JP2004084024A - 加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管と自動車部品およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋼管表面のZn−Fe系被覆と地鉄との界面からZn−Fe系被覆側の少なくとも厚さ1μmの領域において、界面からZn−Fe系被覆側の少なくとも厚さ1μmの領域において、Fe濃度が質量%で15〜50%及び/又はΓ相が存在することを特徴とする亜鉛系めっき鋼管。また、表面にZn系被覆を有する鋼管を500〜850℃に加熱し、縮経率10〜90%加工を施すことを特徴とする加工性及び耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管の製造方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のパネル類、足廻り、メンバーなどに用いられる鋼管と自動車部品、およびその製造方法に関するものである。特に曲げ成形やハイドロフォーム成形(特開平10−175027公報参照)の用途に好適である。
本発明による鋼管は、特に軸押し力の働くハイドロフォーム成形性に極めて優れており、ハイドロフォーム成形時の自動車用部品の製造効率を向上させる事ができる。さらに、本発明は高強度鋼管にも適用できるため部品の板厚を低減させることが可能となり、地球環境保全に寄与できる。
【0002】
【従来の技術】
自動車の軽量化ニーズに伴い、鋼板の高強度化が望まれている。高強度化することで板厚減少による軽量化や衝突時の安全性向上が可能となる。また、最近では、複雑な形状の部位について、高強度鋼の鋼管からハイドロフォーム法を用いて成形加工する試みが行われている。これは、自動車の軽量化や低コスト化のニーズに伴い、部品数の減少や溶接フランジ箇所の削減などを狙ったものである。
【0003】
このように、ハイドロフォームなどの新しい成形加工方法が実際に採用されれば、コストの削減や設計の自由度が拡大されるなどの大きなメリットが期待される。このようなハイドロフォーム成形のメリットを充分に生かすためには、これらの新しい成形法に適した材料が必要となる。
【0004】
本発明者らは、集合組織を制御した成形性に優れた鋼管を提供することを目的として、所定の結晶方位を有する鋼管を650〜1200℃に加熱し、縮径率30%以上で加工する方法を特開2001−348643号公報に開示し、Ar3 点以上で縮径率10%以上、及びAr3 〜(Ar3 −60)℃で縮径率20%以上となるように縮径加工を行い、600〜(Ar3 −60)℃で縮径加工を終了し、全縮経率を30%以上とする方法を特開2001−348647号公報に開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの成形性に優れた鋼管は高温での縮経加工によって得るため、以下のような問題点を有する。すなわち、酸化スケールを除去するために鋼管の酸洗を行う必要があること、さらにめっきを要する場合には、鋼管を酸洗したのち、めっきを施す必要が生ずること、である。これらの工程は、いずれも大きなコストアップを生じることは言うまでもない。
【0006】
またこれらの鋼管は表面にZnめっきを有するものも含んでいるが、元々亜鉛系めっきが被覆された鋼管を縮径加工する場合については何ら記載されていない。亜鉛めっき被覆を有する鋼管を高温縮径する場合には、亜鉛の融点や沸点が低いために、亜鉛が蒸発したり、縮径設備に亜鉛が付着するなどの問題や、鋼管の縮径ロールへのかじりといった問題が懸念される。
【0007】
本発明は、酸化スケールの生成を抑制し、また縮経加工時のめっき欠陥の発生、めっきの縮経ロールへの付着、鋼管の縮径ロールへのかじりなどを抑制すると共に、加工性及び耐食性に優れた亜鉛めっき系鋼管と自動車部品、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記のような課題を克服するために、高温での縮経加工に際して亜鉛めっき鋼管を使用することで酸化スケールの生成を抑制し、また、縮径前の加熱条件を適正化し、めっき層を適正な組成に変化させることで、縮経加工時のめっき欠陥の発生、めっきの縮経ロールへの付着、鋼管の縮径ロールへのかじりなどを抑制することができるという新知見を得たものである。
【0009】
すなわち、本発明の要旨とするところは以下の通りである。
