JP2004086500A - 通信端末、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信した電子メールの重要度を、通信端末の使用者の手を煩わせることなく電子メールの受信者に示す
【解決手段】CPU110は、電子メールを受信すると、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスと、受信した電子メールのヘッダの宛先を指定するためのフィールド(To/Cc/Bcc)に記述されている電子メールアドレスとを比較し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレスがいずれのフィールドに記述されているか判断する。CPU110は、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレスが記述されていたフィールドに基づいて画像データを読み出し、読み出した画像データに基づいた画像を表示する。
【選択図】 図6
【解決手段】CPU110は、電子メールを受信すると、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスと、受信した電子メールのヘッダの宛先を指定するためのフィールド(To/Cc/Bcc)に記述されている電子メールアドレスとを比較し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレスがいずれのフィールドに記述されているか判断する。CPU110は、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレスが記述されていたフィールドに基づいて画像データを読み出し、読み出した画像データに基づいた画像を表示する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの重要度を報知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般的なパーソナルコンピュータに加えて、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末でも電子メールの授受を行うことが可能になり、電子メールの利用者数は増加の一途をたどっている。そして利用者数の増加に伴い、友人との連絡から仕事上の連絡まで様々な連絡に用いられるようになり、日々大量の電子メールを受信する者も増えている。
【0003】
電子メールの送受信を行うための一般的な電子メールアプリケーションは、電子メール本文の表示を行う場合には、まず、受信した電子メールの表題と受信日時と送信者の名前などとを対応付けた一覧を表示し、一覧の中から選択された電子メールの本文を表示するというステップをたどる。通常、電子メールの内容が重要であるかどうかは電子メールの本文を読むまではわからない。しかしながら、電子メールシステムには、電子メールの一覧表示をした段階で、重要な電子メールであるか否かを電子メールの受信者に知らせることができる仕組みが設けられている。具体的には、電子メールアプリケーションは、電子メールのヘッダにおいて、「X−Priority:」という拡張フィールドの後に重要度を示す値が記述されていると、電子メールの一覧表示を行う時に、重要度に応じたアイコンを個々の表題に対応付けて表示する。電子メールアプリケーションの使用者は、このアイコンを見ることにより電子メールの内容が重要であるか判断することが可能となり、重要な電子メールをすぐに開封することができる。
【0004】
また、特開平10−65730号公報には、上述した拡張ヘッダを用いることなく、電子メールの重要度を電子メールクライアントの使用者に知らせる技術が開示されている。上記公報では、電子メールクライアントは、電子メールを受信すると電子メールのヘッダを分析し、自メールアドレスが「To」か「Cc」のいずれのフィールドに記述されているか判断し、受信した電子メールの一覧を表示する際に、自メールアドレスが「To」に記述されているメールには識別記号を付して表示する。電子メールクライアントの使用者は、受信した電子メールが「To」で届いたのか「Cc」で届いたのかを容易に視認することができ、メールを読む順番等の目安となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
受信した電子メールが重要であるか否かを確認するには、電子メールクライアントに電子メールアプリケーションを実現させて、受信した電子メールの一覧表示を行わせる必要がある。一般的なパーソナルコンピュータの場合、複数のアプリケーションを実現させることが可能である。そのため、電子メールアプリケーションを実現したままにしておくことが可能であり、電子メールアプリケーションが実現している最中に電子メールを受信しても即座に一覧表示が行われ、パーソナルコンピュータのユーザは、受信した電子メールの重要度をすぐに知ることができる。
【0006】
しかしながら、携帯電話機のような装置においては、CPUの能力やメモリ容量の関係から、複数のアプリケーションを同時に実行させることが困難である。したがって、携帯電話機の使用者は、使用している携帯電話機が電子メールを受信した場合、電子メールを受信したことを知らせる着信音を契機に電子メールアプリケーションを実現させ、電子メールの一覧表示を行うように電子メールアプリケーションに指示し、電子メールの一覧を表示させることにより、受信した電子メールの重要度をようやく知ることが可能となる。頻繁に電子メールが送られてくる者にとって、受信した電子メールが重要であるか否かを確認するために、その都度、電子メールアプリケーションを実現させるのは非常に不便であった。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、受信した電子メールの重要度を、通信端末の使用者の手を煩わせることなく電子メールの受信者に示すことを可能とする通信端末、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を、種別を示す画像を表示することにより報知する報知手段とを有する通信端末を提供する。
【0009】
また、本発明は、コンピュータ装置を、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を、種別を示す画像を表示することにより報知する報知手段として機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0010】
この発明によれば、通信端末は、受信した電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定し、特定した種別を、種別を示す画像を表示することにより通信端末の使用者に報知する。
【0011】
また、本発明は、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を報知音により報知する報知手段とを有する通信端末を提供する。
【0012】
また、本発明は、コンピュータ装置を、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を報知音により報知する報知手段として機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0013】
この発明によれば、通信端末は、受信した電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定し、特定した種別を示す音を発生させることにより通信端末の使用者に報知する。
【0014】
また、本発明は、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を振動により報知する報知手段とを有する通信端末を提供する。
【0015】
また、本発明は、コンピュータ装置を、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を振動により報知する報知手段として機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0016】
この発明によれば、通信端末は、受信した電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定し、特定した種別を示す振動を発生させることにより通信端末の使用者に報知する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0018】
[1.実施形態の構成]
[1−1.実施形態の全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係わる通信システム10の全体構成を例示する図である。通信システム10には、多数の携帯電話機、メールサーバ装置、パーソナルコンピュータが存在するが、図面が繁雑になるのを防ぐため、図1には携帯電話機100−1〜4、メールサーバ装置400−1〜2、パーソナルコンピュータ600のみを示す。
【0019】
携帯電話機100−1〜4は(以下、個々の携帯電話機を特定する必要のない時は、携帯電話機100と略称する)、一般的な携帯電話機が有する機能と同様の機能を有しており、移動パケット通信網200が提供するデータ通信サービスを受けることができる。
【0020】
移動パケット通信網200は、携帯電話機100と無線通信を行う無線基地局と、無線基地局に接続された交換機と、交換機に接続された関門交換機とを有している(いずれも図示略)。移動パケット通信網200は、移動パケット通信網200を運用する事業者(以下、通信事業者とする)とデータ通信サービスの利用に関して加入契約を結んだ者(以下、加入契約者とする)に対して、パケット通信を用いたデータ通信サービスを提供する。
【0021】
ゲートウェイサーバ装置300は、移動パケット通信網200とインターネット500とを相互接続するものであり、移動パケット通信網200の関門交換機およびインターネット500に接続されている。ゲートウェイサーバ装置300は、インターネット500と移動パケット通信網200との間でパケット通信が行われる際に、移動パケット通信網200内で使用されるプロトコルと、インターネット500にて標準で使用されるプロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)との相互変換を行う。
