JP2003114852A - 電子メールシステム - Google Patents

電子メールシステム

Info

Publication number
JP2003114852A
JP2003114852A JP2001307062A JP2001307062A JP2003114852A JP 2003114852 A JP2003114852 A JP 2003114852A JP 2001307062 A JP2001307062 A JP 2001307062A JP 2001307062 A JP2001307062 A JP 2001307062A JP 2003114852 A JP2003114852 A JP 2003114852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
server
processing terminal
information processing
electronic mail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001307062A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tono
義明 東野
Nobuhiro Sato
信弘 佐藤
Teruhiko Tagawa
輝彦 田川
Suguru Sugimoto
英 杉本
Koji Umezaki
幸司 梅崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Actis Corp
Original Assignee
Actis Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Actis Corp filed Critical Actis Corp
Priority to JP2001307062A priority Critical patent/JP2003114852A/ja
Publication of JP2003114852A publication Critical patent/JP2003114852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 送信した電子メールに対して後から閲覧制限
を付加することが可能なシステムの実現。 【解決手段】 ネットワーク接続される送信者のパソコ
ン16、受信者のパソコン22、状態サーバ28を備えた電子
メールシステム10であって、パソコン16は、電子メール
の内容を切り取り、制御プログラム内に格納する手段
と、制御プログラムを電子メールに添付する手段と、電
子メールを受信者のメールアドレス宛に送信する手段
と、送信後に電子メールの初期情報を状態サーバ28に通
知する手段と、初期情報通知後に電子メールの閲覧制限
情報を状態サーバに28通知する手段を備え、状態サーバ
28は、電子メールの閲覧制限情報の送信要求が出力され
た場合に、閲覧制限情報をパソコン22に送信する手段を
備え、受信者のパソコン22は、状態サーバ28から送信さ
れた閲覧制限情報を基に電子メールの内容表示の可否を
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子メールシステ
ムに係り、特に、送信側の通信端末から送信される電子
メールに対して、有効期限や有効回数、パスワードの設
定、閲覧禁止、自動消滅等の制御を行うことを可能とす
る電子メールシステムに関する。
【002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、日常的な
コミュニケーション手段として電子メールの重要性が増
大してきている。この電子メールの利用に際し、送信者
は自己のパソコン等にセットアップされた電子メール専
用プログラム(以下「メーラ」)を用いて電子メールを
作成し、これをダイヤルアップ接続等によってインター
ネット接続プロバイダ(以下「ISP」)のメールサーバ
に送信する。これを受けたメールサーバは、電子メール
の宛先情報をチェックし、受信者のメールサーバに通じ
る最短経路上に存在する他のルータに電子メールを転送
する。以後、電子メールはバケツリレー式にインターネ
ット上のルータからルータへ転送され、受信者のメール
サーバに到達する。
【003】受信者は、自己のパソコン等にセットアップ
されたメーラを用いてメールサーバに接続し、メールボ
ックスに新規の電子メールが存在するか否かを時々チェ
ックする。新規メールが存在する場合、メーラはメール
サーバからこれを受信し、パソコンのハードディスク内
に格納する。受信者は、メーラ上で当該電子メールを開
封し、内容を閲覧することが可能となる。また、必要に
応じて返信の電子メールを送信したり、そのまま第三者
に転送することもできる。
【004】
【発明が解決しようとする課題】電子メールは、電話と
違って受信者を直接煩わせることがなく、また手紙やF
AXよりも簡便かつ低コストで送信できる特徴を備えて
いる。しかも、送信内容が電子データとして保存され、
後で再利用可能であるという大きな利点を有している。
【005】しかしながら、電子メールには、一旦送信し
た後は取り返しがつかないという重大な欠点があった。
すなわち、上記のように電子メールはインターネット上
に散在する無数のルータを経由して瞬時に伝送されるた
め、送信者の側で伝送途中の電子メールを差し止めるこ
とは不可能である。電子メールの普及に伴い、極秘扱い
の情報までも電子メール経由で気軽にやり取りされるよ
うになってきているが、送信後に誤って他人の宛先を指
定したことに気付いても為す術がないというのは大きな
問題であった。
【006】また、最近では携帯電話への電子メール転送
機能を利用することで、外出中であっても電子メールの
受信直後に内容をチェックすることが可能となり、電子
メールの利便性が益々高まってきている。また、携帯電
話やPHSを接続させたノート型パソコンや携帯情報端末
(PDA)からメールサーバにアクセスすることによって
も、外出中にメールチェックを行うことができる。しか
しながら、このような携帯電話やノート型パソコン、PD
Aを外で紛失した場合には、電子メールに記述された重
要情報が第三者に漏洩してしまうという危険性があっ
た。携帯電話等で電子メールの内容をチェックした後、
即座に削除することを励行すれば済む問題ではあるが、
人間が操作する以上、消し忘れの可能性を完全に払拭す
ることはできない。
【007】この発明は、従来の電子メールシステムが抱
えていた上記の問題を解決するために案出されたもので
あり、電子メール本来の手軽さを損なうことなく、一旦
送信した電子メールに対して後から閲覧制限を付加する
ことが可能なシステムを提供することを目的としてい
る。また、携帯電話等で受信した電子メールを、一定の
条件が充足された時点で自動的に消去することを可能と
するシステムを提供することをも目的としている。
【008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の電子メールシステムは、相互にネ
ットワーク接続される送信側の情報処理端末、受信側の
情報処理端末、及び状態サーバを備えた電子メールシス
テムであって、上記送信側の情報処理端末は、電子メー
ルの作成手段と、当該電子メールの内容(本文欄に記述
された情報や添付ファイル)を切り取り、制御プログラ
ム内に格納する手段と、当該制御プログラムを上記電子
メールに添付する手段と、当該電子メールを受信側のメ
ールアドレスに宛てて送信する手段と、送信後に当該電
子メールに関する初期情報を上記状態サーバに通知する
手段と、初期情報通知後に当該電子メールに関する閲覧
制限情報を上記状態サーバに通知する手段を備え、上記
状態サーバは、上記送信側の情報処理端末から送信され
た初期情報及び閲覧制限情報を状態データベース内に登
録する手段と、上記受信側の情報処理端末から特定の電
子メールに関する閲覧制限情報の送信要求が出力された
場合に、上記状態データベースを参照して該当の閲覧制
限情報を受信側の情報処理端末に送信する手段を備え、
上記受信側の情報処理端末は、上記送信側情報処理端末
からの電子メールを受信する手段と、当該電子メールに
添付された上記制御プログラムを起動させる手段と、当
該制御プログラムに従い、上記状態サーバに対して当該
電子メールに関する閲覧制限情報の送信を要求する手段
と、上記状態サーバから送信された閲覧制限情報を基
に、当該制御プログラム内に格納されている電子メール
の内容表示の可否を決定する手段と、表示可能な場合
に、当該電子メールの内容を受信側の情報処理端末のデ
ィスプレイに表示させる手段を備えたことを特徴として
いる。
【009】この電子メールシステムによれば、メール本
文に記述された情報や添付ファイルが自動的に制御プロ
グラム内部に移動され、基の電子メールからは削除され
ることとなる。この制御プログラムは、基になった電子
メールに添付されてた上で、通常の電子メールと同様の
経路を辿って受信側の情報処理端末に配信される。この
制御プログラムは、受信側の情報処理端末上で展開・起
動された後、本来の制御機能を発揮する。すなわち、状
態サーバにアクセスし、当該電子メールに課せられた閲
覧制限情報を受信すると共に、この閲覧制限情報に基づ
いて電子メールの内容の表示・非表示を判定する。電子
メールの送信者は、電子メールの送信後に状態サーバに
アクセスし、閲覧制限情報を登録することができる。し
たがって、電子メールの送信直後に宛先の誤りに気付い
た送信者は、直ちに情報処理端末から状態サーバにアク
セスし、閲覧禁止等の制限情報を登録することで、受信
側の情報処理端末において電子メールの本文や添付ファ
イルが表示されることを有効に防止できる。
【0010】また、電子メールに添付された制御プログ
ラムに状態サーバにアクセスして閲覧制限情報の問い合
わせしたり、表示・非表示を判定する機能を持たせてい
るため、受信側の情報処理端末に予め特別なプログラム
をセットアップしておく必要がない。例えば、受信側の