(1) 鋼管表面のZn−Fe系被覆と地鉄との界面からZn−Fe系被覆側の少なくとも厚さ1μmの領域において、Fe濃度が質量%で15〜50%であること、およびΓ相が存在することの、いずれか一方又は両方であることを特徴とする加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(2) Zn−Fe系被覆のFeの平均濃度が質量%で9〜50%であることを特徴とする前記(1)記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(3) めっき付着量が両面で10〜120g/m2 であることを特徴とする前記(1)または(2)記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(4) Zn−Fe系被覆中に、Cu,Mg,Mn,Nb,Ti,Cr,VおよびAlのうち、1種または2種以上を合計で0.001〜20質量%含有することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
【0010】
(5) 質量%で、
C :0.0005〜0.70%、 Si:0.001〜2.5%、
Mn:0.01〜3.0%、 P :0.001〜0.2%、
S :0.05%以下、 N :0.01%以下
を含有し、残部が鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(6) 更に質量%で、Al:0.001〜2.5%を含有することを特徴とする前記(5)記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(7) 更に質量%で、Zr,MgおよびCeの1種または2種以上を合計で0.0001〜0.5%含有することを特徴とする前記(5)または(6)記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(8) 更に質量%で、Ti,VおよびNbの1種又は2種以上を合計で0.001〜0.5%含有することを特徴とする前記(5)〜(7)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(9) 更に質量%で、B:0.0001〜0.01%を含有することを特徴とする前記(5)〜(8)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(10) 更に質量%で、Sn,Cr,Cu,Ni,Co,WおよびMoの1種又は2種以上を合計で0.001〜2.5%含有することを特徴とする前記 (5)〜(9)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(11) 更に質量%で、Ca:0.0001〜0.01%を含有する含ことを特徴とする前記(5)〜(10)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
【0011】
(12) 該亜鉛系めっき鋼管の管軸方向のr値が1.2以上であることを特徴とする前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(13) 鋼管1/2板厚における板面の{110}<110>〜{332}<110>の方位群のX線ランダム強度比の平均が2.0以上であること、および鋼板1/2板厚における板面の{110}<110>のX線ランダム強度比が2.5以上であることの、いずれか一方又は両方であることを特徴とする前記 (1)〜(12)のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
(14) 前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の鋼管を加工して製造したことを特徴とする自動車部品。
(15) 表面に1〜200μmの塗膜を有することを特徴とする前記(14)記載の自動車部品。
(16) 表面に亜鉛系被覆を有する鋼管を400℃以上850℃以下の温度範囲に加熱し、縮径率10〜90%となる加工を施すことを特徴とする加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管の製造方法。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の限定理由について説明する。
まず、Zn−Fe系被覆について説明する。なお、以下の説明において、成分含有量の単位は質量%である。
亜鉛系めっきを加熱して合金層、つまりZn−Fe系被覆層とし、Zn−Fe系被覆と地鉄との界面からZn−Fe系被覆側の少なくとも厚さ1μmの領域において、次の▲1▼または▲2▼の要件を満たすか、▲1▼および▲2▼の両方の条件を満足せねばならない。