【0022】
メールサーバ装置400−1は、ゲートウェイサーバ装置300に接続されており、電子メールの配信を行う一般的な電子メールサーバ装置と同様の機能を有している。メールサーバ装置400−1は、移動パケット通信網200を運用する事業者と同じ事業者により運用されている。メールサーバ装置400−1は、電子メールの利用に関して通信事業者と契約を結んだ携帯電話機100の使用者(以下、メール契約者とする)に対して電子メールの配信を行う。メールサーバ装置400−1は、メール契約者の電子メールアドレスを格納するためのメール契約者テーブルTB1を有している。メール契約者テーブルTB1には、メール契約者の氏名に対応付けて、携帯電話機100を一意に識別するための端末識別子と、メール契約者を管理するための管理番号(電話番号)と、通信事業者が携帯電話機100の使用者に付与した電子メールアドレスとが、図2に例示したフォーマットで格納されている。メールサーバ装置400−1は、電子メールを記憶するための記憶領域であるメールボックスをメール契約者に付与した電子メールアドレス毎に確保している。メールサーバ装置400−1は、契約者に付与された電子メールアドレスを宛先とした電子メールを受信すると、宛先として指定された電子メールアドレスに対応するメールボックスに、受信した電子メールを記憶する。
【0023】
PC600は、パケット通信を行うことができる一般的なデスクトップ型のコンピュータであり、インターネット500に接続されている。PC600は、電子メールの作成・開封や、電子メールの送受信を行う一般的な電子メールアプリケーションを実現するための電子メールプログラムを有している。PC600は、電子メールプログラムを実行することにより、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)などのプロトコルを用いて電子メールの送受信を行う。PC600には、PC600の使用者に付与された電子メールアドレス「zzz@xyz.co.jp」が記憶されている。インターネット500には、PC600が電子メールの送受信のために利用する一般的なメールサーバ装置400−2が接続されており、PC600は、このメールサーバ装置400−2を利用して、電子メールの授受を行う。
【0024】
[1−2.携帯電話機の構成]
図3は、携帯電話機100のハードウェア構成を例示するブロック図である。図3に示したように、アンテナ103を除く携帯電話機100の各部は、バス101に接続されている。携帯電話機100の各部は、このバス101を介して各部間でデータの授受を行う。
【0025】
通信部102は、通信インターフェースとしての機能を有しており、CPU(Central Processing Unit)110の制御の下、通信部102に接続されているアンテナ103を介して、移動パケット通信網200を構成している無線基地局との間で無線通信を行う。通信部102は、CPU110から出力された信号を無線基地局へ送信する一方、無線基地局から送信された信号をCPU110へ出力する。操作部104は、図示を省略したテンキーなどの複数のキーを有している。携帯電話機100の使用者が、操作部104のキーを押下すると、押下されたキーを示す信号が操作部104からCPU110へ出力される。表示部105は、例えば図示を省略した液晶表示ディスプレイおよび液晶表示ディスプレイの表示制御を行う制御回路を有しており、CPU110の制御の下、文字やグラフィック画面、携帯電話機100を操作するためのメニュー画面などを液晶ディスプレイに表示する。
【0026】
不揮発性メモリ106は、携帯電話機100を制御するためのデータと、携帯電話機100を一意に識別するための端末識別子および通信事業者が携帯電話機100の使用者に付与した電子メールアドレスとを記憶している。図4は、携帯電話機100−1〜4と、携帯電話機100−1〜4の各々の不揮発性メモリ106に記憶されている端末識別子および電子メールアドレスとの対応関係を示す図であり、各々の不揮発性メモリ106には、図4に示した電子メールアドレスが記憶されている。また、不揮発性メモリ106は、図5に例示したアイコンPIC1〜3を液晶ディスプレイに表示させるための画像データファイルを記憶している。ファイル名が「icon1.gif」であるファイルはアイコンPIC1を、ファイル名が「icon2.gif」であるファイルはアイコンPIC2を、ファイル名が「icon3.gif」であるファイルはアイコンPIC3を表示させるためのデータである。また、不揮発性メモリ106には、電子メールを記憶するためのメール記憶領域が設けられており、携帯電話機100が受信した電子メールは、このメール記憶領域に記憶される。
【0027】
報知部107は、図示を省略したスピーカ、発光ダイオード、携帯電話機100を振動させるためのモータなどを有している。報知部107は、CPU110の制御の下、上述したモータを用いて携帯電話機100を振動させたり、スピーカを用いた報知音の発生、発光ダイオードの点滅などを行う。
【0028】
ROM(Read Only Memory)108には、CPU110により実行されるプログラムや各種ソフトウェアが記憶されている。CPU110には、例えば、携帯電話機100の各部の初期化を行うための初期化プログラムや、携帯電話機100の全体を制御するためのOS(Operating System)ソフトウェア、電子メールの作成・開封や送受信を行うための電子メールプログラムなどが記憶されている。
【0029】
CPU110は、携帯電話機100の各部を制御するものであり、図示を省略したバッテリーから電力が供給されると、ROM108から初期化ソフトウェアを読み出して起動し、RAM(Random Access Memory)109を作業エリアとして携帯電話機100各部の初期化を行う。CPU110は、各部の初期化を終了すると、OSソフトウェアを起動する。
【0030】
OSソフトウェアを実行しているCPU110は、CPU110に入力される信号に応じた処理を行う。例えば、携帯電話機100の使用者が、操作部104が有するキーを押下すると、CPU110は、操作部104から出力された信号と表示部105に表示されている画面とに基づいて使用者の指示を特定し、使用者の指示に応じた処理を行う。
【0031】
OSは、電子メールを受信した時に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのかを表示する機能を有している。
【0032】
図6は、携帯電話機100が電子メールを受信した時にCPU110が行う処理の流れを例示するフローチャートである。この図に示したように、CPU110は、電子メールを受信すると携帯電話機100の使用者に付与された電子メールアドレスを不揮発性メモリ106から読み出し、受信した電子メールの送信者が、読み出した電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのかを特定する。CPU110は、読み出した電子メールアドレスがいずれのフィールドに記述されて送信されたかを特定すると、特定されたフィールドを表すアイコンを表示するための画像データを用い、表示部105を制御して、特定されたフィールドを表すアイコンを液晶ディスプレイに表示する。上述した処理を行うために、不揮発性メモリ106は、フィールド名「To」/「Cc」/「Bcc」と画像データファイルとを対応付けた対応テーブルTB2を、図7に示したフォーマットで記憶している。
【0033】
[2.動作例]
次に、上述した通信システム10の動作例について説明する。PC600の使用者が、携帯電話機100の使用者に付与された電子メールアドレスを宛先として電子メールを送信すると、OSソフトウェアを実行している携帯電話機100は、PC600から送信された電子メールを受信する。携帯電話機100の使用者は、携帯電話機100が電子メールを受信すると、受信した電子メールを開封することを試みる。以下、PC600から送信された電子メールが、携帯電話機100−1〜3にて開封されるまでの動作例について説明する。
【0034】
[2−1.電子メールの送信]
PC600の使用者が、電子メールアプリケーションが実現されているPC600において、電子メールの作成および送信を行うための画面を表示させる旨の操作を行うと、PC600では、図8に例示した画面が表示される。PC600の使用者は、携帯電話機100−1〜4の使用者に電子メールを送るために、テキストボックスBX10に電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」と「ddd@abc.ne.jp」、テキストボックスBX11に「bbb@abc.ne.jp」、テキストボックスBX12に「ccc@abc.ne.jp」、テキストボックスBX13に電子メールの表題「Staff Info」、テキストボックスBX14に電子メールの本文を入力する操作を行う。
【0035】
次に、PC600の使用者が、電子メールを送信するための「送信」ボタンBT10をクリックする旨の操作を行うと、PC600は、テキストボックスBX14に入力された本文を内包する電子メールを生成し、この電子メールのヘッダの「From」フィールドに「zzz@xyz.co.jp」、「To」フィールドに「aaa@abc.ne.jp」と「ddd@abc.ne.jp」、「Cc」フィールドに「bbb@abc.ne.jp」、「Bcc」フィールドに「ccc@abc.ne.jp」、「Subject」フィールドに「Staff Info」を記述する。この電子メールは、PC600から送信され、インターネット500、メールサーバ装置400−2およびゲートウェイサーバ装置300を介して、メールサーバ装置400−1へ送信される。メールサーバ装置400−1は、この電子メールを受信すると、受信した電子メールのヘッダを参照し、「To」フィールド、「Cc」フィールドおよび「Bcc」フィールドに記述された電子メールアドレスに対応するメールボックスに、受信した電子メールを記憶する。なお、電子メールのヘッダに記述された「Bcc」フィールドおよびこのフィールドに対応付けて記述された電子メールアドレスは、メールサーバ装置400−1が電子メールをメールボックスに格納する際に削除され、電子メールのヘッダは図9に示したようになる。
