JP2004085109A - 冷凍車 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温度商品を運搬する冷凍車にあって、冷凍庫内のエバポレータの氷結による冷却効率の低下を防ぐこと。
【解決手段】冷凍機を構成するエバポレータ5を冷凍庫3内に配した冷凍車1において、前記エバポレータ5に電熱ヒータ20を取付ける。前記冷凍庫3の扉に扉開閉動作を検出するスイッチ8を、さらに、冷凍機の稼働が伝えられるリレー27,28を設ける。そして、冷凍機の稼働の停止がリレー27,28で検出され、且つ冷凍庫3の扉7が開かれるのをスイッチ8で検出されると、前記電熱ヒータ20を発熱させてデフロスト作用が行われる。
【選択図】 図4
【解決手段】冷凍機を構成するエバポレータ5を冷凍庫3内に配した冷凍車1において、前記エバポレータ5に電熱ヒータ20を取付ける。前記冷凍庫3の扉に扉開閉動作を検出するスイッチ8を、さらに、冷凍機の稼働が伝えられるリレー27,28を設ける。そして、冷凍機の稼働の停止がリレー27,28で検出され、且つ冷凍庫3の扉7が開かれるのをスイッチ8で検出されると、前記電熱ヒータ20を発熱させてデフロスト作用が行われる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍品などを運搬する冷凍車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アイスクリーム等の冷凍菓子の運搬時には、冷凍庫内を−30℃ぐらいの低温度に冷却して使用されている。当然ながら、冷凍庫内の空気中に含まれる水分がエバポレータに凝縮し氷結して、冷却フィン間を埋めて空気の流れを阻止したり、また冷却フィンと空気との間に断熱層を作ったりして、冷却効果を著しく低下させしめていた。
【0003】
この対策として、一般的にはコンプレッサの出口側の高温のガス冷媒をコンデンサをバイパスして直接エバポレータに供給することで、エバポレータに付着する氷を融解せしめるようにしたホットガスバイパス回路を持って凍結防止のデフロスト装置を備えていた。
【0004】
このような構成は公知であり、例えば特開2002−48459号公報(特許文献1)に示され、この公報中には従来例と表示した図4のみならず、公報の発明として示した図1,図3がある。また冷凍車の冷凍装置としても例えば特開2001−330353号公報(特許文献2)にホットガスを供給すべくホットガスバイパス回路が冷凍サイクル中に設けられている。
【0005】
【特許文献1】
特願2002−48459号公報
【特許文献2】
特開2001−330353号公報
【0006】
【課題を解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の冷凍サイクル中に設けられたホットガスによるデフロストは、冷凍機を稼働してなければならないが、冷凍車にあっては商品を積み込み時に、走行用エンジンが停止されることや、冷凍車内の冷気が外部へ流出し、新しい外気が入らないように冷凍機の運転を停止しているのが一般的である。したがって、ホットガスによるデフロストが行われる条件下にない。
【0007】
冷凍車は商品の積み込み前に、冷凍庫内を商品に必要な温度(適温)まで予冷を行うが、その際に大気中に含まれる水分がエバポレータに結露し、それが氷結して付着することは避けられない。そして庫内が適温となると、商品の積み込みが始まりますが、その際に該冷凍庫の扉を全開としていることから高温多湿の外気が入り込み、商品の積み込み後に冷凍機の再稼働により入り込んだ外気中の水分がエバポレータに凝縮し、すでに付着の氷の上から氷結し、その氷結が増脹され、フィン間が目詰となり、冷却効率が急激に低下され、冷凍庫内の温度の上昇により商品を劣化せしめる原因ともなっていた。
【0008】
そこで、この発明は、冷凍車の冷凍庫への商品の積み込み時など該冷凍庫の扉が開いた時に、エバポレータに付着した氷結を溶かして、商品積み込み後の冷却効率改善を図るものである。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】
この発明に係る冷凍車は、少なくともコンプレッサ、コンデンサとで冷凍機を構成するエバポレータを冷凍庫内に備え、冷凍庫内を冷凍するようにした冷凍車において、前記エバポレータに電熱ヒータを取付けると共に、冷凍庫の扉の開閉動作を検出する扉開閉動作検出手段と、冷凍機の稼働を検出する稼働検出手段とを備え、前記冷凍機の稼働が停止され、且つ前記扉の開動作があると、前記電熱ヒータに通電しデフロスト作用を行わせるようにしたことにある(請求項1)。またエバポレータの下部に設けられたドレンパンにも電熱ヒータを設けたことにある(請求項2)。
