JP2004082797A - 車両のドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の側面衝突時に、ドアに入力した衝撃荷重を車体骨格部に効率的に伝達する車両のドア構造の提供を図る。
【解決手段】ドアの下端部に連続した閉断面部を車両前後方向に設けた車両のドア構造であって、閉断面部11,42は、ドア10,40の前後に配設された車体側のフロントピラー及びセンターピラーにそれぞれ対向するドア前部から後部に至るまで形成されている。閉断面部11は、第1のドアアウターパネル15の下端部に、ドア内方に凹陥した凹部17を設け、凹部17の開口を第2のドアアウターパネル16で閉塞して形成することができる。また、ドアアウターパネル41の下端部をドア内方に屈曲させ、その屈曲した先端部を更にドア外方に折り返して、閉断面部42をドアアウターパネル41に一体成形しても良い。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアの下端部に閉断面部を設けることによって、ドアの剛性を向上させた車両のドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のドアには、特開2000−127763公報に記載されているように、その剛性を向上させるためにインパクトビームが取り付けられたものがある。このインパクトビームは、ドアアウターパネルの裏面側に車両前後方向に沿って固定されており、車両が側面衝突を受けた場合にドア形状を保持することを目的としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インパクトビームでは、側面衝突時に側方からドアに入力した衝撃荷重を局部的に受けるのみであるため、衝撃荷重をピラー部材等の車体骨格部にまで効率的に伝達することが困難であるという課題があった。
【0004】
そこで、本発明は、車両が側面衝突を受けた場合に、ドアに入力した衝撃荷重を車体骨格部に効率的に分散して伝達させることができる車両のドア構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ドアの下端部に閉断面部を車両前後方向に連続して形成した車両のドア構造であって、前記閉断面部を、ドアの前後に配設した車体側のピラー部材にそれぞれ対応するドアの前部及び後部を橋渡すように形成している。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、車両が側面衝突を受けてドアに衝撃荷重が入力した場合に、この衝撃荷重を車体骨格部、例えばフロントピラーやセンターピラーに効率的に分散させながら伝達することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。なお、以下の説明において、前方とは車両前方を、後方とは車両後方を、前後方向とは車両前後方向を意味し、また、左右とは車両幅方向を、ドア外方とは車両幅方向の外側方向を、ドア内方とは車両幅方向の内側方向を意味するものとする。
【0008】
図1〜図6は、本発明に係る車両のドア構造の第1実施形態を示し、図1は第1実施形態についてのドア構造を採用した車両用ドアの側面図、図2は図1のA−A線による断面図、図3は図2のD部を拡大した断面図、図4は図1のB−B線による拡大断面図、図5は図1のC−C線による拡大断面図、図6は第1実施形態のドアの分解斜視図である。
【0009】
本実施形態では、図1と図2に示すように、ドア10の下端部に閉断面部11を設けている。この閉断面部11は、前後方向に沿って、ドア10の前部から後部に亘って連続して形成されており、閉断面部11の前端12は図示しない車体側のフロントピラーに、後端13は図示しないセンターピラーに対向して配置されている。また、ドア10を構成するドアアウターパネル14は、第1のドアアウターパネル15と第2のドアアウターパネル16から構成されており、閉断面部11は、第1のドアアウターパネル15の下端部を屈曲させたコ字状断面の凹部17と、該凹部17の開口を閉塞する第2のドアアウターパネル16によって画成されている。前記凹部17は、左右方向に延びる上面18と、該上面18のドア内方側の端部から下方に屈曲して延びる側面19と、該側面19の下端部からドア外方に延びる底面20とを備えている。また、底面20の外方側の端部21は下方に屈曲し、後述する第2のドアアウターパネル16の下端部をヘミング加工することによって固定されている。
【0010】
また、図2に示すように、閉断面部11の上方における第1のドアアウターパネル15の裏面側には、車両前後方向に沿ってインパクトビーム22が取り付けられている。該インパクトビーム22は、円筒のパイプ状に形成されており、第1のドアアウアターパネル15の高さ方向の中央部近傍に配設されている。さらに、閉断面部11の下方には、シルアウターパネル23とシルインナーパネル24とから構成されたサイドシル25が配設されている。
【0011】
一方、図3に示すように、凹部17の開口を閉塞する第2のドアアウターパネル16の上端部26は、内方に屈曲しており、前記凹部17の開口縁の上端に固定されている。この開口縁の上部は、段部27に形成されており、該段部27内に第2のドアアウターパネル16の上端部26をはめ込んで固定している。この固定方法は、図3に示すようなレーザー溶接などの接合工法を好適に用いることができる。なお、28はレーザー溶接部を示す。
【0012】
凹部17を形成する第1のドアアウターパネル15は、図4と図5に示すように、ボルト29とウェルドナット30でドアインナーパネル31に締結されている。第1のドアアウターパネル15及びドアインナーパネル31の双方には、両パネル15,31を貫通するボルト孔32,33が穿設されている。第1のドアアウターパネル15におけるボルト孔32の周囲のドア外方側の面には、ウェルドナット30が溶接されている。このウェルドナット30に、ドア内方側からボルト29を締結することによって、第1のドアアウターパネル15の凹部17をドアインナーパネル31に固定している。
【0013】
以上の構成を有するドア10を組み付ける手順を、図6を用いて説明する。
【0014】
まず、ウェルドナット30を第1のドアアウターパネル15の凹部側面19におけるボルト孔32の周辺部に溶接すると共に、インパクトビーム22を第1のドアアウターパネル15の裏面側に取り付ける。