【0036】
次に、メールサーバ装置400−1は、メールボックスに電子メールを記憶したことを通知するための着信通知メッセージを生成する。このメッセージは、メールサーバ装置400−1から送信され、携帯電話機100−1〜4にて受信される。
【0037】
[2−2.電子メールの表示]
[2−2−1.携帯電話機100−1による電子メールの受信と表示]
PC600が「To」フィールドに記述した電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」を付与されている者が所有している携帯電話機100−1のCPU110は、着信通知メッセージを受信すると、メールボックスに記憶されている電子メールを要求する旨の要求メッセージを生成する。このメッセージには、携帯電話機100−1の不揮発性メモリ106に記憶されている端末識別子「MS0001」が内包される。生成されたメッセージは、メールサーバ装置400−1を宛先として携帯電話機100−1から送信され、メールサーバ装置400−1にて受信される。
【0038】
メールサーバ装置400−1は、受信した要求メッセージに内包されている端末識別子を抽出し、抽出した端末識別子をキーにしてメール契約者テーブルTB1を検索する。メールサーバ装置400−1は、メール契約者テーブルTB1に格納されている端末識別子「MS0001」を見つけると、端末識別子に対応付けて格納されている電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」をメール契約者テーブルTB1から読み出す。次にメールサーバ装置400−1は、読み出した電子メールアドレスに対応するメールボックスに記憶されている電子メールを読み出す。読み出された電子メールは携帯電話機100−1を宛先としてメールサーバ装置400−1から送信され、携帯電話機100−1にて受信される。携帯電話機100−1のCPU110は、受信した電子メールを不揮発性メモリ106に記憶する。
【0039】
CPU110は、電子メールを不揮発性メモリ106に記憶すると、電子メールを受信したことを携帯電話機100−1の使用者に知らせるために、報知部107のスピーカを制御して報知音を発生させる。次に、CPU110は、携帯電話機100−1の使用者に付与されている電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」を不揮発性メモリ106から読み出す(ステップSA1)。次に、CPU110は、メール記憶領域から読み出した電子メールのヘッダを参照し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」が、「To」/「Cc」のいずれのフィールドに記述されているかを判断する。携帯電話機100−1が受信した電子メールのヘッダには、図9に示したように、「To」フィールドに「aaa@abc.ne.jp」が記述されている(ステップSA2:YES)。CPU110は、「To」をキーにして対応テーブルTB2を検索し、「To」に対応付けて格納されている画像データファイル(ファイル名:icon1.gif)を対応テーブルTB2から読み出す(ステップSA3)。CPU110は、この読み出したデータに基づいて表示部105を制御し、アイコンPIC1を液晶ディスプレイに表示させる(ステップSA7)。
【0040】
以上説明したように、表示部105の液晶ディスプレイには図5に例示したアイコンPIC1が表示されるので、携帯電話機100−1の使用者は、携帯電話機100−1の使用者に付与された電子メールアドレスが「To」フィールドに記述されて送信されたことを知る。
【0041】
[2−2−2.携帯電話機100−2による電子メールの受信と表示]
次に、PC600が「Cc」フィールドに記述した電子メールアドレス「bbb@abc.ne.jp」を付与されている者が所有している携帯電話機100−2が、電子メールを受信し、受信した電子メールを表示する時の動作例について説明する。電子メールを受信した携帯電話機100−2が報知音を発生させるまでの動作は、携帯電話機100−1が報知音を発生させるまでの動作と同じであるため、その説明を省略する。
【0042】
CPU110は、報知音を発生させると、携帯電話機100−2の使用者に付与されている電子メールアドレス「bbb@abc.ne.jp」を不揮発性メモリ106から読み出す(ステップSA1)。次に、CPU110は、メール記憶領域から読み出した電子メールのヘッダを参照し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレス「bbb@abc.ne.jp」が、「To」/「Cc」のいずれのフィールドに記述されているかを判断する。携帯電話機100−2が受信した電子メールのヘッダには、図9に示したように、「Cc」フィールドに「bbb@abc.ne.jp」が記述されている(ステップSA2:NO、ステップSA4:YES)。CPU110は、「Cc」をキーにして対応テーブルTB2を検索し、「Cc」に対応付けて格納されている画像データファイル(ファイル名:icon2.gif)を対応テーブルTB2から読み出す(ステップSA5)。CPU110は、この読み出したデータに基づいて表示部105を制御し、アイコンPIC2を液晶ディスプレイに表示させる(ステップSA7)。
【0043】
以上説明したように、液晶ディスプレイには図5に例示したアイコンPIC2が表示されるので、携帯電話機100−2の使用者は、携帯電話機100−2の使用者に付与された電子メールアドレスが「Cc」フィールドに記述されて送信されたことを知る。
【0044】
[2−2−3.携帯電話機100−3による電子メールの受信と表示]
次に、PC600が「Bcc」フィールドに記述した電子メールアドレス「ccc@abc.ne.jp」を付与されている者が所有している携帯電話機100−3が電子メールを受信し、受信した電子メールを表示する時の動作例について説明する。電子メールを受信した携帯電話機100−3が報知音を発生させるまでの動作は、携帯電話機100−1が報知音を発生させるまでの動作と同じであるため、その説明を省略する。
【0045】
CPU110は、報知音を発生させると、携帯電話機100−3の使用者に付与されている電子メールアドレス「ccc@abc.ne.jp」を不揮発性メモリ106から読み出す(ステップSA1)。次に、CPU110は、メール記憶領域から読み出した電子メールのヘッダを参照し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレス「ccc@abc.ne.jp」が、「To」/「Cc」のいずれのフィールドに記述されているかを判断する。携帯電話機100−3が受信した電子メールのヘッダには、図9に示したように、「To」/「CC」フィールドのいずれにも「ccc@abc.ne.jp」が記述されていない(ステップSA2:No、ステップSA4:No)。したがって、CPU110は、「Bcc」をキーにして対応テーブルTB2を検索し、「Bcc」に対応付けて格納されている画像データファイル(ファイル名:icon3.gif)を対応テーブルTB2から読み出す(ステップSA6)。CPU110は、この読み出したデータに基づいて表示部105を制御し、アイコンPIC3を液晶ディスプレイに表示させる(ステップSA7)。
【0046】
以上説明したように、液晶ディスプレイには図5に例示したアイコンPIC3が表示されるので、携帯電話機100−3の使用者は、携帯電話機100−3の使用者に付与された電子メールアドレスが「Bcc」フィールドに記述されて送信されたことを知ることができる。
【0047】
一般に、PC600を用いて電子メールを送信する際には、上述したように、電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに記述するか指定することができる。「To」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが主要な宛先となることを示し、「Cc」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが、主要でない宛先となることを示す。電子メールの受信者は、「To」フィールドに記述された電子メールアドレスおよび「Cc」フィールドに記述された電子メールアドレスを知ることができる。しかしながら、電子メールの受信者は、「Bcc」フィールドに記述された電子メールアドレスは知ることができない。「Bcc」フィールドは、例えば、送信者が重要な内容の電子メールを多数の者に送信する時に、電子メールの受信者に同報先を知られたくない場合などで使用される。即ち、「Bcc」フィールドも、このフィールドに記述された電子メールアドレスが主要な宛先となりえることを示す。
【0048】
上述したように、「To」および「Bcc」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが主要な宛先となることを示すので、電子メールの送信者は、電子メールを読んでもらいたい人の電子メールアドレスを「To」または「Bcc」フィールドのいずれかに記述するように指定する。即ち、受信した電子メールのヘッダの「To」または「Bcc」フィールドのいずれかに自身に付与された電子メールアドレスが記述されている場合には、この電子メールの重要度は高いということになる。「Cc」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが、主要でない宛先となることを示すので、電子メールの送信者は、電子メールを参考までに読んでもらいたい人の電子メールアドレスを「Cc」フィールドに記述するよう指定する。即ち、受信した電子メールのヘッダの「Cc」フィールドに自身に付与された電子メールアドレスが記述されている場合には、この電子メールの重要度は低いということになる。
【0049】
上述した実施形態では、携帯電話機100は、電子メールを受信した際、PC600が携帯電話機100の使用者に付与された電子メールを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに記述して送信したかを表示する。したがって、携帯電話機100の使用者は、重要な電子メールを受信したのかを、電子メールを開封することなく知ることができる。また、携帯電話機100が、従来のように電子メールアプリケーションを実現させ、電子メールの一覧表示を行わなくても、携帯電話機100の使用者は受信した電子メールの重要度を直ちに知ることができる。