情報処理端末には通常Internet Explorer(登録商標)
やNetscape Navigator(登録商標)等の汎用のブラウザ
プログラムがセットアップされており、これらにはJava
Virtual Machine(登録商標)が組み込まれている。し
たがって、上記制御プログラムの形式としてJavaアプレ
ット(登録商標)を選択すれば、汎用ブラウザ上で制御
プログラムを実行させることが可能となる。
【0011】請求項2に記載の電子メールシステムは、
相互にネットワーク接続される送信側の情報処理端末、
受信側の情報処理端末、状態サーバ、及び制御機能付与
サーバを備えた電子メールシステムであって、上記送信
側の情報処理端末は、電子メールの作成手段と、当該電
子メールを上記制御機能付与サーバに送信する手段と、
送信後に当該電子メールに関する閲覧制限情報を上記状
態サーバに通知する手段を備え、上記制御機能付与サー
バは、上記電子メールの内容を切り取り、制御プログラ
ム内に格納する手段と、当該制御プログラムを当該電子
メールに添付する手段と、当該電子メールを受信側のメ
ールアドレスに宛てて送信する手段と、当該電子メール
に関する初期情報を上記状態サーバに通知する手段を備
え、上記状態サーバは、上記制御機能付与サーバから送
信された初期情報及び上記送信側の情報処理端末から送
信された閲覧制限情報を状態データベース内に登録する
手段と、上記受信側の情報処理端末から特定の電子メー
ルに関する閲覧制限情報の送信要求が出力された場合
に、上記状態データベースを参照して該当の閲覧制限情
報を受信側の情報処理端末に送信する手段を備え、上記
受信側の情報処理端末は、上記制御機能付与サーバから
の電子メールを受信する手段と、当該電子メールに添付
された上記制御プログラムを起動させる手段と、当該制
御プログラムに従い、上記状態サーバに対して当該電子
メールに関する閲覧制限情報の送信を要求する手段と、
上記状態サーバから送信された閲覧制限情報を基に、当
該制御プログラム内に格納されている電子メールの内容
表示の可否を決定する手段と、表示可能な場合に、当該
電子メールの内容を受信側の情報処理端末のディスプレ
イに表示させる手段を備えたことを特徴としている。
【0012】この電子メールシステムによれば、制御プ
ログラムの生成及び添付機能を制御機能付与サーバが担
うこととなるため、送信側の情報処理端末は汎用のメー
ラさえ備えていれば済むこととなる。
【0013】請求項3に記載の電子メールシステムは、
請求項1または2に記載の電子メールシステムを前提と
しており、上記送信側の情報処理端末から上記状態サー
バに対して特定の電子メールに関して閲覧禁止の制限情
報が通知された場合に、上記受信側の情報処理端末にお
いては当該電子メールの内容表示が否決されることを特
徴としている。
【0014】請求項4に記載の電子メールシステムは、
請求項1〜3の何れかに記載の電子メールシステムを前
提としており、上記送信側の情報処理端末から上記状態
サーバに対して特定の電子メールに関してパスワードが
閲覧制限情報として通知された場合に、上記受信側の情
報処理端末においては当該パスワードと一致する文字列
の入力があることを条件に当該電子メールの内容表示が
可決されることを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の電子メールシステムは、
請求項1〜4の何れかに記載の電子メールシステムを前
提としており、上記送信側の情報処理端末から上記状態
サーバに対して特定の電子メールに関して有効時間また
は有効回数が閲覧制限情報として通知された場合に、上
記受信側の情報処理端末においては当該有効時間または
有効回数を超過していなことを条件に当該電子メールの
内容表示が可決されることを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の電子メールシステムは、
請求項1〜5の何れかに記載の電子メールシステムを前
提としており、さらに、上記受信側の情報処理端末が上
記電子メールの表示後に閲覧完了情報を上記状態サーバ
に送信する手段を備えると共に、上記状態サーバが当該
閲覧完了情報を上記状態データベースに登録する手段を
備えていることを特徴としている。この結果、送信者は
状態サーバにアクセスすることにより、受信側の情報処
理端末において電子メールが表示された(閲覧された)
ことを確認することが可能となる。
【0017】請求項7に記載の電子メールシステムは、
相互にネットワーク接続される送信側の情報処理端末、
受信側の情報処理端末、メールサーバ、及び消滅メール
サーバを備えた電子メールシステムであって、上記送信
側の情報処理端末は、電子メールの作成手段と、当該電
子メールを上記メールサーバに送信する手段を備え、上
記メールサーバは、送信側の情報処理端末から送信され
た電子メールのコピーを上記消滅メールサーバに転送す
る手段を備え、上記消滅メールサーバは、上記メールサ
ーバから転送された電子メールに消滅条件を付加して消
滅メールを生成する手段と、当該消滅メールを受信者の
メールボックスに蓄積する手段と、上記受信側の情報処
理端末から消滅メールの送信要求が出力された場合に、
上記メールボックスから該当の消滅メールを抽出し、受
信側の情報処理端末に送信する手段を備え、上記受信側
の情報処理端末は、上記消滅メールサーバに対して消滅
メールの送信要求を出力する手段と、上記消滅メールサ
ーバから受信した消滅メールの内容をディスプレイに表
示する手段と、当該消滅メールの消滅条件が満たされた
時点で、これを削除する手段を備えたことを特徴として
いる。
【0018】この電子メールシステムによれば、所定の
消滅条件が満たされた時点で受信側の情報処理端末に転
送された電子メール(消滅メール)が自動的に削除され
るため、携帯電話やノート型パソコン、PDAといった携
帯型情報処理端末の紛失に伴う極秘情報の漏洩を最小限
に抑えることが可能となる。上記消滅条件としては、例
えば「有効時間」が該当する。すなわち、上記受信側の
情報処理端末が消滅メールを受信してから所定の時間が
経過した時点で、当該電子メールが添付ファイル毎削除
されることとなる。あるいは、上記消滅条件として「有
効回数」を設定しておくこともできる。この場合、上記
受信側の情報処理端末において消滅メールの内容を所定
回数(例えば1回)表示させた後、当該消滅メールを閉
じた時点で、当該電子メールが添付ファイル毎削除され
ることとなる。
【0019】請求項8に記載の電子メールシステムは、
相互にネットワーク接続される送信側の情報処理端末、
受信側の携帯電話、メールサーバ、消滅メールサーバ、
及び携帯メールサーバを備えた電子メールシステムであ
って、上記送信側の情報処理端末は、電子メールの作成
手段と、当該電子メールを上記メールサーバに送信する
手段を備え、上記メールサーバは、送信側の情報処理端
末から送信された電子メールのコピーを上記消滅メール
サーバに転送する手段を備え、上記消滅メールサーバ
は、上記メールサーバから転送された電子メールに消滅
条件を付加して消滅メールを生成する手段と、当該消滅
メールを受信者のメールボックスに蓄積する手段と、当
該消滅メールの生成を告知する電子メールを自動生成
し、上記携帯電話のメールアドレスに宛てて送信する手
段と、受信側の携帯電話から消滅メールの送信要求が出
力された場合に、上記メールボックスから該当の消滅メ
ールを抽出し、当該携帯電話に送信する手段を備え、上
記携帯メールサーバは、上記消滅メールサーバから消滅
メールの生成を告知する電子メールを受信した場合に、
これを受信側の携帯電話に配信する手段を備え、上記受
信側の携帯電話は、上記消滅メールサーバに対して消滅
メールの送信要求を出力する手段と、上記消滅メールサ
ーバから受信した消滅メールの内容をディスプレイに表
示する手段と、当該消滅メールの消滅条件が満たされた
時点で、これを削除する手段を備えたことを特徴として
いる。
【0020】この場合、消滅メールサーバによって消滅
メールの生成を告知する電子メールが自動生成され、通
信事業者の管理する携帯メールサーバを通じて携帯電話
に自動配信されることとなる。携帯電話のメール配信サ
ービスの場合、受信者からの受信要求動作を待つまでも
なく、自動的にメールが配信される特徴を有している
(いわゆるプッシュ配信機能)。このため、受信者は遅
滞なく消滅メールの新着を認識することができる。
【0021】請求項9に記載の電子メールシステムは、
相互にネットワーク接続される送信側の情報処理端末及
び受信側の情報処理端末を備えた電子メールシステムで
あって、上記送信側の情報処理端末が、パスワードを設
定した電子メールを作成する手段と、当該電子メールの
内容を切り取り、制御プログラム内に格納する手段と、
当該制御プログラムを上記電子メールに添付する手段
と、当該電子メールを受信側のメールアドレスに宛てて
送信する手段を備えており、上記受信側の情報処理端末
が、上記送信側情報処理端末からの電子メールを受信す
る手段と、当該電子メールに添付された上記制御プログ
ラムを起動させる手段と、当該制御プログラムに従い、
パスワードの入力を求めるメッセージを受信側情報処理
端末のディスプレイに表示する手段と、入力された文字
列と設定されたパスワードとが一致するか否かを判定す
る手段と、両者が一致する場合に、当該電子メールの内
容を上記ディスプレイに表示させる手段を備えたことを
特徴している。
【0022】この場合には、電子メール生成時に所定の
パスワードを設定しておくことにより、宛先を誤指定し
た場合でも事前にパスワードの告知を受けた正当な受信
者以外は内容を閲覧することが不可能となり、メール送
信時のリスクを回避できる。受信側の情報処理端末にお
いは、パスワードの一致・不一致のみに基づいて電子メ
ールの表示・非表示が決定される。すなわち、電子メー
ル受信後にネットワーク経由で状態サーバに接続する必
要がなく、受信側の情報処理端末において処理が完結す
ることとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る第1の電
