JP2004083256A - 表裏反転装置 - Google Patents

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鎌田 達也
Kohei Takahashi
高橋 幸平
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Abstract

【課題】紙葉類の幅に応じた確実な反転を可能にする表裏反転装置を提供する。
【解決手段】表裏反転装置は、搬送経路の途中に配置した繰り出し/繰り入れ手段11によって、紙葉類Rを、ガイド通路Sに沿わせながら繰り出した際に、紙葉類の前端を可変型スイッチバック部材Pに突き当てる。この突き当て状態を維持しつつ、繰り出し/繰り入れ手段11の回動に伴って紙葉類Rの後端が連れ回わされることになる。そして、紙葉類Rは、その後端側から搬送経路内に戻され、これによって、紙葉類Rの反転が完了する。このような一連の反転動作においては、ガイド通路S内で紙葉類Rの前端がスイッチバック部材Pに適切に突き当てられる必要があり、この突当て位置は、紙葉類Rの幅毎に異なる。そこで、スイッチバック部材Pによる紙葉類Rの突き当て位置を変化させることにより、紙葉類Rの幅に応じた確実な反転を可能にする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類(紙幣、有価証券又はカード等)の表面と裏面とを反転させるために利用する表裏反転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術として、特開平6−329321号公報がある。この公報に記載された表裏反転装置は、搬送経路から紙葉類を一旦外部に排出させ、この紙葉類を反転プール内に収容させた後、ローラの繰り出し動作によって、紙葉類を、再度搬送経路内に戻すように構成されている。すなわち、この表裏反転装置は、反転プール内で紙葉類を一旦ストックさせた後に、ストックした紙葉類を下から一枚ずつ搬送経路内に戻しながら表裏を反転させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の表裏反転装置は、日本の紙幣や規格化されたカード類のように、搬送方向において同一幅に形成した紙葉類しか連続的に反転させることができない。すなわち、従来の表裏反転装置では、限られた種類の紙葉類しか反転させることができず、例えば、諸外国にように、一国の中に大小様々な紙幣が存在する場合には、従来の表裏反転装置を利用し難いといった問題点があった。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、特に、紙葉類の幅に応じた確実な反転を可能にする表裏反転装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表裏反転装置は、搬送経路上を搬送する紙葉類の表裏を反転させるための表裏反転装置において、搬送経路の途中に配置して、紙葉類の全体を繰り出すと共に、繰り出された紙葉類を導き入れるように回動する繰り出し/繰り入れ手段と、繰り出し/繰り入れ手段に対向して配置させると共に、繰り出し/繰り入れ手段から繰り出された紙葉類を案内するガイド通路と、搬送経路から繰り出された紙葉類の前端がガイド通路内で当接するようガイド通路を塞ぐと共に、ガイド通路内において紙葉類の前端が当接する位置が変化する可変型スイッチバック部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】
この表裏反転装置は、搬送経路の途中に配置した繰り出し/繰り入れ手段によって、紙葉類を、ガイド通路に沿わせながら繰り出した際に、紙葉類の前端を可変型スイッチバック部材に突き当てる。この突き当て状態を維持しつつ、繰り出し/繰り入れ手段の回動に伴って紙葉類の後端が連れ回わされることになる。そして、紙葉類は、その後端側から搬送経路内に戻され、これによって、紙葉類の反転が完了する。このような一連の反転動作においては、ガイド通路内で紙葉類の前端がスイッチバック部材に適切に突き当てられる必要があり、この突当て位置は、紙葉類の幅毎に異なる。そこで、スイッチバック部材による紙葉類の突き当て位置を変化させることによって、紙葉類の幅に応じた確実な反転が可能になる。
【0007】
また、可変型スイッチバック部材は、回動板の周面において複数の異なる紙葉類当接面を有すると好適である。このような構成を採用した場合、回転板の正転又は逆転により、ガイド通路内における異なる位置に紙葉類当接面を素早く出現させることができ、紙葉類を確実且つ高速に反転させることができる。
【0008】
