JP2004083432A - エラスターゼ阻害剤 - Google Patents

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市坪 達也
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Abstract

【課題】新規なエラスターゼ阻害剤を提供する。
【解決手段】グルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの塩に、エラスターゼ阻害作用を見出し、新規なエラスターゼ阻害剤として提供できる。本発明のエラスターゼ阻害剤は、皮膚の弾力性や柔軟性の低下を防ぎ、肌のハリを回復又は維持することができ若々しい肌を保つ効果を有する。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの塩を含有するエラスターゼ阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
エラスチンは、皮膚、血管壁、腱、軟骨などの伸展性に富む結合組織内に存在する弾性繊維状構造蛋白質であり、ペプチド鎖間に独特の架橋構造をもち弾力性と柔軟性を与えている。エラスチンは、エラスターゼにより分解される。エラスターゼは、エラスチンを特異的な基質とするプロテアーゼの一種で、エラスチンの新陳代謝に重要な役割を果たす。通常の生体内ではエラスターゼとエラスターゼ活性調節因子とが協同しあうことによって、エラスターゼ活性が恒常的に保持されている。しかし、エラスターゼ活性が亢進するとエラスチンを過剰に分解してしまうため、組織老化、更には疾患を悪化させる原因となる。
【0003】
これまでの研究により、ある種の疾患においてエラスターゼ活性の亢進が密接に関与していることがわかっている。そこで、亢進したエラスターゼ活性を抑制するエラスターゼ阻害剤の疾患治療剤としての有用性が、慢性関節リュウマチ、変形性関節症などの関節系疾患(日本薬理学会誌、99、93−107、1992)、全身性炎症反応症候群(医学のあゆみ4月別冊、104−107、1998)、動脈硬化等で報告されている。
【0004】
皮膚の自然老化や光老化の機序にもエラスターゼ関与している。紫外線曝露された皮膚では多形核白血球を含む炎症性細胞の湿潤、エラスチン繊維の部分的凝集、過剰に亢進されたエラスターゼによりエラスチン繊維の凝集が生じる(J. Soc. Cosmet.Chem.Japan、31(2)、p190−200、1997)等、老化とエラスターゼの関連が解明されつつある。そして、エラスターゼ阻害剤を用いた皮膚外用剤に、皮膚の弾力性や柔軟性を取り戻し、ハリを回復及び/又は維持し若々しい肌を保つ抗老化効果、抗シワ効果があることが報告されている。
【0005】
例えば、特開2000−319189号公報、特開平10−182414号公報、特許2769083号公報、特許2798573号、特許2969451号、特開平05−213991号公報、特開平07−316056号公報、特開平10−265359号公報、特開2000−247830号公報などが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、安全性が高い新規なエラスターゼ阻害剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討の結果、グルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの塩にエラスターゼ阻害作用があることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、グルコサミン、グルコサミンの誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有するエラスターゼ阻害剤に関する。また、本発明は、グルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を有効成分として含有してなるエラスターゼ阻害剤に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明におけるグルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの薬学的に許容される塩は、動物、植物、微生物菌体、培養液などから精製された天然品であることが好ましいが、公知の方法により化学合成により得た合成品を利用してもよく、市販品を利用してもよい。本発明において、グルコサミン誘導体としては、生体内に適用された後にグルコサミンに変化しうる化合物が好ましく、例えば、N−アセチルグルコサミンのような誘導体が例示できる。なお、グルコサミン誘導体は本発明の効果を奏するものである限り、特にこれらに限るものではない。