子メールシステム10の全体構成を示すものであり、この
システム10の運用者が管理するセンターサーバ群12と、
電子メールの送信者14が管理するパソコン16と、送信者
14が加入しているISPのサーバ18と、電子メールの受信
者20が管理するパソコン22と、受信者20が加入している
ISPのサーバ24とを備えている。センターサーバ群12
は、相互にネットワーク接続されたWWWサーバ26と、状
態サーバ28と、時間サーバ30を備えている。各サーバ
は、ルータ32を介してインターネット34と接続されてい
る。
【0024】送信側パソコン16と送信側ISPのサーバ18
との間は、例えば電話回線を介してダイヤルアップ接続
される。同様に、受信側パソコン22と受信側ISPのサー
バ24との間も、電話回線を介してダイヤルアップ接続さ
れる。また、送信側ISPのサーバ18、受信側ISPのサーバ
24、及びセンターサーバ群12間は、インターネット34を
介してネットワーク接続されている。
【0025】送信側パソコン16には、Windows 2000(登
録商標)等のOSの他、専用の電子メールプログラム
(以下「専用メーラ」)、及びInternet Explorer(登
録商標)等の汎用Webブラウザプログラム(以下「Webブ
ラウザ」)が少なくともセットアップされている。ま
た、受信側パソコン22には、OSの他、Outlook Expres
s(登録商標)等の汎用メーラ、及びJavaアプレット
(登録商標)の実行環境(Java VM)を備えた汎用Webブ
ラウザが少なくともセットアップされている。送信側IS
Pのサーバ18及び受信側ISPのサーバ24には、電子メール
の送受信を実現するためのメールサーバ(SMTPサーバ及
びPOPサーバ)機能が少なくとも含まれている。
【0026】送信者14が、このシステム10を利用して制
御機能付きの電子メールを送信するためには、事前にセ
ンターサーバ群12のWebサイトにパソコン16からインタ
ーネット34経由でアクセスし、所定の情報開示を伴うユ
ーザ登録を済ませておく。このユーザ登録を済ませた送
信者14には、ユーザIDやパスワードの他に、上記専用メ
ーラをダウンロードする権限が付与される。この専用メ
ーラは、汎用メーラと同様の機能、すなわち電子メール
の作成・送信・受信・表示機能の他、Javaアプレットの
自動生成・添付機能を備えている。なお、専用メーラの
配布方法はダウンロードに限定されるものではなく、パ
ソコン雑誌の付録CD-ROMに格納して配布することも可能
である。あるいは、パソコンに予めバンドルしておくこ
ともできる。
【0027】つぎに、図2のシーケンス図に従い、メー
ル送信時の処理手順について説明する。まず、送信側パ
ソコン16において専用メーラを起動させると、図3に示
す電子メール作成画面36が表示される。ここで送信者
は、通常のメーラによる電子メール作成要領に従い、宛
先(TO、CC、BCC)に受信者の電子メールアドレスを入
力した後、件名欄及び本文欄に文字をタイプ入力する。
また、重要度(高、中、低)の指定やファイルの添付も
行うことができる。
【0028】当該電子メールに予め閲覧制限を設定した
い場合には、その指定を行う。すなわち、有効時間の設
定を希望する場合には、「有効時間」にチェックを入れ
た後、「▼」ボタンをクリックしてプルダウンメニュー
を開き、「12(時間)」等の数字を選択する。また、
有効回数の設定を希望する場合には、「有効回数」にチ
ェックを入れた後、「▼」ボタンをクリックしてプルダ
ウンメニューを開き、「1(回)」等の数字を選択す
る。あるいは、パスワードの設定を希望する場合には、
「パスワード」にチェックを入れた後、入力スペースに
任意の文字列をタイプ入力する。
【0029】上記のように新規メール作成フォーム中に
必要事項を入力した後、送信ボタンをクリックすると、
専用メーラによって制御機能付き電子メールが自動生成
される(S10)。具体的には、電子メールの本文欄に記
述した文字や添付ファイルを内部に取り込むと共に、所
定の制御機能を実行するためのプログラムが記述された
制御プログラム(Javaアプレット)が生成され、電子メ
ールに添付される。また、電子メールの本文欄からは文
字が切り取られ、代わりに「添付ファイルをクリックし
て下さい。」等の定型メッセージが記述される。添付フ
ァイルも、同様に切り取られる。受信者20がメールの添
付ファイルをクリックして制御プログラムを展開・起動
させると、一定の条件下で送信者14の入力メッセージや
添付ファイルが受信者20のWebブラウザ上に表示される
のであるが、詳細は後述する。この制御機能付き電子メ
ールには、専用メーラによって固有のメールIDが付与さ
れる。
【0030】つぎに、専用メーラは上記制御プログラム
を添付した電子メールを、送信側ISPのメールサーバ18
に送信する(S12)。これを受けたメールサーバ18は、
宛先に記述されたメールアドレスに従い、電子メールを
受信側ISPのメールサーバ24に向けて転送する(S1
4)。受信側ISPのメールサーバ24は、当該電子メールを
受信者のメールボックスに格納する(S16)。
【0031】つぎに、専用メーラはインターネット34経
由で状態サーバ28に接続し、制御機能付き電子メールの
初期状態の通知を行う(S18)。この際、少なくともメ
ールID、送信日時、宛先のメールアドレスが状態サーバ
28に送信される。また、送信者がメール作成時に「有効
時間」や「有効回数」、「パスワード」を設定した場合
には、当該閲覧制限情報も送信される。
【0032】状態サーバ28は、当該初期状態情報をメー
ルIDに関連付けた上で状態データベース内に登録する
(S20)。また、状態サーバ28から時間サーバ30に対し
て、メールID及び宛先情報が送信される(S22)。時間
サーバ30は、これらの情報を管理データベース内に登録
する。
【0033】送信者14は、一旦送信した電子メールに関
して、後から状態サーバ28に対して閲覧制限の追加を行
うこともできる(S24、S26)。すなわち、送信者14が
専用メーラのメニュー中から「メールの状態確認」を選
択すると、パソコン16はインターネット34経由で状態サ
ーバ28に接続し、HTTPプロトコルに基づいて状態表示リ
ストの送信を要求する。そして、ユーザID及びパスワー
ドの入力を伴う認証ステップをクリアすると、図4に示
すように、送信済み電子メールの状態表示リスト38がパ
ソコン16の画面に表示される。この状態表示リスト38
は、状態サーバ28のデータベースから抽出されたデータ
に基づいて生成される。
【0034】ここで、「未読/既読」欄に「既読」と表
示されている電子メールについては、既に受信者20によ
る閲覧が完了していることを意味しており、「未読」と
表示されている電子メールについては、未だ受信者20に
よる閲覧が完了していないことを意味している。また、
「閲覧制限」欄に「有効回数有り」、「有効時間有
り」、「パスワード有り」、「閲覧禁止」と表示されて
いる電子メールについては、それぞれ該当の閲覧制限が
付されていることを意味しており、ブランクの場合には
当該電子メールに今のところ閲覧制限が付されていない
ことを意味している。
【0035】送信者14は、「処理」欄の「状態変更」ボ
タンをクリックし、閲覧制限が付けられていない電子メ
ールに対して「閲覧禁止」等の制限を付加したり、逆に
「閲覧禁止」付きの電子メールから当該閲覧制限を解除
することができる。あるいは、「有効時間」や「有効回
数」の閲覧制限を解除または追加したり、数値を増減す
ることができる。パスワードの設定を解除または追加し
たり、パスワードを変更することもできる。したがっ
て、電子メールの送信直後に宛先の誤指定に気付いた送
信者14は、即座に状態サーバ28にアクセスし、当該電子
メールについて「閲覧禁止」を付加することで、受信者
20による閲覧を未然に回避することができる。
【0036】つぎに、図5のシーケンス図に従い、メー
ル受信時の処理手順について説明する。まず、受信者20
が自己のパソコン22上に汎用メーラを立ち上げ、ISPの
メールサーバ24に対して新着メールの送信を要求する
と、メールボックス内に蓄積された制御機能付き電子メ
ールが配信される(S30)。
【0037】受信者20が汎用メーラ上において受信した
電子メールを開封すると(S32)、電子メールの本文欄
に「添付ファイルをクリックして下さい。」というメッ
セージが表示される。上記メッセージに従って受信者20
が添付ファイルをクリックし、添付ファイルをWebブラ
ウザで開くと(S34)、制御プログラム(Javaアプレッ
ト)が起動し(S36)、パソコン22の画面上に接続を促
すメッセージボックスが現れる(図示省略)。これに従
って受信者20が同ボックス中の「接続」ボタンををクリ
ックすると、受信者ISPのサーバ24にパソコン22が接続
し、受信側パソコン22はインターネット34を介してセン
ターサーバ群12に接続される。
【0038】この状態において制御プログラムは、まず
時間サーバ30にアクセスし、現在時刻情報の送信を要求
する(S38)。これを受けた時間サーバ30は、制御プロ
グラムから送信されたメールIDを基に正当性をチェック
した後、現在時刻情報を制御プログラムに返す(S4
0)。つぎに、制御プログラムは状態サーバ28にアクセ
スし、当該電子メールに付加された閲覧制限情報の送信
を要求する(S42)。これを受けた状態サーバ28は、メ
ールIDを基にデータベース内を検索し(S44)、該当メ
ールに付加された閲覧制限情報を制御プログラムに返す
(S46)。
【0039】ここで、閲覧制限が一切付加されていない
場合(S48)、制御プログラムはメール本文や添付ファ
イルをWebブラウザ上に表示させる(S50)と同時に、
状態サーバ28に対して閲覧済みであることを示す情報を
送信する(S52)。これを受けた状態サーバ28は、当該
電子メールに関して「既読」の情報を登録する(S5
4)。これに対し、当該電子メールに「閲覧禁止」の制
限が付加されている場合には、Webブラウザ上に「この
電子メールは取り消されましたので表示できません。」