また、可変型スイッチバック部材は、ガイド通路に沿って延在する回転軸に設けられた複数の紙葉類当接片を有し、個々の紙葉類当接片は、所定の位相ズレ角度をもって回転軸の軸線方向に段状に設けられていると好適である。このような構成を採用した場合、回転軸の正転又は逆転により、ガイド通路内における異なる位置に紙葉類当接片を素早く出現させることができ、紙葉類を確実且つ高速に反転させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る表裏反転装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、紙葉類の表裏反転装置1は、2枚の側板1a,1b間において、紙葉類(例えば、紙幣やカード類)Rが所定の速度で流動する搬送経路を有している。側板1a,1b間には、上下方向に延在するガイド通路として利用される共通通路Sが設けられている。この共通通路Sは、所定の間隔をもって離間させるように配置させて、2枚の側板1a,1bとで両側を挟み込み固定させた第1のガイド板3と第2のガイド板4で形成される。そして、この共通通路(ガイド通路)Sの上下端は開放され、共通通路Sの下端には、反転予定の紙葉類Rを搬送させるために下側で延在する第1の搬送通路6の出口6b側が連結され、共通通路Sの上端には、非反転予定の紙葉類Rを搬送させるために上側で延在する第2の搬送通路7の出口7b側が連結される。さらに、共通通路Sの下端には、第1の搬送通路6の延長上に位置する合流通路8の入口8a側が連結されている。
【0011】
この第1の搬送通路6と合流通路8は、共通通路Sの下方で水平方向に延在してモータMの駆動力によって回転する下側無端ベルト9と、複数の案内ローラ10との協働によって形成される。そして、共通通路Sの下部には繰り出し/繰り入れ手段11が配置されている。この繰り出し/繰り入れ手段11は、共通通路Sの下端側に位置して、紙葉類Rの全体を第1の搬送通路6から共通通路S内に排出させると共に、共通通路S内の紙葉類Rを合流通路8内に導き入れるよう動作する。
【0012】
例えば、この繰り出し/繰り入れ手段11は、第1のガイド板3と第2のガイド板4との間に位置すると共に、下側無端ベルト9が架け渡されて一方向に回動する送りローラ12と、この送りローラ12の紙葉類搬入側で下側無端ベルト9を介して送りローラ12に押し当てられた繰り出しローラ13と、この送りローラ12の紙葉類搬出側で下側無端ベルト9を介して送りローラ12に押し当てられた繰り入れローラ14と構成されている。そして、繰り出しローラ13は、送りローラ12を介して第1の搬送通路6の一部を構成し、繰り入れローラ14は、送りローラ12を介して合流通路8の一部を構成する。
【0013】
よって、第1の搬送通路6の入口6aから矢印A方向に送り込まれた反転予定の紙葉類Rは、送りローラ12と繰り出しローラ13との協働により、その全体が第1の搬送通路6から共通通路S内に排出される。その後、共通通路S内に繰り出された紙葉類Rの前端は、後述する反転手段としての可変型スイッチバック部材Pに突き当てられる。そして、この突き当て状態を維持しつつ、送りローラ12の回動に伴って紙葉類Rの後端が連れ回され、送りローラ12と繰り入れローラ14との協働により、紙葉類Rは合流通路8に送り込まれ、出口8bから矢印C方向に排出させることで一連の反転動作が完了する。
【0014】
これに対し、非反転予定の紙葉類Rを搬送させるための第2の搬送通路7は、共通通路Sの上方で水平方向に延在してモータMの駆動力によって回転する上側無端ベルト16と案内ベルト17との協働によって形成される。そして、第2の搬送通路7の入口7aから矢印B方向に送り込まれた非反転予定の紙葉類Rは、上側無端ベルト16と案内ベルト17との協働により、その全体が第2の搬送通路7から共通通路S内に排出される。その後、共通通路S内に送り込まれた紙葉類Rの前端は、送りローラ12の回動に伴って連れ回され、送りローラ12と繰り入れローラ14との協働により、紙葉類Rは合流通路8に送り込まれ、出口8bから矢印C方向に排出させることで一連の非反転動作が完了する。
【0015】
このように、表裏反転装置1においては、反転予定の紙葉類Rと非反転予定の紙葉類Rとが通る共通通路Sを有し、この共通通路Sは、二つの入口(第1及び第2の搬送通路6,7の出口)6b,7bと一つの出口(合流通路8の入口)8aを備えている。すなわち、共通通路Sの下端を第1の搬送通路6の出口6b側に連通させ、共通通路Sの上端を第2の搬送通路7の出口7b側に連通させ、共通通路Sの下端を合流通路8に連通させる。そして、この表裏反転装置1は、上述した搬送経路に基づいて後述の反転手段(スイッチバック部材)Pを備える。このように、共通通路Sの直後に合流通路8を設けることができるので、紙葉類Rを次の処理工程に送り込むタイミングの遅延をもたらすことなく、その結果として、反転処理能力の向上が図られることになる。
