JP2004084274A - パネル重ね構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、立体パネルと平板パネル(又は立体パネル)を使用して、強度増と部材の均一性、全体構造の一体性を得ることにより、大型空間の屋根や壁等の主要構造部材として使用可能なパネルの重ね構造を提供するものである。
【解決手段】下層の立体パネル表面に接着剤を塗布し、該立体パネルの前後、左右方向に各々ずらして上層の平板パネル(又は立体パネル)を密着積層し、それら複数枚の積層を繰り返すことにより所定の大きさの面体を形成してなることを特徴とするパネルの重ね構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体パネルと平板パネル(又は立体パネル)を重ねることにより大きな面構造体を構築する重ね構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シェル構造や折板構造等の面構造体は、少ない材料で広い屋根や壁や床を形成するのに優れた構造体として知られている。
軽量で強度のある樹脂系材料、特にFRPは面構造体に適した材料であるが、成型物は製造上大きさに限りがあり、それを一体的に接合する技術がなかったため、大きな面構造体への利用はできなかった。
上記シェル構造や折板構造等の面構造体とは、外力を部材の面内方向への力として移動させることにより抵抗する構造形式のものとして知られている。
【0003】
従来、屋根や壁や床を形成するような大きな面構造体に使用される材料としては、現場打ちの鉄筋コンクリートや鉄骨トラスがほとんどで、前者にあっては施工時に大規模な型枠を必要とする等、後者にあっては部材相互の接合が複雑になる等の問題点があった。
【0004】
また、コンクリートや鉄は比重が大きいため構造体自身が重くなり、その重さを支えるために更に重い構造体となる悪循環で、面構造体の少ない材料で軽量にできる利点が十分に活かされていなかった。
更に、それらの材料による面構造体は防水等の仕上げを別途に設置する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記面構造体の大空間を架設する部材にあっては、外力を部材の面内方向に流す構造のため薄い板状の材料で構成される。そのため当該部材は強度と部材の局部座屈を防ぐため適切な厚さが求められると同時に、全体として均一で一体的となる構造体が必要とされる。
【0006】
上記従来の大型の面構造体は、それらの要求を満足させるために、鉄筋コンクリートや鉄骨等の重量のある部材が使用されていた。しかし、それらの部材は、その製造、運搬、設置の何れをとっても時間がかかり、取り扱いが不便で、施工も面倒なものであり、経済的でなかった。
【0007】
一方で、軽量で強度のあるFRPをはじめとする樹脂系の成型物によって面構造を構成する方法が考えられるが、成型物は製造上大きさに限りがあり、それを一体的に接合する技術がなかったため大きな面構造体への利用はできなかった。
【0008】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、面構造に採用する材料として、所定の強度があり、軽量で加工性が良いFRPをはじめとする樹脂系の材料を採用し、当該部材とのなじみの良い接着剤を使用することにより、樹脂系部材を積層して全体として均一で一体的な面を形成し所定の強度を得るようにしている。
【0009】
上記樹脂系部材は、軽量で、強度や耐久性等に優れており、日常生活に於いて各種部材や製品、建築材料等の様々な分野で利用されている。日本では、建築基準法の制約から建築の主要部に使用することが難しく、建築材料として使用する場合は、仕上げ材料として採用することが多かった。しかし、2000年の建築基準法改正による性能規定に伴い、FRPをはじめとする樹脂系部材の建築構造体への利用の道が開けてきた。
【0010】
本発明は、上記の通り、軽量で、強度や耐久性等に優れている樹脂系部材を、更に施工現場等において当該部材を特有の連結技術で複数枚密着積層することにより、強度と部材の均一性、一体性が得られ、大型で軽量な構造物を得ることが可能となる。
【0011】
上記樹脂系部材は軽量ではあるが、製造上、運搬上その大きさに限界があり、上記のとおり、施工現場等において当該部材を連結することになるが、その構造性状、製造法、施工性、経済性等を活かしながら大型の構造物への利用を可能とすることができる。