等の定型メッセージが表示され、メール本文等の表示が
拒否される(S56)。
【0040】当該電子メールに関して有効時間が設定さ
れている場合、制御プログラムは時間サーバ30から送信
された現在時刻情報と、当該電子メール送信時の時刻情
報とを比較する(S48)。そして、有効時間を経過して
いない場合にのみ、制御プログラムはメール本文等の内
容をWebブラウザ上に表示させる(S50)。これに対
し、既に有効時間を経過している場合には、Webブラウ
ザ上に「既に有効時間を経過しているため表示できませ
ん。」といった内容のメッセージが表示され、メール本
文等の表示が拒否される(S56)。
【0041】当該電子メールに関してパスワードが設定
されている場合には、Webブラウザ上にパスワードの入
力ボックスが表示される(図示省略)。ここで、受信者
20が入力した文字列と状態サーバ28から送信されたパス
ワードとが一致している場合には(S48)、上記と同
様、Webブラウザ上に電子メールの本文等が表示される
(S50)。これに対し、パスワードが一致しない場合に
は再入力を求めるメッセージが表示され、正しいパスワ
ードが入力されるまでメール本文等の内容表示が留保さ
れる(S56)。このように、予め電子メールにパスワー
ドを設定しておけば、宛先を誤指定した場合でも事前に
パスワードの告知を受けた正当な受信者以外は内容を閲
覧することが不可能となり、メール送信時のリスクを回
避できる。
【0042】当該電子メールに関して有効回数(例えば
「3」回)が設定されている場合、制御プログラムはメ
ール本文の表示回数を保持しておき、表示要求動作が入
力される都度、規定数に達しているか否かが判定され
る。そして、有効回数に達していない場合にのみ、制御
プログラムはメール本文等の内容をWebブラウザ上に表
示させる。これに対し、既に有効回数を越えている場合
には、Webブラウザ上に「既に有効回数を越えているた
め表示できません。」といった内容のメッセージが表示
され、メール本文等の表示が拒否される。
【0043】図6は、この発明に係る第2の電子メール
システム40の全体イメージを示すものである。この第2
の電子メールシステム40は、第1の電子メールシステム
10の構成と共通点が多いため、以下においては相違点を
中心に説明する。
【0044】まず、送信側パソコン16には、専用メーラ
の代わりに汎用メーラがセットアップされている。ま
た、システムの運用者が管理するセンターサーバ群12に
は、WWWサーバ26、状態サーバ28、時間サーバ30と並ん
で、制御機能付与サーバ42が設けられている。この制御
機能付与サーバ42は、第1にメールサーバとしての機能
を備えており、送信側パソコン16から送信された電子メ
ールを受信側のメールサーバ24に転送する機能を果たす
ことができる。このためには、送信側パソコン16にセッ
トアップされた汎用メーラのメールアカウント設定にお
いて、送信メールサーバとして制御機能付与サーバ42の
ドメイン名を指定しておく。第2に、この制御機能付与
サーバ42は、送信側パソコン16から送信された電子メー
ルにJavaアプレット等の制御プログラムを添付して制御
機能付き電子メールとなした後、受信側のメールサーバ
24に転送する機能を発揮することができる。
【0045】以下、図7のシーケンス図に従い、メール
送信時の処理手順について説明する。まず、送信側パソ
コン16において汎用メーラを起動させ、一般的な電子メ
ールの作成要領に従い、電子メールを作成する(S6
0)。すなわち、送り先(TO、CC、BCC)に受信者の電子
メールアドレスを入力した後、件名欄及び本文欄に文字
をタイプ入力する。また、必要に応じて重要度(高、
中、低)の指定やファイルの添付も行う。この場合、汎
用メーラを用いているため、電子メールの作成当初から
有効時間や有効回数、パスワードの設定を行うことはで
きない。
【0046】上記のようにして汎用メーラの新規メール
作成フォーム中に必要事項を入力した後、送信ボタンを
クリックすると、パソコン16とISPのサーバ18との間が
接続され、インターネット34を経由して制御機能付与サ
ーバ42に電子メールが送信される(S61)。これを受け
た制御機能付与サーバ42は、当該電子メールのヘッダ部
に記述された重要度情報を検出し、重要度が「中」
「低」である場合にはそのまま当該電子メールを受信側
のメールサーバに向けて転送する(S62)。
【0047】これに対し、重要度が「高」の場合には、
制御機能付与サーバ42によって制御機能付き電子メール
が自動生成される(S63)。具体的には、電子メールの
本文欄に記述された文字や添付ファイルを内部に取り込
んだ制御プログラム(Javaアプレット)が生成され、電
子メールに添付される。また、電子メールの本文欄から
は文字が切り取られ、代わりに「添付ファイルをクリッ
クして下さい。」等の定型メッセージが記述される。添
付ファイルも、同様に切り取られる。この制御機能付き
電子メールには、制御機能付与サーバ42によって固有の
メールIDが付与される。
【0048】つぎに、制御機能付与サーバ42は、上記制
御プログラムを添付した電子メールを、受信側ISPのメ
ールサーバ24に送信する(S64)。受信側ISPのメール
サーバ24は、当該電子メールを受信者20のメールボック
スに格納する(S65)。また、制御機能付与サーバ42
は、LAN経由で状態サーバ28に接続し、制御機能付き電
子メールの初期状態(メールID、送信日時、宛先のメー
ルアドレス等)を通知する(S66)。
【0049】状態サーバ28は、当該初期状態情報をメー
ルIDに関連付けた上で状態データベース内に登録する
(S67)。また、状態サーバ28から時間サーバ30に対し
て、メールID及び宛先情報が送信される(S68)。時間
サーバは、これらの情報を管理データベース内に登録す
る。
【0050】この第2の電子メールシステム40において
も、送信者14は送信済みの電子メールに対して後から閲
覧制限を付加することができる。また、一旦設定した閲
覧制限を解除したり、内容を変更することも可能である
(S69、S70)。この場合、送信者14はパソコン16上に
Webブラウザを起動させ、アドレス欄にWebサーバ26のUR
Lを入力する。この結果、パソコン16の画面には、この
システム10におけるサービスメニューが記述されたWeb
ページが表示される(図示省略)。このサービスメニュ
ー中から「メールの状態確認」を選択し、ユーザID及び
パスワードの入力を伴う認証ステップをクリアすると、
図4に示したのと同様の状態表示リスト38がWebブラウ
ザ上に表示される。後は、上記と同様の要領に従い、閲
覧制限の設定を解除または追加したり、内容を変更すれ
ばよい。
【0051】この第2の電子メールシステム40は、送信
側パソコン16において汎用メーラを用いて作成された通
常の電子メールに対して、サーバ42側で制御機能付き電
子メールに仕立てることができる点に最大の特徴を備え
ている。上記にあっては、重要度の高い電子メールにつ
いてのみ制御機能付き電子メールとし、それ以外の電子
メールはそのまま受信側メールサーバ24に転送する例を
示したが、重要度の高低にかかわらず、全ての電子メー
ルを制御機能付き電子メール化して受信側メールサーバ
24に転送するよう運用することも当然に可能である。な
お、第2の電子メールシステム40における受信プロセス
は、図5に示した第1の電子メールシステム10における
受信プロセスと同一のため、重複説明を省略する。
【0052】図8は、この発明に係る第3の電子メール
システム50の全体イメージを示すものであり、このシス
テム50の運用者が管理する消滅メールサーバ52と、複数
のパソコン54及び社内メールサーバ56がネットワーク接
続された社内LAN58と、社外の電子メール送信者14aが
管理するパソコン16と、当該送信者14aが加入している
ISPのサーバ18と、電子メールの受信者20が所持する携
帯電話60とを備えている。社内メールサーバ56、消滅メ
ールサーバ52、送信側ISPのサーバ18との間は、インタ
ーネット34を介してネットワーク接続されている。
【0053】受信者の携帯電話60はインターネット接続
機能を備えており、最寄りの無線基地局62、パケット通
信網64、通信事業者のゲートウェイサーバ66、及びイン
ターネット34を経由して消滅メールサーバ52に接続する
ことができる。また、携帯電話60は、通信事業者の携帯
メールサーバ68を介して、電子メールの送受信が可能と
なされている。さらに、上記携帯電話60はプログラム追
加機能を備えており、所定のサーバからダウンロードし
たJavaアプレット等よりなる制御プログラムをメモリ内
に格納しておくことができる。
【0054】上記の社内メールサーバ56は、社内LAN58
に収容されているパソコン54宛ての電子メールを受信す
る都度、そのコピーをインターネット34経由で消滅メー
ルサーバ52に転送する機能を備えている。また、消滅メ
ールサーバ52は、社内メールサーバ56から送信された電
子メールに有効時間や有効回数といった消滅条件を付加
した消滅メールを生成し、携帯電話60に予めセットアッ
プされた専用メーラ(Javaアプレット)からの要求に応
じてこれを携帯電話60に配信する機能を備えている。
【0055】つぎに、図9のシーケンス図に従い、第3
の電子メールシステム50における第1の処理手順につい
て説明する。まず、社内の送信者14bが社内LAN58に収
容されたパソコン54(a)から同僚である受信者20に向け
て社内メールを送信した場合(S71)、当該社内メール
は一旦社内メールサーバ56のメールボックス内に保存さ
れた後、受信者20の配信要求に応じて受信側のパソコン
54(b)に配信される(S72)。同時に、社内メールサー
バ56はインターネット34経由で消滅メールサーバ52に接
続し、当該社内メールのコピーを転送する(S73)。こ
れを受けた消滅メールサーバ52は、当該社内メールの記
述内容を取り込むと共に、これに有効時間(例えば「30
分」)や有効回数(例えば「1回」)といった消滅条件
を示す情報を付加した消滅メール(Javaアプレット)を