【0010】
このため、冷凍庫内へ商品の積み込み時、庫の扉の開と、冷凍機の停止とがあれば、エバポレータに取付られた電熱ヒータが発熱して急速に該エバポレータを所定時間加熱するため、氷結を溶かしてしまい、冷凍機の再稼働時にあって、エバポレータに水分が凝縮氷結されても、氷結量も少なく、冷却効率が低下させることはない。またドレンパンの電熱ヒータも同時に加熱され、溶けた凝縮水を車外に確実に排水する。
【0011】
前記扉開閉動作検出手段はスイッチであるし(請求項3)、また前記冷凍機の稼働検出手段は冷凍機の稼働が伝えられるリレーである(請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
【0013】
図1において、冷凍車1が示され、前方に運転者が乗るキャビン2が、後方に冷凍庫3を有しており、冷凍庫3内には、下記するエバポレータ5、送風機6が収納され、後部に扉7が設けられ、この扉7の開閉動作を検出するスイッチ8が設けられている。そして冷凍車1のボディ下には、コントロールボックス9、車両用バッテリー10、補助用バッテリー11が取付られている。12は前記冷凍車3の外部に取付られているコンデンサである。
【0014】
図2,図3において、エバポレータ5と送風機6とより成る冷却ユニット14が示され、前記エバポレータ5は、蛇行して設けられたチューブ15と、このチューブ15に多数枚隔間を有して設けられたフィン16とより成り、図示しないコンプレッサ、コンデンサとで冷凍サイクルを構成しているものである。このエバポレータ5の下方には、ドレンパン17が設けられ、凝縮水を受け止めて車外にドレンホース18を介して排出される。
【0015】
エバポレータ5には、通過する空気流に対して上流側に、通電により発熱する電熱ヒータ20が取付られ、エバポレータのフィン16に接触している。この電熱ヒータ20の発熱量は例えば1つ600Wで2つで1200Wである。この電熱ヒータ20と同じ電熱ヒータ21がドレンパン17の下部にも設けられている。したがって、両電熱ヒータ20,21に通電されると、発熱してエバポレータ5並びにドレンパン17の氷結を融解する。
【0016】
前記送風機6は、電気モータ6aにより駆動されるもので、冷凍機1が稼働状態であれば、通電されて回転されるもので、庫内を矢印のように空気を循環させる。
【0017】
図4において、この発明の冷凍車のデフロスト制御を司る電気回路が示され、エバポレータ5に取付られた電熱ヒータ20,21はデフロスト専用のバッテリー24にて稼働(発熱)されるように発熱回路が結線され、この発熱回路L1には通電を制御するリレー25が設けられている。
【0018】
このリレー25には、タイマー26と、冷凍庫3の扉7の開閉動作検出スイッチ8と、冷凍機の稼働状態が伝えられるリレー27,28とが直列に接続され、制御回路L2が構成されている。このために、扉7が開かれ、且つ冷凍機が停止されるとデフロスト専用のバッテリー24から該リレー25に通電されて励磁され、その接点25aが閉じられて、発熱回路L1に電流が流される。
【0019】
これにより、デフロスト用の電熱ヒータ20,21がタイマー26により設定される所定時間発熱し、デフロスト作用が行われる。その際にはデフロスト中の表示ランプ29が点灯する。デフロスト作用が行われている時に、扉7が閉じられたり、再び冷凍機運転が開始されると、リレー25が開かれてデフロスト作用は終了される。
【0020】
図4中において、30はオルタネータで、走行用エンジンで駆動され、その発電された電気は、バッテリーセパレータ31を介して、メインバッテリー32と前記デフロスト専用のバッテリー24に充電される。デフロスト作用にはデフロスト専用のバッテリー24から電気が供給されるので車両、冷凍機の運転には影響を与えない。即ち、発電された電気は車両用のメインバッテリー32の優先的に充電されることからである。33はデフロスト作動用のオンオフスイッチである。なお、前述した冷凍機の稼働が伝えられるリレー27,28は、使用される車両により電圧が24Vと12Vがあり、それに対応するため2つのリレーを有している。
【0021】