【0012】
上記樹脂系部材を屋根や壁に利用した場合、樹脂系材料の止水性、耐久性、耐候性、防食性、断熱性、成型性、透光性に優れた点を活かし、屋根や壁の構造体としてだけでなく、防水を含めた内外の仕上げ、断熱、遮音、必要に応じた透光性等屋根や壁の持つべき機能を一体化した、軽量で部材や施工工程の少ない屋根あるいは壁として、一体的に造ることが可能となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、立体パネルと平板パネル(又は立体パネル)を用い、下層のパネル表面に接着剤を塗布し、該下層パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして上層のパネルを密着積層し、それら複数枚の積層を繰り返すことにより所定の大きさの面体を形成して成る、パネルの重ね構造を特徴とするもので、隣接するパネルは、小口部分に塗布した接着剤により接合されるもので、具体的構成は以下に示すとおりである。
【0014】
具体的構成の1は、上層パネルに平板パネル、下層パネルに立体パネルを使用し、立体パネルは、平板とその下方に所定の間隔で設けた補強板(リブ)により形成され、下層立体パネルの表面に接着剤を塗布し、該立体パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして上層の平板パネルを密着積層してなる、パネルの重ね構造を特徴としている。
【0015】
具体的構成の2は、上層パネルに平板パネル、下層パネルに立体パネルを使用し、立体パネルは折板パネルから成り、下層立体パネルの頂面に接着剤を塗布し、該立体パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして該頂面に、上層の平板パネルを密着積層してなる、パネルの重ね構造を特徴とする。
【0016】
具体的構成の3は、上層パネルに平板パネル、下層パネルに立体パネルを使用し、立体パネルは格子パネルから成り、下層立体パネルの表面に接着剤を塗布し、該立体パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして該表面に、上層の平板パネルを密着積層してなる、パネルの重ね構造を特徴とする。
【0017】
具体的構成の4は、上下層パネルに立体パネルを使用し、該立体パネルは折板パネルから成り、下層立体パネルの頂面に接着剤を塗布し、該立体パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして該頂面に、上層立体パネルの底面を密着積層してなるパネルの重ね構造を特徴とする。
【0018】
具体的構成の5は、上下層パネルに立体パネルを使用し、立体パネルは折板パネルから成り、下層立体パネルの傾斜表面に接着剤を塗布し、該立体パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして該傾斜面に、上層立体パネルの傾斜面を密着積層してなるパネルの重ね構造を特徴とする。
【0019】
具体的構成の6は、上下層パネルに平板パネル、中間層パネルに立体パネルを使用し、立体パネルは、平板の下面に所定の間隔で補強板を設けたリブ付きパネル、折板パネル又は格子パネルから成り、下層平板パネルの表面に接着剤を塗布し、該平板パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして該表面に、中間層の立体パネルを密着積層し、更に立体パネルの表面に接着剤を塗布して、該立体パネルの前後、左右方向に各々半枚ずらして該表面に、平板パネルを密着積層して成る、パネルの重ね構造を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0021】
実施形態1
図1は、本発明の一実施形態で、平板パネル1と立体パネル2の重ね位置関係を示す斜視図、図2は、平板パネル1と立体パネル2を積層した斜視図、図3は、同断面図である。
立体パネル2は、平板2aと、平板2aの下面に所定の間隔で一方向に設けた補強板(リブ)2bより成るリブ付きパネルであり、大型矩形状の立体パネル2を当該端部相互を当接して平板状に配設する。
配設方法としては、様々な方法が考えられるが、本実施例では当該立体パネル2を田の字型に並べて1段目を配設する。