【0050】
また、携帯電話機100は、図5示したアイコンを表示するので、携帯電話機100の使用者は、携帯電話機100の使用者に付与された電子メールが「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに記述されて送信されたかを直感的に知ることができる。携帯電話機100の使用者は、電子メールの重要度をアイコンから判断することが可能となる。
【0051】
[3.変形例]
本発明は、係る実施形態に限定されるものではなく任意の態様を含む。以下、上述した実施形態の変形例について述べる。
【0052】
携帯電話機100が電子メールを受信した時に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記述されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのかを、携帯電話機100の使用者に知らせる方法は、上述したようなアイコンを用いて知らせる方法に限定されるものではない。
【0053】
例えば、以下のような方法を用いてもよい。報知部107の発光ダイオードを携帯電話機100の外装部に設け、CPU110は、電子メールを受信した際に報知部107の発光ダイオードを制御して点滅させる。CPU110は、発光ダイオードを点滅させる際に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのか特定し、特定された各フィールド毎に異なる周期や色で発光ダイオードを点滅させる。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者は、例えば、折り畳み式の携帯電話機において、携帯電話機を開いて液晶ディスプレイを確認することなく、電子メールの重要度を判断することが可能となる。
【0054】
また、以下のような方法を用いてもよい。CPU110は、電子メールを受信した際に報知部107のモータを制御して携帯電話機100を振動させる。CPU110は、モータを制御する際に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのか特定し、特定された各フィールド毎に異なる周期で携帯電話機100が振動するようにモータを制御する。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者は、例えば、折り畳み式の携帯電話機において、携帯電話機を開いて液晶ディスプレイを確認することなく、電子メールの重要度を判断することが可能となる。
【0055】
また、以下のような方法を用いてもよい。不揮発性メモリ106は、画像データに替えて報知音を発生させるための音データを記憶する。CPU110は、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのか特定し、不揮発性メモリ106から音データを読み出し、報知部107のスピーカを制御して、特定された各フィールド毎に異なる報知音を発生させる。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者は、携帯電話機100の表示部106の液晶ディスプレイを見なくとも受信した電子メールの重要度を判断することが可能となる。
【0056】
上述した実施形態では、アイコンを表示するようにしているが、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスが「To」/「Cc」/「Bcc」のうち、いずれのフィールドに記述されていたかを文字列にて示すような態様でもよい。このような態様によれば、画像データなどの容量の大きいデータを不揮発性メモリ106に記憶しておく必要がなく、不揮発性メモリ106を有効に利用することができる。
【0057】
携帯電話機100の使用者に付与された電子メールアドレスを不揮発性メモリ106に記憶させるための設定手段を設けるようにしてもよい。
【0058】
携帯電話機100に記憶されているソフトウェアは、書き換えが可能なようにしてもよい。例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの記録媒体にソフトウェアを記録し、パーソナルコンピュータのCD−ROMドライブにこのCD−ROMを挿入してソフトウェアを読み取らせ、パーソナルコンピュータと携帯電話機100とをケーブルで接続し、パーソナルコンピュータが読み取ったソフトウェアを携帯電話機100に送信して携帯電話機100にインストールするようにしてもよい。また、各種ソフトウェアを記録した記録媒体はCD−ROMに限定されるものではない。DVD−ROMや、フラッシュROMを内蔵したICカード、フロッピーディスクなど他の記録媒体であってもよい。また、インターネットに接続されたサーバ装置からソフトウェアをダウンロードしてインストールするようにしてもよい。
【0059】
携帯電話機100が、携帯電話機100の使用者の指示に応じて、アイコンを表示するためのデータを外部の装置からダウンロードし、不揮発性メモリ106に記憶するようにしてもよい。また、アイコンを表示するためのデータを携帯電話機100にて作成できるようにしてもよい。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者にとってわかりやすいアイコンを表示させることが可能となる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通信端末の使用者の手を煩わせることなく、受信した電子メールの重要度を通信端末の使用者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる通信システム10の全体構成を例示する図である。
【図2】本発明の実施形態に係わるメールサーバ装置400−1に記憶されているメール契約者テーブルTB1のフォーマットを例示する図である。
【図3】本発明の実施形態に係わる携帯電話機100のハードウェア構成を例示する図である。
【図4】同携帯電話機100−1〜4と、携帯電話機100−1〜4の各々の不揮発性メモリ106に記憶されている端末識別子および電子メールアドレスとの対応関係を示す図である。
【図5】同携帯電話機100が電子メールの一覧を表示する際に表示されるアイコンを例示する図である。
【図6】同携帯電話機100にて実現される電子メールアプリケーションが、受信した電子メールの一覧表示を行う時の処理の流れを例示するフローチャートである。
【図7】同携帯電話機100の不揮発性メモリ106に記憶されている対応テーブルTB2のフォーマットを例示する図である。
【図8】本発明の実施形態に係わるパーソナルコンピュータ600に表示される電子メールの作成および送信を行うための画面を例示する図である。
【図9】本発明の実施形態に係わる携帯電話機100に受信された電子メールのヘッダを例示する図である。
【符号の説明】
100−1、100−2、100−3、100−4・・・携帯電話機、101・・・バス、102・・・通信部、103・・・アンテナ、104・・・操作部、105・・・表示部、106・・・不揮発性メモリ、107・・・報知部、108・・・ROM、109・・・RAM、110・・・CPU
200・・・移動パケット通信網、300・・・ゲートウェイサーバ装置、400−1、400−2・・・メールサーバ装置、500・・・インターネット、600・・・パーソナルコンピュータ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの重要度を報知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般的なパーソナルコンピュータに加えて、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末でも電子メールの授受を行うことが可能になり、電子メールの利用者数は増加の一途をたどっている。そして利用者数の増加に伴い、友人との連絡から仕事上の連絡まで様々な連絡に用いられるようになり、日々大量の電子メールを受信する者も増えている。
【0003】
電子メールの送受信を行うための一般的な電子メールアプリケーションは、電子メール本文の表示を行う場合には、まず、受信した電子メールの表題と受信日時と送信者の名前などとを対応付けた一覧を表示し、一覧の中から選択された電子メールの本文を表示するというステップをたどる。通常、電子メールの内容が重要であるかどうかは電子メールの本文を読むまではわからない。しかしながら、電子メールシステムには、電子メールの一覧表示をした段階で、重要な電子メールであるか否かを電子メールの受信者に知らせることができる仕組みが設けられている。具体的には、電子メールアプリケーションは、電子メールのヘッダにおいて、「X−Priority:」という拡張フィールドの後に重要度を示す値が記述されていると、電子メールの一覧表示を行う時に、重要度に応じたアイコンを個々の表題に対応付けて表示する。電子メールアプリケーションの使用者は、このアイコンを見ることにより電子メールの内容が重要であるか判断することが可能となり、重要な電子メールをすぐに開封することができる。
【0004】
また、特開平10−65730号公報には、上述した拡張ヘッダを用いることなく、電子メールの重要度を電子メールクライアントの使用者に知らせる技術が開示されている。上記公報では、電子メールクライアントは、電子メールを受信すると電子メールのヘッダを分析し、自メールアドレスが「To」か「Cc」のいずれのフィールドに記述されているか判断し、受信した電子メールの一覧を表示する際に、自メールアドレスが「To」に記述されているメールには識別記号を付して表示する。電子メールクライアントの使用者は、受信した電子メールが「To」で届いたのか「Cc」で届いたのかを容易に視認することができ、メールを読む順番等の目安となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