自動生成し(S74)、受信者20のメールボックス内に保
存する。
【0056】受信者20が社内にいる場合には、上記のよ
うに社内メールサーバ56から自己のパソコン54(d)に新
着メールの配信を受け、汎用メーラを介して内容を閲覧
することができる。これに対し、受信者20が外出してい
る場合には、自己の携帯電話60に格納された専用メーラ
を起動しておく(S75)。
【0057】この専用メーラは、携帯電話60のメモリ内
に蓄積された各消滅メールの消滅条件をチェックし、消
滅条件を具備した時点でこれを削除する機能を発揮する
(S81)。また、専用メーラは定期的にインターネット
34経由で消滅メールサーバ52にアクセスし、新着メール
の有無を問い合わせる機能を果たす(S76)。もちろ
ん、受信者20はこの専用メーラを通じて手動で消滅メー
ルサーバ52にアクセスし、新着メールの有無を何時でも
問い合わせることができる。
【0058】携帯電話60の専用メーラからの問い合せを
受けた消滅メールサーバ52は、携帯電話60から送信され
た受信者のメールアドレス情報を基にメールボックス内
を検索し、新着メールが存在する場合にはこれを携帯電
話60に送信する(S77)。この消滅メールが携帯電話60
にダウンロードされると、専用メーラによって展開・起
動され、当該消滅メールの消滅条件が認識される(S7
8)。また、消滅メールのタイトルが、携帯電話60のデ
ィスプレイ上に表示される。着信音等によって新着メー
ルの到達を知った受信者20が当該タイトルをクリックす
ると、その本文が表示される(S79)。
【0059】当該消滅メールに消滅条件として「有効時
間」が記述されている場合は、メール本文の内容表示と
同時に専用メーラのタイマ機能が起動し、カウントダウ
ンが開始される。そして、予め設定された時間(例えば
30分)が経過すると(S80)、専用メーラのメール削除
機能が発動し、消滅メールは自動的に削除される(S8
1)。この結果、重要な社内メールが携帯電話60内に長
く滞留することが防止され、万一紛失した場合でも社外
秘が漏洩する危険性を最小限に抑えることができる。
【0060】当該消滅メールに消滅条件として「有効回
数」が記述されている場合には、メール本文の内容表示
と同時に専用メーラのカウンタ機能が起動し、表示回数
が計数される。そして、予め設定された回数(例えば1
回)を超過すると(S80)、専用メーラのメール削除機
能が発動し、当該消滅メールを閉じた時点で自動的に削
除される(S81)。
【0061】上記消滅条件は、社内メールサーバ56毎に
予め消滅メールサーバ52の管理データベース内に設定さ
れている。あるいは、消滅メールサーバ52に電子メール
のコピーを転送する都度、社内メールサーバ56は当該電
子メール固有の消滅条件を消滅メールサーバ52に通知
し、これを適用するよう要求することもできる。
【0062】社外の送信者14aからインターネット34経
由で社内の受信者20宛に電子メールが送信された場合
も、社内メールサーバ56及び消滅メールサーバ52によっ
て上記と同様の処理が実行される。
【0063】つぎに、図10のシーケンス図に従い、第
3の電子メールシステム50における第2の処理手順につ
いて、第1の処理手順との相違点を中心に説明する。こ
の場合、消滅メールサーバ52は、社内メールサーバ56か
ら転送された電子メールのヘッダ部に記述された重要度
情報をチェックし(S82)、重要度が「高」(Priorit
y:1)の場合には、重要メールの到着を知らせる告知
メールを自動生成する(S83 )。この告知メールは、
例えば以下のような内容を備えている。 件名:「重要メールが到着しました!!」 本文:「重要メールが到着しましたので、至急チェック
して下さい。」 また、この告知メールの宛先欄には、受信者20の携帯メ
ールアドレスが記述される。この携帯メールアドレス
は、通信事業者によって提供される携帯電話用の電子メ
ールサービスを利用するための専用アドレスであり、消
滅メールサーバ52内には予め受信者20のメールアドレス
と携帯メールアドレスとの対応表が登録されている。
【0064】消滅メールサーバ52は、上記告知メール生
成と同時に、これをインターネット34経由で携帯メール
サーバ68に送信する(S83 )。これを受けた携帯メー
ルサーバ68は、上記告知メールを直ちに受信者20の携帯
電話60に配信する(S84 )。着信音等によって携帯メ
ールの新着を知った受信者20は、上記告知メールの内容
を確認すると同時に携帯電話60に搭載された専用メーラ
を起動させる(S75)。後は、第1の処理手順と同様の
プロセスが踏襲される(S76〜S81)。
【0065】第1の処理手順にあっては、携帯電話60の
専用メーラが定期的に消滅メールサーバ52に接続して新
着メールの有無を問い合わせる方式であったため、緊急
性の高いメールの閲覧が遅れる可能性があった。これに
対し、携帯メールサーバ68による携帯メールの配信は、
携帯電話60からの働き掛けがなくても自動的に実行され
る仕組みであるため、受信者20は告知メールを遅滞なく
入手でき、ひいては消滅メールの素早い閲覧が可能とな
る。
【0066】上記においては、携帯電話60の専用メーラ
に消滅条件判定機能及びメール削除機能を設けておき、
消滅メールに記述された消滅条件に従って削除処理が実
行される例を説明したが、消滅メールサーバ52において
消滅メールにタイマ機能やカウンタ機能及び自動削除機
能を発揮する制御プログラムを付加することも可能であ
る。この場合、消滅メールサーバ52から消滅メールを携
帯電話60がダウンロードし、専用メーラがこの制御プロ
グラムを展開・起動させることにより、上記の各種機能
が実現される。
【0067】図11は、この発明に係る第4の電子メー
ルシステム70の全体構成を示すものであり、電子メール
の送信者14が管理するパソコン16と、送信者14が加入し
ているISPのサーバ18と、電子メールの受信者20が管理
するパソコン22と、受信者20が加入しているISPのサー
バ24とを備えている。また、送信側ISPのサーバ18、と
受信側ISPのサーバ24間は、インターネット34を介して
接続されている。送信側パソコン16には、OSの他、パ
スワード付きメールの作成・送信機能を備えた専用メー
ラが少なくともセットアップされている。また、受信側
パソコン22には、OSの他、汎用メーラ及びJava VMを
備えた汎用Webブラウザが少なくともセットアップされ
ている。
【0068】つぎに、図12のシーケンス図に従い、メ
ール送信時及び受信時の処理手順について説明する。ま
ず、送信者14が送信側パソコン16において専用メーラを
起動させると、図13に示すように、パスワード付き電
子メールの作成画面71が表示される。ここで送信者14
は、「パスワード」欄の入力スペースに任意の文字列を
タイプ入力し、当該電子メールについてパスワードを設
定する。このパスワード欄の入力スペースをブランクに
しておいた場合には、当該電子メールについてはパスワ
ードが設定されていないものとして処理される。つぎ
に、通常のメーラによる電子メール作成要領に従い、宛
先(TO、CC、BCC)に受信者の電子メールアドレスを入
力した後、件名欄及び本文欄に文字をタイプ入力する。
また、重要度(高、中、低)の指定やファイルの添付も
行うことができる。
【0069】上記のように新規メール作成フォーム中に
必要事項を入力した後、送信ボタンをクリックすると、
専用メーラによってパスワード付き電子メールが自動生
成される(S85)。具体的には、電子メールの本文欄に
記述した文字や添付ファイルを内部に取り込むと共に、
パスワード判定機能を実行するためのプログラムやパス
ワードが記述された制御プログラム(Javaアプレット)
が生成され、電子メールに添付される。また、電子メー
ルの本文欄からは文字が切り取られ、代わりに「添付フ
ァイルをクリックして下さい。」等の定型メッセージが
記述される。添付ファイルも、同様に切り取られる。
【0070】つぎに、専用メーラは上記制御プログラム
を添付した電子メールを、送信側ISPのメールサーバ18
に送信する(S86)。これを受けたメールサーバ18は、
宛先に記述されたメールアドレスに従い、電子メールを
受信側ISPのメールサーバ24に向けて転送する(S8
7)。受信側ISPのメールサーバ24は、当該電子メールを
受信者のメールボックスに格納する(S88)。
【0071】つぎに、受信者20が自己のパソコン22上に
汎用メーラを立ち上げ、ISPのメールサーバ24に対して
新着メールの送信を要求すると、メールボックス内に蓄
積されたパスワード付き電子メールが配信される(S8
9)。受信者20が汎用メーラ上において受信した電子メ
ールを開封すると(S90)、電子メールの本文欄に「添
付ファイルをクリックして下さい。」というメッセージ
が表示される。
【0072】上記メッセージに従って受信者20が添付フ
ァイルをクリックし、添付ファイルをWebブラウザで開
くと(S91)、制御プログラム(Javaアプレット)が起
動し(S92)、パスワードの入力を促すメッセージボッ
クスが現れる(S93)。これに従って受信者20が同ボッ
クス中の入力欄にパスワードをタイプ入力すると、制御
プログラムは送信者によって設定されたパスワードと入
力されたパスワードとが一致するか否かを判定する(S
94)。ここで「一致」と判定されると、制御プログラム
はメール本文や添付ファイルをWebブラウザ上に表示さ
せる(S95)。これに対し、パスワードが一致しない場
合には再入力を求めるメッセージが表示され(S93)、
正しいパスワードが入力されるまでメール本文等の内容
表示が留保される。
【0073】このように、予め電子メールにパスワード
を設定しておけば、宛先を誤指定した場合でも事前にパ
スワードの告知を受けた正当な受信者以外は内容を閲覧
することが不可能となり、メール送信時のリスクを回避
できる。この第4の電子メールシステム70にあっては、
上記のように電子メールの生成時点でパスワードが閲覧
制限情報として付加され、受信側のパソコン22におい