【0022】
上記1段目に配設の立体パネル2の表面に接着剤3を、全面、或いは必要な強度が得られる範囲に塗布する。
上記立体パネル2の表面に接着剤3が塗布された面上に、該1段目の立体パネル2より前後及び左右に各々半枚ずらして、2段目の平板パネル1を配設貼着する。この配設により1段目の立体パネル2相互間の継ぎ手部は、2段目の平板パネル2によって被覆されることになる。
上記貼着により、パネル2枚分の厚さを有する均一な面が形成される。
【0023】
実施形態2
図4は、形状の異なる立体パネル4を使用した他の実施例で、平板パネル5と立体パネル4の重ね位置関係を示す斜視図、図5は、該立体パネル4に平板パネル5を積層した断面図を示すものである。
立体パネル4は折板パネルから成り、上記実施例と同様、該立体パネル4を配設して1段目とする。次いで、1段目の立体パネル4の頂面4a全面、或いは必要な強度が得られる範囲に接着剤6を塗布し、接着剤6が塗布された面上に、該1段目の立体パネル4より前後及び左右に各々半枚ずらして、2段目となる平板パネル5を載置固定する。
【0024】
実施形態3
図6は、形状の異なる立体パネル7を使用した他の実施例の重ね位置関係を示す斜視図、図7は、該立体パネル7に平板パネル1を積層した断面図である。
立体パネル7は格子パネルから成り、上記実施例と同様、該立体パネル7を配設して1段目とする。次いで、1段目の格子パネルの表面全面、或いは必要な強度が得られる範囲に接着剤8を塗布し、接着剤8が塗布された面上に、該1段目の格子パネルより前後及び左右に各々半枚ずらして、2段目となる平板パネル1を載置固定する。
【0025】
実施形態4
図8は、立体パネル9、10、11同士を積層する他の実施例の重ね位置関係を示す斜視図、図9aは、1段目の立体パネル10、11に、2段目の立体パネル9を載置する前の断面図で、図9bは、1段目の立体パネル10、11に、2段目の立体パネル9を載置した断面図ある。
1段目の立体パネル10、11を構成する折板パネルの頂面10a、11a全面、或いは必要な強度が得られる範囲に接着剤12を塗布し、接着剤12が塗布された面上に、該1段目の立体パネル10より前後及び左右に各々半枚ずらして2段目となる立体パネル9を載置し、1段目の頂面10a、11aと、2段目の底面9b同士が載置固定される。
【0026】
実施形態5
図10は、上記同様立体パネル9、10、11同士を積層する他の実施例の重ね位置関係を示す斜視図、図11aは、1段目の立体パネル10、11に、2段目の立体パネル9を載置する前の断面図で、図11bは、1段目の立体パネル10、11に、2段目の立体パネル9を載置した断面図ある。
1段目の立体パネル10、11を構成する折板パネルの斜面表面10c、11c全面、或いは必要な強度が得られる範囲に接着剤13を塗布し、接着剤13が塗布された面上に、該1段目の折板パネルより前後及び左右に各々半枚ずらして2段目となる折板パネルを載置し、1段目の斜面10c、11cと、2段目の斜面9c同士が重なった状態で固定される。
【0027】
実施形態6
図12は、平板パネル1と立体パネル2の三層構造から成る他の実施例を示すもので、図12aは、上下層の平板パネル1、1と中間層の立体パネル2を分離した断面図、図12bは、上下層の平板パネル1、1と、中間層である立体パネル2相互を載置固定した、パネルによる重ね構造体を示す断面図である。
【0028】
この実施例では、中間層の立体パネル1として格子パネルが用いられている。大型矩形状の平板パネル1を、当該端部相互を当接して平板状に配設し、端部相互を接着剤で固定して1段目を配設する。
【0029】
次いで、上記1段目に配設した平板パネル1の表面全面、或いは必要な強度が得られる範囲に接着剤を塗布し、その面上に、該1段目の平板パネル1より前後左右に各々半枚ずらして、2段目の立体パネル2を載置接着固定する。
この配設により上記した実施例と同様、1段目の平板パネル1相互間の継手部は、2段目の立体パネル2によって被覆される。
【0030】
更に、2段目の立体パネル2の表面に接着剤を塗布し、その面上に、該2段目の立体パネル2より前後左右に各々半枚ずらして、3段目の平板パネル1を載置接着固定する。この配設により、2段目の立体パネル2相互間の継手部は、3段目の平板パネル1によって被覆される。
この実施例は、三層構造により重ね構造体を形成したが、応力の大きさに応じて、パネルの重ね枚数を増加させるものである。
