JP2004084239A - フリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の被覆用カバー具 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリーアクセスフロアパネルの支持脚およびフロアパネル床下空間に設置される機器耐震機構に発生する微細な導電性ウイスカの飛散を簡易な手段で確実に防止することができる被覆用カバー具を提供する。
【解決手段】フロアパネル支持脚Bを毛布状覆い材Dで被覆し、緊縛材Eで固定する。機器耐震機構にあっては、その主要部材である受台部材7およびバックル部材6を毛布状覆い材Dで被覆し、緊縛材Eで固定する。
【効果】柔軟な毛布状覆い材は要被覆部分の表面への密着性が良く、かつ緊縛材で固定されているので、要被覆部分の表面に発生している微細な導電性ウイスカの飛散防止に効果がある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構に用いて好適な被覆用カバー具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート床等の基準床面の上方部位にフロアパネルを敷設し、フロアパネル上にコンピュータ等の機器を設置し、フロアパネルと基準床面との間に、機器に必要なケーブルや換気ダクト等を配設する自由空間を確保した二重床構造、すなわちフリーアクセスフロアが広く使用されている。
【0003】
前記フロアパネルを敷設する場合、フロアパネルは基準床面に立設した金属製支持脚で支持されている。また、フロア上に設置されるコンピュータ等の機器用の耐震機構は、一般にフロアパネルの一部に設けた切欠開口部を通してフロアパネル床下空間に組み付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
フロアパネルを支持する金属製支持脚は、一般に錆の発生を防止するため電気亜鉛メッキが施されている。
しかし、近時、前記支持脚に施された電気亜鉛メッキ膜の表面に、「亜鉛ウイスカ」と称するヒゲ状の導電性結晶体(太さは約2μm、長さは2〜3mm)が発生し、これがメッキ膜から離脱し、フロアパネルの床下空間からコンピュータ室内に浮遊してコンピュータ機器内に侵入し、プリント基板や端子部分に付着し、電気的短絡等の障害となるおそれがある。
【0005】
前記電気亜鉛メッキに発生する亜鉛ウイスカとは、電気メッキを施した膜内に残っている応力(残留応力)により金属の分子が押し出されてヒゲ状に成長したものである。
上記の現象は、亜鉛以外の金属(錫等)でも導電性をもつウイスカが発生し、前記と同様な機器故障の原因になることが確認されている。
【0006】
例えば、フロアパネル上に設置されるコンピュータ等の機器用耐震機構は、一般にフロアの一部に設けた切欠開口部を通してフロアパネル床下空間に組み付けられているが、この機器用耐震機構もウイスカ発生源の対象とされている。
【0007】
フロアパネル床下空間に設置されている既存の支持脚ならびに機器用耐震機構によるウイスカを回避するには、床スラブに固定されている支持脚や機器用耐震機構部分を取り外して対応品に交換すればよいが、せまくて多数のケーブル等のある狭い床下空間での部品交換作業は困難を伴う。また、その際、発生する振動でコンピュータの誤動作(トラブル)を招くおそれもある。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、既存の支持脚および機器用耐震機構での亜鉛ウイスカの飛散を簡易な手段で確実に防止することを可能とした被覆用カバー具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、フリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の表面に発生した導電性ウイスカの飛散を防止する被覆用カバー具であって、前記カバー具は要被覆部分を被覆する毛布状覆い材と、被覆した覆い材を固定する部材とから成ることを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態としては、フロアパネルAの支持脚Bを形成する支柱部分b、ベースプレート部分b、パネル支持プレート部分bを含む全表面を、1枚の毛布状覆い材Dを用いて巻き付けて被覆し、被覆した覆い材Dを外側から複数個所にてロープによる緊縛材Eで固く縛り付けて構成する。
【0011】
上記のようにパネル支持脚Bの全表面を包み込むように被覆した毛布状覆い部材Dは厚手で柔軟性を有するので、支持脚の全表面に密接させることができ、かつ緊縛材Eで固く表面に押え付けているので、支持脚の全表面に発生しているウイスカの飛散を確実に阻止することができる。
【0012】
【実施例】
図1〜図2に、本発明の一実施例を示す。
図1〜図2において、1は基礎床、Aはフロアパネル、Bはフロアパネル支持脚、Cはコンピュータ等の設備機器である。