以上の構成により、デフロスト作用は、商品の積み込み(又は商品の積み下し)時に、冷凍機運転が停止され、且つ扉7が開かれると、スイッチ8が閉じられ、リレー25に通電され該リレー25が励磁され、その接点25aが閉じて加熱ヒータ20及び21が発熱する。これにより、急速にエバポレータ5が加熱されデフロスト作用が開始され、付着する氷が融解される。融解された凝縮水はドレンパン17を介して車外に排出される。所定時間(例えば30分)を経過するとタイマー26にてデフロスト作用は停止される。したがって、冷凍機が再稼働時には、エバポレータ5のフィンに氷が付着されていず、空気中の水分が凝縮しても冷却性能を低下させるまで氷結することはない。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、冷凍車にあって、商品の積み込み時等に冷凍庫の扉が開となると、電熱ヒータが加熱され、エバポレータの凍結が融解される。これにより冷凍機の再稼働後にあっても、エバポレータへの氷結量は少なく、エバポレータのフィン間の目詰もおきずに冷却効率の低下を防ぐ効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍車の側面図である。
【図2】冷凍車に組込まれた冷却ユニットの側面図である。
【図3】同上の空気の流入側から見た図である。
【図4】この発明の電気回路図である。
【符号の説明】
1 冷凍車
3 冷凍庫
5 エバポレータ
6 送風機
7 扉
8 扉の開閉動作を検出するスイッチ
12 コンデンサ
14 冷却ユニット
15 チューブ
16 フィン
17 ドレンパン
20 電熱ヒータ
21 電熱ヒータ
25 リレー
26 タイマー
27 リレー 冷凍機稼働検出手段
28 リレー 冷凍機稼働検出手段
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍品などを運搬する冷凍車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アイスクリーム等の冷凍菓子の運搬時には、冷凍庫内を−30℃ぐらいの低温度に冷却して使用されている。当然ながら、冷凍庫内の空気中に含まれる水分がエバポレータに凝縮し氷結して、冷却フィン間を埋めて空気の流れを阻止したり、また冷却フィンと空気との間に断熱層を作ったりして、冷却効果を著しく低下させしめていた。
【0003】
この対策として、一般的にはコンプレッサの出口側の高温のガス冷媒をコンデンサをバイパスして直接エバポレータに供給することで、エバポレータに付着する氷を融解せしめるようにしたホットガスバイパス回路を持って凍結防止のデフロスト装置を備えていた。
【0004】
このような構成は公知であり、例えば特開2002−48459号公報(特許文献1)に示され、この公報中には従来例と表示した図4のみならず、公報の発明として示した図1,図3がある。また冷凍車の冷凍装置としても例えば特開2001−330353号公報(特許文献2)にホットガスを供給すべくホットガスバイパス回路が冷凍サイクル中に設けられている。
【0005】
【特許文献1】
特願2002−48459号公報
【特許文献2】
特開2001−330353号公報
【0006】
【課題を解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の冷凍サイクル中に設けられたホットガスによるデフロストは、冷凍機を稼働してなければならないが、冷凍車にあっては商品を積み込み時に、走行用エンジンが停止されることや、冷凍車内の冷気が外部へ流出し、新しい外気が入らないように冷凍機の運転を停止しているのが一般的である。したがって、ホットガスによるデフロストが行われる条件下にない。
【0007】
冷凍車は商品の積み込み前に、冷凍庫内を商品に必要な温度(適温)まで予冷を行うが、その際に大気中に含まれる水分がエバポレータに結露し、それが氷結して付着することは避けられない。そして庫内が適温となると、商品の積み込みが始まりますが、その際に該冷凍庫の扉を全開としていることから高温多湿の外気が入り込み、商品の積み込み後に冷凍機の再稼働により入り込んだ外気中の水分がエバポレータに凝縮し、すでに付着の氷の上から氷結し、その氷結が増脹され、フィン間が目詰となり、冷却効率が急激に低下され、冷凍庫内の温度の上昇により商品を劣化せしめる原因ともなっていた。
【0008】
そこで、この発明は、冷凍車の冷凍庫への商品の積み込み時など該冷凍庫の扉が開いた時に、エバポレータに付着した氷結を溶かして、商品積み込み後の冷却効率改善を図るものである。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】
この発明に係る冷凍車は、少なくともコンプレッサ、コンデンサとで冷凍機を構成するエバポレータを冷凍庫内に備え、冷凍庫内を冷凍するようにした冷凍車において、前記エバポレータに電熱ヒータを取付けると共に、冷凍庫の扉の開閉動作を検出する扉開閉動作検出手段と、冷凍機の稼働を検出する稼働検出手段とを備え、前記冷凍機の稼働が停止され、且つ前記扉の開動作があると、前記電熱ヒータに通電しデフロスト作用を行わせるようにしたことにある(請求項1)。またエバポレータの下部に設けられたドレンパンにも電熱ヒータを設けたことにある(請求項2)。