▲1▼ Fe濃度が15〜50%であること。
▲2▼ Γ相が存在すること。
これらの条件を満足しない場合には、Zn−Fe層の融点が低く、後述する縮径加工時や縮径加工前の加熱時に液層が多量に出現し、表面性状が劣悪となり、縮径加工設備にZnが付着したりする。
【0013】
Γ相は、被覆層と地鉄との界面近傍に形成しやすいが、加熱条件によっては界面近傍のみならず表面近傍まで存在することもあり得る。一般に自動車用に使用される亜鉛めっき鋼板のめっき層中にはΓ相を含まない。Γ相は硬質であるため、プレス成形時にめっき層の剥離を誘発するからである。しかしながら、Γ相はα鉄と同じbcc構造を有し、元来地鉄との密着性は高く、また比較的高温で縮径加工を施す場合にはある程度の変形能を有するので、むしろ積極的に活用することが肝要であることを見出した。
Zn−Fe系被覆と地鉄との界面からZn−Fe系被覆側の少なくとも厚さ1μmのFe濃度の分析は、EPMAにより測定した値と定義する。また、Γ相は電子顕微鏡、EPMA、GDSなどにより観察することができる。
【0014】
また、Zn−Fe被覆層のFe量を平均で9〜50%とすることが好ましい。9%未満ではめっき層中に液相が出現し、縮経加工中にめっきの欠陥や縮経ロールへのかじりが発生する。好ましくは11%以上とする。一方、良好な耐食性と表面性状の確保のためには、Zn−Fe被覆層のFe量は平均で50%以下であることが好ましい。
Zn−Fe系被覆層中のFe量の測定は、EPMA等の通常の分析方法を用いればよい。測定は、皮膜再表面から地鉄までの線分析を任意の場所について5箇所以上行い、平均値をFe量と定義する。
【0015】
亜鉛系めっきの付着量は、両面で10〜120g/m2 であることが望ましい。120g/m2 超ではめっき層中の化学組成が不均一となり易く、縮経加工中にめっきの欠陥や縮経ロールへのかじりが発生する。好ましくは100g/m2 以下とする。一方、めっき層中のFe濃度を50%以下にするためには、10/m2 以上であることが好ましい。
【0016】
亜鉛めっき中には、耐食性、耐熱性、縮径加工性等を向上せしめる目的で、Cu,Mg,Mn,Nb,Ti,Cr,V,Alのうち1種または2種以上を合計で20%以下含有しても構わない。一方、上記の効果を得るためには、これらの元素のうち1種または2種以上を合計で0.001%以上含有することが好ましい。
【0017】
次に鋼中成分について述べる。
C:高強度化に有効で0.0005%以上の添加とするが、集合組織を制御する上では過度の添加は好ましいものではない。また溶接性も劣化するので上限を0.70%とする。0.001〜0.3%が好ましく、0.002〜0.2%がさらに好ましい範囲である。
【0018】
Si:安価に機械的強度を高めることが可能であり、要求される強度レベルに応じて添加すれば良いが、過剰の添加はめっきのぬれ性や加工性の劣化を招くばかりか良好な集合組織形成を阻害するので、上限を2.5%とした。下限を0.001%としたのは、これ未満とするのは製鋼技術上困難なためである。
【0019】
Mn:高強度化に有効な元素であるため下限を0.01%とした。また過剰添加は延性の低下を招くため、上限を3.0%とした。
【0020】
P:高強度化に有効な元素であるので0.001以上添加する。0.2%超を添加すると熱間圧延や縮径加工時に欠陥が発生したり、成形性が劣化したりするので0.2%を上限とする。
【0021】
S:不純物であり含有量は低いほど好ましく、熱間割れを防止するために0.05%以下とする。好ましくは0.015%以下である。
【0022】
N:不純物であり含有量は低いほど好ましく、加工性を劣化させるため上限を0.01%以下とする。0.005%以下がより好ましい範囲である。
【0023】
Al:脱酸元素として有効であるほか、r値やn値等の加工性を改善する効果も有するので、必要に応じて0.001%以上添加する。一方過剰添加は介在物の増加を招き、めっき性や溶接性を損なうので、2.5%を上限とする。
【0024】
Zr,Mg,Ce:脱酸元素として有効である。一方過剰添加は酸化物、硫化物や窒化物の多量晶出・析出を招き清浄度が劣化して、延性を低下させてしまう上、メッキ性を損なう。したがって、必要に応じてこれらの1種または2種以上の合計で0.0001〜0.50%とする。
【0025】