は、このパスワードの一致・不一致に基づいて電子メー
ルの内容の表示・非表示が決定される。すなわち、電子
メール受信後にインターネット34経由で状態サーバに接
続する必要がなく、受信側のパソコン22において処理が
完結することとなる。
【0074】
【発明の効果】請求項1及び2に記載した電子メールシ
ステムによれば、電子メールの送信直後に宛先の誤りに
気付いた送信者は、直ちに情報処理端末から状態サーバ
にアクセスし、閲覧禁止等の制限情報を登録すること
で、受信側の情報処理端末において電子メールの本文や
添付ファイルが表示されることを有効に防止することが
できる。
【0075】請求項7及び8に記載した電子メールシス
テムによれば、消滅条件として「有効時間」を設定して
おくことにより、携帯電話等に転送された電子メールが
当該有効時間経過後に自動的に削除されるため、携帯電
話等の紛失に伴う極秘情報の漏洩を最小限に抑えること
が可能となる。
【0076】請求項9に記載した電子メールシステムに
よれば、電子メール生成時に所定のパスワードを設定し
ておくことにより、宛先を誤指定した場合でも事前にパ
スワードの告知を受けた正当な受信者以外は内容を閲覧
することが不可能となり、メール送信時のリスクを回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の電子メールシステムの全
体イメージを示す模式図である。
【図2】第1の電子メールシステムにおけるメール送信
時の処理手順を説明するシーケンス図である。
【図3】専用メーラにおける電子メール作成画面を示す
レイアウト図である。
【図4】専用メーラにおける送信済み電子メールの状態
表示リストを示すレイアウト図である。
【図5】第1の電子メールシステムにおけるメール受信
時の処理手順を説明するシーケンス図である。
【図6】この発明に係る第2の電子メールシステムの全
体イメージを示す模式図である。
【図7】第2の電子メールシステムにおけるメール送信
時の処理手順を説明するシーケンス図である。
【図8】この発明に係る第3の電子メールシステムの全
体イメージを示す模式図である。
【図9】第3の電子メールシステムにおける第1の処理
手順を説明するシーケンス図である。
【図10】第3の電子メールシステムにおける第2の処
理手順を説明するシーケンス図である。
【図11】この発明に係る第4の電子メールシステムの
全体イメージを示す模式図である。
【図12】第4の電子メールシステムにおけるメール送
信時及び受信時の処理手順を説明するシーケンス図であ
る。
【図13】専用メーラにおけるパスワード付き電子メー
ルの作成画面を示すレイアウト図である。
【符号の説明】 10 第1の電子メールシステム 12 センターサーバ群 14 電子メールの送信者 16 電子メールの送信者が管理するパソコン 18 送信者が加入しているISPのサーバ 20 電子メールの受信者 22 電子メールの受信者が管理するパソコン 24 受信者が加入しているISPのサーバ 26 WWWサーバ 28 状態サーバ 30 時間サーバ 32 ルータ 34 インターネット 36 電子メール作成画面 38 送信済み電子メールの状態表示リスト 40 第2の電子メールシステム 42 制御機能付与サーバ 50 第3の電子メールシステム 52 消滅メールサーバ 54 パソコン 56 社内メールサーバ 58 社内LAN 60 携帯電話 62 無線基地局 64 パケット通信網 66 通信事業者のゲートウェイサーバ 68 通信事業者の携帯メールサーバ 70 第4の電子メールシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 輝彦 東京都荒川区東日暮里5−17−9 イマス 日暮里ビル 株式会社アクティス内 (72)発明者 杉本 英 東京都荒川区東日暮里5−17−9 イマス 日暮里ビル 株式会社アクティス内 (72)発明者 梅崎 幸司 東京都江戸川区清新町1−2−2−1105 Fターム(参考) 5K030 GA15 HA06 LD20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互にネットワーク接続される送信側の情
    報処理端末、受信側の情報処理端末、及び状態サーバを
    備えた電子メールシステムであって、 上記送信側の情報処理端末は、電子メールの作成手段
    と、当該電子メールの内容を切り取り、制御プログラム
    内に格納する手段と、当該制御プログラムを上記電子メ
    ールに添付する手段と、当該電子メールを受信側のメー
    ルアドレスに宛てて送信する手段と、送信後に当該電子
    メールに関する初期情報を上記状態サーバに通知する手
    段と、初期情報通知後に当該電子メールに関する閲覧制
    限情報を上記状態サーバに通知する手段を備え、 上記状態サーバは、上記送信側の情報処理端末から送信
    された初期情報及び閲覧制限情報を状態データベース内
    に登録する手段と、上記受信側の情報処理端末から特定
    の電子メールに関する閲覧制限情報の送信要求が出力さ
    れた場合に、上記状態データベースを参照して該当の閲
    覧制限情報を受信側の情報処理端末に送信する手段を備
    え、 上記受信側の情報処理端末は、上記送信側情報処理端末
    からの電子メールを受信する手段と、当該電子メールに
    添付された上記制御プログラムを起動させる手段と、当
    該制御プログラムに従い、上記状態サーバに対して当該
    電子メールに関する閲覧制限情報の送信を要求する手段
    と、上記状態サーバから送信された閲覧制限情報を基
    に、当該制御プログラム内に格納されている電子メール
    の内容表示の可否を決定する手段と、表示可能な場合
    に、当該電子メールの内容を受信側の情報処理端末のデ
    ィスプレイに表示させる手段を備えたことを特徴とする
    電子メールシステム。
  2. 【請求項2】相互にネットワーク接続される送信側の情
    報処理端末、受信側の情報処理端末、状態サーバ、及び
    制御機能付与サーバを備えた電子メールシステムであっ
    て、 上記送信側の情報処理端末は、電子メールの作成手段
    と、当該電子メールを上記制御機能付与サーバに送信す
    る手段と、送信後に当該電子メールに関する閲覧制限情
    報を上記状態サーバに通知する手段を備え、 上記制御機能付与サーバは、上記電子メールの内容を切
    り取り、制御プログラム内に格納する手段と、当該制御
    プログラムを当該電子メールに添付する手段と、当該電
    子メールを受信側のメールアドレスに宛てて送信する手
    段と、当該電子メールに関する初期情報を上記状態サー
    バに通知する手段を備え、 上記状態サーバは、上記制御機能付与サーバから送信さ
    れた初期情報及び上記送信側の情報処理端末から送信さ
    れた閲覧制限情報を状態データベース内に登録する手段
    と、上記受信側の情報処理端末から特定の電子メールに
    関する閲覧制限情報の送信要求が出力された場合に、上
    記状態データベースを参照して該当の閲覧制限情報を受
    信側の情報処理端末に送信する手段を備え、 上記受信側の情報処理端末は、上記制御機能付与サーバ
    からの電子メールを受信する手段と、当該電子メールに
    添付された上記制御プログラムを起動させる手段と、当
    該制御プログラムに従い、上記状態サーバに対して当該
    電子メールに関する閲覧制限情報の送信を要求する手段
    と、上記状態サーバから送信された閲覧制限情報を基
    に、当該制御プログラム内に格納されている電子メール
    の内容表示の可否を決定する手段と、表示可能な場合
    に、当該電子メールの内容を受信側の情報処理端末のデ
    ィスプレイに表示させる手段を備えたことを特徴とする
    電子メールシステム。
  3. 【請求項3】上記送信側の情報処理端末から上記状態サ
    ーバに対し、特定の電子メールに関して閲覧禁止の制限
    情報が通知された場合に、上記受信側の情報処理端末に
    おいては、当該電子メールの内容表示が否決されること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電子メールシス
    テム。
  4. 【請求項4】上記送信側の情報処理端末から上記状態サ
    ーバに対し、特定の電子メールに関してパスワードが閲
    覧制限情報として通知された場合に、上記受信側の情報
    処理端末においては、当該パスワードと一致する文字列
    の入力があることを条件に当該電子メールの内容表示が
    可決されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載の電子メールシステム。
  5. 【請求項5】上記送信側の情報処理端末から上記状態サ
    ーバに対し、特定の電子メールに関して有効時間または
    有効回数が閲覧制限情報として通知された場合に、上記
    受信側の情報処理端末においては、当該有効時間または
    有効回数を超過していなことを条件に当該電子メールの
    内容表示が可決されることを特徴とする請求項1〜4の
    何れかに記載の電子メールシステム。
  6. 【請求項6】上記受信側の情報処理端末は、上記電子メ
    ールの表示後に閲覧完了情報を上記状態サーバに送信す
    る手段を備えており、 上記状態サーバは、当該閲覧完了情報を上記状態データ
    ベースに登録する手段を備えていることを特徴とする請
    求項1〜5の何れかに記載の電子メールシステム。
  7. 【請求項7】相互にネットワーク接続される送信側の情
    報処理端末、受信側の情報処理端末、メールサーバ、及
    び消滅メールサーバを備えた電子メールシステムであっ
    て、 上記送信側の情報処理端末は、電子メールの作成手段
    と、当該電子メールを上記メールサーバに送信する手段
    を備え、 上記メールサーバは、送信側の情報処理端末から送信さ