【0010】
このため、冷凍庫内へ商品の積み込み時、庫の扉の開と、冷凍機の停止とがあれば、エバポレータに取付られた電熱ヒータが発熱して急速に該エバポレータを所定時間加熱するため、氷結を溶かしてしまい、冷凍機の再稼働時にあって、エバポレータに水分が凝縮氷結されても、氷結量も少なく、冷却効率が低下させることはない。またドレンパンの電熱ヒータも同時に加熱され、溶けた凝縮水を車外に確実に排水する。
【0011】
前記扉開閉動作検出手段はスイッチであるし(請求項3)、また前記冷凍機の稼働検出手段は冷凍機の稼働が伝えられるリレーである(請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
【0013】
図1において、冷凍車1が示され、前方に運転者が乗るキャビン2が、後方に冷凍庫3を有しており、冷凍庫3内には、下記するエバポレータ5、送風機6が収納され、後部に扉7が設けられ、この扉7の開閉動作を検出するスイッチ8が設けられている。そして冷凍車1のボディ下には、コントロールボックス9、車両用バッテリー10、補助用バッテリー11が取付られている。12は前記冷凍車3の外部に取付られているコンデンサである。
【0014】
図2,図3において、エバポレータ5と送風機6とより成る冷却ユニット14が示され、前記エバポレータ5は、蛇行して設けられたチューブ15と、このチューブ15に多数枚隔間を有して設けられたフィン16とより成り、図示しないコンプレッサ、コンデンサとで冷凍サイクルを構成しているものである。このエバポレータ5の下方には、ドレンパン17が設けられ、凝縮水を受け止めて車外にドレンホース18を介して排出される。
【0015】
エバポレータ5には、通過する空気流に対して上流側に、通電により発熱する電熱ヒータ20が取付られ、エバポレータのフィン16に接触している。この電熱ヒータ20の発熱量は例えば1つ600Wで2つで1200Wである。この電熱ヒータ20と同じ電熱ヒータ21がドレンパン17の下部にも設けられている。したがって、両電熱ヒータ20,21に通電されると、発熱してエバポレータ5並びにドレンパン17の氷結を融解する。
【0016】
前記送風機6は、電気モータ6aにより駆動されるもので、冷凍機1が稼働状態であれば、通電されて回転されるもので、庫内を矢印のように空気を循環させる。
【0017】
図4において、この発明の冷凍車のデフロスト制御を司る電気回路が示され、エバポレータ5に取付られた電熱ヒータ20,21はデフロスト専用のバッテリー24にて稼働(発熱)されるように発熱回路が結線され、この発熱回路L1には通電を制御するリレー25が設けられている。
【0018】
このリレー25には、タイマー26と、冷凍庫3の扉7の開閉動作検出スイッチ8と、冷凍機の稼働状態が伝えられるリレー27,28とが直列に接続され、制御回路L2が構成されている。このために、扉7が開かれ、且つ冷凍機が停止されるとデフロスト専用のバッテリー24から該リレー25に通電されて励磁され、その接点25aが閉じられて、発熱回路L1に電流が流される。
【0019】
これにより、デフロスト用の電熱ヒータ20,21がタイマー26により設定される所定時間発熱し、デフロスト作用が行われる。その際にはデフロスト中の表示ランプ29が点灯する。デフロスト作用が行われている時に、扉7が閉じられたり、再び冷凍機運転が開始されると、リレー25が開かれてデフロスト作用は終了される。
【0020】
図4中において、30はオルタネータで、走行用エンジンで駆動され、その発電された電気は、バッテリーセパレータ31を介して、メインバッテリー32と前記デフロスト専用のバッテリー24に充電される。デフロスト作用にはデフロスト専用のバッテリー24から電気が供給されるので車両、冷凍機の運転には影響を与えない。即ち、発電された電気は車両用のメインバッテリー32の優先的に充電されることからである。33はデフロスト作動用のオンオフスイッチである。なお、前述した冷凍機の稼働が伝えられるリレー27,28は、使用される車両により電圧が24Vと12Vがあり、それに対応するため2つのリレーを有している。
【0021】