【0009】
本発明のグルコサミン、またはグルコサミン誘導体の塩としては、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される塩が使用できる。薬理学的又は生理学的に許容できる塩としては、例えば、有機酸塩(例えば、乳酸塩、酢酸塩、酪酸、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、トシル酸塩、パルミチン酸、ステアリン酸など)、無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩など)などが例示できる。好ましくは、塩酸グルコサミン、硫酸グルコサミンである。特に好ましくは塩酸グルコサミンである。
なお、これらのグルコサミン、その誘導体またはそれらの塩は、単独で又は二種以上組み合わせて使用してもよい。
【0010】
本発明のエラスターゼ阻害剤において、グルコサミン、グルコサミン誘導体またはその塩の使用量は、グルコサミンの種類、剤型等によっても異なるが、例えばヒトを含む哺乳動物に適用するエラスターゼ阻害剤とする場合、1日使用量が0.01〜3000mg、好ましくは0.1〜2000mg、特に好ましくは0.1〜2000mgを1回または2〜4回に分けて適用することができる。また、研究用試薬のようにヒトを含む哺乳動物に適用しないエラスターゼ阻害剤とする場合には、剤形等にあわせて適宜使用量を設定することができる。
【0011】
本発明のエラスターゼ阻害剤中への、グルコサミン、グルコサミン誘導体またはその塩の含有量は、グルコサミンの種類、剤型等によっても異なるが、通常0.001〜70.0重量%、好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.1〜10重量%の範囲を挙げることができる。
【0012】
本発明のエラスターゼ阻害剤は、本発明の効果を損なわない量的及び質的範囲内で、グルコサミン、グルコサミン誘導体またはその塩の他に通常使用される溶媒や基剤、各種添加剤(例えば界面活性剤、乳化剤、油分、安定化剤、増粘剤、防腐剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、分散剤、pH調整剤、保湿剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、キレート剤、アミノ酸類、香料等)などを配合することによって、錠剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、硬カプセル剤等の固形製剤の他、シロップ剤、軟カプセル剤等の液剤、軟膏剤、乳剤等の半固形剤などの製剤形態、化粧料であれば、例えばファンデーション、口紅、化粧水、美容液、乳液、クリーム、ローション、オイル、ジェル、パックなどの各種所望の形態に調製することができる。これらは通常用いられる添加物や溶媒等を用いて常法によって製造可能である。
【0013】
本発明のエラスターゼ阻害剤は、医薬品、医薬部外品、食品、化粧品等の各種分野において利用することができる。具体的には、ヒトをはじめとする哺乳動物においてエラスターゼ亢進に起因する疾患の治療剤、予防剤、またはエラスターゼ亢進に起因する生理状態のための研究試薬等として有用である。具体的には、慢性関節リュウマチ・変形性関節症などの関節疾患治療及び/又は予防剤、紫外線曝露や加齢によるシワやタルミの改善及び/又は予防のための抗老化又は抗シワ用皮膚外用剤、皮膚の弾力性や柔軟性を向上しハリを回復し維持する美肌用化粧料等が挙げられる。
【0014】
【発明の効果】
グルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの塩は、エラスターゼ活性の阻害作用を有する。そのため、皮膚老化現象である弾力性や柔軟性の低下を防止し、皮膚のハリを回復又は維持することができ肌の状態を若々しく保つことができる。また、シワやタルミの予防又は改善にも有用である。さらに、関節疾患等の各種疾患の治療などにも効果がある。
【0015】
【実施例】
以下に本発明を実施例及び試験例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例等に限定されるものではない。なお、下記の各処方において%とは、特に言及しない限り、重量(W/W)%を意味するものとする。
【0016】
実施例1〜4の調製