【0031】
実施形態7
図13は、上記実施例と同様、平板パネル1と立体パネル2の三層構造から成る他の実施例を示す断面図で、中間層の立体パネル2として、折板パネルが使用されている。
【0032】
以上、平板パネルと立体パネルから成る積み重ね構造について説明したが、この構造を利用していろいろな構造物を構築することができる。
【0033】
図14は、その一実施例で、積み重ね構造を、構造物の形状に沿って曲面形状とすることにより、アーチ構造物Aを形成した斜視図を示すものである。
上記実施例で示したように、前後および左右方向に半枚ずらして積層することにより、全面2枚重ねの同一厚さの曲面体を形成することが可能であり、薄厚で強度のある曲面体を構築することが可能となった。
また、構造的に更なる強度を必要とする箇所には、部分的に厚さを増すことも可能である。
【0034】
図14について詳述すると、図14の積み重ね構造は、屋外プールの上方部或いは商店街の通路上方部等の既存の開放された空間の上方側を被覆する実施例を示している。
上記構造は、新規の構造物に使用できることは言うまでもない。
【0035】
図14(a)は、既存の屋外プールに本発明の積み重ね構造を採用してアーチ構造物Aを形成した斜視図を示し、図14(b)は、そのアーチ構造物Aにより屋外プールの上方部を閉鎖した状態を示す断面図、図14(c)は、同アーチ構造物Aを開放した状態を示す断面図である。
【0036】
上記アーチ構造物Aは、適数個のボールト(アーチ)板Bが、他のボールト板Bの上下に重なるようにして配設しているので、図14(b)に示すように、該ボールト板Bを引き出すことにより屋外プールの上方部を閉鎖被覆し、他方、図14(c)に示すように、ボールト板Bを重ねることにより屋外プールの上方部を開放することが可能となる。
上記閉鎖時において、ボールト板Bの引き出し幅を規制するためにストッパーの役割をする係止部材Cが該ボールト板Bの側端部に形成されており、下方部に位置するボールト板Bの係止部材Cと上方部に位置するボールト板Bの係止部材Cとが係合することにより当該閉鎖時の引き出し幅が決定することになる。
【0037】
図14(b)は、ボールト板Bの先端部の構造を示し、ガイドレール基礎部Dの内側に段部を形成し、最下段のレール部には最下方に位置するボールト板Bの先端部が位置するようにし、該先端部には車輪Eが軸着され、且つ該車輪Eの通路となるようにレール部には溝形鋼が形成されている。該溝形鋼内には該車輪Eが配設される他、その外方側面側にはボールベアリングが突出配設され、該ボールベアリングにより車輪Eの移動軌跡を安定化し、ボールト板の滑動を円滑にしている。
【0038】
上記構成によりアーチ構造物Aは、例えば校庭等において地組みを行い、プールの両サイド側に構築したガイドレール基礎部Dに車輪Eが嵌まり込むようにしてクレーン等により持ち上げてセットすることにより簡単に組み立てることが可能である。
また、表面側は必要に応じて適宜閉鎖或いは開放することが可能で、例えば開放状態とすれば半屋外化のプール施設とすることが可能である。
【0039】
更に、上記と同様のガイドレール基礎部を通路両サイドの所定高さ位置に形成し、該ガイドレールを利用してボールト板を閉鎖自在とすることが可能で、それにより商店街の通路上方部の空間を開放或いは閉鎖空間とすることができる。
【0040】
図15(a)は、本発明の積み重ね構造を、格納庫の開口部に使用した可動壁Fの例を示す斜視図である。
図15(b)に示すように、上下部にガイドレールGを形成し、該ガイドレールGに形成した溝内を間仕切折曲パネルHの上下端部に形成された突起が可動することにより開閉自在とされる。例えば上下の高さ12m、間口12m程度の大きさの可動壁Fも簡単に構築することが可能である。当該開口部の幅方向は折曲パネルHを重ね接合することにより適宜延設することが可能である。
【0041】
上記程度の大きさであれば、上下部がガイドレールGによって支持されているので折曲パネルHに所定の厚さがあれば適宜風圧に対しても充分に耐えることが可能である。
また、軽量なため、手動での開閉や上記したように大型化が可能であり、且つ海際に多い格納庫における塩害の心配も全くなく、塗装等のメンテナンスが不要となる。
上記間仕切折曲パネルHは、構造物の開口部の全面を開放したり部分的に開放することが可能である。
【0042】