【0015】
次いで、第1のドアアウターパネル15をドアインナーパネル31にボルト29とウェルドナット30を介して仮組み付けし、第2のドアアウターパネル16で凹部17の開口を閉塞する。この状態で、第1のドアアウターパネル15の外周縁34と第2のドアアウターパネル16の外周縁35をドアインナーパネル31の外周縁31aにヘミング加工することによって、第1及び第2のドアアウターパネル15,16をドアインナーパネル31に組み付ける。
【0016】
こののち、第2のドアアウターパネル16の上端縁36と第1のドアアウターパネル15の凹部開口縁37との境界部分にレーザー溶接等を施すことによって、第1及び第2のドアアウターパネル15,16の接合を行う。
【0017】
本実施形態によれば、閉断面部11の前端12を車体側のフロントピラーのドア外方側に対向して配置し、後端13をセンターピラーのドア外方側に対向して配置しているため、側面衝突時にドア10に衝撃荷重が入力された場合、閉断面部11に入力した衝撃荷重は、前記フロントピラーとセンターピラーとに分散して伝達される。
【0018】
また、閉断面部11は、ドア10の下端部の前端12から後端13まで連続して形成されているため、ドア10の下端部が補強されるとともに、ドア10全体の剛性も向上する。
【0019】
さらに、本実施形態によれば、第1のドアアウターパネル15と第2のドアアウターパネル16とを別部材とすることができるため、両パネル15,16の材質や板厚を変えることができる。例えば、第1のドアアウターパネル15に通常用いられている軟鋼板を用い、第2のドアアウターパネル16に高張力鋼板を用いることによって、強度は高いが成形性の困難な高張力鋼板をドアアウターパネルに採用することができる。なお、第1のドアアウターパネル15を薄くし、第2のドアアウターパネル16を厚くすることによって、剛性が特に必要なドア10の下端部の剛性を効率的に高めることができる。
【0020】
そして、第1及び第2のドアアウターパネル15,16の接合にレーザー溶接工法を用いることにより、溶接後の後処理を施さなくても、両パネル15,16の接合部が目立たずにパネル外観が良好となる。
【0021】
なお、第1のドアアウターパネル15の凹部17を構成する側面19がドアインナーパネル31に当接して取り付けられているため、側面衝突時にドアアウターパネル14に入力した荷重をドアインナーパネル31に効率的に伝達することができる。これによって、ドア10の剛性を向上させることができる。
【0022】
次いで、図7と図8を用いて、第2の実施形態についてのドア構造を説明する。
【0023】
図7は第2実施形態についてのドア構造を有するドアの断面図、図8は図7のドアアウターパネルを内方から見た裏面側の斜視図である。
【0024】
第2実施形態のドア構造は、図7と図8に示すように、ドア40を構成するドアアウターパネル41の下端部を屈曲させることによって、閉断面部42をドアアウターパネル41に一体成形している。
【0025】
この閉断面部42は、下端側に配置される底面43と、該底面43のドア内方側の端部から上方に屈曲して延びる側面44と、該側面44の上端からドア外方に屈曲して延びる上面45とから構成されている。また、前記底面43と側面44は、ドアインナーパネル46に当接した状態で配設されており、閉断面部42の上方には、ドアアウターパネル41の裏面側に、円筒状のインパクトビーム49が取り付けられている。さらに、閉断面部42の下方には、該閉断面部42に対向してサイドシル50が配設されている。なお、図8に示すように、閉断面部42を画成する側面44の前端部と後端部には、それぞれボルト孔47,48が穿設されている。
【0026】
本実施形態によれば、閉断面部42を画成する凹部をドアアウターパネル41に一体に形成しているため、前述した第1実施形態のように、第1及び第2のドアアウターパネル15,16同士を接合する手間が不要であり、パネル外観も良好になる。
【0027】
以上述べたように、本発明に係る車両のドア構造を、第1及び第2実施形態に例をとって説明したが、これらの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の実施形態を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態についてのドア構造を採用した車両用ドアの側面図である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】図2のD部を拡大した断面図である。
【図4】図1のB−B線による拡大断面図である。
【図5】図1のC−C線による拡大断面図である。
【図6】第1実施形態のドアの分解斜視図である。
【図7】第2実施形態についてのドア構造を示すドアの断面図である。
【図8】第2実施形態についてのドア構造を採用したドアアウターパネルをドア内方側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10,40 ドア
11,42 閉断面部
15 第1のドアアウターパネル
16 第2のドアアウターパネル
17 凹部
40 ドアアウターパネル

Claims (3)

  1. ドアの下端部に車両前後方向に沿って閉断面部を設けた車両のドア構造であって、前記閉断面部を、ドアの前後にそれぞれ配設された車体側のピラー部材に対向するドア前部と後部に跨って形成したことを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記ドアを構成する第1のドアアウターパネルの下端部に、ドア内方に凹陥した凹部を設け、該凹部の開口を第2のドアアウターパネルで閉塞することによって、前記閉断面部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記ドアを構成するドアアウターパネルの下端部をドア内方に折り曲げ、この折り曲げたドアアウターパネルの先端部を更にドア外方に折り返すことによって、前記閉断面部をドアアウターパネルに一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
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