Nb,Ti,V:必要に応じて添加する。Nb,Ti,Vは、これらの1種又は2種以上の合計0.001%以上の添加で、炭化物、窒化物もしくは炭窒化物を形成することにより、鋼材を高強度化したり加工性を向上することが出来る。一方、その合計が0.5%を超えた場合には、母相であるフェライト粒内もしくは粒界に多量の炭化物、窒化物もしくは炭窒化物として析出して、延性を低下させることから、添加範囲を0.001〜0.5%とする。
Tiは、鋼管表面のZnめっき中のFe濃度を高めるのに効果的な元素であるので、Fe濃度を高めたい場合には0.05%以上添加することが好ましい。
【0026】
B:必要に応じて添加する。Bは、粒界の強化や鋼材の高強度化に有効ではあるが、その添加量が0.01%を超えるとその効果が飽和するばかりでなく、必要以上に鋼板強度を上昇させ、加工性も低下させることから、0.0001〜0.01%とした。
【0027】
Ni,Cr,Cu,Co,Mo,W,Sn:強化元素であり、必要に応じてこれらの1種又は2種以上の合計で0.001%以上添加する。また、過剰の添加はコストアップや延性の低下を招くことから、2.5%以下とした。
【0028】
Ca:介在物制御のほか脱酸に有効な元素で、適量の添加は熱間加工性を向上させるが、過剰の添加は逆に熱間脆化を助長させるため、必要に応じて0.0001〜0.01%の範囲とした。
【0029】
また、不可避的不純物としてO,Pb,Sbなどをそれぞれ0.02%以下の範囲で含んでも、本発明の効果を失するものではない。
【0030】
次に、鋼管の性質について説明する。
鋼管のr値:鋼管のr値は、集合組織の変化によって種々変化するが、軸方向のr値は1.2以上であることが好ましい。製造条件によっては軸方向のr値が3.0を超える場合もある。r値の異方性については特に限定するものではない。r値の評価は、JIS11号管状試験片またはJIS12号弧状試験片によって行う。そのときの歪量は伸び率15%で評価するが、均一伸びが15%未満のときには、均一伸びの範囲内の歪量で評価する。なお、試験片はシーム部以外から試料を採取することが望ましい。
【0031】
鋼管1/2板厚での板面の{110}<110>〜{332}<110>の方位群および{10}<110>のX線ランダム強度比:ハイドロフォーム成形等を行う上で最も重要な特性値である。板厚中心位置での板面のX線回折を行い、ランダム試料に対する各方位の強度比(極密度)を求めたときの、{110}<110>〜{332}<110>の方位群での平均が2.0以上とした。この方位群に含まれる主な方位は{110}<110>、{661}<110>、{441}<110>、{331}<110>、{221}<110>、{332}<110>である。
【0032】
これらの各方位のX線ランダム強度比(極密度)は、{110],{100},{211},{310}極点図のうち3つ以上の極点図を基に級数展開法で計算した3次元集合組織から求めればよい。各結晶方位のX線ランダム強度比を求めるには、3次元集合組織のφ2=45°断面における(110)[1−10]、(661)[1−10]、(441)[1−10]、(331)[1−10]、(221)[1−10]、(332)[1−10]の強度で代表させる。
【0033】
なお、本発明の集合組織は通常の場合、φ2=45°断面において上記の方位群の範囲内に最高強度を有し、この方位群から離れるにしたがって徐々に強度レベルが低下するが、X線の測定精度の問題や鋼管製造時の軸周りのねじれの問題、X線試料作製の精度の問題などを考慮すると、最高強度を示す方位がこれらの方位群から±5°ないし10°程度ずれる場合もあり得る。{110}<110>〜{332}<110>方位群の平均X線ランダム強度比とは、上記の各方位のX線ランダム強度比の相加平均である。
【0034】
上記方位のすべての強度が得られない場合には、{110}<110>、{441}<110>、{221}<110>の方位の相加平均で代替しても良い。中でも、{110}<110>は重要であり、この方位のX線ランダム強度比が2.5以上であることが特に望ましい。{110}<110>〜{332}<110>方位群の平均強度比が2.0以上でかつ{110}<110>の強度比が2.5以上であれば、特にハイドロフォーム用鋼管としては更に好適であることは言うまでもない。
【0035】
また、成形困難な場合には上記方位群の平均強度比が3.0以上であること、{110}<110>の強度比が4.0以上であることのうち、少なくとも1つを満たす事が望ましい。その他の方位、例えば{001}<110>、{116}<110>、{114}<110>、{113}<110>、{112}<110>、{223}<110>などの強度は、製造条件によって種々変化するので特に限定しないが、これらの平均強度が4.0以下であることが好ましい。