また、開口部の両端部にガイドレールを形成することにより、該間仕切折曲パネルHは、図15(c)に示すように、構造物の開口部に沿って上下方向に可動させることも可能である。
上記上下方向に可動させることにより店舗やオフィス等の前面側全体をオープンスペースとすることが可能であり、且つ全面を閉鎖することも可能である。
【0043】
また、図15(c)に示すように、折り曲げ部の凹凸を水平方向に延設するようにして間仕切折曲パネルHを使用することにより、構造物に対して水平方向に流れる風が該折曲パネルHのの凹凸に沿って移動するため、抵抗力を大きく低減させることが可能となった。
更に、上記間仕切折曲パネルHを透明或いは半透明とすることにより、内側或いは外側の空間より反対側の空間を可視することが可能となり、開放された空間を得ることが可能である。
【0044】
図16(a)はサッカー競技場等に、本発明の積み重ね構造を使用した可動屋根を示す斜視図である。
上記実施例同様、開口部の左右に設けたガイドレールJに沿って折曲パネルKを移動させることによりサッカー競技場等の上方部を開放空間或いは閉鎖空間とすることが可能となる。
図16(b)に示すように、折曲パネルKを左右の観客席の上方部側へ移動させることにより競技場上方の中心部を開放状態とすることが可能となる。また風雨等を避けるために折曲パネルKを閉じることにより閉鎖空間を得ることが可能となる。
【0045】
上記のように折板構造を屋根面として採用することにより、曲げ剛性の高い構造物を得ることができ、長スパンの構造物に耐えることが可能となった。
【0046】
上記実施例で示す構造物は、接着剤を介し、一体性、或いは積み重ね方を工夫した積層構造とすること等により、積み重ね構造にかかる荷重を、板内の面内方向に均一に分散させることが可能となり、力の流れに対して合理的な構造物を得ることが可能となった。
また、上記曲面板の曲率、板の大きさ及び形状等の異なるものを組み合わせることにより、多種多様な構造物を構築することが可能である。
【0047】
図17(a)(b)(c)は、パネルの重ね構造におけるパネルの配設方法を示すものである。
図17aは、既に説明したように、一段目の下面パネルを形成する立体パネル10、11(実線で示すパネル)を田の字型に並べて配設し、隣接するパネル同士を接合することにより一体化したもので、該下面パネルの表面に接着剤を塗布した面上に、1段目の立体パネルより前後左右に各々ずらして、上面パネルを形成する立体パネル9(破線で示すパネル)を貼着したもので、この実施例で示すパネルの配設方法は、一つの層において、パネル相互間の継ぎ手部が一直線上に並んだ形となっているが、パネルの配設はこれに限定されるものではない。
【0048】
例えば、他の実施例として、図17bで示すパネルの重ね構造は、下面パネルを形成する立体パネル10、11のリブの流れ方向の継ぎ手部を、半枚ずらした形で並べて1段目を配設し、隣接する立体パネル10、11同士を接合することにより一体化したものである。
上記1段目に配設した立体パネル10、11の表面に、接着剤を、全面或いは必要な強度が得られる範囲に塗布する。
次いで、立体パネル10、11の表面に接着剤が塗布された面上に、該1段目の立体パネル10、11より前後及び左右に各々ずらして、上面パネルを形成する2段目の立体パネル9を配設貼着する。この配設により1段目の立体パネル10、11相互間の継ぎ手部は、2段目の立体パネル9によって被覆されることになる。
上記貼着により、立体パネル2枚分の厚さを有する均一な面が形成される。
【0049】
更に、他の実施例として、図17cで示すパネルの重ね構造は、上記実施例で使用した方形状(又は、矩形状)のパネルに代えて、特殊な平面形状からなるパネルを使用したものである。
方形状(又は矩形状)パネルにおける一つの隅角部を、例えば、横方向に二分の一、縦方向に三分の一の幅で切り欠き、上部面14aと下部面14bに分割された段部15を有するパネル14が使用されている。
このパネル14の配設は、隣接する一方のパネルの上部面14aと、他方のパネル14の下部面14bが面一となるように、更に、下方に位置するパネル14の段部15に、上方に位置するパネル14の隅角部16が嵌合するようにして順次パネルが配設され、隣接するパネル同士を接合することにより一体化された1段目のパネルが形成される。
次いで、1段目のパネル表面に、接着剤を、全面或いは必要な強度が得られる範囲に塗布する。
