたため、色フィルタに配置された各色の色要素の解像度に差異があるときに出力画像のエッジ部分にモワレが発生するのを防止することができる。
【0013】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【実施例】
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、受光面に色フィルタ12が装着されたイメージセンサ14を含む。被写体の光学像は、色フィルタ12を介してイメージセンサ14の受光面に入射する。
【0015】
色フィルタ12は、図2に示すような原色ベイヤ配列のフィルタである。下から上に眺めると、奇数番目の水平ラインにはR要素およびG要素が交互に配置され、偶数番目の水平ラインにはG要素およびB要素が交互に配置される。また、左から右に眺めると、奇数番目の垂直列にはR要素およびG要素が交互に配置され、偶数番目の垂直列にはG要素およびB要素が交互に配置される。したがって、G要素の空間周波数はR要素の空間周波数またはB要素の空間周波数の2倍である。換言すれば、R要素の解像度およびB要素の解像度は互いに一致するが、G要素の解像度はR要素またはB要素の解像度の2倍である。
【0016】
色フィルタ12を形成する複数の色要素は、イメージセンサ14の受光面に配置された複数の受光素子と1対1で対応する。したがって、各々の受光素子で光電変換によって生成される電荷は、R,GおよびBのいずれか1つの色情報のみを有する。
【0017】
以下の説明では、イメージセンサ14の全面に配置された複数の受光素子で生成される電荷を“生画像信号”と定義し、生画像信号のディジタルデータを“生画像データ”と定義する。また、各々の受光素子で生成される電荷を“画素信号”と定義し、画素信号のディジタルデータを“画素データ”と定義する。
【0018】
さらに、生画像データのうち、Rの色情報を有する画像データを“R画像データ”と定義し、Gの色情報を有する画像データを“G画像データ”と定義し、Bの色情報を有する画像データを“B画像データ”と定義する。さらにまた、生画像データを形成する画素データのうち、Rの色情報を有する画素データを“R画素データ”と定義し、Gの色情報を有する画素データを“G画素データ”と定義し、Bの色情報を有する画素データを“B画素データ”と定義する。
【0019】
また、後述する補間処理回路46によって生成される画像データを“補間画像データ”と定義し、補間画像データを形成する各々の画素データを“補間画素データ”と定義する。さらに、補間画像データのうち、Rの色情報を有する画像データを“補間R画像データ”と定義し、Gの色情報を有する画像データを“補間G画像データ”と定義し、Bの色情報を有する画像データを“補間B画像データ”と定義する。さらにまた、補間画素データのうち、Rの色情報を有する画素データを“補間R画素データ”と定義し、Gの色情報を有する画素データを“補間G画素データ”と定義し、Bの色情報を有する画素データを“補間B画素データ”と定義する。
【0020】
さらに、R画像データの解像度を“R解像度”と定義し、G画像データの解像度を“G解像度”と定義し、B画像データの解像度を“B解像度”と定義する。また、補間R画像データの解像度を“補間R解像度”と定義し、補間G画像データの解像度を“補間G解像度”と定義し、補間B画像データの解像度を“補間B解像度”と定義する。
【0021】
図1に戻って、シャッタボタン36が操作されると、TG(Timing Generator)18がCPU34によって起動される。イメージセンサ14によって生成された生画像信号はTG18によってプログレッシブスキャン方式で読み出され、読み出された生画像信号はCDS/AGC/AD回路16で相関2重サンプリング,自動ゲイン調整およびA/D変換の一連の処理を施される。これによって、ディジタル信号である生画像データが、CDS/AGC/AD回路16から出力される。出力された生画像データは、白バランス調整回路20による白バランス調整およびγ補正回路22によるγ補正を経て、信号処理回路24に与えられる。
【0022】
信号処理回路24では、色分離処理(補間処理)およびアパーチャ生成処理が実行される。各々の処理は後段で詳しく説明するが、補間処理によって補間画像データが生成され、アパーチャ生成処理によってアパーチャデータつまりエッジデータが生成される。生成された補間画像データおよびアパーチャデータはエッジ強調回路26に与えられ、補間画像データがアパーチャデータに基づくエッジ強調を施される。エッジが強調された補間画像データは、その後YUV変換回路28によってRGB形式からYUV形式に変換される。YUV形式に変換された画像データつまりYUV画像データは、記録処理回路30によってJPEG圧縮を施された後、記録媒体32に記録される。