    れた電子メールのコピーを上記消滅メールサーバに転送
    する手段を備え、 上記消滅メールサーバは、上記メールサーバから転送さ
    れた電子メールに消滅条件を付加して消滅メールを生成
    する手段と、当該消滅メールを受信者のメールボックス
    に蓄積する手段と、上記受信側の情報処理端末から消滅
    メールの送信要求が出力された場合に、上記メールボッ
    クスから該当の消滅メールを抽出し、受信側の情報処理
    端末に送信する手段を備え、 上記受信側の情報処理端末は、上記消滅メールサーバに
    対して消滅メールの送信要求を出力する手段と、上記消
    滅メールサーバから受信した消滅メールの内容をディス
    プレイに表示する手段と、当該消滅メールの消滅条件が
    満たされた時点で、これを削除する手段を備えたことを
    特徴とする電子メールシステム。
  8. 【請求項8】相互にネットワーク接続される送信側の情
    報処理端末、受信側の携帯電話、メールサーバ、消滅メ
    ールサーバ、及び携帯メールサーバを備えた電子メール
    システムであって、 上記送信側の情報処理端末は、電子メールの作成手段
    と、当該電子メールを上記メールサーバに送信する手段
    を備え、 上記メールサーバは、送信側の情報処理端末から送信さ
    れた電子メールのコピーを上記消滅メールサーバに転送
    する手段を備え、 上記消滅メールサーバは、上記メールサーバから転送さ
    れた電子メールに消滅条件を付加して消滅メールを生成
    する手段と、当該消滅メールを受信者のメールボックス
    に蓄積する手段と、当該消滅メールの生成を告知する電
    子メールを自動生成し、上記携帯電話のメールアドレス
    に宛てて送信する手段と、受信側の携帯電話から消滅メ
    ールの送信要求が出力された場合に、上記メールボック
    スから該当の消滅メールを抽出し、当該携帯電話に送信
    する手段を備え、 上記携帯メールサーバは、上記消滅メールサーバから消
    滅メールの生成を告知する電子メールを受信した場合
    に、これを受信側の携帯電話に配信する手段を備え、 上記受信側の携帯電話は、上記消滅メールサーバに対し
    て消滅メールの送信要求を出力する手段と、上記消滅メ
    ールサーバから受信した消滅メールの内容をディスプレ
    イに表示する手段と、当該消滅メールの消滅条件が満た
    された時点で、これを削除する手段を備えたことを特徴
    とする電子メールシステム。
  9. 【請求項9】相互にネットワーク接続される送信側の情
    報処理端末及び受信側の情報処理端末を備えた電子メー
    ルシステムであって、 上記送信側の情報処理端末は、パスワードを設定した電
    子メールを作成する手段と、当該電子メールの内容を切
    り取り、制御プログラム内に格納する手段と、当該制御
    プログラムを上記電子メールに添付する手段と、当該電
    子メールを受信側のメールアドレスに宛てて送信する手
    段を備え、 上記受信側の情報処理端末は、上記送信側情報処理端末
    からの電子メールを受信する手段と、当該電子メールに
    添付された上記制御プログラムを起動させる手段と、当
    該制御プログラムに従い、パスワードの入力を求めるメ
    ッセージを受信側情報処理端末のディスプレイに表示す
    る手段と、入力された文字列と設定されたパスワードと
    が一致するか否かを判定する手段と、両者が一致する場
    合に、当該電子メールの内容を上記ディスプレイに表示
    させる手段を備えたことを特徴とする電子メールシステ
    ム。
JP2001307062A 2001-10-03 2001-10-03 電子メールシステム Pending JP2003114852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001307062A JP2003114852A (ja) 2001-10-03 2001-10-03 電子メールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001307062A JP2003114852A (ja) 2001-10-03 2001-10-03 電子メールシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003114852A true JP2003114852A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19126591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001307062A Pending JP2003114852A (ja) 2001-10-03 2001-10-03 電子メールシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003114852A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007063597A1 (ja) * 2005-12-01 2007-06-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 情報端末装置
JP2007531109A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 マイクロソフト コーポレーション ライツマネジメント(rightsmanagement)ポリシーに従ってデータをアップデートするための方法
JP2008515259A (ja) * 2004-09-28 2008-05-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 携帯電話を制御する方法
JP2009503676A (ja) * 2005-07-28 2009-01-29 ヴォイド・コミュニケーションズ・インコーポレーテッド トレーサビリティが減少された電子メッセージシステムおよび方法
JP2009105908A (ja) * 2008-11-26 2009-05-14 Kyocera Corp 携帯通信端末、情報提供システム、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2009069419A1 (ja) 2007-11-28 2009-06-04 Nec Corporation 電子メール管理装置、通信装置、電子メール管理方法およびプログラム
US8326271B2 (en) 2003-09-30 2012-12-04 Kyocera Corporation Mobile communication terminal, program, and computer readable recording medium
US8896861B2 (en) 2009-01-28 2014-11-25 Sharp Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
US9282081B2 (en) 2005-07-28 2016-03-08 Vaporstream Incorporated Reduced traceability electronic message system and method

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8326271B2 (en) 2003-09-30 2012-12-04 Kyocera Corporation Mobile communication terminal, program, and computer readable recording medium
US9203634B2 (en) 2003-09-30 2015-12-01 Kyocera Corporation Mobile communication terminal, information providing system, program, and computer readable recording medium
US9008627B2 (en) 2003-09-30 2015-04-14 Kyocera Corporation Mobile communication terminal and information providing system
US8995953B2 (en) 2003-09-30 2015-03-31 Kyocera Corporation Mobile communication terminal that stores accumulated communication charge for an application
US8798612B2 (en) 2003-09-30 2014-08-05 Kyocera Corporation Mobile communication terminal for controlling startup of application based on received message and information providing system
JP2007531109A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 マイクロソフト コーポレーション ライツマネジメント(rightsmanagement)ポリシーに従ってデータをアップデートするための方法
US8117595B2 (en) 2004-03-23 2012-02-14 Microsoft Corporation Method for updating data in accordance with rights management policy