上記パネルの表面に接着剤が塗布された面上に、該1段目のパネルより前後及び左右に各々ずらして、2段目のパネル14を配設貼着する。この配設により1段目のパネル相互間の継ぎ手部は、2段目のパネル14によって被覆されることになる。
この実施例における重ねパネルは、配設された一つの層のパネル相互間の継ぎ手部が、一直線上に並ぶことなく、前後左右にずれた形で接合するように配設されることになる。
上記したように、パネルの配置方法を変えることにより、或いは、パネルの平面形状に適したずらし方により、配置されたパネルの継ぎ手部が、一直線上に位置したり、或いは一直線上に位置しない面体を形成することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、屋根や壁や床等の大きな空間に使用する構造部材であり、当該構造部材を、重ね合う材の端縁位置が同一位置にならないようにずらして密着積層し連結することにより、一体的な全体構造を構築することを可能とした。これは外力を部材の面内方向への力に移動させることにより抵抗する構造形式である面構造物に適した方法である。
【0051】
また、当該構造部材にFRPをはじめとする樹脂系材料を使用することにより、軽量化を図り、且つ加工性、耐久性に優れた構造部材を得ることが可能となった。
更に、積層する上下パネルの重ね方を工夫することにより、機能に合ったより合理的な構造部材を構成することが可能となった。
【0052】
これを屋根や壁に利用した場合、樹脂系材料の止水性、耐久性、耐候性、防食性、断熱性、成型性、透光性に優れた点を活かし、屋根や壁の構造体としてだけでなく、防水を含めた内外の仕上げ、断熱、遮音、必要に応じた透光性等屋根や壁の持つべき機能を一体化した、軽量で部材や施工工程の少ない屋根あるいは壁として一体的に造ることが可能となった。
【0053】
上記実施例で示したように、本発明は、大空間の構造物として架け渡し構築することが可能であり、軽量で強度のあるFRPをはじめとする樹脂系の材料を使用した場合、耐久性、耐食性の高い性質を活かして、塩害や湿気の多い地方、プール・温泉・風呂・食品工場・薬品工場等の酸化を促す薬品を使用する施設等に使用したり、軽量である性質を活かして、開閉屋根・可動壁等の可動構造物、乗り物等の施設、屋根の葺き換えや改築等の既存建築物に対して大きな荷重負担をかけることが不可能な場所、離島・山の上・上空・宇宙等の重量物を運ぶことが困難な場所での構造物、水上・可動物上等の自重の軽さが要求される場所等での構造物に使用したりするのに有効である。
また、パネルの表面に塗布される接着剤は、必要な強度が得られる範囲に塗布される部分接着で積層しても良く、この場合接着剤を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る平板パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る平板パネルと立体パネルの配設状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る平板パネルと立体パネルの積層状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る平板パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る立体パネルの積層状態を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る平板パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る立体パネルの積層状態を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る立体パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す斜視図である。
【図9】(a)本発明の他の実施形態に係る立体パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す断面図である。
(b)本発明の他の実施形態に係る立体パネルと立体パネルの積層状態を示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る立体パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す斜視図である。