受信した電子メールが重要であるか否かを確認するには、電子メールクライアントに電子メールアプリケーションを実現させて、受信した電子メールの一覧表示を行わせる必要がある。一般的なパーソナルコンピュータの場合、複数のアプリケーションを実現させることが可能である。そのため、電子メールアプリケーションを実現したままにしておくことが可能であり、電子メールアプリケーションが実現している最中に電子メールを受信しても即座に一覧表示が行われ、パーソナルコンピュータのユーザは、受信した電子メールの重要度をすぐに知ることができる。
【0006】
しかしながら、携帯電話機のような装置においては、CPUの能力やメモリ容量の関係から、複数のアプリケーションを同時に実行させることが困難である。したがって、携帯電話機の使用者は、使用している携帯電話機が電子メールを受信した場合、電子メールを受信したことを知らせる着信音を契機に電子メールアプリケーションを実現させ、電子メールの一覧表示を行うように電子メールアプリケーションに指示し、電子メールの一覧を表示させることにより、受信した電子メールの重要度をようやく知ることが可能となる。頻繁に電子メールが送られてくる者にとって、受信した電子メールが重要であるか否かを確認するために、その都度、電子メールアプリケーションを実現させるのは非常に不便であった。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、受信した電子メールの重要度を、通信端末の使用者の手を煩わせることなく電子メールの受信者に示すことを可能とする通信端末、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を、種別を示す画像を表示することにより報知する報知手段とを有する通信端末を提供する。
【0009】
また、本発明は、コンピュータ装置を、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を、種別を示す画像を表示することにより報知する報知手段として機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0010】
この発明によれば、通信端末は、受信した電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定し、特定した種別を、種別を示す画像を表示することにより通信端末の使用者に報知する。
【0011】
また、本発明は、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を報知音により報知する報知手段とを有する通信端末を提供する。
【0012】
また、本発明は、コンピュータ装置を、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を報知音により報知する報知手段として機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0013】
この発明によれば、通信端末は、受信した電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定し、特定した種別を示す音を発生させることにより通信端末の使用者に報知する。
【0014】
また、本発明は、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を振動により報知する報知手段とを有する通信端末を提供する。
【0015】
また、本発明は、コンピュータ装置を、宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された種別を振動により報知する報知手段として機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0016】
この発明によれば、通信端末は、受信した電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定し、特定した種別を示す振動を発生させることにより通信端末の使用者に報知する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0018】
[1.実施形態の構成]
[1−1.実施形態の全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係わる通信システム10の全体構成を例示する図である。通信システム10には、多数の携帯電話機、メールサーバ装置、パーソナルコンピュータが存在するが、図面が繁雑になるのを防ぐため、図1には携帯電話機100−1〜4、メールサーバ装置400−1〜2、パーソナルコンピュータ600のみを示す。
【0019】
携帯電話機100−1〜4は(以下、個々の携帯電話機を特定する必要のない時は、携帯電話機100と略称する)、一般的な携帯電話機が有する機能と同様の機能を有しており、移動パケット通信網200が提供するデータ通信サービスを受けることができる。
【0020】
移動パケット通信網200は、携帯電話機100と無線通信を行う無線基地局と、無線基地局に接続された交換機と、交換機に接続された関門交換機とを有している(いずれも図示略)。移動パケット通信網200は、移動パケット通信網200を運用する事業者(以下、通信事業者とする)とデータ通信サービスの利用に関して加入契約を結んだ者(以下、加入契約者とする)に対して、パケット通信を用いたデータ通信サービスを提供する。
【0021】
ゲートウェイサーバ装置300は、移動パケット通信網200とインターネット500とを相互接続するものであり、移動パケット通信網200の関門交換機およびインターネット500に接続されている。ゲートウェイサーバ装置300は、インターネット500と移動パケット通信網200との間でパケット通信が行われる際に、移動パケット通信網200内で使用されるプロトコルと、インターネット500にて標準で使用されるプロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)との相互変換を行う。
【0022】
メールサーバ装置400−1は、ゲートウェイサーバ装置300に接続されており、電子メールの配信を行う一般的な電子メールサーバ装置と同様の機能を有している。メールサーバ装置400−1は、移動パケット通信網200を運用する事業者と同じ事業者により運用されている。メールサーバ装置400−1は、電子メールの利用に関して通信事業者と契約を結んだ携帯電話機100の使用者(以下、メール契約者とする)に対して電子メールの配信を行う。メールサーバ装置400−1は、メール契約者の電子メールアドレスを格納するためのメール契約者テーブルTB1を有している。メール契約者テーブルTB1には、メール契約者の氏名に対応付けて、携帯電話機100を一意に識別するための端末識別子と、メール契約者を管理するための管理番号(電話番号)と、通信事業者が携帯電話機100の使用者に付与した電子メールアドレスとが、図2に例示したフォーマットで格納されている。メールサーバ装置400−1は、電子メールを記憶するための記憶領域であるメールボックスをメール契約者に付与した電子メールアドレス毎に確保している。メールサーバ装置400−1は、契約者に付与された電子メールアドレスを宛先とした電子メールを受信すると、宛先として指定された電子メールアドレスに対応するメールボックスに、受信した電子メールを記憶する。
【0023】
PC600は、パケット通信を行うことができる一般的なデスクトップ型のコンピュータであり、インターネット500に接続されている。PC600は、電子メールの作成・開封や、電子メールの送受信を行う一般的な電子メールアプリケーションを実現するための電子メールプログラムを有している。PC600は、電子メールプログラムを実行することにより、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)などのプロトコルを用いて電子メールの送受信を行う。PC600には、PC600の使用者に付与された電子メールアドレス「zzz@xyz.co.jp」が記憶されている。インターネット500には、PC600が電子メールの送受信のために利用する一般的なメールサーバ装置400−2が接続されており、PC600は、このメールサーバ装置400−2を利用して、電子メールの授受を行う。
【0024】
[1−2.携帯電話機の構成]
図3は、携帯電話機100のハードウェア構成を例示するブロック図である。図3に示したように、アンテナ103を除く携帯電話機100の各部は、バス101に接続されている。携帯電話機100の各部は、このバス101を介して各部間でデータの授受を行う。
【0025】
通信部102は、通信インターフェースとしての機能を有しており、CPU(Central Processing Unit)110の制御の下、通信部102に接続されているアンテナ103を介して、移動パケット通信網200を構成している無線基地局との間で無線通信を行う。通信部102は、CPU110から出力された信号を無線基地局へ送信する一方、無線基地局から送信された信号をCPU110へ出力する。操作部104は、図示を省略したテンキーなどの複数のキーを有している。携帯電話機100の使用者が、操作部104のキーを押下すると、押下されたキーを示す信号が操作部104からCPU110へ出力される。表示部105は、例えば図示を省略した液晶表示ディスプレイおよび液晶表示ディスプレイの表示制御を行う制御回路を有しており、CPU110の制御の下、文字やグラフィック画面、携帯電話機100を操作するためのメニュー画面などを液晶ディスプレイに表示する。
【0026】
不揮発性メモリ106は、携帯電話機100を制御するためのデータと、携帯電話機100を一意に識別するための端末識別子および通信事業者が携帯電話機100の使用者に付与した電子メールアドレスとを記憶している。図4は、携帯電話機100−1〜4と、携帯電話機100−1〜4の各々の不揮発性メモリ106に記憶されている端末識別子および電子メールアドレスとの対応関係を示す図であり、各々の不揮発性メモリ106には、図4に示した電子メールアドレスが記憶されている。また、不揮発性メモリ106は、図5に例示したアイコンPIC1〜3を液晶ディスプレイに表示させるための画像データファイルを記憶している。ファイル名が「icon1.gif」であるファイルはアイコンPIC1を、ファイル名が「icon2.gif」であるファイルはアイコンPIC2を、ファイル名が「icon3.gif」であるファイルはアイコンPIC3を表示させるためのデータである。また、不揮発性メモリ106には、電子メールを記憶するためのメール記憶領域が設けられており、携帯電話機100が受信した電子メールは、このメール記憶領域に記憶される。