【0023】
信号処理回路24は、図3に示すように構成される。γ補正回路22から出力された生画像データは、直接2次元レジスタアレイ44に入力されるとともに、1H遅延線38,40および42を経て2次元レジスタアレイ44に入力される。つまり、垂直方向に連続する4ラインの生画像データが同時に2次元レジスタアレイ44に入力され、同時に入力される4ラインは1ライン期間に1ラインの割合で更新される。
【0024】
2次元レジスタアレイ44は、入力された4ラインの生画像データから水平4画素×垂直4ラインの画素データを抽出し、抽出した画素データを補間処理回路46およびアパーチャ生成回路48に与える。補間処理回路46は、与えられた画素データに基づいて補間R画素データ,補間G画素データおよび補間B画素データを生成し、アパーチャ生成回路48は、与えられた画素データに基づいてアパーチャデータを生成する。
【0025】
補間処理回路46から同時に出力される補間R画素データ,補間G画素データおよび補間B画素データは同じ画素に対応する。つまり、補間処理回路46によって、各画素がR,GおよびBの全ての色情報を有する補間画像データが生成される。換言すれば、補間画像データを形成する補間R画像データ,補間G画像データおよび補間B画像データの解像度、つまり補間R解像度,補間G解像度および補間B解像度は、互いに等しい。また、この解像度は、R画像データの解像度つまりR解像度、G画像データの解像度つまりG解像度およびB画像データの解像度つまりB解像度のいずれよりも高い。
【0026】
補間R画素データ,補間G画素データおよび補間B画素データのうち、補間G画素データはそのままYUV変換回路28に出力され、補間R画素データおよび補間B画素データは加算器50および52を介してYUV変換回路28に出力される。また、アパーチャ生成回路48から出力されたアパーチャデータは、そのままYUV変換回路28に出力されるとともに、掛け算器54を介して加算器50および52に与えられる。
【0027】
掛け算器54は、アパーチャデータに所定値を掛け算してゲインを調整する。ゲインが調整されたアパーチャデータは、加算器50によって補間R画素データと加算され、加算器52によって補間B画素データと加算される。これによって、補間R画像データおよび補間B画像データのレベル−周波数特性が補正される。
【0028】
上述のように、色フィルタ12に形成されたG要素とR要素またはB要素との間では空間周波数にずれがあるため、生画像データを形成するG画素とR画素またはB画素との間でも空間周波数にずれが生じる。かかる生画像データの補間処理によって生成される補間画像データでは、補間R画素,補間G画素および補間B画素の空間周波数が互いに一致される。このため、補間R画像データ,補間G画像データおよび補間B画像データは、図11に示すレベル−周波数特性を有することとなる。つまり、補間R画像データおよび補間B画像データのレベルが、ある周波数帯域において補間G画像データよりも低下する。
【0029】
この実施例では、このレベル低下を解消するために、ゲインが調整されたアパーチャデータを補間R画像データおよび補間B画像データに加算するようにしている。この結果、加算器50および52からそれぞれ出力される補間R画像データおよび補間B画像データのレベル−周波数特性は、図12に示すように補間処理回路46から出力される補間G画像データのレベル−周波数特性と一致する。この結果、補間画像データに基づく出力画像のエッジ部分におけるモワレの発生を防止することができる。
【0030】
2次元レジスタアレイ44は、図4に示すように構成される。連続する4ラインのうち、最初のライン(ラインN)を形成する画素データはレジスタ44a〜44cによって1画素毎にシフトされ、2番目のライン(ラインN+1)を形成する画素データはレジスタ44d〜44fによって1画素毎にシフトされ、3番目のライン(ラインN+2)を形成する画素データはレジスタ44g〜44iによって1画素毎にシフトされ、そして4番目のライン(ラインN+3)を形成する画素データはレジスタ44j〜44mによって1画素毎にシフトされる。したがって、水平4画素×垂直4ラインの画素データd00〜d33が2次元レジスタアレイ44から同時に出力され、同時に出力される水平4画素は1画素期間に1画素の割合で更新される。
【0031】
補間処理回路46は、図5に示すように構成される。セレクタ46aは、2次元レジスタアレイ44から画素データd00〜d33を取り込み、その一部を端子S1〜S8から出力する。端子S1およびS2から出力された画素データは加算器46bで互いに加算される。端子S3から出力された画素データは、掛け算器46cで“2”と掛け算される。加算器46bから出力された加算データおよび掛け算器46cから出力された掛け算データは、加算器46dで互いに加算される。