【0016】
更に、前述した一連の反転動作においては、共通通路(ガイド通路)S内で紙葉類Rの前端がスイッチバック部材Pに適切に突き当てられ、一連の非反転動作においては、共通通路Sを開放する必要があり、この突当て位置を、紙葉類Rの幅毎に異ならせる必要がある。そこで、突き当て位置が変化する可変型のスイッチバック部材Pを採用する。このスイッチバック部材Pは、ガイド板3,4の延在方向に対して直交し且つガイド板3に沿って横に並べるようにして、少なくとも2個並設させ、これによって、紙葉類Rの前端の確実な突き当てを達成している。
【0017】
このスイッチバック部材Pは、図1及び図2に示すように、共通通路Sの上部に配置されると共に、モータ19によって所定角度を回動する回転板20を有している。そして、この回転板20の周面には、回転中心23からの距離が異なる5つの紙葉類当接面20a〜20eが形成されている。更に、反転手段としてのスイッチバック部材Pは、第1の搬送通路6から排出させた反転予定の紙葉類Rの前端が共通通路S内で各紙葉類当接面20a〜20eに当接するよう共通通路Sを塞ぐ閉位置(図4〜図9参照)と、第2の搬送通路7から排出させた非反転予定の紙葉類Rが共通通路S内で合流通路8に向けて流動するよう共通通路Sを開く開位置(図2参照)との間をモータ19によって所定角度を回動する。
【0018】
この回転板20に設けられた5つの紙葉類当接面20a〜20eのうち、第1の紙葉類当接面20aは、図3及び図4に示すように、回転中心23からの距離が最も遠くなるように形成され、これによって、共通通路Sを最も短くすることができ、最も幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。また、第1の紙葉類当接面20aに隣接する第2の紙葉類当接面20bは、図5に示すように、回転中心23からの距離が2番目に遠くなるように形成され、これによって、共通通路Sを2番目に短くすることができ、2番目に幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。
【0019】
また、第2の紙葉類当接面20bに隣接する第3の紙葉類当接面20cは、図6に示すように、回転中心23からの距離が3番目に遠くなるように形成され、これによって、共通通路Sを3番目に短くすることができ、3番目に幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。更に、第3の紙葉類当接面20cに隣接する第4の紙葉類当接面20dは、図7に示すように、回転中心23からの距離が4番目に遠くなるように形成され、これによって、共通通路Sを4番目に短くすることができ、4番目に幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。そして、第1の紙葉類当接面20aに隣接し且つ第2の紙葉類当接面20bの反対側に位置する第5の紙葉類当接面20eは、図8及び図9に示すように、回転中心23からの距離が最も近くなるように形成され、これによって、共通通路Sを最も長くすることができ、最も幅の大きな紙葉類Rの反転に対応させている。
【0020】
このように、回転板20のステップ回動によって、5サイズの紙葉類Rに対応させることができる。なお、紙葉類当接面20a〜20eの配列順序は、前述したものに限定されず、例えば、使用頻度の高いもの同士を隣接させるように、紙葉類当接面20a〜20eを並び変えたものであってもよい。そして、軽量化を可能にする回転板20の採用によって、共通通路S内における異なる位置に、各紙葉類当接面20a〜20eを素早く出現させることができ、紙葉類Rを確実且つ高速に反転させる。なお、前述したものは5段階の紙葉類当接面20a〜20eであるが、曲率半径の異なる連続した面として紙葉類当接面を形成させてもよい。更に、この回転板20は、モータ19の駆動によって、ガイド板3より内側に入り込むよう退避させ得る(図2参照)。これによって、共通通路Sが開放され、共通通路S内で紙葉類Rを合流通路8に向けて流動させることができる。
【0021】
更に、この表裏反転装置1は、紙葉類Rの非反転時において、共通通路S内に突出して非反転予定の紙葉類Rを強制的に合流通路8に送り込む前進位置(図10参照)と、紙葉類Rの反転時において共通通路Sから退避する後退位置(図1参照)との間を揺動する上下一対の強制送りローラ29を備えている。各強制送りローラ29は、支持板24に回動自在に軸支されると共に、支持板24の端部に設けられた揺動レバー26の揺動によって、ガイド板4のスリット4aから出入りする。そして、この揺動レバー26は、図示しないモータやソレノイドなどの駆動源に連結されている。
【0022】