【図11】(a)本発明の他の実施形態に係る立体パネルと立体パネルの重ね位置関係を示す断面図である。
(b)本発明の他の実施形態に係る立体パネルと立体パネルの積層状態を示す断面図である。
【図12】(a)本発明の他の実施形態に係る平板パネルと立体パネルの三層構造から成る分解断面図である。
(b)本発明の他の実施形態に係る平板パネルと立体パネルの三層構造から成る断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係る平板パネルと立体パネルの三層構造から成る断面図である。
【図14】(a)本発明の積み重ね構造を使用して構築したアーチ構造物を示す斜視図である。
(b)本発明の積み重ね構造を使用して構築したアーチ構造物の閉鎖時の断面図である。
(c)本発明の積み重ね構造を使用して構築したアーチ構造物の解放時の断面図である。
(d)本発明の積み重ね構造を使用して構築したアーチ構造物の端部の断面図である。
【図15】(a)本発明の積み重ね構造を使用して構築した可動壁を示す斜視図である。(b)本発明の積み重ね構造を使用して構築した可動壁の端部の斜視図である。
(c)本発明の積み重ね構造を使用して構築した可動壁の他の実施例を示す斜視図である。
【図16】(a)本発明の積み重ね構造を使用して構築した可動屋根を示す斜視図である。
(b)本発明の積み重ね構造を使用して構築した可動屋根を示すサッカー場の斜視図である。
【図17】(a)本発明におけるパネル配設方法の一実施例を示す平面図である。
(b)本発明におけるパネル配設方法の他の実施例を示す平面図である。
(c)本発明におけるパネル配設方法の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・平板パネル
2・・立体パネル
2a・平板
2b・補強板(リブ)
3・・接着剤
4・・立体パネル
5・・平板パネル
6・・接着剤
7・・立体パネル
8・・接着剤
9・・立体パネル
9b・底面
9c・斜面
10・・立体パネル
10a・頂面
10c・斜面
11・・立体パネル
11c・斜面
12・・接着剤
13・・接着剤
14a・上部面
14b・下部面
15・・段部
16・・隅角部
A・・アーチ構造体
B・・ボールト板
C・・係止部材
D・・ガイドレール基礎部
E・・車輪
F・・可動壁
G・・ガイドレール
H・・折曲パネル
I・・可動屋根
J・・ガイドレール
K・・折曲パネル

Claims (9)

  1. 所定面積分、水平方向に延設して設けた下層パネル及び上層パネル間に接着層を設けて積層するパネル重ね構造であって、下層及び上層のパネルの端縁位置が同一位置にならないように構成することを特徴とするパネル重ね構造。
  2. 下層パネルを立体パネルとし、上層パネルを平板パネルとすることを特徴とする請求項1記載のパネル重ね構造。
  3. 下層パネルである立体パネルは、平板の片面に補強板を設けてなることを特徴とする請求項2記載のパネル重ね構造。
  4. 下層パネルである立体パネルは、折り板パネルから成ることを特徴とする請求項2記載のパネル重ね構造。
  5. 下層パネル及び上層パネルの双方を立体パネルとすることを特徴とする請求項1記載のパネル重ね構造。
  6. 下層パネル及び上層パネルの双方の立体パネルは折板パネルからなり、上層及び下層の折板パネルの山部・谷部同士の位置を対応させて接着することを特徴とする、請求項5記載のパネル重ね構造。
  7. 所定面積分、水平方向に延設して、かつパネル厚さ方向に複数層のパネルを積層し、これら厚さ方向の複数層パネル間に接着層を設けて相互に接着するパネル重ね構造であって、隣接する層のパネルの端縁位置が同一位置にならないように構成することを特徴とするパネル重ね構造。
  8. 複数層のパネルが、下層、中間層、上層から成り、下層を平板パネル、中間層を立体パネル、上層を平板パネルとし、この層間に接着層を設けて相互に接着するパネル重ね構造であって、隣接する層のパネルの端縁位置が同一位置にならないように構成することを特徴とする、請求項7記載のパネル重ね構造。
  9. 各層を構成するパネルの材質を、FRPをはじめとする樹脂系材料とすることを特徴とする請求項1〜8の何れか1記載のパネル重ね構造。
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