【0036】
鋼管のX線回折を行う場合には、鋼管より弧状試験片を切り出し、これをプレスして平板としX線解析を行う。また、弧状試験片から平板とするときは、試験片加工による結晶回転の影響を避けるため極力低歪みで行うものとし、加工により導入される歪み量の上限を10%以下で行うこととした。
【0037】
このようにして得られた板状の試料について、機械研磨や化学研磨などによって板厚中心付近まで研磨し、バフ研磨によって鏡面に仕上げた後、電解研磨や化学研磨によって歪みを除去すると同時に、板厚中心層が測定面となるように調整する。なお、鋼板の板厚中心層に偏析帯が認められる場合には、板厚の3/8〜5/8の範囲で偏析帯のない場所について測定すればよい。さらにX線測定が困難な場合には、EBSP法やECP法により測定しても差し支えない。ただしその際には、最低でも500個以上の結晶粒の方位を測定する必要がある。
【0038】
本発明の集合組織は、上述の通り板厚中心または板厚中心近傍の面におけるX線測定結果により規定されるが、中心付近以外の板厚においても同様の集合組織を有することが好ましい。通常は鋼管の外側表面〜板厚1/4程度までは、後述する縮径加工によるせん断変形に起因して集合組織が変化し、上記の集合組織の要件を満たさないのが一般的であるが、本発明では表面の亜鉛被覆層が縮径加工時に潤滑の効果を発現するので、表層近傍も板厚中心近傍と同等の集合組織を有する。
なお、{hkl}<uvw>とは、上述の方法でX線用試料を採取したとき、板面の法線方向の結晶方位が<hkl>で鋼管の長手方向が<uvw>であることを意味する。
【0039】
本発明の集合組織に関する特徴は、通常の逆極点図や正極点図だけでは表すことができないが、例えば鋼管の半径方向の方位を表す逆極点図を板厚の中心付近に関して測定した場合、各方位のX線ランダム強度比は以下のようになることが好ましい。
<100>:2以下、<411>:2以下、<211>:4以下、<111>:15以下、<332>:15以下、<221>:20.0以下、<110>:30.0以下。また、軸方向を表す逆極点図においては、<110>:4以上、上記の<110>以外の全ての方位:3以下。
【0040】
以上説明した本発明に係る鋼管をハイドロフォーム成形、曲げ成形等して、メンバー類、補強部材等の自動車部品としたものは、優れた衝突吸収エネルギー能を有し、また対象性にも優れているので好適である。
【0041】
次に、本発明の製造方法について説明する。
製造にあたっては、高炉、電炉等による溶製に続き各種の2次製錬を行い、インゴット鋳造や連続鋳造を行い、連続鋳造の場合には室温付近まで冷却することなく熱間圧延するCC−DRなどの製造方法を組み合わせて製造してもかまわない。鋳造インゴットや鋳造スラブを再加熱して熱間圧延を行っても良いのは言うまでもない。
【0042】
熱間圧延の加熱温度は特に限定するものではなく、目的とする仕上げ温度を具現化するのに適切な温度であれば良い。熱延の仕上げ温度は通常のγ単相域のほか、α+γ2相域やα単相域、α+パーライト、α+セメンタイトのいずれの温度域で行っても良い。熱間圧延の1パス以上について潤滑を施しても良い。また、粗圧延バーを互いに接合し、連続的に仕上げ熱延を行っても良い。粗圧延バーは一度巻き取っても再度巻き戻してから仕上げ熱延に供してもかまわない。
【0043】
熱延後の冷却速度や巻き取り温度は特に限定するものではない。熱間圧延後は酸洗する。さらにスキンパス圧延や50%以下の圧下率の冷間圧延を施した後、下記の亜鉛めっきを施しても良い。また、熱間圧延鋼板に圧下率90%以下の冷間圧延を行ったのち焼鈍および亜鉛めっきを行っても良い。経済的には、焼鈍と亜鉛めっきをインラインで行う、例えば連続溶融亜鉛めっきラインを用いるのが効率的である。
【0044】
亜鉛めっきの方法については特に限定するものでなく、溶融めっき法をはじめとして電気めっき法、真空蒸着法、クラッド法等が可能である。現在工業的に最も普及しているのは溶融めっき法であり、通常めっき浴としてZnに0.05〜0.3%程度のAlを含有する組成を使用することが多く、これに不可避的不純物のFeが混入している。これ以外の添加元素として、Sb,Sn,Ni,Co,In,Bi,ミッシュメタル等があり得るが、めっき層がZnを主体とする限り適用可能である。
【0045】
本発明において、亜鉛めっきのめっき前処理、後処理等については特に限定するものではない。めっき前処理としてNi,Cu,Cr,Feプレめっき等もあり得るが、これも適用可能である。