また、各強制送りローラ29は、素早い応答を可能にするため、常時回転し続けており、上側無端ベルト16の一部のローラに対し、一点鎖線で示すギア列27を介して連結している。更に、よって、各強制送りローラ29は、図10に示すように、ガイド板3に軸支した案内フリーローラ28との協働によって、紙葉類Rを素早く且つ確実に合流通路内に送り込むことができる。他方、反転予定の紙葉類Rが、第1の搬送通路6を通って共通通路S内に送り込まれたとき、強制送りローラ29を退避させて(図1参照)、共通通路S内で紙葉類Rを確実に反転動作させる。
【0023】
なお、紙葉類Rは、その反転の要否が判別された状態及び紙葉類Rの幅を検出した状態で、前述した第1の搬送通路6と第2の搬送通路7内に入ってくる。また、図示しない幅検知手段の検出結果に基づいて、モータ19を駆動させ、紙葉類Rの幅に応じた位置に各紙葉類当接面20a〜20eを共通通路S内に出現させる。また、符号30は、第1の搬送通路6内を流動する紙葉類Rの到来センサであり、符号31は、第2の搬送通路7内を流動する紙葉類Rの到来センサであり、各到来センサ30,31に同期させるようにモータ19は始動する。
【0024】
本発明に係る表裏反転装置1は前述した実施形態に限定されるものではない。
【0025】
図11〜図13に示すように、他のスイッチバック部材Kは、ガイド板3,4の延在方向に対して直交し且つガイド板3に沿って横に並べるようにして、2個並設され、これによって、紙葉類Rの前端の確実な突き当てを達成している。第1のガイド板3の外方に配置させたスイッチバック部材Kは、共通通路(ガイド通路)Sに沿って延在する回転軸35を有し、この回転軸35は、ガイド板3に固定したコ字状の軸受フレーム34によって両端が軸支され、共通通路Sと同じ方向に延在する。
【0026】
更に、回転軸35には、枝状の4枚の紙葉類当接片36a〜36dが設けられている。そして、放射状に配列した個々の紙葉類当接片36a〜36dは、回転軸35に対して所定の位相ズレ角度(例えば、72度)をもって回転軸35の軸線方向に10mm間隔で段状に固定される。更に、この回転軸35の下端にはギア部37が設けられ、このギア部37は、歯車列40を介してステップモータ41のギア部41aに連結されている。
【0027】
そして、反転手段としてのスイッチバック部材Kは、第1の搬送通路6から排出させた反転予定の紙葉類Rの前端が共通通路S内で各紙葉類当接片36a〜36dに当接するよう共通通路Sを塞ぐ閉位置(図12〜図19参照)と、第2の搬送通路7から排出させた非反転予定の紙葉類Rが共通通路S内で合流通路8に向けて流動するよう共通通路Sを開く開位置(図20,21参照)との間をステップモータ39によって正逆転する。また、ガイド板3には、各紙葉類当接片36a〜36dを共通通路S内に突出させるためのスリット孔37a〜37dが設けられている。また、ガイド板4には、紙葉類Rの前端の当接を確実ならしめるために、各紙葉類当接片36a〜36dの先端が差し込まれる切り込み部38a〜38dが設けられている。
【0028】
ここで、回転軸35に設けられた紙葉類当接片36a〜36dのうち、最下段の第1の紙葉類当接片36aは、図12及び図13に示すように、共通通路Sを最も短くすることができ、最も幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。また、第1の紙葉類当接片36aの上方に位置する第2の紙葉類当接片36bは、図14,15に示すように、共通通路Sを2番目に短くすることができ、2番目に幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。
【0029】
また、第2の紙葉類当接片36bの上方に位置する第3の紙葉類当接片36cは、図16,17に示すように、共通通路Sを3番目に短くすることができ、3番目に幅の小さな紙葉類Rの反転に対応させている。更に、第3の紙葉類当接片36cの上方に位置する最上段の第4の紙葉類当接片36dは、図18,19に示すように、共通通路Sを最も長くすることができ、最も幅の大きな紙葉類Rの反転に対応させている。
【0030】
このように、回転軸35のステップ回転によって、4サイズの紙葉類Rに対応させることができる。しかも、このスイッチバック部材Kは、軽量化を可能にする形状を有しているので、共通通路S内における異なる位置に、各紙葉類当接片36a〜36dを素早く出現させることができ、紙葉類Rを確実且つ高速に反転させることができる。なお、前述したものは4段階の紙葉類当接片36a〜36eであるが、スイッチバック部材Kを交換することで、その段数は、適宜変更することができる。
【0031】