【0027】
報知部107は、図示を省略したスピーカ、発光ダイオード、携帯電話機100を振動させるためのモータなどを有している。報知部107は、CPU110の制御の下、上述したモータを用いて携帯電話機100を振動させたり、スピーカを用いた報知音の発生、発光ダイオードの点滅などを行う。
【0028】
ROM(Read Only Memory)108には、CPU110により実行されるプログラムや各種ソフトウェアが記憶されている。CPU110には、例えば、携帯電話機100の各部の初期化を行うための初期化プログラムや、携帯電話機100の全体を制御するためのOS(Operating System)ソフトウェア、電子メールの作成・開封や送受信を行うための電子メールプログラムなどが記憶されている。
【0029】
CPU110は、携帯電話機100の各部を制御するものであり、図示を省略したバッテリーから電力が供給されると、ROM108から初期化ソフトウェアを読み出して起動し、RAM(Random Access Memory)109を作業エリアとして携帯電話機100各部の初期化を行う。CPU110は、各部の初期化を終了すると、OSソフトウェアを起動する。
【0030】
OSソフトウェアを実行しているCPU110は、CPU110に入力される信号に応じた処理を行う。例えば、携帯電話機100の使用者が、操作部104が有するキーを押下すると、CPU110は、操作部104から出力された信号と表示部105に表示されている画面とに基づいて使用者の指示を特定し、使用者の指示に応じた処理を行う。
【0031】
OSは、電子メールを受信した時に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのかを表示する機能を有している。
【0032】
図6は、携帯電話機100が電子メールを受信した時にCPU110が行う処理の流れを例示するフローチャートである。この図に示したように、CPU110は、電子メールを受信すると携帯電話機100の使用者に付与された電子メールアドレスを不揮発性メモリ106から読み出し、受信した電子メールの送信者が、読み出した電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのかを特定する。CPU110は、読み出した電子メールアドレスがいずれのフィールドに記述されて送信されたかを特定すると、特定されたフィールドを表すアイコンを表示するための画像データを用い、表示部105を制御して、特定されたフィールドを表すアイコンを液晶ディスプレイに表示する。上述した処理を行うために、不揮発性メモリ106は、フィールド名「To」/「Cc」/「Bcc」と画像データファイルとを対応付けた対応テーブルTB2を、図7に示したフォーマットで記憶している。
【0033】
[2.動作例]
次に、上述した通信システム10の動作例について説明する。PC600の使用者が、携帯電話機100の使用者に付与された電子メールアドレスを宛先として電子メールを送信すると、OSソフトウェアを実行している携帯電話機100は、PC600から送信された電子メールを受信する。携帯電話機100の使用者は、携帯電話機100が電子メールを受信すると、受信した電子メールを開封することを試みる。以下、PC600から送信された電子メールが、携帯電話機100−1〜3にて開封されるまでの動作例について説明する。
【0034】
[2−1.電子メールの送信]
PC600の使用者が、電子メールアプリケーションが実現されているPC600において、電子メールの作成および送信を行うための画面を表示させる旨の操作を行うと、PC600では、図8に例示した画面が表示される。PC600の使用者は、携帯電話機100−1〜4の使用者に電子メールを送るために、テキストボックスBX10に電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」と「ddd@abc.ne.jp」、テキストボックスBX11に「bbb@abc.ne.jp」、テキストボックスBX12に「ccc@abc.ne.jp」、テキストボックスBX13に電子メールの表題「Staff Info」、テキストボックスBX14に電子メールの本文を入力する操作を行う。
【0035】
次に、PC600の使用者が、電子メールを送信するための「送信」ボタンBT10をクリックする旨の操作を行うと、PC600は、テキストボックスBX14に入力された本文を内包する電子メールを生成し、この電子メールのヘッダの「From」フィールドに「zzz@xyz.co.jp」、「To」フィールドに「aaa@abc.ne.jp」と「ddd@abc.ne.jp」、「Cc」フィールドに「bbb@abc.ne.jp」、「Bcc」フィールドに「ccc@abc.ne.jp」、「Subject」フィールドに「Staff Info」を記述する。この電子メールは、PC600から送信され、インターネット500、メールサーバ装置400−2およびゲートウェイサーバ装置300を介して、メールサーバ装置400−1へ送信される。メールサーバ装置400−1は、この電子メールを受信すると、受信した電子メールのヘッダを参照し、「To」フィールド、「Cc」フィールドおよび「Bcc」フィールドに記述された電子メールアドレスに対応するメールボックスに、受信した電子メールを記憶する。なお、電子メールのヘッダに記述された「Bcc」フィールドおよびこのフィールドに対応付けて記述された電子メールアドレスは、メールサーバ装置400−1が電子メールをメールボックスに格納する際に削除され、電子メールのヘッダは図9に示したようになる。
【0036】
次に、メールサーバ装置400−1は、メールボックスに電子メールを記憶したことを通知するための着信通知メッセージを生成する。このメッセージは、メールサーバ装置400−1から送信され、携帯電話機100−1〜4にて受信される。
【0037】
[2−2.電子メールの表示]
[2−2−1.携帯電話機100−1による電子メールの受信と表示]
PC600が「To」フィールドに記述した電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」を付与されている者が所有している携帯電話機100−1のCPU110は、着信通知メッセージを受信すると、メールボックスに記憶されている電子メールを要求する旨の要求メッセージを生成する。このメッセージには、携帯電話機100−1の不揮発性メモリ106に記憶されている端末識別子「MS0001」が内包される。生成されたメッセージは、メールサーバ装置400−1を宛先として携帯電話機100−1から送信され、メールサーバ装置400−1にて受信される。
【0038】
メールサーバ装置400−1は、受信した要求メッセージに内包されている端末識別子を抽出し、抽出した端末識別子をキーにしてメール契約者テーブルTB1を検索する。メールサーバ装置400−1は、メール契約者テーブルTB1に格納されている端末識別子「MS0001」を見つけると、端末識別子に対応付けて格納されている電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」をメール契約者テーブルTB1から読み出す。次にメールサーバ装置400−1は、読み出した電子メールアドレスに対応するメールボックスに記憶されている電子メールを読み出す。読み出された電子メールは携帯電話機100−1を宛先としてメールサーバ装置400−1から送信され、携帯電話機100−1にて受信される。携帯電話機100−1のCPU110は、受信した電子メールを不揮発性メモリ106に記憶する。
【0039】
CPU110は、電子メールを不揮発性メモリ106に記憶すると、電子メールを受信したことを携帯電話機100−1の使用者に知らせるために、報知部107のスピーカを制御して報知音を発生させる。次に、CPU110は、携帯電話機100−1の使用者に付与されている電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」を不揮発性メモリ106から読み出す(ステップSA1)。次に、CPU110は、メール記憶領域から読み出した電子メールのヘッダを参照し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレス「aaa@abc.ne.jp」が、「To」/「Cc」のいずれのフィールドに記述されているかを判断する。携帯電話機100−1が受信した電子メールのヘッダには、図9に示したように、「To」フィールドに「aaa@abc.ne.jp」が記述されている(ステップSA2:YES)。CPU110は、「To」をキーにして対応テーブルTB2を検索し、「To」に対応付けて格納されている画像データファイル(ファイル名:icon1.gif)を対応テーブルTB2から読み出す(ステップSA3)。CPU110は、この読み出したデータに基づいて表示部105を制御し、アイコンPIC1を液晶ディスプレイに表示させる(ステップSA7)。
【0040】
以上説明したように、表示部105の液晶ディスプレイには図5に例示したアイコンPIC1が表示されるので、携帯電話機100−1の使用者は、携帯電話機100−1の使用者に付与された電子メールアドレスが「To」フィールドに記述されて送信されたことを知る。
【0041】
[2−2−2.携帯電話機100−2による電子メールの受信と表示]
次に、PC600が「Cc」フィールドに記述した電子メールアドレス「bbb@abc.ne.jp」を付与されている者が所有している携帯電話機100−2が、電子メールを受信し、受信した電子メールを表示する時の動作例について説明する。電子メールを受信した携帯電話機100−2が報知音を発生させるまでの動作は、携帯電話機100−1が報知音を発生させるまでの動作と同じであるため、その説明を省略する。
【0042】