【0032】
端子S4から出力された画素データは掛け算器46eで“2”と掛け算され、端子S5から出力された画素データは掛け算器46fで“2”と掛け算される。掛け算器46eおよび46fから出力された掛け算データは、加算器46gで互いに加算される。
【0033】
端子S6およびS7から出力された画素データは加算器46hで互いに加算される。端子S8から出力された画素データは、掛け算器46iで“2”と掛け算される。加算器46hから出力された加算データおよび掛け算器46iから出力された掛け算データは、加算器46jで互いに加算される。
【0034】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図7(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd01が端子S1から出力され、画素データd23が端子S2から出力され、そして画素データd21が端子S3から出力される。また、画素データd11が端子S4から出力され、画素データd22が端子S5から出力される。さらに、画素データd10が端子S6から出力され、画素データd32が端子S7から出力され、そして画素データd12が端子S8から出力される。これによって、図7(B)に黒丸で示す位置の補間R画素データが加算器46dから出力され、図7(C)に黒丸で示す位置の補間G画素データが加算器46gから出力され、そして図7(D)に黒丸で示す位置の補間B画素データが加算器46jから出力される。
【0035】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図8(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd02が端子S1から出力され、画素データd20が端子S2から出力され、そして画素データd22が端子S3から出力される。また、画素データd12が端子S4から出力され、画素データd21が端子S5から出力される。さらに、画素データd13が端子S6から出力され、画素データd31が端子S7から出力され、そして画素データd11が端子S8から出力される。これによって、図8(B)に黒丸で示す位置の補間R画素データが加算器46dから出力され、図8(C)に黒丸で示す位置の補間G画素データが加算器46gから出力され、そして図8(D)に黒丸で示す位置の補間B画素データが加算器46jから出力される。
【0036】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図9(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd13が端子S1から出力され、画素データd31が端子S2から出力され、そして画素データd11が端子S3から出力される。また、画素データd12が端子S4から出力され、画素データd21が端子S5から出力される。さらに、画素データd02が端子S6から出力され、画素データd20が端子S7から出力され、そして画素データd22が端子S8から出力される。これによって、図9(B)に黒丸で示す位置の補間R画素データが加算器46dから出力され、図9(C)に黒丸で示す位置の補間G画素データが加算器46gから出力され、そして図9(D)に黒丸で示す位置の補間B画素データが加算器46jから出力される。
【0037】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図10(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd01が端子S1から出力され、画素データd23が端子S2から出力され、そして画素データd21が端子S3から出力される。また、画素データd11が端子S4から出力され、画素データd22が端子S5から出力される。さらに、画素データd10が端子S6から出力され、画素データd32が端子S7から出力され、そして画素データd12が端子S8から出力される。これによって、図10(B)に黒丸で示す位置の補間R画素データが加算器46dから出力され、図10(C)に黒丸で示す位置の補間G画素データが加算器46gから出力され、そして図10(D)に黒丸で示す位置の補間B画素データが加算器46jから出力される。
【0038】