まためっき後処理としては一次防錆、潤滑性を目的としてクロメート処理、樹脂被覆処理等あり得るが、有機樹脂は加熱すると消失してしまうため好ましくない。クロメート処理も近年の6価クロム規制を考慮すると、電解クロメート等の3価の処理皮膜が好ましい。その他、無機系のクロメート以外の後処理も適用可能である。潤滑性を狙ってアルミナ、シリカ、MoS2 等を予め処理することも可能である。
【0046】
鋼管の製造にあたっては、通常は電縫溶接を用いるが、TIG、MIG、レーザー溶接、UOや鍛接等の溶接・造管手法等を用いることも出来る。例えば電縫溶接や溶接後のビード研削によって鋼管のシーム部近傍の亜鉛めっきが欠落し、地鉄が表面に出た場合には、溶射などの方法によって再度亜鉛めっきすることが望ましい。
これらの溶接鋼管製造に於いて溶接熱影響部は、必要とする特性に応じて局部的な均質熱処理を単独あるいは複合して、場合によっては複数回重ねて行っても良く、本発明の効果をさらに高める。この熱処理は溶接部と溶接熱影響部のみに付加することが目的であって、製造時にオンラインであるいはオフラインで施行できる。
【0047】
鋼管を縮径加工する前の加熱温度は重要である。すなわちこれを400℃以上850℃以下とする。加熱温度が400℃未満ではn値、r値などの加工性が著しく劣化するだけでなく、めっき層が剥離しやすくなる。一方、加熱温度が850℃超では亜鉛めっきが蒸発し、表面性状が劣化するので850℃を上限とする。より好ましくは550℃以上700℃以下である。
加熱の方法は特に問わない。すなわち、インダクションヒーターや電気炉等の炉加熱などで加熱すればよい。
【0048】
縮径の方法も重要である。すなわち、縮径率を10%以上となるように縮径する。縮径率が10%未満では良好な集合組織が十分に発達しない。好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上縮径する。縮径率の上限は特に定めることなく本発明の効果を得ることができるが、生産性の観点から、90%以下とすることが好ましい。なお縮径率は、{(縮径加工前の母管の直径−縮径完了後の鋼管の直径)/縮径加工前の母管の直径}}×100(%)で定義される。なお、鋼管の直径は鋼管の外形を測定する。
【0049】
縮径完了温度はα+γ域、α単相域、α+セメンタイト域、α+パーライト域のいずれかであることが望ましい。これは上記の縮径加工がα相に一定量以上加わることが良好な集合組織を得るために必要だからである。
また、縮径時に潤滑を施すことは成形性向上の点で望ましい。
縮径加工は、複数のロールを組み合わせて多段パスのラインを通板することによって行っても良いし、ダイスを用いて引き抜いて行っても良い。
【0050】
本発明に係る鋼管は、延性を確保するためフェライトを面積率で50%以上含有することが好ましいが、フェライト以外の金属組織として、パーライト、ベイナイト、マルテンサイト、オーステナイトおよび炭窒化物等の組織を含んでも良い。縮径加工後にオフラインで種々の熱処理を施し、組織制御を行っても構わない。
次に実施例で本発明をより詳細に説明する。
【0051】
【実施例】
(実施例1)
通常の熱延工程を経た、表1に示す鋼成分の酸洗済みの熱延鋼板(板厚2.0mmを材料として、溶融亜鉛めっきを行った。溶融亜鉛めっきは無酸化炉−還元炉タイプのラインを使用し、最高到達温度を800℃とした。めっき後ガスワイピング法でめっき付着量を両面で80g/m2 に調節し、500℃まで再加熱し、15s間保持した後、室温まで冷却した。この際のめっき浴組はZn−0.11%Alであった。めっき外観は不めっき等なく良好であった。
【0052】
このようにして製造した溶融亜鉛めっき鋼板を電縫溶接にて造管した。この亜鉛めっき電縫鋼管を種々の温度に加熱し、縮経加工を行った。得られた鋼管のZn−Fe被覆中のFe濃度、外観および機械的特性を表2に示す。表2中の「界面近傍の被覆中のFe濃度」とは、界面からZn−Fe被覆側の厚さ1μmの領域において測定した値である。なお、表中のrLとは管軸方向のr値を表している。なお、伸びが不十分な場合には、歪みゲージを用いて均一伸びの範囲内でr値を測定した。表1,2から明らかなように、適正な条件で縮経加工した場合には、表面性状が良好で加工性にも優れた鋼管を得ることができる。
【0053】
(実施例2)