塩酸グルコサミンを滅菌精製水に濃度0.04、0.12、0.4および1.2(w/v)%となるように溶解し、得られた水溶液をそれぞれ実施例1〜4とした。
【0017】
試験例1 ヒト白血球由来エラスターゼ活性阻害試験
実施例1〜4を用いて、ヒト白血球由来エラスターゼ活性阻害率を試験した。反応用緩衝液は、0.2M Tris−HCl(pH=8.0)を用いた。エラスターゼ基質溶液は、合成基質であるN−サクシニル−アラニル−アラニル−アラニル−p−ニトロアニリド(BACHEM AG社製)をDMSOで50mMとなるように調製し、使用時に反応緩衝液で5mMに希釈して調製した。エラスターゼ酵素液は、ヒト白血球由来エラスターゼ(Elastin Products Co.,Inc.)をリン酸緩衝液で10μg/mlとなるように調製した。
96ウエルマイクロプレートの1ウエルに対して、エラスターゼ基質溶液 50μl(反応溶液中での最終濃度1.25mM)、エラスターゼ酵素液 100μl(反応溶液中での最終濃度5.0μg/ml)及び実施例1〜4を50μlを添加して37℃で1時間反応させた。対照としては、エラスターゼ基質溶液 50μl(反応溶液中での最終濃度1.25mM)、エラスターゼ酵素液 100μl(反応溶液中での最終濃度5.0μg/ml)及び精製水 100μl(比較例1)を添加したものも、同様に37℃で1時間反応させた。その後、実施例1〜4及び比較例1を添加した反応溶液の吸光度405nmを測定した。
エラスターゼ阻害率は、分解生成物であるp−ニトロアニリドの吸光度405nmをもちいて、以下のように求めた。即ち、実施例1〜4添加反応溶液の1時間後吸光度と比較例1添加反応溶液の1時間後吸光度の差を、比較例1添加反応溶液の1時間経過後吸光度で除してエラスターゼ阻害率(%)とした。結果は表1に示す。
【0018】
【表1】
Figure 2004083432
【0019】
表1に示す結果より、塩酸グルコサミンを含有する実施例1〜4において、濃度依存的にヒト白血球由来エラスターゼ活性を阻害することが確認された。
【0020】
試験例2 ヒト線維芽細胞由来エラスターゼ活性阻害試験
実施例3又は4を用いて、ヒト線維芽細胞由来のエラスターゼ活性阻害率を試験した。ヒト線維芽細胞(クラボウ)を牛胎児血清を10%含有するダルベッコ最小培地(DMEM)中に播種して、37℃・5%COインキュベーター内で培養した。培養用シャーレ(100mmディッシュ、コーニング)で培養後コンフルエントになった細胞を集め、緩衝液リン酸バッファー6mlに再懸濁し、超音波で破砕して粗酵素液を調製した。こうして得た粗酵素液100μlに、DMSOで50mMとなるように調製し、使用時に反応緩衝液(0.2M Tris− HCl(pH=8.0))で5mMに希釈して調製したエラスターゼ合成基質N−サクシニル−アラニル−アラニル−アラニル−p−ニトロアニリド(BACHEM AG社製)を50μl添加し、さらに実施例3又は4を50μl添加して、37℃で1時間反応させた。対照として、粗酵素液100μlに、DMSOで50mMとなるように調製し、使用時に反応緩衝液(0.2M Tris−HCl(pH=8.0))で5mMに希釈して調製したエラスターゼ合成基質N−サクシニル−アラニル−アラニル−アラニル−p−ニトロアニリド(BACHEM AG社製)を50μl及び精製水 50μl(比較例1)を添加したものも、同様に37℃で1時間反応させた。その後、実施例3又は4及び比較例1を添加した反応溶液の吸光度405nmを測定した。
エラスターゼ阻害率は、分解生成物であるp−ニトロアニリドの吸光度405nmをもちいて、以下のように求めた。即ち、実施例3又は4添加反応溶液の1時間後吸光度と比較例1添加反応溶液の1時間後吸光度の差を、比較例1添加反応溶液の1時間経過後吸光度で除してエラスターゼ阻害率(%)とした。結果は表2に示す。
【0021】
【表2】
Figure 2004083432
【0022】
表2に示す結果より、塩酸グルコサミンを含有する実施例3及び4は、濃度依存的に繊維芽細胞由来のエラスターゼ活性を阻害することが確認された。皮膚繊維芽細胞由来のエラスターゼに対して塩酸グルコサミンが高い阻害活性を有していることから、エラスチンの分解を抑制し、皮膚の老化現象である弾力性や柔軟性の低下を防止して、皮膚のハリを回復又は維持できることが示唆された。
【0023】
試験例3 紫外線照射ヒト線維芽細胞由来エラスターゼ活性阻害試験