アパーチャ生成回路48は、図6に示すように構成される。セレクタ46bは、2次元レジスタアレイ44から画素データd00〜d33を取り込み、その一部を端子S11〜S18から出力する。端子S11およびS12から出力された画素データは加算器48bで互いに加算され、端子S13およびS14から出力された画素データは加算器48cで互いに加算され、そして端子S15およびS16から出力された画素データは加算器48dで互いに加算される。加算器48cおよび48dから出力された加算データは加算器48eで互いに加算され、加算器48bおよび48eから出力された加算データは加算器48fで互いに加算される。
【0039】
一方、端子S17から出力された画素データは掛け算器48gによって“3”と掛け算され、端子S18から出力された画素データは掛け算器48hによって“3”と掛け算される。掛け算器48gおよび48hから出力された掛け算データは、加算器48iによって互いに加算される。引き算器48jは、加算器48fおよび48iから出力された加算データに引き算を施す。つまり、加算器48iの出力から加算器48fの出力を引き算する。
【0040】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図7(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd00が端子S11から出力され、画素データd02が端子S12から出力され、画素データd13が端子S13から出力され、画素データd20が端子S14から出力され、画素データd31が端子S15から出力され、そして画素データd33が端子S16から出力される。また、画素データd11が端子S17から出力され、画素データd22が端子S18から出力される。これによって、図7(E)に黒丸で示す位置のアパーチャデータが引き算器48jから出力される。
【0041】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図8(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd01が端子S11から出力され、画素データd03が端子S12から出力され、画素データd10が端子S13から出力され、画素データd23が端子S14から出力され、画素データd30が端子S15から出力され、そして画素データd32が端子S16から出力される。また、画素データd12が端子S17から出力され、画素データd21が端子S18から出力される。これによって、図8(E)に黒丸で示す位置のアパーチャデータが引き算器48jから出力される。
【0042】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図9(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd01が端子S11から出力され、画素データd03が端子S12から出力され、画素データd10が端子S13から出力され、画素データd23が端子S14から出力され、画素データd30が端子S15から出力され、そして画素データd32が端子S16から出力される。また、画素データd12が端子S17から出力され、画素データd21が端子S18から出力される。これによって、図9(E)に黒丸で示す位置のアパーチャデータが引き算器48jから出力される。
【0043】
2次元レジスタアレイ44から取り込んだ画素データd00〜d33が図10(A)に示す色情報を有する場合は、画素データd00が端子S11から出力され、画素データd02が端子S12から出力され、画素データd13が端子S13から出力され、画素データd20が端子S14から出力され、画素データd31が端子S15から出力され、そして画素データd33が端子S16から出力される。また、画素データd11が端子S17から出力され、画素データd22が端子S18から出力される。これによって、図10(E)に黒丸で示す位置のアパーチャデータが引き算器48jから出力される。
【0044】
以上の説明から分かるように、信号処理回路24に入力される生画像データは、R解像度のR画像データ,G解像度のG画像データおよびB解像度のB画像データを含む。ここで、R解像度およびB解像度の各々は、G解像度よりも低い。補間回路46は、R画像データに補間処理を施して補間R画像データを生成し、G画像データに補間処理を施して補間G画像データを生成し、そしてB画像データに補間処理を施して補間B画像データを生成する。補間R画像データは補間R解像度を有し、補間G画像データは補間G解像度を有し、そして補間B画像データは補間G解像度を有する。ここで、補間R解像度,補間G解像度および補間B解像度は互いに等しく、かつこの解像度はR解像度,G解像度およびB解像度のいずれよりも高い。
【0045】