以上の構成により、デフロスト作用は、商品の積み込み(又は商品の積み下し)時に、冷凍機運転が停止され、且つ扉7が開かれると、スイッチ8が閉じられ、リレー25に通電され該リレー25が励磁され、その接点25aが閉じて加熱ヒータ20及び21が発熱する。これにより、急速にエバポレータ5が加熱されデフロスト作用が開始され、付着する氷が融解される。融解された凝縮水はドレンパン17を介して車外に排出される。所定時間(例えば30分)を経過するとタイマー26にてデフロスト作用は停止される。したがって、冷凍機が再稼働時には、エバポレータ5のフィンに氷が付着されていず、空気中の水分が凝縮しても冷却性能を低下させるまで氷結することはない。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、冷凍車にあって、商品の積み込み時等に冷凍庫の扉が開となると、電熱ヒータが加熱され、エバポレータの凍結が融解される。これにより冷凍機の再稼働後にあっても、エバポレータへの氷結量は少なく、エバポレータのフィン間の目詰もおきずに冷却効率の低下を防ぐ効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍車の側面図である。
【図2】冷凍車に組込まれた冷却ユニットの側面図である。
【図3】同上の空気の流入側から見た図である。
【図4】この発明の電気回路図である。
【符号の説明】
1 冷凍車
3 冷凍庫
5 エバポレータ
6 送風機
7 扉
8 扉の開閉動作を検出するスイッチ
12 コンデンサ
14 冷却ユニット
15 チューブ
16 フィン
17 ドレンパン
20 電熱ヒータ
21 電熱ヒータ
25 リレー
26 タイマー
27 リレー 冷凍機稼働検出手段
28 リレー 冷凍機稼働検出手段
Claims (4)
- 少なくともコンプレッサ、コンデンサとで冷凍機を構成するエバポレータを冷凍庫内に備え、冷凍庫内を冷凍するようにした冷凍車において、
前記エバポレータに電熱ヒータを取付けると共に、冷凍庫の扉の開閉動作を検出する扉開閉動作検出手段と、冷凍機の稼働を検出する稼働検出手段とを備え、前記冷凍機の稼働が停止され、且つ前記扉の開動作があると、前記電熱ヒータに通電しデフロスト作用を行わせるようにしたことを特徴とする冷凍車。 - 少なくともコンプレッサ、コンデンサとで冷凍機を構成するエバポレータを冷凍庫内に備え、冷凍庫内を冷凍するようにした冷凍車において、
前記エバポレータに電熱ヒータを、ドレンパンに電熱ヒータをそれぞれ取付けると共に、冷凍庫の扉の開閉動作を検出する扉開閉動作検出手段と、冷凍機の稼働を検出する稼働検出手段とを備え、前記冷凍機の稼働が停止され、且つ前記扉の開動作があると、前記電熱ヒータに通電しデフロスト作用を行わせるようにしたことを特徴とする冷凍車。 - 扉開閉動作検出手段はスイッチであることを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍車。
- 冷凍機の稼働検出手段は冷凍機の稼働が伝えられるリレーであることを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002248037A JP2004085109A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 冷凍車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002248037A JP2004085109A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 冷凍車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004085109A true JP2004085109A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32055511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002248037A Pending JP2004085109A (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | 冷凍車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004085109A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US11970048B2 (en) | 2021-08-20 | 2024-04-30 | Thermo King Llc | Methods and systems for defrosting a transport climate control system evaporator |
-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002248037A patent/JP2004085109A/ja active Pending
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