CPU110は、報知音を発生させると、携帯電話機100−2の使用者に付与されている電子メールアドレス「bbb@abc.ne.jp」を不揮発性メモリ106から読み出す(ステップSA1)。次に、CPU110は、メール記憶領域から読み出した電子メールのヘッダを参照し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレス「bbb@abc.ne.jp」が、「To」/「Cc」のいずれのフィールドに記述されているかを判断する。携帯電話機100−2が受信した電子メールのヘッダには、図9に示したように、「Cc」フィールドに「bbb@abc.ne.jp」が記述されている(ステップSA2:NO、ステップSA4:YES)。CPU110は、「Cc」をキーにして対応テーブルTB2を検索し、「Cc」に対応付けて格納されている画像データファイル(ファイル名:icon2.gif)を対応テーブルTB2から読み出す(ステップSA5)。CPU110は、この読み出したデータに基づいて表示部105を制御し、アイコンPIC2を液晶ディスプレイに表示させる(ステップSA7)。
【0043】
以上説明したように、液晶ディスプレイには図5に例示したアイコンPIC2が表示されるので、携帯電話機100−2の使用者は、携帯電話機100−2の使用者に付与された電子メールアドレスが「Cc」フィールドに記述されて送信されたことを知る。
【0044】
[2−2−3.携帯電話機100−3による電子メールの受信と表示]
次に、PC600が「Bcc」フィールドに記述した電子メールアドレス「ccc@abc.ne.jp」を付与されている者が所有している携帯電話機100−3が電子メールを受信し、受信した電子メールを表示する時の動作例について説明する。電子メールを受信した携帯電話機100−3が報知音を発生させるまでの動作は、携帯電話機100−1が報知音を発生させるまでの動作と同じであるため、その説明を省略する。
【0045】
CPU110は、報知音を発生させると、携帯電話機100−3の使用者に付与されている電子メールアドレス「ccc@abc.ne.jp」を不揮発性メモリ106から読み出す(ステップSA1)。次に、CPU110は、メール記憶領域から読み出した電子メールのヘッダを参照し、不揮発性メモリ106から読み出した電子メールアドレス「ccc@abc.ne.jp」が、「To」/「Cc」のいずれのフィールドに記述されているかを判断する。携帯電話機100−3が受信した電子メールのヘッダには、図9に示したように、「To」/「CC」フィールドのいずれにも「ccc@abc.ne.jp」が記述されていない(ステップSA2:No、ステップSA4:No)。したがって、CPU110は、「Bcc」をキーにして対応テーブルTB2を検索し、「Bcc」に対応付けて格納されている画像データファイル(ファイル名:icon3.gif)を対応テーブルTB2から読み出す(ステップSA6)。CPU110は、この読み出したデータに基づいて表示部105を制御し、アイコンPIC3を液晶ディスプレイに表示させる(ステップSA7)。
【0046】
以上説明したように、液晶ディスプレイには図5に例示したアイコンPIC3が表示されるので、携帯電話機100−3の使用者は、携帯電話機100−3の使用者に付与された電子メールアドレスが「Bcc」フィールドに記述されて送信されたことを知ることができる。
【0047】
一般に、PC600を用いて電子メールを送信する際には、上述したように、電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに記述するか指定することができる。「To」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが主要な宛先となることを示し、「Cc」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが、主要でない宛先となることを示す。電子メールの受信者は、「To」フィールドに記述された電子メールアドレスおよび「Cc」フィールドに記述された電子メールアドレスを知ることができる。しかしながら、電子メールの受信者は、「Bcc」フィールドに記述された電子メールアドレスは知ることができない。「Bcc」フィールドは、例えば、送信者が重要な内容の電子メールを多数の者に送信する時に、電子メールの受信者に同報先を知られたくない場合などで使用される。即ち、「Bcc」フィールドも、このフィールドに記述された電子メールアドレスが主要な宛先となりえることを示す。
【0048】
上述したように、「To」および「Bcc」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが主要な宛先となることを示すので、電子メールの送信者は、電子メールを読んでもらいたい人の電子メールアドレスを「To」または「Bcc」フィールドのいずれかに記述するように指定する。即ち、受信した電子メールのヘッダの「To」または「Bcc」フィールドのいずれかに自身に付与された電子メールアドレスが記述されている場合には、この電子メールの重要度は高いということになる。「Cc」フィールドは、このフィールドに記述された電子メールアドレスが、主要でない宛先となることを示すので、電子メールの送信者は、電子メールを参考までに読んでもらいたい人の電子メールアドレスを「Cc」フィールドに記述するよう指定する。即ち、受信した電子メールのヘッダの「Cc」フィールドに自身に付与された電子メールアドレスが記述されている場合には、この電子メールの重要度は低いということになる。
【0049】
上述した実施形態では、携帯電話機100は、電子メールを受信した際、PC600が携帯電話機100の使用者に付与された電子メールを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに記述して送信したかを表示する。したがって、携帯電話機100の使用者は、重要な電子メールを受信したのかを、電子メールを開封することなく知ることができる。また、携帯電話機100が、従来のように電子メールアプリケーションを実現させ、電子メールの一覧表示を行わなくても、携帯電話機100の使用者は受信した電子メールの重要度を直ちに知ることができる。
【0050】
また、携帯電話機100は、図5示したアイコンを表示するので、携帯電話機100の使用者は、携帯電話機100の使用者に付与された電子メールが「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに記述されて送信されたかを直感的に知ることができる。携帯電話機100の使用者は、電子メールの重要度をアイコンから判断することが可能となる。
【0051】
[3.変形例]
本発明は、係る実施形態に限定されるものではなく任意の態様を含む。以下、上述した実施形態の変形例について述べる。
【0052】
携帯電話機100が電子メールを受信した時に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記述されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのかを、携帯電話機100の使用者に知らせる方法は、上述したようなアイコンを用いて知らせる方法に限定されるものではない。
【0053】
例えば、以下のような方法を用いてもよい。報知部107の発光ダイオードを携帯電話機100の外装部に設け、CPU110は、電子メールを受信した際に報知部107の発光ダイオードを制御して点滅させる。CPU110は、発光ダイオードを点滅させる際に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのか特定し、特定された各フィールド毎に異なる周期や色で発光ダイオードを点滅させる。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者は、例えば、折り畳み式の携帯電話機において、携帯電話機を開いて液晶ディスプレイを確認することなく、電子メールの重要度を判断することが可能となる。
【0054】
また、以下のような方法を用いてもよい。CPU110は、電子メールを受信した際に報知部107のモータを制御して携帯電話機100を振動させる。CPU110は、モータを制御する際に、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのか特定し、特定された各フィールド毎に異なる周期で携帯電話機100が振動するようにモータを制御する。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者は、例えば、折り畳み式の携帯電話機において、携帯電話機を開いて液晶ディスプレイを確認することなく、電子メールの重要度を判断することが可能となる。
【0055】
また、以下のような方法を用いてもよい。不揮発性メモリ106は、画像データに替えて報知音を発生させるための音データを記憶する。CPU110は、受信した電子メールの送信者が、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスを「To」/「Cc」/「Bcc」のいずれのフィールドに指定して送信したのか特定し、不揮発性メモリ106から音データを読み出し、報知部107のスピーカを制御して、特定された各フィールド毎に異なる報知音を発生させる。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者は、携帯電話機100の表示部106の液晶ディスプレイを見なくとも受信した電子メールの重要度を判断することが可能となる。
【0056】
上述した実施形態では、アイコンを表示するようにしているが、不揮発性メモリ106に記憶されている電子メールアドレスが「To」/「Cc」/「Bcc」のうち、いずれのフィールドに記述されていたかを文字列にて示すような態様でもよい。このような態様によれば、画像データなどの容量の大きいデータを不揮発性メモリ106に記憶しておく必要がなく、不揮発性メモリ106を有効に利用することができる。
【0057】
携帯電話機100の使用者に付与された電子メールアドレスを不揮発性メモリ106に記憶させるための設定手段を設けるようにしてもよい。
【0058】