更に、図20,21に示すように、回転軸35のステップ回転によって、全ての紙葉類当接片36a〜36dがガイド板3より内側に入り込むように退避させることができる。これによって、共通通路Sが開放され、図示しない各強制送りローラと案内ローラとの協働によって、紙葉類Rを素早く且つ確実に合流通路8に向けて流動させることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明による表裏反転装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、搬送経路上を搬送する紙葉類の表裏を反転させるための表裏反転装置において、搬送経路の途中に配置して、紙葉類の全体を繰り出すと共に、繰り出された紙葉類を導き入れるように回動する繰り出し/繰り入れ手段と、繰り出し/繰り入れ手段に対向して配置させると共に、繰り出し/繰り入れ手段から繰り出された紙葉類を案内するガイド通路と、搬送経路から繰り出された紙葉類の前端がガイド通路内で当接するようガイド通路を塞ぐと共に、ガイド通路内において紙葉類の前端が当接する位置が変化する可変型スイッチバック部材とを備えたことにより、紙葉類の幅に応じた確実な反転を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表裏反転装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】共通通路の開放時における可変型スイッチバック部材を示す拡大図である。
【図3】表裏反転装置において共通通路の閉鎖状態の第1段階を示す断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】共通通路の閉鎖状態の第2段階を示す要部拡大図である。
【図6】共通通路の閉鎖状態の第3段階を示す要部拡大図である。
【図7】共通通路の閉鎖状態の第4段階を示す要部拡大図である。
【図8】表裏反転装置において共通通路の閉鎖状態の第5段階を示す断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】強制送りローラが共通通路内に露出した状態を示す断面図である。
【図11】他の可変型スイッチバック部材を示す斜視図である。
【図12】共通通路の閉鎖状態の第1段階を示す平面図である。
【図13】共通通路の閉鎖状態の第1段階を示す正面図である。
【図14】共通通路の閉鎖状態の第2段階を示す平面図である。
【図15】共通通路の閉鎖状態の第2段階を示す正面図である。
【図16】共通通路の閉鎖状態の第3段階を示す平面図である。
【図17】共通通路の閉鎖状態の第3段階を示す正面図である。
【図18】共通通路の閉鎖状態の第4段階を示す平面図である。
【図19】共通通路の閉鎖状態の第4段階を示す正面図である。
【図20】共通通路の開放状態を示す平面図である。
【図21】共通通路の開放状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1…表裏反転装置、6…第1の搬送通路、6a…第1の入口、6b…第1の搬送通路の出口、7…第2の搬送通路、7a…第2の入口、7b…第2の搬送通路の出口、8…合流通路、11…繰り出し/繰り入れ手段、20…回転板、20a〜20e…紙葉類当接面、29…強制送りローラ、35…回転軸、36a〜36d…紙葉類当接片、S…共通通路(ガイド通路)、R…紙葉類、P,K…可変型スイッチバック部材(反転手段)。

Claims (3)

  1. 搬送経路上を搬送する紙葉類の表裏を反転させるための表裏反転装置において、
    前記搬送経路の途中に配置して、前記紙葉類の全体を繰り出すと共に、繰り出された前記紙葉類を導き入れるように回動する繰り出し/繰り入れ手段と、
    前記繰り出し/繰り入れ手段に対向して配置させると共に、前記繰り出し/繰り入れ手段から繰り出された前記紙葉類を案内するガイド通路と、
    前記搬送経路から繰り出された前記紙葉類の前端が前記ガイド通路内で当接するよう前記ガイド通路を塞ぐと共に、前記ガイド通路内において前記紙葉類の前端が当接する位置が変化する可変型スイッチバック部材とを備えたことを特徴とする表裏反転装置。
  2. 前記可変型スイッチバック部材は、回動板の周面において複数の異なる紙葉類当接面を有することを特徴とする請求項1記載の表裏反転装置。
  3. 前記可変型スイッチバック部材は、前記ガイド通路に沿って延在する回転軸に設けられた複数の紙葉類当接片を有し、個々の前記紙葉類当接片は、所定の位相ズレ角度をもって前記回転軸の軸線方向に段状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の表裏反転装置。
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