アパーチャ生成回路48は、入力された生画像データに基づいてアパーチャデータつまりエッジデータを生成し、掛け算器54は生成されたアパーチャデータのゲインを調整する。調整されたアパーチャデータは、加算器50および52によって補間R画像データおよび補間B画像データと加算される。これによって、補間R画像データおよび補間B画像データのレベル−周波数特性が、補間G画像データのレベル−周波数特性と一致する。したがって、補間R画像データ,補間G画像データおよび補間B画像データに基づく出力画像にモワレが生じることはない。
【0046】
なお、この実施例では、プログレッシブスキャン型のイメージセンサを用いて説明したが、これに代えてインタレーススキャン型のイメージセンサを用いるようにしてもよい。ただし、この場合は、イメージセンサから出力された生画像データのスキャン態様をインタレーススキャン態様からプログレッシブスキャン態様に変換する必要がある。また、この実施例では、原色ベイヤ配列の色フィルタを用いているが、色要素の空間周波数が複数色の間でずれた配列である限り、原色ベイヤ配列に限られないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1実施例に適用される色フィルタの一例を示す図解図である。
【図3】図1実施例に適用される信号処理回路の一例を示すブロック図である。
【図4】図3実施例に適用される2次元レジスタアレイの一例を示すブロック図である。
【図5】図3実施例に適用される補間処理回路の一例を示すブロック図である。
【図6】図3実施例に適用されるアパーチャ信号生成回路の一例を示すブロック図である。
【図7】(A)は補間処理を施される色ブロックの一例を示す図解図であり、(B)はR画素に対する重み付け係数の一例を示す図解図であり、(C)はG画素に対する重み付け係数の一例を示す図解図であり、(D)はB画素に対する重み付け係数の一例を示す図解図である。
【図8】(A)は補間処理を施される色ブロックの他の一例を示す図解図であり、(B)はR画素に対する重み付け係数の他の一例を示す図解図であり、(C)はG画素に対する重み付け係数の他の一例を示す図解図であり、(D)はB画素に対する重み付け係数の他の一例を示す図解図である。
【図9】(A)は補間処理を施される色ブロックのその他の一例を示す図解図であり、(B)はR画素に対する重み付け係数のその他の一例を示す図解図であり、(C)はG画素に対する重み付け係数のその他の一例を示す図解図であり、(D)はB画素に対する重み付け係数のその他の一例を示す図解図である。
【図10】(A)は補間処理を施される色ブロックのさらにその他の一例を示す図解図であり、(B)はR画素に対する重み付け係数のさらにその他の一例を示す図解図であり、(C)はG画素に対する重み付け係数のさらにその他の一例を示す図解図であり、(D)はB画素に対する重み付け係数のさらにその他の一例を示す図解図である。
【図11】補間R画像データ,補間G画像データおよび補間B画像データのレベル−周波数特性の一例を示すグラフである。
【図12】補間R画像データ,補間G画像データおよび補間B画像データのレベル−周波数特性の他の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10…ディジタルカメラ
12…原色フィルタ
14…イメージセンサ
24…信号処理回路
26…エッジ強調回路
38,40,42…1H遅延線
44…2次元レジスタアレイ
46…補間処理回路
48…アパーチャ信号生成回路
50,52…加算器
54…掛け算器
Claims (4)
- 第1解像度の第1色情報信号と前記第1解像度よりも小さい第2解像度の第2色情報信号とを含む画像信号を入力する入力手段、
前記第1色情報信号の解像度を前記第1解像度から第3解像度に増大させる第1解像度変換手段、
前記第2色情報信号の解像度を前記第2解像度から前記第3解像度に増大させる第2解像度変換手段、および
前記第3解像度の第1色情報信号の周波数特性と前記第3解像度の第2色情報信号の周波数特性とを前記画像信号のエッジ成分に基づいて互いに一致させる一致手段を備える、画像処理装置。 - 前記一致手段は、前記画像信号のエッジ成分を検出する検出手段、および前記検出手段によって検出されたエッジ成分を前記第3解像度の第2色情報信号に加算する加算手段を含む、請求項1記載の画像処理装置。
- 前記入力手段は被写体を撮影する撮影手段を含み、前記画像信号は前記撮影手段によって撮影された被写体の生画像信号である、請求項1または2記載の画像処理装置。
- 前記第1色情報信号はグリーンの色情報を有し、前記第2色情報信号はレッドおよびブルーのいずれか一方の色情報を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
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