US8769492B2 (en) 2004-03-23 2014-07-01 Microsoft Corporation Method for updating data in accordance with rights management policy
JP2008515259A (ja) * 2004-09-28 2008-05-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 携帯電話を制御する方法
US8886739B2 (en) 2005-07-28 2014-11-11 Vaporstream, Inc. Electronic message content and header restrictive send device handling system and method
US9313156B2 (en) 2005-07-28 2016-04-12 Vaporstream, Inc. Electronic message send device handling system and method with separated display and transmission of message content and header information
US8291026B2 (en) 2005-07-28 2012-10-16 Vaporstream Incorporated Reduced traceability electronic message system and method for sending header information before message content
US11652775B2 (en) 2005-07-28 2023-05-16 Snap Inc. Reply ID generator for electronic messaging system
JP4887365B2 (ja) * 2005-07-28 2012-02-29 ヴェイパーストリーム・インコーポレーテッド トレーサビリティが減少された電子メッセージシステムおよび方法
US10819672B2 (en) 2005-07-28 2020-10-27 Vaporstream, Inc. Electronic messaging system for mobile devices with reduced traceability of electronic messages
US10412039B2 (en) 2005-07-28 2019-09-10 Vaporstream, Inc. Electronic messaging system for mobile devices with reduced traceability of electronic messages
US8935351B2 (en) 2005-07-28 2015-01-13 Vaporstream, Inc. Electronic message content and header restrictive recipient handling system and method
US9413711B2 (en) 2005-07-28 2016-08-09 Vaporstream, Inc. Electronic message handling system and method between sending and recipient devices with separation of display of media component and header information
US9338111B2 (en) 2005-07-28 2016-05-10 Vaporstream, Inc. Electronic message recipient handling system and method with media component and header information separation
JP2009503676A (ja) * 2005-07-28 2009-01-29 ヴォイド・コミュニケーションズ・インコーポレーテッド トレーサビリティが減少された電子メッセージシステムおよび方法
US9282081B2 (en) 2005-07-28 2016-03-08 Vaporstream Incorporated Reduced traceability electronic message system and method
US9306885B2 (en) 2005-07-28 2016-04-05 Vaporstream, Inc. Electronic message send device handling system and method with media component and header information separation
US9306886B2 (en) 2005-07-28 2016-04-05 Vaporstream, Inc. Electronic message recipient handling system and method with separated display of message content and header information
US9313155B2 (en) 2005-07-28 2016-04-12 Vaporstream, Inc. Electronic message send device handling system and method with separation of message content and header information
US9313157B2 (en) 2005-07-28 2016-04-12 Vaporstream, Inc. Electronic message recipient handling system and method with separation of message content and header information
WO2007063597A1 (ja) * 2005-12-01 2007-06-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 情報端末装置
CN101878473B (zh) * 2007-11-28 2013-05-08 日本电气株式会社 电子邮件管理设备、通信设备和电子邮件管理方法及程序
WO2009069419A1 (ja) 2007-11-28 2009-06-04 Nec Corporation 電子メール管理装置、通信装置、電子メール管理方法およびプログラム
JP5560559B2 (ja) * 2007-11-28 2014-07-30 日本電気株式会社 電子メール管理装置、通信装置、電子メール管理方法およびプログラム
JP2009105908A (ja) * 2008-11-26 2009-05-14 Kyocera Corp 携帯通信端末、情報提供システム、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8896861B2 (en) 2009-01-28 2014-11-25 Sharp Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3943949B2 (ja) 電子メール処理システム、方法、プログラム及び記憶媒体
US8326934B2 (en) System and method for remotely configuring a desktop mailbox
JP4250366B2 (ja) 電子メール処理システム、方法、プログラム及び記憶媒体
EP1883042A1 (en) System and method for electronic file transmission
JP2003233545A (ja) サービス提供システム、方法、プログラム及び記憶媒体
JP2003196217A (ja) 迷惑メールの着信拒否設定方法、およびそのメール装置
JP2984620B2 (ja) 着信通知機能付き電子メールシステム
JP2003114852A (ja) 電子メールシステム
JP4569088B2 (ja) 通信端末装置
JP2006072685A (ja) 電子メール処理装置
JP2003244240A (ja) メールサーバ装置、電子メール分類方法、メールサーバプログラムおよびメール転送システム
CA2498434C (en) System and method for remotely configuring a desktop mailbox
US20040184613A1 (en) Method of safely sending e-mails over LAN
JP4520614B2 (ja) 電子メールシステム、電子メールシステムにおける情報管理方法、及び記憶媒体
JP2003233563A (ja) 電子メール処理システム、方法、プログラム及び記憶媒体
JP4035410B2 (ja) セキュアな社内ネットワークを拡張するためのサーバ及び方法
JP2003304292A (ja) 電子メール処理システム、方法、プログラム及び記憶媒体
JP4415892B2 (ja) メールアドレス変更通知システムおよびメールアドレス変更通知方法
JP4330844B2 (ja) 共有情報管理方法、移動通信端末及び共有情報管理システム
JP2001318865A (ja) ウエブメールシステム、ウエブサーバ及びウエブメールアクセス方法
JP2001331427A (ja) 電子メールシステム
KR20040085735A (ko) 이동 통신 단말기의 단문메시지 관리 방법
JP2003078569A (ja) 電子メール送受信制御方法及びプログラム
JP2003303158A (ja) 情報処理システム、方法、プログラム及び記憶媒体
JP2010016528A (ja) 電子メール表示システム、携帯機器、電子メールの表示方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318