実施例3又は4を用いて、紫外線(UVA および UVB)を照射したヒト線維芽細胞由来のエラスターゼ活性阻害率を試験した。ヒト線維芽細胞(クラボウ)を牛胎児血清を10%含有するダルベッコ最小培地(DMEM)中に播種して、37℃・5%COインキュベーター内で培養した。培養用シャーレ(100mmディッシュ、コーニング)に細胞を播種しサブコンフルエント状態になった時に紫外線UVA(40J/cm)およびUVB(40mJ/cm)を照射した。照射後24時間37℃・5%COインキュベーター内で培養した。24時間後、細胞を集め、緩衝液リン酸バッファー6mlに再懸濁し、超音波で破砕して粗酵素液を調製した。こうして得た粗酵素液100μlに、DMSOで50mMとなるように調製し、使用時に反応緩衝液(0.2M Tris−HCl(pH=8.0))で5mMに希釈して調製したエラスターゼ合成基質N−サクシニル−アラニル−アラニル−アラニル−p−ニトロアニリド(BACHEM AG社製)を50μl添加し、さらに実施例3又は4を50μl添加して、37℃で1時間反応させた。対照として、粗酵素液100μlに、DMSOで50mMとなるように調製し、使用時に反応緩衝液(0.2M Tris−HCl(pH=8.0))で5mMに希釈して調製したエラスターゼ合成基質N−サクシニル−アラニル−アラニル−アラニル−p−ニトロアニリド(BACHEM AG社製)を50μl及び精製水 50μl(比較例1)を添加したものも、同様に37℃で1時間反応させた。その後、実施例3又は4及び比較例1を添加した反応溶液の吸光度405nmを測定した。
分解生成物であるp−ニトロアニリドの吸光度405nmをもちいて、エラスターゼ阻害率は、以下のように求めた。即ち、実施例3又は4添加反応溶液の1時間後吸光度と比較例1添加反応溶液の1時間後吸光度の差を、比較例1添加反応溶液の1時間経過後吸光度で除してエラスターゼ阻害率(%)とした。結果は表3示す。
【0024】
【表3】
Figure 2004083432
【0025】
表3に示す結果より、塩酸グルコサミンを含有する実施例3及び4は、濃度依存的に紫外線照射された繊維芽細胞由来のエラスターゼ活性をも阻害することが確認された。塩酸グルコサミンのエラスターゼ阻害作用が、光老化による皮膚の老化現象に対して優れた予防及び/又は改善効果を有することが示唆された。
【0026】
試験例4 へアレスマウスを用いた抗しわ試験
試験例4−1
表4に示す実施例5〜7について、紫外線によるしわ発生に対する予防効果を塩酸グルコサミンの塗布試験により検討した。5週齡雄性へアレスマウスは8匹を1群とした4群に対し、3週間にわたり、第1週目に90mJ/cm、第2週目に120mJ/cm、第3週目に150mJ/cmのUVB紫外線を1週間あたり3回照射した。また紫外線を照射している3週間、各群のヘアレスマウスには、実施例5〜7又は比較例2の試験溶液を50μlずつ1日3回背中に塗布した。そして、第1回目の紫外線照射から24日後に、目視にてしわを7段階にスコア化(表5)し、シワ発生の予防効果を評価した。結果は表4に示す。
試験例4−2
表4に示す実施例8〜10について、紫外線によるしわ発生に対する予防効果を塩酸グルコサミンの経口投与により検討した。試験例4−1と同様に5週齡雄性へアレスマウスは8匹を1群とした4群に対し、3週間にわたりUVB紫外線を照射した。また、紫外線を照射している3週間の間、各群のヘアレスマウスには、実施例8〜10又は比較例2の試験溶液を300μlずつ1日3回経口投与し、実施例8では塩酸グルコサミンが500mg/kgw/day、実施例9では塩酸グルコサミンが1000mg/kgw/day、実施例10では塩酸グルコサミンが1500mg/kgw/dayとなるように投与した。そして、第1回目の紫外線照射から24日後に、目視にてしわを7段階にスコア化(表3)し、シワ発生の予防効果を評価した。結果は表5に示す。
【0027】
【表4】
Figure 2004083432
【0028】
【表5】
Figure 2004083432
【0029】
表4に示す結果より、塩酸グルコサミンを含有する実施例は、濃度依存的に紫外線曝露によるシワの予防効果があることが確認された。塩酸グルコサミンは、皮膚のシワの形成を抑制する優れた抗シワ効果があることがわかった。
【0030】
実施例11 美容用食品
下記の成分を混合し、打錠して錠剤(1錠500mg)を得た。
Figure 2004083432
【0031】
実施例12 抗老化用化粧品(乳液)
Figure 2004083432
合計              100%
【0032】
実施例3 抗老化用化粧品(美容液)
Figure 2004083432

Claims (1)

  1. グルコサミン、グルコサミン誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩の中から選ばれる少なくとも一種を含有するエラスターゼ阻害剤。
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