実施例1の番号Cの熱延鋼板において、付着量を両面で60〜200g/m2 まで変化させた。ついでこれらを電縫溶接し、ビード切削部には溶射によって上記組成を有する亜鉛めっきを補った。これらの鋼管を大気雰囲気中で600℃に加熱し、縮経率40%とする縮経加工を行った。得られた鋼管のZn−Fe被覆中のFe濃度および外観品位を表3に示す。表3中の「界面近傍の被覆中のFe濃度」は、界面からZn−Fe系被覆側の厚さ1μmの領域において測定した値である。表3から明らかなように、亜鉛めっきの付着量を適正化することによって、縮経加工後にも良好な表面品位を保つことができる。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】
本発明は、加工性および耐食性に優れた鋼管および自動車部品を提供するものであり、ハイドロフォーム成形性に優れ、かつ自動車の軽量化を図ることができ、産業上の寄与は大きい。
Claims (16)
- 鋼管表面のZn−Fe系被覆と地鉄との界面からZn−Fe系被覆側の少なくとも厚さ1μmの領域において、Fe濃度が質量%で15〜50%であること、およびΓ相が存在することの、いずれか一方又は両方であることを特徴とする加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- Zn−Fe系被覆のFeの平均濃度が質量%で9〜50%であることを特徴とする請求項1記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- めっき付着量が両面で10〜120g/m2 であることを特徴とする請求項1または2記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- Zn−Fe系被覆中に、Cu,Mg,Mn,Nb,Ti,Cr,VおよびAlのうち、1種または2種以上を合計で0.001〜20質量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 質量%で、
C :0.0005〜0.70%、 Si:0.001〜2.5%、
Mn:0.01〜3.0%、 P :0.001〜0.2%、
S :0.05%以下、 N :0.01%以下
を含有し、残部が鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。 - 更に質量%で、Al:0.001〜2.5%を含有することを特徴とする請求項5記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 更に質量%で、Zr,MgおよびCeの1種または2種以上を合計で0.0001〜0.5%含有することを特徴とする請求項5または6記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 更に質量%で、Ti,VおよびNbの1種又は2種以上を合計で0.001〜0.5含有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 更に質量%で、B:0.0001〜0.01%を含有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 更に質量%で、Sn,Cr,Cu,Ni,Co,WおよびMoの1種又は2種以上を合計で0.001〜2.5%含有することを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 更に質量%で、Ca:0.0001〜0.01%を含有するむことを特徴とする請求項5〜10のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 該亜鉛系めっき鋼管の管軸方向のr値が1.2以上であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 鋼管1/2板厚における板面の{110}<110>〜 {332}<110>の方位群のX線ランダム強度比の平均が2.0以上であること、および鋼板1/2板厚における板面の{110}<110>のX線ランダム強度比が2.5以上であることの、いずれか一方又は両方であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の鋼管を加工して製造したことを特徴とする自動車部品。
- 表面に1〜200μmの塗膜を有することを特徴とする請求項14記載の自動車部品。
- 表面に亜鉛系被覆を有する鋼管を400℃以上850℃以下の温度範囲に加熱し、縮径率10〜90%となる加工を施すことを特徴とする加工性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼管の製造方法。
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