携帯電話機100に記憶されているソフトウェアは、書き換えが可能なようにしてもよい。例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの記録媒体にソフトウェアを記録し、パーソナルコンピュータのCD−ROMドライブにこのCD−ROMを挿入してソフトウェアを読み取らせ、パーソナルコンピュータと携帯電話機100とをケーブルで接続し、パーソナルコンピュータが読み取ったソフトウェアを携帯電話機100に送信して携帯電話機100にインストールするようにしてもよい。また、各種ソフトウェアを記録した記録媒体はCD−ROMに限定されるものではない。DVD−ROMや、フラッシュROMを内蔵したICカード、フロッピーディスクなど他の記録媒体であってもよい。また、インターネットに接続されたサーバ装置からソフトウェアをダウンロードしてインストールするようにしてもよい。
【0059】
携帯電話機100が、携帯電話機100の使用者の指示に応じて、アイコンを表示するためのデータを外部の装置からダウンロードし、不揮発性メモリ106に記憶するようにしてもよい。また、アイコンを表示するためのデータを携帯電話機100にて作成できるようにしてもよい。このような態様によれば、携帯電話機100の使用者にとってわかりやすいアイコンを表示させることが可能となる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通信端末の使用者の手を煩わせることなく、受信した電子メールの重要度を通信端末の使用者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる通信システム10の全体構成を例示する図である。
【図2】本発明の実施形態に係わるメールサーバ装置400−1に記憶されているメール契約者テーブルTB1のフォーマットを例示する図である。
【図3】本発明の実施形態に係わる携帯電話機100のハードウェア構成を例示する図である。
【図4】同携帯電話機100−1〜4と、携帯電話機100−1〜4の各々の不揮発性メモリ106に記憶されている端末識別子および電子メールアドレスとの対応関係を示す図である。
【図5】同携帯電話機100が電子メールの一覧を表示する際に表示されるアイコンを例示する図である。
【図6】同携帯電話機100にて実現される電子メールアプリケーションが、受信した電子メールの一覧表示を行う時の処理の流れを例示するフローチャートである。
【図7】同携帯電話機100の不揮発性メモリ106に記憶されている対応テーブルTB2のフォーマットを例示する図である。
【図8】本発明の実施形態に係わるパーソナルコンピュータ600に表示される電子メールの作成および送信を行うための画面を例示する図である。
【図9】本発明の実施形態に係わる携帯電話機100に受信された電子メールのヘッダを例示する図である。
【符号の説明】
100−1、100−2、100−3、100−4・・・携帯電話機、101・・・バス、102・・・通信部、103・・・アンテナ、104・・・操作部、105・・・表示部、106・・・不揮発性メモリ、107・・・報知部、108・・・ROM、109・・・RAM、110・・・CPU
200・・・移動パケット通信網、300・・・ゲートウェイサーバ装置、400−1、400−2・・・メールサーバ装置、500・・・インターネット、600・・・パーソナルコンピュータ。
Claims (11)
- 宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別を、種別を示す画像を表示することにより報知する報知手段と
を有する通信端末。 - 前記特定手段により特定された種別を示す画像を表示するための画像データと、前記特定手段により特定された種別と前記画像データとの対応関係を示す対応データとを記憶する記憶手段を有し、
前記特定手段は、特定した宛先の種別と前記対応データとから、特定された種別を示す画像を表示するための画像データを特定して前記記憶手段から読み出し、
前記報知手段は、前記特定手段により読み出された画像データを用いて画像を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。 - 宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別を報知音により報知する報知手段と
を有する通信端末。 - 前記特定手段により特定された種別を示す報知音を発生させるための音データと、前記特定手段により特定された種別と前記音データとの対応関係を示す対応データとを記憶する記憶手段を有し、
前記特定手段は、特定した宛先の種別と前記対応データとから、特定された種別を示す報知音を発生させるための音データを特定して前記記憶手段から読み出し、
前記報知手段は、前記特定手段により読み出された音データを用いて報知音を発生させる
ことを特徴とする請求項3に記載の通信端末。 - 宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別を振動により報知する報知手段と
を有する通信端末。 - 前記特定手段により特定された種別を示す振動を発生させるための振動データと、前記特定手段により特定された種別と前記振動データとの対応関係を示す対応データとを記憶する記憶手段を有し、
前記特定手段は、特定した宛先の種別と前記対応データとから、特定された種別を示す振動を発生させるための振動データを特定して前記記憶手段から読み出し、
前記報知手段は、前記特定手段により読み出された振動データを用いて振動を発生させる
ことを特徴とする請求項5に記載の通信端末。 - 前記通信端末は、携帯通信端末であることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5のいずれかに記載の通信端末。
- コンピュータ装置を、
宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別を、種別を示す画像を表示することにより報知する報知手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータ装置を、
宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別を報知音により報知する報知手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータ装置を、
宛先を示す電子メールアドレスと前記宛先の種別を示す種別情報とが対応付けられて記述された電子メールを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電子メールに記述されている電子メールアドレスと前記種別情報とから、設定された電子メールアドレスの宛先の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別を振動により報知する報知手段
として機能させるためのプログラム。 - 請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002245821A JP2004086500A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 通信端末、プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002245821A JP2004086500A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 通信端末、プログラムおよび記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004086500A true JP2004086500A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32053897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002245821A Pending JP2004086500A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 通信端末、プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004086500A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7844302B2 (en) | 2005-10-13 | 2010-11-30 | Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. | Communication terminal, reception notifying method, and computer-readable recording medium |
JP2012048647A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Nec System Technologies Ltd | 携帯情報端末、電子メール表示方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-08-26 JP JP2002245821A patent/JP2004086500A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7844302B2 (en) | 2005-10-13 | 2010-11-30 | Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. | Communication terminal, reception notifying method, and computer-readable recording medium |
JP2012048647A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Nec System Technologies Ltd | 携帯情報端末、電子メール表示方法、及びプログラム |
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