前記設備機器Cの支脚2にアングル型の第1連結部材3の一端をボルト・ナット等の締付具で固着し、この第1連結部材3にダンブルアングル型の第2連結部材4の一端を連結し、この連結部材4をパネルの所要部位に設けた切欠開口部5を通してパネルの裏側に突出させ、その突出端を、基礎床1にバックル部材6を介して設けた受台部材7にボルト・ナット等の締付具で固定することにより、機器用耐震機構が構成されている。
【0013】
前記支持脚Bのカバー具は、支持脚を形成する支柱部分b、ベースプレート部分b、パネル支持プレート部分bを含む全表面を、1枚の毛布状覆い材Dを用いて被覆し、被覆した覆い材Dを外側から複数個所にてロープからなる緊縛材Eで固く縛り付けた構成とされている。この場合、支持脚の3つの部分b,b,bをそれぞれ覆い材で各別に被覆することもできる。
【0014】
前記毛布状覆い材Dは、例えばロックウール等のセラミック繊維製の毛布の使用が好ましい。また、毛布の厚さは作業性を考慮すると5〜30mm程度のものがよい。
【0015】
なお、毛布の繊維が風で飛散するのを防止するため、不燃性で発埃のない布、例えばセラミック繊維製布にフッ素樹脂を含浸したものを毛布の外側に巻くのがよい。
【0016】
緊縛材としてはロープに限らず、帯状テープ、粘着テープ、マジックテープ(R)等を選択使用できる。また、巻き付けた毛布の終端部を接着材にて接着する構成とすることもできる。
【0017】
前記機器用耐震機構の被覆用カバー具は、主としてフロアパネル床下空間に設置されている受台部材7およびバックル部材6を、パネル支持脚のカバー具と同様に、毛布状覆い材Dで被覆し、その外側をロープからなる緊縛材Eで縛り付けた構成とされている。
【0018】
この場合にも、要被覆部分の形状に合わせて毛布状覆い材を裁断し、巻き付け被覆または当て付け被覆の手段を適宜に選択し、縛り付けや接着材にて固定する方法で被覆用カバー具を構成することができる。
【0019】
なお、機器用耐震機構のうち、フロアパネル床下空間およびパネル上の機構の一部にカバー具で被覆しない部分があっても、それが電気亜鉛メッキを施した部材でなければ、亜鉛ウイスカによる機器への障害となるおそれはないが、可能な限り全体を被覆しておくのが好ましい。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明による被覆用カバー具は、フリーアクセスフロアパネルの支持脚ならびにフロアパネル床下空間に設置される機器用耐震機構の表面に発生した微細な導電性ウイスカの飛散を簡易な手段で防止するのに極めて有用であり、その効果を最大限に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆用カバー具をフリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の被覆に用いた一例を示す側面図である。
【図2】本発明の被覆用カバー具を支持脚の被覆に用いた拡大構成斜視図である。
【符号の説明】
A フロアパネル
B フロアパネル支持脚
 支柱部分
 ベースプレート
 パネル支持プレート部分
C コンピュータ機器
D 毛布状覆い材
2 機器の支脚
3 第1連結部材
4 第2連結部材
5 切欠開口部
6 バックル部材
7 受台部材

Claims (3)

  1. フリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の表面に発生した導電性ウイスカの飛散を防止する被覆用カバー具であって、前記カバー具は要被覆部分を被覆する毛布状覆い材と、被覆した覆い材を固定する部材とから成ることを特徴とするフリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の被覆用カバー具。
  2. 前記毛布状覆い材はセラミック繊維で、厚さが5〜30mmの毛布である請求項1に記載のフリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の被覆用カバー具。
  3. 前記毛布状覆い材を固定する部材が、ロープ、帯状テープ、粘着テープ、マジックテープ(R)、もしくは接着材である請求項1に記載のフリーアクセスフロアパネルの支持脚および機器耐震機構の被覆用カバー具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048434A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Kurashiki Kako Co Ltd 空調装置用防振架台
KR101677671B1 (ko) * 2015-11-17 2016-11-18 (주)한국방재기술 내진 코어프레임을 갖는 군집 억세스 플로어

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